神道入門 ──民俗伝承学から日本文化を読む

神道入門 ──民俗伝承学から日本文化を読む

825円 (税込)

4pt

3.6

日本の神道とは何なのか。それは、いくつもの信仰が、繰り返し「上書き保存されたもの」と捉えることができる。古代天皇の神祇祭祀に、仏教や儒教・陰陽道等が流入、さらに幽界霊界の存在への信仰が加わって、混沌としたまま全てを含みこむ形で展開。そのため、日本の神道は複雑に見えるのだ。本書では、その後、さらに天皇崇拝を中心とする近代の国家神道を経て、現代の宗教法人神社本庁が統括する神社神道へと至る変遷全体を追う。伝承分析の手法によって上書き保存の履歴を解明しつつ、変わることなく伝承されてきた神道の中核部分をあらわにする。

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神道入門 ──民俗伝承学から日本文化を読む のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    本の内容は
    文体がかなり学者向きで 
    歴史・仏教などのかなりマイナーな専門用語が
    多く使われているので
    一般教養としての神道入門の本としては 
    難しすぎるのでちょっと向かないかな
    と感じました。

    ただ、
    原文引用、引用・文献に基づく解説が
    とてもしっかりしているので
    歴史学や民俗・宗教学などの専門

    0
    2024年08月27日

    Posted by ブクログ

    古代〜現代までの神道の歴史を幅広くまとめている。引用にもふりがなが無いので調べつつ読まないとちょっと難しい。知りたかった神仏習合、特に牛頭天王の辺りはピンポイントで解説されていて良かった。タイトル通り入門にはちょうどいい情報量だと思う。

    0
    2024年06月29日

    Posted by ブクログ

    著者の新谷尚紀(1948年~)は、國學院大学教授で、日本民俗学、民族伝承学を専門とする民俗学者。
    本書は、日本の神社や神道とは、むしろ伝統的な文化、伝承的な文化であるとの理解に基づき、日本人にとっての神道を解説しようとしたものである。

    本書の趣旨・流れは以下である。
    ◆日本の神社や神道は、「伝承」

    0
    2018年07月28日

    Posted by ブクログ

    入門というのならルビくらいほしい。
    読みづらくて・・・・。
    網羅的なのはいいけど、結局、何が言いたいのかわからない。
    まるで索引を読むよう。

    0
    2018年09月11日

    Posted by ブクログ

    民俗学の視点から、神道の歴史を通覧するとともに、それをつらぬいているものについて論じている本です。

    本書のなかで著者は、「すべての事実、事象、言語、いずれもその発生から伝承へという運動の中で、浮動と漂流を重ねていく、だからその動態研究には比較研究が有効なのだ」と述べて、折口信夫の思想のなかに見いだ

    0
    2022年03月01日

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