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とりたてて何事かを為し遂げているわけでもないのに、日々の生活を楽しみ、それなりに満足しながら暮らすことができる人がいる。一方で、努力を惜しまず、周囲から賞賛される立場にいながら、いつも不安や焦燥感にかられる人もいる。こうした違いは「自己価値感」に由来すると、著者はいう。「自己価値感」とは「自分に価値があるという感覚」のこと。自己価値感をどのように獲得し、保持するかで、その人の性格や人生が決まるといっても過言ではない。そのカギは、幼児期から青年期の養育環境にある。「安心感」「適合感」「達成の喜び」「友情」「恋愛」など、それぞれの経験の心理学的意味を著者は解説する。そして、たとえ不幸な境遇ゆえに自己無価値感に陥ったとしても、屈折した心の修復は可能であると説く。いつも他人の眼が気になってしょうがない人、「どうせ私が…」が口ぐせの人、無理にがんばってしまう人……。つらい生き方から抜け出すヒントが満載。
...続きを読むPosted by ブクログ 2012年05月16日
自分自身、他者、人生観、それらすべてへの捉え方の基礎になる自己価値観(自己肯定感)について書かれた本。
幼年期・思春期を通しどのように自己価値観がつくられ、また脅かされるか。今後のどのようにしてそれを育てていくか。
素人にも解る文体で、さまざまな事例が挙げられており、とても理解しやすい。
自分の...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年11月26日
根本先生の論文・本には卒論でお世話になってます。
最近の若者の傾向を色々と分析してみると、生活環境というのが随分関わってくるんだなあと思う今日この頃です。
自分がこんなテーマの本に惹かれるのも、「自分」に確固たる自信が持てていないからかもしれないですね…。
でも、誰だって…今は社長や部長になっている...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年04月30日
自己価値観のある人はどのくらいいるんだろうか。
裕福なアメリカ人のイメージ。
そして日本人では勉強も運動も友人関係も充実して、明るく元気で、でも嫌味な感じ全くない人がたまにいるけど、そんな人のイメージ。
多かれ少なかれ、自己無価値観を持つ人の方が多い気がする。
もしも生きにくいと思うなら、この本を読...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月08日
昔から「根拠のない自信を持っているやつ」が嫌いだった。自信とは、努力に裏付けられたものであるはずと考えていたからである。しかし、最近になって、根拠のない自信って意外と普通の人が持っているものかもしれないと思うことが多くなってきた。そもそも自信とはなんだろうか。そんなことを考えるようになった折、偶然本...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月13日
こういうのって、それなりのことが書いてはいるんだけど、じゃあこういう本を読んだら自信を持てるのかっていうとそんなことはなくて、結局のところ自信の有無って遺伝で決まるのでは?との疑念が払しょくできない。
あと本書の悪い点は、いろんなケーススタディを単純な人間関係に還元しちゃっているところ。
嫁と姑の...続きを読む
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