藤岡陽子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
藤野陽子さんの作品は何作か読んだが、
本作は現実的で地に足がついたイメージの他作品とは全く異なった趣の作品だった。
『この世界で君に逢いたい』
おや、もしやラブストーリー?なんて思いながら読み進めたが、素敵で不思議なスピリチュアル物語だった。
前世の記憶や、転生、沖縄地方のユタ、といった目には見えないものが醸し出す独特の透明感と幻想的な雰囲気が広がる。
物語の舞台は日本の最西端にある与那国島
更に、京都と東京を跨いだ3拠点で繰り広げられるのだが、やはり注目したいのは与那国島。
与那国の方言や地域性に加え、あの世との繋がり方や捉え方など独特の風習に引き込まれた。
ただ、出来れば京都や東京との -
Posted by ブクログ
長年連れ添った両親の離婚。きっかけは父親の失踪だった。
別の女性と暮らすことにしたという書き置きを残し、姿を消した父親。知らぬ間に自宅を売り払っていたことから、父親の計画的な出奔だったことを知ったひとり娘の香織は、戸惑う母親を説得し、小さな弁護士事務所を訪れるが……。
ある一家を襲った悲劇を中心に、強い絆があるようでいて、実は簡単に崩壊してしまうという、家族や夫婦の関係の脆さを描いたヒューマンドラマ。
◇
娘たちに夕飯を食べさせ終わった香織が後片付けに入ろうとしていたとき、電話が鳴った。小学3年になったばかりの綾乃がすぐに出てくれたが、顔が急にこわばるのを見て香 -
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こちらはフォローしている方のレビューを読んでのチョイス。
夫に裏切られ10歳になる息子とともに逃げるように故郷に帰ってきた奈緒。かつて免許をとったものの仕事はしたことがなかった看護師として働き始めた病院で出会う人々の生と死。
最初の100頁あたりまで、自分を捨てた夫にあそこまでされて、それでもしがみつく奈緒の心情が理解できず、あまり興が乗らなかった。看護師として働き出してからも、経験がなくモタモタするのは仕方ないとして、自分がやるべきことにも手がつかない姿にはややげんなり。
親子を取り巻く人々、医療過疎地域で日々地域医療に奮闘する医師の三上、遠くない自分の死を覚悟しながら住み慣れた家で静かな -
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28人の著名人が紹介する大好きなお店。食べ歩きが趣味の人にピッタリの本でした。餃子が美味しそう。食べたいっ
美味しい物を食べる時ってほんとに幸せ。外で食べると、意外な食材の組み合わせとか、味付けとか参考になる事がいっぱい。帰ってから、新メニューに挑戦するのもいいな。
私のお気に入りの和食屋さんは、マスターが骨折してしばらくお休みだったけど、今週から再開。今が旬の鱧食べたいなぁ。年に一度のお楽しみ。スーパーの湯引きは細かな骨が気になり残念な時があるけど、こちらは骨切りが上手い。生肝を胡麻油と塩で。揚げたらサク、ふわ。煮ものとの優しい味わい。しゃぶしゃぶは、さっとくぐらせ、はながひらいたら食べ -
Posted by ブクログ
【購入動機】
表紙がかわいかったため。あと京都にちょっとだけ住んでいたこともあり、京都を舞台にした作品を読んでみたくなったため。
【ざっくり概要】
結婚を前提として夫の実家がある京都に移り住むことになるも、向こうの家族と折り合いが合わず、さらに彼氏との関係も疎遠になり結婚の話がなくなってしまう。仕事を辞めて京都に来た主人公は途方にくれてしまうわけだけど、美大卒の経歴を生かしてハンドメイド作品の作製、販売をはじめる。京都で生活しながら、主人公は「自分の本当にやりたかったこと」を見つめなおす。
【よかった点】
なんやかんや障害をのりこえて主人公が前に進む姿は読んでいて気持ちいい。
【イマイチ -
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Posted by ブクログ
結婚を機に仕事を辞め、京都にある婚約者の実家に移り住んだ美咲。
しかし、京都のしきたりに慣れず、家業を継いだ婚約者との関係性もぎくしゃくする中、時間があった美咲はミシンでTシャツに自らデザインした刺繍を始める。
それが影響力のある人物の目に留まり、あれよあれよと売れっ子デザイナーになっていく、夢のある物語。
なのだが。
まず序盤。
婚約者を含め、京都の人たちの意地悪さに辟易。
美咲の一挙手一投足に嫌味を言い、読んでいて、気分が悪くなる。
そもそも婚約だけで、美咲は京都に行く必要があったのか?
きちんと籍を入れてから、仕事を辞めても良かったのでは?などと、小説にアドバイスをしたくなってしまうほど