異郷の夏

異郷の夏

838円 (税込)

4pt

5.0

2005年6月12日、一人の老女が東京九段下の交差点で死亡する。死因はトリカブト中毒。他殺か自殺かをめぐって、麹町署の新米美人刑事と頑固オヤジの部長刑事コンビによる捜査が開始され、やがて60年前に秋田県で起きた事件にたどり着く…。敗戦直前、花岡鉱山で中国人強制連行労働者が一斉蜂起した花岡事件は戦後、風化し、人々の記憶から消え去った。現在と過去を交錯させながら事件の核心を追い、圧倒される迫力で描く長篇ミステリー。

詳しい情報を見る

閲覧環境

異郷の夏 のユーザーレビュー

5.0
Rated 5 stars out of 5
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    あまり期待せずに読んだが、非常に面白かった。ミステリーとして読むよりも、花岡事件を当事者の視点で描いたリアルな歴史小説として読んだ方が良いかも知れない。

    東京の九段下で変死した老女、秋保温泉のケアハウスで変死した老人、ともに死因はトリカブト中毒だった…

    二人の死の背後にあるのは、敗戦の直前に秋田

    0
    2015年01月23日

異郷の夏 の詳細情報

閲覧環境

北上秋彦 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す