藤岡陽子のレビュー一覧

  • 満天のゴール

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    本屋さんで『春の星を一緒に』を見かけて読み始めたら続編だと気付き、1作目の『満天のゴール』を慌てて購入。

     ある日突然夫の裏切りを知り、離婚を迫られる奈緒。本当は帰りたくなかった実家に逃げるように帰り、、、久々に会う父や、近所の方との触れ合いを通し本来の自分を取り戻していく。

     すごく好きなお話し。
    今後も時々読み返すと思う。
    タイトル『満天のゴール』の意味がわかった時、胸がいっぱいになりました。
    三上先生と奈緒のその先も気になるな。
    涼介くんも良い子だった
    夫と不倫相手が本当に嫌な奴だった。

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    2026年05月25日
  • 春の星を一緒に

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    きっと幸せなハッピーエンドのお話だろうという心づもりで読み進めたが、何度も涙しながら一気読みしてしまった。なんという好青年の息子なのだろう、あの父親の遺伝子皆無と言いたい。お祖父ちゃんの愛情の賜物。三上先生、素晴らしすぎる。
    生死は誰にもコントロールできないが、読後の清々しさは半端ない。死ぬ最後の瞬間まで穏やかで幸せに過ごしたい。頑張ろう。

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    2026年05月23日
  • 春の星を一緒に

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    表紙の桜に見惚れて借りた一冊で、こんなに感動するとは思わなかった。シングルマザーで高校生の息子の受験を控えて緩和ケアーの看護師をする母とその家庭を見守る医師。

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    2026年05月23日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    面白い…というよりは「とても良い小説」だった。勿論面白いのだが、どんでん返しも伏線回収も謎解きもないのである。

    看護師の母と受験を控えた高校生の母子家庭、その親子と密接にかかわる地域医療の医者、その3人を中心に終末医療(緩和ケア)と大学受験と親子の関りと不器用すぎる恋愛について時系列の章立てで淡々と物語が進んでいく。

    緩和ケアも大きなテーマなので、登場人物が死ぬシーンは多いと思うが、それでも争いごとや天変地異のような大きな悲劇はなく、隣近所によくありそうな個人的な日常の悲喜劇が綴られていく。それだけなのに、本当にいい小説なのである。

    3人とも善人で努力家であり、仕事や勉強や生活をしっかりやる人であることが肝心なんだなと思う。正直者が損をする世の中であることは良くないことだし反対だが、正直者はその生き方だけで、きっと幸せを呼びよせるんだろうなぁ、とそんな事を考えた。

    前作があるらしい「満天のゴール」、順序はテレコになったが、是非読んでみようと思う。

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    2026年05月22日
  • 春の星を一緒に

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    非常に面白かった!
    適当に手に取ってみた本だったけど、シングルマザーの苦悩と、恋愛から発展する結婚というよりは、本当に支え合ってこの人と生きていきたいと思ってというあまりみられない恋愛模様が切なくもあり素敵だった。死を終わりではなくゴールだと捉えるという考え方を自分も取り入れたいと思った。身近な人が死を迎えたり、死と向き合っている今、どうしたら元気になるかな、いきたいと思えるかなと私なりに考えることもあるので、面白かったし、医療現場の人たちがこんなふうに考えてくれているのなら幸せだなと感じた。

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    2026年05月22日
  • 手のひらの音符

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    P189 信也が憲吾に言った言葉
    「一番なのか?」
    「お前が一番苦しいのか、って訊いてんの」
    信也に言われたら「はい私は一番苦しいです」って答えられないよ
    水樹が大人になった信也をみて思うこと
    P249 子供の頃は何も映さない、空っぽに見えたその目に、折れることなく生きてきた自信が満ちている。小さな子供が、長い時間をかけて強い大人になったのだと、
    今までの人生振り返ってみると辛い経験沢山あったなー
    そのおかげで、私もちょっとやそっとのことではめげない大人になったな 

    森嶋家の三兄弟の仲が良く互いを大切に思う絆の強さが良かった。優しい兄達に守られながら成長した末っ子の悠人との再会、そして悠人の今、良かった。



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    2026年05月21日
  • 金の角持つ子どもたち

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    私にはいつ頃まで「金の角」があったのだろう。

    大好きなサッカーをやめ日本最難関中学の合格を目指す俊介。根性とか努力とかが軽い言葉に感じられるほどの受験に向かう俊介の姿。それには理由があって…。

    そして彼を支える周囲の大人たちの視点からも中学受験が描かれており、鼓舞奮闘し新たな一歩を踏み出す姿が心を打つ。

    小説の随所には心に留めておきたい力強いエールがたくさん詰まっていました。
    自分を諦めず、自分を信じて前へ進む全ての人の頭には金の角が生えているものだ。

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    2026年05月21日
  • 春の星を一緒に

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    2026.5.19
    三上先生も奈緒も涼介も好き!涼介、いい息子すぎる。努力した分、三上先生や奈緒が近くで支えてくれた分いい医者になるんだろうな。
    この3人の今後もずっと眺めていたい。
    おじいちゃんがコロナになってからあっけなく亡くなったり緩和病棟で人の死に直面したり三上先生を置いて家を出た母親が現れたり、一つひとつが重たく悲しい気持ちにもなったけど、出来事がある度に家族の絆が強まっていった。
    人生の最後まで痛みを取り除いて幸せをもたらす医療の素晴らしさや医師、看護師に尊敬。

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    2026年05月20日
  • 森にあかりが灯るとき

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    現在の社会におけるこれだけの重いテーマを、しかも現実感満載で描いているのに、今回も藤岡さんには何度も泣かされてしまいました。大変な思いをしながらそれぞれの立場でそれぞれが考えを信じて最善を尽くす介護業界で働く人たち。私も仕事柄そのご苦労を目にしていますが、国の仕組みがお粗末すぎて彼らの犠牲がなければ成り立たない状況と分かっています。彼らが背負わされている理不尽な負担が、利権に群がる寄生虫のような政治家や経済団体に吸い取られるのではなく、介護を必要としている高齢者のためになっていることを祈っています。でも、本に登場した区議会議員よりも意識の低い女が総理大臣の国では無理でしょうね。

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    2026年05月18日
  • 跳べ、暁!

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    読み終わるのが残念で最後はゆっくり読んでしまった。
    シューズの床をこする、ドリブル、シュートが決まった。全ての音が聞こえてきそうな。まるで、自分が試合の中に入って一緒に戦っているかのよう。

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    2026年05月08日
  • きのうのオレンジ

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    笹本遼賀は胃がんと診断される。
    その日病院で再会した看護師になっていた高校の同級生矢田泉、勤務先のアルバイト高那、弟の恭平にも支えられながら闘病生活を送る。病気と分かり、弟と二人で中学の時に山で遭難した時のことを頻繁に思い出すようになる。恭平との兄弟のつながり、だんだんと思い出す泉との高校の時の思い出など、闘病以外のところに遼賀の生き方が感じられてよかった。

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    2026年05月08日
  • 手のひらの音符

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    一万円選書で届けてもらって、積読になってしまっていたうちの一冊。

    タイトルからは音楽の話かな、と思ったけど違って、また読み始めたときは、なんか幼馴染との恋愛の話になっていくのかな、と思ったりしたけど、そんなチープな感じでは全くなかった。好き嫌いは分かれるだろうが、現在と過去が行ったり来たりする展開も良い。

    人生に、出会いと別れとがあって、それは事前に予告されるものではないという至極当然のことを大切にしなければと思わされる。

    ドはどりょくのド、レはれんしゅうのレ、ミは水樹のミ…。


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    2026年05月05日
  • ホイッスル

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    突然夫に裏切られて今まで主婦として生きてきた70前の女性が主人公。
    理不尽な状況から立ち上がるのも大変なのに、今まで社会との接点が少なかったのに、まっすぐ立ち向かい強くなっていく姿がとても良い。
    主人公側は良い人ばかりなんだけど、敵キャラはグスだらけで腹が立つ。

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    2026年04月27日
  • メイド・イン京都

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    高学歴、おぼっちゃま、資産家。でも、結婚相手としては最高ではない。むしろ、、、
    自分の好きなことで稼げるなら仕事をしているほうが最高。
    信用に値する人に運は運ばれてくるなんて、いい言葉。

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    2026年04月12日
  • 森にあかりが灯るとき

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    老人養護施設の話。訴えられた経験を持つ福見の気持ちは医療従事者としてよくわかる。でもそのトラウマが原因でスタッフを追い詰めてしまうのが、なんか痛々しい。とはいえすごく前向きに終わったのが素晴らしい。よく着地させたものだと思う。

    特別養護老人ホームで、介護士だった福見節子は他の利用者に呼ばれてしまったために数十分目を離してしまった。その隙に脳出血で倒れられてしまい、訴えられた。

    第1話 お笑いを目指してきた星矢は、今は星あかりという介護施設で介護をしている。恋人の未奈美の部屋に行くと、相方の太尊がいた。彼はまだYouTubeなどでお笑いを続けている。恋人に別れようと言われる。何をやっても報われない。

    第2話 2人の子持ちの好美は出勤するだけで一苦労。好美は介護施設の看護師だ。夫は家事も育児もしないくせに外に飲みに行っている。子供が育ったら離婚すると決めていた。

    第3話 星矢は浜本さんの鼻カニューレを切ったと思われている。今日は全体会議におっさん議員が来て、日本の介護業界の現状について話していった。恋人の未奈美には仮病とか居留守を使われる。医師の葉山に連れられて最先端の特養を見に行く。面白かった。まだ諦めていないんだなと思った。

    第4話 葉山彩子は介護施設の常勤医である。今の介護施設が旧態然としていると思っている。今の施設の延命至上主義には疑問を抱いている。そうこうしているうちに浜本さんの鼻カニューレを切った人物が浮かび上がる。

    第5話 福見は同じ劇団に所属していた箕輪の助演女優賞お祝いパーティーに出席した。福見は自分が施設長としてよくやってきたと思っている。延命至上主義で何が悪い。仕事をするのは生きていくためだ。それ以外の理由はもう思い出せない。

    第6話 星矢はあと1週間でかこの施設を去る。公園で弁当を食べていたら、医師の葉山が声をかけてきた。カニューレを切った犯人を聞いたことを伝える。利用者の桐谷さんのところに振込め詐欺がかかる。息子は着信拒否にしてあったのを忘れたようだ。警察を呼び対処する。

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    2026年04月07日
  • メイド・イン京都

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    ネタバレ

    前半は京都での暮らし。後半はお仕事。明確に話の軸が分かれていてとても読みやすかった。恋愛要素もあって、どうなっちゃうんだろう…とハラハラしながら夢中で読んだ。
    今まで京都育ちの人は怖いってイメージだったけど、この本を読んだ事で苦手意識が減るきっかけに繋がった。責任感と誇りを纏った素敵な人なんだなと思えた。とても良い本でした。

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    2026年04月01日
  • きのうのオレンジ

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    家族とは、、生きるとは、、を考えさせられるストーリーでした。辛くて重い話で悲しいのですが、読後、爽やかな風が吹くような感じを受けてしまいました。

    主人公は、内申には書かれないようなことを、誰にも気づかれずにやっていた、みたいな表現がありました。弟のためなら凍傷になるのも厭わない、純粋に利他の心があり、それが自身がストレスなく生きられるという仏様のような人でした。世知辛い世の中は、彼にとっては生きにくかったのではないかと。頑張りすぎたのは、彼自身だったのかも。

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    2026年03月29日
  • きのうのオレンジ

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    素敵な人たちで溢れていた。
    人生は何が起こるか分からない。
    健康がやっぱり一番大事だなと痛感。
    できるだけ後悔のないように、いつも支えてくれる人たちに感謝を伝えながら生きていきたい。

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    2026年03月21日
  • 森にあかりが灯るとき

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    藤岡先生の本を久々に読んだ
    先生の本は、私が読んだ全ての本が、読後必ず心が温まる
    介護士さんや看護師さんは、ほんと並大抵の意思では出来ない職業だと思う
    介護はやってみた事がない人には、わからないと思う
    やったことがない人に限って、口先ばかりの事を言う
    この本を読んで、なお一層、介護士さんのお仕事に感謝しかないと思った

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    2026年03月21日
  • おしょりん

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    何年か前に映画化もされていたけど、結局観に行けなかったなぁ、とふと思い数年ぶりに再読。実在する人をモデルにしたフィクション。覚悟と情熱、未来を信じる姿は、何度読んでも胸を熱くする。何かを新しく始めるときは、最短で結果がてることは稀だ。それどころか困難で理不尽なことの方が多いだろう。作品に登場する人たちが信じた道を突き進んだ未来が、今の福井県のメガネ産業の知名度や評判につながっていること

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    2026年03月19日