藤岡陽子のレビュー一覧
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人生これからって時に胃癌になって
生きる為に治療に望んで頑張って
でも願い叶わず身体の限界がきてしまって
残された時間を自分らしく生きる。
そんな遼賀と
それを支える家族や幼馴染みが描かれている。
フィクションだから
誇張されてる部分もありそうと思ってたけど
全然そんなことなくて
私が看護師として働いてきて
ずっと目の当たりにしてきた現実が
そのまんまこの本の中にあった。
突然の癌の告知。
告知から治療の選択まで時間が短いし
気持ちの整理もつかないままとか
現実感を感じないままとか
患者の立場にたったら過酷だと思う。
でも
治療は1日も早い方が良いって知ってるから
早く選択してもらい -
Posted by ブクログ
これからの時代、絶対に必要な業種なのに、これ以上成長が望めない業種があるだろうか?
自分でも介護事業がこれから重要になってくることは分かってる。自分以外にもそう思ってる人はたくさんいるはず。
でも、介護現場は何も変化のないまま、現在まで至っている。
元お笑い芸人で、30歳を機にお笑いの才能を諦め、福祉大学を卒業していたことから、介護の道に進む星矢。現場は想像以上に厳しく、夜勤デビューの日にトラブルに見舞われ、挙句の果てには患者さんの鼻のチューブを切ったと疑われる。それでも、入所者さんたちの為に一生懸命頑張る姿に心を打たれる。
その星矢と一見敵対して見える、施設長の福見も最初は嫌なやつだと思って -
Posted by ブクログ
ネタバレ『きのうのオレンジ』は、死と生に向き合う物語でありながら、不思議と重苦しい雰囲気はありませんでした。主人公や周囲の人たちの葛藤や辛さはしっかりと描かれているのに、現実世界まで差し迫ってくるような苦しさは感じませんでした。
この作品は、死や生を「鋭く突き刺すように」描くのではなく、その部分に優しく触れてくるような印象がありました。その優しさが心に沁みて、気がつけば涙があふれていました。
物語に登場する人たちは皆、思いやりを持っていて、苦しい状況を抱えながらも優しい世界を形づくっていました。その温かさが、作品全体を柔らかく包んでいて、読む私自身もどこか救われるような感覚を覚えました。
『きの -
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初めて家族から離れて、いままで管理したことのない金額を管理することになって、いきなり自転車を買ってしまうところ。
荷解きもせずその自転車でふらふら走り続けてしまうところ。
みんながみんな、動物が好きで獣医を目指すわけではないところ。
そんななかで、だんだん自分の興味を深められる分野を見つけていくところ。
札幌東京間の移動の間隔。
大人の間隔では考えられないほど、簡単に車を貸し借りするところ。
雪道で転んでそのままぼーっとしてみたら死にかけるところ。
長く実習した病院に意外と就職しないところ。
在学中はあんなに近しかったのに、LINEがあっても、卒業したら会えなくなるところ。
自分は会えなくても -
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お笑い芸人コンビ『ラビットパニック』として活動していたものの、夢をあきらめて特別養護老人ホームに就職した新人介護士・溝内星矢。
ALSの父の介護を経験し、延命至上主義の看取りに疑問を抱く医師・葉山彩子。
ふたりの勤務する施設「森あかり」の施設長で、過去に利用者遺族から訴訟を起こされた経験を持つ福見節子。
日々の介護業務、次々に起こるトラブル、プライベートでの悩み…物語の中で語られる、入所者の思いや、介護職の困難、問題提起するだけで何もしない行政、などなど。
生きること、死ぬことを描いてきた藤岡陽子さん。当然、死の手前にある介護も、もちろん避けられないテーマな訳です。
ひとつひとつの物 -
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__あらすじ__
夜勤中に地震に見舞われ意識を失った看護師の紗穂。気がつくとそこは1944年のマニラで、さっきまで病室にいた老女の若き日の姿になっていた!困惑を抱えたまま、従軍看護師として戦争に巻き込まれる紗穂。それでも、持ち前の明るさで数々の理不尽に抗いながら、過酷な日々を駆け抜けていく。反戦の意思と、命を背負った女たちのかけがえのない青春が紡ぐ圧倒的感動作。
再読だが、この本を初めて読んだ後、映画が放送されることになり、あまりドラマの見ない自分だか、文庫本に感化されドラマを見た。
当たり前だが、ドラマも原作と違った面白みがあり、とても興味深かった。
戦争は「国」で戦うものであり、いざとな