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なんて、きれいでおいしいんだろう。江戸の菓子に魅せられた小萩は、遠戚の日本橋の菓子屋で働き始める。二十一屋――通称「牡丹堂」は家族と職人二人で営む小さな見世だが、菓子の味は折り紙付きだ。不器用だけれど一生懸命な小萩も次第に仕事を覚えていって……。仕事に恋に、ひたむきに生きる少女の一年を描く、切なくて温かい江戸人情小説。シリーズ第一弾!
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Posted by ブクログ
前に『まんぷく』というアンソロジーを読んだ時に面白くて、ずっと気になっていた作品。やっと読めました。もう十二巻まで出ててびっくり。 主人公、小萩が江戸のお菓子屋"二十一屋"で、一年間と言う約束で親元を離れて働く。お菓子作りの修行が目的。小萩は内気な性格だけど、芯の強い子。お菓子を作りたいという気持...続きを読むちが強く伝わってくる。江戸時代に女が菓子職人になれるのか分からないけど、頑張ってほしい。 "二十一屋"の人達も良い人ばかり。みんな優しい。叱る時はちゃんと叱ってくれる。とにかくチームワークがいい。無理難題なお菓子の注文がくるとみんな一丸となって取り組む姿が、読んでて気持ちいい。 京菓子VS江戸菓子が面白い。職人たちのプライドをかけての勝負は必見だなと思う。私だったら、どっちのお菓子が好きかな、と思いながら読んでた。 小萩の菓子職人としての成長、小萩と伊佐(小萩の先輩職人)の関係を見守っていきたいです。 美味しい和菓子と美味しい緑茶をそばに用意をして読みたい作品です。
江戸の菓子に魅せられた女の子・小萩。親戚のつてで日本橋の菓子屋「二十一屋」通称「牡丹堂」で働くことに。当初は「1年限定」の約束だったが、次第に菓子作りに夢中になり… 小萩のスタートのお話。1巻かけてようやく進む道が見えてきた 食べ物屋さんを舞台にした時代小説が好きなのでつい手が伸...続きを読むびる。すごくおもしろい! というよりもじんわり気軽に読めるところがいい。 女性が職人を目指す! という点と、小萩が抱いているほのかな恋心がどうなるの? ってところがシリーズの中心になりそう
#ほのぼの #癒やされる #切ない
ほのぼの、のんびりした話。 過去に読んだようだが、まったく気付かずに最後まで読んでいた。読んだことが記憶になかった。 登場するお菓子の描写が良くて、読みながら甘いあんこを味わいたくなる。 続きも見かけたら読もうと思う。
短編集「まんぷく」より、 続きが気になったので買ってみました。 やっぱりとてもよかった〜 小萩ちゃんが健気で、悩みながらも自分で一生懸命考えて進んでいく姿が共感できる。 登場人物が多くてわちゃわちゃしているのがまたいい。 江戸時代の助け合って生きている人間関係、というかんじ。
中島久枝さんの作品、江戸人情小説、いい感じです。「いつかの花」、日本橋牡丹堂菓子ばなしシリーズ№1、2017.5発行。鎌倉の旅籠の家からお菓子が大好きで日本橋牡丹堂に1年間の期限付きで働きに来た小萩16歳の1年を描いた物語。春の桜餅、夏の花火と水羊羹、秋のおはぎ、冬は京と江戸の菓子対決。次巻が楽しみ...続きを読むです!
日本橋の菓子屋牡丹堂に1年間の約束で預けられた小萩。女手が必要だからお菓子に興味のある親戚を取り敢えず預かった、て感じですね。商売のことを覚えるにも菓子作りを覚えるにしても一年じゃ無理。 これ読んでると京の人間が嫌いになりそう。この頃の帝や公家は幕府の援助無しには生きられなかったはず。そんな威張られ...続きを読むてもね。伊佐は親に捨てられたトラウマで人とうまく付き合えない。今のところイケメンなだけで魅力がないけどこれからどう変わるのか。
江戸のお菓子に憧れて、江戸の和菓子屋さんに一年間見習いにやってきた、16歳の田舎の女の子の物語。 女の職人なんてまだまだ珍しい時代、修行よりも結婚相手を早く見つけるべきだと言われて悔しい思いをすることも。。。 でも全体的には、周りの人たちは、主人公の女の子に好意的で、安心して読めた。
2023.03.17.audible ほのぼのした時代小説。 江戸時代の話だけど、現代っぽさが出ている。 美味しそうな和菓子。 豆大福食べたい。 江戸のお菓子に惹かれて、日本橋のお菓子屋さんに1年の約束で働きに来た小萩のお話し。 あんこを食べたくなった。
和菓子好きなので手に取ってみました。 お客さんが持ってきてくれた江戸の土産の和菓子にすっかり魅せられた小萩は、母親のつてを頼りに1年の期限付きで江戸の小さな和菓子店で住み込みで働くことを許される。 不器用ながらも和菓子への愛がいっぱい。 漠然とした和菓子への愛が、自分の進む道を少しずつ照らしてくれ...続きを読むる。 和菓子屋さんのおかみさん、旦那さん、職人さん等々、江戸っ子なキャラに囲まれての生活、京のお菓子との対決、ほんのり恋話もあったり。 ほっこりさせられました。 ただ、小萩をうまく利用してるとしか思えないお絹ちゃんだけは、私はちょっと苦手…。 続編もあるようなので、その後の小萩を見てみたいです。 2017/09/19
主人公は江戸時代の和菓子屋さんに奉公に出ている女の子。 その周辺の人々との交流を通して日常を描く成長物語。 これと言って大きな事件が起こるわけではなく、 淡々と江戸の暮らしが描かれている。 格別悪い人も出てこないので安心して読める。 そして、読むたび和菓子が食べたくなる。 和菓子にも上方下方が競い、...続きを読む相入れなかったりするんだなと思ったり、こういうのは他でも読んだことがあると思ったりもするが、終始平和で気持ちがやさしくなる物語だった。 ストレスなく読めるが、可もなく不可もなくといった具合で、残る印象は薄い。
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