藤岡陽子のレビュー一覧
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すごくおもしろかった。
新しい命の「むかえびと」である助産師さんたちの物語。出産の大変さ、新しい命の尊さ、ミステリー要素まで組み込まれている。
『金の角持つ子どもたち』以来の藤岡さん作品。
現役看護師さんなの知らなかった。
専門用語がたくさん出てくるけど、難しさをなるべく感じさせないようにするところが藤岡さんの力なんだと思う。
院長と院長息子はほんとうに許せないけど、イメージ的にはこういう院長っていそうだよな、、。ここまで師長共々ひどいのは不安すぎる。
ひどい話があるから、妊婦さんにはあまりおすすめできないけど、老若男女問わず読んでほしい作品。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読み終わってから、みなさんのレビューをみて『満天のゴール』の続編と知った。
知らずにこちらから読んでも堪能できた。
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藤岡陽子さんのテーマはあまりにも身近すぎて、ママ友さんの話を聞いているような既視感をおぼえる。
主人公の川岸奈緒は、シングルマザー、連絡を絶っていた実父を頼り実家へ出戻り子育てや生活を助けてもらいつつ、看護師をして暮らす。
シングルマザー、子どもの受験、遺産相続、看取りなど、誰にでも起こりうる切実な問題をかかえながらも毎日を生きる。
奈緒は看護師だが一人の人間で、強気なところもあればときに身勝手なふるまいに思えるような態度もする。いかにも人間らしさが出ている。
そ -
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出だしから介護の現場の大変さが描かれており、
3Kどころか、倍の6Kくらいの過酷さに
ちょっとしんどい展開になるのかな、と
重たい気分になったけど、
読むうちにこの世界に引き込まれて、
介護する側、される側、両方に感情移入し、
胸を詰まらせながらの読書となった。
フィクションとはいえ、
ここに描かれる内容はほぼ日常で起こっていること。
年老いて、自分で自分の面倒が見れなくなった時の身の振り方は、ちゃんと考えておかないと。
意思表示ができるうちに紙に書いておくぞ、と決意。
介護の未来はどうなっていくんだろう?
わたしはロボットにお世話してもらうの、いやじゃないかも。
負担の大きい部分は
この -
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介護にあたる介護士、介護される方に光をあてた作品であり、重いテーマの中でも温かい読後感で終われたのがよい。先日、おばを亡くしたばかりで延命措置についても真剣に考えるきっかけになった。
P99…溝内がいう、人生は上書きの連続であると。昨日、嫌なことがあっても今日、いいことがあれば人生は良いものだと思える。
P108…働いている自分たちが楽しくなければ、介護される利用者も不幸だと。大切なことは介護士達の環境を改善すること。
P270…福見さんは、なんのために働いているのか。
この本は、介護に携わる方の現実を語ってくれていると同時に、続けている方たちは最後の砦としてふんばっていることがよくわかる -
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続編のようですが、前作を知らずに読みましたがそれでも十分心に響く良作でした。引き込まれてあっという間に読みました。がなかなかのボリュームです。
京都編と東京編とそれだけで一冊の小説になる内容。
涼介くん(息子)と三上先生がとにかく優しくて泣けるし、お父さんの耕一さんも愛ある素敵な方。
シングルマザーでがんばる奈緒さんは、少しいっぱいいっぱいで涼介くんに無理をさせてたと思うのでそこは胸が痛かったです。
東京編は緩和ケアの話が胸に沁みた。10歳の娘を残して逝く宮城さん、とても切なかったです。しかし30歳まで読める手紙はとてもあたたかかった。死を頑張ったゴールとして優しく迎えるのいいな。河野先生もこ -
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中学受験をするために塾に通う子どもの話か、それならあまりそそられないなと最初は思ったのだが、読み進めていくうちに、とんでもなく深くて広くてあったかくて心の奥深くまで浸透してくる物語だった。
藤岡陽子さんは何を題材にしてもすごいレベルで読ませてくれる。
俊介は12歳にして、親にも言えないものを心に抱えていて、自分を許せないから、生き方を変えたいから難関中学の受験をしたいと塾の講師の加地にだけ打ち明ける。
俊介が葛藤しながら成長していく姿は、もはや12歳には見えず、こんな子たちが日本を背負って立ってくれたら、まだまだ日本もまんざらではないなと思った。
三章は加地先生の視点で描かれているが、加地