藤岡陽子のレビュー一覧

  • 金の角持つ子どもたち

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    子供がこんなに頑張っている姿を見せられたらぼんやりと生きてはいけないと思った。
    お母さんもすごく良かった。
    エールを送りたい気持ちになった。

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    2026年05月19日
  • 春の星を一緒に

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    藤岡さんの作品の中で、きっとこれが一番好き。医療物だけじゃなく、家族の渦巻く話。泣けたね。お母さんもみんなも、頑張ったおめでとう

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    2026年05月18日
  • 森にあかりが灯るとき

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    現在の社会におけるこれだけの重いテーマを、しかも現実感満載で描いているのに、今回も藤岡さんには何度も泣かされてしまいました。大変な思いをしながらそれぞれの立場でそれぞれが考えを信じて最善を尽くす介護業界で働く人たち。私も仕事柄そのご苦労を目にしていますが、国の仕組みがお粗末すぎて彼らの犠牲がなければ成り立たない状況と分かっています。彼らが背負わされている理不尽な負担が、利権に群がる寄生虫のような政治家や経済団体に吸い取られるのではなく、介護を必要としている高齢者のためになっていることを祈っています。でも、本に登場した区議会議員よりも意識の低い女が総理大臣の国では無理でしょうね。

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    2026年05月18日
  • 跳べ、暁!

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    読み終わるのが残念で最後はゆっくり読んでしまった。
    シューズの床をこする、ドリブル、シュートが決まった。全ての音が聞こえてきそうな。まるで、自分が試合の中に入って一緒に戦っているかのよう。

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    2026年05月08日
  • きのうのオレンジ

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    笹本遼賀は胃がんと診断される。
    その日病院で再会した看護師になっていた高校の同級生矢田泉、勤務先のアルバイト高那、弟の恭平にも支えられながら闘病生活を送る。病気と分かり、弟と二人で中学の時に山で遭難した時のことを頻繁に思い出すようになる。恭平との兄弟のつながり、だんだんと思い出す泉との高校の時の思い出など、闘病以外のところに遼賀の生き方が感じられてよかった。

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    2026年05月08日
  • 手のひらの音符

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    一万円選書で届けてもらって、積読になってしまっていたうちの一冊。

    タイトルからは音楽の話かな、と思ったけど違って、また読み始めたときは、なんか幼馴染との恋愛の話になっていくのかな、と思ったりしたけど、そんなチープな感じでは全くなかった。好き嫌いは分かれるだろうが、現在と過去が行ったり来たりする展開も良い。

    人生に、出会いと別れとがあって、それは事前に予告されるものではないという至極当然のことを大切にしなければと思わされる。

    ドはどりょくのド、レはれんしゅうのレ、ミは水樹のミ…。


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    2026年05月05日
  • ホイッスル

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    突然夫に裏切られて今まで主婦として生きてきた70前の女性が主人公。
    理不尽な状況から立ち上がるのも大変なのに、今まで社会との接点が少なかったのに、まっすぐ立ち向かい強くなっていく姿がとても良い。
    主人公側は良い人ばかりなんだけど、敵キャラはグスだらけで腹が立つ。

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    2026年04月27日
  • メイド・イン京都

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    高学歴、おぼっちゃま、資産家。でも、結婚相手としては最高ではない。むしろ、、、
    自分の好きなことで稼げるなら仕事をしているほうが最高。
    信用に値する人に運は運ばれてくるなんて、いい言葉。

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    2026年04月12日
  • 森にあかりが灯るとき

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    老人養護施設の話。訴えられた経験を持つ福見の気持ちは医療従事者としてよくわかる。でもそのトラウマが原因でスタッフを追い詰めてしまうのが、なんか痛々しい。とはいえすごく前向きに終わったのが素晴らしい。よく着地させたものだと思う。

    特別養護老人ホームで、介護士だった福見節子は他の利用者に呼ばれてしまったために数十分目を離してしまった。その隙に脳出血で倒れられてしまい、訴えられた。

    第1話 お笑いを目指してきた星矢は、今は星あかりという介護施設で介護をしている。恋人の未奈美の部屋に行くと、相方の太尊がいた。彼はまだYouTubeなどでお笑いを続けている。恋人に別れようと言われる。何をやっても報われない。

    第2話 2人の子持ちの好美は出勤するだけで一苦労。好美は介護施設の看護師だ。夫は家事も育児もしないくせに外に飲みに行っている。子供が育ったら離婚すると決めていた。

    第3話 星矢は浜本さんの鼻カニューレを切ったと思われている。今日は全体会議におっさん議員が来て、日本の介護業界の現状について話していった。恋人の未奈美には仮病とか居留守を使われる。医師の葉山に連れられて最先端の特養を見に行く。面白かった。まだ諦めていないんだなと思った。

    第4話 葉山彩子は介護施設の常勤医である。今の介護施設が旧態然としていると思っている。今の施設の延命至上主義には疑問を抱いている。そうこうしているうちに浜本さんの鼻カニューレを切った人物が浮かび上がる。

    第5話 福見は同じ劇団に所属していた箕輪の助演女優賞お祝いパーティーに出席した。福見は自分が施設長としてよくやってきたと思っている。延命至上主義で何が悪い。仕事をするのは生きていくためだ。それ以外の理由はもう思い出せない。

    第6話 星矢はあと1週間でかこの施設を去る。公園で弁当を食べていたら、医師の葉山が声をかけてきた。カニューレを切った犯人を聞いたことを伝える。利用者の桐谷さんのところに振込め詐欺がかかる。息子は着信拒否にしてあったのを忘れたようだ。警察を呼び対処する。

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    2026年04月07日
  • メイド・イン京都

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    ネタバレ

    前半は京都での暮らし。後半はお仕事。明確に話の軸が分かれていてとても読みやすかった。恋愛要素もあって、どうなっちゃうんだろう…とハラハラしながら夢中で読んだ。
    今まで京都育ちの人は怖いってイメージだったけど、この本を読んだ事で苦手意識が減るきっかけに繋がった。責任感と誇りを纏った素敵な人なんだなと思えた。とても良い本でした。

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    2026年04月01日
  • きのうのオレンジ

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    家族とは、、生きるとは、、を考えさせられるストーリーでした。辛くて重い話で悲しいのですが、読後、爽やかな風が吹くような感じを受けてしまいました。

    主人公は、内申には書かれないようなことを、誰にも気づかれずにやっていた、みたいな表現がありました。弟のためなら凍傷になるのも厭わない、純粋に利他の心があり、それが自身がストレスなく生きられるという仏様のような人でした。世知辛い世の中は、彼にとっては生きにくかったのではないかと。頑張りすぎたのは、彼自身だったのかも。

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    2026年03月29日
  • きのうのオレンジ

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    素敵な人たちで溢れていた。
    人生は何が起こるか分からない。
    健康がやっぱり一番大事だなと痛感。
    できるだけ後悔のないように、いつも支えてくれる人たちに感謝を伝えながら生きていきたい。

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    2026年03月21日
  • 森にあかりが灯るとき

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    藤岡先生の本を久々に読んだ
    先生の本は、私が読んだ全ての本が、読後必ず心が温まる
    介護士さんや看護師さんは、ほんと並大抵の意思では出来ない職業だと思う
    介護はやってみた事がない人には、わからないと思う
    やったことがない人に限って、口先ばかりの事を言う
    この本を読んで、なお一層、介護士さんのお仕事に感謝しかないと思った

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    2026年03月21日
  • おしょりん

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    何年か前に映画化もされていたけど、結局観に行けなかったなぁ、とふと思い数年ぶりに再読。実在する人をモデルにしたフィクション。覚悟と情熱、未来を信じる姿は、何度読んでも胸を熱くする。何かを新しく始めるときは、最短で結果がてることは稀だ。それどころか困難で理不尽なことの方が多いだろう。作品に登場する人たちが信じた道を突き進んだ未来が、今の福井県のメガネ産業の知名度や評判につながっていること

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    2026年03月19日
  • きのうのオレンジ

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    胃がんになった遼賀と双子と思われている兄弟の恭平、同級生看護師の矢田などの登場人物。病気の進行や治療、延命、兄弟愛、家族愛と多くの考えるテーマが絡み合う物語。目立たなくても他人を思いやり、地道に生きる尊さが描かれている。

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    2026年03月06日
  • 森にあかりが灯るとき

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    初読の作家さん。テンポがよく、文章もお上手で、介護の世界にもかなり精通されているのかなと思い、調べたら、元記者で現看護師兼作家とのこと。多彩すぎる。生半可な気持ちではつとまらない介護士だが、それでもやはり働いている当事者にしか味わえない介護士のやりがいがある。介護施設の中での日常を美化しすぎず、かといって、嫌なところばかりに焦点を合わせるわけでもなく、一日また一日と時が流れていく描写がとても面白かった。素敵な作家さんと巡りあえた。おすすめ!

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    2026年03月04日
  • 満天のゴール

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    人生の途中で行き詰まってしまった時の絶望や悲嘆を、それぞれの年代や立場でどう感じたのかを書き表していて、感情移入してしまう程深みのあるストーリーだった。

    若い時に味わった絶望や悲嘆をどうしていいか分からない中でも、日々の生活は進んでいく。それが重みとなって起き上がり小法師のように倒れては起き上がるを繰り返す青年期から壮年期の世代。

    それを在宅医療で関わる老年世代の生き様から何かを感じ取り、自分の生を振り返り、生きる意味を考え直すことに繋がっていく。物語を通してそんな良さを感じた。

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    2026年02月28日
  • 満天のゴール

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    夫に捨てられ息子と丹後半島の実家に戻った奈緒は看護師をすることになった。高齢女性の秘密を知ってしまい、、、

    めちゃくちゃ良かった。21年ぶりにある人たちが会うシーンを読んでいたら目頭が熱くなってしまったよ、地下鉄の中で。死生観をいい意味で変えてくれもした。

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    2026年02月26日
  • 海とジイ

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    瀬戸内の島に住むおじいさんは、訪ね来る若者たちに生きるうえで大切なことをどう伝えるのか。
    …と要約して書くとなんか陳腐だ…
    どうやって藤岡陽子さんはこのテーマをこれほどまでに惹き込まれる小説にできるのだろう。

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    2026年02月23日
  • 晴れたらいいね

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    「幸せって、世の中が平和じゃないっていうことを知ってるから感じることだと思うんすよね。」
    この本を読み終えた時ふと思い出したこの言葉は、バイト先の2つ下の高校生が放った言葉だ。

    飲食店でバイトをしているのだが、様々なお客さんが来る。そして、月に2、3回ほど、「お腹に赤ちゃんがいます」のキーホルダーをカバンに着けている様々な女性が来店する。私がそのキーホルダーを見て、「世の中こういう幸せな話題で溢れて欲しいよねー」と言った時、彼が先程の言葉を放った。

    彼は高校生ながらにして、英検準一級を持っている。そして英検の課題で世の中の事柄について意見を述べるものがあるそうで、時事ニュースや世界の政治などに日々目を向けているから感じたことらしい。

    この物語のような状況が世界のどこかでおきている今、私たちが当たり前に毎日を送ることができていることに感謝をしなければならないという謎の使命感まで感じるほどだった。そしてその感謝をしようと思うためには、世の中の出来事を自分事化して捉え、考えていくべきなのだろう。「誰かが生きたかった今なんだから命を大事にしないとダメだよ!」という励ましの言葉は大嫌いなのだが、それが事実であるということも覚えておかないといけないのかもしれない。

    いつが世界中の人達の心が晴れますように。

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    2026年02月08日