藤岡陽子のレビュー一覧
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実は。身内に今年中学受験して合格した子がいるので、とても身近に感じた。
中学受験に挑む少年の奮闘と家族の献身。その熱量に引き込まれる一方で、拭いきれない違和感があった。
特に、塾講師・加地の弟の描かれ方。
「親が無理に勉強を強いてこなかったことが、本人の不利益に直結した」と断じる構造は、あまりに短絡的ではないかな?
勉強に励む姿を美徳とする一方で、そこから外れた人間の背景や葛藤が、あまりに簡略化されている。本人の資質や家庭環境、学校での疎外感など、本来は多層的なはずの理由を「放置したから」という一点に集約するのは、いささか強引に感じる。
人は挑むことで自分を変えられる。それは一つの真理だ -
Posted by ブクログ
養母によって居所を無くし、母方の祖母に引き取られた娘・聡里が主人公。不登校からチャレンジスクール(高校)を経て、北海道の農業大学に進学した聡里が獣医になるまでの奮闘を描いた作品。
藤岡さんはこれが三作目。前の二作の感想を見ると「良い話なんです、だけど・・・・」。これもそんな感じです。随分ヒヤリングしたのでしょうね、獣医(と言っても犬猫は少なく、牛馬の世界が多い)の仕事などは微に入り細に入り良く書けていると思います。とはいえ直前に読んだのが元羊飼い河﨑秋子なので、「体験」と「ヒヤリングで得た知識」の差は感じられます。そしてなにか「芝居の書き割り」の様な、どこかで見たようなシーンが続きます。自分を -
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獣医師になるために
北海道の大学にやってきた聡里(さとり)
慣れない寮生活の中で最初はルームメイトの
態度にどう接していいかわからず悩んだり
なかなか友達が出来なかったり、でも次第に
ちょっとしたきっかけで仲良くなったり
いい先輩たちがいたり、いい先生も
いたり、ちょっと恋心なんかも芽生えたりと
成長していくっていうね
わりとよくあるパターンなんだけれど
そこは普通の学校じゃぁないわけで
獣医師になるための実習とかの描写も
すごく取材されたんだろうな、というのが
垣間見えるのだ
獣医って
病気を治すだけじゃなくて
命の選択を迫られることもあったりするわけよ
そこら辺 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ藤岡陽子さんの作品3作目
中学受験をしようと決意した、俊介のお話(この一文追記:中学受験版ドラゴン桜って感じかも)
私自身は部活に熱中して、勉強ほっぽらかしてということのほうが信じられないので(スポーツ選手になれるほどならいいけれど、趣味程度なら学生時代も趣味程度で、勉強に重きを置くべきものと思ってる)、お父さんの反応が今ひとつ解せなかったけれど
藤岡陽子作品には根本的な悪い人は出てこない
お父さんも協力してくれるようになった(義母さんは言いたいことを言い散らかして、一回こっきりの登場で終わった)
1年足らずの塾通いで、最高に難しいと言われる中学に入れるなんて、正直無理だろうと思う…