歴史・時代小説の検索結果

  • 謀将 山本勘助(上)

    謀将 山本勘助

    小説・文芸
    -
    1~2巻638円 (税込)
    過酷な修行の末に兵道、軍法を極めた容貌魁偉の男・山本勘助は、不遇をかこっていた今川家から、甲斐の若き武田信玄に迎えられた。信玄を天下争奪の雄に導くことこそ天命と信じる勘助は、群雄割拠する信州平定を進言し、軍略を発揮する。信州を逐われた諸将は越後へと逃れ、信越国境に迫る武田軍に、ついに越後の虎・上杉謙信が動く! 川中島にはためく風林火山、希代の軍師の狙いは? 時代小説エンターテインメントの最高峰。
  • 風と雲と砦

    風と雲と砦

    小説・文芸
    3.0
    1巻638円 (税込)
    群雄割拠した戦国の動乱の世も、やがて統一に向かおうとする時――長篠城をめぐる武田と徳川の激しい攻防の中、運命の不思議な糸によって、3人の若い武士と3人の若い女がめぐり合う。境遇も個性も信念も違う彼らが、それぞれの愛と願いをかけて戦い、自らの運命と格闘し、生きて散りゆくさま。そのなんと儚く、しかし胸に迫ることか――。無情な歴史と人間の姿を、詩情溢れる筆致で見事に浮き彫りにする、歴史人間ドラマの傑作。
  • 妻の背中の男 幽剣抄

    妻の背中の男 幽剣抄

    九鬼原の美しき妻・知也の背に浮かび上がった30半ばの脂ぎった男の顔。それはかつて、知也に求愛していた千田君平のものだった。千田は、何者かに襲われ命を落とし、その後、知也の背中にとりついたのである。なんとか千田を成仏させようとする九鬼原だったが――。表題作ほか「鯛の顔」「うるさ方」「覗く」「生ける死者」「夜の番所」「からくり進之丞」「蜃気楼」「僕の世界」「元服宣言」「戦さ人」を収録。藩のため、家のため、剣のためすべてを失った下級武士たちの姿を悲哀とユーモアで綴った時代小説怪異譚。
  • 花嫁衣裳

    江戸屋敷渡り女中 お家騒動記

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻638円 (税込)
    江戸版「家政婦は見た!」。時は天保、武家屋敷も苦しい台所事情を抱えるご時世。必要な時だけ呼ばれる渡り女中・菊野。亭主は無職、姑は口やかましい。おまけに台所は火の車。べっぴんではないが愛嬌はある。気は小さいが背は高い。奉公先では次から次へとお家騒動が。イケメン切れ者の亭主、元敏腕女中の姑を巻き込んで……。<江戸屋敷渡り女中 お家騒動記>シリーズ第1弾!
  • 来国俊(らいくにとし)~御刀番 左京之介(二)~

    来国俊(らいくにとし)~御刀番 左京之介(二)~

    小説・文芸
    3.0
    1巻638円 (税込)
    駿河国汐崎藩の御刀番・左京之介は、藩主から、突然現われた「御落胤」の真偽を確かめる命を受ける。藩主の「御子」和千代は、誕生の砌に名刀「来国俊」の小太刀を下げ渡されていたという。その真贋を見極めようと動き出した京之介だったが、藩主の跡継ぎをめぐる権力闘争が勃発する。お家騒動に巻き込まれた京之介が最後に選んだ「道」とは――。著者会心のシリーズ第二弾。
  • 隠密代官

    隠密代官

    小説・文芸
    -
    1巻638円 (税込)
    「天保騒動」乱世の時代。天領・伊豆韮山に勝海舟よりすごい男がいた。反射炉や西洋砲術を取り入れたことで有名な伊豆韮山代官・江川太郎左衛門はパン祖ともされる新しいもの好き。江戸の豪剣・斎藤弥九郎とは旧知の仲。刀売りに扮した二人の隠密「甲州微行」……。甲州博徒が暗躍する甲斐国で、どんな珍道中が待ち受けるのか!
  • 諏訪はぐれ旅―大江戸無双七人衆―

    諏訪はぐれ旅―大江戸無双七人衆―

    小説・文芸
    -
    1巻638円 (税込)
    土井利勝の讒言により父家康の怒りを買い、諏訪に流された松平忠輝。奸計を隠蔽するため、利勝は忠輝を亡きものにしようと、柳生十兵衛を刺客として諏訪に送る。一方、幕府転覆を企む海賊一味も、忠輝の附家老だった大久保長安の隠し金を狙い、諏訪へ。はたして難敵相手に、天海の命を受けた大道寺菊千代率いる大江戸七人衆は、忠輝の身を守ることができるのか?
  • 鉄砲無頼伝

    鉄砲無頼伝

    小説・文芸
    2.0
    1巻638円 (税込)
    1543年、鉄砲伝来。紀州根来の津田監物は種子島領主、時堯より譲り受けた鉄砲を量産するとともに日本最初の鉄砲集団を形成した。その数、三千。精鋭たちの弾丸は、轟音とともに他を凌駕する。機を見るに敏、主をかえ、金銀財宝をほしいままにしつつ、凄絶な戦いの日々を生きた傭兵たち。群雄割拠の乱世に圧倒的な軍事力を持ちつつ、天下統一の野心よりも、思いのままに生きることを選んだ男たちの、自由奔放な生きざまを描く渾身の歴史小説。
  • 御刀番~左京之介 妖刀始末~

    左京之介 妖刀始末

    小説・文芸
    3.0
    1巻638円 (税込)
    駿河国汐崎藩の御刀蔵から妖刀村正が盗まれた。徳川家に仇なす刀ゆえ、所持が公儀に知れれば汐崎藩の取潰しは必至。藩主から命を受けた御刀番・左京之介(ひだりきょうのすけ)は村正の行方を追うが、その前に不審な忍びが立ちはだかる。そして、忍びの背後にはとてつもない敵が潜んでいた。京之介の孤独な闘いが始まる。そして、衝撃の結末とは……。著者渾身の壮大な新シリーズ開始。
  • 虎狼は空に 上 小説新選組

    虎狼は空に

    小説・文芸
    -
    1~2巻638円 (税込)
    幕末の京都に江戸から上洛した浪士たちは、いかにして暗殺集団へと変貌していったか。市中警護に飽きたらず、厳しい規律のもとに敵対者たちを容赦なく斬り捨てていった血まみれ軍団「新選組」の実像に迫る傑作長編!
  • 柳生十兵衛秘剣考

    柳生十兵衛秘剣考

    小説・文芸
    3.8
    1~2巻638~682円 (税込)
    女だてらに武芸の道を選んだ毛利玄達は、男装し諸国をめぐっている。ある日琵琶湖を往き来する渡し舟の上で、無手勝流の“卜伝”を名乗る人物と出会った。舟上でおのれの武芸自慢を繰り広げ、乗り合わせた客たちにまで迷惑をかける牢人を体よくあしらった卜伝に感銘を受けた玄達だが、以前から腐れ縁の柳生十兵衛曰く、その“卜伝”には裏がありそうで……。隻眼の剣豪・柳生十兵衛と毛利玄達がさまざまな流儀の達人たちにまつわる“謎”を、華麗に解き明かしていく!第二回ミステリーズ!新人賞受賞作家が贈る、傑作書き下ろし時代ミステリ四編。
  • 奇兵隊の叛乱

    奇兵隊の叛乱

    小説・文芸
    -
    1巻638円 (税込)
    吉田松陰門下の逸材として高く評価された高杉晋作。身分の上下を問わない人員構成で近代軍隊組織の原形となった“奇兵隊”を誕生させ初代総督となった。そこに入隊した赤根武人、世良修蔵、山縣狂介ら若き志士たちの、明日の日本に賭ける夢と理想――。急転する時流のなかで悲惨な末路を迎える奇兵隊の転変を描いて、幕末の動乱を浮き彫りにする。明治政府によって捏造された維新史を糾す歴史小説。
  • 吉井堂 謎解き暦 姫の竹、月の草

    吉井堂 謎解き暦 姫の竹、月の草

    小説・文芸
    3.8
    1巻638円 (税込)
    時は天保の世、幕府天文方が改暦の準備を進めている。そんななか、神田で手習い所「吉井堂」を開く浪人・吉井数馬と妹の奈緒は、幕府と朝廷の暦合戦に巻き込まれる。果たして数馬の運命は?そして奈緒の秘めた思いとは?第30回小説推理新人賞受賞作を含む、浪漫情緒あふれる時代ミステリー連作短編集。
  • 風は山河より(一)

    風は山河より

    小説・文芸
    3.6
    1~6巻638~671円 (税込)
    戦国前夜の奥三河。瞬く間に西三河を支配した松平清康の驍名を聞いた野田城城主・菅沼新八郎定則は、帰属していた今川家を離れる決心をする。清康が卓越した戦術と情義の心で勢力を広げる中、新八郎は戦での働きが認められはじめる。一方、綾という女との出会いから、川原で拾った童子・四郎の出自とその周囲の陰謀が明らかになっていく。知られざる英傑たちの活躍を描く歴史巨編。
  • 硫黄島

    硫黄島

    小説・文芸
    3.8
    1巻638円 (税込)
    終戦から六年後のある日の夕方、ひとりの男が新聞社に勤める私のところに訪ねてきた。投降前に硫黄島の岩穴にうずめてきた日記を米軍当局の許可を得て掘り出せることになった。そのことを記事にしてほしいという。私はいくつか疑念を抱きながらも記事にした。ところが、後日、彼は硫黄島に渡り、現地で自殺してしまう。男を死に向かわせたものは何だったのか。私は男の足跡を辿りはじめる。昭和文学史に名を残す不朽の戦争文学。
  • 盗人奉行お助け組

    盗人奉行お助け組

    小説・文芸
    -
    1~3巻638~682円 (税込)
    「山師旗本」と陰口を叩かれていた早川右京亮が北町奉行に就任した。銭相場で儲けた金をばらまき、その座を掴んだのだ。だが右京亮は、幕閣にはびこる賄賂づけや御政道の乱れに誰よりも怒りを覚えていた。そして遂に、証拠固めのためなら盗みも辞さない盗人一味“お助け組”を結成する! 悪を懲らすに手段は選ばぬ――。痛快度満点の時代小説シリーズ、颯爽登場!
  • 城取りの家

    城取りの家

    小説・文芸
    3.7
    1巻638円 (税込)
    父祖二代にわたって“城取り”で武功をあげてきた竹中家に生まれ、宿命のようにして難攻不落の要塞、稲葉山城を攻略してゆく半兵衛の人物像を陰影豊かに浮かび上がらせた表題作「城取りの家」。関ケ原役において九州を平定し天下をも望む加藤清正一世一代の野望を描く「虎之助一代」。ほかに福島正則、直江兼続、大月義政など、戦国乱世を駆け抜けた男たちの生と死を綴った雄渾の戦国武将伝。 ※本書は、一九九六年一二月に新人物往来社より刊行された『戦国武将伝 虎之助一代』を改題し、文庫化したものです。文庫化にあたり「時代小説大全99夏号」(新人物往来社)に掲載された「寝返りの陣」を新たに巻末に収録しました。
  • テンペスト 第一巻 春雷

    テンペスト

    小説・文芸
    5.0
    1~4巻638~759円 (税込)
    19世紀の琉球王朝。嵐吹く晩に生まれた真鶴は、厳しい父の命に従い、男として生まれ変わることを決心する。名を孫寧温と改め、13歳の若さで難関の科試を突破。憧れの首里城に上がった寧温は、評定所筆者として次々と王府の財政改革に着手する。しかし、王室に仕える男と女たちの激しい嫉妬と非難が寧温の前に立ちはだかる……。伏魔殿と化した王宮を懸命に生き抜く波瀾万丈の人生が、春の雷のごとく、いま幕を開けた!
  • 漂砂のうたう

    漂砂のうたう

    小説・文芸
    3.8
    1巻638円 (税込)
    【第144回直木賞受賞作】御一新から10年。武士という身分を失い、根津遊郭の美仙楼で客引きとなった定九郎。自分の行く先が見えず、空虚な中、日々をやり過ごす。苦界に身をおきながら、凛とした佇まいを崩さない人気花魁、小野菊。美仙楼を命がけで守る切れ者の龍造。噺家の弟子という、神出鬼没の謎の男ポン太。変わりゆく時代に翻弄されながらそれぞれの「自由」を追い求める男と女の人間模様。
  • 付き馬屋おえん 吉原水鏡

    付き馬屋おえん 吉原水鏡

    小説・文芸
    -
    1巻638円 (税込)
    色街での遊びのツケを、女だてらに容赦なく回収する付き馬屋、弁天屋のおえんが活躍する痛快時代シリーズ。天神屋おとよ、通称・女郎蜘蛛が三たびおえんに挑む「女郎蜘蛛は死なず」など、ますます妖艶な連作七編!
  • 謀将 北条早雲(上)

    謀将 北条早雲

    小説・文芸
    -
    1~2巻638円 (税込)
    最愛の姉・千冬が嫁いだ駿河の守護大名・今川義忠が急死した。幼い世継ぎを抱えた姉の窮地を救うべく、伊勢新九郎、のちの北条早雲は、一路駿河へと下る。お家乗っ取りを画策する重臣・小鹿範満との対決の行方は!?
  • 白雨―慶次郎縁側日記―

    白雨―慶次郎縁側日記―

    小説・文芸
    4.5
    1巻638円 (税込)
    滝のような夕立に、江戸が白く煙る午後、木綿問屋の宗右衛門が軒先に飛び込んできた。飯炊き寮番の佐七は煎餅をふるまって、老いの孤独な境遇を語りあう。普段は慶次郎だけが示してくれる優しい気遣いに触れ、佐七はうれしさを抑えがたいが、それを聞いた蝮の吉次は胸騒ぎが収まらない……。老境の日々を照らす小さな陽だまりを描く表題作ほか、江戸の哀歓を見守る慶次郎の人情七景。
  • 武神の階 上 新装版

    「武神の階」シリーズ

    小説・文芸
    -
    1~2巻638~682円 (税込)
    下剋上で越後を支配した父・長尾為景の死から7年。元服した景虎は、地侍の反抗を制圧するため栃尾城に出陣した。一糸乱れぬ用兵で大勝を収め、14歳にして指揮官として非凡の才を発揮する。毘沙門天の化身と恐れられるようになった景虎は兄に替わって長尾家当主となり、春日山城に入った。名実ともに越後国主となった景虎に、宿敵・武田信玄との対決の時が迫る。乱世に、至誠を貫いた聖将・上杉謙信の生涯を描く戦国歴史巨編。
  • 付き馬屋おえん 吉原御法度

    付き馬屋おえん 吉原御法度

    小説・文芸
    3.0
    1巻638円 (税込)
    吉原の大見世「宝屋」、おいらんの名代で座敷に出た妹分の振袖新造が札差に手込めにされた。札差は旗本、御家人の金融の元締めとして権勢を張り、吉原にとっては、すこぶるいい客筋であった。だが、名代に手を出すのはここでは御法度破り。相手が誰であろうと、泣き寝入りするわけにはいかなかった。おえんは「宝屋」の女将から見舞金の取り立てを請け負うが・・・・・・。花の吉原で、器量よし男勝りのヒロインが奔走する、痛快連作時代小説。
  • 侠客 上

    侠客

    小説・文芸
    -
    1~2巻638~759円 (税込)
    夕立に煙る路上で六人の刺客に襲われた塚本伊織は、息子の伊太郎(のちの幡随院長兵衛)に「からつ」と言い残して死んだ。流浪の末に奉公先を得た二十歳の伊太郎は、父の死の謎を解いて敵を討つため、三千石の大身旗本、水野百助の援助で元唐津藩士だった茂平次を彦根に探し出す。そしてすべてを知ることになるが……。江戸一の〈人いれ宿〉を営む山脇宗右衛門の元に身を寄せる伊太郎。だが、その背後に刺客が迫る。
  • 軍師の境遇 新装版

    軍師の境遇 新装版

    小説・文芸
    3.8
    1巻638円 (税込)
    天正三年、羽柴秀吉と出会い、軍師・黒田官兵衛の運命は動き出す。秀吉の下で智謀を発揮して天下取りを支えるも、その才ゆえに不遇の境地にも置かれた官兵衛の生涯を描いた表題作ほか、二編を収めた短編集。
  • 痩せ神さま

    痩せ神さま

    小説・文芸
    4.7
    1巻638円 (税込)
    でっぷり太った幼馴なじみのお竹とお松は、甘い物を控えずに痩せたいという願望を叶えるため、近所で評判の痩せ神様の霊験に頼る。玉串は何と1両! あまりの大金に驚く二人に、怪しげな神主・安倍長明は、この神様は金持ちにしか効かないと方言する。不思議に思いつつも、その神様のお札を持ち帰る二人だったが……。大人気シリーズ第二弾!
  • 猫見酒

    猫見酒

    小説・文芸
    3.6
    1巻638円 (税込)
    商売物のうなぎに愛着を感じ、うなぎを殺せなくなった長八は、南念和尚に相談し、「ご天寿うなぎ」なるものを考案した。それは江戸で大流行するが……。落研出身の著者による、古典落語、オリジナル落語をベースとした江戸人情噺。
  • 王の挽歌(上)

    王の挽歌

    小説・文芸
    -
    1~2巻638円 (税込)
    肉親も家臣も、いや自分自身さえ信じられぬ……。豊後の名門守護・大友家の統領として、内紛に悩まされながらも、北の大内、毛利と戦い、北九州六国に領土を広げた大友宗麟。戦乱にあけくれた生涯は、また時分自身との闘いの日々であったが、わずか数日のザビエルとの出会いが宗麟の心の闇に一筋の光を投げかけていた。戦国の世にもう一つの王国を求めた切支丹大名を描く歴史長編。
  • 男嫌いの姉と妹 町医北村宗哲

    男嫌いの姉と妹 町医北村宗哲

    小説・文芸
    4.0
    1巻638円 (税込)
    浜松町の茶問屋「駿河屋」の姉妹は揃って器量よし、財産もあるが、結婚しないまま三十路を過ぎた。この先、気に入らない親戚に家を継がせるのも業腹だ。そこで妹のちよは名案を思いつく。白羽の矢が立ったのは、芝神明前の腕利き医師・北村宗哲のもとに出入りする浪人、長井半四郎。が、元渡世人の宗哲は、群雄割拠する江戸の裏社会に顔が利くだけあって、半四郎もややこしい状況に置かれていた…。人気シリーズ、堂々の完結!
  • 最後の忠臣蔵

    最後の忠臣蔵

    小説・文芸
    4.2
    1巻638円 (税込)
    吉良邸討入りから引揚げる途次、足軽・寺坂吉右衛門は大石内蔵助に、生き延びて戦さの生き証人となるよう命じられた。義に殉じる事も出来ず、世間の視線に耐えて生きる吉右衛門は、十六年の後、討入前夜に脱盟した瀬尾孫左衛門と再会する。同じ境遇にある旧友にも、実は内蔵助から密かに託された後事があった。苛酷な半生を選んだ二人の武士の信義と哀歓を描いた表題作など、連作四篇「仕舞始」「飛蛾の日」「命なりけり」「最後の忠臣蔵」を収録。
  • 口は禍いの門 町医北村宗哲

    口は禍いの門 町医北村宗哲

    小説・文芸
    4.0
    1巻638円 (税込)
    病気を治す腕は一流、厄介事を解決する知恵も一流、宗哲の医院は今日も大繁盛だ。今村芳生なる蘭方医が宗哲のもとを訪れ、“本道(内科)に限っては官医に蘭方を禁ずる”という幕府の達しに、激しく不満を述べた。宗哲が相手にしないとみると、漢方医で将軍家御匙の楽真院と老中首座に直談判に行く始末。辟易した楽真院から、今村の口を封じられないか、と相談を受けた宗哲だったが……。人情の機微に触れるシリーズ第3弾!
  • 紋ちらしのお玉

    紋ちらしのお玉

    小説・文芸
    3.5
    1巻638円 (税込)
    花魁と違い、芸は売っても体は売らない。それが芸者。が、江戸・柳橋の売れっ子芸者、お玉には秘密がある。お座敷に出る裏で、ひそかに男に抱かれている。身分ある武家や、時には大名の相手もする。そして相手の家紋を、気心の知れた女刺青師の多緒に、体のいちばん奥に彫ってもらうのだ。紋を千個集める「千人信心」のため…。男たちの思いがすれ違う世相騒がしい幕末を、「紋ちらしのお玉」が行く。携帯小説の人気連載が文庫デビュー!
  • 乾山晩愁

    乾山晩愁

    小説・文芸
    3.8
    1巻638円 (税込)
    天才絵師の名をほしいままにした兄・光琳が没して以来、尾形乾山は陶工としての限界に悩んでいた。追い討ちをかけるように、二条家から与えられた窯を廃止するとの沙汰が下る。光琳の思いがけない過去が、浮かび上がろうとしていた…。在りし日の兄を思い、乾山が晩年の傑作に苦悩を昇華させるまでを描く歴史文学賞受賞の表題作をはじめ、戦国から江戸の絵師たちを綴った全5篇を収録。松本清張賞作家の原点、待望の文庫化。
  • 辰之介運命剣 十二支組秘命帖

    辰之介運命剣 十二支組秘命帖

    将軍・徳川吉宗直々の命により動く、影の隠密組織「十二支組」。さまざまな能力を持つ隠密たちが集うなかで、祝辰之介は、一番の腕利きとして知られていた。ある日、商家が賊に襲われ、主の孫・真吉が誘拐されてしまう。賊の呼び名は「暗闇団」。金品ではなく子どもを拐かし、身代金を狙う、特殊な盗賊集団であった。事態を重くみた町奉行・大岡越前は、暗闇団の撲滅を目指し、辰之介に探索の命を出す。そして、暗闇団の四人の幹部・四天王も、それぞれの思惑を秘め、江戸の闇に蠢きだした。十二支組と四天王の激闘が続くなか、辰之介が最後に暴き出す驚愕の真実とは…。
  • 長崎奉行所秘録 伊立重蔵事件帖  麝香(じゃこう)ねずみ

    長崎奉行所秘録 伊立重蔵事件帖

    小説・文芸
    -
    1~6巻639~649円 (税込)
    次期奉行の特命で、江戸から1人長崎の地に先乗りした与力・伊立重蔵。そこで目にしたのは、得体の知れぬ「麝香ねずみ」と呼ばれる阿片や鉄砲の抜け荷を得意とする一味に蝕まれた奉行所の姿だった。身を崩した錺職人・善六、地元の親分・吉次郎らと真相に迫った先に出会ったものとは──。書き下ろし長編時代小説シリーズ第1弾!
  • 耳袋秘帖 新宿魔族殺人事件

    耳袋秘帖 新宿魔族殺人事件

    小説・文芸
    4.3
    1巻639円 (税込)
    宿場町の内藤新宿で、やくざが次々に殺害された。大石田一家率いるブケの千蔵と、大橋本一家の陣五郎親分の抗争のさなか浮かび上がってきた、忍びの者の影──「ふまのもの」とは、いったい何者なのか? 荒ぶるやくざ者たちを恐慌に陥れた連続殺人事件に、根岸肥前がシリーズ最大の大捕物で挑む! 佐渡奉行時代の根岸が金塊の密輸事件の謎を解く、短編「黄金の海」を新たに収録。殺人事件シリーズ第7弾。
  • 耳袋秘帖 浅草妖刀殺人事件

    耳袋秘帖 浅草妖刀殺人事件

    小説・文芸
    4.2
    1巻639円 (税込)
    刀屋ばかりを狙う盗人「おたすけ兄弟」が、近所の神社に金を隠すのを見た町奉行所の中間・与之吉は、娘の薬代にとこれを奪うが、やがて兄弟に嗅ぎつけられ、身の回りに危険が迫る。根岸肥前守が、江戸の怪異を解き明かす「耳袋秘帖」殺人事件シリーズ第3弾。坂巻が、初めて江戸見物をした日を描いた書き下ろし短編「ずぼんぼ」を特別収録。
  • 耳袋秘帖 八丁堀同心殺人事件

    耳袋秘帖 八丁堀同心殺人事件

    小説・文芸
    3.4
    1巻639円 (税込)
    与力同心組屋敷がある八丁堀で、立て続けに、同心が殺された。地元・八丁堀での同心殺しは、威信にかかわると、北町奉行の小田切は気が気でない。だが、白昼堂々、次なる同心殺しが起き……。根岸肥前守が、江戸の怪異を解き明かす「耳袋秘帖」殺人事件シリーズ第2弾。若き日の根岸を描いた、書き下ろし短編「河童の銭」を特別収録。
  • 耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前

    耳袋秘帖 赤鬼奉行根岸肥前

    小説・文芸
    4.0
    1巻639円 (税込)
    若い頃、肩に赤鬼の刺青を彫る無頼をしながら、62歳で南町奉行まで昇り詰めた名奉行・根岸肥前守鎮衛(ねぎしひぜんのかみやすもり)。「大耳」の綽名を持つ彼が奇譚を記した随筆『耳袋』には、誰にも見せないもう1つの秘帖版『耳袋』があった。物を言う猫、続けて人が死ぬ井戸……根岸が同心の栗田、家来の坂巻とともに江戸の怪異を解き明かす「殺人事件」シリーズ第1弾!
  • 蓮如 信仰で時代を動かした男

    蓮如 信仰で時代を動かした男

    小説・文芸
    -
    1巻640円 (税込)
    蓮如は苦しんでいた。「わしの中には、戦をよぶ運命的な血が流れているのかもしれぬ。これから教団を存続させるためには、しっかりした法を打ち立てねばならぬ」。このときから蓮如は、為政者としての道を歩み始めた。――それまでの常識を破り、進んで民衆の中に入って布教した蓮如。その類い稀なる情熱と知恵で衰退していた本願寺を再興し、巨大教団にまで育てあげた名僧の生涯。
  • こいしり

    こいしり

    小説・文芸
    3.8
    1巻640円 (税込)
    NHKドラマ化もされた大人気「まんまこと」ワールド第2弾! 町名主の跡取り・麻之助は、ついに祝言をあげることに。けれど花嫁を迎えに出ようとしたその時、悪友・清十郎の父が卒中で倒れてしまう。堅物の父・源兵衛から「かつて訳ありだった二人のおなごの境遇を確かめて欲しい」と頼まれた清十郎は仰天し――。 町名主名代ぶりも板につきながら、淡い想いの行方は皆目見当つかぬ麻之助。両国の危ないおニイさんたちも活躍する、江戸情緒溢れる6つの短編集。 解説・細谷正充 ※この電子書籍は2009年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 竹中半兵衛 秀吉を天下人にした軍師

    竹中半兵衛 秀吉を天下人にした軍師

    小説・文芸
    3.7
    1巻640円 (税込)
    目の前で剽軽な笑顔を見せる木下藤吉郎に、半兵衛は次第に心ひかれていく自分を感じていた。「この男と、もう一度戦場に立ってみるのも悪くはない。あるいは戦火の絶えた世の中が実現できるやもしれぬ」。――名利を求めず、ただ天賦の軍略の才を縦横に駆使して秀吉を勝利に導いた男、竹中半兵衛。名誉よりも人生に美学を求め、三十半ばで夭折した名軍師の生涯を描く長編歴史小説。
  • 荀いく 曹操の覇業を支えた天才軍師

    荀いく

    小説・文芸
    3.0
    1巻640円 (税込)
    中国は三国時代。中原の覇者を目指す曹操のもとに「王佐の才」を謳われる男がいた。その名も荀いく――。「王佐」とは王を佐(たす)けるの意味。荀いくは政戦両略にわたって曹操を支え、文字通りその覇業を援けた。曹操の留守を狙って攻め寄せた呂布を見事撃退し、君主の帰還まで根拠地を守り抜く、落ちぶれていた後漢の献帝を迎え入れるよう進言し、曹操の大義名分をつくる、兵力に勝る袁紹と互角に渡り合えるよう様々な策略をめぐらし、「官渡の戦い」を勝利に導くなど、まさに魏の建国は荀いくなくしてありえなかった。さらに本書では、荀いくを従来のイメージである「漢王朝の再興を目指す忠臣」として捉えるのではなく、様々な場面で躊躇する曹操を叱咤激励しつつ、その知略でもってなんとか魏王に仕立て上げようとする野心家として描いている。ラストは『正史三国志』『三国志演義』もびっくりの、驚くべき結末があなたを待っている!
  • 陳平 劉邦の命を六度救った「知謀の将」

    陳平

    小説・文芸
    4.5
    1巻640円 (税込)
    項羽との覇権争いに勝った劉邦の下には、名軍師張良と並び称されるもう一人の「知謀の士」がいた――その名は陳平。貧しい家の生まれながら、天下に志を立てようと考えた彼は、初め項羽に仕えていた。しかし、ふとしたことで怒りを買い、誅殺されそうになる。そこで項羽を見限る決意をし、故郷から連れてきた若者とともに劉邦の下へ身を寄せる。劉邦との対面で策略を進言した陳平は、実力を高く評価され、やがてめきめきと頭角を表わすようになる。項羽と軍師の范増を離間させたり、項羽軍に包囲された城からの脱出劇を演じたり、まともに戦えば勝ち目のない韓信を、巡幸を装って捕えたりするなど、見事な「奇策」を展開し続けた。そして、結果的に劉邦の命を六度救う、劉邦軍になくてはならない軍師になるのだった。本書は、劉邦亡き後も、右丞相に昇って国家の重鎮となった陳平の波瀾に満ちた生涯を余すところなく活写した評伝小説である。
  • 女人平泉

    女人平泉

    小説・文芸
    -
    1巻640円 (税込)
    「平泉の栄耀もいっときのこと。間もなく修羅がやって来ます」…。百年に渡り、平泉を舞台にみちのくの王として君臨した奥州藤原四代。そのかげには、男たちの修羅にもみくだかれながらも、子を生み血を伝えるために耐え、生き抜いた妻たちの熱いドラマがあった。哀感漂うみちのくの風景と華麗な平泉を背景に、女たちの生きざまを鮮烈に描き出した本格的歴史小説。
  • おりょう残夢抄

    おりょう残夢抄

    小説・文芸
    -
    1巻640円 (税込)
    坂本龍馬暗殺の真相を、妻おりょうの目を通して探る長編歴史ミステリーである。慶応三年十二月九日、下関で暮らすおりょうのもとに、龍馬の突然の訃報が届く。この日から彼女の転変の日々が始まった。夫の死の真相究明を念じ、長崎から土佐、そして京へと住処を移す。女の身一つで生きて行かねばならず、苦労の末に死ぬ思いをすることもあった。そんな中、行く先々で、かつての同志たちが現われ、当時のことを様々に証言していくのである。遺留品のこと、藩内の事情や諸藩の思惑、そして犯人検挙の報まで。やがて明治の世も五年となり、文明開化が急速に進む頃、それまでに得た数々の証言が彼女の中で一本の線に繋がった。彼女はそれを確かめるべく、ある人物を訪ねて東京へと旅立つのである……。夫を失って以後のおりょうの波瀾の生涯を辿りながら、幕末最大の謎といえる龍馬暗殺の真相を、諸説を検証しつつ解明していくエンタテインメント作品である。
  • 甘水岩(あまみいわ) 修羅の忍び・伊真

    甘水岩(あまみいわ)

    小説・文芸
    3.0
    1巻640円 (税込)
    戦えば、強くなるのだろうか――。忍耐が、人をつくるのだろうか――。聖地「甘水岩(あまみいわ)」をめぐる抗争に加わり、縦横無尽に活躍する青年忍者・伊真(いま)。彼は幼き日に人質の身となった過酷な経験により、心に荒涼たる闇を抱えていた。そして敵方との血で血を洗う死闘の中、彼の前に謎の巫女があらわれる。秘術を尽くした戦いの行方は? 謎の巫女の正体と目的は? 伊真を待つ運命は? そして、戦いに次ぐ戦いの日々を送り、常に虐げられてきた伊真の魂は救済されるのか?本書は、「耐える」をキーワードに、スピード感あふれる文体で、人間の心の中の修羅を描き上げ、読者の心胆を寒からしめる迫力に満ちた展開で、驚くべき結末へと読者を導いていく。時代小説の世界に、心理学と精神世界のテイストを加え、現代人の魂に深く訴えかける野心作であり、従来のファンは、著者の大胆かつ斬新な挑戦に、驚きを禁じ得ないだろう。
  • 佐々木道誉 南北朝の争乱を操ったバサラ大名

    佐々木道誉

    小説・文芸
    3.0
    1巻640円 (税込)
    南北朝の動乱期、武芸だけでなく連歌や立花など風流に通じ、華美な服装、そして遠慮のない振る舞いで「バサラ大名」と称された佐々木道誉(高氏)。本書は彼の波瀾の生涯を描く長編小説である。鎌倉幕府が弱体化し、次なる政治秩序が模索されていたころ、衆望を集めた後醍醐天皇は、幕府打倒を図る。やがて百数十年続いた武家政権を、いったんは朝廷に取り戻すことに成功するが、加担した武士たちが、恩賞の問題で再び不満を募らせることに。そこに登場してくるのが足利尊氏であり、元弘元年の政変(元弘の変)後、尊氏に従った佐々木道誉である。道誉は尊氏の影の参謀として臨機応変に立ちまわり、尊氏とともに時代を動かしていく。そして、再び京に武家政権を打ちたてるのである。「バサラ」を演ずることを、悪い時代を自由に生き抜くための手段とし、己れの進むべき道を強かに、確かに歩んだ武将の生きざまを、見事に描出する力作である。
  • 本多作左衛門(ほんださくざえもん) 「信念」を貫く男の生き方

    本多作左衛門(ほんださくざえもん)

    小説・文芸
    3.3
    1巻640円 (税込)
    本多作左衛門は、日本一短い手紙として有名な「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」を書いた武将として知られている。彼が生きた時代は、戦国の世から泰平の世へと、価値観が激変した時代。時代が変れば、時代が求める価値観に沿うように生きるのが常識的な考え方だが、いつの世にもその器用さに欠ける人物はいるものである。本書の主人公、本多作左衛門が、まさにそれに当る人物だった。「一筆啓上云々」の手紙でもわかるように、簡にして要を得る言動こそ武将の生き方と信じて疑うことを知らなかった「気骨の男」。是を是とし、非を非とする作左衛門の生き方は、いつしか「頑固者」として周囲の者の目に映るようになっていった。「聞き分けのよさ」が幅をきかす時代に、「君(主人)、君たらざれば、臣(部下)、臣たらず」の精神を貫いたのである。その場の空気、周囲の目を気にしがちな現代人にとって、自分の真実を考えさせられる一冊である。
  • 家康と正信 戦国最強の主君と補佐役

    家康と正信

    小説・文芸
    3.0
    1巻640円 (税込)
    徳川家康の陰のブレーンとして、その知謀を天下取りのために如何なく発揮した本多正信。79歳で没するまで、約40年という歳月を家康の頭脳の一部として送った彼は、まさしく真の補佐役だったといえる。三河一向一揆で主君に反旗を翻した男が、流浪の日々を経て帰参したのは、40代になってからであった。自らを不忠の臣とする思いを払拭できない彼は、その後は家康を主人としてではなく、師として仰ぐことを誓い邁進する。甲州計略、江戸の町づくりと家臣の知行割りなどに手腕をふるい、君臣の二人三脚は「水魚の交わり」といわれるまでにいたる。そして、豊臣氏から天下を奪い、徳川幕藩体制を盤石なものに築き上げていく。本書は、一度は背いた男を最高のパートナーにした主君と、献身的な忠誠で才能を遺憾なく発揮し続けた補佐役の生涯を、歴史に取材しつつ“組織と人間”の問題を描き続けてきた著者ならではの筆致で、みずみずしく描いた歴史小説である。
  • 周瑜 「赤壁の戦い」を勝利に導いた呉の知将

    周瑜

    小説・文芸
    3.0
    1巻640円 (税込)
    黄巾の乱が起こった西暦184年、後の『三国志』にその名を残す若干9歳の二人の少年が舒県で出会った。一人は、思慮深く、文武に優れ、その上容姿端麗な周瑜。もう一人は、冒険を好み、何事にも猪突猛進する孫策であった。お互いを「周郎」「孫郎」と呼び合い、時に熱く語り、時に決闘し、たくましく成長した二人は、やがて江東を平定するまでに至る。そして、さらなる勢力拡大の後を継いだのが、弟の孫権であった。西暦208年、孫権、劉備の連合軍三万と曹操率いる二十万の大軍が激突した。世にいう「赤壁の戦い」である。連合軍の指揮官を任された周瑜は、曹操に偽の情報を流し、“苦肉の策”を実行、さらに火計を用いるのだが……。義兄弟の契りを結んだ主君孫策を支え、その死後は孫権を補佐して『三国志』に鮮烈な雄姿を焼き付けた英傑・周瑜。本書は、その武勇と知略を余すところなく描ききった、著者渾身の長編小説である。
  • 関羽

    関羽

    小説・文芸
    4.0
    1巻640円 (税込)
    劉備、張飛と義兄弟の契りを結び、“共に天下を正す”という大義に命を賭けて戦い続けた関羽。愛馬・赤兎馬を駆り、青龍偃月刀で次々に敵を薙ぎ払うその姿は、天下無双の豪傑として全国に知れ渡ったという。事実、西暦200年の白馬の戦いで、関羽は馬を駆って数万の大軍の真っ只中へ踊りこみ、猛将・顔良の首を血祭りにあげて悠々と引き上げた。そのあまりの豪胆な行動に、敵軍は誰一人立ち向かえる者がいなかったと言われている。
  • 伊藤博文

    伊藤博文

    小説・文芸
    -
    1巻640円 (税込)
    明治の最高指導者として内閣制度の創設、憲法の制定など、わが国を西欧列強に伍する近代国家に育て上げた初代内閣総理大臣・伊藤博文。松下村塾に学び国事に奔走した若き日々。明治の世になってからは、新政府を築いた大久保、岩倉等の後を継ぎ、「周旋の才」を活かして権力の階段を昇りつめていく。国の想い、天皇の厚い信頼を得て、日本の舵取りを行った偉大なる政治家の生涯。
  • 磐舟の光芒(上)

    磐舟の光芒

    小説・文芸
    3.7
    1~2巻641円 (税込)
    六世紀も終わりに近づいたころの大和では、神祗派の大連物部守屋(おおむらじもののべのもりや)と崇仏派の大臣蘇我馬子(おおおみそがのうまこ)の二人が敏達大王(びだつおおきみ)を中心にして対峙していた。武勇の氏族の長(おさ)たる守屋は、年長で知謀に長(た)けた馬子と話すとつい興奮し、本音を吐いてしまう恨みがあった。二人の対決は次第に熱を帯びていく。雄大な古代史ロマンの巨篇!
  • 大久保利通 わが維新、いまだ成らず

    大久保利通 わが維新、いまだ成らず

    国造りに命を捧げた男が夢見た未来とは――。明治維新から十年、内務卿となった大久保利通は征韓論を唱えた盟友・西郷隆盛と対立、故郷・鹿児島へ戻った西郷は挙兵する。同じ頃、新政府に不満を抱く元金沢藩の士族は西郷の動きに共鳴、怒りの標的は大久保に向かう。彼らが策謀を巡らすなか、新しい国造りに邁進する大久保。そしてその日が…。西南の役から暗殺までの一年を描く渾身の歴史小説。
  • 金の殿

    金の殿

    江戸中期、美人画に現をぬかす毎日を送っていた尾張藩主・徳川宗春は側近の星野にもらった将軍吉宗公からの贈り物・南蛮の煙草を吸って気を失ってしまう。目覚めてみると、そこは現代の名古屋市で!? 星野の子孫・すずに導かれ、江戸と現代を往復する宗春。様々な美女との出会いを糧に、倹約第一の天下に抗う破天荒な名政策を考案しはじめ…。惚れて、踊って、世を救う! 尾張の恋するお殿さま――徳川宗春、現代に現る…!? 『超高速参勤交代』の著者がおくる、驚愕の時代エンターテインメント!!
  • かってまま

    かってまま

    小説・文芸
    3.6
    1巻641円 (税込)
    不思議な少女、おさいの「さい」は才? 災? 賽? 謎と人情が心に沁みる七つの物語。著者渾身の連作短編集。 【あらすじ】 不義の恋の末に、この世に生を享けた美しい娘・おさい。 江戸を襲った大火によって彼女の数奇な運命は回り始める。 遊女、女スリ、大盗賊の娘、そして若き天才戯作者――出会った人の心を少しずつ揺らし、救いながら、おさいは誰かをずっと待っている。 果たして誰が、いつ……?
  • 氷葬

    氷葬

    小説・文芸
    3.0
    1巻641円 (税込)
    夫の知己を名のる男に凌辱され、ついには激情にかられて男を殺してしまった下級藩士の妻・芙佐。死体を沈めた沼は一面氷におおわれたが、芙佐の悪夢はまだはじまったばかりだった……。時代の大きなうねりに呑みこまれたひとりの女性が、自らにめざめ、力強く闘う姿を緊迫した筆致と息をのむ展開で描いた長編小説。解説・東直子。
  • 猫は大泥棒

    猫は大泥棒

    小説・文芸
    4.0
    1巻641円 (税込)
    化け猫まるが難儀するコミカル短編集! 書き下ろし第2弾 近ごろ江戸にはやる「おネエ殺し」。おネエ同心中村は、事件解決に躍起になるが……。化け猫まるとその仲間たちが活躍する短編集。
  • 縮尻鏡三郎 夢に見た娑婆

    縮尻鏡三郎 夢に見た娑婆

    小説・文芸
    4.0
    1巻641円 (税込)
    しくじり御家人・鏡三郎が今日も行く。好評第7弾! 鏡三郎が行きつけの店で楽しむ鳥肉料理。だが鳥問屋をめぐっておかしな動きが……。鏡三郎は飼鳥屋の新三郎のために一肌脱ぐことに。
  • 縮尻鏡三郎 老いらくの恋

    縮尻鏡三郎 老いらくの恋

    小説・文芸
    4.0
    1巻641円 (税込)
    縮尻御家人・鏡三郎。人気シリーズ第6弾 米相場で大儲け、大金を隠し持っていると噂されるご隠居が、歳もはばからずに恋をした。金目当ての連中は、あれこれ詮索するが…
  • 縮尻鏡三郎 当たるも八卦の墨色占い

    縮尻鏡三郎 当たるも八卦の墨色占い

    小説・文芸
    4.0
    1巻641円 (税込)
    身を誤る女あれば、縁遠い女あり――シリーズ第5弾 故あって勘定方を追われたしくじり御家人拝郷鏡三郎の許へ、日々持ち込まれる厄介事。今回は色事師も顔負けのふしだら女が現れる
  • 梅咲きぬ

    梅咲きぬ

    小説・文芸
    3.7
    1巻641円 (税込)
    優しいばかりが人情じゃない。江戸深川に生きた母娘の波乱万丈。 玉枝は、深川の料亭「江戸屋」の女将・三代目秀弥の一人娘。周囲の人々の温かく、時に厳しい目に見守られながら、老舗の女将としての器量を学びつつ一人前に成長していく。山本作品にたびたび登場する四代目秀弥の少女時代にさかのぼり、母から娘へと受け継がれる江戸の女の心意気を描く、波乱万丈の物語。
  • 伴天連の呪い

    伴天連の呪い

    小説・文芸
    3.0
    1巻641円 (税込)
    大好評「彦輔」シリーズ第2弾! ちゃっかり御家人三男坊・鹿角(かづの)彦輔が芝の寺へ遊山に出かけたところ、隣の寺の裏手で額に十字の焼き印を押された死体が発見された。そこはかつて、切支丹の伴天連(ばてれん)が何十人も火あぶりにされた寺だという。彦輔は意外な犯人に行き当たるが――個性豊かな面々が江戸の町で大活躍する傑作時代小説集!
  • 女神の助太刀

    女神の助太刀

    小説・文芸
    -
    1巻641円 (税込)
    ご府内一頼りない神さまである弟・祥太夫の祠が取り壊されたことを、参拝人の心願で知った姉神・琴音。すぐに弟の住む貧乏長屋に乗り込んで、従者の狛犬と獅子を叱るものの、肝心の祥太夫は優しすぎて人間に神罰を与えられず……。神さま&二匹の長屋ライフ!
  • 跡を濁さず 家老列伝

    跡を濁さず 家老列伝

    小説・文芸
    4.0
    1巻641円 (税込)
    その手際の見事さから、「福島家浪人あまたあれど、長く流浪せる者ひとりもあらず」と世に謳われた知る人ぞ知る名家老・福島丹波守治重をはじめ、傾きゆく主家を一身で支えた名将・立花道雪、困窮する斗南藩の立て直しに尽力した会津藩家老・山川浩など……新たな視座で六人の家老を描く傑作歴史小説短編集。
  • 愛宕山あやかし伝 新月の夢

    愛宕山あやかし伝

    小説・文芸
    -
    1巻641円 (税込)
    「お前には天狗の血が流れている」という遺言を父から受けた旗本・京之介。己の出自の謎を追って、愛宕山へと向かい、太郎坊社の神職・覚之坊、元盗賊の木彫りの猿蔵と出会い、品川宿を舞台に珍妙な事件を解決しつつ、自分たちの出自の謎を追いかけてゆく。
  • 蒼龍

    蒼龍

    小説・文芸
    3.9
    1巻641円 (税込)
    大人気時代小説家・山本一力の傑作中篇集。途方もない借金を背負う若夫婦が、起死回生を狙って茶碗の新柄の公募に挑む。その顛末は――。貧しい暮らしの中で追いかける大きな夢。武家社会の心意気、商人の気概。誠を尽くせば、身分の差を越えて人は分かりあうことができる。生きる力と明日への希望を与えてくれる感動作。「オール讀物」新人賞を受賞しデビューのきっかけとなった表題作は、著者自身の新人賞に応募していた当時の心情が色濃く反映され、胸に迫る。その他、『あかね空』以降に執筆した四作品を併録。
  • 棒手振り同心事件帖 秋の声

    棒手振り同心事件帖 秋の声

    小説・文芸
    -
    1巻641円 (税込)
    大店の若旦那から一転、棒手振りになった雀太郎は、縁あって定町廻り同心に婿入りし、見習いとして勤めに励んでいた。美人局絡みの殺しの一件で、怪しい男女を探るさなか、その女が屋敷から妻を連れ出すのを目撃、尾けようとする雀太郎に何者かが襲い掛かる!
  • 新選組武勇列伝 蒼き狼

    新選組武勇列伝 蒼き狼

    小説・文芸
    2.0
    1巻641円 (税込)
    幕末の乱世、最後の侍として果敢に白刃を振るった新選組の烈士たち。どんな想いを抱き何のために、己が命を散らせたのか? 近藤勇、土方歳三、沖田総司、芹沢鴨、島田魁、相馬主計、斎藤一の七人それぞれの熱き生きざまを描く武勇列伝。ファン必読の一冊!
  • 霊岸島捕物控 大川端ふたり舟

    霊岸島捕物控

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻641円 (税込)
    霊岸島が縄張りの岡っ引きの五郎蔵と娘お妙。生別した母を殺めた賊の容疑者が火事で遁走し、お妙は危険も顧みず自ら犯人探しに奔走する!文化三年の大火の江戸で、すれ違い傷つけ合うも必死に生きる親と子、男と女を情味豊かに描く長篇時代小説!!
  • 一朝の夢

    朝顔同心

    小説・文芸
    4.0
    1巻641円 (税込)
    北町奉行所・同心の中根興三郎の生きがいは朝顔栽培、いつか黄色い朝顔を咲かせるのが夢だ。仕事は閑職、奉行所員の名簿作成係である。時は安政、井伊大老と水戸徳川家の確執や、尊王攘夷の機運が高まっているが、そんなことはこの“朝顔同心”には無縁、長身の身体を縮めるように暮らしている。だが江戸朝顔界の重鎮、鍋島直孝を通じて、宗観と呼ばれる壮年の武家と知り合ったことから、興三郎は思いも寄らぬ形で政情に巻き込まれてゆく。松本清張賞受賞作。
  • 輪違屋糸里(上)

    輪違屋糸里

    小説・文芸
    4.0
    1~2巻641円 (税込)
    新選組局長・芹沢鴨はなぜ殺されたのか? 近藤勇ら試衛館派と芹沢鴨ら水戸派の間で対立が深まっていた、新選組と呼ばれる前の壬生浪士組。京都・島原の置屋「輪違屋(わちがいや)」の芸妓・糸里は、姉のような存在の音羽太夫を芹沢に無礼討ちにされ、浪士達の抗争に巻き込まれていく…。土方歳三を慕う糸里、芹沢の愛人・お梅ら新選組に関わる運命を背負った女たちの視点から、激動の時代のうねりを描く。大ベストセラー『壬生義士伝』に続く“浅田版”新選組、第二弾!
  • 元禄三春日和 春の館

    元禄三春日和

    小説・文芸
    -
    1巻641円 (税込)
    行き倒れ寸前を助けられた元川越藩士・毛受東馬と娘・志乃。父娘を救った館の若き当主は、現三春領主の弟・秋田李行だった。この二人の男の出会いに謎の豪商が加わって……。人の縁と優しさが心に沁みる、第十六回歴史群像大賞優秀賞受賞作品。
  • 耳袋秘帖 妖談さかさ仏

    耳袋秘帖 妖談さかさ仏

    小説・文芸
    3.8
    1巻641円 (税込)
    処刑される寸前、脱走に成功した仏像専門の盗人・庄右衛門(しょうえもん)は、ある寺で仏像をさかさにして拝む不思議な光景を目のあたりにする。同じころ深川では、売り出し中の美人芸者が姿を消す事件が起き、あろうことか木にさかさに吊られた女の遺体が発見された──。川を上る巨大魚の謎、柳の霊が人に憑くなど、南町奉行・根岸肥前守(ねぎしひぜんのかみ)のもとに報告される、不可解な事件の裏には一体なにが? 大人気怪奇シリーズ第四巻!
  • 耳袋秘帖 妖談かみそり尼

    耳袋秘帖 妖談かみそり尼

    小説・文芸
    3.8
    1巻641円 (税込)
    お江戸は高田馬場の竹林に棲む、若くて美人で評判の月照尼(げっしょうに)の元には、人生相談に訪れる者がひきもきらない。その庵(いおり)の近くで、女好きの若旦那が死体で発見された。衣服には一筋の剃刀の跡。若旦那は、尼に会いに行くと言い残して家を出たという。やがて尼の周囲では殺人が相次ぐ。なぜか死体には、みな剃刀の跡が──。はたして尼の正体とは。根岸肥前守が、江戸の怪異を解き明かす、新「耳袋秘帖」シリーズ第二巻。
  • 桜花(さくら)を見た

    桜花(さくら)を見た

    小説・文芸
    3.4
    1巻641円 (税込)
    日本橋「いせ辰」の手代・英助には誰にも言えない秘密があった。母が死に際に遺した「お前のお父っつぁまは北町奉行の遠山様なのだよ」という言葉である(表題作)。北斎の娘・お栄の、婚家と実家を行き来する胸の内(「酔いもせず」)。名家老であり、その画業で“松前の応挙”と讃えられた蠣崎波響の選んだ道(「夷酋列像」)など、実在の人物に材をとった時代小説5篇。所収の「シクシピリカ」は、著者の『蝦夷拾遺 たば風』の「錦衣帰郷」と呼応する佳品です。
  • 虎狼は空に 小説新選組

    虎狼は空に 小説新選組

    小説・文芸
    5.0
    1巻642円 (税込)
    「新撰組を描いた小説はこれまでにおびただしい数になるであろうが、津本氏のこの長編の特徴は、新撰組をあくまで非常な暗殺集団として容赦なく描き切ったところにある」(解説・桶谷秀昭) 幕末の京都、江戸より上洛した浪士組が殺人集団へ変貌していく。 敵対する者は斬る、隊規を乱す者は斬る。士道不覚悟は切腹。 新撰組の殺伐たる実像を新視点から活写した力作長篇。
  • 耳袋秘帖 小石川貧乏神殺人事件

    耳袋秘帖 小石川貧乏神殺人事件

    小説・文芸
    3.3
    1巻642円 (税込)
    年明け早々、小石川で一家心中が発生したらしい。どうも江戸でもこの界隈に夜逃げや倒産などことさら不景気の風が吹いているようだ。牛天神に祀られていた貧乏神が怒っている。奉行の根岸は配下の宮尾にこの一件の探索を命じた。宮尾の調べが進むにつれ、他にも不可解な出来事がいろいろと起こっているようで……。
  • 1572年 信玄の海人

    1572年 信玄の海人

    小説・文芸
    5.0
    1巻647円 (税込)
    武田信玄の軍師・山本勘助に育てられた若き忍び、市勘は、拐かされて売られたあげく、海に沈められた女・里々の命を救う。 寄る辺ない二人はあばら家に暮らし、やがて二人は愛し合うようになった。 しかし市勘は、信玄配下の武将・穴山信君の命を受け、徳川軍の二俣城攻略に出向き、激しい戦闘の中で戦功をあげるも重傷を負ってしまう。 体を引きずるようにして愛する女の待つ家に戻った市勘だったが、あばら家の中はもぬけの殻。里々は人身売買に手を染める商人たちの手の者に連れ去られた後だった。 愛しい女を救い出すため、自ら奴隷として買われた市勘だったが……。これまで語られることのなかった戦国時代の奴隷売買をテーマに、若き忍びの活躍を壮大なスケールで描く冒険時代小説!
  • 超高速!参勤交代 映画ノベライズ

    超高速!参勤交代 映画ノベライズ

    大ヒット映画「超高速!参勤交代」の映画ノベライズ。 享保20年(1735年)、磐城国。湯長谷藩(現在の福島県いわき市)に幕府からの命令が届いた。ふつうなら8日かかる道のりなのに、5日で江戸まで来いという。お人よしの殿さま内藤政醇(まさあつ)は、6人の家来と、道案内の忍者、段蔵とともに、走って江戸へ向かう。途中、命をねらわれたり、はぐれたりで、ピンチの連続! 刻限までに江戸城にたどりつけるの!?
  • 同心 亀無剣之介_わかれの花

    同心 亀無剣之介

    小説・文芸
    3.6
    1~7巻649~748円 (税込)
    風采があがらず、しょぼくれて冴えない侍――亀無剣之介は、毛羽だったちぢれ毛の髷と、名前の一文字から、ちぢれすっぽんと呼ばれる北町奉行所の名物同心。その風貌と、おどおどした言動は、奉行所のみならず、町民のあいだでも馬鹿にされているが、実は頭脳明晰であり、剣は鳳夢想流免許皆伝の腕前。見かけからは思いもよらない、切れ者同心であった。 ある日、沢木屋の女主人・おさよは、やむをえぬ事情から、能登屋の弦蔵を殺してしまう。考え抜かれた殺しの計画は完璧で、おさよは、奉行所の探索の手からうまく逃れたかにみえたが……。 殺しの下手人にしつこく喰らいつく、剣之介の追及がはじまる!
  • 火群のごとく

    小舞藩シリーズ

    小説・文芸
    3.5
    1~3巻649~880円 (税込)
    山河豊かな小舞(おまい)藩、父代わりの兄を何者かに殺された林弥(りんや)は友らに支えられ剣の稽古に励む日々を送るが、江戸から来た家老の息子・透馬との出会いから運命が動きだす。やがて藩の政争と陰謀が少年たちをも巻き込み……。身分や立場の差を超えてつながる少年剣士の成長に清々しい風が吹く、著者の新たな代表作。
  • 菊と鬼 剣客同心親子舟

    剣客同心親子舟

    小説・文芸
    3.0
    1~7巻649~704円 (税込)
    二年前から南町奉行所に出仕している見習同心・長月菊太郎。父は、同奉行所の隠密廻り同心で、鬼隼人と恐れられる直心影流の遣い手・長月隼人である。そんな父子のもとに、日本橋の両替屋に押し込みが入り、二千両が奪われ、奉公人五人が惨殺されたとの報が入った。三月ほど前に別の両替屋を襲ったのと同じ賊による所業と睨み、さっそく動き出した隼人について、菊太郎も探索に加わることとなる。幼いころから父の背中を見て剣術の腕を磨いてきた菊太郎は、父と共に、慣れない仕事に体当たりで挑んでいく!「剣客同心親子舟」シリーズ、堂々の第一作。
  • 義時 運命の輪

    義時 運命の輪

    小説・文芸
    3.2
    1巻649円 (税込)
    北条義時。鎌倉幕府第二代執権の座に就くまでの彼は、あまりにも無力だった。姉・政子と義兄・頼朝の非情かつ強烈な個性に翻弄され、父・時政にはないがしろにされ続ける。己が権力を持つことなど、考えることさえできなかった。運命の輪が回り始めるまでは──。頼家の乳母一族として権勢を振るう比企氏を滅ぼし、頼家を幽閉、暗殺した事件から、義時はその本領を発揮し始める。繰り広げられる血で血を洗う抗争。権力者の死、仲間の叛乱、数々の権謀術数、そして、叶わぬ恋。2022年NHK大河ドラマの主人公・北条義時の半生を静謐な熱を込めた筆致で描く歴史小説。
  • 火影に咲く

    火影に咲く

    小説・文芸
    4.2
    1巻649円 (税込)
    「川というのは無慈悲なものよ。絶えず流れて一時たりとも同じ姿を見せぬのだから」(詩人・梁川星巌×妻・張紅蘭「紅蘭」)/「わしにもいつか、そねーな日が来よるかのう。日なたを歩ける日が」(長州藩士・吉田稔麿×小川亭の若女将・てい「薄ら陽」)/「死んだって、生きてるんだよ。なにひとつなくならない。あたしが、あの人を慕っていたことも、あの人があたしを何より大事にしてくれていたことも」(新選組・沖田総司×労咳病みの老女・布来「呑龍」)――。新選組の沖田総司や土方歳三、吉田松陰門下生の高杉晋作や吉田稔麿、西郷隆盛らとともに戊辰戦争へと突き進む中村半次郎……。幕末の京を駆け抜けた志士たちも喜び、哀しみ、そして誰かを愛し、愛された。激動の歴史の陰にひっそりと咲く“かけがえのない一瞬”を鮮やかに描き出す全6編を収録した短編集。
  • せき越えぬ(新潮文庫)

    せき越えぬ(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.9
    1巻649円 (税込)
    東海道箱根の関所には、曰くありげな旅人が訪れる。離縁され故郷に帰る女。江戸から夜逃げをした夫婦……。実直な番士武藤一之介は、親友の騎山市之助から関所に関する法外な依頼をされる。一之介は逡巡するも決断する。友の人生の岐路に際し何もしないのは裏切りも同然。たとえこの身に害が及んでも必ず友を助けなければならない――。関所をめぐる人間ドラマを描いた圧巻の人情時代小説。(解説・末國善巳)
  • 剣客同心 上

    剣客同心

    小説・文芸
    3.0
    1~2巻649~690円 (税込)
    南町奉行所の隠密同心長月藤之助の息子・隼人は、日々剣術道場で汗を流す十七歳の若者。無口ながらも実直で、剣も手練れの父を見て育った隼人は、藤之助のような同心になりたいと感じていた。だがその矢先、藤之助は、事件の探索中に謎の刺客に襲われ、帰らぬ人となってしまう。父が追っていた事件は、なんだったのか。父の仇を討つため、隼人は事件を追うことを決意するが――。傑作時代長篇、待望の文庫化(全二巻)(解説・細谷正充)
  • 研ぎ師太吉(新潮文庫)

    研ぎ師太吉(新潮文庫)

    小説・文芸
    3.6
    1巻649円 (税込)
    深川黒江町の長屋で、刃物の研ぎを生業とする太吉、ひとり者。ある夏の日、裏店にひとりの若い女が訪ねて来る。料理人だった父親の形見である出刃庖丁を、供養として研いでほしいという。快く引き受けた太吉に、かおりと名乗るその娘は、妙なことを口走る。「おとっつあんは、殺されたんです」――。一本の庖丁が暴いていく、切ない事件の真相とは。切れ味抜群の深川人情推理帖!(解説・末國善己)
  • 重蔵始末

    重蔵始末

    小説・文芸
    3.4
    1~8巻649~1,012円 (税込)
    火盗改(かとうあらため)・近藤重蔵、21歳。強者揃いの御先手鉄砲組でも際立つ偉丈夫。傍若無人の言動で毀誉褒貶(きよほうへん)半ばする。ロシアの謎の大男、美女のかたき討ち、茶屋の狂歌殺人事件……。寛政の世を揺るがす怪事件を型破りの手法で重蔵が解く。後に北方探検家として名を馳せた奇才を主人公に描く、著者初の本格時代小説。
  • はないちもんめ

    はないちもんめ

    小説・文芸
    3.5
    1~7巻649~792円 (税込)
    八丁堀の同心たちの役宅近く、北紺屋町に料理屋“はないちもんめ”はある。口やかましいが食材選びの目利きの大女将・お紋、美貌で姉御肌の女将・お市、そして女だてらに啖呵を切る見習い娘・お花。女三代が営む賑やかな店に、常連の同心・木暮が浮かぬ顔で現われる。横行する追い剥ぎを捕えられずにいるというのだ。女三代がかしましく事件を解決する新シリーズ第一弾!
  • 五弁の秋花―みとや・お瑛仕入帖―(新潮文庫)

    五弁の秋花―みとや・お瑛仕入帖―(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.6
    1巻649円 (税込)
    看板娘のお瑛と兄の長太郎が切り盛りする雑貨屋『みとや』。一律三十八文が売りの小さな店だが、のんきな兄が鼻高々で仕入れてくるのは、おかしな品ばかり。大量の黄表紙、煙臭い市松人形、小花の簪、山ほどの下駄。訳あり品に秘められた下町人情、意外な縁、嫉妬の罠とは……。時代小説の名手が、背負った過去にも負けずに生きる人びとの姿を、しみじみと描き出す。好評シリーズ第二弾。(解説・中江有里)
  • 信長嫌い(新潮文庫)

    信長嫌い(新潮文庫)

    小説・文芸
    4.0
    1巻649円 (税込)
    織田信長さえ、いなければ――。天下を獲れたはずの男・今川義元。戦に賭けた男・真柄直隆。逃げ続けた男・六角承禎。将軍殺しの悪名と生きた男・三好義継。戦より茶を愛した男・佐久間信栄。老躯をおして仇を狙う伊賀上忍の男・百地丹波。祖父の影を追い続けた男・織田秀信。乱世の主役、信長に翻弄された時代の“脇役”たちもまた、己が人生を必死にもがき生き抜いた。敗者たちの戦国列伝。(解説・清水克行)
  • 黄金観音~人情同心 神鳴り源蔵~

    人情同心 神鳴り源蔵

    小説・文芸
    4.0
    1~11巻649~682円 (税込)
    参拝客で賑わう浅草寺。群衆にまぎれ竜吉は、密かにご本尊を奪うことを考えていた。それも、いま開帳されている前立本尊ではなく、絶対秘仏とされる黄金の観音像を。その企みを見透かした大物盗人の銀蔵が、竜吉に先んじて本堂に忍び込む。だが、翌日銀蔵は何者かに斬られてしまう。黄金観音の行方は!? 切れ者の同心・尾上源蔵が辣腕を振るって、謎を解き明かす。
  • 暴れ旗本八代目 けんか凧

    暴れ旗本八代目

    小説・文芸
    4.0
    1~12巻649~691円 (税込)
    融通の利かない無骨な武門として幕閣に煙たがられている、三河以来の“かみなり”旗本大河内家。今日も切腹覚悟で諫言に及ぶ大目付の父政盛と、毎日ぶらぶらと瓢箪様(ひょうたんよう)の一粒種右京が怒りの太刀を一閃、江戸の悪人どもを大掃除する。痛快悪人退治劇!
  • 横濱太平記<新装版>

    横濱太平記<新装版>

    小説・文芸
    -
    1巻649円 (税込)
    祝・開港百五十周年 いま、明かされる横浜開港の謎 小田原藩の奥右筆で、惨殺された父・大川浄蓮の仇討ちを見事果たした浄之進は、犬山蓮次郎と名を変え、武士の身分を捨て、かながわの宿で、古くから歯医者をしていた小野加平太のところへ妻・お静とともに見習いに入る。ある日、加平太が火盗に襲われて殺され、目の不自由な娘・お光は行方不明になるが…。話題を呼ぶ大型時代ミステリー。本作品は「横濱太平記」を加筆修正した新装版です。
  • 湘南太平記<新装版>

    湘南太平記<新装版>

    小説・文芸
    -
    1巻649円 (税込)
    世は闇、されど夜の闇こそ真 馬入川の渡しで何者かに惨殺された小田原藩の奥右筆・大川浄蓮の息子・浄之進は、父の仇討ちのため犬山蓮次郎と名を変え、富山の薬売りと称する謎の女・お静を道連れに諸国行脚の旅に出る。新境地に挑んだ著者渾身の大型時代ミステリー! 本作品は「湘南太平記」を加筆修正した新装版です。
  • 白狐の呪い~岡っ引き源捕物控~

    白狐の呪い~岡っ引き源捕物控~

    小説・文芸
    -
    1巻649円 (税込)
    2年前、源次はやくざと博打(ばくち)のいざこざから江戸を離れた。岡っ引きだった父親の病死で、急遽(きゅうきょ)江戸に戻った彼の前に妹の絞殺体が!? 手掛かりは妹の遺(のこ)した白狐の面。源次は元同心・神子孫七(かみこまごしち)とともに下手人を追う中で、妹に前後して起きた2件の娘殺しを知る。そこにはまたしても妖しい白狐の面が……。俊英が大胆な物語展開(ストーリー)で市井(しせい)の謎を解く。
  • 大盗賊・日本左衛門(上)

    大盗賊・日本左衛門

    小説・文芸
    -
    1~2巻649円 (税込)
    八代将軍吉宗の頃、全身黒装束の異形の日本左衛門が率いる一味が、東海道筋を荒らし回っていた。ある日、左衛門は御油の豪農・長右衛門の娘・佐和を凌辱せんと画策、襲撃する。だが、佐和を妹のように可愛がる柳生流の達人・高田賛四郎に阻まれた。やがて佐和は婚約し、その祝言の夜、ふたたび左衛門が襲い、彼女を凌辱して逃亡した……。長編時代ロマン。

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