藤岡陽子のレビュー一覧

  • きのうのオレンジ

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    じんわりと心が動いていくような小説だった。周りの人たちに支えられながら遼賀が闘病していく様子は自分の人生を振り返ってまた生きていく時にあたたかいエールを送ってくれるような気がした。

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    2025年10月12日
  • 森にあかりが灯るとき

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    介護現場で働いてるからこそ、共感できる部分も多く、問題は山積みで、諦めている部分が私はあったけど、変える努力も大切だと思った作品。

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    2025年10月11日
  • 金の角持つ子どもたち

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    ネタバレ

    人は挑むことで自分を変えることができる。

    じわっと目が熱くなった。突然サッカーを辞めて中学受験をしたいと言い出した俊介に父も母も戸惑う。最難関を目指すと言い出した俊介の夢とは——。

    きょうだい児は我慢したり聞き分けがよかったりするとはいうが、俊介の背負うものは大きかった。でも頑張れるならいいのかもしれない。俊介によかったのは、母も一緒に挑んでくれたこと。夫を説得し、義母に逆らい、新たな夢を見つけた。そして塾の加地先生がよかった。信念を持って挑み続けている人。勉強しなくていい人なんていないのだ。後悔をそのままにしない加地先生。

    中学受験の経験者としては、加地先生が美乃里にした頼みごとが心に

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    2025年10月10日
  • 金の角持つ子どもたち

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    よかった。
    勉強とは、知らないことを知る嬉しさを知ること、問題を解く力をつけること。テスト問題ではなく生きる上での問題も含めて。そして明日を生きる力を身につけること。
    Pアカに通う子どもは意識ある子どもたちで、塾講師たちはそんな子どもたちを相手にできるからだとしても、勉強を教えられるのは今は学校ではなく塾なのかもしれないと思った。
    先生たちにとって、今の学校は窮屈な場所のような気がする。

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    2025年10月09日
  • いつまでも白い羽根

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    ネタバレ

    木崎瑠美
    大学受験に失敗し、看護学校に進学する。看護師になりたいという願望は特にない。卒業式では卒業生を代表で答辞を読んだ。

    平野亜矢
    二年の夏まで一緒にアーチェリー部に所属していた。

    山田千夏
    瑠美と同じ看護学校の同級生。瑠美と同じ班。父は自衛官。父と三歳下の妹と三人で暮らしている。看護記録の訂正を先生に言われたが拒否し、看護学校を退学する。

    佐伯典子
    瑠美と同じ看護学校の同級生。瑠美と同じ班。三十代半ば。離婚して看護学校を退学し、旧姓の須賀典子で出直す。

    遠野藤香
    瑠美と同じ看護学校の同級生。瑠美と同じ班。人を圧するほどの美貌。ひとつ違いの妹が十二歳の時に手術ミスで死んだ。病院側を

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    2025年10月06日
  • 満天のゴール

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    終末期医療、地域医療というテーマで死生観について考えさせられる物語でした。
    なんかイマイチ話に入っていけなかった自分がいますが、涼介の父親と愛人がクズ過ぎて、この二人の登場がコレっきりなのもしっくりこない。
    続編があるみたいだから、なんかこれから関わってくるのかな。
    私にとっての満天のゴールってどんなゴールだろうって考えさせられる物語でした。

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    2025年10月05日
  • 手のひらの音符

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    出会いは鮮明に覚えているのに、別れはいつの間にかで後から気付く。
    人と会ってその時が最後なんて考えもしない。
    世の中はそんな別れが多くて、むしろお互い最後だとわかる別れはほんのひと握りだと感じた。
    最後がいつ来るかわからないからこそ、人との出会いや家族、友人を大切にしたいと思った。

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    2025年10月05日
  • メイド・イン京都

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    京都を舞台にした読み応えのある一冊。
    主人公の美咲が服作りに没頭するところは、私もハンドメイドするのが好きなのでとても共感できた。
    人生色々。上手くいくことばかりじゃない。でも必ず前向きになれるのが藤岡陽子さんらしい。

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    2025年09月30日
  • わたしの名店

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    総勢28名による「名店」にまつわるエッセイ集。1編が短くて、するすると読めた。
    宇垣美里さんの文章を初めて読みましたが、リズム感が良くて好きかも。
    美村さんの文で「人の感情を再現する役者の仕事柄か、…お客様の表情を拝見すると、そこが美味しいかどうか大体推し量ることができる。…お客様から安心感と笑顔が溢れている店は、ほぼ間違いない。」というのは面白いなと思った。
    28名がそれぞれの視点から語るのを読むうちに、周りの人にも、名店とそのエピソードを聞いてみたくなる1冊でした!

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    2025年09月28日
  • 海とジイ

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    美しい夕日に彩られた浜辺に座ったジイ。隣には何かを指差す少年。思わず波の音が聞こえてくる感じがする素敵な装画です。

    この本は三話のオムニバスでした。三人のジイ(おじいさん)の大切な人へのメッセージが書かれていました。

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    【海神 わだつみ】
    いじめで不登校になった優生は、母親と妹と共に、瀬戸内海の塩飽諸島に住む曾祖父の清じいを訪ねます。大歓迎され、父親の子どもの頃の話などをしてもらいます。実は病で体力の限界だった清じい。その清じいの気持ちは、しっかりと優生に届いていました。30ページの

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    2025年09月24日
  • 森にあかりが灯るとき

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    『森にあかりが灯るとき』
    介護をテーマにした藤岡陽子さんの小説。藤岡さんの魅力は読後感のよさ。でも、そこに登場する人物はリアルだ。医療現場も報道現場もそしてこの介護施設現場も。
    お笑い芸人を挫折し、特別養護老人ホームで働く星矢の眼を通して、介護施設の人間模様が描かれる。星矢自身も、努力が報われない現場に心が折れかかっている。介護のプロなのだから100点でなければいけない、24時間ミスなく過ごさなければとみんな疲弊している。
    長年介護の現場で奮闘している介護士と施設担当医師葉山。そして思ったことをストレートに話す星矢が延命治療をめぐって対立する場面は重く迫る。

    『命は大切と言いますが、
    それは

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    2025年09月24日
  • わたしの名店

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    美味しそうだし 雰囲気が素敵なお店ばかりでぜーんぶ行ってみたくなった。
    こんなに素敵なお店を見つけた方たちの生活も素敵!

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    2025年09月23日
  • 森にあかりが灯るとき

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    溝内星矢は島田太尊とお笑いコンビを組んでいたが、売れることなく、30歳前に諦めて事務所をやめ、大学で学んだ介護職についた。勤務する「森あかり」はユニット型特別養護老人ホーム。全て個室。夜勤では1人20室担当する。初めての独り立ち夜勤の時、呼吸のためのチューブが切られるという事件起こり、施設長から犯人と疑われる。それ以外にも心折れるような事が続く。星矢は辛いことあっても、基本的に介護の仕事を嫌いだとはおもっていない。なのに、辞めたくなるような、今の介護の現場を取り巻く状況が森あかりの入居者や職員の目線から明かされていく。
    普通なら暗くて読みたくなくなるようなテーマなのに、重い気持ちに陥りすぎるこ

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    2025年09月22日
  • リラの花咲くけものみち

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    章ごとにサクサクと話が進んでいくので、それがいいような、合間にどうなっていたのかが気になるような、、、
    さとりが多くの支えに出会えてよかった!!

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    2025年09月19日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    『満天のゴール』の続編です。充実した読書時間がもてた一冊でした。

    小説の前半は、京都で看護師として働く奈緒と高校生になった息子の涼介、奈緒の父親の耕平の3人の暮らしに起きた変化が描かれていました。まるでドラマを見ているかのような展開でした。『満天のゴール』のときに幼かった涼介がたくましく優しい高校生に成長していました。頑張っている母親を見て育ったこと、祖父や三上先生の優しいフォローのなかで育ったことが、涼介の成長に大きな力を与えたことが伝わってきました。

    後半は新天地、東京に舞台が変わります。
    三上先生と奈緒は緩和ケア病棟での勤務、涼介は医学部を目指しての受験勉強の日々。

    緩和病棟の患者

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    2025年09月19日
  • 森にあかりが灯るとき

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    「いい話」は嘘くさくて鼻白らむことが多い。自分のリアルに近い話は特に。
    その点、藤岡さんの作品は「いい話」だけど嘘っぱちがなくて私の心にストレートに響く。
    著者が医療の現場に身を置いているからこそのホンモノは、登場人物たちに「本当の言葉」を吐き出させる。そして描き方もとても丁寧で優しい。
    いつも読後に「私に良い読書時間をありがとう」と言いたくなるんだよなぁ

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    2025年09月17日
  • リラの花咲くけものみち

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    なかなか読み応えがありました

    聡里が獣医学部で成長するお話。
    獣医さんになるのって人間のお医者さんも大変だけれどもっと大変そう 
    言葉は通じないし体も大きい動物は力もないと対処できない
    実習のくだりはお魚もまともにおろせない自分にはなかなかキツい描写もあった

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    2025年09月16日
  • リラの花咲くけものみち

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    ネタバレ

    全然悪い話じゃないんだけど...このサイズと厚みの本に求めるのは少女漫画じゃないんだな〜。登場人物の若者全員のファンタジーが過ぎるなと感じてしまった...
    あと最後のエピソードいらん

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    2025年09月11日
  • トライアウト

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    題名から 泣ける野球の話し と想像し、また、別の作品の[リラの花咲くけものみち]がとても良かったので、どんな作品かとても楽しみにしてました。
    野球で泣く準備をしてたので、ちょっと想像と違いました。(私の勝手な期待ですが。。)

    でも藤岡さんらしい人の葛藤や困難を乗り越えて成長する様がいいですね。

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    2025年09月11日
  • リラの花咲くけものみち

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    感想
    引き篭もり少女が獣医師として自分の道を切り拓く物語。

    最後のおばあちゃんのくだりは不要だったのでは?


    あらすじ
    聡里は小学生の頃に母親を亡くし、後妻から育児放棄され、中学の終わりまで引き篭もりで家で過ごす。その後、祖母に引き取られ、猛勉強の末、北海道の北農大学の獣医学部に入学する。

    人見知りの聡里は、柴犬を救ったことで知り合いが増えて、徐々に大学に馴染んでいく。聡里は同じ部屋の綾華と夏期に牧場に実習に行くことにする。その際に先輩の夏菜の牧場の馬の出産に立ち会う。しかし、お産は上手くいかず死産になる。死んだ仔馬を切り刻む獣医を見て、獣医師になる決意がゆらぐ。

    死産にショックを受け

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    2025年09月10日