藤岡陽子のレビュー一覧

  • いつまでも白い羽根

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    藤岡陽子さんのデビュー作。人間模様を分かりやすく伝えてくれて、文体も読みやすいのはこの頃からさすがだと思う。
    迷いながらもひたむきにがむしゃらに進む、が藤岡作品の主人公たちに共通するキャラクターであり良さだと感じていて、その点は今回も同様だった。また、社会の不条理を織り込んで、ご都合主義にならないストーリー展開も好きだな。

    後の作品をいくつか読んだ身からすると、恋愛の進展を安易にストーリーに絡めない(あっても恋愛はサブのサブくらい)作品が多かった印象で、好ましく思っていたので、本作品は恋愛絡みの分量がやや多かった点が惜しかったかな。これは好みの問題かとは思う。

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    2025年08月17日
  • わたしの名店

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    著名人の心に残る数々のお店や、極上の一品の物語。どれも美味しそうで行ってみたいけれど、場所が伏せてあったり、行けそうにない場所だったりで、まぁたぶん行くことはないだろうけれども、やっぱり食べてみたい!そう思わせてくれる本だ。

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    2025年08月06日
  • 海とジイ

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    たまたま書店で目に入った本!
    海とジイ というタイトルからでもなんだか潮風の匂いや懐かしさを感じるような感情を抱いた。
    内容は違うが、似たような雰囲気の本でアンマーとぼくらという本を思い出した。
    海が舞台になっているとそれだけで読んでいてほのぼのした、癒される気分になるが、そこにジイが混じるとより一層その感情が強まる。

    私自身おじいちゃんおばあちゃんっ子で、二人とも数年前に亡くしており、今でもいろいろな教えを思い出す。
    特におじいちゃんは常に人生の教訓のようなことを口にしているのが印象的だった。

    もうすぐ出産を控えていることもあって、私も自分の子供や孫になにか残せるような、教えられること

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    2025年07月05日
  • おしょりん

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    大阪の隆祥館書店という本屋で前から読みたかったこの本があったので購入。オーナーさんが対応してくれて、「これ面白いですよ」って声かけてくれた。そんな交流も楽しい。
    題材はめがね創世記の福井の話。近代化に向かって走り出した人々がよかった。

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    2025年07月02日
  • きのうのオレンジ

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    主人公の遼賀は33歳。優しく誠実に生きてきた。突然受けたがんの宣告。そんな彼を支える家族、旧友、部下。支える人たちの気持ちや行動を通して、遼賀のこれまでの生き方が感じられた。オレンジ色の登山靴と夕陽。オレンジが生への活力を象徴しているように映った。

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    2025年06月24日
  • むかえびと

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    ネタバレ

    思っていたお話とは違った。患者さんとの話も勿論あるけど、病院の問題というか最後の事件の問題が印象に残り過ぎた。マジか…と。
    新しい医院で正解よ〜。

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    2025年06月05日
  • 空にピース

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    小学校教諭になって6年目の澤木ひかりの奮闘を描くお話。

    現代の子どものバックグラウンドには、貧困、虐待、など、多種多様な問題が隠れていることも少なくない。澤木先生は、そういった生徒たちの問題に真正面から対峙し、「なんとかしたい!」という熱い想いを持って直感で行動していく。そして子どもたちやその問題と向き合っていく。その姿勢には本当に感銘を受けた。

    でも、こうした複雑に絡み合う問題を解決していくには、先生たった1人の情熱だけではなく、他機関連携のもと、チームで解決していかないと、先生が潰れてしまう。子どもたちの未来はもちろんのこと、その子どもたちを支える、そこに関わる方々の未来も、明るいもの

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    2025年06月02日
  • メイド・イン京都

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    藤岡さんのお話は大好きで
    何冊か読ませていただいてますが
    今回は、また雰囲気が違う感じがしました。
    主人公の美咲が社会人になり心の奥に置いていた、美大で磨いたセンスを京都の西陣織りを見たのをきっかけに再燃。
    むくむくとクリエイター魂がふくらみ一歩一歩、いろいろな縁と運と、信用が道を少しづつ広げてくれるのにわくわくしました。

    反対に恋愛のほうは、お互いに余裕がなかったり、お互いの家族とそりが合わなかったり
    相手を信じることが出来なかったり、その時は些細なことでも、
    何度か、すれ違いや不信感で半年前には思いもよらなかった
    方向に進んでいく。

    夢ががあってもそれを捕まえることができる人はほんの一

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    2025年05月23日
  • わたしの名店

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    週刊誌かなにかの書評で知り、読んでみた。
    おもに作家を中心とした飲食店に関する数ページのコラム集だが、馴染みの店に通う方、逆に馴染みの店が苦手な方がいて、その点が非常に興味深かった。

    お店のチョイスの理由の伝え方の参考になるかもしれない。個人的には、メーヤウしか行ったことがなかった。

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    2025年05月09日
  • メイド・イン京都

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    ネタバレ

    仕事に対しては紆余曲折あれど一貫した考えのもと行動してて成長している姿は見習うべきだと思った。
    ただプライベート(特に恋愛)は本人の意思がブレブレでむず痒かった。結局そっちかい…陶芸家可哀想に…

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    2025年04月20日
  • 満天のゴール

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    涼介がいい子すぎて。
    こんなに優しいいい子に育てたのは、
    奈緒、あなたの功績です。
    どうか自信を失わないでほしい。

    起き上がりこぼしのように、
    転んでは立ってを繰り返した先には、
    きっと幸せが待っている。

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    2025年04月19日
  • わたしの名店

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    色々な人の、美味しい話。

    行きつけのお店であったり、発掘したお店であったり。
    やはり、というべきか、いけない場所にある店ばかり。
    旅行に行った時など、いつか行ってみたりものです。

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    2025年04月19日
  • わたしの名店

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    有名な作家さんが実在する思い出のお店をエピソードとともに紹介してくれる。
    28名の作家さん(中にはルイ53世さん、バービーさんなどの芸人さんも)のエピソードの中で美村さんの鴨のロースト、塩谷舞さんのガパオライスはお店をブックマークするほど惹かれてしまった。

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    2025年04月02日
  • 海とジイ

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    海をエピソードに紡ぎ出される3編小説。

    時代と共に生活様式は変わるけど海は変わらないからこそ、海に絡めたエピソードが作れたのだと思う。

    人間はみんな自分の生きた証を後世に残したい。何者になりたいのだと感じた。

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    2025年03月20日
  • 空にピース

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    辛い物語。子どもたちの行動には理由がある、心に残る言葉だ。貧困や親の事情で苦しんでいる子どもたちに寄り添う澤木先生はどこまでもまっすぐで、一筋の光となる。教師の正義感や子どもたちを思う気持ちだけに頼りすぎることなく、大人たちみんなで子どもに寄り添って行かなければとやるせ無い気持ちになった。

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    2025年03月15日
  • メイド・イン京都

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    お仕事小説としても面白いし、恋愛や人間関係、人生の選択という重要なテーマが詰まっていてとても良かった。京都発のブランドを一から立ち上げ色々な苦労や困難に立ち向かっていく姿に勇気を貰えたし、終始応援していた。誰にでもささる一冊だと思いました。

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    2025年03月12日
  • メイド・イン京都

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    直接体験したことはないし、嘘か真か知らないが、古くからのお家が歴史の長さでマウントとるのは本当に馬鹿馬鹿しいと思う。

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    2025年02月27日
  • ホイッスル

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    突然の夫の家出と離婚と家を失うということから始まる。前半は暗く重苦しいことの連続で、読むのが少し辛かった。そこから周りの助けを得て、自分でも大きく変わっていく聡子。だんだん希望が持てる展開になっていくのが救いで、ホッとした。

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    2025年02月25日
  • 空にピース

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    重苦しかった。
    これはないわ、と思った。
    貧困層の学校に一人の誠実な先生が一生懸命生徒たちに関わっていく。
    学校に教師として勤めたことのある人なら、この学校はリアルではないと思うのではないでしょうか。
    生徒たちの大変さより教員集団の崩壊をこの小説から感じました。
    実際は生徒はもっと大変だし、教師はもっと助け合うものだと思います。
    学校を大変にしているのは一人一人の教員の狭量です。この物語の学校では。
    大変な子もいるけど、いい子も多い。こんな子どもたちなら教師が協力すれば学校は変わるはずです。
    こんな学校もあるのでしょうが。
    心温まる勇気の出る感動を与えてくれるいつもの藤岡さんの作品らしからぬシ

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    2025年02月25日
  • 晴れたらいいね

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    先にドラマ版を観たが、小説と内容はかなり違ってたなぁと思った。小説の方が過酷で悲惨。ファンタジー感も伏線回収も薄いので、戦争の悲惨さを現実感持って感じるかも。お国の為に死ぬ方が立派だった日本…なんて馬鹿な時代だったろうと悲しくなる。

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    2025年02月10日