藤岡陽子のレビュー一覧

  • きのうのオレンジ

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    本読んで泣いたのは久しぶりな気がする。
    やっぱりわたしは藤岡さんの書く文章が好きだなぁと思った。難しくなく、でも繊細で、切ないとかやるせない中にも希望のような温かいものがある。そう感じる。
    第一章は遼賀自身の目線、第二章は遼賀の母親・燈子、第三章が遼賀の同級生矢田泉、第四章は弟の恭平、第五章はまた遼賀目線だけど職場の高那の話がクローズアップされたり過去を探しに行くような話。そしてエピローグは…
    病と闘うとは、闘う人を支えるとは、をリアルかつ繊細に、でもやさしく温かく教えてもらった気分。
    第五章の終わりのほうを読んでいると、タイトルの「オレンジ」がすごく効いてきて、うってなる。

    癌や大病って大

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    2026年01月14日
  • 春の星を一緒に

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    みなさんの感想を読むまで、続編と知らなかったのですが、何度もこころに響く箇所があり、涙を抑えながら読みました。
    藤岡さんの著作はまだ数冊しか読んでいませんが、どれも本当にひとりひとりの心情が丁寧に表現されていて、読めて良かったと思います。

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    2026年01月12日
  • 春の星を一緒に

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    あの感動作「満点のゴール」から7年の続編です。ようやく順番が廻ってきました。
    藤岡陽子さんの文章は読みやすくってページをめくるのが速くなるのですが、これほど涙の壺をわかってる作家さんはずるいです。刺激されると堪らなくなってしまいました。
    末期患者の緩和ケア専門の病棟に入ってくる人は、生きて退院する望みのないところですが、人生の最後を感謝しながら迎えることができる人って素晴らしいなって感じたらもう涙を抑えることができませんでした。ラストは何の捻りもない王道展開なんですが、読者の私にとってもこうなって欲しいと思う期待を見事に描いてくれて感動ものでしたw
    ベタですけどね。
    奈緒の視線からの物語でした

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    2026年01月10日
  • 春の星を一緒に

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    藤岡さん好き。
    読み始めてすぐに、あれ?同じような設定の話を読んだような・・・となり、「満点のゴール」の続編って気が付いた。
    あれもいい話だったよね。こちらもいい話。
    やっぱり藤岡さん好き。

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    2026年01月08日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    とても素晴らしい作品でした。
    新年早々感動しました。
    満天のゴールの上を行きました。

    満天のゴールの時から7年経ち、奈緒は40歳になり、息子涼介も高校2年生になっていた。
    父も80を過ぎていた。そんな折、父がコロナにかかりあっけなく亡くなってしまう。
    亡くなって、父のありがたみを強く感じた奈緒だった。涼介は、中堅高校に通っていたが、母にはなかなか言えなかったが、医師を目指したいと言ってきた。(三者面談で一悶着ありましたが。)
    丹後に越してきてから世話になっていた三上先生のアドバイスを受け、涼介は猛烈な勉強をはじめる。しかし、田舎町に住む涼介には医学部を目指すための塾がない。そもそも、お金もな

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    2026年01月07日
  • 晴れたらいいね

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    戦争。
    たった2文字の言葉だけど、どれほどの尊い命が奪われ、その命を守るためにどれほど奮闘した従軍看護婦がいたのかと心が締め付けられる思いがしました。

    “自身の誇りを守るため行き詰まったら手榴弾で自決せよ”僅かな物資と食料の中で戦争により傷ついた兵士を処置しなければならない、彼女たちの生きる世界はどんなに残酷で生々しくて目を覆いたくなる世界だったろう。

    サエたちが望む“生きて日本へ帰る”その心は何よりも尊かった。戦争を知らない全ての世代の人たちにぜひ読んで欲しいと思いました。

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    2026年01月06日
  • 金の角持つ子どもたち

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    今年、最後に最高の本を読ませていただきました!

    この本のストーリーのシチュエーションも今時期かと思われます。

    中学受験に関わる、本人と家族と塾講師の3人のお話し。

    本の帯に書かれている、中学受験する少年の秘密が大変気になり、一気読みしました。
    秘密。12歳の男の子がそんなにも思い詰める秘め事が本当に読んでいて辛かった。
    大人のコソコソ話、嫌だなぁと心底思う。

    お母さんも、凄い!
    子供の頑張りの影響で、大人になってから勉強して資格取得しようと思うのだから。
    子供の教育は、親も一緒に学ばされる場なんですね!

    塾講師の加地先生も素敵!
    ウチの息子たちも高校受験でお世話になってますが、高校卒

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    2025年12月30日
  • きのうのオレンジ

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    今年最後にして最高の作品に出会えた。隠れた名作です。
    自分は何者でもないけど生まれてきてよかったと思って最期を迎えたいものです。

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    2025年12月30日
  • 春の星を一緒に

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    前作のその後が気になってたので読めて嬉しい。
    10才の頃から涼介くんは素晴らしかったけど、ますます健やかに育っていくのが出来すぎるとは思いつつ応援してました。見守る三上先生も父親の耕平さんも母としての主人公の成長を支えていて、奈緒さんが羨ましい。まぁ元夫や兄など最低な男たちもいるけどね。

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    2025年12月30日
  • 空にピース

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    すっごく話が重くて辛いなと思いながら読みました。
    でも希望がみえる終わり方で本当に良かった。
    絶対にもう二度と読むことはないけど、とても素敵な話を読み切れてよかった!

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    2025年12月29日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    前作『満天のゴール』を読んでいなくても、本作単体で十分に楽しめた。物語は最後まで中弛みすることなく進み、読後には素直な感動が残る一冊。 涼介と三上先生はいずれも、芯の強さと人への思いやりを併せ持った人物として印象に残った。涼介には、三上先生のように温かさのある医師へと成長してほしい。 終盤の奈緒の行動には少し首をかしげたものの、ハッピーエンドに救われ、前向きな気持ちで読み終えられた。

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    2025年12月29日
  • 春の星を一緒に

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    とてもとても良かった。
    「満天のゴール」に続く作品。藤岡さんの作品の中でも特別好きな作品になりました。

    シングルマザーの奈緒と高校生の涼介。前作は過疎地を舞台に在宅医療が描かれていましたが、本作は都会の緩和ケア病棟が舞台。
    故郷から一緒にやって来た医師・川上先生や、進路に真摯に向き合う涼介くんについても丁寧に描かれていました。

    序盤から早くもウルッと……。前作では10歳だった涼平くんが、思いやりのある頼もしい好青年になっていました。

    生きてると、自分ではどうしようもないことが予期せず降りかかってくることがあります。
    自分の可能性を、当たり前のように信じて疑わない人がいる。その人の言葉が、

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    2025年12月27日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    読後に改めてタイトルを見て、感慨深い。
    何も事前情報なしで読み始め、33ページで「おや?これはあの本の続編か?」と気付いた自分を褒めてあげたい(笑)
    あの本もとても良かったのでそこからテンションが上がったな。人の卑しさや自分勝手なところ、暴力的な面も描かれていたけどそこより愛情とか優しさとか思い遣りが印象的だった。
    8年もかかったのは長っ!だけど月が綺麗ですねって言われたんだろうな〜

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    2025年12月24日
  • 春の星を一緒に

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    前作に満天のゴールがあったんですね。知らずに読み進めました。

    とにかく涼介がカッコいい!母親を思う気持ちに感動しっぱなしです。

    京都編と東京編の二部構成で描かれています。
    奈緒と三上先生の不器用な恋愛がもどかしくて、でも春の星を一緒に見ませんかの一言には、心を動かされました。

    緩和ケア病棟での出来事も良かった。
    旅立つ人が最期まで幸せを感じてくれたなら、残される人も未来に希望を持てる作品でした。

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    2025年12月21日
  • 金の角持つ子どもたち

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    中学受験に挑む1年ほどの期間を、親・子・塾の講師目線で描いています。中学受験はしたことがないし、子を持つ親というわけでもないので、深い感慨もなく読み始めましたが、こんなに胸に響くとは。。

    子どものエネルギーに感化されて、親も塾講師もみんなが一丸となっていく様子が、ドラマチックでした。現実ではこうはいかないのでしょうが、たまにはこんな小説も心が浄化されるようでいいと思います。

    受験の考え方として、合否に関係なく、過程として努力できた自分が残るという考えが好きです。大人になって、努力できるというのはなによりも得難い才能だと実感する日々です。

    これは蛇足ですが、小中高となんの有り難みもなく塾に

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    2025年12月18日
  • リラの花咲くけものみち

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    ネタバレ

    今年も終わりに近づいてきたけれど、これは間違いなく今年のベスト3の一冊。何度も何度も涙が出そうになった。チドリおばあちゃんがとっても素敵な人。主人公の聡理も辛い境遇から自分で大切な人を見つけ、自分の道を選び取って行く様子が書かれている。獣医学部が舞台のため、血腥い描写もあるし、綺麗事だけではすまない描写もある。妹に悪意は無いんだろうけど、その後彼女と交流することはあるのかしら……。継母も実父も自分が辛い……だしな。聡理ちゃんが強くて(強くなったんだよね)決別の道を選んで良かったけど。

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    2025年12月16日
  • きのうのオレンジ

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    ネタバレ

    誰かを幸せにすると、必ず幸せは自分に返ってきます。そして自分の家族にも幸せは返ってきます。

    遼賀は自然に、周りの人に幸せを与えて生きてきました。

    遼賀は癌を患って短い人生になったけれども、遼賀に関わるたくさんの人に無条件の幸せを与えてきたから、みんなの心が荒むことなく、誰かを傷つけることなく、優しさや希望を持って、最後まで共に過ごせたはずです。

    遼賀は、いつもの風景に咲く優しい花のような存在。普段は忘れちゃってるけど、本当はずっと心の中にいる。そんな人が近くにいたら、、素敵ですね。

    どんなに苦しくて辛い状況でも、人を思いやる人生を送っていれば、幸せな最期を迎えられるのだと、希望をもらい

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    2025年12月14日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    緩和病棟で働くシングルマザーの看護師とその息子、そして医師
    3人の物語
    看護師子育ての苦難
    息子の健気さ
    息子を精一杯応援してくれる、祖父と医師
    看護師と医師の不器用な恋愛
    毒親のせいで施設で育った医師
    緩和病棟での同じ年齢のシングルマザーの死

    様々なテーマが詰まっていながら、全て心に落ち着く素晴らしい作品だと思った
    読み終わった瞬間、清々しい気持ちで一杯になった

    苦労や愛することはいつか報われる
    そう信じたくなる一冊だった

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    2025年12月12日
  • 春の星を一緒に

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    『満点のゴール』の続編。今回も号泣。
    三上先生大好きなので、どうか幸せになってほしい。大変良いラストでした。
    タイトルの由来がとても素敵です。

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    2025年12月12日
  • 手のひらの音符

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    読んで良かったです。

    私の子どもには発達障害がありますが、子どもを悠人に重ね、信也を親である私に重ねて読んでいました。

    信也が悠人を大切に大切にして撒いてきた種(愛情)が、悠人の未来を作りました。

    私も発達障害の子どもを育てるのは心が折れそうになることがありますが、信也と悠人、水樹の関係性を心にずっとおいて、未来を信じて生きていこうと思いました。

    本当に素敵な本でした。

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    2025年12月11日