藤岡陽子のレビュー一覧
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美咲は、結婚が決まり、仕事を辞めて京都の婚約者の家に同居することになった。婚約者の実家は京都で事業を行う老舗で、東京から移ってきた美咲は受け入れてもらえない。また、婚約者の和範も実家に帰ったら、実家の考え方で行動するようになり、美咲とはすれ違いが多くなる。
和範とぶつかり家を出た美咲は、大学時代の知り合いで陶芸家となっている佳太に話を聞きに行くが、そこで出会った瑠衣の誘いもあり、Tシャツに刺繍をするビジネスを始めて、チャンスをつかみはじめる。
京都の閉鎖的な老舗の考え方と自分のやりたい事も大事にしたい美咲の溝をどうやって乗り越えていくのか、軌道にのりそうになったところでのトラブルなどおもしろく -
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【三浦しをん、西加奈子、中江有里、美村里江、宇垣美里、清水由美、山田ルイ53世、塩谷舞、稲垣えみ子、道尾秀介、ジェーン・スー、岡崎琢磨、バービー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、佐藤雫、清水ミチコ、あさのますみ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、久住昌之、川内有緒、澤村伊智、朱野帰子、最相葉月、藤岡陽子、森見登美彦】
という顔ぶれの方々が、それぞれ"自身が名店だと思うお店"を紹介している一冊。その店はもちろん実在する店。(現在、閉店してる可能性はある)
いやー、なんか人が好きなお店っていいやんね。好きって必ずしも「ここのこれが絶品!」っていうだけじゃなくって、別に特別美味しくなくても好 -
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読みやすく感情移入しやすく、とても面白かった。
私は京都出身なので、さすがにここまでのことは無いんじゃないか?こんなにいじわるかな?とちょっと気になったけど、旧家の商家だとこれがリアルなんだろうか。絶対に嫁ぎたくない。
跡取り息子が追い詰められてモラハラ的な言動に走ってしまう場面や、酷い言葉を浴びせてきたくせにめちゃくちゃ執着してきて普通に怖い場面など、ちょっと自分の経験と重なりすぎてトラウマを刺激される部分があり、だからこそ美咲を応援したい気持ちが高まっていく。
ただ、和範と佳太の人間的魅力にさすがに差がありすぎてフェアじゃないというか、和範が物語のために悪者にされているような感じがあって -
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初読み、と思っていたのになぜか薄っすらとストーリーに覚えが、、、NHKでドラマ化されてました。桜井ゆきさんが主演だったことと柄本明さんが強烈だったことくらいしか記憶にないのですが、、、
本作のテーマは、終末期医療に伴う死生観と、それを踏まえた生き方の発見だと思われますが、自分の感想は少しズレたものとなってしまいました。作者の藤岡陽子さんは現職の看護師でもあり、本作でも医療過疎地における訪問医療や終末期の在宅看護等医療にまつわる重要なエピソードが並んでいます。しかし、僕が反応したのは、比較的どうでもよい、主人公奈緒に離婚を迫る夫と愛人の挙動でした。
なぜこの二人はこうまで堂々と自分たちの身勝 -
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藤岡陽子さんのデビュー作。人間模様を分かりやすく伝えてくれて、文体も読みやすいのはこの頃からさすがだと思う。
迷いながらもひたむきにがむしゃらに進む、が藤岡作品の主人公たちに共通するキャラクターであり良さだと感じていて、その点は今回も同様だった。また、社会の不条理を織り込んで、ご都合主義にならないストーリー展開も好きだな。
後の作品をいくつか読んだ身からすると、恋愛の進展を安易にストーリーに絡めない(あっても恋愛はサブのサブくらい)作品が多かった印象で、好ましく思っていたので、本作品は恋愛絡みの分量がやや多かった点が惜しかったかな。これは好みの問題かとは思う。 -
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たまたま書店で目に入った本!
海とジイ というタイトルからでもなんだか潮風の匂いや懐かしさを感じるような感情を抱いた。
内容は違うが、似たような雰囲気の本でアンマーとぼくらという本を思い出した。
海が舞台になっているとそれだけで読んでいてほのぼのした、癒される気分になるが、そこにジイが混じるとより一層その感情が強まる。
私自身おじいちゃんおばあちゃんっ子で、二人とも数年前に亡くしており、今でもいろいろな教えを思い出す。
特におじいちゃんは常に人生の教訓のようなことを口にしているのが印象的だった。
◯
もうすぐ出産を控えていることもあって、私も自分の子供や孫になにか残せるような、教えられること -
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小学校教諭になって6年目の澤木ひかりの奮闘を描くお話。
現代の子どものバックグラウンドには、貧困、虐待、など、多種多様な問題が隠れていることも少なくない。澤木先生は、そういった生徒たちの問題に真正面から対峙し、「なんとかしたい!」という熱い想いを持って直感で行動していく。そして子どもたちやその問題と向き合っていく。その姿勢には本当に感銘を受けた。
でも、こうした複雑に絡み合う問題を解決していくには、先生たった1人の情熱だけではなく、他機関連携のもと、チームで解決していかないと、先生が潰れてしまう。子どもたちの未来はもちろんのこと、その子どもたちを支える、そこに関わる方々の未来も、明るいもの -
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藤岡さんのお話は大好きで
何冊か読ませていただいてますが
今回は、また雰囲気が違う感じがしました。
主人公の美咲が社会人になり心の奥に置いていた、美大で磨いたセンスを京都の西陣織りを見たのをきっかけに再燃。
むくむくとクリエイター魂がふくらみ一歩一歩、いろいろな縁と運と、信用が道を少しづつ広げてくれるのにわくわくしました。
反対に恋愛のほうは、お互いに余裕がなかったり、お互いの家族とそりが合わなかったり
相手を信じることが出来なかったり、その時は些細なことでも、
何度か、すれ違いや不信感で半年前には思いもよらなかった
方向に進んでいく。
夢ががあってもそれを捕まえることができる人はほんの一 -