藤岡陽子のレビュー一覧

  • トライアウト

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    佳作を連発しているアベレージヒッター。どれもこれも外れが無くもれなく面白いです。
    そしてアベレージヒッターつながりで野球を題材にした小説です。
    シングルマザー、親子の確執、愛情。あきらめない、あきらめられない心。誰にでもある過去の傷、自分だけではないという気づき。いつまでも小さい子供ではない、成長していつか自分を追い抜いて行くという寂しさと喜び。
    色々な要素が内包されていてとても奥深い本だと思いました。
    主人公の父がとても頑固なおやじなのですが、孫との信頼関係が見ていてとてもうらやましかった。自分はほぼ祖父の記憶ありませんが、かなりのダメ男だったようなので頼りになる男が周囲に皆無だったので、こ

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    2019年12月19日
  • トライアウト

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    今年も11月13日に合同トライアウト開催、その前に元報知新聞記者藤岡陽子さんの小説を読んでみました。野球人生のやりきった感はとても厳しいようです。

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    2018年11月10日
  • ホイッスル

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    底知れぬ悪意に翻弄されながら、自分を失うことなく強く生きる人びとの姿を通して家族の在り方を問う家族小説。
    愛情とは人間の根幹から形成されるだけに、間違った経緯で誕生するとたちが悪い。長年連れ添った妻よりも、不幸な生い立ちの女性を守りたいという気持ちが、単純に誤っていると断言できないのが、この作品の怖いところ。関わる弁護士の言葉でタイトルを付けた巧さが光る。

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    2018年11月04日
  • トライアウト

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    最初の数頁で読むこと決めたのに、なかなか読み進めず、途中でやめようかと思ったのですが、中盤からは一気に読みました。

    考太の「辛い時はその場でぐっと踏ん張るんだ。そうしたら必ずチャンスはくる。チャンスが来ない人は辛い溶きに逃げる人なんだ」との言葉に涙が止まらなかった。

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    2018年08月20日
  • トライアウト

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    戦力外を通告されたプロ野球選手が、来季以降の現役続行を賭けて、12球団合同でおこなわれる入団テストに臨む「トライアウト」。毎年トライアウトに参加した選手のその後に密着したテレビ番組も制作されています。そんなタイトルが付いているので、主役はプロ野球選手だと思って読み始めたら、選手に取材することになった新聞記者が主人公でした。人生のトライアウトです。

    可南子は東京の大手新聞社の勤務するシングルマザー。8年前、不倫相手と別れた直後に妊娠が判明。相手の名前は誰にも打ち明けることなく出産し、宮城に住む両親と妹の協力を得て、息子の孝太を育てている。孝太の妊娠がわかったころ、八百長疑惑で捕まった野球選手と

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    2017年05月10日
  • トライアウト

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    途中まで、中弛みしてどうなることかと思いましたが、最後は綺麗にまとまりました。
    注意して読めばいろんな矛盾や無理があるストーリですが、それを気にさせない爽やかさがあります。もっとも爽やかすぎますかね、その分、軽くなってしまった様に思えます。

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    2016年12月05日
  • 青のナースシューズ

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    大好きな作家、藤岡陽子さん作品。やはり今回もうるっときたり胸が痛くなったりの感動ストーリーだった。けど、ちょっと既定路線というか予定調和すぎる感じもあったかも。男性ナースが少ない状況の中、看護師を目指す男子生徒の物語、という建て付けから想像できる範疇のことに物語が収まっていたから、心がすごく動く何かというのはなかった気もする。どちらかというと、主人公が置かれているヤングケアラーとしてのあり方に心が痛んでしまい、母親役に対しての苛立ちが解決できないまま話が終わったのが残念だった。

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    2026年04月12日
  • 満天のゴール

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    過疎地医療とヒューマンドラマ。

    前半ムカムカ展開が続くからどうなるかと思ったけど、徐々に物語が展開されていき話に入っていけました。

    人生をどう終えるか、というホスピス的な医療が主軸で、登場するおじいちゃんがなかなかに素敵。『ゴール』の場面ではウルッとしました。

    長い小説ではないので少しあっさりしていたかな。主人公自身の成長(ふっきれてはいたけど)がもう少し見たかったかも。
    子供時代を引きずる大人が多い中で、涼介の自立ぶりが凄かった笑

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    2026年04月09日
  • 満天のゴール

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    展開は割と読めてしまって、ストーリーとしてはまあまあというところ。

    過疎地域の医療、とても興味深かった。山間部での往診はかなり負担だが、生まれた場所で最期を過ごす。これはその地域に長らく住んだ人は、誰でも思うんだろうな。

    いずれ近所のコミュニケーションも減り、血の繋がる家族とも疎遠になり、独居になる老人。その人を救えるのは、地域医療に携わる人だけ。
    過疎地域の医療を叶えるのは、なかなか難しい。
    満天のゴールは満点のゴールでもあるのかもしれない。


    ところで、、、主人公の離婚の話はどこへ……

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    2026年03月29日
  • リラの花咲くけものみち

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    不登校だった少女が獣医学を専攻し、数々の苦悩や悲しみを乗り越え立派な獣医師になるまでの物語。
    単なる綺麗事だけに収まらず、獣医師として向き合わなければならない辛く大変な部分も描かれていたのは印象的だった。
    青春時代真っ只中ではあるので当然恋愛要素も入ってくるが正直そこは無くても良かったし、最後の方は少しだらけてしまった感があった。ほんの少しだけシンプルにどうしても伝えたい部分だけ描いてくれると個人的には良かった。

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    2026年03月28日
  • リラの花咲くけものみち

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    ネタバレ

    時として命を守らない選択をすることも必要な現実に挫折しながらも、獣医を志した聡里の強さに心を打たれた

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    2026年03月27日
  • 金の角持つ子どもたち

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    実は。身内に今年中学受験して合格した子がいるので、とても身近に感じた。

    中学受験に挑む少年の奮闘と家族の献身。その熱量に引き込まれる一方で、拭いきれない違和感があった。
    特に、塾講師・加地の弟の描かれ方。
    「親が無理に勉強を強いてこなかったことが、本人の不利益に直結した」と断じる構造は、あまりに短絡的ではないかな?

    勉強に励む姿を美徳とする一方で、そこから外れた人間の背景や葛藤が、あまりに簡略化されている。本人の資質や家庭環境、学校での疎外感など、本来は多層的なはずの理由を「放置したから」という一点に集約するのは、いささか強引に感じる。

    人は挑むことで自分を変えられる。それは一つの真理だ

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    2026年03月21日
  • リラの花咲くけものみち

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    養母によって居所を無くし、母方の祖母に引き取られた娘・聡里が主人公。不登校からチャレンジスクール(高校)を経て、北海道の農業大学に進学した聡里が獣医になるまでの奮闘を描いた作品。
    藤岡さんはこれが三作目。前の二作の感想を見ると「良い話なんです、だけど・・・・」。これもそんな感じです。随分ヒヤリングしたのでしょうね、獣医(と言っても犬猫は少なく、牛馬の世界が多い)の仕事などは微に入り細に入り良く書けていると思います。とはいえ直前に読んだのが元羊飼い河﨑秋子なので、「体験」と「ヒヤリングで得た知識」の差は感じられます。そしてなにか「芝居の書き割り」の様な、どこかで見たようなシーンが続きます。自分を

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    2026年03月20日
  • 手のひらの音符

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    家庭環境から生活も将来も狭められる現実は、我慢を強いられ子供らしさを失うように見えるが、そんな子供同士の関わりからは伸び伸びとする子供らしさを感じた。

    次々に起こる不幸は「大貧民」に例えられ、手持ちのカードの弱さ、立ち行かなさを更に想像させた。

    最終的にはそれぞれの絆が再び結ばれて行く良い話だったけど、それぞれのエピソードは重く切ない。

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    2026年03月15日
  • わたしの名店

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    読んでいる度に食べたいなっと思いました☺️♡
    ひとつひとつの作品を読んでその後にごはんの絵が書いてあって、もっと食べたくなりました!
    読み応えがあってとても面白かったです!

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    2026年03月11日
  • 春の星を一緒に

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    ネタバレ

    シングルマザーの看護師さんが、一人息子とそばにいるドクターと交流しながら、父を看取り、財産巡って兄と決別し、思いを寄せているドクターと共に緩和ケア病棟に異動。同じ立場のシングルマザーを担当、看取りをしたり、最後はそのドクターの母親を看取ったりしながら、息子は無事医学部に合格し、ドクターにプロポーズされて物語が終わる、という少女漫画のよう小説。とはいえ、人の死を通じて成長していく子供達や、自分たちを支えてくれて、なお感謝しながら亡くなる父の話、自分以外の人を大切にし続けるドクターの話には、涙が出る。

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    2026年03月08日
  • リラの花咲くけものみち

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    ドラマから観た

    ので
    復習的な感じになりますた(* 'ᵕ' )☆

    まーまーオモロかったです。
    原作の方が好きです!!!

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    2026年03月06日
  • 春の星を一緒に

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    藤岡陽子さんの作品は、優しさに満ちたお話が多いと思う。
    今回も医療をテーマにしながらも、今まで読んだ他の医療小説とは少し違って、温かい雰囲気が全体に漂っていると感じた。
    というのも、藤岡さんは現役の看護師でいらっしゃるとのこと。
    夏川草介や知念実希人の小説は、病気についての専門的な内容なども書かれてあり、医師ならではの作品だと感じたが、本作は患者とその家族が主役になっている。患者に寄り添う看護師としての視点が暖かい。
    ストーリーに奇抜さはなかったが、最後まで心が傷つくことなく暖かいまま終わった。
    良い話だった。

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    2026年02月25日
  • リラの花咲くけものみち

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    獣医師になるために
    北海道の大学にやってきた聡里(さとり)
    慣れない寮生活の中で最初はルームメイトの

    態度にどう接していいかわからず悩んだり

    なかなか友達が出来なかったり、でも次第に

    ちょっとしたきっかけで仲良くなったり

    いい先輩たちがいたり、いい先生も

    いたり、ちょっと恋心なんかも芽生えたりと

    成長していくっていうね

    わりとよくあるパターンなんだけれど

    そこは普通の学校じゃぁないわけで

    獣医師になるための実習とかの描写も

    すごく取材されたんだろうな、というのが

    垣間見えるのだ
    獣医って

    病気を治すだけじゃなくて

    命の選択を迫られることもあったりするわけよ

    そこら辺

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    2026年02月24日
  • 春の星を一緒に

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    シングルマザー、終末医療、息子の成長、恋愛未満

    素直な文体で内容かすぐはいるのが良かったです。主人公への感情移入もしやすく。一方、ちょっとお話が薄いというか…「それっぽすぎる」とでも言いますか、そうなるだろうな、とこちらの思う方に話が転がっていくばかりで、驚くような話の展開はほぼなかったので、スーッと読んでスーッと終わってしまいました。
    激情が押し寄せるような高ぶりは感じられなかったのが残念

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    2026年02月23日