藤岡陽子のレビュー一覧
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ネタバレ海神ーわだつみ
真鍋千佳
真鍋優生
千佳の息子。小学四年生。不登校児。三年生の体育の授業でお漏らしをした。
真鍋毅
千佳の夫。小学生の時から大学を卒業するまで少林寺拳法ひと筋。
茉由
千佳の娘。幼稚園児。
百合子
毅の伯母。
真鍋清次
毅の祖父。瀬戸内海の塩飽諸島に住む。
夕凪ーゆうなぎ
月島英雄
診療所の医者。
水鳥
医療事務。三十代前半。実家に住む。
志木
看護師。四十八歳。
石上
診療所に毛生え薬の処方をもらいにくる。
篠沢巻
月島の元妻。
博一
月島の息子。
松岡
月に一度狭心症の薬を取りに訪れる。
小池誠一
志木がかつて一緒に暮らしていた。
三田
個人タ -
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おもしろかった。
「リラの花咲くけものみち」の主人公が学生に対し、こちらは結婚を控えた大人の女性。
どちらの作品も悩み、葛藤しながら自分の生き方を模索する主人公を応援したくなります。
美大を卒業しインテリア会社に勤める美咲と銀行マンの和範。家業の跡継ぎとして帰郷する彼とともに、会社を辞めて彼の実家で同居することになります。
京都独特の文化、婚約者家族の威圧的な態度、これまで知らなかった婚約者の意外な一面を知っていく美咲。
日常の些事にも神経をすり減らし、疎外感、孤独感を増していく毎日。
これは辛い、先が思いやられる…。
そんな苦しさの中、美咲が少しずつ作る楽しさを思い出して、作業に没頭す -
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藤岡作品としては今回作風の色合いが他と違っている感がしましたし、描かれた時代が明治なので文化や価値観に戸惑いながら読み始めました。
が、やはり稀代のストーリーテーラー。
いつの間にか物語に引き摺り込まれてしまいました。
どの作品も共通して言えますが、藤岡作品はこの引き込まれる感覚がとても心地良いのです。
随所に伏線が散りばめられていてどれを深掘りしても一つ一つのエピソードが面白くワクワクさせてくれますが、物語が果てしなく長くなってしまうのでページ数の関係で収束させた感も否めません。
そういう意味でも2時間程度の映画ではなくて朝ドラの原作になり得た作品だったとおもいます。 -
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主人公の「澤木ひかり」は教員生活5年目で、新たに水枝小学校へ赴任することになった。
前に勤めていた小学校の先輩教諭から「水枝小学校は大変だよ」と言われていたが、何が大変なのか具体的には教えて貰えなかった。
これまでは低学年、中学年の担任になった経験は4年間あるのだが、水枝小学校では6年生の担任を任される。
そして先輩が言っていた大変さに直面することになるのだが、孤軍奮闘の様相で、子供たちは勿論、親や上司たる校長・副校長とも対峙することになる。
『 空にピース 』は小学校の教育現場を舞台にして綴られているが、今の日本が抱えている社会問題ここに集積しているように思えた。
学校への不登校、度を越した -
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最初は重くて気が滅入る…と思っていたが徐々に好転。心に残るセリフもあった。
自分の人生のダイジェストを辿った時に、必ずその場にいる人間が家族。確かにそうだと思ったしそうでありたい。そう思うと少し優しい気持ちになれる気がする。
以下は沁みた部分の引用。
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「家族になった人間とは、いろんな局面を共有できる凄さがあるぞ。人生においてこれ以上嬉しいことないっていう局面 とか、これ以上ないっていう悲しい局面とか。自分の人生のダイジェストを辿った時に、必ずその場にいる人間ってのは貴重だぞ」
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日本赤十字社から戦地に派遣された従軍看護婦も、戦争末期のフィリピンの惨状も知らなかった私だったが、本書を読むに当たって、あまり影響がないと思われたのは(勿論、これを読んで興味を持つことはあると思うが)、本書で教えてくれる大切なことは、また別のところにあったからだと感じられたからである。
平成生まれの看護師、「高橋紗穂」が夜勤中に見舞われた地震によって意識が遠退き、気が付いたら、1944年のマニラの地で倒れており、彼女の意識は紗穂のままであったが、その身体は、つい先程まで看護していた「雪野サエ」のものであり、当初紗穂は、何故こんなことになってしまったのかと悲嘆し、早く元の世界に還りたいこと