ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
友人の美樹から「一生に一度きり」と頼まれ、朋子はある旅に付き添うことに。お互い看護師、三十代半ば。美樹が旅先で打ち明けた、この先後悔しないための決断とは?(表題作) 母親の再婚によって居場所を失った姉弟。二人を引き取ったのは動物園の飼育員のマア子おばさんだった。(「月夜のディナー」) 波乱含みの風が問う家族、夫婦、友情の形。爽やかに心揺さぶる7編。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
藤岡さんの、初期の珠玉の短編7作品。夫婦、親子、友達など、どれも直球勝負の人と人の支え合いが心を打つ。これが藤岡作品の泣ける理由。時間の使い方も上手く、ミステリー要素も入って、読んで爽快です。
どの作品の登場人物も誠実で芯のある強さを持っていて、まっすぐに生きる姿に元気をもらえた。鬼灯、月夜のディナー、テンの手、結い言が特に好み。
毎日一話ずつのんびり読んだ。先が気になるけどきっとハッピーエンドなんだろうな、そう自然と思える気持ちの良い作品だった。心に波風が立つけれど穏やかなそんな本でした。
初読みの作家だったが、泣きのツボを知っている人だと感じた。重い内容でも爽やかな雰囲気を各話纏っていて涙腺を刺激するうまさに感心。波風から鬼灯、そして月夜のディナーまでの流れはすごい好きで完璧。
小さな笑みを積み重ね幸せに生きたいものですが、人生はそう思う様にはいかない。 この七つの短編も、大きな『波風』が立った家族・夫婦・親友の物語。決して腐らず、諦めず一歩を踏み出す人々。爽やかな勇気と安堵感をもらえました。 デビューするきっかけとなった、第四十回日本文学賞選奨作でもある『結い言』が収録...続きを読むされています。 期間は十日間の着付け教室で出逢った年老いた男性、倉嶋さんの凛としたたたずまいに女性たちは「アルコールランプの炎のような人だ」と称し魅せられます。 「みんな、倉嶋さんへの最後の言葉は「さようなら」ではなく、「ありがとう」だった。私もまた、喉の奥でそう呟いていた。」 果たして私は人生最後周りの人達に「ありがとう」と言ってもらえる生き方をしているのだろうかと、居住まいを正したくなる美しいお話でした。
どの話も辛く、悲しく、切ないけれど、最後にぽっと心が暖かくなる(*^^*)これは人前で読んだらアカンやつ(T-T)
短編集。 高校球児の友情を描く「テンの手」、着付け教室での老人との出会いを描く「結い言」がよかった。
普遍的な物語。見えないだけで周りにありふれてる誰かの日常なのだな、と思った。すごい衝撃的なことはわたしの中には残らなかったので星は3にしておきます。 「テンの手」と「月夜のディナー」は泣いてしまったし、他の作品も繊細だったんだけど、わたしにはまだ早かったかな…。
大好きな藤岡さんの短編集。月夜のディナー、鬼灯、結い言がこの順番どおり良かったです。次は長編を読みます。
初読みの作家さんの良さげな短編を読んでみようシリーズ第〇弾。 思ったより良かった。 読みやすい。 女性向けの作品が多いかな。 「波風」 5年振りにあった友人の一生に一度の頼みごととは。 「鬼灯」 病に倒れた母の再婚相手は風采の上がらぬ男だったが。 「月夜のディナー」 弟の結婚式前夜のディナー...続きを読むで家族が集まり。 「テンの手」 幼馴染であり将来を嘱望される天才高校生ピッチャーとバッテリーを組む男は。 「結い言」 女性用着付け教室に現れた只一人の高齢男性。 「真昼の月」 老人ホームに面会に来た美女。 「デンジソウ」 離婚して10年振りの社会復帰。整形外科医院で看護助手として働くのだが。 いずれも胸にじわんと来る家族や友人の物語。 いろいろな経験を経ている作者で、看護専門学校も出ているので医療関係の話が多い。 一話完結のドラマになんかしたら良さそう。 一番良かったのは「月夜のディナー」。30ページほどの短編ではあるが危険です。人目のあるところで読むのはお勧めできません。 次いで「結い言」。こちらは最も短く25ページほど。じんわりと笑顔になれる。 逆に最も長く100ページ近くある「テンの手」は、まったく評価できない。何が書きたかったんだろう、とさえ思った。 これは完全に私見ですし、異論もあるでしょうが、女性は男性を主人公にしたものは書かない方がいいと思う。特に一人称で書く場合は難しいでしょう。読んでいると妙な違和感を覚えます。同様に、男性作者は女性を主人公にしたものは難しいんじゃないかな。 「テンの手」も男同士の物語でした。 「真昼の月」も主人公は男。 どちらも正直良くなかった。 それ以外の女性を主人公にした作品はどれも素晴らしかったのにとても残念です。 「月夜のディナー」も弟の開いたディナーを姉目線で語っているからこその良さがありました。 「風が強く吹いている」三浦しおん著。 「バッテリー」あさのあつこ著。 などの有名作品も私には違和感を感じていました。 どうしても異性の世界の作品を書きたいなら、女性を主人公に据えておいて、その女性の目から見た話しにするとか。または三人称視点で群像ものにするとか。なんらかの工夫をして欲しいな、と思いました。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
波風
新刊情報をお知らせします。
藤岡陽子
フォロー機能について
「光文社文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
満天のゴール
わたしの名店
いつまでも白い羽根
海とジイ
おしょりん
きのうのオレンジ
金の角持つ子どもたち
この世界で君に逢いたい
「藤岡陽子」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲波風 ページトップヘ