藤岡陽子のレビュー一覧

  • ホイッスル

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    70を超えた夫に不倫された挙句
    家も全財産も奪われた妻。

    一人娘と義姉の娘と力を合わせて
    不倫相手の女に立ち向かう。

    夫の章が、ゲス看護師の沼田和恵に
    溺れるのが、ただただ情けない。

    同じ家族でもこうも違うのかと。

    妻の聡子が言う台詞
    「不幸はみんな同じ量だけど
    幸せは心がけで変わってくる」
    がグッと来た。


    弁護士の芳川と事務員の話は既刊小説
    「テミスの休息」で登場してるみたい。
    まだ未読なので、そちらも読んでみたい。

    タイトルの「ホイッスル」はなんかピンと
    来なかった。
    「余生」の方が良かったりして。

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    2021年07月13日
  • いつまでも白い羽根

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    看護学校で学ぶ4人の生徒の物語。
    それぞれキャラ分けがハッキリしてて
    良かったです。

    思った事を口にするが、恋愛下手な瑠美。
    不器用だが頑張り屋さんの千夏。
    家事と育児の傍ら、看護学校に通う佐伯。
    ある目的の為に男性遍歴を重ねる遠野。

    看護現場のリアルな様子に胸が痛く
    なったりも。

    佐伯を見送りに行った空港のシーンが
    よかったなあ。

    ドラマでも放送されてたので今、観ています。

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    2021年06月14日
  • トライアウト

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    スポーツ系の小説は苦手だけど、母に勧められて読んでみた。やっぱり苦手が正直なところ。でも人生を考えさせられる良いことはたくさんあった。

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    2021年05月02日
  • 跳べ、暁!

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    よくあるスポ根小説と自分は思います。
    リアル感を出したかったのかな。
    親子関係、人間関係いろいろと入り組んでいた。
    もっとシンプルに優勝とかあっても良いと思う。

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    2021年02月25日
  • 跳べ、暁!

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    最近意識的に読むようにしている藤岡陽子さんの最新作(2020年10月現在)です。
    本作はバスケットボールに没頭していた中学生が、家庭の事情でバスケットボール部の無い学校に転校する事になります。
    転校後出来た友人の勧めで、女子バスケットボール部の設立を志します。
    いじめや、ブラック部活、不法滞在などの問題を盛り込みつつ、全体としてはスポーツ青春ものとして爽やかに読む事が出来ます。
    終盤に悲喜こもごもな流れが有り寂しくなる部分もありますが、出会い別れをしっかり描いた良作だと思います。

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    2020年10月05日
  • むかえびと

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    赤ちゃん誕生の感動の物語かと思ったら、普通に産むことが出来ない大変な事例が出てくる物語であった。
    妊娠中の人が読むと不安になりそうである。
    印象に残った文章
    ⒈ どんなものにも代えられない命だと思い知らされた。
    ⒉ いつかまた戻っておいでー
    ⒊ 子供はあなたの人生のために生まれてくるわけじゃないですよ。

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    2020年08月09日
  • ホイッスル

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    夫、章のアホさと、不倫相手の沼田の金しか目に入らない浅はかさにイライラしながら読んだ。
    こんな裏切りが待ってる結婚なんて嫌だーーー。
    弁護士さんや、事務員や、娘や姪がまともだから読めたけど、ほんと、読むのがしんどくなるくらい嫌な感じの話しだった。
    小説としては面白かったのかな。
    いやー、気分悪い。
    せめて夫が反省する場面欲しかった。

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    2020年04月23日
  • むかえびと

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    出産の記憶が新しいうちに、と手に取った一冊。
    産婦人科医、助産師さんたちの日常を書いた本。

    お産はいつ始まるか、どんなお産になるのか予測がつかない所が恐ろしいと思う。
    何が起きても不思議ではないし、赤ちゃんが無事に産まれるのって本当に奇跡に近いと言うか、何だか神がかってる気がする。
    そんなお産の手伝い、母親のケアをしてくれる助産師さん。
    初めて赤ちゃんと対面する彼女たちを『むかえびと』と言う言葉を使って呼んでいるのが何とも素敵。

    話の中に出てくる事件は実際にあった事件ですよね。
    ニュースで事件のことを聞いた時に、酷いなぁ…と色々考えてしまったので物凄く鮮明に覚えている。

    出生前診断など、

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    2019年04月10日
  • むかえびと

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    生命について考えさせられる本。
    望まれて生まれてくるしあわせいっぱいな生命もあれば、この世に生まれ出てくることなく終える生命もある。
    出生前診断も答えは出せない難しい問題。
    医療倫理に触れる問題も登場してくるのだが…
    不倫や医療知識を悪用した犯罪行為など…あれこれ盛り込んで全体に薄くなった感が個人的には気になりました。

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    2019年01月22日
  • トライアウト

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    八歳の息子を新聞販売店を営む実家に預けているシングルマザー可南子の、新聞記者として野球選手を取材する仕事模様、育児や両親、妹との家族模様。考太に謝れと迫る馬鹿親への納め方が凛としている。憚らず孫の味方である祖父も染みる。野球の才能を継ぎ、実は性格の悪い父親でも格好良いと思わせて貰える考太、良いなあ。

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    2018年10月13日
  • むかえびと

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    助産師は生をむかえる人。
    生まれてくる子の幸せを祈るばかりでなく、生まれてこれなかった子のことも蔑ろにしない気持ちを持って奮闘する。
    病院内の許せない話もあるが、誇りを持って仕事する助産師、医者に心惹かれる。

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    2018年06月09日
  • トライアウト

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    前半~中盤はとても引き込まれる。
    主人公の人間っぽさにイライラさせられながらも
    その人間っぽさに惹かれて
    そこまでは一気に読み進められた。
    それでも途中途中で飽きがくるけども。

    その反動で後半の辻褄合わせに萎えた。
    いまいちスッキリしない感じで終わる。

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    2017年03月06日