藤岡陽子のレビュー一覧

  • 満天のゴール

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    人生の途中で行き詰まってしまった時の絶望や悲嘆を、それぞれの年代や立場でどう感じたのかを書き表していて、感情移入してしまう程深みのあるストーリーだった。

    若い時に味わった絶望や悲嘆をどうしていいか分からない中でも、日々の生活は進んでいく。それが重みとなって起き上がり小法師のように倒れては起き上がるを繰り返す青年期から壮年期の世代。

    それを在宅医療で関わる老年世代の生き様から何かを感じ取り、自分の生を振り返り、生きる意味を考え直すことに繋がっていく。物語を通してそんな良さを感じた。

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    2026年02月28日
  • 春の星を一緒に

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    『満天のゴール』を読んでなくて先にこちらを読んでしまいました…
    感動でずーっと泣いてばかりでした!
    私も息子がいるので余計に感情移入してしまいました
    素敵な作品でした

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    2026年02月28日
  • 満天のゴール

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    夫に捨てられ息子と丹後半島の実家に戻った奈緒は看護師をすることになった。高齢女性の秘密を知ってしまい、、、

    めちゃくちゃ良かった。21年ぶりにある人たちが会うシーンを読んでいたら目頭が熱くなってしまったよ、地下鉄の中で。死生観をいい意味で変えてくれもした。

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    2026年02月26日
  • 春の星を一緒に

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    「満天のゴール」の続編、シングルマザーの看護師奈緒と息子の涼介と三上医師のその後の物語。いろんな出来事が奈緒親子に起こり、怒涛の展開で一気読みした。感じの悪い人も出てくるが、三上先生が魅力的。素直に精一杯生きようとしている奈緒とそれを何とか自分なりに支えようとしている涼介が温かく感動的だと思う。終末医療という大きなテーマは人生の終わり方を考えさせられ、無くなる寸前まで幸せに過ごせる可能性を感じて嬉しかった。「春の星を一緒に」という題名が素敵。ぜひ多くの人に読んでもらいたい物語。まだ今年になって2ヶ月も経っていませんが、現在2026年のベスト1です。

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    2026年02月25日
  • 海とジイ

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    瀬戸内の島に住むおじいさんは、訪ね来る若者たちに生きるうえで大切なことをどう伝えるのか。
    …と要約して書くとなんか陳腐だ…
    どうやって藤岡陽子さんはこのテーマをこれほどまでに惹き込まれる小説にできるのだろう。

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    2026年02月23日
  • リラの花咲くけものみち

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    読んでいて心の癒される内容だった。もう枯れかけて頭を下向きにした若葉が、ある愛情で頭を起こし、光を浴びて水と栄養をもらい、本葉を出し大きくなり花を咲かせるような印象を受けた。心から愛情を注ぎ、見守ってくれる人が一人いて、その人が背中を押してくれたら人間関係が広がり、つらい経験を乗り越え、こんなにも成長できるという希望を抱かせてもらえた。動物、植物、鳥などいろいろな生き物の力、私たち人間の心のつながりを感じた。
    自分のふるさと北海道が舞台だということもあるし、少しずつ主人公が成長していく姿が伝わってきてこちらも嬉しくなった。人がこうして自立していく姿って勇気を与えてくれる。人間の強さ、を感じた。

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    2026年02月16日
  • リラの花咲くけものみち

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    ネタバレ

    中学で長い間引きこもりになってからの大学での家族、友人、恋愛等色んな人間関係での成長、獣医学に関する成長全てが良かった。また、想像してた獣医師の仕事より幅広い分野に関わる事、とても体力を要する事、動物にも人にも悩む事と獣医師に興味深く思った。また読みたい作品。

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    2026年02月15日
  • 金の角持つ子どもたち

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    負い目があると、弱音が吐けなくなる。
    こんな自分が弱音吐く資格なんてって、
    自分で自分の枷をつくってしまう。

    努力して努力して努力して、乗り越えることが、
    それだけが自分を赦せる術だと考えている俊介。

    中学受験記だけど、そうじゃない。
    いろんな人の、いろんなドラマが見れました。

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    2026年02月14日
  • 晴れたらいいね

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    「幸せって、世の中が平和じゃないっていうことを知ってるから感じることだと思うんすよね。」
    この本を読み終えた時ふと思い出したこの言葉は、バイト先の2つ下の高校生が放った言葉だ。

    飲食店でバイトをしているのだが、様々なお客さんが来る。そして、月に2、3回ほど、「お腹に赤ちゃんがいます」のキーホルダーをカバンに着けている様々な女性が来店する。私がそのキーホルダーを見て、「世の中こういう幸せな話題で溢れて欲しいよねー」と言った時、彼が先程の言葉を放った。

    彼は高校生ながらにして、英検準一級を持っている。そして英検の課題で世の中の事柄について意見を述べるものがあるそうで、時事ニュースや世界の政治な

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    2026年02月08日
  • 森にあかりが灯るとき

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    売れないお笑い芸人から介護士になった星矢。特別養護老人ホーム「森あかり」で働きはじめ、介護の仕事の現実に直面していく。

    綺麗事だけでは済まされない、介護の現実が物語に反映されています。そのため、楽しいだけの話ではありません。現実の重さにしんどくなるような描写もあります。しかし、そこに微かにでも希望を見出せるような光を灯してくれているのが、藤岡陽子さんらしい作品だなと思いました。

    看護師として働いていると、特養ほどではありませんが、介護の仕事も担います。その身体的な負担感はよくわかりますし、命を預かるという重大な責任に押しつぶされそうになる時もあります。星矢が、新人の頃の自分と重なって見え、

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    2026年02月01日
  • 金の角持つ子どもたち

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    とっても熱かった。おもしろくて、でも最後まで緊張しながら読みました。私も中学受験をしましたが、ここまでハードではなかったなと思います。倍率は高かったけど、ゆるゆると受験して合格して通っていたので、この本を読んで最難関の中学受験は本当に難しいのだな…と。章ごとに視点が変わります。それぞれの思いが交錯して、ひとりの子どもの人生をつくっていくのだなと思います。

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    2026年01月30日
  • 手のひらの音符

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    生い立ち 環境 親 先生 友だち お金 理解者 教育 職業 
    たくさんのものが その人をつくる。
    今の自分は 自分だけの力ではなくつくられてきたんだなぁと。
    描写が素晴らしく言葉が的確で 重くて熱く 愛に溢れた小説。

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    2026年01月24日
  • 金の角持つ子どもたち

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    まだ成長段階の中学生、色々な事情があって中学受験をする。 親として自分の子供が目指すと言ったらどんな反応をするのかなって考えてしまった。たくさんの人に支えられ、なにより自分自身が本気で向かっていく特別な期間。 合格してもしなくてもこれからの人生の糧になるだろう。金の角が生えていれば大丈夫。

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    2026年01月23日
  • 手のひらの音符

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    仕事さがしの話かと最初に思ってたがそういう感じの本ではなかった、けど、おもしろかったし感動した
    リレーのバトンつなぎや、手紙などがよかった

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    2026年01月22日
  • 金の角持つ子どもたち

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    ジャンプ連載かとおもった。
    それくらいアツさが凄かった。

    受験って凄いドラマだなぁ…
    年齢が若ければ若いほど挑戦の意味は大きくなるけど、年取れば取るほど大きくなるのもまたそう。

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    2026年01月21日
  • 手のひらの音符

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    やるせなさやもどかしさや辛さや居心地の悪さや…そんなものを感じながら読み進むうちに、じわじわと未来へ続く善いものが感じられ、温かい気持ちになりました。一気に読み切りました。読んでよかった。

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    2026年01月18日
  • 金の角持つ子どもたち

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    中学受験生だった子供の模試や過去問で目にして、続きが気になっていたので一気読み。今の中学受験は本当に子供たちにとって過酷でもあり、それぞれの子どもや家族の物語があることを受験に関わってみて初めて知って、それを思い出しながら読みました。子供たち、塾の先生、それぞれの家族、みんな応援したくなるし、みんなに希望が見えて元気の出る本。がんばれって思うし、がんばろうって思う。金の角が生えるくらいに何かに真剣に生きている人は輝いて見える。

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    2026年01月15日
  • きのうのオレンジ

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    本読んで泣いたのは久しぶりな気がする。
    やっぱりわたしは藤岡さんの書く文章が好きだなぁと思った。難しくなく、でも繊細で、切ないとかやるせない中にも希望のような温かいものがある。そう感じる。
    第一章は遼賀自身の目線、第二章は遼賀の母親・燈子、第三章が遼賀の同級生矢田泉、第四章は弟の恭平、第五章はまた遼賀目線だけど職場の高那の話がクローズアップされたり過去を探しに行くような話。そしてエピローグは…
    病と闘うとは、闘う人を支えるとは、をリアルかつ繊細に、でもやさしく温かく教えてもらった気分。
    第五章の終わりのほうを読んでいると、タイトルの「オレンジ」がすごく効いてきて、うってなる。

    癌や大病って大

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    2026年01月14日
  • 晴れたらいいね

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    戦争。
    たった2文字の言葉だけど、どれほどの尊い命が奪われ、その命を守るためにどれほど奮闘した従軍看護婦がいたのかと心が締め付けられる思いがしました。

    “自身の誇りを守るため行き詰まったら手榴弾で自決せよ”僅かな物資と食料の中で戦争により傷ついた兵士を処置しなければならない、彼女たちの生きる世界はどんなに残酷で生々しくて目を覆いたくなる世界だったろう。

    サエたちが望む“生きて日本へ帰る”その心は何よりも尊かった。戦争を知らない全ての世代の人たちにぜひ読んで欲しいと思いました。

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    2026年01月06日
  • 金の角持つ子どもたち

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    今年、最後に最高の本を読ませていただきました!

    この本のストーリーのシチュエーションも今時期かと思われます。

    中学受験に関わる、本人と家族と塾講師の3人のお話し。

    本の帯に書かれている、中学受験する少年の秘密が大変気になり、一気読みしました。
    秘密。12歳の男の子がそんなにも思い詰める秘め事が本当に読んでいて辛かった。
    大人のコソコソ話、嫌だなぁと心底思う。

    お母さんも、凄い!
    子供の頑張りの影響で、大人になってから勉強して資格取得しようと思うのだから。
    子供の教育は、親も一緒に学ばされる場なんですね!

    塾講師の加地先生も素敵!
    ウチの息子たちも高校受験でお世話になってますが、高校卒

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    2025年12月30日