藤岡陽子のレビュー一覧

  • 金の角持つ子どもたち

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    文庫でしか出ていない本とのことですが、ハードカバーでも出てたくさんの人に読んでほしい。私は田舎育ちの今も地方住まいで、中学受験とは縁もなく、私も子どもたちもみんな塾の経験がないので、塾の知識が全くありません。2章に出てくる学校の先生、この話の中だと余計なことを言う困った人だと思ってしまいますが、現実世界では私も都会の中学受験をする子どもたちに同じ印象を持っていたので、この先生の気持ちはよくわかります。実際、俊介のような自ら能動的に受験する子ばかりでもないのだろうと思うので、その子によって正解も違うのでしょう。塾の先生が加地先生みたいな人だらけというわけでもないでしょうし…
    なので、この本を読んだからいきなり中学受験万歳!とはなりませんが、いい塾に出会えて、自らの目標を見つけて向かう力をつけることができれば、子どもの人生に大きな財産になるのだと感じました。
    俊介だけでなく、お父さんお母さん、妹、友達、先生…
    この本に出てくる、俊介と関わるほとんどの人が大切な人を支えたり、一緒に励まし合うために懸命に頑張っています。1章でも2章でも3章でも、全部で泣きました笑
    わが子たちも今年受験生、毎日頑張って、もう金の角が生えているのかも。俊介のお母さんのように、親として支えつつ、一緒に並んで自分の人生もがんばりたいなと思いました。

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    2026年08月21日
  • 青のナースシューズ

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    なんという素晴らしい本だろう。
    改めて医療に携わる方々に感謝と尊敬しかない。
    こんなにも「人のため」を惜しまない職業というか、それだけじゃない「その人」の内面の美しさ逞しさ努力に頭が上がらない。

    なんて自分自身が甘えの人生を歩んでいるのか恥ずかしいくらいに。

    とにかく登場する人物たちに感動しました。

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    2026年08月21日
  • リラの花咲くけものみち

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    主人公の聡里が獣医になるために大学に入って、実習や動物病院でのバイトを通じて、しっかりと成長していく物語。ドラマは見ずに小説から。
    北海道での一人暮らしや勉強・実習、そして人付き合いへの不安で一杯の新入学。夏の実習での洗礼や進路、恋の悩み。そうしていろんなことを乗り越えて、少しずつ一人前になっていく様子が瑞々しく、人との会話や関わりの中で、聡里が感じることや考えることの心の機微がリアルに伝わってきて、あ、自分もこんな場面だったらそう思うよな、とか、よくここまで言えた、頑張った、とか、すっかりのめり込んでました。
    物語に沿って聡里が少しずつでもしっかりと前に進んでいく様子に、すごく元気をもらえました。どんな仕事でもやってみないとわからない大変さがあって、でもやってみないと得られないものがありますよね。目の前の動物だけでなくその後ろにいる人たちに想いを馳せることができるように、自分もなりたい。

    舞台になった大学の様子はすごくリアルに描かれていて、情景や空気の匂いなんかが懐かしく浮かびましたよ。

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    2026年08月19日
  • 青のナースシューズ

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    涙はやはり止まりません。
    令和だというのに男女差別が色濃く残る看護師業界。を、男子学生目線で書いた珍しいお話!今や男性看護師はそう珍しくはないと考えるのは一部で、当事者たちは謂れのない中傷が沢山あるのだろう…様々な診療科で激動の実習があり、同級生、家族、先輩、患者とのエピソードはどれも丁寧で、筋はブレないし、勉強になるし、本当に作者はバランス栄養満点に仕上げるのがうまいなーと。
    私は美国くんと成道くんの初めての帰り道が好きだったなあ。
    微かな疎外感を感じたり、人生史上一番怖い顔つくる成道くん素敵…
    ちょっと毒親なお母さんキツかったー。作者はヤングケアラーもよくとりあげますよね。

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    2026年08月18日
  • 金の角持つ子どもたち

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    清々しい読み応えだった。百田尚樹の夏の騎士に並ぶ作品。小学生の頑張るこどもたちがテーマ。

    筋の通ったお母さん、塾の先生も魅力的だった。
    こんな生き方がしてみたいと思わせる。

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    2026年08月18日
  • 青のナースシューズ

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    ネタバレ

    出てくる人物がみんなとても温かくて良かった。主人公の成道が頑張る姿には心が打たれた。
    特に美国、伊佐、松原、手塚先生が好き。

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    2026年08月17日
  • 春の星を一緒に

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    最近特に女性が頑張ってるお話しを連続して読んでいるような気がする。生まれや環境に負けず、愛する人のことを想い懸命に生きる市井の人の強さと愛情を感じる感動作でした。ただ、藤岡先生は京都出身なのに、宮津を「丹後」と書かず京都で通していたことだけ違和感ありましたよ。

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    2026年08月17日
  • 青のナースシューズ

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    『青のナースシューズ』を読んで、看護師という仕事の大変さだけでなく、人を支えることの意味について考えさせられた。

    主人公の成道は、家族を支えながら看護師を目指し、さまざまな悩みや葛藤を抱えながら成長していく。その姿がとても印象に残った。患者を支える看護師も、決して一人で頑張っているわけではなく、周りの人に支えられながら成長していくのだと感じた。

    また、頑張ることだけが大切なのではなく、誰かに頼ったり、支えてもらったりすることも大切なのだと思った。医療や看護の話ではあるが、それだけではなく、人との関わり方や仕事についても考えさせられる作品だった。

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    2026年08月16日
  • 春の星を一緒に

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    涼介が良かったな。
    家族の特別な状況もあるけれども、子どもが親のことをいかに考え、いかに我慢しているかがよく分かる。子どもの未来は親の選択でいかに変わるかということも事実だと思う。第三者の介入もあって、ギリギリのところで方向修正できたのがホントに良かった。

    主人公ナオは、緩和ケア病棟のナース。死を目前にした患者から、「自分の生きている意味は?」と迫られる。前作に続いて、死は負けではないということが、少しずつ私も理解できてきた。実際は一人一人の事情が違うから難しいと思うのだけど。。

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    2026年08月16日
  • 晴れたらいいね

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    (Audibleで聴取)
    外地での戦時下の悲惨・過酷な様子がリアリティーを伴いとてもよく伝わり、自分自身までタイムスリップしてしまったような感覚に襲われました。

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    2026年08月16日
  • リラの花咲くけものみち

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    壁にぶち当たって前に進むか引くかの判断を迫られた時に、前に進むことが賞賛されることが多い気がしますが、時には逃げることも必要で、かつその判断をするには周りの人のサポートが必要なことも多いので、生きていく上では前に進む勇気と同じくらい、周りに助けを求める勇気も必要だなと思いました。

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    2026年08月16日
  • 海とジイ

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    瀬戸内海の島に暮らす3人のじいさんの話でした。短編かと思っていたら繋がりを最後に感じられて、まさか!と再度読み返すということになった1冊でした。自分の人生の話を後世に語り継ぐことは家族や身近な人にしか出来ないのかもしれないと感じ、自分も語り継げるような日々が送れるようにしたいと実感しました。

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    2026年08月16日
  • リラの花咲くけものみち

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    単行本が発売された時に読んでいたので、今回文庫本での再読。以前の感想や心に響いたフレーズを読み返したり…。今回も読み終わって、この作品を読んでよかったって思う感想は全く同じなのに、心に響いたシーンやセリフが違うことに驚いた。きっと、何度読んでも、その度に気づきや学びがある作品なんだなと思った。

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    2026年08月15日
  • 青のナースシューズ

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    序盤は弟の介護と看護学校。母の無理解とかもけっこうきつかったけど。主人公が悩みながらも特待生を続けるために励む様。命に携わることの尊さと難しさが伝わってきて。ちょっとホロリ。

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    2026年08月15日
  • 青のナースシューズ

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    ネタバレ

    ​女性ばかりの職場という男性看護師ならではの苦悩や、家族のために家事やケアを背負うヤングケアラーとしての葛藤がリアルに描かれた作品。

    ​それでも挫けずに看護師への道を歩めたのは、同じように理由があって看護師を目指した同級生の仲間たちがいたからこそだと思う。

    ​ラストで青のナースシューズを受け取る展開は、送った本人がもうこの世にはいないという悲しさがある。けれど、その想いは間違いなく成道に届いていて、これからの彼を支える大きな糧になるんだと感じられる、胸に響く物語だった。

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    2026年08月14日
  • きのうのオレンジ

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    藤岡さんの本は、本当に読みやすく、どんどん読み進めてしまいます。今回も命に向き合うことで、強く生きていく姿を感じることができて、とても良い本でした。

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    2026年08月14日
  • 青のナースシューズ

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    えーめっちゃ泣けるんですけど〜泣
    今のところ(2026.8月)今年のベストワンかな。
    何回も泣けるシーンがあって、
    看護学生全員を応援したくなったし闘病と戦う人たちの事も応援してる…!!
    ほんとに素敵な本だった。

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    2026年08月13日
  • 青のナースシューズ

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    とてもまっすぐな物語でした。男性看護師学生さんの涙ぐましい葛藤と学びへの意欲と崩れそうな家族の再生、患者さんたちや同僚の温かい応援、全部まっすぐでした。

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    2026年08月13日
  • 金の角持つ子どもたち

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    ネタバレ

    この本を読んでいて自分が高校受験に向けて勉強を頑張っていた日々を思い出しました。次は大学受験に向けて自分も加地先生の言う金の角が生えるくらい努力したいなと背中を押されたような気がします。素敵な作品でした。是非色んな人に読んで欲しいと思います!

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    2026年08月12日
  • 森にあかりが灯るとき

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    無茶苦茶心が揺さぶられた。
    今の若い子たちは、もしかしたら何一つ不自由なく育ってきたからこそ、真面目で欲浅く、誰かのためになりたいと真剣に生きているのかもしれない。
    介護というほとんど未知の世界に近い存在で自分にはなれそうにはないが、ひたすら世のためひとのため、そして生きていくために薄給でも笑顔を忘れず働き続けている方々のおかけで成り立ってるんだと改めて感じた。

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    2026年08月11日