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代筆屋に勤める手鞠は、よく恋文の依頼を受けることから、「恋文屋」と呼ばれていた。他人の恋を叶えても、自分には良縁が巡ってこない。風変わりな依頼に巻き込まれがちな手鞠は、今日も疲れを酒で癒やす。
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Posted by ブクログ
この神楽坂淳さんのシリーズは ほとんどが軽妙でのほほんとした雰囲気に包まれている。 この最新刊。今までのシリーズの中でかなりいい線かも。 「うちの旦那があまちゃんで」シリーズが長く続いているが、中に出てくる江戸のレシピがどんどん充実している。 そして、この最新刊。 代筆屋で、特に恋文を書かせたら、...続きを読む成就する確率が高く、評判で売れっ子の手毬。 代筆屋の主人は、独身の友蔵。 売れっ子だから手毬は一人でも生活に困らない収入がある。 なので大好きなお酒と食事はほとんどが外食に。 この本の中で紹介されているレシピたち。 お酒によく合う料理が多い。 江戸のお酒の飲み方や、種類、合わせた料理。 店もいろんな個性ある店が、屋台から店舗まである。 時には花魁からの代筆を頼まれ、吉原の中にも。 代筆屋として誇りを持っている手毬は、使う墨や筆も、客に合わせて個性豊かに使い分けする。 墨の香りまでの凝りようだ。 シリーズ化されるとお気に入りになりそうな本だった。
Tさんのおすすめ。 代書屋の手毬は、恋文の内容を考えて書き、 恋を実らせたり、 吉原で花魁たちの間にはさまれているが、 自分はひとり酒。 店主の友蔵は手毬に言い寄っているような、いないような。 人も死なないし、お話自体はたわいないが、 手毬の呑みっぷりがよくて、 なんだか吞みたくなった。
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恋文屋さんのごほうび酒
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神楽坂淳
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