藤岡陽子のレビュー一覧

  • おしょりん

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    初めてのことに挑戦するのはなかなか踏み切れないものだが、この人たちはとても勇気のある人たちだ。こんな人たちがいたから今の日本があるんだと実感させられた。

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    2024年09月25日
  • 海とジイ

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    命のメッセージ。生きてきた時間の長さの分だけ、時間を重ねた学びがある。だから伝えることができる想いを言葉にすることができるんだろうな…。何度読み返しても毎回気づくことごあり、登場する3人の老人からのメッセージを確かに受け取ることがでる。

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    2024年09月25日
  • 海とジイ

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    藤野陽子さんは『満天のゴール』に続き2作目
    今回は『海とジイ』

    山でも空でもなく、海
    おじいさんじゃなく、
    おじいちゃんでもなく、ジイ
    読み進めるにつれ、このタイトルの意図する所がじわじわと心に響いて来る。

    三話の物語には、3人のジイの生き方と、そのジイの想いを受け取る人々の心情模様が描かれている。三者三様の生きざまだが、3つのお話がゆるく繋がっているのもまた趣深い。


    「海神ーわだつみ」
    不登校に悩むひ孫と漁師のジイのお話
    二人の最後の約束が胸に迫る。ジイの大きな懐に加え、息子を想う両親それぞれの心中も巧みに描かれていて、まさかの涙腺崩壊。
    おいおい、一話目からこんなで大丈夫か・・・笑

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    2024年09月06日
  • 晴れたらいいね

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    大戦末期に、フィリピンに派遣された、若き女性看護師たちの奮闘記。でも戦争なので、力を合わせても、死んでいくんです。最後まで読んで、生きてて本当に良かったと痛感させられます。

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    2024年08月30日
  • 満天のゴール

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    藤岡陽子さんは初読みの作家さんだった。
    長年看護師としても働かれているという。
    『満天のゴール』

    高評価も納得のとても素晴らしい作品だった。
    僻地医療の問題を扱った医療小説ながら、死生観に強く訴えかけてくる。

    舞台は京都丹後の過疎地域にある海生病院。
    夫の不貞で一方的に離婚を要求されている奈緒は、息子の涼介を連れ、行くあて無く実家のある丹後地方に戻る。
    一時帰省のつもりが涼介はこの地を気に入り、一方で離婚は現実的なものとなっていく。
    母の死後、父 耕平との関係に確執がある奈緒だが、ある日耕平が交通事故に遭ったと連絡があり・・・

    前半は奈緒の離婚問題が中心で、夫婦間における奈緒の甘えと弱さ

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    2024年08月27日
  • 海とジイ

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    これも最高。瀬戸内海で短編3作が絡み、湊かなえさん的な謎解きも楽しく。いや、そこは藤岡さん、ドカーンと泣かせてくれるので、飛行機で読んでて涙が溢れて、思わず中断。

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    2024年08月25日
  • 満天のゴール

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    小生初、藤岡陽子さん。生きること=死ぬことを上手に書かれており、号泣必至。現役の看護師さんとしても活躍されており、現場の実態に近いのだと思う。多くを学ばされます。

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    2024年08月24日
  • 満天のゴール

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    生きることと死ぬことを考えさせられる本。今考える死は怖くない。
    あとは母の愛情は何者にも代えられない。私も子どもたちにできる限りのことをしてあげたい。いつ無くなるかわからない生の間に、かけられるだけの愛情をかけたい。

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    2024年08月21日
  • いつまでも白い羽根

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    人にはそれぞれ人生の物語がある。だから相手のことをよく知らないといけない。とでも読みやすい本でした。

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    2024年08月10日
  • 満天のゴール

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    ほんとに、藤岡陽子さんの書く小説は、人生に大切なメッセージをそこここに含んでいる。それも、上っ面じゃなくて、肚のなかから出てきた、経験した人にしか話せないようなこと。
    主人公の情けなさに最初辟易しそうになるけれど、大丈夫。母は強いのです。
    そうそう、看護師と医師の安易なラブストーリーにならないのも、藤岡さんの小説の好きなところ。仄かに良い感じ、くらいでね。

    好きな台詞を覚えておくために一つだけここに記録。
    トクさんは涼介くんに会えて嬉しかったんだ。罠を作ってる間、きっとワクワクしてたぞ。人が人と関わり続ける限り、相手を想う気持ちがうまれるんだよ。

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    2024年08月02日
  • 海とジイ

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    3編のお話が、チェーンのように繋がる構成となっている。

    『海神⋯⋯わだつみ』
    真鍋優生は、小学3年生の時から不登校となって1年が経つ。
    ある日、父方の曽祖父が危篤だと知らせがあり、父親に代わって母、妹、そして優生の3人は、瀬戸内海に浮かぶ小島へ見舞いに向かった。
    港に出迎えてくれたのは百合子叔母さんだけでなく、傍にいよいよ危ないと伝えられていた真鍋清次ジイが立っていた。
    この物語の海は、とても荒れていた。

    『夕凪⋯⋯ゆうなぎ』
    48歳になる看護師の志木は、月島診療所に勤めて21年が経つ。
    月島先生が一人だけの小さな診療所なのだが、ある日突然に1ヶ月後に閉院すると伝えられる。
    その先生が、閉

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    2024年08月02日
  • わたしの名店

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    読んで、めちゃくちゃ敷居が高いけど、銀座の久兵衛で江戸前鮨を食べてみたくなった。
    もうカウンターで食べても許される歳ではある(笑)

    佐賀には行ったことがないけれど、あの餃子食べてみたい!ゴローさんも食べたかな。

    澤村伊智さんが、コロナが明けたら真っ先に行きたいと言っていたお店、イラストの下に小さく閉店文字があって切なくなった。

    藤岡陽子さんのおばあちゃんとお姑さんの、キッチンゴンに出前を頼む時の言葉には、昼休みなのに涙がじんわり出てしまったよ。

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    2024年07月23日
  • わたしの名店

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    色んなエピソードと共に語られるそれぞれのわたしにとっての名店。読んでるだけでお腹が空いちゃう一編から、切なくて目頭が熱くなる一編、一緒に居心地の良い空間でくつろいでいる気持ちになれる一編…このページ数でここまで心を揺さぶってくるのはきっとわたしにも素敵なお店と出会った経験があるから。わたしにとってのいちばんの名店探しの旅はまだ続きそうです。

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    2024年07月04日
  • 手のひらの音符

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    藤岡陽子さん、最近ちょこちょこと読んでいましたが、とても好きです。

    服飾系産業の未来だったり、団地の付き合いだったり、発達障害とその兄弟についてだったり、色んな要素が入っているけどスッキリしていて、なんとなくずっと色の濃い青春の香りがするようなお話。

    親がそこまで子どもに時間をかけられない家庭の方が兄弟仲は良い気がする。
    "ミは水樹のミ"なんて、誰かの支えになれるような人生、憧れる。

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    2024年06月28日
  • 手のひらの音符

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    大好きな藤岡陽子さんの大好きな作品。時々、読み返したくなる。
    決して明るいストーリーではないのに、いつもとても心に響き、励まされ、温かい気持ちになる。そして、自分の生き方と未来を考えさせられる。

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    2024年06月21日
  • 手のひらの音符

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    「人にはそれぞれの闘い方がある」って
    良い言葉だなぁ。

    ただの綺麗ごとではなく
    真摯に生きるって大事だし
    そう信じたい。

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    2024年06月13日
  • メイド・イン京都

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    運がいいことは、偶然どこかからやってくるのではなくて、人との縁、そして、その縁は人から信頼される人でなければ繋がることはない。夢を叶えるために前を向き、懸命に挑戦する主人公に何度も励まされた。

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    2024年05月06日
  • メイド・イン京都

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    藤岡さんの小説は大好きですが本書もやはり…好き。
    婚約を機に仕事を辞め婚約者の実家のある京都へ…が、思いもよらぬ京都のしきたり、家業を継いだ婚約者の変貌、何の為に好きな仕事を辞め京都へ来たのか、戸惑う十川美咲32歳。
    東京で仕事をしている頃には持てなかった【時間】を手にした彼女が元々好きであった物作りへの衝動に駆られミシンを動かし始めたところから美咲の人生が大きく変わって行く。
    自分は何がしたいのか、どうやって生きていきたいのか、事あるごとに立ち止まりながら、臆病になりながらも自分の気持ちと向き合い一歩一歩自分の足で人生を歩き始める…そんな美咲の人生から目が離せませんでした。
    誰だって傷付きた

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    2024年04月23日
  • 跳べ、暁!

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    藤岡作品はハズレが無い。ですから毎回「今度はどんな物語だろう?」と楽しみに予備知識を入れずに読む事にしています。
    そして今回も期待通り「当たり」でした。

    とある有名漫画家が「漫画は右上から始まり、左下までの間に次のページを捲る衝動をかき立てる様に描くのが基本です。」と語ってました。
    藤岡作品も漫画とは異なりますが、物語のエピソードが次々と変化していくので「その先を知りたい衝動」をかきたてられてページを捲る手が止まりませんでした。

    ちょっとだけネタばれ。
    主人公は春野暁、中学生2年生の女子。友情と絆と成長の物語。

    物語としては出来過ぎ感はあるので、児童書か?とも思いましたが、相変わらず優し

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    2024年04月18日
  • 空にピース

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    文句なく⭐︎5つ!
    素晴らしい小説だった。
    帯を見て新米教室が子供達に降りかかる困難に奮闘するお話…と思い手にしたが、そんな軽いものではなかった。
    今や小学生の抱える問題はお友達と喧嘩しちゃった…勉強が難しい…ありきたりなものではなく不登校、ネグレクト、貧困、不法滞在、小児性愛者…そのどれもが紛れもなく社会問題である。
    社会問題があどけない小学生の学校生活にまで入り込んでいる事が恐ろしい。
    そしてそれらの問題から目を背ける事が当たり前のようになってしまう教師のあり方、そうせざるを得ない教師を取り巻く環境、教師ばかりではなく親の在り方、家庭環境、地域社会の子供への関わり方…波紋はどんどん広がるば

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    2024年04月10日