藤岡陽子のレビュー一覧

  • トライアウト

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    「読んで良かった。」と、まずは一言。
    プロのスポーツが関係する物語で、その中でもプロ野球となると実在する球団名が使えないからか、架空の球団名で俄然非現実的になってしまうのが難点。
    しかしながらそれに関しては読み手を物語の世界に引き込む著者の手腕はかなりのものです。主人公をとりまく登場人物も丁寧に描かれていて、とりわけ主人公の息子の孝太くんのエピソードがとても素晴らしいし、そこまで持っていく伏線が見事でかなり感情移入してしまいました。
    シングルマザーの行末は?物語の落とし所は??と、考えながら読みましたが、最初から想定されてた結末ではない気がします。描きながら物語の時間軸の中で結末が決まった感が

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    2024年01月21日
  • いつまでも白い羽根

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    著者4作品目。デビュー作との事ですが、完成度が高くワンクールを通してドラマの原作になりそうなくらいストーリーや登場人物達に魅力があります。
    著者が看護師という裏付けもあり、おそらくモデルとなった人物がいるだろうと想像するくらい設定に説得力があります。
    著者の文章は私の心に寄り添う距離感が絶妙で、常に優しく癒してくれます。
    どれくらい読み続けても疲れないからいつまでも読んでいられます。
    今更ながら、私にとって贔屓の作家さんの1人になりました。

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    2024年01月19日
  • トライアウト

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    女手ひとつで育てようと決めたからこそ、負けられない毎日。
    ずっと走り続けてたんだろうな。
    違う意味合いで、ずっと走り続けるもう1人の人と知り合い、彼女は変わっていく。
    家族の形が変わる波の中で、戸惑いながらも、拠り所になる人と出会えてよかった。
    これからの3人に、大きな応援のかけ声をしてあけたくなるラスト。

    しかし、孝太くん、めちゃくちゃ良い子に育っている。
    祖父母の人柄と、育て方がとても良かったんだろうな。。

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    2024年01月17日
  • ホイッスル

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    少し前に読んだこの作家さんの作品がとても良かったので、別作品も読んでみようと思い購入。真面目に一生懸命に生きてきた人の周りにはそういう人が集い、そうでない人の周りにはそうでない人が集まってしまう構図は、イソップ物語みたいでなんだか面白かった。ドロ沼化する裁判と、両者の暮らしぶりの描写が面白く、続きが気になってどんどん読めてしまう。面白かった。

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    2024年01月06日
  • いつまでも白い羽根

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    なんの目標もなく進んだ看護の道を選んだ瑠美の、看護学生の生活を通して変わる心情の変化が読んでいて面白かった。その他の登場人物との恋愛絡みや病院実習中に起こった出来事を通して、それぞれ看護師として成長していくのかと思ったが、看護学校を卒業できるのは6割という伏線通り、実習の4人組であった瑠美、佐伯、遠藤、千早のうち瑠美を除く3人がそれぞれの理由で自主退学の道を選んだのも面白かった。まとめると、目標なく大学に入ったとしても、大学で学んで行く中で見えていくものもあるため、進んで自主退学する必要もなく余程のことがなければ退学のタイミングは、来る時が来た時で良いのではないかということ。

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    2024年01月01日
  • この世界で君に逢いたい

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    人には避けられない道がある。

    避けられない道には辛いこともあるけれど、嬉しいこともあるはず。
    嬉しいこと探ししよって気持ちで毎日過ごせたらいいな。

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    2023年11月21日
  • トライアウト

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    息子が球拾いであることを母親には黙っている健気さと、置かれた立場で一生懸命その仕事に向き合う姿、それを知らなかった母親の心情を知る場面が一番グッと来た。

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    2023年11月06日
  • おしょりん

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    鯖江のメガネを作ったのは、ふるさとを思う熱い気持ちだった。
    明治の人達の 真面目さ 熱い思いに頭が下がる。

    最後の終わり方も とてもいい

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    2023年10月25日
  • この世界で君に逢いたい

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    出逢う人とは、何かしら縁があるのだと思う。こんなところで! とびっくりするような場所で会ったりねぇ。そんな縁を大切にしないとね。

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    2023年10月10日
  • いつまでも白い羽根

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    結局はみな、別々の道をいくことになったけど、いい仲間だったということなんだろうな。気が合う合わないはあっても出会いは貴重。

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    2023年10月08日
  • トライアウト

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    がんばるなぁ、お母さん。力が入り過ぎのような気もするけど、負けたくないという気持ちなんだろうな。素を出せる人と出会え力が抜け、いい方向に進めそう。

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    2023年09月12日
  • ホイッスル

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    何なの、この旦那!!! 他人の人生に口出しはできないけど気分悪いわ。その気持ちにちゃんと向き合うことができたから、その後の人生がそう悪いものにならなかったんだろうな。

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    2023年09月07日
  • 満天のゴール

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    いつの間にか強く育っていた息子の涼介と共に、奈緒も踏ん切りをつけて、新しい生活に進んでいく。

    過去に大変な思いをした医師の三上、独居で頑張るトクさん、奈緒と三上の人生に深くかかわっていた早川さん。奈緒と涼介に関わる人達が、自分の辛さや痛みを優しさに変えていった人達だった。

    死ぬことを『ゴール』という言葉に置き換えると、気持ちが楽になる。まさしくそうだなと思った。

    頑張った日の数だけ星形のシールを貼り、その星がたくさんたまって、満天の星空ができたときにゴールする。病気で大変な思いをしているときに、そういう考え方ができたら、少しだけでも救われると思う。私も満天のゴールを目指して、頑張っていこ

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    2023年09月06日
  • おしょりん

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    東京の外苑、キラー通り沿いにある、お洒落な眼鏡屋さん。まだまだ眼鏡が地方では珍しい時代に、眼鏡で福井県の小さな村の産業を活気づけようと、懸命に時代に立ち向かい、人々のためをひたすら願い、真摯に人生を駆け抜けた兄弟の話に胸が熱くなりました。
    まさか、この兄弟が、あのお洒落な眼鏡屋さんに繋がるとは…。新鮮な驚きと発見をさせてもらいました。
    そして、ほんのひと昔前には、視力という概念がなかったため、視力が悪い人達は、頭が悪いということにされてしまっていた事実にあらためて衝撃を受けました。

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    2023年08月29日
  • この世界で君に逢いたい

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    花が母の男に殺された美羽の生まれ変わり、前世の怨念を晴らす高僧の運命を担って生きている、けど宗教的で無く、ミステリーでも無く感動与える作品。
    恋人の松川夏美と与那国島へ旅行に来た須藤周二は、民宿の手伝いをしている久遠花と出会った。花は本人にも分からない何かを探しているのだという。周二は彼女を十歳の時に亡くなった同い年の従妹・美羽と重ねていた。京都に戻って二ヵ月、花のことが気になって仕方ない周二に、彼女が姿を消したという連絡が――。本当に大切なものに気付かされる感動作!!

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    2023年09月20日
  • 晴れたらいいね

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    ヘイセイにいた看護師が重病患者の入れ替わり、終戦一年前のフィリピンに従軍看護師として、バツクツーザフイーチャー、反戦の看護小説。
    夜勤中に地震に見舞われ意識を失った看護師の紗穂。気がつくとそこは一九四四年のマニラで、さっきまで病室にいた老女の若き日の姿になっていた!困惑を抱えたまま、従軍看護婦として戦争に巻き込まれる紗穂。それでも、持ち前の明るさで数々の理不尽に抗いながら、過酷な日々を駆け抜けていく。反戦の意志と、命を背負った女たちのかけがえのない青春が紡ぐ圧倒的感動作。

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    2023年09月12日
  • ホイッスル

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    長年連れ添った夫が突然失踪し、思い出の詰まった家も失った。理不尽な状況に、園原聡子は戸惑い絶望の淵に立つが、娘や姪、誠実な弁護士たちの支えで、新たな生活に向かって歩み出す。そして、夫を奪った不倫相手・沼田和恵と、法廷で対峙する日がやって来た。底知れぬ悪意に翻弄されながら、それでも強く生きる人びとの姿を通して、家族、夫婦の在り方を問う感動の長編!

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    2023年08月29日
  • いつまでも白い羽根

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    大学受験失敗と家庭の事情で不本意ながら看護学校へ進学した木崎瑠美。毎日を憂鬱に過ごす彼女だが、不器用だけど心優しい千夏との出会いや厳しい看護実習、そして医学生の拓海への淡い恋心など、積み重なっていく経験を頑なな心を少しずつ変えていく…。揺れ動く青春の機微を通じて、人間にとっての本当の強さと優しさの形を真っ向から描いた感動のデビュー作。

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    2023年08月11日
  • トライアウト

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    シングルマザーの新聞記者・久平可南子は心に決めていた。息子のために仕事は辞めない。父親の名は誰にも明かさない。取材の折、彼女を見つめる戦力外通告を受けたプロ野球選手・深澤翔介。ふと気にかかり、インタビューを試みると、彼には可南子の秘密を知る素振りがあって…。仕事、育児、生きがい。今、前を向くことのリアルを、ひたむきな再起の物語に込める。

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    2023年08月09日
  • トライアウト

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    『頑張る』ということは時に自分を追い込んでしまうことでもあるけれど、

    『自分は頑張っている』という気持ちが自分を強く生きさせてくれる。だから自分のために頑張れ。

    という主人公の言葉は、ほんとにそうだよなと思った。

    その場所で頑張り続けることと、こだわりを捨てて新しい場所に行くこと、どちらも大切で、その判断が人生そのものなんだよなぁと改めて思えた本だった。

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    2023年06月13日