藤岡陽子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
フレンドさんのレビューを読み、落ち着いたら読もうと決めていた作品✨
藤岡陽子さんは初読みです♪♪
ネタバレしないように書きましたが、カスっていたらごめんなさい_(._.)_
なんせ" 泣かさる "ということだったので、連休中に読むことにしたのですが…ホント、何度も泣かさりました。(;´Д⊂)ヨンデヨカッタ-
素直で優しく、家族想いな主人公・成道の、何事にもひた向きに頑張る姿勢や、その考え方に胸を打たれました。
『でもさ、努力って消えないんだ。頑張ったことは、一生自分の中に残る。生きる力になっているんだ』の成道の言葉に共感♪♪
私にも、昔めちゃくちゃ頑張ったことがあって、それが大きな"自信"となり、今でも自分を支える力になっていたりする✨
どんな職業でも、「こうありたい✨」と、高みを目指して頑張っている人って、ステキだなぁと思います✨
弟の事故のシーン。自分を責め、母親にも責められ、砕かれ乾いてしまった成道の心を、手塚先生の言葉が優しく潤していく。
『あぁ、この人は自分のことを思ってここまで足を運んでくれたのだ』
胸の奥底に長い時間閉じ込められていた成道の思いを、ゆっくりと丁寧な言葉で母親に伝える…… このシーン泣かさるけど大好き✨✨✨
他にも、藤岡さんが紡ぐストーリーや共感できる言葉の数々が、色んな摩擦ですり減った心に沁み込みました♡(˘︶˘)♡
ソコソコ年齢を重ねると、努力したり、頑張ったりって気恥ずかしかったりするけど、そんなこと関係なく、理想とする人生の実現のためにチョット色々頑張ってみようかなぁ…と、思わさった一冊✨
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Posted by ブクログ
感動ー!めったなことではうるっとしない私でも涙が…命の誕生や看取りの現場、ヤングケアラー問題などいろいろなことが詰め込まれててもちっとも押し付けがましくなく、それぞれが問題や事情を抱えながらも日々を必死に懸命に前向きに生きていく様に涙が滲んで文字もぼやけまくり。登場人物の皆が皆、周りの人、相手のことを想い、その大切な人のために何ができるかを考えて生きている姿がもうストレスやイライラで日々荒んでる私の心に岩清水のように流れ込んできてなんだか全身スッキリ洗い流されたかのような清涼感。医療モノの小説って先輩後輩、医者や看護師なんかがもうあまりにもデフォルメされすぎててわざとらしくてウンザリしたり笑っちゃうようものも結構あるのだが、この小説のキャラクターや会話はナチュラルでみんな普通の体温で存在して物語の情景に溶け込んでいて文章も読みやすくてすーっと胸に沁みこんでくる。全員を陰からそっと見守りながら応援したくなる。読んだ私も彼らのように頑張ってみようと元気が湧いてくる。藤岡陽子さんの本は間違いないです。
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Posted by ブクログ
主人公の遼賀はレストランで働く真面目な青年だ。
本人曰く、自慢できるような人生ではないが、誰にも迷惑をかけず真面目に過ごしてきた自負がある。それなのにいまは、人に頼らないと生きていけない辛さが痛々しい。
今までできていたことができない、生活がままならないというもどかしさに涙が溢れた。
後半、思い出の山に登り山頂で登山ボランティアの小林との偶然の出会いから別れる場面、小屋を出たところで車椅子に目をやり振り返る小林が、何も言わずただ力強く頷く場面は涙が止まらなかった。
きっと小林は、その時全てを悟ったであろうことがうかがえた。
恭平や矢田、高那と登場人物も好感がもてた良書でした。 -
Posted by ブクログ
それぞれの登場人物の人生の背景がリッチに描かれていて、どの視点からの話にも感動して涙が出てきた。
親が子供と関わる中で、子供が同級生の仲間や大人と関わる中で、塾講師が受験生の小学生たちと関わる中で、人は人との関わりの中で成長していく過程が描かれている。
◎受験生であり妹の障害を自分のせいだと思い込んで生き方を変えたいと必死に努力する俊介。
◎自らは自己中心的な両親に頼まれ家族を支えるために中卒になったが、夢があると語る息子の夢は守りたいと自ら動き出す菜月。受験はお金がかかるからと反対する主張の強い義母へも初めて立ち向かっていく。
◎証券会社勤めで彼女もいて順風満帆だったが、目を背けていた弟の自殺未遂騒動があってから、自分ばかり応援されて両親に見過ごされてきた弟をサポートするため仕事も恋人も投げ捨てた加地。弟のような存在を作らないため、「子供達に武器を与えたいから」と塾講師となった。
小学生から毎日勉強漬けにして受験するのはどうなの?という意見もあると理解しているけど、何かに一生懸命になること、夢や目標を見つけて、そのために自分で決断・行動することは人生の糧になる。そして子供の意志や夢を否定せず、寄り添って応援してあげる、時に落ち込んだり壁にぶつかった時にはガイドしてあげるそんな大人の存在がどんなに重要か。 -
Posted by ブクログ
┏━━━ 感想 ━━━┓
ひとは頑張ったぶんだけ強くなると思ってる、という子がいました。
私もそう思います。
頑張って、前に進もうとすれば、自ずと道は開かれると思っています。もし、思うように展開していかないのであれば、それは、努力が足りないだけ。
最近、いろいろなビジョンが現れて、それを形にしていく作業に取り組んでいます。前に進んで行こうとする歩みは、とても楽しいです。辛い、苦しいと感じることも多いですが…
「みんな同じだよ
みんなしんどい思いを抱えながら生きてる
楽に生きてる人なんていない
なにかを望めば苦しいこともついてくる」
そんな言葉も、とでも素敵に心に響きました。
「厳しい話を受け止めて自分を変えられた人だけが、いきたい未来を手に入れられるじゃないかって」
この言葉もよかったです。
そうですね、昔もそうだったんでしょうが、今は更に変化していくことがもとめられている気がします。
あとは、「看護師の資質として欠かせないもの。それはイマジネーション、想像力です」という言葉がでてきます。この想像力は、人生において必要なものだと強く感じており、子どもの名前に、想像力を意味する漢字を当てはめたぐらい、大切だと思っています。
あらためて、想像力を意識していかないとダメだなと、感じました。
学生たちの努力する姿と、ところどころで響く言葉が、とても心地よい漢字でした。
これからも、まっすぐ、前を向いて、歩いていきたいと、感じさせる作品となりました。
本のタイトルである程度流れは予測できましたが、それでも涙がでてくる最後でした。
┏━━━ あらすじ ━━━┓
学生ながらにして、家族を守りながら、看護師をめざす成道を中心として物語は進んでいきます。
看護大学の4年間の物語です。
厳しい環境に身を置きながら、最大限の努力を続けていきます。
┏━━ 主な登場人物 ━━┓
岡崎成道 特等性、学年2位
岡崎晴道 障害を負う、車椅子生活
岡崎佐和子 祖母
岡崎幸ニ 祖父
母親とは不仲だが、兄弟は祖父母が好き
種田 高校時担任
@星林看護大学
伊佐勇輝
松原かなみ 学級委員、特等性、学年1位
酒向透真 さこう、ホスト、金髪、チャラい
真島信二郎 33歳
美国優介 トランスジェンダー
@患者
西田登
伊佐泰江 勇輝祖母 -
Posted by ブクログ
藤岡陽子さんの作品が好きです。これまで13冊読んでいますが、どの本も読み始めたら止まらない。そして、大概最後は涙。この本も最終章は涙が止まらず、泣きながら読みました。
主人公の岡崎成道は、父のような看護師になることを目指して大学に進学します。7年前、家族で出かけた帰りに交通事故に遭い、看護師だった父を亡くしました。5歳下の弟には歩行障害が残り、引きこもりに。母はシングルマザーとして働きづめで、成道は母に代わって弟の世話や家事も担っています。
そんな状況でも、大学で学び、実習に励む成道。
正直、私は成道の母親や弟に何度も腹が立ちました。「それでも母親か?」「弟、わがまますぎるやろ」と。何もかも成道に背負わせてしまう二人を見て、「成道自身がいつか崩れてしまうのでは」と心配になりました。
それでも成道は、友人や実習先で出会った患者さんたちに支えられながら、看護師になる夢に向かって進んでいきます。
そんな本を読み終えた日に、新聞の「折々のことば」で徳永進さんの言葉に出会いました。
「いのちは遠くから来て、遠くへ逝く」。そして、誰かが「息を引き取る」というのは、別の誰かがそれを「引き継ぐ」ということ。
この言葉が、本書の成道と重なりました。
実習先で出会った西田さんは、成道の実習のために緩和病棟への転棟を延ばし、「看護師になれたら青のナースシューズをプレゼントする」と約束します。また、同級生の祖母との出会いも、成道に大きなものを残します。
人は誰かと出会い、支えられ、そして受け取ったものを次の誰かへ渡しながら生きていく。
それが「引き継ぐ」ということなのかもしれません。
人生の半分以上を生きてきた私。私はこれまで、誰から何を受け取ってきたのだろう。そして、私には誰かに引き継いでいけるものがあるのだろうか。
そんなことを考えました。
人と人との出会いは、本当に不思議で尊いもの。
そして何より、ラストの西田さんの手紙には号泣。
看護師を目指している人には特に、ぜひ読んでほしい一冊です。