藤岡陽子のレビュー一覧

  • 海とジイ

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    自分に残せるものは何か。
    決して物ではなく自分が生きてきた様だったり、これからを生きゆく者に託す希望だったり。
    よくある病気を抱えた人から託されるものではなく、人生を歩んできた日常の中にいる、ひとりのじいさんからだ。
    ゆったりと流れる島の時間と海の生活が共にあるおかげで、読んでる側もゆったりとできる小説。
    人生100年。そこまで行けるかはわからないけど、自分が残したいと思えるものは何なのか。
    それはその時にならないとわからないが、今を生きる上で無限ではない有限の時間を大切にしたいと思った。

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    2026年07月07日
  • 青のナースシューズ

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    ネタバレ

     途切れることなく何度も何度も泣きました。 藤岡陽子さんの文章は、素直で真っ直ぐで大好きです。 読み終えたわたしも、心素直にスッキリとしていました。
     心に刺さる言葉がいっぱい‼︎
    『人は頑張ったぶんだけ強くなると思ってる』
    『岡崎くんもフル充電せずに、八十パーセントで頑張って』
    『看護師の資質として欠かせないもの。それはイマジネーション、想像力です』

    『青は、空と海の色だ。自然界に最初からある、自由な色だよ』・・・題名の『青のナースシューズ』の意味と感動のラスト‼︎
     生きる勇気をもらえる物語でした、ありがとうございました。

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    2026年07月05日
  • 青のナースシューズ

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    ​過酷な学びに挑む学生たちのリアルな葛藤や揺れ動く心情が瑞々しくて、気づけば何度も涙を流してしまうほど面白かった。命の重みや死生観に真っ直ぐ向き合う展開には引き込まれたし、今の自分が抱える悩みに対して答えをもらえたような救いもあって、今後の支えになりそうな大切な一冊になった。ただ、家族や青春など複数の重厚なテーマが盛り込まれている分、どうしても終盤の展開が駆け足過ぎたのだけは惜しい。あれだけ感情移入できたからこそ、もっとじっくりと物語の余韻に浸りたかったなと思う。

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    2026年07月04日
  • きのうのオレンジ

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     限られた時間の中で紡がれる、いのちの尊さと絆を辿る物語。自分の大切な人たちを想うことの愛おしさや、生きる意味を深く問いかけてくる。

     心の繋がりの深さは一緒にいる時間の長さだけではないし、大切に感じられる瞬間は今だけとは限らないんだよなぁ。

    「一日生きることは、一日を丁寧に積み重ねることなんだよ。」人はみんな必ず死ぬときがくる。不可避だからこそしっかり生きたいと感じた。

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    2026年07月04日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    「満天のゴール」から7年後を丁寧に描いた続編
    読めて良かった
    そしてやっぱり元夫がクズ過ぎ&息子が良い子過ぎて涙・涙
    泣きのデトックス完了です

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    2026年07月04日
  • 春の星を一緒に

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    最近読んでた中で1番、心がスッキリした。登場人物一人一人が頑張ってて、しかも背伸びした感じでもなく、とても親近感を覚える。春の星を一緒にのタイトルも関係あった。

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    2026年07月03日
  • 海とジイ

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    瀬戸内の小さな島々を舞台に、3人の「ジイ」と若者たちの交流を描いた物語です。
    それぞれの短編が独立しながらも巧みに繋がっており、登場人物たちの人生が交差する構成は、面白さにより深みを与えている印象でした。
    特に、島の厳しい自然環境や、限られた人間関係の中で生きる人々の姿がリアルに描かれていたので、自分にはない生活を擬似体験するような気持ちで読みました。
    全体を通して、海の持つ多様な表情と人間模様が巧みに織り交ぜられ、心に残る作品でした。
    読むタイミングによって、各話の感じ方が変わるのも魅力的でした。

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    2026年07月03日
  • 金の角持つ子どもたち

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    中学受験に臨む小6生。
    それも最難関校。
    中学受験を決めたのが遅かったので追いつくのは並大抵ではない。
    それを見守る親や塾の先生、そして本人のやる気が熱い。
    結果が伴えば万々歳だが、そうとは限らない。
    最高に頑張った!そんな思いは財産になるよね。

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    2026年07月03日
  • むかえびと

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    ネタバレ

    変わらず、藤岡さんの「生と向き合う人」の描き方が素敵だなと思った。
    俊高さんのキャラクターが最後まで掴めなかったのが残念。。表面上だけではなく、理央が惹かれるなにかがあったんだろうなあ。

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    2026年07月01日
  • 青のナースシューズ

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    たくさんの人のやさしさや生命の誕生。
    所々で、涙してしまいました。

    一番思ったのは、世の中には様々な事情や病気を抱えながら生きてる人がたくさんいるんだなということ。もっと広い視野を持たなきゃいけないなと改めて思いました。

    作品中で、帝王切開や低体温療法などの医療的な知識を知れて面白かったです。



    成道くん。
    青は空と海の色。自然界に最初からある自由な色。
    西田さんがくれた青のナースシューズを履いて、これから素晴らしい看護師になって下さい。
    大学の玄関前にあるオリーブの木がずっとあなたを見守ってくれることでしょう。

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    2026年06月30日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    奈緒が緩和ケア病棟ナースということもあり、人が亡くなるシーンがとても丁寧。最初は父耕平。最期の言葉がこの本を象徴づける。
    次は宮城さん。同い年の女性が娘を懸命に守り抜き元旦に旅立つ。
    最後は寺内さん。スカイブルーのノートに唯一描かれた似顔絵が目に浮かぶ。
    家族の愛を多面的に表現し、ハッピーエンドで締めくくる。

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    2026年06月28日
  • 青のナースシューズ

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    ヤングケアラーとか、一人ひとりの特性に応じてちゃんとみることとか、色々考えさせられた。話自体はとても読みやすく、誰にでもオススメできる。
    主にバスで読んでいたので、要所要所泣かされて困った笑

    p.104 職業の中には、良心を持たない人間が就いてはいけないものがある

    p.124 自分自身を無価値だと感じてしまう苦しみ

    p.130 思いを言葉にするにも経験が必要

    p.164 この人にとっての正解はなにかと常に思いを巡らせられる人だけが、良い看護師になる

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    2026年06月23日
  • 金の角持つ子どもたち

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    2026/6/21

    中学受験がテーマの作品。
    中学受験に挑む息子、その母親、塾の講師の目線で語られる。

    おもしろかったなー!
    一生懸命に頑張る主人公の俊介を純粋に応援したし、私はやっぱり、母親にもとても感情移入して読んだ。
    息子の受験のためにやむを得ず始めた仕事。
    そこで彼女自身も、目標を持って頑張ろうとしている姿にグッときた。

    頑張っているのは俊介だけではなく、母・友人・塾講師、もちろん父親や妹も。
    一生懸命になれる人はとても魅力的だし、眩しい。
    がんばっていれば、きっと何かを掴むことはできる。
    思い描いたものとは違ったとしても。
    そんな力を信じさせてくれた、作品だった。

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    2026年06月24日
  • 満天のゴール

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    ネタバレ

    「リラの花咲くけものみち」に続き二作目
    読みやすい文体と場面描写、登場人物の機微表現がすっと入ってきてとても良かった
    元夫のクズっぷりと良い子過ぎる10歳の息子とのギャップが泣ける
    私の「おもり」は何だろうなぁ〜
    「人と人が関わり続ける限り、相手を想う気持ちが生まれる」
    本当にそうだと想う
    7年後を描いた続編も早く読みたい

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    2026年06月22日
  • 満天のゴール

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    海とジイに続いて二冊目の藤岡陽子さん。だけど、こちらの方が先に書かれてたようでして、しかも初版から9年たってました。
     間違いでなければ、以前に産経新聞に短い小説が連載されてたように思います。本当に毒気のない清々とした文章を書かれる方で、少し食傷気味になったりするのですが、読み終えたときの清涼感。心が洗われて身体細胞の隅々が消毒されたようなすがすがしさを感じます。
     誰かを救い、全力で生きた先にある死は栄光のゴールでもあり、その死から始まるまた新しいなにかがある。そう信じていれば、死は恐れるものでもなく、誰もが目指していくものなのだと教えてくれる。
     舞台が丹後半島というのもうれしかったけど、

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    2026年06月20日
  • 森にあかりが灯るとき

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    藤岡陽子作品の5冊目読破。丁寧な現場取材をされたのか実体験がおありか。現実感のあるストーリーと人物描写は卓越している。
    22年前(2002年)→本編(2024年)→5年後(2029年)と時系列で展開される。限られた人数の登場人物だが、介護士、看護師、医師の立場を明確にしつつ、その背景にある生い立ちや家族友人との関係性を会話から表現する。
    自分が30歳前後だった頃、母との当時やいまの記憶、これからに想いを巡らせる。同い年の作品は同級生と雑談を続けているような心地よさで読める。

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    2026年06月20日
  • 青のナースシューズ

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    夢や目標に向かって努力する人たちの姿は輝いていた。
    まっすぐな彼らは、理不尽や試練が訪れようと、それを糧にして立派な看護師になっているだろうなと想像できる。
    こういう本を読むと背筋が伸びるような、シャンとしよう!という気持ちになる。
    彼らのような強い人間ではないけど、自分なりに誠実に仕事をしていこうと思った。

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    2026年06月19日
  • 春の星を一緒に

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    この人の本は初めて読んだんだけど、まさか前作があったとは。
    「春の星を一緒に見ませんか」ってめっちゃ素敵な言葉だなーって思った。
    幸せな終わり方でよかった……。
    買ってよかったと思える1冊。
    前作の、満天のゴールも読んでみたい。

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    2026年06月19日
  • 森にあかりが灯るとき

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    施設の実際………
    闇の部分が多くて……
    でも、本当のことだよなって思いながら読みました

    私たち職員にミスなんて許されなくて
    なんで転んだんですか?ちゃんと見ててくれないと困ります、とか
    認知症だってわかってるはずなのに
    こういうことを言ってくるけど、どうなってるんですか?とか
    歩けなくなったら困るので、動かしてくださいとか

    無理難題を言われる家族、多いんです……
    施設は何でも屋ではありません
    できること、できないことがあります
    施設にいるから必ず安全、というわけでもありません

    でも、楽しく、穏やかに、危険なく過ごして欲しいという気持ちは間違いなく持っています

    笑顔やありがとうという言葉

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    2026年06月09日
  • メイド・イン京都

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    単純に京都が好きで、オススメもされたので読んでみた。手に職というか、技を持つ人に憧れる側の人間にとっては、まず羨ましいが先に立ってしまったが、こういう仕事邁進話は気持ちが良い。自分も含めて今はタイパとかコスパで、一生懸命がむしゃらにやる人が減ってるように思うから。現実はこんなに上手くいかないとは思いながら、ちゃんとモデルがいるというところに驚いた。仕事は真っ直ぐ進むのに、恋愛では変な意地をはる主人公にモヤっとしたけど、最終的には応援したくなった。
    「運は信用に値する人間のもとにしか訪れません。あなたがこれまで運が良かったというのであれば、それはあなたが周りの人に信用されていたからですよ」

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    2026年06月07日