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Posted by ブクログ 2009年10月04日
神の存在の曖昧さを考えると、この国それ自体の曖昧さをも考えざるをえなくなる。
天照大神、天皇、日本、戦争、アメリカ…。
「自分以外にも人がいる」から、他者があったから、思想が生まれ、神が生まれ、国家が生まれ、天皇が生まれたという気がしてならない。
要するに。
怪しい、不吉な「他者」を疑う...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年05月28日
[ 内容 ]
日本人は神さまとどのようにつきあってきたのか。
古代から近世、そして今に至るまで、多様に展開された「神の形而上学」を検証。
[ 目次 ]
第1章 神さまがやって来た
第2章 神道教説の発生
第3章 神国日本
第4章 正直の頭に神やどる
第5章 我祭る、ゆえに我あり
第6章 神儒一致の...続きを読む
Posted by ブクログ 2009年10月04日
神道の内側、というか教義無き教義を見ていく意欲作。神をおとなう「客人」(まらうど)として捉える。この見方に合点がいった。著者の「力量」が見える。p77
「このように、神国という言葉は、日本という国の神秘性や優越性を直接言い表しているわけではない。神と人との独特な緊張関係において統一の成り立っている...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年03月21日
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人々の平和で豊かな生活はお客さまとしての神さまを上手にもてなすことで実現するというのが、日本人の一つの価値体系の根拠をなすという見方ができる。(…)お客さまに良い物(幣帛)を差し上げ、その見返りないしお下がりで豊かに暮らすというのが、日...続きを読む
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