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たとえば「人と会わなければならない」ことに対して感じる心配。殴られるわけでもないのに、なぜ怖いのだろう? その不安の正体は、「自分が低く評価されるのではないか」という感情なのだ。根拠のない不安の正体をつかみ楽になれる方法を伝授。
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Posted by ブクログ
親のしつけは子供の心配を利用したもの、という主張は初めて目にしました。確かにそういわれてみれば、そうかもと思い至る点は多くあります。曰く、 ・●●していると▲▲になっちゃうよ! ・■■しないとおいてくよ! ・そんな子は知りません! ・そんなふうに育てた覚えはありません! とかとか、親が子供に向かって...続きを読むなにげなく、また親自身も子供のころに言われていたセリフを自分の子供にもそのまま向けてしまっているのでしょう、確かに著者のいうように無意識のうちに子供の不安をあおる内容になっていますね。 こういうことってもはや日本人の”文化”にまで昇華してしまっているんでしょうね、今日明日ですぐにでもなおるものではなく、なおるにしても相当の年月が必要なのでしょう。 最終章では心配性との付き合い方、不安の消し方について説明されています。まずは不安があっても心配があっても、そんな自分でもありのままの自分を受け入れることが重要ですね(心配性な人ほど難しいのでしょうかれども…)。 タイトルでは~が消える心理学となっていますので、最終章の内容が重要って気もしますが、個人的には本作の価値はやはり親のしつけと心配性の関係を説いている部分にあると思います。心配性の人は自己肯定感が低かったり、自分をダメだと思い込んでしまうでしょうから、心配性のルーツがわかるだけでもいくぶん安心材料になる、ありのままの自分を受け入れやすくなる、という結果につながるんじゃないか、そんな期待を持ちました。
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