藤岡陽子のレビュー一覧

  • 春の星を一緒に

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    著者は新聞社のスポーツ記者として働いていた。働きなごら、小説を書いて投稿する生活を続けるも落選が続いていた。結婚して、出産してから、一念発起して看護師となる。その環境で、さらに小説家への夢も捨てきれずに、小説家としてもデビューをしている。小説以上に、ドラマチックな、非常に魅力的な先生です。先生に拍手を送りたい。
    小説は離婚してシングルマザーとなり、看護師と働く川岸菜緒と、高校生の涼介、医師の三上先生が主人公。人生の最後に向き合う菜緒と三上先生、そして人生を前向きに生きていく3人の心温まる感動のストーリー。
    やはり、著者の前向きな力強い生きるパワーをこの小説からいただけます。

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    2026年02月28日
  • 満天のゴール

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    人生の途中で行き詰まってしまった時の絶望や悲嘆を、それぞれの年代や立場でどう感じたのかを書き表していて、感情移入してしまう程深みのあるストーリーだった。

    若い時に味わった絶望や悲嘆をどうしていいか分からない中でも、日々の生活は進んでいく。それが重みとなって起き上がり小法師のように倒れては起き上がるを繰り返す青年期から壮年期の世代。

    それを在宅医療で関わる老年世代の生き様から何かを感じ取り、自分の生を振り返り、生きる意味を考え直すことに繋がっていく。物語を通してそんな良さを感じた。

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    2026年02月28日
  • 春の星を一緒に

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    『満天のゴール』を読んでなくて先にこちらを読んでしまいました…
    感動でずーっと泣いてばかりでした!
    私も息子がいるので余計に感情移入してしまいました
    素敵な作品でした

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    2026年02月28日
  • 満天のゴール

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    夫に捨てられ息子と丹後半島の実家に戻った奈緒は看護師をすることになった。高齢女性の秘密を知ってしまい、、、

    めちゃくちゃ良かった。21年ぶりにある人たちが会うシーンを読んでいたら目頭が熱くなってしまったよ、地下鉄の中で。死生観をいい意味で変えてくれもした。

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    2026年02月26日
  • 春の星を一緒に

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    「満天のゴール」の続編、シングルマザーの看護師奈緒と息子の涼介と三上医師のその後の物語。いろんな出来事が奈緒親子に起こり、怒涛の展開で一気読みした。感じの悪い人も出てくるが、三上先生が魅力的。素直に精一杯生きようとしている奈緒とそれを何とか自分なりに支えようとしている涼介が温かく感動的だと思う。終末医療という大きなテーマは人生の終わり方を考えさせられ、無くなる寸前まで幸せに過ごせる可能性を感じて嬉しかった。「春の星を一緒に」という題名が素敵。ぜひ多くの人に読んでもらいたい物語。まだ今年になって2ヶ月も経っていませんが、現在2026年のベスト1です。

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    2026年02月25日
  • 海とジイ

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    瀬戸内の島に住むおじいさんは、訪ね来る若者たちに生きるうえで大切なことをどう伝えるのか。
    …と要約して書くとなんか陳腐だ…
    どうやって藤岡陽子さんはこのテーマをこれほどまでに惹き込まれる小説にできるのだろう。

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    2026年02月23日
  • リラの花咲くけものみち

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    読んでいて心の癒される内容だった。もう枯れかけて頭を下向きにした若葉が、ある愛情で頭を起こし、光を浴びて水と栄養をもらい、本葉を出し大きくなり花を咲かせるような印象を受けた。心から愛情を注ぎ、見守ってくれる人が一人いて、その人が背中を押してくれたら人間関係が広がり、つらい経験を乗り越え、こんなにも成長できるという希望を抱かせてもらえた。動物、植物、鳥などいろいろな生き物の力、私たち人間の心のつながりを感じた。
    自分のふるさと北海道が舞台だということもあるし、少しずつ主人公が成長していく姿が伝わってきてこちらも嬉しくなった。人がこうして自立していく姿って勇気を与えてくれる。人間の強さ、を感じた。

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    2026年02月16日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    タイトルがー
    素敵すぎますね。お幸せに。受験に詳しい作者で他の本にも大学や受験の細かい経験者的な内容が満載でした。涼介くん、おめでとう

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    2026年02月15日
  • リラの花咲くけものみち

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    ネタバレ

    中学で長い間引きこもりになってからの大学での家族、友人、恋愛等色んな人間関係での成長、獣医学に関する成長全てが良かった。また、想像してた獣医師の仕事より幅広い分野に関わる事、とても体力を要する事、動物にも人にも悩む事と獣医師に興味深く思った。また読みたい作品。

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    2026年02月15日
  • 金の角持つ子どもたち

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    負い目があると、弱音が吐けなくなる。
    こんな自分が弱音吐く資格なんてって、
    自分で自分の枷をつくってしまう。

    努力して努力して努力して、乗り越えることが、
    それだけが自分を赦せる術だと考えている俊介。

    中学受験記だけど、そうじゃない。
    いろんな人の、いろんなドラマが見れました。

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    2026年02月14日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    「春の星を一緒に…」
    すごく柔らかくて好きな言葉。
    三上先生らしい言葉だなぁ。

    奈緒が京都の丹後に引越してきて、早7年。
    奈緒は家計のために働き方を変えたり、息子涼介は医学部を志望したり、忙しい毎日を過ごしていた。そんなとき奈緒の父耕平がコロナで体調をくじしてしまう。しかしその翌日容態が急変しICUに運ばれ、翌々日に命を落としてしまう。そんなありえないほど急な展開に奈緒や涼介は落ち込むが、三上が2人を優しく包み込むのだった。しかし耕平の亡き後奈緒の兄がお金の無心に来たり、元旦那が涼介の医学部受験のために息子を引き取りたいと言ってきたり…奈緒は踏んだり蹴ったりの日々を送ることに。しかしそんな困

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    2026年02月11日
  • 春の星を一緒に

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    奈緒はシングルマザーで看護師をやっており、父と息子と暮らしている。息子は高校2年生。進路について何を考えているのかわからないのだが、進路のことで高校に呼び出された。そこで息子は医学部に進みたいと進路希望を口にするが、先生にはとても無理だと笑われてしまう。
    一方、近くの診療所には医師の三上がいた。父が突然発熱し、診療所に連れていったらコロナだという。

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    2026年02月10日
  • 春の星を一緒に

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    もうみんないい人すぎて参ってしまう。泣かされた。終末医療で看取った経験があるので、余計に突き動かされる。まだまだ入院するタイミングが合わず困っている人も多いホスピス。もっと充実してほしい。

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    2026年02月09日
  • 晴れたらいいね

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    「幸せって、世の中が平和じゃないっていうことを知ってるから感じることだと思うんすよね。」
    この本を読み終えた時ふと思い出したこの言葉は、バイト先の2つ下の高校生が放った言葉だ。

    飲食店でバイトをしているのだが、様々なお客さんが来る。そして、月に2、3回ほど、「お腹に赤ちゃんがいます」のキーホルダーをカバンに着けている様々な女性が来店する。私がそのキーホルダーを見て、「世の中こういう幸せな話題で溢れて欲しいよねー」と言った時、彼が先程の言葉を放った。

    彼は高校生ながらにして、英検準一級を持っている。そして英検の課題で世の中の事柄について意見を述べるものがあるそうで、時事ニュースや世界の政治な

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    2026年02月08日
  • 春の星を一緒に

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    「満天のゴール」の続編。すごく楽しみにしていたのに、読み終えるのがもったいなくて。藤岡陽子さんの作品はいつも心が揺さぶられる。
    普段は考えもしないけど、自分自身も大切な人も限りある時間の中で生きている。最期の瞬間をどう迎えるのかは、今をどう生きるのかにつながっている。
    涼介くんがいい子過ぎて、自分も負けずに頑張らなくてはと、よく分からない気持ちで勇気づけられた。
    そして最後の1ページを読んだら、素敵なタイトルにキュンとなった。

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    2026年02月07日
  • 春の星を一緒に

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    「満点のゴール」の続編。
    いゃぁ〜泣けました!
    終末医療に取組む三上、看護師の奈緒、医学部を目指す息子の涼介の一生懸命な生き方が良い!
    奈緒の父を看取る場面などは号泣!
    緩和ケア病棟へ移り、死と直面する人達との触れ合いにも涙。
    最後、タイトルの意味が分かってまた涙。
    「ありがとう」と思えて旅立ち、「お疲れ様でした」と見送る人達がいる、そんな最期を迎えられたら本当に満点ゴールだね。

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    2026年02月05日
  • 春の星を一緒に

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    川岸奈緒は看護師として京都の病院に勤務する。
    息子の涼介をひとりで育て父親との三人暮らし。
    地域の診療所の医師・三上先生は父親と息子も頼りにする存在。
    穏やかでとても紳士で読者の私も惹かれる。

    奈緒と家族、頼りになる三上先生、緩和ケア病棟の医師やスタッフ・・・。
    嫌な人物も登場せずバランスがいい。
    (元旦那、奈緒の兄は例外)

    病院が抱える現実も小説の中だけではなく
    いろいろなところで目にする。
    患者として身を預ける場所が安心できるものであってほしい。

    緩和ケア病棟の患者が抱える苦痛と安らぎも
    藤岡さんだから書けるのだろう。

    息子の涼介が素直で親子の関係も
    あたたかくて良かった。

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    2026年02月07日
  • 森にあかりが灯るとき

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    売れないお笑い芸人から介護士になった星矢。特別養護老人ホーム「森あかり」で働きはじめ、介護の仕事の現実に直面していく。

    綺麗事だけでは済まされない、介護の現実が物語に反映されています。そのため、楽しいだけの話ではありません。現実の重さにしんどくなるような描写もあります。しかし、そこに微かにでも希望を見出せるような光を灯してくれているのが、藤岡陽子さんらしい作品だなと思いました。

    看護師として働いていると、特養ほどではありませんが、介護の仕事も担います。その身体的な負担感はよくわかりますし、命を預かるという重大な責任に押しつぶされそうになる時もあります。星矢が、新人の頃の自分と重なって見え、

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    2026年02月01日
  • 春の星を一緒に

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    すっと物語に入り込めて、何度も涙ぐみながら
    一気読み
    大好きな作家さんに出会えた
    続編とは知らずに残念
    順番に大切に読みたかった

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    2026年01月30日
  • 金の角持つ子どもたち

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    とっても熱かった。おもしろくて、でも最後まで緊張しながら読みました。私も中学受験をしましたが、ここまでハードではなかったなと思います。倍率は高かったけど、ゆるゆると受験して合格して通っていたので、この本を読んで最難関の中学受験は本当に難しいのだな…と。章ごとに視点が変わります。それぞれの思いが交錯して、ひとりの子どもの人生をつくっていくのだなと思います。

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    2026年01月30日