藤岡陽子のレビュー一覧

  • 青のナースシューズ

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    看護師を目指す男子学生の成道。
    事故で歩けなくなった弟の面倒をみながら、看護大学の実習などに奮闘する。
    看護学校のプログラムの大変さを実感する。
    実習で巡り会った患者さん達との心の通い合いなど、ぐっとくる場面が多かった。

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    2026年08月08日
  • 海とジイ

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    ジイから言わせれば、まだ若い!と言われそうだが、だんだん自分がどう生きてどう終わるかみたいなことを、漠然と考えだしたところ。様々な経験をしたジイが話す力は計り知れない。恩着せがましいところが一切ないところが、自然と聞く耳をもたせるのかもしれない。

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    2026年08月04日
  • きのうのオレンジ

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    まだ30代、これからっていう時にがん宣告。人並みに頑張ってきて特にこれと言って得意なことがあるわけでもないけど、ただ平凡に普通の暮らしをしてただけなのに、なんで僕んだろうって絶望するシーンが辛すぎた。登山で遭難したことで、懸命に生きることを再び思い起こして、恭平や泉と共に必死に生き抜く遼賀の姿に感動した。
    そして遼賀の人を思いやる優しさ、最後までずっと自分より他人を大切にできる心に愛を感じてじんときた。

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    2026年08月03日
  • 青のナースシューズ

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    涙無しでは読めないので注意です。
    人は頑張った分だけ強くなれる、と作中で何度か出てきて、主人公も周りの友人たちもそれぞれ頑張って少しずつ強くなって行くという内容はもちろん理解でき、感動的でした。でも、私はヤングケアラーなど、子供が子供としていられる大切な時期を親によって奪われる話がどうも許せなく、今回は特に親の身勝手さが露骨過ぎてそれが気になりすぎて読後感が悪かった。

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    2026年08月02日
  • リラの花咲くけものみち

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    ◼️ 藤岡陽子「リラの花咲くけものみち」

    ドラマシーズン2あるそうで嬉しい。獣医を目指す女性・聡里の北海道での奮闘・成長。

    藤岡陽子氏は「手のひらの音符」が少しチクチクする感触だったのでやや暗い物語を書く人なのかも、というイメージがあった。ドラマを先に観て、SNSのやりとりでお互い「ドラマを観て椋鳩十「大造じいさんとガン」という作品が残雪という登場人物の名前の由来になっているから読んでみた、という話で盛り上がり、原作もぜひ読んで、と薦められていた。帯でドラマのシーズン2があると知り、楽しみにしている。

    岸本聡里は小学生の頃実の母親を亡くし、継母が愛犬を嫌い処分するのを恐れて不登校に。15

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    2026年07月30日
  • きのうのオレンジ

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    遼賀と恭平は15歳の時に遭難し、死を意識する
    そして33歳になった遼賀 病に倒れながらも、生きること 生き切ることを決意する
    死に向き合い自分は自分らしく生きたと受け入れていく また、家族や友人、自分と繋がっている人と共に
    … 誰でも生まれて、生を終えていく 遼賀のように自分の生き方を肯定できるだろうか
    本音は、治験の医師の説明は残念 本来の目的は治療じゃなくても、目の前の患者には効果の効果を期待する意味があることをはなしてほしかったし、遼賀にはもっとモッも生きて欲しかった  今おなじように病と戦っている人に希望を与えて欲しかった  わたしにとっては辛い結果だった

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    2026年07月29日
  • 青のナースシューズ

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    藤岡陽子さんの新刊を楽しみにしていたのだけれど…
    ナースの物語というところで躊躇してしまった。

    ブク友さん達のレビューを拝見して、どうやら男子ヤングケアラーの学生の話らしいと知りようやく手に。

    やはり、自分の現在と過去を思いっきりなぞられる予感は的中。
    実習中の様子や、実習をしながら母の闘病を支えていた頃のこと、現在の学生への向き合い方…
    すべてが思い出されて、つらかったことや悲しかったこと、今の自分自身の在り方への悩みなど、怒涛のように押し寄せてきて、ずっと泣きながらの読書でした。

    成道君ほどの辛さではないものの、自分のつらさを藤岡さんに文章にしていただいたよう。
    共感してもらったとい

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    2026年07月28日
  • 晴れたらいいね

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    敗戦前の占領地の悲惨な状況が、読前の印象を裏切るぐらい至極具体に描かれていたと感じた。主人公の明るさといかなる状況でも自分を通すところも共感。戦争文学としてもいい本だと思った。

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    2026年07月28日
  • きのうのオレンジ

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    33歳の遼賀は胃がんの告知を受け絶望する。
    病院で偶然会った看護師の矢田泉、弟の恭平、故郷の母と祖母に支えられ、闘病生活が始まる。
    自分の余命をどう過ごすか、やり残したと思うことは何か、誰に何を伝えたいか、遼賀と一緒に考えさせられる物語だった。

    12歳の時に父親と兄弟で登った冬山で、遼賀は父に買ってもらったオレンジ色の登山靴を履いていた。
    故郷の風景が夕日にに染まる様もオレンジだった。
    オレンジ色って温かさや希望を感じさせる。

    矢田さんが最後に、遼賀と自分が再会した意味ってなんだろうと悶々とする。
    きっとお互いにとって出会いそばにいることが必要だったんだよと私なら言うかな。
    生まれ変わった

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    2026年07月23日
  • いつまでも白い羽根

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    この方の描くお話は、どの作品も必ず自分の心の深いところに刺さる言葉がある。
    また違う作品を手に取りたいと思わせてくれる作家さんです。

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    2026年07月21日
  • わたしの名店

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    作者名のラインナップの、朝井リョウ目当てで手に取った。安定の、早稲田学生ライフの片鱗が伝わるクオリティ。
    でもどの文章も、地方民の自分が読んで「あー、観光目的じゃなくこの本に出てくる料理目的でそのお店行ってみたい!」と思える店+料理紹介で、軽い気持ちで手に取って想像以上の満足度が味わえる一冊だった。

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    2026年07月19日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    看護師として働きながら小説も執筆
    流石に詳しい
    医療小説は、死と隣り合わせの為人が亡くなるシーンが有り
    その人の人生を考えると泣けてしまう。
    シングルマザーの看護師が一人息子を抱えながら緩和ケア病棟で賢明に働く姿は共感出来る。
    息子が医療の世界を目指すのも必然だと思う。
    本当に駄目な人間も登場してくるが、素直に怒りを表現するのは清々しい。医師、親等周りの人間への感謝がある人には幸せになって欲しい。

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    2026年07月18日
  • おしょりん

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    辛抱強い根性のある人たちだなーと。
    末吉の女が初めて眼鏡をかけた時のシーン、自分が初めてコンタクトをつけたときと通ずるものがあってこんなに世界はクリアなんだと思ったからめっちゃわかるなー

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    2026年07月12日
  • 手のひらの音符

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    人が誰かを思いやる気持ちを、それぞれの性格が表れた行動として描いているところがとても良かった。同じように相手を大切に思っていても、寄り添い方や支え方は一人ひとり違う。その違いが、説明ではなく、何気ない振る舞いや言葉、長く残る物を通して自然に伝わってくる。登場人物たちはそれぞれ異なる事情や不器用さを抱えながらも、自分なりの方法で誰かを守ろうとする。その優しさが押しつけがましくなく、一つ一つの場面に温かさを残していた。読み終えたあとにも、人を思う気持ちの形が静かに心に残る、とても良い物語だった。

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    2026年07月12日
  • 金の角持つ子どもたち

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    ネタバレ

    最終章は涙なしでは読めませんでした。電車の中で読んでいなくて良かった、と思ったくらい、読み進めていくうちに泣いてしまっていました。急に小学校6年生の春にサッカー辞めて中学受験をしたい、と言い出した俊介を、わたしも読みながら、最初は俊介のお父さんと同じように思っていました。どうせ飽きたらやめるんだろうなぁ、と。でも、いつになっても投げ出すことなく、寝る間も惜しんで勉強している姿にいつの間にか俊介を応援している自分がいました。なので結果は残念だったけど、努力を一回経験した子は、この先の人生でどんな局面に立たされても諦めることはないのだろうな、きっとこの先の俊介の人生は素敵に輝くのだろうな、と思いま

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    2026年07月11日
  • 海とジイ

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    自分に残せるものは何か。
    決して物ではなく自分が生きてきた様だったり、これからを生きゆく者に託す希望だったり。
    よくある病気を抱えた人から託されるものではなく、人生を歩んできた日常の中にいる、ひとりのじいさんからだ。
    ゆったりと流れる島の時間と海の生活が共にあるおかげで、読んでる側もゆったりとできる小説。
    人生100年。そこまで行けるかはわからないけど、自分が残したいと思えるものは何なのか。
    それはその時にならないとわからないが、今を生きる上で無限ではない有限の時間を大切にしたいと思った。

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    2026年07月07日
  • 青のナースシューズ

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    ネタバレ

     途切れることなく何度も何度も泣きました。 藤岡陽子さんの文章は、素直で真っ直ぐで大好きです。 読み終えたわたしも、心素直にスッキリとしていました。
     心に刺さる言葉がいっぱい‼︎
    『人は頑張ったぶんだけ強くなると思ってる』
    『岡崎くんもフル充電せずに、八十パーセントで頑張って』
    『看護師の資質として欠かせないもの。それはイマジネーション、想像力です』

    『青は、空と海の色だ。自然界に最初からある、自由な色だよ』・・・題名の『青のナースシューズ』の意味と感動のラスト‼︎
     生きる勇気をもらえる物語でした、ありがとうございました。

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    2026年07月05日
  • 青のナースシューズ

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    ​過酷な学びに挑む学生たちのリアルな葛藤や揺れ動く心情が瑞々しくて、気づけば何度も涙を流してしまうほど面白かった。命の重みや死生観に真っ直ぐ向き合う展開には引き込まれたし、今の自分が抱える悩みに対して答えをもらえたような救いもあって、今後の支えになりそうな大切な一冊になった。ただ、家族や青春など複数の重厚なテーマが盛り込まれている分、どうしても終盤の展開が駆け足過ぎたのだけは惜しい。あれだけ感情移入できたからこそ、もっとじっくりと物語の余韻に浸りたかったなと思う。

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    2026年07月04日
  • きのうのオレンジ

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     限られた時間の中で紡がれる、いのちの尊さと絆を辿る物語。自分の大切な人たちを想うことの愛おしさや、生きる意味を深く問いかけてくる。

     心の繋がりの深さは一緒にいる時間の長さだけではないし、大切に感じられる瞬間は今だけとは限らないんだよなぁ。

    「一日生きることは、一日を丁寧に積み重ねることなんだよ。」人はみんな必ず死ぬときがくる。不可避だからこそしっかり生きたいと感じた。

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    2026年07月04日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    「満天のゴール」から7年後を丁寧に描いた続編
    読めて良かった
    そしてやっぱり元夫がクズ過ぎ&息子が良い子過ぎて涙・涙
    泣きのデトックス完了です

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    2026年07月04日