藤岡陽子のレビュー一覧

  • 春の星を一緒に

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    これは絶対に「満天のゴール」を読んでから読んだほうがいいです。
    あの涼介くんが、成長していました。本当になんていい子なんだ。
    前半から泣いてしまい、涙腺が脆くなってしまって終始涙涙でした。泣いてしまうから読むのをいったん中止するくらいに。

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    2025年11月10日
  • 春の星を一緒に

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    「満天のゴール」続編。小4~小5だった涼介は高校2年生に、33の奈緒は40歳になってます。これは、昔の人間関係や思いを知っていた方が、より深く心に刺さるので、絶対に前の本から読んだ方が良いです。また、続編であるこの本の方が良かったです。
    シンクルマザーとして丹後半島に住む父の家で看護師をしながら涼介を育てている奈緒は、離婚のためペーパー看護師として勤務し始めた海生病院勤務を続けていた。息子は高校生で進路に悩んでいるようで、こちらへ来たときから懇意にしている医師・三上への自分の気持ちに気づきながらも関係は変わらない。そんな時、80歳になった父がコロナに罹患し、容態が急変して…。
    介護のお話を書い

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    2025年11月09日
  • リラの花咲くけものみち

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    随所に感情を動かす出来事が散りばめられ、
    目頭が熱くなる
    北海道の自然の魅力と獣医学の世界が垣間見える
    描かれている人物がどの人物も知っている人かのように魅力的
    特にチドリのどんな状況でも幸せを探す強さは、自分も見習おうと思った。

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    2025年11月09日
  • 春の星を一緒に

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    凄く良かった。登場人物が皆優しい。頑張っている姿に感情移入してしてしまう。
    自分が悪いのに謝れない人は嫌われるという言葉にハッとさせられた。素直でいることが大切だと思わされた。もやもや悩むよりすぐ謝った方がいい。色々泣ける場面が多くて、電車で読んでいるとき泣きそうになった。

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    2025年11月07日
  • リラの花咲くけものみち

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    名作中の名作と呼んでも過言ではないと思う。
    星を5つどころか10でも20でも付けたい。
    主人公の聡里も愛すべき、そして応援したくなるキャラクターだが、その聡里をネグレストされていた家から引き取り、生活が苦しい中でも私立の大学に通わせ、いつも優しく見守っていた祖母のチドリのことが好きな読者は多いのではないだろうか。
    どんな不幸に見舞われても、その中から幸福を見つけ出す思考、小さな体でも大事なものを守る強さ。
    そんな彼女を尊敬し、見習いたいと思った。
    また、チドリという名前から連想できる千鳥足についても解説があり、とても勉強になった。
    きっとこの作品は、自分の中で長く一番好きな本と言える作品になっ

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    2025年11月03日
  • リラの花咲くけものみち

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    ネグレクトされ不登校になっていた少女がおばあちゃんや動物、北海道の大自然、周囲の人々に支えられて獣医師の道を目指す物語。
    私も看護学生、助産学生を経験してるので重なる部分も多く感情移入しながら読むことができました。獣医師ってとても尊い仕事だけど、責任が重く動物への愛だけでは苦しくなることも多いだろうなと思います。さとりの迷いながらも道を切り開いていく姿、周りの人に支えられて支えながら自分の居場所を見つけていく姿に勇気をもらいました。さとり本当に頑張ったね。一章一章の花言葉を調べながら読んでいくのも楽しかったです。チドリさんの大きな愛があったかくて、チドリさんのシーンで何度も泣きました。不幸の中

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    2025年11月03日
  • 金の角持つ子どもたち

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    中学受験のお話。
    第一章は親、第二章は子、第三章は塾の先生の目線でそれぞれ描かれています。
    第二章に入って、面白さが急加速。受験勉強の大変さだけでなく、勉強をする楽しさや俊介の頑張り、それを支える両親や先生の気持ちに触れて、最後は涙。
    『感動の長編』と紹介されていたのは本当でした。
    中学受験ではありませんが、今まさに勉強を頑張っている我が子にも勧めました。

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    2025年11月01日
  • 春の星を一緒に

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    定番の流れの内容だったが、登場人物のキャラが素敵で とても幸せな気持ちになった。ドラマ化されれば良いのにと思った。

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    2025年10月30日
  • 春の星を一緒に

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    「死は決して敗北ではない。懸命に生き抜いた先のゴールとして幸せな死があり、その死は残された者にとっての希望になる。」

    途中何度も泣かされ、終わり方も最高過ぎてまた泣いた。涙腺ゆるゆる。
    読み終わった後に続編だと知った。前のを読んでいなくても全く問題ない。すごく良かった。

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    2025年10月29日
  • 春の星を一緒に

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    安定と信頼の藤岡陽子さんに、また泣かされてしまった…。本当に良い作品。正直、医療現場で働く人を主人公にした作品やドラマってそろそろ食傷気味になってきていたので、これのあらすじ情報で「看護婦として働くシングルマザー」「地域医療や緩和ケア」みたいなキーワードを拾った時には「うーん、そういう系かあ…なんか結末予測つくような…」という凡人の先入観を持ってしまっていたのですが、先に読んでいた夫から激おすすめされて、読み始めると、あれよあれよとのめり込んでしまい、気付けばほぼ1日で読み切りました。思ってたような話とは、良い意味で全然違った!医療従事者の話ではあるものの、どちらかというと、家族や親子の話。主

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    2025年10月28日
  • 春の星を一緒に

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    『満天のゴール』の続編。
    今作品も感涙必至

    奈緒はこれまで病棟と訪問看護の両方をやっていたが、涼介が中学生になった時点で夜勤に入るようになり、病棟勤務のみで父の耕平に協力してもらいながら頑張っていた。
    耕平がコロナに罹患してから肺炎になり、急すぎる死だった最期には奈緒も涼介も見守ることができた。

    三上先生が東京の恩師から誘いを受けて緩和ケア病棟で働くことになり、涼介の進学のことも考えて奈緒も東京で働くことになる。

    緩和ケア病棟では、奈緒と同じ40歳の宮城さんが10歳の娘さんに見守られて最期を迎える、娘に残したノートには20年分の手紙。
    三上先生の母である寺内さんも最期には、先生のいる病院

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    2025年10月27日
  • 春の星を一緒に

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    『満点のゴール』の続編。シングルで看護師の奈緒、医学部を目指す涼介、父、耕平、地域医療を支える三上先生の息ピッタリの穏やかで幸せな日々を送っていた。が、突然の耕平の逝去に言葉を失った。そしてその生きざまに感動した。恩師を助けるべく東京で緩和ケア病棟で勤務することを選んだ三上先生が奈緒に提案してくれた涼介と東京への引っ越し。三上先生のお母さんの登場には驚いたけど耕平に負けず劣らずの生きざまにはさらに感動した。そしてラストには涼介の大学合格と三上先生からのプロポーズで最高のハッピーエンドが待っていた。

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    2025年10月27日
  • リラの花咲くけものみち

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    主人公の女性が苦しい幼少期を過ごし、獣医師になる物語。
    主人公の真っ直ぐな心と、頑張る姿勢に心打たれる。
    自分も何か頑張れるのではと、背中を押される気がしました。

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    2025年10月26日
  • 金の角持つ子どもたち

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    中学受験のお話を、こんなに泣きながら読むことになるなんて思わなかった。

    個人的な中学受験のイメージは、「裕福な家のご子息がエリートコースに乗るための、ショートカット的なシステム」という印象を持っていた。

    でも本書を読んで、まだ小学生の子供達が、志望校を目指してひたすらに努力する様子は、込み上げてくるものがあり、自分にとっての中学受験のイメージががらりと変わった。

    ただでさえ子供達の努力に感動する内容の中、特に俊介は、自分の夢の為というよりも、妹のため、自分の苦しみの解決方法として、最難関中学の合格を目指す。
    塾に通うため、生活面も経済面も負担をかけて、家族が協力してくれていることを理解し

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    2025年10月22日
  • 春の星を一緒に

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    緩和ケア病棟が舞台とありますが、医療小説ではなく奈緒、涼介、三上先生の壮絶ながらも心温まる物語が中心。まさかの続篇。さっそく、満点のゴールを読まなくては。

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    2025年10月19日
  • 金の角持つ子どもたち

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    ネタバレ

    受験という題材で縁がないし、あまり興味はなかったけれど、おススメしてくれた方がいたので、読んでみたら、手が止まらずに一気に読んでしまった。目頭を熱くしながら。
    あらすじにある通り”人は挑むことで自分を変えることができる”ということを、中学受験を通して描いていて、子どもの頑張る姿で、まわりの大人たちにも変化していく様もとても良かった。
    私は勉強ができなくても、好きなことに没頭できれば良いという環境だったけれど、好きなことをするにも、知恵や知識は必要だし、諦めないこと、やれば伸びること、自分の能力を知っていくことの体験は武器になる。
    目標を達成するには、勉強が必要ないなんてことはないのだ。当たり前

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    2025年10月17日
  • 春の星を一緒に

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    昨年ホスピスで亡くなった女房とオーバーラップして涙無しには読めなかった。
    娘達と交替で泊まり込み、最後の三日間は痛みで鎮痛剤と睡眠導入剤で眠るように逝く女房を家族皆んなで看取った。近しい人が亡くなる事がこんなにも辛いんだと…。
    医療小説が大好きだった女房がこの小説を読んでいたら夢中で読んでいただろうなぁ。

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    2025年10月16日
  • 春の星を一緒に

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    看護師、シングルマザー奈緒、夫の不倫、離婚、東京から実家の京都へ。高校生の息子涼介進路明らかにしない。

    傑作。読みながら何度落涙したか。息子と仲良くしてくれる三上医者の助言。三上か、涼介の祖父のようになりたいものだ。

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    2025年10月15日
  • 満天のゴール

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    私は人生の終わりに満点のゴールを迎えられるのかそんなことを考えながら読んだ
    人生は長く途中、辛い時があるかもしれないだけど最後は自分が納得して満足して終えたい
    終末医療のあり方を改めて感じさせる小説でよかった

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    2025年10月14日
  • 春の星を一緒に

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    何と前作があったとは…。
    しかもドラマ化されていたとは…。
    もし読んでいなくても十分楽しめます。

    主人公の奈緒さんが娘として母として女性として生きる姿とお父さんや息子の涼介くんとのエピソードに涙…です。
    三上先生の懸命に生きてきた姿にも涙…。
    人生のゴールに付き添う緩和ケアがテーマだからこそシビアにならざるを得ないストーリーになりがちですがリアルさを失わずに希望を持てる展開でした。

    ラストもとても良かったです。
    時々クスッと笑える場面もとても暖かく感じました。

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    2025年10月13日