藤岡陽子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最難関の中学受験に向かって小6の俊介がまっすぐな気持ちで努力を惜しまず塾で学んでいる。その姿に、まず応援したくなった。
生まれつき難聴の妹、美音のためにという心持ちがしっかりしていて、負い目をかかえつつ努力を重ねている姿にいつのまにか引き込まれた。
受験に否定的な義母には母親が、学校担任には塾の加地が俊介を守ってくれたことに、大人のあるべき姿をみた気がした。自分の価値観に子どもを縛りつけてはいけないということは大切なことだと再認識した。
中学受験は必ずやらなければならないものではないが、そこで培った努力は必ず将来役に立つという、塾の加地の言葉が印象的だった。
「なぜ勉強するのか?誰もが -
Posted by ブクログ
良書です。
その一言に尽きる一冊でした。
看護師の紗穂は夜勤中、長く意識が戻らない高齢女性患者が意識を取り戻した瞬間に遭遇する。
医師を呼ぼうとするも大きな地震が発生し、気付いた時、彼女は目の前にいたはずの患者の若き日の姿となり、1944年のマニラにいた。
従軍看護師として戦争に巻き込まれた紗穂は、仲間の看護士と共に厳しく苦しい日々を乗り越えていくー。
かなり突拍子もない設定ですが、主人公の紗穂の明るさと、戦時下のマニラにおける看護師の視点で描かれた第二次世界大戦の悲惨な描写に引き込まれ、あっという間に読み終えました。
20歳前後の女性達が従軍看護師として負った任務の過酷さ、目の当たりに