哲学・宗教・心理作品一覧
-
-親鸞聖人御消息・恵信尼消息が一冊の現代語版に。親鸞聖人が関東の門弟たちに宛てられた御消息(お手紙)43通と、聖人の妻である恵信尼公が末娘覚信尼公に宛てた消息8通を収録。聖人の晩年の信心の領解や身辺のことがこれらの消息から知ることができる。
-
-
-
-親鸞聖人があきらかにされた教えにふれる入門書 伝道ブックスシリーズ82 親鸞聖人が数々の和讃によって讃え、「和国の教主」「救世観音大菩薩」として深く尊敬している聖徳太子。なぜ聖人は、これほどまでの尊崇の念を聖徳太子にいだいたのでしょうか。聖徳太子が日本仏教に果たした役割、そして六角堂の夢告をはじめ、聖人が太子に導かれたエピソードなどをとおして、親鸞聖人の聖徳太子観に迫る一冊です。 【目次】 聖徳太子一四〇〇回忌を前に/三つの夢のお告げ/日本における聖徳太子信仰/聖徳太子の説話/観音信仰の表れ/「律令制」崩壊の中で/信仰の広がり/聖徳太子を讃える歌/聖徳太子へのお願い/聖徳太子に託した思い/呼び方に込めた恩徳/世俗の王であり仏さまとしての聖徳太子/親鸞聖人のいただき方―父母として/あとがき
-
-八百年の時を超えて今あなたに伝えたい 令和訳で読む、時を超えたメッセージ 親鸞聖人の主著『顕浄土真実教行証文類(教行信証)』 その御自釈を、大胆な現代語訳に翻訳。親鸞聖人が本当に伝えたかったことが、令和の時代に響きわたる!
-
-幼くして比叡の山門に入り、以後二十数年、悟りへの道を模索し続けた親鸞。その間、押さえても押さえきれぬ女体への欲望に悩み続けた親鸞。後鳥羽上皇の怒りを買い、越後に流され、師・法然とも永別した親鸞。僧でありながらも、その地にあって恵信尼を妻として迎え、子供までもうけた親鸞。聖人ぶらず、あるがままに一人の人間として生き抜いた姿こそ、親鸞人気のよってくるところである。本書は、自らも法華宗の寺に生まれた著者が、親鸞への思いを通して、悩みつつも生き抜くことの尊さを訴えた書である。 本文中では、今も越後・居多ケ浜にある親鸞聖人上陸記念堂を一人で守る江口茂治老人が著者に宛てた書簡、親鸞や恵信尼の書簡の著者による現代語訳が数多く紹介されているが、それらによって親鸞の人となりと信仰の原点が見事に浮き彫りにされている。読了したとき、悩むからこそ人間なのだと、なぜか救われる思いがする感動の人生論書である。
-
4.0
-
4.0日本で一番信者数の多い浄土真宗。宗祖・親鸞の浄土教信仰は、法然から教えられたものではあったが、あくまで出家の立場を保ち、しかも戒律を厳格に守った法然は自らの生き方のモデルにはなり得なかった。六角堂に籠もる以前から、あるいはその時点から、聖徳太子に対する信仰が親鸞に存在したなら、非僧非俗の聖徳太子こそが親鸞の生き方のモデルといえる。80歳を超えてから、親鸞は法然の教えを『西方指南抄』につづるとともに、聖徳太子を讃える和讃を作り続けた。それは、自らの信仰の根本を改めて認識する作業だった。親鸞の信仰は、法然からだけ与えられたものではなく、日本仏教の基礎を築いた聖徳太子こそ、その核心に位置づけられていたのだ。親鸞が残した和讃や妻・恵信尼の手紙、『本願寺聖人伝絵』などから、浄土真宗の源流は聖徳太子にあることを読み解いていく。
-
3.9
-
-
-
-
-
5.0
-
-
-
5.0本書は1961年4月、比叡山上において、鈴木大拙氏、曽我量深氏、金子大榮氏の三氏が西谷啓治氏の司会のもと、三日間にわたる討論と、三氏の御遠忌記念講演会を収録したものです。 その熱のこもった内容から、発刊当初より多くの方々に読み続けられ、名著として親しまれてきました。 長らく品切れの状態にありましたが、再版の要望も強く、2011年、真宗文庫として改訂復刊する運びとなりました。 そして2016年、ついに電子書籍としても登場です! 改訂にあたっては、当時の雰囲気を伝えるため、文言をできるだけそのまま残していますが、読みやすいように、ルビを増やしたり表記を整えました。 当時を知る世代の方々も、これから仏教を学ぼうとされる方々も、ぜひとも手にとっていただきたいと思います。そしてこの本が、新たな学びの出発点になることを願っています。
-
-
-
-
-
-
-
-親鸞はいかなる人物か。その思想はどのような今日的意義をもっているのか。親鸞に親しむほどに既成教団を否定せざるをえず、浄土真宗の末寺に生まれながらあえて寺院を離れた著者が、一市民として全存在をかけて親鸞の求道に分け入る。自己の無力を知り弥陀の本願に依ることでどのような者も救われるという「絶対他力」の教えは、ケガレを忌み、占い、苦行や作善、祖先崇拝に救いを求めた中世人に、いかばかりの衝撃をもたらしたか。中世の「聖なる世界」の構造をトータルに把握し、そのなかで親鸞が切り開いた「絶対他力」という「普遍への回路」を明らかにする、渾身の著。
-
-他人軸で生きるのをやめれば、心も体も軽くなる。 ――苦しいのは「過剰適応」しているからかもしれません。 *新しい職場で努力しているが実績が上がらず、周囲からどう思われているか気になる *人手不足の部署の管理職として、睡眠を削って働いて目標を達成している *相当無理をしてがんばっているのに、上司が認めてくれないのが不満だ *頼まれるとイヤと言えず、たくさんの仕事を抱えて、いつも苦しい思いをしている ……思い当たるかたは、ぜひお読みください。 周りに合わせて自分の気持ちを抑え、無理をしてがんばり過ぎてしまうことを「過剰適応」といいます。 常に緊張や焦燥、不安を感じ、心身の不調に陥って休職につながることもあり得ます。 本書は過剰適応について解説し、自分の状態に気づき、それを解決していく方法を提案するものです。 職場の健康管理やメンタルヘルス支援に従事する専門家(公認心理師、臨床心理士、産業医)が、さまざまな角度から、わかりやすく執筆しています。 【目次】 はじめに 「過剰適応傾向」自己診断テスト 第1章 過剰適応とは何だろう? 「適応」が行き過ぎてしまうと 過剰適応が起こる心理的なメカニズム 第2章 過剰適応の原因となるもの 1 親子関係 2 機能不全家族 3 学校 4 発達障害 5 「見捨てられ不安」 6 社会と経済の不安 7 日本人の心性 第3章 過剰適応の状態を整理する 第1段階 過剰適応の状況を整理する 第2段階 過剰適応を捉え直すエクササイズ 第4章 自分をケアする 第3段階 自分をケアするエクササイズ 第5章 過剰適応に働きかける 第4段階 過剰適応に働きかけるエクササイズ 第6章 過剰適応のさまざまなケース 事例1 評価を落とすまいとしての過剰適応 事例2 役割を果たそうとしての過剰適応 第7章 過剰適応の人にどう関わるか 1 部下が過剰適応だったら 2 家族が過剰適応だったら 3 「自分らしさ」「本当の自分」を疑ってみよう 4 職場での配置とキャリア教育で過剰適応を防ぐ 第8章 過剰適応から体調を崩してしまったら 病名にとらわれすぎないでください 1 抑うつ症状 2 心身症 3 燃え尽き症候群(バーンアウト) 4 パニック症
-
-■心理カウンセラーが教える「勉強を始める前の勉強法」 勉強が続かない本当の理由を解明し、認知療法的アプローチからどんな人でも続けられるようになる方法を紹介します。 ■大切なのは勉強テクニックではなく、「妨げ」を取り除くこと ・勉強したいのに、直前でサボってしまう ・飽き性で、やる気がなくなってしまう ・本を開いても、集中できていない このような人は多いのではないでしょうか。 世の中に勉強テクニック本はたくさんあります。 しかし多くの勉強本は“出来る人”によって書かれたものなので、そうした本を読んでも挫折してしまう人も多いと思います。 まず重要なのは、勉強テクニックやタイムマネジメント術を学ぶことではなく、勉強するための心理状態を整えることです。 具体的には、行動の「妨げになっているもの」を取り除くことです。 その方法を学べば、きっと一生モノの宝になり、継続性の高い効果が期待できるはずです。 ■著者略歴 笹氣健治(ささき・けんじ) 心理カウンセラー/株式会社グラン・スポール代表取締役/東北学院大非常勤講師 1967年、仙台市生まれ。宮城県仙台第二高等学校、国際基督教大学教養学部を卒業した後、NTTに入社(東京支社配属)。1996年、地元に戻りスポーツクラブ「グラン・スポール」の経営に携わる。企業を経営する上で人間心理を理解する必要性を痛感し、元横浜国立大学准教授の堀之内高久氏(現メンタリング研究所スーパーバイザー)に師事して心理カウンセリングを学び、現在は、頑張っている人が抱える悩みの解消と目標達成のサポートのためにカウンセリング、メンタルトレーニングを行っている。 『「やる気」のある自分に出会える本』(スリーエーネットワーク)、『仕事の悩みを引きずらない技術』(PHP研究所)、『3分で立ち直る方法』(文響社)他、著書多数。
-
-■心理カウンセラーが教える「仕事場で生じるイヤな空気を変える方法」 職場でイヤなことがあってもパッと気持ちを切り替え、ポジティブな空気を生み出す方法を紹介します。 ■仕事がイヤになる原因は「人間関係が9割」 あなたの職場に ・自分のことは棚にあげて、ミスを責めてくる同僚 ・うっぷんを晴らすかのように延々と説教をする上司 ・自己中心的で、不満ばかりを言う部下 はいないでしょうか。 転職理由は多くが人間関係というように、仕事の楽しさと職場の雰囲気は想像以上に関連性があります。 またそんな雰囲気の悪い職場では、仕事の生産性も上がらないでしょう。 本書では、まず 1)イヤな空気が生じたときや、イヤな空気を生じさせないために、どのような考え方をすればよいかを紹介します。 そして、それでもイヤな空気が発生してしまったら、 2)イヤな空気をつくる相手に対し、どのような受け止め方をすればよいかを解説していきます。 さらに、イヤな空気の発生源を看過できない場合に、 3)イヤな空気の原因となっている相手を変えたい場合に、どのような手順を踏めばよいかを紹介します。 これらの考え方の技術を身につければ、将来、どんな職場にいっても悩むことなく前向きに自分の仕事に取り組めるようになるはずです。 ■著者略歴 笹氣健治(ささき・けんじ) 心理カウンセラー/株式会社グラン・スポール代表取締役/東北学院大非常勤講師 1967年、仙台市生まれ。宮城県仙台第二高等学校、国際基督教大学教養学部を卒業した後、NTTに入社(東京支社配属)。1996年、地元に戻りスポーツクラブ「グラン・スポール」の経営に携わる。企業を経営する上で人間心理を理解する必要性を痛感し、元横浜国立大学准教授の堀之内高久氏(現メンタリング研究所スーパーバイザー)に師事して心理カウンセリングを学び、現在は、頑張っている人が抱える悩みの解消と目標達成のサポートのためにカウンセリング、メンタルトレーニングを行っている。 『「やる気」のある自分に出会える本』(スリーエーネットワーク)、『仕事の悩みを引きずらない技術』(PHP研究所)、『3分で立ち直る方法』(文響社)他、著書多数。
-
-■心理カウンセラーが教える「いつも安定した心理状態でいる方法」 仕事で、今日は気分が乗らないな~というときがないでしょうか。 すぐに対処しなければならないのに、なぜか着手できないことがないでしょうか。 本書は、仕事上のストレスがどのように生じるかや、その裏にどのような思考の癖が隠されているかを解き明かし、ストレスの根源を解消する方法を提案します。 ■気晴らしでストレス発散は間違い! 気分が乗らないとき、気晴らしやポジティブ思考でストレスを発散させていないでしょうか。 それでは“一時しのぎ”にしかならず、実は逆にストレスを増やすことにもなりかねません。 本当に重要なのは「根本的な問題を解消すること」です。 仕事がイヤになる背景には、自分自身の考え方に原因があります。 人それぞれの考え方のパターンを見直せば、ストレスを解消することができるはずです。 ■こんな人におすすめ ・神経過敏なところがある ・ついつい自分と他人を比べてしまう ・怒りの沸点が低い ・自省的で気分が落ち込みがち 本書を読んでいただければ、やりたくない仕事をやらなければならないときでも、きっとストレスや負担が軽くできます。 ■著者略歴 笹氣健治(ささき・けんじ) 心理カウンセラー/株式会社グラン・スポール代表取締役/東北学院大非常勤講師 1967年、仙台市生まれ。宮城県仙台第二高等学校、国際基督教大学教養学部を卒業した後、NTTに入社(東京支社配属)。1996年、地元に戻りスポーツクラブ「グラン・スポール」の経営に携わる。企業を経営する上で人間心理を理解する必要性を痛感し、元横浜国立大学准教授の堀之内高久氏(現メンタリング研究所スーパーバイザー)に師事して心理カウンセリングを学び、現在は、頑張っている人が抱える悩みの解消と目標達成のサポートのためにカウンセリング、メンタルトレーニングを行っている。 『「やる気」のある自分に出会える本』(スリーエーネットワーク)、『仕事の悩みを引きずらない技術』(PHP研究所)、『3分で立ち直る方法』(文響社)他、著書多数。
-
-「体癖論」とは、“人の性格と体格は密接に関連し、 10種のタイプに分類される”というもので、野口整体創始者、野口晴哉氏による説。 著者はカウンセリングの際、心の内を紐解く方法のひとつとして活用し、 「過去の自分と向き合って、受け入れ、今の自分を知り、 未来の自分の姿を生み出すこと」を促します。 すると、どうでしょう。自分を受け入れた人たちはみるみると輝き始め、 それまで訴えていた悩みや不調が改善へと動いていくのです。 30代後半からは悩みが多岐に渡る時期。 経験を重ね、世渡りはうまくなってはいても、 本当の自分とは大きな隔たりあることがしばしば。 そしてそれが、悩みや不調へとつながってしまう……。 この悪循環から脱却するためのヒントを伝える1冊です。 未来を輝かしいものにするために、悩みを聞き、一緒に考え、 解決への道筋を提案してきた経験から生まれた本書が、 あなたが未来を歩む一助になりますように。 【目次】 1章:メンタルトレーニング編 I ・「顔」を作るココロと脳の構造を知る ・人は「顔」をもっている 2章:メンタルトレーニング II ・もっと知るべき!「本来」の自分のこと―「体癖論」活用術 ・生まれ持った「素顔」、作りあげた「メイク顔」 3章:カウンセリング編 <1悩み> どうして私ばかりが悩むのでしょう。 <2悩み> 頭も心も悩みでいっぱい。何も考えられず、手につきません。 4章:マインドフルネス編 ・自分でココロをコントロールする方法 ・「依存女子」急増中に、警告! 【プロフィール】 心理カウンセラー・メンタルトレーナー。 絵本作家になりたかった夢と、人格形成における人間の心に触れたいとの思いから幼稚園教諭として従事。 その後、一般企業にて人事、秘書、キャリアカウンセラーなど、多くの人のメンタルケアサポートに携わる。 自身の経験から、同世代の女性の気持ちに寄り添うカウンセリングを中心に、メンタルケア分野の幅を広げ、 多くの女性が悩む男女関係、モラルハラスメント、DV、ダイエット依存、 対人コミュニケーションなどの個人カウンセリング、企業におけるメンタルトレーニングなどを行う。 メディアでも活躍し、テレビでは「ナカイの窓」「モーニングCROSS」などにレギュラー出演。 雑誌やネットマガジンのコラム執筆なども好評。 著書に『心理カウンセラーがこっそり教える やってはいけない実は不快なしぐさ』(PHP研究所)など。
-
4.3「人の顔色が気になって仕方ない・・・」 「あの同僚は何であんな嫌みを言ってくるんだろう・・・」 「何で自分はあの人と比べてダメなんだろう・・・」 この本に興味を持ったあなたは、そんな積もりに積もった心の「不安」をお持ちなのではないでしょうか? そのどうにもできない、でもとてもつらい不安を取り除こうといろいろと試してきたと思います。中には、 「あなたはあなたのままでいい」 「全員に好かれようとしなくていい」 「周りの期待に応えなくたっていい」 といったような「自分らしく生きなさい」というメッセージによって心を癒やしてくれる本もあります。あなたも手に取ったことがあるのではないでしょうか。 しかし、このようなメッセージだけであなたの心は本当に軽くなりましたか? もしかすると、一時的には軽くなったかもしれませんが、すぐにまた不安が押し寄せてきたのではないでしょうか? たしかに、人が心を苦しめているとき、その多くは背景に「こうしなきゃいけない」という“執着”があります。 しかし、その反面、多くの人の心には「とはいえ、周りの目を気にせず自分の意見なんか本当に言っても大丈夫なのか・・・」や「とはいえ、かえって人間関係がギクシャクするのではないか・・・」という気持ちが生まれ、結局は“執着”を手放すことができないのです。 ではどうすればいいのでしょうか? それは“執着”を手放すメリットまで含めて理解することです。 「人の期待に応えなくたっていい」という心構えだけでなく、「人の期待に応えないことによるメリット」まで含めて理解することです。そうすれば、あなたは本当の意味で“執着”を手放し、心の平穏を手に入れられます。 今すぐ心の不安を取り除き、充実した毎日を手に入れましょう!
-
3.0
-
3.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 見た目は「色」が8割!人も自分も思いのままにする色の心理効果80講 生まれたときから彩られた世界、色にあふれる世界に私たちは住んでいます。そんな身の周りにあふれる「色」に、私たちは実は操られています。人が五感で情報を認識するのにその8割は視覚から得ているとのこと。視覚情報のうち8割以上は色の情報なのだそうです。つまり、色が与える心理効果は絶大です。それを理解してコミュニケーションやビジネスシーンでは、用途や人に合わせて「色」を使っています。このように、人の行動や心理をも誘導する色彩の力を活用しない手はありません。 本書では、心理学的な効果を含んだ、身の周りに潜む「色」の雑学を80項目収録。色の秘密や、知らぬ間に誘導されていた身近な色彩効果を紹介しています。それらを効果的に活用すれば、人間関係、ビジネス、さらには人生をよりよく歩めるはずです!
-
4.1
-
-図形の錯視のように一見すると生物学的な現象に思えるものも、実は文化によって異なり、文化の影響を受けた心の働きに由来します。こうした無意識のうちに働く力をよく知ることで、その力を利用したり、逆に克服したりして、私たちは自らの健康、知恵、幸福を最大限に高めることができます。 以下は本書の例。 ・私たちは色に影響される。乱暴な酔っ払いをピンク色の待機房に入れると、たちまち静かになる。ピンク色を見つめると、人は一時的に力を出せなくなる。 ・青い光は人の気持ちを落ち着かせる。奈良県警察が犯罪多発地点に青い光の照明を設置すると、それだけで犯罪率が低下した。 ・私たちは他人の目を気にする。人の目を描いた絵画を壁にかけただけで、無人販売のコーヒーにお金を払う人の割合が高くなった。 ・ぐずついた天気は、投資家の判断を慎重にさせる。逆に晴天の日は、投資家の判断が相対的に大胆になる。金融の専門家が世界の26の株式市場を調査したところ、晴天の日の方が株価が良かった。 ・私たちの記憶は場所と結びついている。知恵のある教師は、本番の試験会場とできるだけよく似た状況で、学生に試験勉強をさせる。 ・胆のう手術を受けた患者の回復状況を調査したところ、「樹木が見える病室」の患者は、「レンガ壁に面した病室」の患者よりも平均して数日早く退院できた。自然の風景を見ていた患者は、壁を見ていた患者よりも幸福度が4倍も高かった。
-
-仕事における人間関係を円滑にしたり、仕事をスムーズに進めるために、心理学の応用の方法を説いたビジネス書が人気を集めているという。本書も、副題に「仕事と人間関係69のテクニック」とあるように、そうしたビジネスへの心理学応用本の一つといってよさそうだ。たとえば、相手を説得しようとするとき、いちばん効果的な距離(これを人間[じんかん]距離という)は50センチであるという。また、親しくリラックスして話したいときは、テーブルの角を挟んで、お互いの体が90度になるように座るとよい。逆に人とかかわりたくないときは、テーブルを挟んで対角線上に座るとよいなど、知っているだけでも楽しい心理学の法則が、実際に起こりそうなビジネスシーンにからめて紹介されている。著者の渋谷昌三氏は、ベストセラーになった文庫『外見だけで人を判断する技術』(H文庫)の著者でもある。心理学を面白く読ませる視点と発想は折り紙つきだ。
-
-人の心は意外と単純? それとも奥が深い? 本書では、家族・会社・友人・男女とカテゴリー分けし、目に見えない心の不思議をていねいに紐解いていきます。これから心理学を学びたい人、カウンセラーを志す人の入門書としても最適! 予習 心理学で何がわかる? 心と行動のつながりをみるのが心理学 机の上の研究だけでは心をはかれない ほか 第1章 家族の心理学 「類は友を呼ぶ」は結婚相手にもあてはまる 結婚したとたんリストラ以上のストレスが襲う 夫婦円満だと顔まで似てくる ほか 第2章 会社の心理学 上司のしぐさをまねるだけで評価がアップする 足の引っ張り合いで勝つことはできない ほめてからけなすのではなく、けなしてからほめるのがコツ 結束の固い集団は必ずしもよいとはいえない ほか 第3章 友人の心理学 秘密を見せあうことで親しくなれる みんなと一緒でないと不安な人とみんなと同じでは嫌な人 似ているところが多い相手ほど仲よしになる ほか 第4章 男女の心理学 なぜか自分に似た人に惹かれてしまう お見合いパーティで成功するコツ 嫉妬するのは二人の関係がアンバランスだから ほか 集中講義 心理学概論 心理学はドイツ生まれのアメリカ育ち 性格は行動や考え方に現れるその人らしさ フロイトの心理学 ユングの心理学 ほか ●渋谷昌三(しぶや・しょうぞう) 1946年、神奈川県生まれ。社会心理学者。文学博士。山梨医科大学(現山梨大学)、目白大学社会学部及び同大学大学院心理学研究科教授を経て、目白大学名誉教授。非言語コミュニケーションをベースにした空間行動学という研究分野を開拓。現代心理学の研究成果をビジネスや人間関係に応用、そのわかりやすい解説に定評がある。一般向けの著書を300冊以上刊行。
-
3.4
-
3.3
-
3.7
-
-さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 知覚心理学でも認知心理学でもなく、主に臨床心理学(その中でも特に行動主義心理学と呼ばれる学派)のやり方に基づいて、 集中力を高める方法を提案していこうと考えています。 先に挙げた心理学と違い、臨床心理学では、より一人一人の特性に焦点を当てた考え方をします。 そのため、読者の皆さん一人一人に合った方法を探っていくことが可能になります。 また「臨床」という冠からもわかるとおり、臨床心理学とは実際の現場で使われるための学問です。 集中力がなくて困っているという人に対して実際にどう対応しているのか、 中でも特にADHDのような集中しにくい特性を持つ人への実践的なアプローチを紹介していくことで、 どんなに集中が困難な人でも集中力を高められるようになることを目指します。 本書は主に、自分の集中力を高めたいと思っている成人を対象として書いていますが、 その対象の人しか使えないということはありません。 大人だけでなく子どもにも応用できますし、他人の集中力をアップさせることもできます。 自分自身が集中力を上げたいという人だけではなく、子どもの集中力がなくて困るといった親御さんや先生、あるいは夫が昔から注意力散漫で仕事ができているのか心配だと思っている奥さんなど、いろいろな立場の人に幅広く活用していただけたらと思っています。(まえがき抜粋) 【目次】 まずは自分の集中力について知ろう 1 どんな環境が合っているか 2 どんなコンディションのときに集中しやすいか 3 何分くらい続けられるか 4 その他(時間帯、食べ物など) 集中できる場面を整える モチベーションを維持する 1 行動する前に目的を再確認する 2 スモールステップで目標を設定する それでも集中しにくいという人は 1 時間や作業を区切る 2 視界を区切る 3 体を動かす 4 マインドフルネス
-
3.010分で読めるミニ書籍です(文章量5000文字程度=紙の書籍の10ページ程度) まえがきより 心理職をやっていると「心理士さんって人の心なんでも分かっちゃうんでしょ?」や「話してると心見透かされそう」などのご意見を頂くことがあります。「心理学とは、その様に見えているのか」と勉強させられるとともに、自分が心理を学び始めた時もそんなことを考えていたように思います。 当たり前ですが、心理学では人の心は分かりません。しかし、人の心が研究対象である学問でもあります。 それでは心理学とは一体どのようなことがわかるのでしょうか? 例えば、あなたが友人や職場の同僚との人間関係でトラブルが多かったとします。そのトラブルの原因や避ける方法がわかります。 あなたがもし、うっかりミスやそそっかしい性格ならば、ミスを減らす方法がわかります。 今回は、心理学入門ということで、日常生活をすごす上で知っておくと役に立つ心理学の技法についてご紹介します。主に、恋愛や人間関係で、相手に望んだ行動をとってもらう方法をご紹介します。 多くの人を対象に書くつもりです。是非、ご活用ください。
-
-
-
3.5※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 気鋭の日本人心理学者による全編書き下ろし、オールカラーの本格派ビジュアルガイド。心理学の主要な領域である認知心理学、社会心理学、感情心理学、発達心理学、臨床心理学、そして脳神経科学や進化心理学など発展の著しいアプローチの中から、基本となる知識や最前線の研究成果を100項目精選、200点以上のグラフィックスとともに紹介する。高校生から大人まで、科学的発見に満ちあふれた現代の心理学のエッセンスを楽しく学べる画期的入門書。
-
-さっと読めるミニ書籍です(文章量8,000文字以上 9,000文字未満(10分で読めるシリーズ)=紙の書籍の16ページ程度) 【書籍説明】 男性にとって「女心」とは、いつだって神秘的でやっかいなものです。男性と女性では、物事の捉え方や考え方が著しく異なるために、意思の疎通がとても難しいと感じることも多いのではないでしょうか。 この本では、男性のみなさんが、女性のどんなところを意識して観察すれば、女性が考えていることや求めていることがわかるようになるか、実際のやり方も含めて、書きました。 ぜひ、実践して、好きな女性、気になる女性と仲良くなるきっかけとしてもらえれば幸いです。 【目次】 1、女心はわかりにくい? 女心は、本当に変わりやすい? 女心がコロコロと変わるように感じられる理由 女性は「お断り」した後に「OK」を伝えてくる 女性が「生理的に受け付けない」という時は? 2、女性が男性に求めていること 共感してほしい 察してほしい 教えてほしい 守ってほしい 愛してほしい 3、視線からわかること 「目は口ほどにものを言う」は本当? 視線が示す彼女の気持ち 目がきょろきょろしている時は その時、彼女は何を見てる? 視線をチェックする方法 4、しぐさからわかること 手に注目する 自分と同じ動作をする しぐさをチェックする方法 5、言葉からわかること 普段の言葉遣いからわかる女性の深層心理 女性が男性を褒める時に考えていること 言葉をチェックする方法 【著者紹介】 秋乃蒼空(アキノソラ) 1973年埼玉生まれ。20代の頃から心理学、成功哲学に関する本を読み始め、100冊以上を読破。その後、会社員として仕事を持ちながら、女性専門の恋愛カウンセラーとして2005年に起業。曖昧さを残さず、どうしたら上手くいくのかを詳細にアドバイスする姿勢が口コミを呼び、これまでに数千人の相談に関わる。「すべての女性は愛されるために生まれてきた」をモットーに、近年では、男性向けの恋愛コーチとしても活動中。
-
-
-
4.0
-
-
-
-
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、公認心理師・臨床心理士等の心理系大学院入試と、臨床心理士試験のための心理学標準テキストです。試験によく出る問題・カンタンな問題から学べるステップアップ式テキストに、詳細ガイダンスと論述対策等の総合対策の組み合わせで合格を狙うものです。
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は、心理劇の体験過程と効果について、基礎的(数量的)研究と臨床的(事例)研究を組み合わせ、臨床心理学的観点から総合的に検討し実証的に明らかにすることを目的としている。(中略)なお、本書は、2024年3月に昭和女子大学より学位を授与された博士論文「心理劇における体験過程と効果に関する臨床心理学的研究」を基にしたものである。本書の研究は、筆者が大学院修士課程に入学した2013年に遡ることができ、修士論文「心理劇におけるシェアリング体験の検討―ドラマ体験および心理劇の効果との関連から―」から始まっている。(はじめに より)
-
-
-
-「心理療法とは,患者に出会ったそのときから別れるときまでの全てである」また, 「心理臨床とは、その個人がより生きやすくなることを、心理学の理論に基づいた技法を用いて援助していくことである」(本文より)。 本書の各編においては,著者長年の経験に基づいた,「生活に根ざした困難事例での工夫」が懇切に述べられる。とくにこの最新論集は,著者の文体もあえて行間に漂う情感を抑え,無駄を省いたかのように,ものごとの本質をとらえ浮き彫りにしたものとなっている。 クライエントの「心理支援と生活を支える」ために著者は,「個別の状況に即応した考え方や方法が必要である」と説く。それは,目前の事実を認め,的確にとらえ,事実に対して素直であるという基本的視座に拠るものである。コロナ禍を越え様々な価値観,多様性が重視される昨今,著者の眼は,変容する社会においても変わらざるものと移ろいゆくものを見極め,クライエント個々に合わせた多面的治療アプローチを実践適用している。 村瀬嘉代子の「心理臨床」を理解するための,集大成とも言える最新の重要論稿を収録した臨床家必携の書である。
-
5.0
-
1.010分で読めるミニ書籍です(文章量5000文字程度=紙の書籍の10ページ程度) 10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。 まえがき 私は日ごろ臨床心理士という仕事をしている関係上、人と一対一で話すことが多いです。 多い日は一日で6人の人と一対一で一時間話をするわけです。仕事中は職業としてやっていることですので、クライアントの利益になるように一生懸命お手伝いさせていただきます。しかし、これはこの職業に限ったことではないと思うのですが、仕事中の癖がついプライベートにまで出てしまうのです。心理士にとって最も仕事中の癖が出る場面とは、一対一で話す場面です。このように書いてしまうと急にうそ臭くなるかもしれませんが、私はこの仕事を始めてから人と話すのがスムーズに行くようになりました。グループで遊んだり飲んだりするときは特に変わりがないのですが、一対一で話しすることに抵抗がほとんどなくなったので、二人で飲みにいったり遊んだりする女性と大抵いい感じになるようになりました。 これは、仕事の時の癖のなにかが影響しているということは分かったのですが、具体的に何が影響しているのか分かりませんでした。そこで私は、ちょっと良い感じになった女性との話の中で自らの職業の何が影響しているのかを探っていったのです。 今回は、異性との一対一の話の中で活きる、心理士の癖を皆様にお伝えできたらと思います。
-
3.0
-
-
-
-
-
5.0
-
-
-
-心理職の活躍する保健医療領域での「共通言語」は、生物学上の言葉が中心となる。また、世界規模で増えている心理学と生命科学の共同研究などでも、生物学の基礎は必須のものとなる。 しかし、私立大学の入試で生物学での受験可能校が少ないこともあり、公認心理師試験や現場に出てからも、生物学に苦手意識を抱える人が少なくない。 そこで、心理学部出身で今は医学部で教鞭を執る著者が、現場で必須の知識をできるかぎり噛み砕いて解説。各章のコラムも、生物学とこころの密接なつながりを感じさせてくれる。大学のテキストにはもちろん、現場に出てからの“虎の巻”としても使える書。
-
-
-
5.0何気ない一言でも、子どもの心が、脳が傷つく! 身体的暴力やネグレクト、性的虐待とも違う、「不適切なかかわりかた」で、子どもの心だけでなく脳まで傷ついてしまう! 児童虐待の中でも相談件数が急増している「心理的虐待」。 「お兄ちゃんはできたのに」「そんな子はうちの子じゃないよ」……。 子どもの目の前で夫婦喧嘩や子どもに配偶者の愚痴……。 悪気ないつもりの一言や態度でも、子どもの心が傷つき脳までも傷つけられてしまうことを知っていますか? そして、その傷痕はおとなになってからの生きづらさの要因となって苦しめられ続けてしまうのです……。 心理的虐待サバイバー7名の体験談、脳科学的に見た心理的虐待の影響、心理的虐待にならないようにするにはどうすればいいのか? 悩む親に向けての気をつけるポイントなどを、『発達障害グレーゾーン』の著者、姫野桂が徹底取材。 子育てに悩む親と、心理的虐待で人知れず子どもたちが一人でも減ることを願って書き上げた渾身のレポート。
-
3.6これまで右へ倣えで高額な適性検査を外注してきた社長や人事担当者が知ったらゾッとするような“ウソ”を、心理学の第一人者が痛快に暴露する1冊。 「自分はいつも運が悪い」などの質問にYes、Noで答えていく性格テストの定番が「YG検査」だ。採用試験に臨む学生の中には費用を払ってまで事前対策指導を受けている者がいるという。しかし著者の下した結論は「有害無益」。同じく就職試験によく用いられる「内田クレペリン検査」も「世の中に害毒を流しているだけ」と斬り捨てる。日本人が大好きな「血液型人間学」や臨床心理士が用いる「ロールシャッハ・テスト」も事実無根だと論じる。
-
-国際政治であれ日本政治であれ、またそれに対応・反復・拡大・拡散するメディアやSNSの力も大きく影響して、(少なくとも)政治にかかわる出来事や事象をめぐって嘘が事実となり、事実や真実は嘘あるいは無となり…という状況の中でわれわれは今を生きている。そこで、『エルサレムのアイヒマン』をめぐるバッシングと論争を機縁として書かれた、政治哲学者アーレントの精髄をしめす代表的試論「真理と政治」(1967)および、その4年後に書かれた「政治における嘘――国防総省秘密報告書(ペンタゴン・ペーパーズ)についての省察」(1971)の二篇をあらためて読んでみたい(それぞれ『過去と未来の間』『暴力について』より収録)。「ポスト・トゥルース」や「フェイク・ニュース」といった新語が話題になり、「ポピュリズム」と呼ばれる政治現象が世界中で台頭し、デモクラシーあるいはリベラリズムが機能不全におちいっているかに見える現在、事態のあり方と意味を考えるためにも。
-
-
-
-
-
4.0全体主義の時代の基底へ 2022年2月24日、ロシアがウクライナに侵攻し、戦争が始まった。 戦争が始まってから、大量の情報が流れてくる。プーチンの思惑やゼレンスキーの戦略、東西の軍事的分析がその中心にある。 戦争を受けて書き下ろされた本書が注目するのは、『全体主義の起源』を書き、ナチスドイツとソ連の体制の〈嘘〉を暴いたハンナ・アーレントである。 というのも、ブチャの虐殺はじめ、多くの「事実」が〈嘘〉によって歪められているからだ。 こうした事態はいまに始まったことではない。むしろ全体主義体制の本性といえるかもしれない。欺瞞や虚偽は心地よい。圧制下の人々は不意打ちしてくる飾りのない真実より、心地よい嘘を好むのだ。 そして、この戦争をアーレントと同じ眼差しで眺めているのがウクライナの映画監督セルゲイ・ロズニツァだ。彼による『バビ・ヤール』が本書の拠り所になっている。キーウ近郊のバビ・ヤールは「銃殺によるホロコースト」が行われた痛ましい場所だ。 心地よい虚偽にいかに抗していくのか? 本書では、アーレント=ロズニツァに寄り添いつつ、「真理の語り手」の意味を考える。
-
-『ダンマパダ』第1章から第3章までの由来を物語る全32話 初期仏教最古の詩篇のひとつとされ、古来広く伝承されてきた『ダンマパダ(真理のことば)』。 そのパーリ語註釈書に説かれる、これらの詩句にまつわる物語を原典から全訳! ・口論を続ける比丘たちに失望し、象の世話を受け独りで雨安居を過ごしたブッダ ・サーリプッタとモッガッラーナの誕生から出家までと前世の誓願 ・ブッダに敵対して生きながら地獄に落ち、十万劫後に独覚となるデーヴァダッタ ・マハーリに問われて、ブッダが三十三天とその王サッカ(帝釈天)の由来を語る など、ブッダゴーサの珠玉の筆致で語られる、時にウィットに富み時に心が洗われる物語の数々を、ご堪能あれ!
-
-
-
4.0
-
-〈概念〉による論理認識以前の領域に遡行し、人間の生と思考の実相に迫るメタファー学の実践。20世紀ドイツ哲学の巨匠による2編。
-
-サハジ・マルグ(自然の道)とは、日常生活を営む中で、ラージャ・ヨーガに基づいて霊性の完成を実現することをめざした生き方で、万人に向かって開かれた、自然で、単純で、自発的な道である。著者のシュリ・ラム・チャンドラは古典的なラージャ・ヨーガを単純化し、サハジ・マルグ方式を完成させ、その普及をはかるため、一九四五年にシュリ・ラム・チャンドラ・ミッションを設立した。本書は、その設立者自身による、簡にして要を得た入門書で、特に真の〈グル〉の意義と役割など、宗教に関心のない一般の人々にも多くの貴重な示唆を与える。
-
5.0時代の端境期を迎えた現代?? 歴史の過ちに学び、新しい文明の創造を。 有史以前の昔から、時代の要請に応じて、指導者が地上に降り、人類に進むべき道を教えてきた。 しかし、過去には幾度となく、その指導者の教えをないがしろにしたために、文明の滅亡という悲劇がくり返されている。 そして現代??。この時代の端境期を人類は乗り越えることができるのか。 ○文明が滅亡するプロセスとは ○国や時代によって異なる宗教も源流はただひとつ ○イエス・キリストの転生に見る人類の愚かさ ○現代のアメリカや日本に、アトランティス時代の人たちが数多く生まれ変わっている理由とは ○イギリスのEU離脱は、1990年に予言されていた 【第1章 真理文明の流転】 【第2章 心の開拓】 【第3章 勇気の原理】 【第4章 未来への聖戦】 本書に盛られた内容は、有史以前の文明の変転、未来文明への予言、更には自己変革の原理などであり、幸福の科学ならではのスケールの大きさ、立脚点の確かさが、いかんなく発揮されていると思います。(あとがきより) 目次 まえがき 第1章 真理文明の流転 1 法の源流を探る 2 イエスの転生に学ぶ 3 光の行軍を開始せよ 第2章 心の開拓 1 悟りへの出発 2 光の天使の輩出 3 運命と自力 4 心の開拓 第3章 勇気の原理 1 光明思想と勇気の原理 2 勇気の原理とは 第4章 未来への聖戦 1 新たなる秩序の探究 2 日本の使命 3 未来への聖戦 あとがき
-
3.8
-
3.7
-
4.1「休んでも、疲れが取れない。 その理由はなんだろう」 「寝る」「ダラダラ」「スマホを見る」は 休み方を間違えている!? ●いつもだるくて重い ●やる気がでない ●パフォーマンスが安定しない ●つい頑張りすぎちゃう ●自分の時間がなくてつらい ●仕事のプレッシャーがきつい ●人と会うと疲れてしまう ●会社に行きたくない そんな時に! 「日々の疲れが抜けない」 「ストレスを抱え苦しんでいる」 「休職を考えている」「つらくて動けない」 そんな人々を長年サポートしてきた 鈴木裕介医師が【本当に心と体を回復させる】休み方を教えます。 ・「人はストレスに気づきにくい」。 まだまだ頑張れるより、「積極的に休み」が正解 ・周りに配慮しすぎると人の心は麻痺する。 他人のニーズには答えすぎない ・誰にも会いたくないときは、会わなくていい ・疲れたら、社会や周囲から与えられた役割から離れる ・怒りたいときは怒ってもいい ・自分の身体の声を聞こう ・新しい自律神経の考え方、 「ポリヴェーガル理論」が心と身体を癒す ・ストレス反応は「炎」と「氷」の2つがある ・どちらのモードかで休み方は変わる ・回復のキーワードは「安全」と「安心」 ・「心と身体の疲れ」が取れると 想像以上に前向きになれる! 【本文より】 「いくら休んでも、疲れがとれない」 「そもそも、十分に休むことができない」「休むのが苦手」と 感じている人もたくさんいます。 (中略) 実は、それぞれの人の個性や、その時々の心身の状態などによって、 「本当の意味で心や身体を癒やすことができる休み方」は異なります。 本書では、「忙しくて休む時間が取れない」「休日も気持ちが休まらない」 「自分では休んでいるつもりなのに、なかなか疲れがとれない」というみなさんに、 たとえ短い時間でも「本当の休み」をとっていただくための方法をお伝えします。 それによってみなさんが心や体を癒やし、 少しでも「生きやすくなった」と感じていただけることを、 私は心から願っています。 【目次】 PART1 疲れたけれど休めない人へ 心療内科医が教える本当の休み方 PART2 あなたの心と身体を癒やす カギは「自然なゆらぎ」と 「自律神経」にある PART3 人は「安全」と 「安心」を感じると、 癒やされ、回復していく PART4 自分の身体のニーズを知り、 適切な回復行動をとろう PART5 新しい自分が見つかる 「BASIC Ph」の話 最終章 「身体と調和する」生き方を目指そう
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日々の生活の中でなにかとすぐにイライラしたり、びくびくしたり、 「怒り」や「不安」などの感情をうまくコントロールすることができないという悩みを 抱えている人は少なくないかと思います。 本書は、そのようなココロが忙しくて疲れを感じている人の支えになる感情整理術の書籍です。 家庭間や職場、学校などで つい熱くなって言い返す前に実践してほしい感情整理のテクニックや、 もっと気楽に物事をとらえるコツ、一瞬でできる心の落ち着かせ方など、 ゆうきゆう先生流のココロが楽になる術をまとめた一冊。 感情を抑えられずに思ったことをすぐに表にぶつけてしまう人だけでなく、 表にうまく出せなくて発散できない人や 職場で抑えていたイライラが家庭で爆発してしまう人など 感情的な人にもさまざまなタイプがあるかと思います。 例えば、最近特に若者に多いとされる内向的な人や 何事にも過剰に反応してしまうHSPの人など、 同様に人とのコミュニケーションが苦手で生きづらさを感じている人の考え方の癖や特徴、 悩み別の解決策も紹介しています。 ゆうきゆう/監修 精神科医。マンガ原作者。東京大学医学部卒業。『マンガで分かる心療内科』(少年画報社)など著書多数。ゆうメンタルクリニック・ゆうスキンクリニックグループ総院長。
-
-「心理的援助とは、他者の生きる上での痛みや苦しみがあることによって、必要とされている……」(本書より)。 こころがかかわる課題は、社会の変容を反映してますます多様化、複雑な問題を引き起こしている。心理援助職の仕事の重要性が高まりつつある現在、セラピストにはバランス感覚を持った対処能力が要請されているといえよう。 本書においては、臨床家としての著者の「プロフェッショナル論」が全編に亘って展開される。村瀬の方法は、臨床現場の事実から帰納法的に導き出され形成されたものであり、このうえもなく現実的、実践的に洗練されたものである。それが「統合的心理療法」であり、クライエントと援助者を繋ぐ、クライエントの内的現実と外的現実を繋ぐ、またさまざまな理論と技法をクライエントの状態に応じて活かす意味での統合、といった多面的な内容を含んでいる。 収載された著者最新の論考を読むことで、心理療法面接の理論と技術、原則と治療のプロセスを学ぶうえでの多くの有益な知見が得られるであろう。
-
5.0
-
-2019年に設立された日本心理療法統合学会の主立ったメンバーによる書き下ろし。400を超える心理療法が併存するなか、多様なクライエントに対し、効果的な方法による実証された支援法を選択するのは至難である。本書は、特定の学派に依拠せず、その存在を否定せず、心理療法統合について議論を交わし研鑽の深まりを望む気鋭の研究者・実践家が、日本におけるこれからの心理療法の統合のあり方を示す決定版。有効性の確立された6つの統合療法や、臨床家育成のトレーニングにも言及。また、重要な最新理論もトピックスにて提示している。
-
5.0
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 臨床心理士と呼ばれるこころの専門家が行なう臨床心理行為の概念設定の問題、心理療法における枠組みについて、クライエントの来談動機と心理療法の実際について、カウンセラーの守秘義務について、心理療法における終結について、また、実際にカウンセリングを受けたクライエントからみた事例報告についてなど、心理療法にとってきわめて基本的かつ重要な問題を、九つの章にまとめる。
-
-ユング派を代表する理論家が初めて心理療法の実践を主題として取り上げた著作。「魂」の領域において癒やしとは何を意味するのか、どのような要因が、いかにして、なぜ癒やしの効果をもたらすのか。癒やしの要因として治療者や患者の人格、自身を解放すること、治療者が依拠する理論などに焦点を当てながら、心理学それ自体の内的な論理を重視する独自のアプローチによって、「魂の作業」としての心理療法の本質を描き出す。
-
4.0
-
-「本書には,読んではっと気づくという即効性もあるが,時間の中で熟成し自分がいくらか変わるという遅効性もある」(青木) 「心理療法に「天性」などということは殆ど関係なく、この道を志し、歩み入ったならば、自分の中の知見(これはただの暗記でなく、自分の経験と知識に照合し、自分の中を潜らせて、自分のものとして納得し、使いこなせるものになっている)を豊かにするべく不断に努め、安易に自分の生の感情に自分を委ねるのではなく、考える、その結果生じる感情を大切にする、という態度を磨いていくことが求められていると思われるのです。」(村瀬) 初級者からベテランまで,治療者のセンス・資質・心理療法に求められる基本的条件を二人の卓越した臨床家が論じる。「村瀬嘉代子の心理療法」を読み解くための最適な副読本であり,心理療法家をめざすすべての人に。
-
3.0
-
-アンビバレンス(ambivalence)とは、ある対象に対して、相反する感情を同時に持ったり、相反する態度を同時に示す状態である。「両価感情」、「両面価値」、「両価性」などとも翻訳されている。アンビバレンスは、人間の基本的な経験の一つである。希望や欲望は私たちをそれぞれのゴールへ到達するよう導いてくれるが、その一方で、恐れや懸念がそれを妨げている。最終的な結果として動揺が引き起こされるが、それはしばしば私たちを無力にし、人生を向上させる変化を妨げてしまう。本書は、全ての学派の心理療法家が直面してきたクライアントの変化に伴うアンビバレンスを、臨床心理にとって非常に価値がある構成概念として捉え、それを克服し解消するための具体的な方法を解説した、貴重な臨床的ガイダンスである。著者は米国の著名な心理学者である、デヴィッド・E・イングル博士(2021年死去)とハル・アーコウィッツ博士(2019年死去)。原著は、“Ambivalence in Psychotherapy”(by David E. Engle & Hal Arkowitz, A Division of Guilford Publications, Inc. ISBN978-1-59385-255-9, (c) 2006 Tile Guilford Press,)。訳者は、アリゾナ大学大学院でイングル博士から学んだ臨床心理士、スクールカウンセラー。
-
-1巻2,860円 (税込)心理臨床とは、クライエントがセラピストと出会い、自らが抱えている問題と向き合う作業である。二人の人間が出会うことによって、臨床の場では、クライエントだけでなくセラピスト自身も大きな影響を与え、また受けることになる。本書の著者のほとんどは、いったん社会に出て活躍した後に臨床心理学を学び直し、志を立ててセラピストになった人たちで、本書は、これまで語られることのなかった臨床におけるセラピストの人生の影響について語った希有な事例集である。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。