藤岡陽子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあああ〜懐かしい気持ち。忘れていた気持ちを沢山思い出させてくれた本だった。
男子看護学生の奮闘する話。
授業や実習、怖くても楽しいこともあったなと遠い記憶が蘇る。
純粋な気持ちを思い出させてくれた。
頑張ろうと思った。
そして成道、本当に頑張ったね。母がうざすぎて「うぜぇ、、」って何度も思ったけど最後はちゃんと母も自らの過ちを認めて応援してくれてよかった。私ならあんな状況ならすぐ諦めそうだからなぁ。
本当に、すごい。晴道もまたリハビリを頑張って旅行の計画を立てれるようになって本当によかった。
人生に遅いはないんだなと思えたし懐かしい気持ちを引き出してくれた素晴らしい本だった -
Posted by ブクログ
ネタバレ改めて時間が経ってからもう一度読むと尚、この作品の良さに気づけそうな一冊。
というのも今の私には懐かしいあの人、が今も一緒に駆け抜けている友達ばかりのため、
水樹と同じ45歳になったとき振り返って読むと、そうそうあの時ね…と過去を回想しながら未来を歩けるような気がしている。
水樹の周りの人達がとても優しくてそれぞれの境遇を持ちながらも力強く生き抜いている人らしさに感銘を受けながら、こんな働き方もあるよな、こんな生き方も、修羅場となるような思い出もあるな、とまだ他人事のように読み進めてしまった気もしている。
というのがおそらくまだ20数年しか生きていないから、逆にこの一冊から教えてくれたような気もする。
相手を思いやった行動はその人にしかできなくて、水樹だけではなく周囲の登場人物の行動一つ一つのエピソードが誰かを想った行動指針であることに、人の優しさや柔らかさを感じられた。
印象的なのは水樹の父親のお葬式に参加した際の行動と、水樹の母親が水樹の進路について関わる場面。特に自分も家族のために稼がないと、と義務を感じていた水樹に対しての母親の喜んで送り出せる行動は、涙腺にきた、こんな自分の子供のために心配を見せない、いとわない様な母親?女性像になりたいと思った。
信也の不器用なだけど相手のために言動を行う真っ直ぐな姿勢もカッコよかった。こんな人が周りに一人でもいたら私も自分についてクヨクヨせずに堂々といれるだろうなとも思うし、今からでも私なりの闘い方で自分の人生を歩めるだろ!と思う。
現在と過去の時間軸を行き来しながら物語が進むため、その都度のエピソードが印象的で、きっと読み返す事に好きなエピソードが変わるような人生の一冊となると断言できる。 -
Posted by ブクログ
“多様性という言葉が、最近当たり前のように使われている。みんなちがって、みんないい。自分自身もその考えに救われている。でも多様性が認められない現場がある。みんなちがって、みんないい、では遂行できない仕事がある。個を消して従わなくてはいけない場所があることを、「右向け右」で右を向けない人には任せられない、人の生命に関わる務めがある“
“厳しい話を受け止めて自分を変えられた人だけが、生きたい未来を手に入れられるんじゃないか“
“一括りに看護師といっても知識や技術を学び続けている人と、生活のためだけになにも考えずに働いている人とでは天と地ほど違う。天を見上げている看護師は自分の仕事を卑下することは決してない“
看護学生として看護の原点に立つ人にも、ベテランと呼ばれる看護師さんにも、いろんな角度から刺さるメッセージがあると思います。
涙なくしては読めない。何度も読み返したい一冊です。
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Posted by ブクログ
フレンドさんのレビューを読み、落ち着いたら読もうと決めていた作品✨
藤岡陽子さんは初読みです♪♪
ネタバレしないように書きましたが、カスっていたらごめんなさい_(._.)_
なんせ" 泣かさる "ということだったので、連休中に読むことにしたのですが…ホント、何度も泣かさりました。(;´Д⊂)ヨンデヨカッタ-
素直で優しく、家族想いな主人公・成道の、何事にもひた向きに頑張る姿勢や、その考え方に胸を打たれました。
『でもさ、努力って消えないんだ。頑張ったことは、一生自分の中に残る。生きる力になっているんだ』の成道の言葉に共感♪♪
私にも、昔めちゃくちゃ頑張ったことがあって、それが大きな"自信"となり、今でも自分を支える力になっていたりする✨
どんな職業でも、「こうありたい✨」と、高みを目指して頑張っている人って、ステキだなぁと思います✨
弟の事故のシーン。自分を責め、母親にも責められ、砕かれ乾いてしまった成道の心を、手塚先生の言葉が優しく潤していく。
『あぁ、この人は自分のことを思ってここまで足を運んでくれたのだ』
胸の奥底に長い時間閉じ込められていた成道の思いを、ゆっくりと丁寧な言葉で母親に伝える…… このシーン泣かさるけど大好き✨✨✨
他にも、藤岡さんが紡ぐストーリーや共感できる言葉の数々が、色んな摩擦ですり減った心に沁み込みました♡(˘︶˘)♡
ソコソコ年齢を重ねると、努力したり、頑張ったりって気恥ずかしかったりするけど、そんなこと関係なく、理想とする人生の実現のためにチョット色々頑張ってみようかなぁ…と、思わさった一冊✨
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Posted by ブクログ
感動ー!めったなことではうるっとしない私でも涙が…命の誕生や看取りの現場、ヤングケアラー問題などいろいろなことが詰め込まれててもちっとも押し付けがましくなく、それぞれが問題や事情を抱えながらも日々を必死に懸命に前向きに生きていく様に涙が滲んで文字もぼやけまくり。登場人物の皆が皆、周りの人、相手のことを想い、その大切な人のために何ができるかを考えて生きている姿がもうストレスやイライラで日々荒んでる私の心に岩清水のように流れ込んできてなんだか全身スッキリ洗い流されたかのような清涼感。医療モノの小説って先輩後輩、医者や看護師なんかがもうあまりにもデフォルメされすぎててわざとらしくてウンザリしたり笑っちゃうようものも結構あるのだが、この小説のキャラクターや会話はナチュラルでみんな普通の体温で存在して物語の情景に溶け込んでいて文章も読みやすくてすーっと胸に沁みこんでくる。全員を陰からそっと見守りながら応援したくなる。読んだ私も彼らのように頑張ってみようと元気が湧いてくる。藤岡陽子さんの本は間違いないです。
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Posted by ブクログ
主人公の遼賀はレストランで働く真面目な青年だ。
本人曰く、自慢できるような人生ではないが、誰にも迷惑をかけず真面目に過ごしてきた自負がある。それなのにいまは、人に頼らないと生きていけない辛さが痛々しい。
今までできていたことができない、生活がままならないというもどかしさに涙が溢れた。
後半、思い出の山に登り山頂で登山ボランティアの小林との偶然の出会いから別れる場面、小屋を出たところで車椅子に目をやり振り返る小林が、何も言わずただ力強く頷く場面は涙が止まらなかった。
きっと小林は、その時全てを悟ったであろうことがうかがえた。
恭平や矢田、高那と登場人物も好感がもてた良書でした。 -
Posted by ブクログ
それぞれの登場人物の人生の背景がリッチに描かれていて、どの視点からの話にも感動して涙が出てきた。
親が子供と関わる中で、子供が同級生の仲間や大人と関わる中で、塾講師が受験生の小学生たちと関わる中で、人は人との関わりの中で成長していく過程が描かれている。
◎受験生であり妹の障害を自分のせいだと思い込んで生き方を変えたいと必死に努力する俊介。
◎自らは自己中心的な両親に頼まれ家族を支えるために中卒になったが、夢があると語る息子の夢は守りたいと自ら動き出す菜月。受験はお金がかかるからと反対する主張の強い義母へも初めて立ち向かっていく。
◎証券会社勤めで彼女もいて順風満帆だったが、目を背けていた弟の自殺未遂騒動があってから、自分ばかり応援されて両親に見過ごされてきた弟をサポートするため仕事も恋人も投げ捨てた加地。弟のような存在を作らないため、「子供達に武器を与えたいから」と塾講師となった。
小学生から毎日勉強漬けにして受験するのはどうなの?という意見もあると理解しているけど、何かに一生懸命になること、夢や目標を見つけて、そのために自分で決断・行動することは人生の糧になる。そして子供の意志や夢を否定せず、寄り添って応援してあげる、時に落ち込んだり壁にぶつかった時にはガイドしてあげるそんな大人の存在がどんなに重要か。