藤岡陽子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日赤から戦地へ派遣された従軍看護婦の物語。
看護婦目線で戦争について少し知ることができたように思います。
終戦間近のフィリピン。
様々な地域で負傷兵の救護活動(包帯の洗濯、隔離病棟での世話、死んだ兵士の遺品整理、防空壕へ患者の移送、食料探しなど)している姿に心が痛くなりました。
生きている時代が違うだけで、なぜここまで苦しまないといけないんだ、何のために戦っているのか、国のために?ふざけんな…静かな怒りみたいな感情が溢れてきました。亡くなった兵士や看護婦さん達、その家族に想像を絶する悲しみや辛さを負わせてまで国が得たかったものは何なんだろうか。。 -
Posted by ブクログ
海と様々なお爺さんを軸として、次の世代への紡ぎをテーマにした3編の短編集。
どの短編も良かったですが、個人的には海神がシンプルながらもグッときて好きです。
以下、読んでて、気に入った言葉。
◾︎海神
p27強くなりたいと願った時に、人はもう強うなってるもんじゃ。
◾︎夕凪
p66年を取ることに対する先生の考え。
心に関していえば二つほどいいところもあります。
ひとつは、これから先どのように生きようかと言う悩みが少なくなるということ。これは単に選択肢が少なくなるからだと思いますがね。もう一つは大切なものが年々減ってくることによって、大切にするものへの比重が増すということ。
◾︎波光 -
Posted by ブクログ
地震で意識を失い、気づいたら終戦間近のマニラにいた紗穂。そこで従軍看護婦の雪野サエになっていたというタイムスリップ作品
看護師さん目線の戦争のお話で涙が出てしまう場面もありました。国のために生きるのが当たり前で「自決なんて絶対にしません。命が尽きる最期まで、自分の命を守りますよ。敵が目前に迫っているのなら降伏します。捕虜になってでも生き延びて、日本に帰るんです。…誰がはじめたかわからない、誰のためなのかもわからない、こんな戦争なんかで死にたくないんです」と主張する紗穂が変わり者の時代。
最後の現代に戻ってきたところはあっけなかったなっ思いましたが、中学生くらいの子に読んで欲しい本です。