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Posted by ブクログ
白瀧勇実、千紘兄妹は、無役の小普請組の御家人。生計の足しに、兄は手習所をしている。どんな子供も等しく接しその子供にそれぞれ合うような教え方をして慕われている。
隣に住むのは矢島家とは親しく、垣根が壊れていてもそのままでいるほどの仲。龍治は父の剣術道場を手伝っている。
全部で短編が4話。
最初の2話は登場人物の性格なりを説明のエピソード。
後半の2話が良かった。
勇実の人となり、考え方が実によく抉られていて、深みを増している。まだ登場こそしてはいないが遠山左衛門尉が献上奉行として登場する予感。
おきゃんな妹がフューチャーされていくのかと思う出だしだったが、雰囲気が変わってきそうなシリーズの第1弾。
深い話
この作者の本は、初めて読むが、ちょっと軽めのタイトルから想像していたような軽いだけの話では、無かった。手習い所の師匠である主人公とその妹、友人の隣の道場の跡取り息子の、周りで起きる事件や、それに纏わる人々の話なのだが、何となく、考えさせられる物が有った。
Posted by ブクログ
【収録作品】第一話 つき屋始末/第二話 恋心、川流れ/第三話 神童問答/第四話 道を問う者
アンソロジーに入っていた一篇(神童問答)で知って、読み始めたシリーズ。
勤めを辞めて手習い所の師範となった父親亡きあと、そこを継いだ兄・勇実と、その妹・千紘、そして隣家の道場の跡取りで二人の幼なじみ・龍治を中心に、三人が関わる出来事が描かれる。
文武両道で教師としても優秀な勇実だが、穏やかな反面決断力に欠け、自分自身の将来と向き合う勇気がない。そんな兄を歯がゆく思う千紘は、明るく、勢いがいいが、落ち着きがなく、正義感が強いあまりに余計なことに首を突っ込む癖がある。龍治は腕が立ち、快活な人柄で、手習い子や道場の門下生に慕われているが、思いを寄せる千紘に告白する勇気はない。
読み心地のいいシリーズに出会えた。だから、アンソロジーはやめられない。
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