藤岡陽子のレビュー一覧

  • 金の角持つ子どもたち

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    中学受験に挑戦する少年の物語。必死に勉強する姿や周りの応援に感動しました。

    母親、少年、塾の講師の3つの視点から構成され、印象的な言葉がたくさん出てきます。特に母親が祖母に発した言葉と、塾の講師が受験生の少女に伝えた言葉が心に響きました。

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    2026年07月25日
  • 春の星を一緒に

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    今年の自分の誕生日に読む本にずっととってました
    たった、数時間で何度も涙を拭いながら読破
    フィクションなんだけどね
    わかってるんだけど
    生きる希望を改めて感じた

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    2026年07月21日
  • 春の星を一緒に

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    前作から8年。40歳になった奈緒と18歳の涼介。
    涼介が良い子に成長しましたね〜。困難な状況になっても、自分の力で前を向けるのは素晴らしい。
    藤岡さんのお話を読むと、死ぬことが怖くなくなりますね。人生の最高のゴールを迎えるという言葉、すごくいいなと思います。
    書名の「春の星を一緒に」。この言葉にこめられた思いは物語を最後まで読んだらわかります。ロマンチックですねー。

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    2026年07月18日
  • 金の角持つ子どもたち

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    中学受験に対するイメージがまるごと塗り替えられた一冊。もちろんこれは小説だけど、加地のような先生に10代前半のうちに、いや生涯のうち一度でも出会えたら、その人の人生や物の見方は大きく変わるだろうなと思う。子どもに武器を与えたい、というだけでなく、その武器を周囲の人のためにも使ってほしいというところまで考えられる大人は強い。
    藤岡陽子さんの作品は、自分の役目を静かに果たしている、日々をきちんと懸命に生きている人を見逃さないところが特に好き。
    俊介や加地だけではなく、みんなと同じようにピアニカを吹くために人の何倍も努力を必要とする妹や、自分の辛い思いは息子の盾になれたかも、と思う母親。塾のプリントのコピーを毎日毎日大量にとってくれる事務員に加地がきちんと感謝しているところ。
    派手に活躍しなくても、静かに、その人その人の頑張りに確かなスポットライトを当てる。大好きな作家さん。

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    2026年07月19日
  • 空にピース

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    地域によって生活している人たちのカラーが違う。理解はしていても、実感は少ない。また教師とは縁のない職業に就いている自分には想像できない世界感の小説。先生1人をとってもどんな教師と出会えるか子どもは選べない。選べないからこそ、選べる大人一人一人が、どう考え職業選択をするか、自分の影響がどのような社会貢献をもたらすかを熟慮すべきだと思った。

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    2026年07月02日
  • むかえびと

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    ネタバレ

    一気に読んじゃったーーー!!!

    師長と院長と院長の息子がやばい。病院行きたくなくなるレベル。
    でもそれ以外の登場人物たちがなんだかんだいい人で!!!草間さんらぶ!!!!!有ちゃんみたいな助産師さんに出会えますように!!

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    2026年06月29日
  • リラの花咲くけものみち

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    心が揺さぶられる、大変優れた小説だった。

    物語は、主人公の聡里(さとり)が獣医学を学ぶため、付き添いの祖母と共に北海道の大学に到着する場面から始まる。

    山場は入学して間もなく訪れる。聡里は入寮してすぐ、同室の綾華から理由もわからないまま嫌われていることに気づく。
    ある日、そのことで二人は対峙し、聡里は自分が嫌われる理由を知ることになる。けれど、その理由となった「ある物」には、これまで誰にも語ることのなかった、他人には計り知れぬ背景があることが聡里の口から明かされる。ここで私たち読者は、孤独で凄惨な時期を過ごしてきた、聡里の人生の一端を知ることになるのだ。
    そして、その事実を知った綾華の態度はここから一変する。二人の間には確かな友情が育まれてゆき、お互いの存在が大学生活のかけがえのないものとなっていく。

    聡里の大学生活は、学業の厳しさと経済的な制約もあり、決して華やかなものではない。登場人物もかなり限られているせいか、物語はある意味で淡々と進む。けれど、胸が締め付けられ、涙があふれる場面が何度かあり、いつの間にか聡里に強く感情移入していた。

    この物語を通じて、自分のことを本当に思ってくれる人の存在がどれだけ生きる力になるのか、そして、人と交わり、他人の人生の歩みや考え方を知ることがどれだけ自分の生き方に彩りを与え、心を育ててくれるのかを深く教えられた。
    そして、今の自分の悩みや苦しみも、聡里のそれと比べたら大したことではないと思えるし、聡里のように心優しい人間でありたいと思わされた。

    作中で、鳥好きの同級生・残雪君が教えてくれたいくつかの知識もおもしろかった。「鳥は羽の模様で互いを見分けている。空を飛びながら自分と同種の羽の模様を見分けて、つがいになる」という話。
    真偽のほどはわからなくとも、人間もまた、目に見えない共通の「模様」のようなもので惹かれ合っているのかもしれないな、と想像が膨らむ。

    偶然だが、聡里が学んだ実在する大学には、私の周囲に縁の深い人が多く、個人的に強い思い入れがある。
    私自身は遠く離れた場所に暮らしているが、小説に出てくる江別や野幌といった場所には何度か訪れたことがあり、親しみ深い。私にとっても、青春時代の一端を織りなす場所ともいえる。
    そういう意味でも、心の底から「読んでよかった」と思える大切な小説になった。

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    2026年06月28日
  • 満天のゴール

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    途中、あまりにも切なく、胸が塞がる思いになりながらも、奈緒と涼介が前に進む姿や、早川さんと三上先生の絆に感動しました。人はみな弱いながらも、生きていく。「みんなおもりを見つけてなんとか生きてるんだ。」

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    2026年06月24日
  • 金の角持つ子どもたち

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    勇気づけられました。
    元気づけられました。

    受験、努力ってめちゃしんどいなぁって思い出したけど、
    それを超す何かが身につくんだなって。

    自分はもう24歳だけど、
    まだ24歳だから、
    今後の人生本気で頑張りたいって思った。

    何回でも読み直したいです。

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    2026年06月24日
  • ホイッスル

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    2016年既読
    10年経ち自分の生活も大きく変わったことも関係するのか、良い人にも悪い人にも何か理由があるように思える。夫に裏切られ住む家も失った聡子、その娘香織、早くに母を失った姪っ子の優子、この三人の女は
    善人でまっとう。大変な看護師という仕事を続けている事からも沼田和恵は環境で性悪にならざるを得なかったようにも感じた。三人の女の誰かと入れ替わっていたら違う人生だったかも。聡子は今までの行いが返ってきた、辛いけど人に恵まれ、藤岡陽子作品にふさわしい人だな。10年後また読んでみたいと思う作品。

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    2026年06月24日
  • 満天のゴール

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    ペーパーナースの主人公奈緒さんがが、生きていくために看護師に復帰します。
    人は死からは誰も逃げられない。
    最後のゴールまで、こんな方達が見守っていてくれたらいいなって。私より先の方がそう思えるように見守りたいと思いました。

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    2026年06月23日
  • いつまでも白い羽根

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    最近気になる藤岡陽子さんのデビュー作。
    作者が現在も看護師であり、リアルな看護専門学校の話が垣間見れた。
    また社会人としてどっぷりその場所に根を下ろしている人には耳が痛いエピソードも。病院側が、学生が書いた真実の看護記録に訂正を求め、応じない学生を退学にさせる話もがっかりする。常識はそこにいる人が作るもので正しいとは限らない。。。
    私は30年間ある仕事をして、別に転職したので、社会人入学した佐伯さんの言葉に納得したくないけど納得する言葉が多々あった。卒業後位の柔らかい時期に学んだことは身体に自然に溶け込む、40才50才位からでは吸収できないものもあるのでは・・・
    自分が「正しいことを正しいと思えるセンス」を持っていたらいいな、持っていると信じたい、です。

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    2026年06月14日
  • 金の角持つ子どもたち

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    中学受験を背景にした物語だけど、そんな一言では片付けられない。大人も子供も自分の置かれた環境を受け入れて、今の時代ならではの努力の仕方が学べると思います。人と繋がりや感謝の表し方が神ってると思います!

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    2026年06月14日
  • 春の星を一緒に

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    大好きな藤岡さんの
    そして満点のゴールの続編ということでとても楽しみにしておりました。
    藤岡さんの医療系のお話は
    いつも心に響く素敵なお話ばかりです。
    今回も、あの幼いけれどしっかりしていてこんなにいい子どう育てたらなるんかなぁと思う反面
    頑張りすぎないでねといつも心配になってしまう
    奈緒の息子涼介。
    それに主人公の奈緒をそっとさりげなく支え続ける三上先生。
    そして奈緒の一生懸命の中の不器用さ。
    みんなそれぞれいろいろあって支え合いながら
    悩み苦しみ悲しみながらも、
    前を向いてがんばる姿は
    とても励まされるものがあります。

    緩和ケア病棟についても
    死に向かって行く悲しみはあるのですが、
    それだけではない、死との向き合い方に考えさせられ、何度も泣いてしまいました。
    私も
    日々に追われてつい忘れてしまいがちな
    毎日をしっかり生きて行くことの大切さを
    何度も感じ、とても素敵なお話でした。

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    2026年06月08日
  • きのうのオレンジ

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    一見何も取り柄がないように感じでしまう否定的な個を肯定してくれる一冊。生きていることに意味がある、日常をただ過ごす中にも意味はある、平易な言葉を使えば、病気になって気付かされる日常生活のありがたさ。これをこの本から得られたことで、毎日を丁寧に過ごそうと再認識させてくれる一冊。
    前半から涙が止まらない描写が数々あり、一気読みしました。

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    2026年06月08日
  • 満天のゴール

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    過疎地医療・在宅医療の深刻な問題を赤裸々に描きながら、それでいて読後に希望と幸福感をもたらせてくれる著者の作風を、遺憾なく発揮された小説。
    夫に裏切られた奈緒は、十歳の息子・涼介とともに逃げるように京都丹後地方の実家へと帰ってくる。
    そんな折、父が事故に遭い、海生病院に入院。
    そこで、担当医師の三上医師と出会い、さらに路上で倒れていた早川という老婆を助けることになる。
    この4人を中心に物語が展開される。
    奈緒の息子・涼介が生き生きと描かれ、大人たちの接着剤的な役割を果たしているのが好ましい。
    そんな涼介が「いまだって毎日大変なのに、年を取ってもそんなに苦しいのなら嫌になるな。生きるって一生大変ってことじゃんか」と、三上に問う。
    三上は、「そうだ。だからみんなおもりを見つけて、なんとか生きてるんだ」と。
    そして起き上がりこぼしを例に取り、「倒れても倒れても、何度でも起き上がってくる。大人っていうのはな、そんな自分なりのおもりを腹の真ん中に持ってみんな必死に生きている」と応える。
    「人が死ぬということは、決して悲しいだけじゃない」と、かつて諭された三上は、死はゴールであり、最高のゴールを迎えさせようとの思いで訪問診療を続けている。
    その三上には何か暗い過去があり、一方人生を諦めたかのような早川。やがて二人それぞれの重大な秘密が明らかにされる。
    「人が人と関わり続ける限り、相手を想う気持ちが生まれる」という”感涙小説”の謳い文句の通り、各場面で涙腺が刺激されずにいられない。

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    2026年06月07日
  • 満天のゴール

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    ⭐️『満天のゴール』
    「人が人と関わり続ける限り、
    相手を想う気持ちが生まれる」

     医療過疎地や訪問看護、終末医療・・・。考えさせられることが多い作品だ。
     三上先生と早川さんは隔たれた歳月の中で、互いが互いの心の底流であり続けた。二人の強い絆に感涙した!

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    2026年06月07日
  • 海とジイ

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    どの話も泣いてしまいました…

    自分がいなくなる時にどれくらい大事な物が残るのか、それを次に渡せるのか。
    毎日を大切にしながら過ごしていきたいと思わせてくれました。

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    2026年06月04日
  • 手のひらの音符

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    先月、数ページ読んでそのまま積読になってしまっていたが、2回目にして読み進めるとページを送る手が止まらず気が付いたら最後まで読み終えていた。
    涙せずには読むことができなかった。
    会えない時間があっても想っていたこと、切なくもあり愛だなと思う。その後の関係に言及しないのも良かった。それは2人だけのものだから。

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    2026年05月30日
  • 春の星を一緒に

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    『満天のゴール』の2作目。

     夫の裏切りにより10才の息子・涼介ともに実家に戻った奈緒。離婚から7年、父と奈緒と涼介と穏やかに幸せに暮らしてきた。17才になった涼介の進学や、お父さんの健康問題など色々な問題が重なってしんどそうでした。元夫は今回もクズでした。

     すごく好きなお話し。
    8作品読んだ藤岡陽子さんの小説はどれも好きだけど、このシリーズが1番かも?
    前作と同じでタイトルの意味が分かった時、え?もしかして?やっと?ってそわそわして、読み進めてラストにガッツポーズ。3作目も期待してます。

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    2026年05月29日