藤岡陽子のレビュー一覧
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「リラの花咲くけものみち」で獣医師を志す少女の姿に胸打たれましたが、今度は看護士を志す少年が主人公。
読み終えるまでに、一体どれほど感情を揺さぶられたか……!
看護師学校が舞台の「医療×青春小説」。看護師になるための勉強に、家庭でも弟の身の回りのお世話のために日々忙しくしている成道。母のために、弟のために……成道の歩む看護師への道のりは肉体的にも精神的にも過酷で、でも、どこまでも彼は優しくて、娘を持つ母として胸が痛くなりました。
しんどいとき、心が折れそうなとき、誰かの存在や言葉が励みになり、未来に繋がる「今」に繋ぎ止めてくれることがある。
成道が実習を通して患者さんと共に過ごした時間やご -
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シングルマザーで働き詰めの母に代わり、交通事故で車椅子生活となった弟の面倒をみてきた岡崎成道は、就職を勧める母親の反対を押し切り、看護大学に進学する。40人のクラスに男子はたった5人。看護業界は女性中心で、講義も実習もトラブル続き。そんな時、ある患者の担当になり…。
現在、日本での男性看護師の割合は8パーセント程度だという。確かに、男性看護師に出会ったことがほとんどない気がする。
シングルになったということで、全てを抱え込んでしまっている成道の母親に最初はかなりひいていたが、最後の最後に成道の味方になってくれたのは良かったと思う。
けど、同じような母親は世の中にはきっと多いのだろうなぁ。
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Posted by ブクログ
小説の終盤は涙なしでは読めませんでした。
看護師でもある藤岡陽子さんがこの小説で伝えたいことが、リアルに伝わってきました。
主人公の岡崎成道はヤングケアラーで、母親を支え、弟の世話をして日々フル回転で生きています。そんな彼が看護師を目指す小説でした。
ほぼ女性ばかりの看護大学での学びのなかで、主に実習での出来事が描かれていました。産まれてくる命、亡くなる命に向き合うためには、覚悟が必要だと感じました。
看護大学の学びの多さ、臨床の場での現実、そして家族や仲間との関わり方などが書かれていて、心が揺さぶられる場面もありました。
強い人も弱い人もいるけれど、自分なりに生きていくために、誰もが -
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看護士を目指す大学生たちを描いたお仕事小説。素直な文章でわかりやすくとても読みやすい。これは自信を持って勧められる1冊に出会えた。本当に良い本。
看護学校は1クラス40人中男子は5人だけでまだまだ男性看護士の認知度は低い。
高齢の男性など特に『看護婦さん』のイメージが強いようで、主人公の成道も初めての実習で患者から『男なんかに世話されたくない』と拒否されてしまう。
そういえば『スチュワーデス』の認識が変えられない年配者が、男性の客室乗務員を怒って拒否した話を聞いた。男性保育士にも担任を拒否する保護者がいたと聞く。そんな差別がまだたくさん残っているとは。
自分は受け入れられないのでは⋯と落ち -
Posted by ブクログ
藤岡陽子さんの描く物語に魅了されて何冊も読み、この作品で10作品めになる。
『青のナースシューズ』は看護師を目指す大学生、岡崎成道の視点で描かれた話であるが、父親が亡くなった事故の話から始まり、実習先の癌患者西田さんの話、事故の後遺症で下半身が不自由になり引きこもりになってしまった弟の話、訪問先の患者伊佐泰江さんの話、どの話も読んでて目頭が熱くなり、最終的には涙腺が崩壊してしまった。
弟の面倒を見て、仕事で疲れている母親の代わりに家の家事をやる成道の人間性が素晴らしい。
男性看護師を目指す学生がまだまだ少なく、成道の通う看護大学の学年に男性は9人しかいない。
成道は、看護師を目指す強い気持ち -
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ネタバレ頼られ、応える。 ぼくは命と寄り添う看護師になる。
国内で初めて男性看護師が正式に認められたのは1968年のこと。
最近は、ドラマなどでも、男性看護師が描かれることも増えているが…。
国内で男性看護師が認められたのは、想像以上に、昔のことで驚いた。
本作は、主人公の成道の看護大学での4年間を描いている。
実習先で挫けることもあったが、その都度、患者さんに救われ、夢に向かって、前を向き続ける。
その姿に、私も彼の成長を応援しながら読み進めました!
「青のナースシューズ」
このタイトルの意味が最後に明らかになります!
その意味を知った時、感動で涙が止まらなかった。
実際に、成道が看護師 -
Posted by ブクログ
青のナースシューズは微妙だと思う
いや空気読めない子か!( ゚д゚ )クワッ!!
確かに一人だけめちゃくちゃ鮮やかな青色のナースシューズ履いた看護師さん見たらちょっとひくけども!
この人にお任せして大丈夫だろうか?って思うだろうけども!
はい、看護師を目指して看護大学に通う男の子の物語です
母子家庭の上に事故で体が不自由な弟の介護しながら看護大学ですよ
特待生で学費免除を得るために常に学年2位以上をキープ
って過酷過ぎるやろ!頑張り過ぎやろ!
でもね松原さんも言うてましたよ、ここで簡単に「頑張らなくてもいいよ」って言うのは無責任だ!って
あっぶね
松原さんて誰やねん!思った人は読め