風化作品一覧

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  • 箱庭のソレイユ 1
    完結
    4.4
    美術教室の講師・戸張有希が殺害された。犯人はその教室に通う“天使”と呼ばれる少年だった。それから5年後、あさひは有希の弟である伊月と出会う。事件が風化しつつある今でも「天使が犯人ではない」と信じるあさひと「姉の死」の理由を知りたいと願う伊月は、ふたりで事件の真相を探ることを誓う。
  • 新宿鮫 新宿鮫1~新装版~
    3.8
    1~12巻770~1,375円 (税込)
    ただ独りで音もなく犯罪者に食らいつく――。「新宿鮫」と怖れられる新宿署刑事・鮫島(さめじま)。歌舞伎町を中心に、警官が連続して射殺された。犯人逮捕に躍起になる署員たちをよそに、鮫島は銃密造の天才・木津(きづ)を執拗に追う。突き止めた工房には、巧妙な罠が鮫島を待ち受けていた! 絶体絶命の危機を救うのは……。超人気シリーズの輝ける第1作!!
  • くらべてわかる 岩石
    5.0
    1巻1,496円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本で見られる主な岩石30種を解説し、色や粒のサイズ、含まれる鉱物の違いなどの多様なバリエーションを掲載。 精細な拡大写真で、含まれる鉱物や質感をわかりやすく示しました。 同定のヒントとなる割った断面や風化した様子、水に濡らした様子なども掲載しています。 巻頭には、岩石観察のコツや検索表、石の成り立ち、石を構成する鉱物図鑑など、岩石観察の初心者に役立つ情報をまとめました。 巻末には街中でよく見かける石材49種の図鑑と、全国ジオパークマップを掲載しています。 ■内容 本書の使い方/用語解説/はじめに/岩石観察の道具/岩石観察の5つの基本/ 岩石を構成する主な鉱物/岩石の成り立ちと分類/本書で扱う岩石一覧/本書で扱う岩石の検索表 第1章 火成岩 花崗岩/ペグマタイト/アプライト/花崗閃緑岩~トーナル岩/石英閃緑岩~閃緑岩/ 斑れい岩/かんらん岩/流紋岩/デイサイト/安山岩/玄武岩 火成岩の見分け方 第2章 堆積岩 凝灰岩/礫岩/砂岩/泥岩/石灰岩/チャート 堆積岩の見分け方  第3章 変成岩 ホルンフェルス/結晶質石灰岩/粘板岩~千枚岩/片岩/片麻岩/角閃岩/蛇紋岩/マイロナイト/カタクレーサイト 変成岩の見分け方 街中の石材図鑑/全国ジオパークマップ コラム 月の石/黒曜石/地層ができた環境を教えてくれる化石/コンクリーション/ ドロマイト(苦灰岩)/ミグマタイト/断層岩
  • ジオスケープ・ジャパン 地形写真家と巡る絶景ガイド
    3.3
    1巻1,584円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 巨大な大陸プレートの端に乗る火山列島・日本。 その大地は太古から隆起と沈降、堆積と浸食を繰り返してきたことで、 全国各地の自然のなかに不思議な地形や奇岩といった、さまざまな絶景を見い出すことができます。 本書は、北海道から沖縄まで、地形写真家である著者が、 国内で見られるダイナミックで美しい「大地のかたち」の写真を紹介しながら、 その成り立ちをわかりやすく解説した、地形を見るためのガイドブックです。 多くの人々が訪れる観光名所はもちろん、 何時間も歩いて登らなければならない山岳地や、地元の人にしか知られてない密かな場所など、 全国51箇所の絶景スポットを著者の目線を通してその地形の魅力と楽しみ方を伝えます。 掲載地(一部) 「北海道誕生の証人」アポイ岳(北海道) 「ノジュールが転がる海岸」鵜ノ崎海岸(秋田県) 「津波石が語ること」ハイペ海岸の津波石(岩手県) 「豪雪地帯の岩壁」谷川岳一ノ倉沢(群馬県) 「深海からやってきた岩石チャート」虎岩(栃木県) 「押しつぶされてできた岩」長瀞の変成岩(埼玉県) 「甌穴を彫る玉石」かんのん浜のポットホール(静岡県) 「富士山の裏の顔」富士山宝永火口(静岡県) 「氷河が削った気高き峰々」槍・穂高連峰(長野県) 「石英脈が描く縞模様」横川の蛇石(長野県) 「風化でできたオブジェ群」燕岳(長野県) 「日本海最初の堆積岩」平根崎(新潟県) 「消えた立山火山の遺産」立山(富山県) 「溶岩の収縮でできた割れ目」東尋坊(福井県) 「神様になった滝」那智の滝(和歌山県) 「石灰岩を溶かしてできた地形」秋吉台(山口県) 「礫層に守られて」阿波の土柱(徳島県) 「桁外れな阿蘇のスケール」阿蘇山(熊本県) 「差別浸食の造形」鬼の洗濯板(宮崎県) 「活火山の島」桜島(鹿児島県) 「南の島のキノコ岩」古宇利島のハートロック(沖縄県) ■著者紹介 竹下 光士(たけした・みつし) 1965年、京都市生まれ。1989年、武蔵野美術大学油絵学科卒業。2016年、活動タイトルを「GEOSCAPE」として地形撮影を開始。 著書に、写真集『ZEUS』『天の刻』(共に青菁社)、『京都撮影四季の旅』(三栄書房)、『長時間露出撮影のすべて』『朝景・夕景撮影のすべて』(共に日本写真企画)がある。 現在、京都市に在住し、ニコンカレッジ講師・クラブツーリズム講師などを務める。
  • 誰も書かなかった統一教会
    NEW
    -
    無関心=空白の30年間が招いた安倍元首相銃撃事件から2年。 闘い続けるジャーナリストが、政界への浸食、北朝鮮との関係、組織の武装化まで教団の素顔を暴く! ◆内容◆ 2022年7月の安倍元首相銃撃事件後、統一教会 (現・世界平和統一家庭連合)と政界の癒着を中心に多くの報道があった。 だが、メディアが報じたのは全体像のごく一部だった。 教団をめぐる多くの問題が残されたまま事件の風化を憂慮したジャーナリストが、教団の政治への浸食の実態、霊感商法の問題はもちろん、「勝共=反共」にもかかわらず北朝鮮に接近していた事実、教団の実態を早くから認識していたアメリカのフレイザー委員会報告書、教団関係者による銃砲店経営、原理研究会の武装組織、「世界日報」編集局長襲撃事件、公安が教団関係者を調査していた事実等、その全貌を公開する。 ◆推薦◆ 青木理氏(ジャーナリスト) 元首相が白昼銃撃され死亡する衝撃的事件の動機となった旧統一教会を、最も長く深く取材してきた第一人者が本書の著者、有田芳生氏であることに異論はないだろう。 政治はカルトとの蜜月を続け、そればかりか利用し利用され、結果として生じた教団をめぐる「失われた30年」。 本書はその「空白」を第一人者が懸命に埋めようと試みた貴重なドキュメントである。
  • 3.11 あの日を忘れない 1 ~飯舘村・ほんの森でまってる~
    4.0
    1~5巻858~968円 (税込)
    東日本大震災を風化させないために、親から子へ、語り継いでいきたい珠玉のドキュメンタリー集! 「ほんの森でまってる~原発避難区域・飯舘村の本屋さんより~」 震災後、村を守った「ほんの森いいたて」の物語!!「もう一度 青葉の杜~帰ってきた喜久屋書店漫画館仙台店!~」 震災に負けずに再オープンした喜久屋書店漫画館仙台店の奇跡!
  • 絶望裁判 平成「凶悪事件&異常犯罪」傍聴ファイル
    3.7
    あなたは彼らにどんな判決を下しますか? 戦慄の犯罪法廷ノンフィクション! 子供を含む7人を抹殺した稀代のシリアルキラーから、魂をも凌辱する連続レイプ魔、女の性が引き起こしたSM刺殺事件まで、陰惨な事件の法廷で明かされた、聞く耳を疑う証言の数々――そこに希望はあるのか? 近年、人々の「体感治安」はますます悪化している。しかし、頻繁に起きる凶悪事件・異常犯罪は、発生当初こそマスコミを賑わすものの、時と共に風化し、その全容が解明されるまで報じられない事件も少なくない。著者は、そうした事件を追って全国各地で傍聴取材を敢行、被告や証人たちの驚くべき言動を記録し続けた……。 『週刊ポスト』の好評連載を収録。今後、裁判員制度の対象となる殺人や傷害致死などの過去の重大事案を中心とした全48事件、戦慄の連続傍聴記。 この作品は、分冊版の以下の内容が全て含まれます。 「絶望裁判1 ~自殺サイト・快楽殺人・死体マニア~」 「絶望裁判2 ~SMプレイ・女通り魔・騒音おばさん~」 「絶望裁判3 ~連続レイプ・実娘強姦・強制わいせつ犯~」 「絶望裁判4 ~拉致・リンチ・虐待~」 「絶望裁判5 ~監禁・偽装・ストーカー~」
  • 「山上徹也」とは何者だったのか
    値引きあり
    3.8
    安倍元首相暗殺から1年、統一教会と政界、そして山上徹也容疑者の実像を追い続けた著者だから書ける事件の深層とは! 山上はなぜ接見に応じないのか/「なかったことにしたい」勢力/山上に送った四通の手紙/宗教2世との微妙な距離感/統一教会・政治家・メディアの恥ずべき関係性/狙いは本当にテロだったのか/私の責任について/山上からの「回答」/被害者と加害者 (主な内容) 序 章  風化する「統一教会問題」と「なかったことにしたい」勢力 第一章  山上徹也と安倍晋三、鈴木エイトをつなぐ「奇妙な縁」 第二章  銃撃事件後、逮捕された山上が供述した「恨み」 第三章  鑑定留置中の山上徹也に送った手紙 第四章  事件の約一週間前に山上徹也から届いていたメッセージ(前編)  第五章  山上徹也に複雑な思いを抱く「宗教2世」たち 第六章  事件の約一週間前に山上徹也から届いていたメッセージ(後編) 第七章  山上徹也が抱えていた「マグマのような憤り」の正体 第八章  山上徹也は事件前からSOSを発していた 第九章  山上徹也が見た「絶望」の正体 第十章 「統一教会の被害を食い止めた」ために罪が重くなる可能性
  • 御巣鷹山と生きる―日航機墜落事故遺族の25年―
    4.0
    520人の命を奪った、史上最大の航空機事故から四半世紀。遺族たちは何を思い、どう生きてきたのか。頭にやきついて離れない凄惨な現場、日航との補償交渉、理不尽な事故調査、事故が風化してしまう恐怖……。遺族会である「8・12連絡会」の事務局長が、これまでの歩みを克明に振り返った感涙の記録。
  • 秋葉原は滅亡しました
    完結
    5.0
    20XX年、最悪のウィルスが誕生した。そのウィルスは人体を風化させ骨も残らず人類は滅びた。そして多くの時が流れ……別の知的生命体が地球に降り立った!調査団リーダー・宇宙考古学者ラスカ、言語学者リンテ、技術者アトナ、そして主人公、調査団雑用係のヘルパの4人が降り立ったのは、全世界のオタクの聖地『秋葉原』!! 4人の美少女ははたしてどんな調査を行っていくのか?4人の調査団が巻き起こす、ハイテンション☆オタク文化コメディー!
  • 開けられたパンドラの箱 ――やまゆり園障害者殺傷事件
    4.4
    2016年、19人の障害者を刺殺した衝撃的なやまゆり園事件から2年。植松聖被告の動機の解明もできず、事件を二度と起こさないための社会的対策も講じられないまま、事件は風化しつつあるように見えます。『創』編集部はこの間、植松被告に面会するなどして取材を行い、その内容も含めて、事件についてまとめた書籍を刊行しました。もちろん植松被告の発言をそのまま載せるのでなく、精神科医の分析や、事件の被害者家族の話など、いろいろな観点から事件を検証し、社会的議論を呼びかけたものです。

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  • ANOTHER GREEN WORLD
    完結
    4.0
    〈春陽の戦い〉の後、四散した心のかけらをさがしてあてどなく旅を続ける、元戦士・寝黒――。眼に映るものは、滅びゆく都市、自然の秩序に同化する機械・建築物、葉脈に織り込まれた悲しみの記憶、酸化するメタル・フラワー、イメージの焦点に出現する新しい惑星、過去と共に封じ込められた鏡の中の少女……。人気イラストレーター加藤龍勇&後藤啓介が描く風化と創生のファンタジー傑作集!(作中より抜粋)表題作ほか『野生建築群』『深空』『午前2時22分 風飾都市にて』『月 モノクローム』『前衛ジャズバンド<月飾過激団>のライナーノート』『ティラの森』『幻窓風景』『1/3拍子☆ワルツちゃんと機面兵』『無宙夢中 MUCHU MUCHU』など多数収録。
  • あの戦争から何を学ぶのか
    4.0
    私たちの「歴史感覚」を鍛えなおすための「保阪昭和史」の集大成。教訓いまだ尽きず! ――緒戦の勝利での空疎な熱狂、情報と科学技術の軽視、偏狭なセクショナリズム、責任追及における主体性の欠如……。あの戦争で露呈した日本人の錯誤を、再び繰り返さぬためにはどうすればよいか? 凡人は経験から学び、賢者は歴史に学ぶ。体験の風化を前に、ぜひ繙くべき「保阪昭和史」の集大成。
  • 異郷の夏
    -
    2005年6月12日、一人の老女が東京九段下の交差点で死亡する。死因はトリカブト中毒。他殺か自殺かをめぐって、麹町署の新米美人刑事と頑固オヤジの部長刑事コンビによる捜査が開始され、やがて60年前に秋田県で起きた事件にたどり着く…。敗戦直前、花岡鉱山で中国人強制連行労働者が一斉蜂起した花岡事件は戦後、風化し、人々の記憶から消え去った。現在と過去を交錯させながら事件の核心を追い、圧倒される迫力で描く長篇ミステリー。
  • 遺書配達人
    -
    昭和十九年夏、上海で発病した西山民次は死地に赴く十三人の遺書を預かり内地に戻った。息子の帰りを待ちきれず息絶えた『墓の女』から、本人に直接遺書を手渡すことになる『受取人なし』まで、西山の辿る八年間が十四話から成る。西山は有馬自身だ。「戦争体験の風化を厳しく告発した」という著者の言葉が新鮮に甦る名作!
  • 伊勢神宮の智恵
    5.0
    伊勢神宮が伝える日本人の素晴らしき智恵。 「伊勢の深い森のなかに世界で一番古くて新しいものが存在する」。世界的建築家のアントニン・レイモンドは伊勢神宮をこう表現した。パリ市街に匹敵する巨大な森の中に存在する百二十五社の総称である伊勢の神宮。第六十二回式年遷宮の広報室長を務め、神宮禰宜として奉職する著者は、二千年続く自然との「共生循環思想」を「文明のモデルとなりうる智恵とシステムがある」と説く。 <現にパルテノン神殿は廃墟となり、ピラミッドは風化するばかりです。けれども、神宮は二十年に一度、神殿を新造して神々を遷すという式年遷宮によって、常に若々しい姿を見せるのです。>(本文より)。写真は宮澤正明氏。 【ご注意】※この作品にはカラー写真が含まれます。
  • 宇宙のしくみ その最前線
    5.0
    1巻990円 (税込)
    本書はSergey ParnovskyとAleksei Parnowskiの著作『How the Universe Works』の日本語版である。Sergey Parnovskyは理論物理学者で、専門は一般相対論、宇宙論、天体物理学、特に裸の特異点。科学の一般への普及に貢献。キエフ大学教授(ウクライナ)、理学博士。ランダウ・スクール門下。Aleksei Parnowskiは宇宙物理学者で、専門は宇宙探査、宇宙風化。宇宙研究所(ウクライナ)上級研究員、理学博士。両者は親子である。本書では、宇宙全体に関する科学(宇宙論の歴史と現状)、主に膨張宇宙、ビッグバンでの創造、進化、特徴など、現代宇宙論の考えが説明されている。宇宙論に関してよくある質問に答えるとともに、宇宙論に直接関係する現代科学の2つの謎、暗黒物質と暗黒エネルギーについても触れている。主な内容は、第1章 宇宙の法則/第2章 膨張する宇宙/第3章 初期宇宙/第4章 暗黒物質・宇宙の中身/第5章 暗黒エネルギー ―宇宙の構成物―/第6章 ブラックホールと他のエキゾチック・オブジェクトなど。 著者紹介: 村田 惠三(むらた けいぞう) 1972年、京都大学・理・物理学科卒。1977年、東京大学・理学系研究科・理学博士。1977-1996年、通産省・工業技術院・電子技術総合研究所(現 産業技術総合研究所の前身の一部)。1983-1984 年、パリ南大学・研究員。1996-2015年大阪市立大学・教授。2001-2002年、東北大学・客員教授。2015-2021年、大阪経済法科大学・客員教授。2015-2019年、ソウル大学・客員教授。2015年~、大阪市立大学・名誉教授。
  • 永遠に語り継ぎたい3.11の素敵な話
    4.8
    1巻924円 (税込)
    ボクは奇跡的なこの一期一会を、一生、風化させない、させたくない。 相手を思いやる気持ち、支え合うことの大切さ。 本書の主人公たちは教えてくれる。 いつか再び起きたとき、私たちがとるべき行動を。 「アニメソングで子供に笑顔が戻った」(福島県民Sさん) 「声だけなのに、言葉だけなのに安心する」(岩手県民Tさん) 「温かい、想像できるメディア」(宮城県民Mさん) あのときラジオは全国で繋がっていた。 TOKYO FM「シナプス」および、JFN系列全国38局ネットプログラム「やまだひさしのラジアンリミテッドFriday」のメインパーソナリティ・やまだひさしがこの1年間の放送と全国のリスナー、ネット局を介して「自分たちにやれること」を問い「心温まる想い」を共有した!  本書はその記録です。
  • 絵巻 シベリア抑留者の想い出  ~満州での軍隊生活、そしてシベリア抑留での強制労働~
    -
    満州で軍隊生活を送り、 敗戦後シベリア抑留を体験した著者は、 その経験を絵巻物として遺した。 その絵巻物を原典のまま書籍化。 いつ内地に帰れるのだろう このシベリアでは絶対に死にたくない 32メートルの絵巻物として保存された郵便局勤務だった若者の記録 戦後77年、約60万人のシベリア抑留体験者の多くが亡くなり、 さまざまな経験が風化しつつあるなかで、貴重な史料的価値がある本書。 ウクライナへのロシア侵攻が深刻な事態を迎えている今、 戦争の現実とはどういうものかを多くの読者に伝える、時宜に見合った書籍といえる。 ■目次 ●第一章 夢多き学生時代から軍隊へ ●第二章 厳しかった満州軍隊 ●第三章 終戦からシベリアの抑留・強制労働 ●シベリア抑留についての解説・資料編 ・シベリア抑留とは何だったのか 有光健 ・戦争は最大の罪悪である。しかし・・・・ 中島裕 ・シベリア抑留の女性たち 渡辺えり ・父にシベリア抑留談とロシアの侵攻 小林玄徳 ・戦争体験を風化させないために 田所智子 ・おわりに 絵巻物のレプリカ作成を手掛けて教えられた残酷な戦争 ■画と文 澤田精之助(さわだ・せいのすけ) 1921年、山形県村山市楯岡生まれ。楯岡町役場勤務を経て仙台逓信講習所入学。 1941年に徴兵、1942 年に満州黒河省に下士官候補生として奉天第549 通信教育隊に配属される。 1945 年の敗戦後、シベリア抑留。シベリア鉄道でカラガンダ収容所に送致され炭鉱で働く。 1948 年、舞鶴に帰還後、山形県村山市村山郵便局に勤務。 復員後、書道を為し、1975 年には第2回山形県総合書道展で最初の県知事賞を受賞。 『シベリア抑留者の想い出』の制作を継続し、1984 年に完成させる。1985 年没。 ■編者 下山礼子 1950 年、山形県村山市楯岡生まれ。澤田精之助の姪。 10 歳の時に父と観た映画『人間の條件』(小林正樹監督)に描かれた「戦争における人間性」に衝撃を受ける。 学生時代には遠く離れたシベリア鉄道の旅に思いを馳せた。 2015 年、澤田精之助作の絵巻物に出会い、シベリア抑留の史実に触れ、叔父と父からの大切なメッセージに気づく。 2019 年、自宅(澤田精之助の生家に隣接)に「小さな小さな平和祈念館」を開設。 「命・戦争・平和」について語り継ぐ活動を続けている。
  • 溺れるものと救われるもの
    5.0
    アウシュヴィッツ体験を描いた名著『これが人間か』から約40年、記憶の風化を恐れたレーヴィは、改めて体験を極限まで考え抜き、本書を書いた。だが刊行の1年後、彼は自死する。生還以来、罪の意識と戦い、証言し続けた彼は何を思い、生きたのか?
  • 階級
    -
    現代社会の〈辺境〉とも言える廃鉱に遺棄され、痛憤の生存を強いられる人々の、熾烈をきわめる階級的憎悪の情念。内面までも風化解体に瀕した人間破壊の状況は、読者に異様な衝撃と戦慄を与える。〈辺境〉の外で惰眠する人間の、精神の荒廃を烈しく指弾した傑作。他に、炭鉱離職者をテーマにした「せむしたちの冬」を収録。
  • 釜石鵜住居復興スタジアム
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 復興とラグビーの象徴、釜石スタジアム。 かつて“北の鉄人”と呼ばれラグビー日本一に7年連続で輝いた新日鉄釜石ラグビー部。そのラグビー部のホームタウン・岩手県釜石市がラグビーの聖地のひとつにあげられるのは、地域あげてのラグビータウンであるからだ。しかしこの地も東日本大震災によって壊滅的な被害を受けた。その被害から立ち上がってきた象徴として、この7月に完成する「釜石鵜住居復興スタジアム」がある。9月から開幕するラグビーワールドカップの試合会場としても使用されるこのスタジアムが持つ意味を後世にも残していきたい、そんな地元の方々の思いも掲載し、美しい写真と、復興に関わった人々の証言も含め一冊にまとめる。たんなるスタジアム紹介本ではなく、ラグビーを愛する人たち、自分の故郷を愛する人たち、そして震災を風化させずに心に刻んで生きていきたい人たちの思いも詰め込んだ。スタジアムに訪れた世界中の方々にこの思いをお伝えしたく、日英のバイリンガルでお届けします。 ※この作品はカラーが含まれます。
  • 川の深さは
    3.8
    命をかけて守るべき人が君にはいるだろうか。「彼女を守る。それがおれの任務だ」傷だらけで、追手から逃げ延びてきた少年。彼の中に忘れていた熱いたぎりを見た元警官は、少年を匿(かくま)い、底なしの川に引き込まれてゆく。やがて浮かび上がる敵の正体。風化しかけた地下鉄テロ事件の真相が教える、この国の暗部とは。出版界の話題を独占した必涙の処女作。(講談社文庫)
  • 韓国深発見
    -
    『韓国野球の源流』(新幹社)、『2002年韓国への旅』(NHK出版)など、韓国を深く知り尽くした著者・大島裕史が書き下ろす渾身の韓国旅行記。数年にわたり、韓国全土を取材した日々をもとに書かれた本作品には、日本人が知らない韓国の姿、歴史がたっぷりと描かれている。歴史好きな方、旅行好きな方、韓国をより深く知りたい方におすすめの一冊。 目次 ストーリー1 仁川 近代化の奔流とともに歩んだ首都の表玄関 ストーリー2 江華島 激動の韓国史を体現する島 ストーリー3 南漢山城・水原 苦難の歴史の中の生命力 ストーリー4 ソウル東部 百済・高句麗の攻防の跡 ストーリー5 扶余 発掘が進む百済最後の都 ストーリー6 益山・群山 仏教文化と白村江の戦い ストーリー7 全州 食の都でもある朝鮮王朝の故郷 ストーリー8 光州 35年を経ても風化しない歴史の重さ ストーリー9 釜山1 日本から最も近い外国の都市の愛憎 ストーリー10 釜山2 北朝鮮から最も遠い韓国の都市の激動 ストーリー11 旧伽耶地域 日本と関係が深い幻の王国 ストーリー12 大邱地方 強力な保守地盤を生み出した背景  ストーリー13 蔚山 韓国最大の工業都市と日本 ストーリー14 慶州1 新羅王朝の興亡 ストーリー15 慶州2 国際交流と新羅仏教 ストーリー16 江陵 辺境の地で育まれた風流と先進性
  • 記憶の光景・十人のヒロシマ(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 “閃光の痛みも知らない人間に「ヒロシマ」を語る資格があるだろうか”そんな思いの著者が、撮影と取材を目的に初めて広島を訪れたのは、1985年のこと。“負の昭和”をテーマに撮り続ける写真家が、まず始めたのは、被爆体験を聞くことだった。本書は、10人の被爆体験を、聞き書きと現在の風景写真を重ね合わせて綴ったものである。悲惨極まりない現実に直面しながら、生き抜いてきた10人の人生と言葉には、強く胸を打たれるものがある。戦争体験が風化していく現在、原爆で亡くなった多くの犠牲者の霊に捧げる「鎮魂の書」。
  • 帰郷
    3.9
    戦争は、人々の人生をどのように変えてしまったのか。帰るべき家を失くした帰還兵。ニューギニアで高射砲の修理にあたる職工。戦後できた遊園地で働く、父が戦死し、その後母が再婚した息子……。戦争に巻き込まれた市井の人々により語られる戦中、そして戦後。時代が移り変わっても、風化させずに語り継ぐべき反戦のこころ。戦争文学を次の世代へつなぐ記念碑的小説集。第43回大佛次郎賞受賞作。
  • 北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実
    4.0
    小泉訪朝から20年。 なぜ解決できなかったのか? ◆内容◆ 2002年9月、小泉純一郎氏が日本の総理として初めて北朝鮮を電撃訪問し、金正日委員長が拉致を認め、5人の被害者が帰国を果たしてから20年。 小泉訪朝当時、日朝関係は大きく改善するかに見えた。 だが、その後交渉は暗礁に乗り上げ、拉致問題解決を重要課題としていた安倍長期政権、続く政権でも進展がない。 国会の「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」等でこの問題に尽力してきた著者はある文書を入手。 そこには拉致の実態、北朝鮮での生活等が詳しく記されていた。本書は極秘文書の内容を分析し、日朝外交を概観することで問題が解決に進まない原因を指摘。北東アジア安定のために何が必要かを提言する。 ◆主なトピック◆ 第1部 極秘文書 ◎政府の「極秘文書」を分析する ◎安倍総理は、なぜ「極秘文書」の存在を否定したのか ◎はじめて明らかになった日本人の名前とは ◎「極秘文書」はこうしてつくられた ◎拉致被害者の実数を推測させる管理番号 ◎横田めぐみさんが拉致された理由 ◎横田めぐみさん安否情報の真偽 ◎「極秘文書」は外交でどう活用されたか? 第2部 外交の問題 ◎歴史的な訪朝はどのように実現したか ◎いまも語られる「拉致の安倍」神話の真相 ◎民主党政権の挑戦と失敗 ◎日朝「ストックホルム合意」への道 ◎幻の「安倍昭恵さん訪朝計画」 ◎拉致問題は解決できるのか ◎残留日本人、「日本人妻」、日本人墓地 ◎風化していく拉致問題 ◎問題解決への私の提言 解説 高世 仁(ジャーナリスト)
  • 教養としての戦後<平和論>
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    中島岳志氏、開沼博氏が推薦! 「平和」は、なぜ口にするのが気恥ずかしい言葉になったのか。それは「平和」と対になる「戦争」に、明確なイメージを持ちにくくなったこととも関係している。記憶の風化に加え、対テロ戦争に象徴されるように戦争そのものが変質しているなかで、「平和」という言葉も「戦争」という言葉も、機能不全を起こしているからである。 では現在、その語り方をどのように「更新」していくことが可能か。石原慎太郎、色川大吉、江藤淳、大江健三郎、大塚英志、小田実、高坂正堯、小林よしのり、坂本義和、SEALDs、清水幾太郎、鶴見良行、西部邁、野坂昭如、福田恆存、丸山眞男、三島由紀夫、山口瞳、吉田茂……。本書はそのヒントを探るために論壇での議論に重点を置きつつも、文学やポピュラー文化にまで視野を広げ、戦後日本「平和論」の正体に迫る。
  • 記録魔
    -
    あの事件を風化させたくない。兄を殺したあいつを殺すことで、事件を再び人々の記憶に刻むのだ……。ドラマの記録係(スクリプター)として活躍する田所有記は、見知らぬ女から「復讐殺人の一部始終を記録してほしい」と頼まれる。娘の命を脅かされ、協力を決意する有記。しかし、次第にリアルな殺人計画を記録することに引き込まれていく。そして起きた殺人の驚くべき真実とは!? 長編サスペンス。 ●新津きよみ(にいつ・きよみ) 1957年、長野県生まれ。青山学院大学卒。旅行会社、商社のOLを経て、88年に作家デビュー。『妻の罪状』(実業之日本社文庫)、『ただいまつもとの事件簿』(光文社文庫)、『二年半待て』(2018年徳間文庫大賞受賞作)など著書多数。『正当防衛』『匿名容疑者』『生死不明』『トライアングル』はテレビドラマ化、『ふたたびの加奈子』は『桜、ふたたびの加奈子』として映画化された。
  • 玉砕の硫黄島に生きた 混成第二旅団野戦病院
    NEW
    -
    1巻1,320円 (税込)
    玉砕の島といわれた硫黄島。その中にあった陸軍野戦病院は、水、医療資材不足の状況下で、どう活動し、運営されたのか。その全貌を余すところなく伝える。上海、フィリピン、硫黄島と三度にわたり召集された陸軍軍医大尉は、大本営の「硫黄島玉砕」発表後、どう行動したのか。米軍との交渉、病院組織内での調整、意思統一への努力……。戦争体験の風化、忘却がある今こそ残すべき記録。
  • 黒島の女たち 特攻隊を語り継ぐこと
    3.7
    終戦間際の1945年、昭和20年の春――。 薩摩半島南部にある知覧や大隅半島の鹿屋、串良の飛行場から、数千人の二十歳前後の若者たちが、爆弾を抱えた飛行機とともに沖縄を目指して飛び立った。 自らのいのちと引き換えに、敵機に特攻するために……。 しかしながら、6人の特攻隊員が、鹿児島と沖縄のあいだに浮かんだ黒島という小さな島に辿り着いている。 黒島の人たちは、けんめいに介抱した。 それによって、いのちを救われた兵士たちもいた。 そんな元特攻隊員と、黒島の人たちとの交流は、70年が過ぎた現在でも続いている。 老いとともに途絶えていくきずな。風化される記憶。 それでも、あの戦争を語り継ごうとする人たちがいる! 「あの戦争から遠く離れて」の大宅賞作家が、自らのライフワークに取り組んだノンフィクション作品。
  • 権力の館を歩く
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    歴代首相邸や政府・政党の建築物を訪ね、その空間と時間から権力者達の本性に迫る。 建築と政治の関係性という全く新たな視座を打ち立てるノンフィクション。 <目次> 「権力の館」の所在地 序論  テーマとアプローチ ――建築は政治を規定するか―― 総論一 西園寺の「坐漁荘」と近衛の「荻外荘」――「衣食住足って政治を知る」世界―― 総論二 「権力の館」をめぐる栄光と悲惨のパノラマ――『風見章日記』が捉える「建築と政治」―― 序 権力の館 事始め マッカーサー GHQ跡第一生命館 皇居を睥睨できぬひたすら実務の部屋 I 権力者の館 吉田茂 大磯御殿 政治も普請も道楽尽くす 吉田茂 目黒公邸 ワンマン好みの宮様の「光の館」 鳩山一郎 音羽御殿 人々を呼びこむ日だまりの丘 岸信介 御殿場邸 見果てぬ夢を館に託す 池田勇人 信濃町邸 箱根仙石原別邸 いつわりなき庭と石への執着 佐藤栄作 鎌倉別邸 ホンネ溶けこむ非政治の時空 田中角栄 目白御殿 東京への怨念と拡大する館 三木武夫 南平台邸 婦唱夫随の館の暖炉で燃やすの書類 福田赳夫 野沢邸 質実に徹した反時代の美学 大平正芳 世田谷区瀬田邸 命運分けた異例の郊外転居 中曾根康弘 日の出山荘 自然と同化する奥山の原風景 竹下登 世田谷区代沢邸 政界の父・佐藤栄作邸を居抜きで自邸に 宮澤喜一 軽井沢別邸 力ずく嫌いの決断の地 軽井沢町別荘地(戦中編) 宰相近衛と青年伯爵のバーチャル和平談義 軽井沢町別荘地(戦後編) 左社委員長も変装訪問した鳩山別荘 II 権力機構の館 首相官邸 上 保守本流は住まず、保守傍流と平成流が住む館 首相官邸 下 秩序と安定と孤高の館に「魔性の力」は蘇るか 貴族院・参議院 議事堂に埋め込まれた変わらぬ天皇秩序 衆議院 戦前戦後を生き抜いた垂直的な階層構造と配室 最高裁判所 交流乏しき静寂の司法府 検察庁 戦前は司法省と一体化、戦後は法務省とつかず離れずか 警視庁 帝都の警護そして首都の守りに七変化 財務省・大蔵省 戦前・戦後完成までに三十年の受難の館 日本銀行本店 輝きうせた三種の「権能」――権威・権限・権力を象徴する館 宮内庁庁舎 天皇の「権力」と「権威」を支え続ける濠の内外 枢密院 権力の喪失過程を象徴する「中空構造」 都庁舎 双頭の鷲にも似た「アーキテクトクラシー」 北海道赤れんが庁舎 近代日本を生き抜いた欧化の象徴 沖縄県庁・高等弁務官事務所 米軍と本土が映した戦後 III 政党権力の館 自由民主党本部 出入り自由、機能重視の「繁華街」 砂防会館 インフラ整備を背景に、党本部そして政権派閥の館へ 宏池会事務所 風化する保守本流の聖地 日本社会党(社会民主党)本部 フル回転した江田人脈 日本共産党本部 再現された「古き良き学校」のイメージ 公明党本部 鉄路ごしの創価学会との距離感の妙 民主党本部 連絡機能に特化した「ないない尽くし」 結 権力の館 事納め 小沢一郎深沢邸 「要塞」と化す政権交代の象徴 「権力の館」の原風景とコラボレーション ――あとがきにかえて――
  • 原発事故は終わっていない
    4.3
    福島原発事故から10年。 原子力の場にいた人間として、 私には原発をやめさせることが できなかった重い責任があります。 もちろん、原子力を進めてきた 国と電力会社には猛烈に 重い責任があります。 同時に、日本人一人ひとりにも 責任があると私は思っています。 原子力廃絶を訴え続けて半世紀、 反骨の科学者、渾身の書き下ろし。 2011年3月11日に起きた東京電力福島第一原発事故は、 10年経過した今も収束できず、被災者の苦難は依然として続いている。 一方、加害者である東京電力と日本政府は、 「原発事故の反省と教訓を風化させることなく、 福島への責任を果たしていく」と発言しながらも、原発を推し進めている。 本書では、福島第一原子力発電所の現状、 見逃してはならない原発にまつわる諸問題 (世界に逆行する日本の原発輸出政策/汚染水の海洋放出問題/ 原子力産業の現在/原発マネーに群がる人たち/ 放射性廃棄物、処分場誘致の動き〈北海道寿都町・北海道神恵内村〉/ 原発再稼働をめぐる立地自治体の葛藤 〈東日本大震災で被災した東北電力女川原発の再稼働・ 40年超の関西電力高浜原発、再稼働手続き開始〉)など、 著者だからこそ知り得た稀有な情報を取り上げ、解説する。 原発事故の風化に警鐘を鳴らし、原発の危険性を説き、 原発ゼロ社会実現への思念を綴った究極の反原発論。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 原発ゼロ
    5.0
    1巻660円 (税込)
    福島原発事故から3年。 この事故を「終わったこと」にしようとする“空気”を危惧します。 国を挙げて取り組むべきはオリンピックよりも被害者救済と放射能汚染対策。 40年以上一貫して原子力反対を訴え続ける著者が今、最も伝えたいこと。 事故発生から3年が経過した今、福島第一原発では何が起きているのか。放射能汚染はどれくらい広がっているのか。もはや東京の一部も放射線管理区域に匹敵するほど汚染を受けていることなど、その深刻な実態を客観的に立証する。40年以上反原発を貫く著者が事故の風化に警鐘を鳴らすとともに、なおも原発を推し進める巨大権力に対し、人生を賭して闘う決意を綴った覚悟の書。

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  • 原発のカラクリ
    -
    原子力で儲けるウラン・マフィアの正体とは?  パロディストにして風刺の名手、マッド・アマノ、渾身の一撃!  3.11の東日本大震災の福島第一原発の大爆発に端を発し、いまだに解決のメドすら立たない原発の諸問題。震災以降の事実経過は記憶に新しいが、ややもすれば風化してしまう。  だが、本書にまとめられた風刺作品を眺めていると、次々と新たな発見に出会うことができる。  原子力マフィアの暗躍、闇の世界の覇権戦争など、タブーともいえる要素をユニークなフォトモンタージュによって表現。原子力発電の歴史をシビアに見直しながら、独特な解釈によって世界的な大陰謀が暴露される。その圧倒的なビジュアルに、「恐怖」と「笑い」がこみ上げることだろう。  静かなる怒りをフォトモンタージュで爆発させた、弩級のパロディー作品だ。  原発とは何か? どう向かい合うべきか?  20世紀から21世紀になり、さらにこの先数十年、数世紀、と引き続き解決に当たらねばならないエネルギー問題。その体系的理解の一助となることを期待してやまない。 第1章 世界を動かす国際ウラン・マフィア 第2章 アメリカの原爆開発計画がすべての始まり 第3章 中曽根康弘と自民党のウソ 第4章 東京電力の許されざる罪 第5章 原発の恐怖と御用学者たち 第6章 民主党、お前もか 第7章 原発は「負の世界遺産」 ●マッド・アマノ 1939年、東京都生まれ。本名、天野正之。東京芸術大学美術学部卒業後、家電販売会社の宣伝部を経て、パロディストとして独立。その後、渡米。カナダ・バンクーバー市立美術館などで個展を開く。1971年、自動車公害を風刺した作品が「写真著作権」を侵害したとして提訴され、16年間係争。東京高裁で勝訴後、最高裁で高裁に差し戻され、和解で結審した。1978年、第24回文藝春秋漫画賞受賞。写真週刊誌『FOCUS』では創刊の1981年から休刊までの20年間、パロディー作品を約1000回連載。裁判と連載期間中の1978~88年を、ロサンゼルスで家族とともに暮らした。帰国後、有限会社ビッグバン設立。 ●監修:国際原発緊急対策委員会 略称IAEA(International Atomic Emergency Action)。国際原発緊急対策委員会は国際原子力産業、特にわが国の電力会社の不条理な動きを監視し、間違いを指摘し、正しい方向に導くための提言を行なうボランティア団体。モットーは「脱原発依存と自然再生エネルギー活用社会の実現」。電力会社からの寄付を一切受けていない。なお、国際原子力機関(※)とは無関係である。 ※国際原子力機関(略称IAEA。International Atomic Energy Agency)は、国際連合傘下の自治機関であり、原子力の平和利用を促進し、軍事転用されないための保障措置の実施をする国際機関。
  • 古地図が語る大災害 絵図・瓦版で読み解く大地震・津波・大火の記憶
    -
    1巻2,200円 (税込)
    大地震・津波・大火に襲われるたびに復興してきた人々が、書き残してきたメッセージとは――。古代から近代までの古地図・瓦版等を題材に、歴史上繰り返されてきた大災害の記録を読み解き、人の営みと教訓に学ぶ。記憶を風化させず、来たるべきその時に備えて、希望を持って生きるための書。好評「古地図むかし案内」シリーズの姉妹編として様々な時代、形状の絵図をカラーで掲載。折込み絵図・災害モニュメント探訪記の付録つき。
  • この国は原発事故から何を学んだのか
    4.3
    ■内容紹介 この事故を風化させてはならない。 福島原発事故から1年半経った今だからこそ書ける真実。 40年以上一貫して原子力反対を訴え続ける著者が綴った究極の反原発論。 福島原発事故から1年半が経ったが、いまだに事故は収束していない。放射性物質の放出は続き、ガレキ処理はままならず、避難者の帰還のめども立っていない。多くの作業員が被曝覚悟で事故処理に当たる中、政府は大飯原発再稼働を強行。40年以上にわたり原子力に反対してきた著者が事故の風化を警告し、改めて原発の危険性を説き、原発ゼロ社会実現への思念を綴った反原発論。 ■著者紹介 小出 裕章(こいで ひろあき) 1949年、東京生まれ。京都大学原子炉実験所助教。1968年、原子力の平和利用に夢を抱いて東北大学工学部原子核工学科に入学。1970年、女川での反原発集会への参加を機に、原発をやめさせるために原子力の研究を続けることを決意。1974年、東北大学大学院工学研究科修士課程修了(原子核工学)。専門は放射線計測、原子力安全。著書に『原発はいらない』(幻冬舎ルネッサンス新書)など多数。

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  • 小松左京の大震災 ’95―この私たちの体験を風化させないために
    3.0
    1巻880円 (税込)
    『日本沈没』の惨状が現実に。神戸を愛して止まない作家が試みた「阪神大震災の総合解析」。 かつて「日本沈没」で近畿大地震を描写した作家が、何を目にし、何を思ったか。 神戸を愛して止まない作家が情報を収集し、自らの足によって確かめ、大震災の総合解析を試みる。 未来への教訓がここにある。
  • 3.11震災の語り部 畠山卓也 ~石巻からの声~
    完結
    -
    主人公の前北上中学校校長畠山氏が、震災後定年退職するまでの2年間をドキュメンタリーマンガにし、避難所生活やボランティア達との交流を描いています。震災の風化を止めること、未被災の方々に防災・減災意識を持っていただくために「石巻住民の生の声」も掲載しています。震災を見つめ直す、そんなきっかけになる作品です。
  • 三で死ぬなら四で生きろ!
    -
    【内容紹介】 もし、あなたが医者から「末期がんです」と宣告されたら、どうしますか? 1.何もしないで放っておく。 2.抗がん剤治療に入る。 3.死ぬかもしれないが20時間くらいの手術をする。 大手企業に勤務する営業担当のサラリーマンだった著者に、医師から突然、「末期がん」の宣告。本人は全くピンピンしてすこぶる元気なのに、検査の結果は正常値の数百倍! 何がなんだかわからず、信じられない……。 しかも著者はこの「末期がん宣告」の他にも、死ぬかもしれないと思った体験をしており、人生で三度も「奇跡の生還」を果たしている。検査、検査の毎日、辛い闘病生活、死への恐怖……。 三度の奇跡を体験した著者が感じているのは、「俺は世の中に残してもらった、生かされている!」ということ。どんな時でも、闘病生活すらも「楽しむ」そして「あきらめない」という気持ちを忘れないこと。 闘病生活から数年が過ぎ、再び普通のサラリーマン生活を送っていた著者は、2010年11月、宮城県仙台市に異動するように命じられる。 それは2011年3月11日のたった4か月前のことだった。 栃木県出身で関東を中心に生活してきた著者が、人生で初めて移り住むことになった場所、仙台を襲った東日本大震災。 あの時、仙台在住だった著者は、地震によるひび割れの補修箇所だらけでボコボコの東北道をひたすら走った。車には被災地の子どもたちへの支援物資をたくさん載せて……。 突然の「末期がん宣告」に、著者はどのように対応したのか? 三度の悪夢にどのように立ち向かい、「奇跡の生還」を果たしたのか? 著者の闘病を支えたものとは? 病気との向き合い方、医師との向き合い方、患者本人のメンタルなど、体験者だからこそ語ることのできる言葉で綴る。 そして今、「生きる」ということを考える上で忘れてならない、東日本大震災。あの日から3年が過ぎた今だからこそ伝えたい、被災地への思いや、今も続く地元の人たちとの交流、震災を風化させない、復興を支援する行動。 「木野さん、いつもよく動いてるね」 「俺の動きが止まった時は、俺の心臓が止まった時だよ」 常にアクションを起こす。心臓が動いているのに自分が止まっていたら、何も先に進まない!心臓が動いている限り、俺は動く! 【著者プロフィール】 木野 幸久(キノ ユキヒサ) 1963年栃木県生 業界事務所DAY STAR代表 大学時代からDISCOにはまり、大学サークル等を手伝い多大な人脈を作り現在に至る。人との繋がりを作るには兎に角アグレッシブにアクションを起こすことをモットーに、以後、会社員生活を続けながらも有名芸能人を呼ぶイベントを複数企画開催。 39歳・41歳・43歳と3度も大病し、死と格闘するも「言動に責任を持つ! 社交辞令なんていらない。」をモットーにメンタル心理カウンセラーの資格も取得。生きる事の大切さを木野流セミナーとして生きてる全ての人々に伝えて行こうと、昨年、25年勤務した大手電機メーカーを退職し独立。現在は新橋MOCHIKOMI☆BAR波泡穴を経営の傍ら環境対策事業のエージェントとしても活動中。 『木野流生き様』でみんな元気にな~れ~! 【目次】*一部抜粋 はじめに 第一章 闘病生活 突然の悪夢 検査、そして、入院 辛い入院と、普通の自分と 2度目の悪夢 全てが黄色の危険信号 3度目の悪夢 俺の生きる道は3つ? あれは「がん」だったのか? 闘病を支えたひまわり 第二章 免疫力 免疫力アップの秘訣は「楽しむこと」 自分の体は自分で守る! 一番大事なこと「病は気から」 闘病生活は「教訓」 家族に感謝! 第三章 東日本大震災 仙台への異動、4か月後の震災! 東京で待機「仙台へ帰りたい!」 物資を買い込み仙台へ! 親父が守ってくれた仙台の家 俺の担当エリアが…… ボランティア開始、被災地へ! 地元の人がくれた缶コーヒー ボランティアという言葉 子どもたちの感性「生きてる! 生きてる!」 第四章 俺の生きざま 全ては必然で「引き寄せ」 心臓が動いている限り、俺は動く
  • 取材拒否 : 権力のシナリオ、プレスの蹉跌
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 県知事が一県紙に対して一切の取材を拒否した……。発端は、愛媛県の県都・松山都市圏への県立高校新設をめぐって松山市と砥部町で繰り広げられた誘致運動であった。その際、自民党県連幹部が、地方財政法で禁止されている負担金を拠出するよう松山市に要求、その報道をめぐり、当時の愛媛県知事・白石春樹と、坪内寿夫オーナーの日刊新愛媛との対立が先鋭化、愛媛県は全国に例を見ない「取材拒否」という対抗措置を取った。日刊新愛媛は、その取り消しと損害賠償を求めて提訴、やがて県は取材拒否を解除するが、翌年、日刊新愛媛は廃刊を決定、訴訟を取り下げる――。  当時「総合ジャーナリズム研究」の編集長であった著者は、東京から何度も愛媛に足を運び、この前代未聞の出来事を徹底的に取材・記録。6年有半の時の流れを通して、地方権力構造の見事なあり様と、一地方紙のあっけない最期、雲散霧消した「取材拒否」裁判と行政責任、そして風化していく問題の所在等々、政治と報道機関の在り方を問う。  JCJ奨励賞受賞。
  • 昭和からの遺言
    3.7
    感動なしに人生はありえない 90歳、昭和平成の語り部が、新しい日本に贈る、忘れないでほしいこと 第一章 生身の戦争 戦争は突然始まる/昭和という時代/戦争を風化させないために/東京大空襲は焦熱地獄 ほか 第二章 感動なしに人生はありえない 良い教師は後ろから教える/戦前の手術/うなぎが消えた日/救急車は馬車だった ほか 第三章 テレビ界最後の職人 ドイツ取材で得たもの/原節子と隠遁願望/世情を把握する難しさ/月面着陸時に沈黙を守る ほか
  • 昭和精神史
    -
    敗戦から75年、戦後はまだ終わっていない! 昭和改元、マルクス主義と国体論の台頭、二・二六事件、日華事変、日米開戦、そして敗戦―― 激動の昭和前史の記憶を風化させないために毎日出版文化賞受賞の名著、待望の復刊! <解説:長谷川三千子(埼玉大学名誉教授)> この作品のうちに、ただひたすら没入し、沈潜し、そこにひびく静かな旋律に耳をかたむける……。 するとそこから、現在のわれわれが何を失つてしまつたのかが、自ら明らかになつてくるであらう。 その喪失を、とことん腹の底から思ひ知ること以外に、日本の再生への道はない。 令和の御代のはじまつたばかりの今、この『昭和精神史』こそは、あらためて広く読まれるべき本である。 ――解説より 【目次】 第 一 章 昭和改元 第 二 章 革命支那と昭和日本 第 三 章 感覚的純粋人と思想的純粋人 第 四 章 革命と国家 第 五 章 橘孝三郎 中野藤作 中野重治 第 六 章 モダニズム 第 七 章 言霊とイロニイ 第 八 章 雪ふる朝 北一輝と青年将校(一) 第 九 章 あを雲の涯 北一輝と青年将校(二) 第 十 章 「支那事変」と文学 第十一章 戦争の文化体験 第十二章 『ぼく東綺譚』と『雪国』 第十三章 新体制と皇紀二千六百年 日本文化の世界構想 第十四章 日米開戦と近代の超克 第十五章 南溟の果て 第十六章 大東亜共栄圏 第十七章 汪兆銘和平運動の悲劇 第十八章 最後の出撃 第十九章 降伏と被占領の間 第二十章 春城草木深し
  • 震災を問う 生きるいのちのメッセージ 演劇表現を通して
    -
    1巻2,200円 (税込)
    4年生が演じる震災劇が学校公開の道徳の授業として行なわれ、教室が保護者で一杯になったことも驚きだった。松本さんとしては“命のメッセージ”をこめて原発事故まで視野に入れた内容にしたかったが、子どもたちと話し合った結果、断念している。子どもたちを尊重し、共に作りあげていくアクティブ・ラーニングの理想の姿がここにあると感じた。 楢崎茂彌(立川市社会教育委員・立川市史編さん副委員長) 東日本大震災から10年の節目に、この本が出版されることは、風化させない、伝え続けていくために、大きな意味があると思う。特に心のしなやかな子どもたちがいる教育現場で日々、活動されている先生方に手にとっていただきたいと願っている。 坂本比呂実
  • 持続可能な社会をつくる防災教育
    -
    1巻1,045円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2011年の東日本大震災は防災・減災に関する教育が不可欠なものであることを明らかにした。過去の災害を風化させず後世に伝えていき、他地域の自然災害を自分の問題として捉えられるようになることに防災教育の意義がある。本書はこの意義とともに、復興・復旧に向けての取り組みや支援を学校においてどのように展開するかを模索したものである。
  • ステップアップ式 SAI×Photoshopで描く 背景レッスン ~季節や時の流れを自在に表現する
    -
    1巻2,508円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大好評『SAI×Photoshopで描く背景イラストテクニック』のgarnet氏による新作! ! オールカラー・カレイドインキ使用!描きたくなる構図ががずらり。背景イラストを基礎から学びたい人,必携です。積乱雲や巻雲をはじめとする雲のパターンと空,大きな木など背景を描く際に重要な「自然」パーツを基本から丁寧にレッスン。色選びやオリジナルブラシの作成など塗りの初心者にも役立つ内容が満載です。さらに,水,風化したオブジェクト,建物の描き方,季節や時間経過の表現を組み合わせた応用イラストまでステップアップ式で解説しています。
  • すべての日本国民に読んでほしい マッカーサーの真実の告白
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    人類の歴史の中には、風化させてはいけない事柄が数多くある。 そのうちのひとつに、第二次世界大戦が挙げられよう。特に、日本は、そして私たち日本人には後世にまで語り継がないといけない責務を負っていると言える。 そしてこの第二次世界大戦について、非常に興味深いレポートが存在する。GHQの最高責任者・マッカーサー氏の見解をまとめたものである。 真実をきちんと知り、客観的公平な判断に努めることは重要であろう。
  • スポーツで役立つチームワークの強化書 「個」を生かすチームビルディング
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日常に隠れた“成長の種”を見逃さない! 一体感は“背後のチーム”が鍵を握っている 心の安全を担保し“偽りの平和”から脱却する ストーミング(混乱期)はチームの成長痛 etc...... チームづくりの着眼点を知り状況に応じた解決策を生み出すことができる! スポーツ版チームビルディングの教科書。 ■目次 序章 本書における“チームビルディング”の捉え方 “チーム”の定義 “チームワーク”でシナジーを生み出す チームには“役割”が存在する “いい選手”を構成する要素 “オン”と“オフ”をつなげて考える 活動後の「ふりかえり」 “気づき”を風化させない 習慣化していくためのプロセス ふりかえりのポイント 第1章 チームのパフォーマンス曲線 チームの成長に必要な過程を理解する 1.フォーミング 2.ストーミング 3.ノーミング 4.パフォーミング 日常に隠れたストーミングを見逃さない 第2章 コーチのマインド 1.チームを統率するうえでペナルティは有効か 2.怒鳴ることの効果 3.リーダーとフォロワーの関係性 4.努力とは 5.問いかけてやる気を引き出す 6.言語化の重要性 7.教育かマネジメントか 8.扱いづらい選手への教育的な対応 第3章 チームづくりのヒント 1.チームワークにも色々な種類がある 2.ストーミングを超えた先にあるもの 3.プレシーズンの落とし穴 4.J1に定着した北海道コンサドーレ札幌 5.スター軍団ヴィッセル神戸でさえ苦戦するワケ 6.勝負の世界だからこそ知っておきたい“負け方”の重要性 7.勝っているチームこそ要注意 8.キャプテン適任者がいない 9.ファシリテーションを使ったハーフタイムミーティング 第4章 チームワーク強化メニュー集【動画アリ】 メニュー集を見る前に考えてほしいこと フープリレー ペアウォーク ブラインドウォーク初級編 ブラインドウォーク上級編 暗号解読 長縄2人同時8の字跳び 2人組短縄跳び12 2人組短縄跳び34 じゃんけんゲーム ボールジャグリング 普通の人選手権 定番クイズ コラム1 2021年度インターハイ準優勝 米子北高校サッカー部での取り組み コラム2 2021年度インターハイ準優勝 米子北高校サッカー部での取り組み コラム3 2021年度インターハイ準優勝 米子北高校サッカー部での取り組み
  • 図解MBA的発想人 課長力養成講座
    完結
    -
    『MBA』と“課長”がなぜ結びつくのか? ――世界標準の中間管理職になるために “ブレークスルー”に導く「使える考え方」を21の事例で体得! 日々の業務に加え、上司から求められる結果や部下からの報連相。スキルアップは常に意識しているが、日本の課長さんはとかく時間が足りない。しかし、本当にそうなのだろうか。ビジネスパーソンとしての基礎力をあげるには、「脳みその使い方」をちょっとだけ意識して考えてみれば、身近な事柄ですらトレーニングの題材になるのだ。本書では読書法やテレビの見方など、すぐに取り組める事柄のケーススタディをとおして“頭のトレーニング法”を分かりやすく解説。21の設問でMBA的発想力を身につけ、ぜひとも“世界標準の課長”に近づいてほしい。 ――著者コメント―― 社会は急速に変化を起こし、昨日までの常識は次々不用な情報として風化していきます。経験だけで課長ができる幸せな時代は終わりました。結果を出すためには新しいアイデアや今までとは違うアプローチが求められます。さらに、まったく経験のない部署に着任することになったり、外資系企業と合併して上司が外国人に代わってしまうというのも、珍しいことではなくなりました。変化に素早く対応し、今までの経験をもとにさらなる飛躍を遂げるためには、一体どうすればよいのでしょうか。 専門外の業務でも結果を出し、部下や上司からの信頼も得て、自分自身の付加価値を高め、さらにプライベートも充実させる。そんな“世界標準の課長”になるためにはMBAの発想力が役立ちます。最も有益な結果を導き出す最短のルートを瞬時に見つけ出し、かつ実行していくMBAホルダーの脳みその使い方。 通勤時間や寝る前に、1章だけでもよいので目をとおして「自分で試して」みてください。そうすれば、あなたの「課長力」もさらにパワーアップされるでしょう。
  • 世界連邦 社会的疾患である戦争の抑止力に
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    世界平和の実現と、全人類に対する平等な教育を。世界各国が戦力を供出し、国連以上の戦争抑止力のある国際機関「世界連邦」を設立することを提言。琉球人のオープンマインドと日本人の勤勉さが、世界平和のカギを握る。 戦争は個人の心のホメオスタシス(恒常性)の乱れから生じる社会的疾患┴日本は平和憲法を堅持し、外交力を練磨すべき┴なぜ日本人の戦争の記憶は風化しやすいのか┴原発は戦争に密接に関連する┴大量消費社会は戦争を誘発する┴戦争回避のために多様なエネルギー共同開発を┴エスペラント語の普及を

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  • 戦後70年へ向けて 小泉談話全文~戦後60周年の終戦記念日にあたって~
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    日本は、GNPが約5倍のアメリカ合衆国との戦争が終わり、一面の焼野原から奇跡といわれるほどの急激な復興を果たしました。 しかし、未だ世界のあちこちで戦争状態の争いが続いており、日本の経験を十分に活かしきっているとは言えません。 このままでは、70年前の記憶自体が風化していきます。 歴史の証人は目の前にいます。 その人の声に耳を傾け、次代に語り継ぐのは今を生きている私たちの責任です。 2005年8月15日、戦後60周年記念式典で、小泉純一郎首相(当時)は、「内閣総理大臣談話」を発表しました。これは閣議決定に基づき、日本の歴史的な見解を示した声明で、一般的に「小泉談話」と呼ばれています。この「小泉談話」の全文を見ながら、どのような評価がなされているかを見ていきましょう!
  • 戦後70年へ向けて 河野談話全文~慰安婦関係調査結果発表に関する河野内閣官房長官談話~
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    日本は、GNPが約5倍のアメリカ合衆国との戦争が終わり、一面の焼野原から奇跡といわれるほどの急激な復興を果たしました。 しかし、未だ世界のあちこちで戦争状態の争いが続いており、日本の経験を十分に活かしきっているとは言えません。 このままでは、70年前の記憶自体が風化していきます。 歴史の証人は目の前にいます。 その人の声に耳を傾け、次代に語り継ぐのは今を生きている私たちの責任です。 河野談話は、閣議決定はされていませんが、発表したことで日本政府の意思として慰安婦募集の強制性を認めたこととなりました。 本書においては、公表当時の反響なども含め、再検証をしていきます。
  • 戦後70年へ向けて 村山談話全文~戦後50周年の終戦記念日にあたって~
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    日本は、GNPが約5倍のアメリカ合衆国との戦争が終わり、一面の焼野原から奇跡といわれるほどの急激な復興を果たしました。 しかし、未だ世界のあちこちで戦争状態の争いが続いており、日本の経験を十分に活かしきっているとは言えません。このままでは、70年前の記憶自体が風化していきます。 歴史の証人は目の前にいます。 その人の声に耳を傾け、次代に語り継ぐのは今を生きている私たちの責任です。
  • 戦争をよむ 70冊の小説案内
    4.3
    克明な心理描写をまじえて戦争と人間の真実に分け入る小説作品は、戦争のリアルを伝える大切な語り部だ。物語のなかに封じ込められた、戦時下を生きる人びとの細やかな感覚と日々の葛藤と苦しみ、そして悲しみ。記憶の風化とともに失われていく、かつての時代の手がかりを求めて、戦争の文学を再読する。

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  • 千の証言 あの戦争を人々はどう生きたのか
    4.0
    筆舌に尽くしがたい戦禍と長い苦難の道のり。日本人はあの戦争(第二次世界大戦)をどう捉え、どんな思いで生きてきたのか?2014年から毎日新聞とTBSテレビの共同で戦争の悲惨さと平和の尊さを次の世代に伝えていく大型プロジェクト「千の証言」が2015年、話題になった。本書はその「千の証言」として毎日新聞に寄せられた数々の体験を編んだ記録的価値のある1冊。戦後70年を過ぎ、戦争体験者の高齢化につれ、戦争の記憶がどんどん風化していく今、戦争にまつわる証言をあらためて発信し、これまで口をつぐんできた多くの体験者から得た体験を伝える。戦争にまつわる「一枚の写真」「思い出の品」「心に残る風景」「忘れられない言葉」......。戦争を経験したご本人のみならず、家族、遺族からの声も掲載。
  • 【増補版】二つの国、二つの文化を生きる
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    1巻1,650円 (税込)
    医療と教育事業に挑んだ「在日」医師の自伝! 朝鮮人韓国人と日本人に問いかける著者の生き方とは? 両親からの教えを胸に、在日として日本でいかに生きるかを自問し、 苦闘しながら、医療、福祉、教育の各事業で成功した著者が、 民族の矜持を持ち、二つの国、二つの文化を生きた実体験を赤裸々に語る。 「差別は、差別される人に耐えがたい苦痛を与えるし、差別する側に 人格の荒廃をもたらす」「自分のルーツや祖先、親のことを誇りに 思わないで、社会的に立派な仕事をした人を私は見たことがない」 本書は、在日の人びとが日本に「帰化」することで民族性の風化が進む 時代に、互いに民族性を尊重する生き方を訴える書である。 著者は、医療だけでなく、学校経営にも注力し「日本の社会の一角に 韓国人と日本人が共生し、新しいタイプの韓日の架け橋になる人材が たくさん生まれれば、大きな意義がある」と語っている。 混迷する昨今の日韓関係のずっと先を見据えた展望が、 本書において語られるのである。 増補として、初版読者の感想、新しいあとがきを付した。 【目 次】 はじめに 第一章 青森に生まれ育って 第二章 医師への道──開業と介護福祉事業の展開 第三章 保育園、人権問題、そして韓国語学校設立 第四章 青丘学院つくば中学校・高等学校創立           ──韓日の文化を学ぶ一条校 第五章 民族の新たなコミュニティをつくりたい             ──ハングルを拠り所に 第六章 家族と医者の私 第七章 ゴルフに魅せられて 第八章 すべての事業には始まりがあって終わりがある、               独自の経営メソッド 第九章 何が悲しくて日本人になるのか、              克日思想をもって発展しよう 金 正出 略年譜 想い出の写真 おわりに 読者からの反響より 増補版 あとがき
  • 小さな神たちの祭り
    4.0
    1巻1,630円 (税込)
    「東日本大震災を風化させない」──。 そのような思いで東北放送60周年記念ドラマとして2019年に制作され、文化庁芸術祭賞優秀賞はじめ、日本民間放送連盟賞優秀賞、国際エミー賞最終候補作ノミネート、アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞受賞と、国内外で高い評価を得たTVドラマ『小さな神たちの祭り』。同作の脚本を執筆した内館牧子自らの手によって完全書き下ろし小説化!!! 【物語のあらすじ】 谷川晃(たにがわ・あきら)は宮城県南部の町、亘理(わたり)のイチゴ農家の長男。家業を継ぐ気はなく、東京の大学に進学することに。2011年3月11日はアパート探しなどのために上京していた。一緒に東京に行きたいとせがんだ弟を置いて──。その弟、両親、祖父母、そして飼い犬、晃を除く家族全員があの大震災での津波に呑まれてしまい、あの日から8年経った今も、まだ家族の誰一人も見つかっていない。 大学を卒業後、東京で就職するも志半ばで仙台に戻った晃の目には、周囲の人々がすっかり震災のことなど忘れてしまっているかのように映っていた。そんな晃を支えてくれたのは、恋人の岡本美結(おかもと・みゆ)。つき合って2年になる二人は結婚を意識する頃だったが、晃は家族のことを考えると、「自分だけが幸せにはなれない」と、美結との結婚に踏み出せないでいた。そんな時、二人の前に1台のタクシーが現れる──。 ドラマ作品では描き切れなかった物語の一つ一つのエピソードの詳細が、作者自らの筆で鮮やか紡ぎ出されていく──。 ドラマを観た人もこれからの人も、再び前へと歩む人々にやさしく寄り添った感動の物語を、存分に堪能できること必至!!
  • 追憶の文化大革命 咸寧五七幹部学校の文化人 上巻
    -
    1~2巻396円 (税込)
    文化大革命(1966-1976)、若者が赤い旗を振り、毛主席語録を振り上げ歩く姿がイメージされるであろう。これが中国全土を席捲した。官僚も、文化人も、資本主義の道を歩む反動として打倒された。彼らも革命のために生き続けるという信念があった。李城外は文革終息後の文化人たちの「追憶」を記述した。同じ境遇にあった複数の文化人の思いが語られている。文革の実態をより客観的に知ることができる。事件当事者たちの生の体験は、事件を共有させ、せめて同じ過ちを繰り返すまいとする人々の誠意と哀切が込められている。すべての事件が風化するという社会事象の中で、私たちに時代を生きるとはどういうものであるかを示唆している。 上巻に登場する人物: 謝冰心(作家)/臧克家(詩人)/張光年(中国作家協会副主席)/周巍峙(文化部部長代理)/韋君宜(作家)/薛徳震・楊瑾(夫婦出版家)/牛漢(詩人、『新文学史料』誌主編)/陳羽綸(『英語世界』誌主編)/許磊然(女性翻訳家)/楊静遠(女性翻訳家)/侯愷(もと栄宝斎総経理)/丁寧(女性作家)/張兆和(沈従文夫人)/李小為(李季夫人)/胡海珠(侯金鏡夫人)/陳今(王子野夫人)/趙友蘭(曹辛之夫人)/司徒新蕾(司徒慧敏の娘)/楊絳(翻訳家)/杜惠(郭小川夫人)
  • ティタン アッズワースの戦士隊 1
    4.5
    かつて伝説に名を残した戦士の中の戦士ティタンが蘇ってから、300年が経過し、戦士の誇りも誓いも風化した要塞の地・アッズワース。 しかしそこに、再び悪神とその眷族の影が迫っていた――。 「小説家になろう」にて連載中の本格ヒロイックファンタジーがアース・スターノベルより登場!
  • 定点観測 新型コロナウイルスと私たちの社会 2020年前半
    4.3
    1巻1,980円 (税込)
    100年に一度と言われる感染症の蔓延に、日本の社会はどのように対応したのか、また対応しなかったのか。深刻な事態を風化させないために記録しよう、という共通の思いで、森達也のかけ声のもと、論者たちが集結した。

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  • 凍夜
    3.5
    高校卒業以来、20年ぶりの帰郷だった。鶴巻秀人、39歳、バツイチ。同窓会の懐かしい顔ぶれは、彼の中で風化していた記憶を呼び起こす。たまり場での仲間との会話、憧れの美人教師、初めて抱いた女の子のぬくもり、そして、夢。「俺、小説家になりたいんだ」。氷点下の夜、骨まで凍みる冷気に震えながらも希望に燃えていた1977年、冬、18歳の思い出――。二度と帰らぬ日々を鮮烈に描く青春小説の傑作。
  • 独裁国家!北朝鮮
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 巻頭カラー 朝鮮民主主義人民共和国原色図鑑 朝鮮半島問題解決を阻害する「戦後レジーム」の正体 渡邉哲也 政治と忖度に踏みにじられた拉致被害者 西岡力 北朝鮮は日本の「宿痾」である 田中秀雄 歴史の中で風化した“北朝鮮帰国事業”の闇 三浦小太郎 金王朝支配を支える主体思想 拳骨拓史 史上最悪の中朝関係と習近平独裁体制 河添恵子 北朝鮮問題を極東開発の布石に使うロシアの思惑 田中健之 アメリカは到底北朝鮮を支配できない 成田俊一 七十年の分断が産んだ南北の地域性と温度差 片岡亮 北朝鮮ミサイルと核兵器・通常軍の実力 菊池雅之 大国相手に立ち回る北朝鮮のサバイバル術 高永チョル 日本の「良識」が今日の北朝鮮という妖怪を生んだ 加瀬英明
  • 長崎の女
    -
    戦争での原爆の放射能により今もなお、心身ともに被害者の方々をむしばみ続けている事実、核の恐ろしさがある中、二度と惨事を繰り返してはならない、日本から原爆を風化させてはならない。そのような思いがひしひしと伝わってくる作品であり、大人から子供たちへ、この世に生まれてきた役割や命の尊さ、人としてどうあるべきか、人の道とは等、子供達にどの様な事を伝えていくべきなのかを考えなければならないと思わせる作品です。
  • 無きが如き
    -
    原爆投下から30数年後、〈女〉は長崎を訪れた。坂の上の友人の家で、人々と取り止めのない話を交わしながら、死んでいった友たちや、14歳で被爆した自らの過去を回想する。日々死に対峙し、内へ内へと籠り、苦しみを強いられ生きる、被爆者たち。老い。孤独。人生は静まり返っているが、体験を風化させはしない。声音は、低く深く響く。原爆を凝視する著者が、被爆者の日常を坦々と綴る名篇。
  • 日本人の暮らしのかたち
    -
    遠い昔から、ずっと日本人の暮らしと共にあったものたち。――火鉢、下駄、手拭い、提灯、屏風から、井戸、水車、濡れ縁、露地などである。これらのものが、私たちの生活の中から消え去って久しい。確かに、戦後になって生活様式は急速に西洋風化し、日々の暮らしは便利になった。しかし、そうなっていく中で、私たち日本人は、何か大切なもの、暮らしの実感や味わいを無くしてきたのではないのか? という問いかけの書である。たとえば火鉢。現代のエアコンに比べてはなはだ効率の悪い暖房器ではあったが、それが消え去ることで、冬の夜のコミュニケーションも失われてしまった、と著者は言う。伝統や文化、しきたりとは、捨てては拾い、失っては求めるというプロセスを経て、次代へ受け継がれていくものであろう。本書で採り上げられた23の「失われたものたち」が、読者に、日本人のあるべき「暮らしのかたち」を考える機縁を与えてくれるにちがいない。

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  • 認知症に克つ
    -
    「21世紀最大のヘルスケア問題」と言われる認知症。だが、発病のメカニズムは不明で、特効薬はない。世界の製薬会社は治療薬の開発を急ぐ一方で、生保や介護をはじめさまざまな業種が商機をつかもうとしている。 本書は週刊エコノミスト2017年7月4日号で掲載された特集「認知症に克つ」の記事を電子書籍にしたものです。 目 次: はじめに ・2025年高齢者5人に1人 「人類最大級の病」に ・インタビュー 鳥居慎一 バイオジェン・ジャパン社長 新薬の課題は臨床試験 初期患者の確保難しい ・認知症市場で稼ぐ参入企業の戦略 ・「認知症薬最大手」エーザイ 業界に逆行する地域連携戦略 ・新薬開発 「アリセプト」開発者も注目する「タウたんぱく質」仮説 ・研究最前線 米国の投資家が熱視線 国際共同研究「DIAN」 ・「認知症介護殺人」を舞台化 ブッチー武者 事件を風化させたくない 介護問題を問い続ける ・イチから学ぶ認知症Q&A ・64人中14人が実は「正常」だった 誤診続出、診療体制追い付かず ・課題多き成年後見制度 親族間の対立が不正問題に発展 ・関連銘柄31 創薬から介護まで広がる裾野 ・施設選びはソフト重視 認知症に寄り添う多世代共生住宅 【執筆者】 花谷美枝、村上和巳、渡辺勉、高野聡、渋井哲也、繁村京一郎、畑川郁江 【インタビュー】 鳥居慎一;ブッチー武者
  • 話す冥利、聞く冥利
    1.0
    昔懐かしい「お坊ちゃん・お嬢さん」という言葉、絶滅寸前の「雷オヤジ」、風化しつつある戦争体験、残さなければいけない伝統の職人芸から、韓流(はんりゅう)ドラマがブームの理由(わけ)、女性専用車両、プロ野球の球団合併の是非まで……。“話術の達人”でもあり、“名聞き役”でもある著者が、縦横無尽に、平成の世相に苦言を呈する。愛情を込めて聞き、単刀直入に物申す。

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  • 遥かなインパール
    4.0
    太平洋戦争末期、劣勢の戦局を挽回すべく、ビルマから東インド・インパールへの侵攻作戦が強行された。多くの人命の損失を招き、日本陸軍史上有数の悲惨な戦いとなったインパール作戦を枠組みに、主力部隊・祭兵団歩兵第六十連隊の行動に焦点をしぼって、その軌跡を忠実にたどる。風化してゆく戦争の現実と、激戦地におかれた兵士たちの人間的真実を描きとどめた入魂の戦場小説。
  • 阪神大震災と7匹の猫
    -
    1995年1月17日(火)早朝 あの日の地震を風化させぬために。171(イナイチ)とは西宮から箕面を経て京都へ抜ける171号線の愛称のことである。地震はこの171号線に沿って北上し、展開した……あの地震を体験した著者が、ニュースでは報道されなかった地震の全体像と被害規模を記し、地震後の猫との生活、そして復興の糸口を考察した地震体験記。地震多発国に住む我々日本人は、未来の地震に備えなければならない、この一冊とともに――
  • 光る鶴~吉敷竹史シリーズ16~
    3.6
    1巻660円 (税込)
    捜査一課の吉敷竹史は、知人の葬儀で九州・久留米市へ。そこで出会った青年から、義父の再審への協力を頼まれる。26年前、三人の女性を殺して死刑判決を受けた「昭島事件」。すでに人の記憶は風化しており、冤罪事件を覆す証拠は見つかるのか(「光る鶴」)。――吉敷竹史は、なぜ刑事になったのか(「吉敷竹史、十八歳の肖像」)の他、「電車最中」を収録。
  • 東日本大震災・熊本地震 あの日からいま、そしてこれから
    -
    東日本大震災、そして熊本地震、その記憶を風化させないため、また復興に向けた物心両面の展開をめざして、東日本大震災の七回忌を前に、今一度、被災地の現状、取り組みに目を向ける。
  • 引き裂かれた海
    -
    そして住民は、分断された! 動き出したら止まらない巨大な公共事業。翻弄される住民。激変する自然環境。各地で繰り返される問題の縮図としての諫早湾干拓を風化させてはならない。NHK ETV特集で放送された番組が待望の書籍化!
  • 被災地で生き方を変えた医者の話
    -
    大学病院勤務の神経内科医として順調にキャリアを重ねてきた著者は、 2011年3月の東日本大震災の翌年、職を辞し、福島第一原発から一番近い病院に赴く。 時の流れとともに風化する震災の跡地にとどまる「外部者」として、 診療・地域再生に取り組む中での葛藤・逡巡、そして喜びを生々しく語るノンフィクション・エッセイ。 帯文は、南相馬市在住で著者とともにマラソンチームを形成する作家の柳美里氏。 冒頭の「小鷹さんは誠実な人だ」の一文に、全ての想いが凝縮されています。  東日本大震災が発生してからも、熊本や鳥取など、日本中で地震は継続している。 いつの世も、どこの場所でも震災は起こり得る。 直後の深刻さや被害を最小限に食い止めるためのノウハウ、災害の時にとるべき行動というような言説も大切だが、 被災地に移住して、そこで生活した支援者の生き方というものも知らせておかなければならない。 そう考えると、風化した被災地において、いまからでも語れることは、 そこで変化し続けてきた外部者の心情なのではないだろうか。課題はまだまだ残されている。 日常に復するはもちろんのこと、いやむしろ、回復してから感じる葛藤や逡巡(しゅんじゅん)のような想いを残しておくのだ。 もし、私にできる最後の仕事があるとしたらそういうことだ。 何かを得たいがために、自分の何かと引き替えに続けているわけではないが、 「気が付いたら調子にのってやっていた」という想いを説いておきたい。  本書は単なる震災の記録としてではなく、 一人の医療者が、被災現場で暮らすことによってどう変化していったのか、 その足跡に注目してお読みいただければとありがたい。 もちろん、「私のケースが理想だ」ということを言いたいわけではないし、 「これが支援者のとるべき行動だ」ということも、けっして言えない。ただ、 一時の支援のつもりで来たはずだった医師が、そこで生活の基盤を築き、 さまざまな葛藤をくぐり抜け、良いこともあれば悪いこともあり、 優しくもあり厳しくあるこの南相馬市というひとつの被災地に溶け込んでいった、 そのいきさつを伝えておきたい。  支援活動によって芽生えた新しい価値観を理解していただき、これからも震災の発生し続けるこの国において、 皆さまの行動原理の参考になれば幸いである。 ―――はじめに ■著者 小鷹昌明
  • ひと目でわかる「大正・昭和初期」の真実 1923-1935
    3.5
    1巻1,400円 (税込)
    本年3月から始まったNHK連続テレビ小説「花子とアン」。『赤毛のアン』の翻訳者・村岡花子が貧しい農家に生まれながらも英語を学び、関東大震災や戦争の苦難を乗り越えて翻訳家として成長していく半生を、明治、大正、昭和にわたって描くドラマだ。本書は、上記ドラマの時代背景ならびに実像が「ひと目でわかる」よう、写真でなぞる。関東大震災から立ち直る日本の姿と併せて、女性のファッションが着物から洋風化する様子なども紹介する。他方、昭和8年の「昭和三陸地震」では、東日本大震災のときのように大型船が打ち上げられている写真もあり、日本は大打撃を受けたことが「ひと目でわかる」が、その直後に、日本が大正時代に中国に与えた借款約10億円(現在の2~3兆円)が踏み倒されたことをご存じだろうか? 何やら現在の状況とオーバーラップするが、それでも我が国は衰退しなかったのだ。日本人が自信と誇りを取り戻せるビジュアル解説本。

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  • 人を襲うクマ
    4.0
    福岡大学ワンダーフォーゲル部のヒグマ襲撃事故の検証を筆頭に、最近のクマとの遭遇被害の事例を追い、専門家による生態解説など含め、クマ遭遇被害の実態を詳細に明かす。 1970年7月、日高のカムイエクウチカウシ山で登山をしていた福岡大学ワンダーフォーゲル部5人は、九ノ沢カールで幕営中、突然、ヒグマに襲われた。 近くにいた他大学の山岳部員に救助を求めるが、クマの執拗な攻撃に遭い、結局3名が亡くなった。 ザックを取りに戻らない、背中を見せて逃げてはいけない、等、幾つかの教訓を残し、当時大きな話題になった。 本事故に関する報告書は残っているが、書籍化されないまま、50年近くもの間に事件そのものが風化してしまった。 最近クマの出没が各地で相次ぎ、クマの襲撃による被害も頻発しているので、 悲惨な本事故をしっかり検証しつつ、最近の事例、専門家による生態解説など、 クマの脅威と遭遇被害の実態に迫った。 <内容紹介> 1章 1970年7月日高・カムエク事故に関する詳しい検証。 報告書を元に、1部員の遺書も掲載、この事故は何が原因なのか検証。 2章 登山者がクマと遭遇して起きた最近の事故を検証。 2009年 北アルプス・乗鞍岳 2014年 奥多摩・川苔山 2015年 滋賀・高島トレイル 2016年 鹿角市・山菜採り事故 等、主に7件の登山者による遭遇事例を取り上げ、検証。 3章 専門家によるクマの生態について 東京農業大学 山崎晃司氏が、最近のクマ遭遇事故の特徴、クマの生息域の拡大と事故とのつながり、ヒグマとツキノワグマの生態の違い、地球環境の変化とクマの生活圏の変容などについて解説。 ※ツキノワグマの写真家 澤井俊彦氏によるクマの活写。
  • 氷上の蠟燭
    -
    1巻1,408円 (税込)
    『富山大空襲』1945年8月2日未明 富山市街 全滅 富山の市街地が焼夷弾により焼け野原となったのは、たった80年ほど前のこと。 この悲惨な出来事を風化させてはならぬと、語り部として人々へ訴え続けた一ノ瀬文子。 病に冒された文子が、孫の華音やその教え子たちに、最後に伝えたかった本当の思いとは。 【富山大空襲を語り継ぐ会事務局長 柴田恵美子氏推薦】 軍靴の音が聞こえてくる。 いつも犠牲になるのは、お互いの国民なのに。愚かな為政者達。 戦争は最大・最悪の環境破壊。 78年前、富山大空襲で無念の死を遂げたあの世の犠牲者と戦後も心を痛めてきた体験者達の叫び「二度と繰り返さないで!」 その声を平和しか知らない私達は今こそ他人事ではなく聞く時だ。 蠟燭の灯が消えないうちに……。

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  • 氷刃の雫
    4.5
    鳴神組の長男である一生は、かつて自分の守り役だった若頭・秀島への恋に破れ、想いを封印するため逃げるように海外に留学していた。だが、父親が病に倒れて帰国。そして秀島と再会し、5年たっても恋情が少しも風化されていなかったことを知る。秀島に一時的でも跡を継いでほしいと告げられた一生は、交換条件で自分を抱くよう命じた。刹那でいいからと手に入れた愛する男の逞しい熱――けれど心がないことに切なさは増すばかりで…。若頭×跡目、16歳差の極愛!
  • P+D BOOKS プレオー8の夜明け
    -
    兵士の日常を描いた芥川賞受賞の戦争文学。 第2次大戦後、戦犯容疑でサイゴン刑務所に抑留された日本兵の鬱屈した日々をユーモア交えて描いた第63回芥川賞受賞作「プレオー8の夜明け」。 他に筆者処女作「墓地で」から、晩年の名品「セミの追憶」(第21回川端康成文学賞作品)まで、戦争の記憶をつむぐ短編16作を収録。 戦後すでに70年を超え、戦下の記憶は風化するにまかされる。30年にわたる筆者の貴重な営みを通じ、名もなき兵士たちは、何を考え死んでゆき、生き残った者たちは何を思うのか――今改めてその意味を問いかける、珠玉の“戦争文学短編集”。
  • ファクトチェック ニッポン 安倍政権の7年8カ月を風化させない真実の記録
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    今の日本人に問われているのは、報道に接したとき、それが事実かどうかを真剣に観察し、正しく判断することだ。 我々が報道番組で日常的に見聞きする「ニュース」は、果たして時事事実なのか…。 ニュースを鵜呑みにするのではなく、疑ってかかることもときには重要だ。 NHKでは特派員や社会部記者を歴任し、有働由美子アナと同期だった著者が、 メディアの流す報道をファクトチェックする。 第1章 新型コロナウイルスをめぐるファクト ますます重要になるインフォデミックへの対応/アメリカへの忖度があった水際対策/権力は巧妙にメディアから力を奪う ほか 第2章 日本が直面している問題の核心 長期政権の目的と化していた外交/議事録を残さなければ真実は闇の中/「大阪都構想」は二度とも否決に ほか 第3章 リーダーを見極める重要な要素 安倍政権の7年8カ月で失われた社会の透明性/科学を信じないリーダーは客観的な事実を信じない/進退を問うときに重要なのは批判か擁護ではなくそれを導く根拠 ほか 第4章 メディアとジャーナリスト 日本のメディアに根付いていない「ファクトチェック」/官邸の暴走をいっさい報道しなかった巨大メディア/NHKとみずほ銀行は異常な蜜月関係にある ほか 第5章 中国や朝鮮半島をめぐる重要な事実 軍事独裁政権の上に築かれた日韓関係は改善には時間が必要/目前の危機にさらされている台湾/日本のリーダーは「北朝鮮」と言ってはいけない ほか 第6章 日本人が知っておきたいアメリカの本音 2020大統領選はトランプ氏が「敗北」/中間選挙では民主党が勝ったというファクトが重要/トランプ大統領との近さを売りにしていた安倍政権 ほか 第7章 沖縄・普天間基地をめぐるファクト 「我々に必要なのは普天間ではなくその機能だ」/「このままでいいのか?」沖縄タイムスの元記者が言った意味/「やっぱり若い世代」。有働由美子は沖縄県民投票後にそう語った ほか
  • 不確定性の彼女 She has Null falsifiability
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    化学専攻の大学4年生・久住恭平は、7年前の殺人事件を調べ始めることになる。真犯人へとつながる物証に接してしまったからだが、上京の際たまたま出会ったかわいい女子高生の兄が被害者だったからでもある。少女と同居する若手有名建築家の影がちらつくなか、有罪判決を受けて塀の中にいる母親の無罪は証明可能なのか?はたして風化し始めた事件の、隠された真実を証明することが正しいことなのか?そもそも絶対的な証拠などあるのだろうか?
  • 福島県を確認する忍者 確忍者たいが vol.1
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    確忍者とは「確忍者まん丸」を中心に47都道府県を確認する忍者です。 基本的には、各都道府県に確忍者、未確忍者、チェッくのいちの3体が存在していて、阪神淡路大震災、東日本大震災をはじめ被災した児童をを応援する漫画です。 今作は福島県を確認する忍者「確忍者たいが」です。是非、お楽しみください。 のなかみのる 東日本大震災を風化させることなく教訓として後世に伝えること。 福島県の魅力に加え、福島県に起こる良いことも悪いことも確認して伝えること…… 確認して伝え知ってもうことが、われら「確忍者」の使命! (本文より) 著者紹介 のなかみのる デビュー:1973年「コミックレター」近代映画社 代表作:「ラジコンキッド」「骨―コツコツ―骨」「東京ゆうれいマップ」「電脳警察サイバーコップ」 はらだかずや デビュー:2011年「実録有名最強ワル列伝vol.2」コアマガジン 代表作:「NINJA-Shadow History-」 くぼたにかく デビュー:2020年スピンオフ「確忍者たいが」スピンオフ「東京ゆうれいマップ」(共に原作のなかみのる)
  • 文豪たちの関東大震災体験記(小学館101新書)
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    今こそ読まれるべき貴重な「証言集」  関東大震災直後から、流行作家たちは新聞や雑誌に次々と文章を書きました。芥川龍之介、志賀直哉、ほか36名の文豪たちが見て、感じて、書いた「大都市災害」を、国内外で震災と復興・防災についての講演を続ける、著者が考察していきます。著者の石井正己さんは、国文学者・民俗学者であり、東京学芸大学教授です。  「多くの文章は関東大震災の風化とともに埋もれてしまいました。一方で、震災の状況を詳しく知りたいと思っても、もはや生き証人から話を聞くことは難しくなっています。そうしたことを思えば、震災を生き抜いた作家たちの証言はかけがえのない遺産ではないかと思われます」「個別の体験記だからこそ、記録や統計には見られない人間の真情が表れていると言えましょう。」(はじめに、より抜粋)  90年前の体験記は、被災地周辺で親族を亡くされた方々にとって、当時の様子を今に伝える貴重な記録であり、これからの震災にとって学ぶべき教訓も数多くあります。また、著者・石井正己さんの解説で、文豪たちの真情の吐露が、当時の文壇の人間関係や社会状況と関連づけて読めるのは、この本のもうひとつの楽しみです。 ※【ご注意】この作品には一部図や写真が含まれており、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立読みファイルをご確認いただくことをお勧めいたします。
  • 北京の旅
    4.0
    首都の輝き、首都の威厳。北京千年の歴史、文化、風俗を伝える魅力の旅行記。千年の歴史を秘める中国首都を探訪――中国の首都として、千年の歴史を秘める北京。そこは時の流れの風化、人の世の変転のなかで、いまなお首都の輝き、首都の威厳を失わない。まちには人々の精気が、活気がみなぎっている。歴史の遺跡をたずね、文明の源流を求めて雄大な王城の地をくまなく逍遙し、肌で感じた北京のすべてを伝える好紀行。
  • 放射能と原発の真実
    3.0
    1巻1,540円 (税込)
    あなたはどれだけこの世界の闇を直視できるだろうか? そしてこの絶望的なまでに狂った世界から、 どれだけの光を見出すことが出来るだろうか? 奴隷のまま生きるか、真に自由に生きるのか? 残念だが、もうあまり時間がない! 私たちはすぐにでも行動しなければならない! 気鋭の医師、内海聡氏が原子力行政に切り込み、隠蔽されている放射能の真実を明らかにする衝撃作! 原発事故から4年たった今だからこそ読んでほしい、ウソまみれの政府がながすデマに流されないための一冊。 あれから三年。日本人の記憶から風化されつつある原発と放射能の今を、内海聡が明らかにする衝撃の最新作! 嘘がうずまく原子力行政に対して、話題の医師が下した結論とは…… 原子力のウソ、放射能のウソ 私たちの記憶に新しい「セシウム」、「ただちに害はない」、「東電」などといった言葉をひとつひとつ捉えなおしていき、政府のついたウソと、ウソつきをあぶりだす。次世代のために私たちが出来ることとは一体何か? 日本人の明るい未来のために必読の一冊。
  • 方丈記 不安な時代の心のありかた
    3.0
    『方丈記』は、災害に対する都会の脆弱さ、庶民を顧みない政治のあり方、そして人々の記憶の風化現象を指摘するなど、いつの時代でも通用する視点で物事を捉えています。 予想もできない災害が続く昨今に通じる部分も多く、また困難に見舞われたときに読み継がれてきた書です。 800年の間日本人に読み継がれ、ときに勇気を、ときに諦観を、ときに安らぎを与えてきた作者・鴨長明のメッセージ。 長明が『方丈記』に込めたメッセージは、いまの時代を生きる我々に、多くの示唆や指針を与えてくれます。 【本書の目次】 第1部 『方丈記』とは 1.『方丈記』とは 『方丈記』の時代 2.鴨長明の生涯 第2部 現代語訳と原文で読む『方丈記』 ・行く河の流れ-人の世も河の流れも無常なり ・安元の大火-すべてが灰と化す・人の営みはみな愚か ・治承の竜巻-すべてを破壊し尽くす天空の猛威 ・突然の首都移転-とまどう人々、荒廃する都 ・養和の飢饉-飢えに苦しむ民衆、想像を絶する惨状 ・元暦の大地震-何より恐ろしき地震、つづく余震、そして風化する記憶 ・無常の人の世-生きにくい世に生きる ・若いころの不遇と五十の春 ・方丈の庵-山中の独り住まい ・庵での生活-四季折々の自然・気ままな暮らし ・男の子を友にし、野山に遊ぶ ・仮の庵もふるさとになり ・他人にたよらず、自分の手足を働かせる ・ただ、心の持ちかたしだい-執着心を捨てよ ・静かな暁に自問自答 第3部 『方丈記』に学ぶ-不安な時代の心のありかた- ・不安な時代を生きる極意-いま考える「無常」ということ ・執着を断つ!捨てる生きかた 付録 抄訳『発心集』
  • ぼくは風船爆弾
    -
    太平洋戦争末期、日本では女学生たちを動員し、ある兵器の製造が秘密裏に進められていた。 「ほくと号」と名付けられたぼくは、アメリカ本土を攻撃するための「秘密兵器」だった!!! 子ども・親・祖父母、三世代で読める事実をもとに描かれた物語。 戦争末期、有楽町の日劇の中で風船爆弾を作っているという噂を耳にしたことがあります。本書を読んで、全国各地で作られていたこと、そして高橋さんの体験を踏まえているだけに、材料や作り方や装置の描写が実に具体的で、この計画が真剣だったことを知りました。 戦争体験がどんどん風化していく中で、書き残しておきたいという高橋さんの強い一念が伝わってくる一書でした。―――津村節子(作家)
  • ポツダム看護婦 (上)
    -
    「戦争が激しくなったら、外地に女性も行くようになるかもしれないわよ」  太平洋戦争時、軍籍を持って、つまりは「女性兵士」として戦地へ出兵された日本人女性たちがいた。この歴史的事実を知る者は少ない。  九〇歳を超えた現在も、無二の親友として交流の深い二人である、鰐淵照子と大賀幸子。彼女たちは、血と火薬の匂いが煙る最前線において、一体何を見て、何を感じたのか。  本書は、数奇な運命をたどり、戦地をくぐり抜け、青春時代を送った二人の女性の物語である。 プロローグ 第1章 元気少女・照子とご令嬢・幸子 第2章 タイピストの職務に就く 第3章 照子が戦地で目にした戦争 第4章 照子と幸子、海軍省で出会う ●村上和巳(むらかみ・かずみ) 1969年、宮城県生まれ。中央大理工学部卒。医療専門紙記者を経て、現在は国際紛争、安全保障、医療・科学技術などを取材するフリージャーナリスト。著書に『化学兵器の全貌』(三修社)、『大地震で壊れる町、壊れない町』(宝島社)、共著に『戦友が死体となる瞬間 戦場ジャーナリスト達が見た紛争地』(三修社)、『タリバン戦争の謎』(祥伝社)など。最近は東日本大震災に専念。震災関連共著『3.11絆のメッセージ』(東京書店)、『風化する光と影 東日本大震災特別レポート』(マイウェイ出版)。国際ジャーナリスト連盟(IFJ)2012 JAPAN AWARD 東日本大震災部門奨励賞受賞。
  • マギの恋
    -
    平吉は「夢見る男」だった。この人生に、小説と詩を書くこと以外に、真剣になることはない、と思い込んでいた。マギと呼ばれる小屋の2階で、彼は隣りの娘・トシ子と愛を誓い合った。トシ子は美人ではないが、純粋な心の持ち主だと、平吉は自分にいいきかせていた。しかし、結婚してやがて子供が生まれようとする頃、彼の描いていたトシ子の像が、風化された土人形のように崩れてしまう日がやってきた……。津軽地方の土の香りを漂わせつつ、人生への暖かい眼と鋭い諷刺を識り込んだ、巨匠の名作である。他に、若い愛をテーマにした好短篇11篇を収録。
  • マクルーハンのメディア論
    -
    1巻880円 (税込)
    この本はメディアの本質について卓越した分析を残したマーシャル・マクルーハンの思想を現代にどのように適用することができるかにチャレンジします。第1部「マクルーハン思想の骨格」は、できるかぎり彼の生の思想にそって、その仕事の全体像をまとめます。『グーテンベルクの銀河系』の要約、『メディア論』の26のメディアの解説をします。第2部「ポスト『メディア論』」は、マクルーハン最後の主著『メディアの法則』と『Understanding McLuhan』というCD―ROMを取り上げます。このCD―ROMにはマクルーハン思想の解説となる重要な2時間分の講義が録音つきで収録されています。第3部の「ポスト・マクルーハン」はコンピュータやインターネット、携帯電話から教育。経済の問題まで、ポール・レヴィンソンに手掛かりを得ながら、マクルーハン理論の現代への適用です。また、レジス・ドブレの『メディオロジー宣言』批判、アルビン・トフラーの『第三の波』の解説、『インターネットの心理学』の解説も提供しました。マクルーハンの著作は難しくて読みにくいので、彼の本を手にとって読み始めては読み通すことをあきらめた読者や、これまで気になっていても読むまでには至らなかった人たちがたくさんいるでしょう。そんな人たちにとって本書が再挑戦のための手引きになればと思います。メディアの進化がメディア論を風化させないための工夫が功を奏することを願っています。
  • またも地に堕ちた日本人
    -
    1巻880円 (税込)
    本書では古代から現代に至る日本のあまりにも浅ましい歴史を紐解き、日本国民に対して問題を投げかけるものである。最後に、社会の動向に無関心な若者の奮起を促すために、1774年、飛騨高山の農民一揆で、命を懸けて闘った若干18歳の若き義民の壮絶な最期を紹介。 第一章 最悪の日韓関係 最悪の日韓問題、主張のすれ違いで一向に正常化の糸口が見つからない中で、歴史音痴の日本国民は、恥ずかしくもなく嫌韓ムード一色でエスカレートしている。そして、政府や国民の暴言に加えて、メディアまでが過激で無茶苦茶な報道をするなど、上辺だけの知識でものを言う日本人。 第二章 日朝の歴史 日本の歴史を紐解くと、弥生時代から侵略の繰り返しであり、明治以降は韓国の全権を奪って踏み台とし、韓国はもとより、中国などに言葉では表せない残虐行為と暴挙を重ねてきた。 第三章 世界戦争に手を染める日本 真珠湾攻撃から太平洋戦争へと、過信と貪欲な膨張主義による無謀な侵略によって世界戦争に手を染めた日本。結果は310万人もの命が奪われるなど、取り返しのつかない爪痕を残す。 第四章 またも地に堕ちた日本人 同じことの繰り返しで、古代から人類の精神構造は進化していない。日本史上最も地に堕ちた大東亜戦争であるが、過去の戦争を理解していない。日本人と、新人類の台頭で過去の過ちが急速に風化している。これで本当に神の国とか、高貴な国と言えるのであろうか。 第五章 政治経済でも地に堕ちた日本人 日本の一流企業における品質管理で不祥事が多発し、日本製品の信用が失墜している。また、森友学園、加計学園、桜を見る会など、恥知らずな政治家や官僚達の不祥事。
  • 路

    -
    資産家が失踪した直後、不動産が不審な形で売買された。やがて、その疑惑に関わる人物が殺人事件に巻き込まれてゆく。捜査を開始した新宿署の牛尾刑事は風化したはずの悲しみの渦中へと踏み込むことに……。
  • 緑の時代
    -
    現実を超現実(幻想)の世界に解放していくのがファンタジー  緑色の苔におおわれ、人も建物も風化していく新宿……その緑の世界を闊歩するヒッピーたちの姿を通して、自由な魂を謳いあげる表題作ほか、子供の姿をした作者が内側から子供たちの世界を描き、おとなたちの失われた故郷をかたる「子供の情景」、見すてられた草原となった東京の街にSLを走らせるため生命をかけるひとりの老人と少年たちを描いた「機関車、草原に」など、独自のファンタジーを追い求める著者が、内部に結晶するイメージを、ひとつひとつつまみあげ、小さく繊細な、しかしじゅうぶんに堅固な宇宙を創造していく傑作SF短篇集。 ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
  • 優しく噛(か)んでキスして
    完結
    -
    全1巻726円 (税込)
    長い廊下の奥にある視聴覚室。その教室での記憶はなんとか風化させ始めていたハズなのに。昔の教え子の男の子、水谷と再会。今、その男の子はコピーリース会社の営業。うちの学校のメンテナンス担当としてやってきた。水谷は生徒時代、視聴覚室で教師の私の唇を無理やり奪った男の子。よみがえるあの時の記憶。そして今はもう教え子じゃない。どうしよう。もう彼のアプローチをかわせる自信がない…。そして…? ※この作品は雑誌「恋愛LoveMAX」「恋愛チェリーピンク」に掲載されたものを再編集したものです。デジタル配信版の雑誌「恋愛 LoveMAX」「恋愛チェリーピンク」をお求めになった方は、コンテンツ内容が重複する場合がございますので、ご注意ください。
  • ヤマケイ新書 御嶽山噴火 生還者の証言
    4.3
    頂上直下で被災した山岳ガイドが綴る、懸命の脱出行とそこから得られた教訓、そして、伝えることの大切さ。 御嶽山大噴火の生還者で山岳ガイド 小川さゆり氏が、噴火の模様を時系列で克明に記したドキュメントとその後の検証、得られた教訓などを中心にして執筆。 噴火から丸2年、3年目を迎えて、あの御嶽山噴火を多角的に検証した貴重なノンフィクション。 2014年9月27日午前11時52分、御嶽山が突然、大噴火した。9月最後の土曜日、素晴らしい好天と絶好の紅葉シーズン、そして大勢の登山者でにぎわう昼どきの最もゆったりした時間帯での突然の大噴火だった。死者58人、現在も5人の行方不明者を出している戦後最悪の事故となってしまった。 頂上直下で被災した山岳ガイドの小川さゆり氏もそのひとりで、わずかな時間のすきをついての懸命の脱出だった。 その事故からまる2年、彼女はその後も機会があるごとに、講演会などで悲惨な噴火の状況を報告しながら、いまだにあの事故はなんだったのか、自らに問いかけ続けている。 本書は、同じ境遇に立たされた生還者たちの証言を交えながら、時系列で噴火の詳細を追った第1章「運命の一日」、専門家の考察を交えながら、客観的な視点からあの御嶽山の噴火に迫った第2章「噴火の実態」、捜索と報道、生存者と遺族の心の葛藤などを描いた第3章「噴火の影響」、そして生死の境を分けた現実や、登山者の意識などを考察した第4章「噴火の教訓」などからなるノンフィクションである。 噴火を風化させないためにも、事故のすべての顛末を明らかにしようと試みた渾身の一冊となっている。
  • ヤマケイ新書 山岳気象遭難の真実 過去と未来を繋いで遭難事故をなくす
    3.7
    爆弾低気圧、豪雨、落雷、異常高温、台風、豪雪など。 最新の知見に基づいて気象遭難を引き起こす背景を探り、事故を防ぐ手立てを考察。 決して埋もれさせてはならない過去の遭難事故の教訓、将来も風化させてはならない近年の重大な遭難事故の教訓、そして将来の気候リスク。 ヤマケイオンラインで「山岳防災気象予報士・大矢康裕が教える山の天気のイロハ」を連載中の著者が 「遭難をなくす!」という思いを込めて、すべての登山者におくる一冊。 ■内容 第1章 恐い爆弾低気圧 爆弾低気圧が引き起こす疑似好天/事例 2009年4月・北アルプス鳴沢岳遭難事故/どうすれば防ぐことができたのか 将来の気候変動によって爆弾低気圧はどうなるのか 第2章 山岳を襲う豪雨 梅雨についてもっとよく知っておこう/大雨になった時に山ではどのようなリスクがあるのか 事例1 2004年7月・奥只見山系白戸川遭難事故/事例2 2017年6月・屋久島での遭難事故 将来の気候変動によって梅雨の大雨はどうなるのか 第3章 落雷リスクは増える 雷についてもっとよく知っておこう/知っておくべき雷の知識/事例1 1967年8月・西穂高岳落雷遭難事故 事例2 2012年8月・槍ヶ岳落雷遭難事故/将来の気候変動によって雷はどうなるのか 第4章 異常高温に警戒 夏の暑さと熱中症対策/熱中症についてよく知っておこう/事例1 1994年7月・朝日連峰遭難事故 事例2 2020年8月・羊蹄山遭難事故/将来の気候変動によって夏の猛暑はどうなるのか 第5章 夏でも起きる低体温症 山では致命傷に繋がる低体温症/事例1 1913年8月・木曽駒ヶ岳『聖職の碑』遭難事故 事例2 2009年7月・トムラウシ山遭難事故/将来の気候変動によって低体温症のリスクはどうなるのか 第6章 関東甲信や北日本を襲う台風 なくならない台風による遭難事故/事例1 2002年7月・トムラウシ山遭難事故/事例2 2018年7月末・富士山遭難事故 将来の気候変動によって台風はどうなるのか 第7章 中部山岳北部を襲う豪雪 日本海側の雪についてもっとよく知っておこう/大雪になったときにどのようなリスクがあるのか/事例1 1963年1月・薬師岳遭難事故 事例2 2004年2月・大長山遭難事故/将来の気候変動によって雪はどうなるのか
  • ヤマケイ文庫 人を襲うクマ―遭遇事例とその生態
    4.5
    福岡大学ワンダーフォーゲル部のヒグマ襲撃事件をはじめ、最近、急増しているクマによる事故の実態、原因を解明するノンフィクション。 1970年7月、日髙のカムイエクウチカウシ山に登りにきていた福岡大学ワンダーフォーゲル部5人は、九ノ沢カールで幕営中、突然、ヒグマに襲われた。 近くのにいた他大学の山岳部員に救助を求めるが、クマの執拗な攻撃に遭い、結局3名が亡くなってしまった。 ザックを取りにもどらない、背中を見せて逃げないなど、いくつかの教訓を残し、当時は大変な話題となった。 しかし、報告書は残っているものの、悲惨な事故だけに書籍にもならず、50年近く経過したために事件は風化してしまった。 ところが、最近はクマの出没が多く、各地でクマの襲撃による被害が頻発している。 福岡大学ワンダーフォーゲル部のヒグマ襲撃事故をしっかり検証するとともに、最近のクマとの遭遇被害の事例を追い、生態の解説をする。 文庫化にあたり追記として、著者による最近のクマ遭遇事故の特徴などが追加された。 本文の写真は、ツキノワグマの写真家澤井俊彦氏が野生のクマを活写している。
  • リカラフル(1)
    完結
    4.5
    8年前、東京都間皿駅の駅前広場で起きた毒物テロ事件。その被害に遭い、8年間もの長い昏睡状態に陥っていた馬込リカ。女子大生だった彼女は、目覚めたら28歳の誕生日を迎えていた。タイムスリップ感に戸惑うリカ。家族にも本当の気持ちを打ち明けられなかったが、同じ被害者で、同様に昏睡状態から目覚めた和田和人と出逢う。時を失った二人は共に、世間ではすでに風化しかかっているテロ事件の真相に、少しずつ迫っていく。
  • リカラフル プチキス(1)
    完結
    3.5
    全20巻143円 (税込)
    8年前、東京都間皿駅の駅前広場で起きた毒物テロ事件。その被害に遭い、8年間もの長い昏睡状態に陥っていた馬込リカ。女子大生だった彼女は、目覚めたら28歳の誕生日を迎えていた。タイムスリップ感に戸惑うリカ。家族にも本当の気持ちを打ち明けられなかったが、同じ被害者で、同様に昏睡状態から目覚めた和田和人と出逢う。時を失った二人は共に、世間ではすでに風化しかかっているテロ事件の真相に、少しずつ迫っていく。
  • リトル・ゾンビガール
    3.0
    1巻1,210円 (税込)
    「一歩をふみ出せば、世界はどんどん姿をかえていくのかもしれない」 分断が進むこの社会で、“他者を知ること”の意味を伝える心温まる物語。 いまから約200年前、互いの生き残りをかけて人間とゾンビは戦争を繰り広げた。戦いに敗れたゾンビたちはわずかな数を残して森の奥へ逃げて以来、人間に一切干渉しないことで自分たちの生活を保ってきた。一方で人間たちは、ゾンビは絶滅したと思い込み、時の経過とともに戦争は風化され、「ゾンビは怖い」程度の認識を持ちながら平和に暮らしていた。 そんなある日、ゾンビたちが住む森を商業施設として開発しようと、人間たちが森に足を踏み入れた。戦争を忘れず、「人間は冷酷だ」と語り継がれてきたゾンビたちは、自分たちの暮らしを脅かされると思って怒り、人間に復讐しようと立ち上がる。 このまま人間とゾンビの全面戦争は避けられないのか!? 異なる世界に生きる人間とゾンビが共存する道は、ゾンビの少女・ノノと人間の少年・ショウの二人に託される――。
  • Runin 1
    完結
    5.0
    大災害が世界を覆い尽した未来のニューヨーク・マンハッタン──。暴力が秩序に代わり、正義は崩れ、感情は風化した…。そんな時代に生きるふたりの日本人、タケルとガモン。ふたりが斬り拓く理想とは──。荒廃した世界で繰り広げられる近未来アクション!!

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