波風

波風

770円 (税込)

3pt

3.8

友人の美樹から「一生に一度きり」と頼まれ、朋子はある旅に付き添うことに。お互い看護師、三十代半ば。美樹が旅先で打ち明けた、この先後悔しないための決断とは?(表題作) 母親の再婚によって居場所を失った姉弟。二人を引き取ったのは動物園の飼育員のマア子おばさんだった。(「月夜のディナー」) 波乱含みの風が問う家族、夫婦、友情の形。爽やかに心揺さぶる7編。

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波風 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2024年01月27日

    どの作品の登場人物も誠実で芯のある強さを持っていて、まっすぐに生きる姿に元気をもらえた。鬼灯、月夜のディナー、テンの手、結い言が特に好み。

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    Posted by ブクログ 2023年10月20日

    毎日一話ずつのんびり読んだ。先が気になるけどきっとハッピーエンドなんだろうな、そう自然と思える気持ちの良い作品だった。心に波風が立つけれど穏やかなそんな本でした。

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    Posted by ブクログ 2022年06月18日

    初読みの作家だったが、泣きのツボを知っている人だと感じた。重い内容でも爽やかな雰囲気を各話纏っていて涙腺を刺激するうまさに感心。波風から鬼灯、そして月夜のディナーまでの流れはすごい好きで完璧。

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    Posted by ブクログ 2021年07月22日

    小さな笑みを積み重ね幸せに生きたいものですが、人生はそう思う様にはいかない。
    この七つの短編も、大きな『波風』が立った家族・夫婦・親友の物語。決して腐らず、諦めず一歩を踏み出す人々。爽やかな勇気と安堵感をもらえました。

    デビューするきっかけとなった、第四十回日本文学賞選奨作でもある『結い言』が収録...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月14日

    どの話も辛く、悲しく、切ないけれど、最後にぽっと心が暖かくなる(*^^*)これは人前で読んだらアカンやつ(T-T)

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    Posted by ブクログ 2024年03月26日

    普遍的な物語。見えないだけで周りにありふれてる誰かの日常なのだな、と思った。すごい衝撃的なことはわたしの中には残らなかったので星は3にしておきます。
    「テンの手」と「月夜のディナー」は泣いてしまったし、他の作品も繊細だったんだけど、わたしにはまだ早かったかな…。

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    Posted by ブクログ 2023年09月29日

    大好きな藤岡さんの短編集。月夜のディナー、鬼灯、結い言がこの順番どおり良かったです。次は長編を読みます。

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    Posted by ブクログ 2023年01月08日

    初読みの作家さんの良さげな短編を読んでみようシリーズ第〇弾。

    思ったより良かった。
    読みやすい。
    女性向けの作品が多いかな。

    「波風」
    5年振りにあった友人の一生に一度の頼みごととは。

    「鬼灯」
    病に倒れた母の再婚相手は風采の上がらぬ男だったが。

    「月夜のディナー」
    弟の結婚式前夜のディナー...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月08日

    普段、あまり短編集は読まないけど、この作品は良かった。特に『テンの手』が感動した。短編は全体的に、感動して涙を流すほどではなかったが、じんわりと余韻を残してくれる感じで心地よかった。藤岡さんの他の作品も読んでいきたい。

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