いつかの花~日本橋牡丹堂 菓子ばなし~

歴史・時代 1位

いつかの花~日本橋牡丹堂 菓子ばなし~

660円 (税込)

3pt

なんて、きれいでおいしいんだろう。江戸の菓子に魅せられた小萩は、遠戚の日本橋の菓子屋で働き始める。二十一屋――通称「牡丹堂」は家族と職人二人で営む小さな見世だが、菓子の味は折り紙付きだ。不器用だけれど一生懸命な小萩も次第に仕事を覚えていって……。仕事に恋に、ひたむきに生きる少女の一年を描く、切なくて温かい江戸人情小説。シリーズ第一弾!

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日本橋牡丹堂 菓子ばなし のシリーズ作品

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  • いつかの花~日本橋牡丹堂 菓子ばなし~
    660円 (税込)
    なんて、きれいでおいしいんだろう。江戸の菓子に魅せられた小萩は、遠戚の日本橋の菓子屋で働き始める。二十一屋――通称「牡丹堂」は家族と職人二人で営む小さな見世だが、菓子の味は折り紙付きだ。不器用だけれど一生懸命な小萩も次第に仕事を覚えていって……。仕事に恋に、ひたむきに生きる少女の一年を描く、切なくて温かい江戸人情小説。シリーズ第一弾!
  • なごりの月~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(二)~
    660円 (税込)
    生まれ故郷の村に帰った小萩は、姉の婚礼の祝い菓子を作る。江戸でもっともっと菓子作りを学びたい。あらためてその思いを強くする小萩だった。ようやく戻った牡丹堂に、ある日颯爽と現れた一人の男。かつて店にいた腕利きの職人だという。その男が、思わぬ騒動を引き起こしてゆく――。美味しいお菓子と人々の情に心がほっこりする、好評シリーズ第二弾!
  • ふたたびの虹~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(三)~
    660円 (税込)
    日本橋の袋物屋のおかみが、隠居した父親を案じ牡丹堂に相談にやって来た。女房に先立たれて半年、ふさぎ込んだままだという。茶話会を開いて元気づけてやりたい。ひいては、甘い物が好きな父のために菓子を作ってほしいというのだ。小萩は、ご隠居の望みを知ろうと、三日にあげず通うことになるのだが――。季節の菓子と人の情。切なくて温かい好評シリーズ第三弾。
  • ひかる風~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(四)~
    660円 (税込)
    西国の大名、山野辺藩から、牡丹堂に菓子の注文が舞い込んだ。小萩をはじめ見世の面々は晴れがましく感じながらも、なにやら落ち着かない日々だ。そんな折、もともと山野辺藩の御用を務めていた老舗の伊勢松坂が、何者かに乗っ取られた。主の松兵衛が相場で大損して、借金の形に取られたというのだが……。菓子の味と人情に心ほっこりする大好評シリーズ第四弾。
  • それぞれの陽だまり~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(五)~
    660円 (税込)
    注文が増え忙しくなった牡丹堂に手伝いの女性がやって来た。年のころは三十過ぎ、背が高くて器量よし、さっぱりした気性で働き者。たちまち見世の職人たちの心をつかんでいった。女房のお葉を亡くして十年になる主・徹次とも、じきに親しくなってゆくのだが……。一方、小萩は新しい菓子の考案に頭を悩ませる日々が続いていた。菓子と人情の物語シリーズ第五弾。
  • はじまりの空~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(六)~
    660円 (税込)
    人手の足りない牡丹堂に口入屋が連れてきた少年、清吉。体が小さく働き手としては頼りないが、いたいけな様子に同情して引き取ることになった。素直で働き者。でもなにやら訳ありの様子なのだが……。一方、自分の看板をもらった小萩は、注文を受けて菓子を考案する仕事に夢中で取り組む日々を送っていた。江戸の菓子と人情にほっこりする好評シリーズ第六弾。
  • かなたの雲~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(七)~
    660円 (税込)
    注文に応じて新しい菓子を考案する〈小萩庵〉にも客が増え、牡丹堂は忙しい毎日だ。そんな折、職人の伊佐が仕事の合間に見世を抜けることが増えていた。行く先は、病に倒れた母親が身を寄せる寺だ。かつて、まだ幼かった伊佐を捨てた母。小萩はやるせない思いを抱きつつ、伊佐のためにと奮闘するのだが……。小萩の恋のゆくえからも目が離せない、シリーズ第七弾。
  • あしたの星~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(八)~
    660円 (税込)
    伊佐と一緒になることになり、心弾ませる小萩。まだ内緒のつもりが、年の暮れには見世の面々に知られることとなった。みなに祝福され、ますます菓子づくりに励もうと思う小萩だが、まわりは違う心づもりらしい。〈小萩庵〉の看板はおろして、手伝い程度に働けばいいというのだが……。人生の曲がり角でとまどい悩む小萩が選ぶ道とは? 好評シリーズ第八弾。
  • あたらしい朝~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(九)~
    660円 (税込)
    周囲にお膳立てされるままに祝言の日を迎えた小萩と伊佐。鎌倉から両親と祖父母もやってきて、賑やかな宴が開かれた。喜びを噛みしめる間もなく、見世の仕事に加えて、近所付き合いにも悩まされる日々――。そんな折、山野辺藩留守居役の杉崎から、藩の顔となる新しい菓子を考案してほしいという大きな仕事を命じられる。小萩の新妻ぶりも楽しいシリーズ第九弾。
  • 菊花ひらく~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十)~
    660円 (税込)
    客の求めに応じてさまざまな菓子を考案する小萩庵。評判が評判を呼び、大店の主人からも注文が舞い込むようになっていた。牡丹堂の面々も、新しい菓子づくりに熱を入れる毎日だ。そんなある日、許嫁を亡くした女性から、月見菓子の注文を受けるのだが……。小萩の成長、そして牡丹堂の跡取り・幹太の恋のゆくえからも目が離せない、待望のシリーズ第十弾。
  • ふるさとの海~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十一)~
    660円 (税込)
    藪入りの休みに、小萩は伊佐と夫婦になって初めて鎌倉に里帰りした。地元の幸で歓待される賑やかな日々。そんな中、大仏見物で寄った茶店で、伊佐が梅の干菓子に目を留める。華やかでかわいらしい紅花色。それは、勝代に見世を乗っ取られて江戸から姿を消した伊勢松坂の松兵衛が作った菓子だった――。季節の菓子と人情にほっこりする大好評シリーズ第十一弾。
  • ひとひらの夢~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十二)~
    660円 (税込)
    菓子に込めた少女の願い。小萩はその思いに応えられるのか? 十歳の少女からの小萩への依頼は、母とともに紺屋を切り盛りする職人に贈る菓子だった。実父を亡くして七年、家族同然に過ごしてきた彼に、父親になってほしいと伝えたいのだという。だが、母には大店の主の後添いにとの縁談が。小萩は少女の願いを汲んだ菓子を届けるが、思いがけない騒動が起こり――。季節の菓子と人情に心温まる大好評シリーズ第十二巻。

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いつかの花~日本橋牡丹堂 菓子ばなし~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    購入済み

    2021年04月22日

    江戸の菓子に魅せられた女の子・小萩。親戚のつてで日本橋の菓子屋「二十一屋」通称「牡丹堂」で働くことに。当初は「1年限定」の約束だったが、次第に菓子作りに夢中になり…


    小萩のスタートのお話。1巻かけてようやく進む道が見えてきた


    食べ物屋さんを舞台にした時代小説が好きなのでつい手が伸...続きを読む

    #切ない #ほのぼの #癒やされる

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    Posted by ブクログ 2022年07月09日

    ほのぼの、のんびりした話。
    過去に読んだようだが、まったく気付かずに最後まで読んでいた。読んだことが記憶になかった。
    登場するお菓子の描写が良くて、読みながら甘いあんこを味わいたくなる。
    続きも見かけたら読もうと思う。

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    Posted by ブクログ 2020年10月16日

    短編集「まんぷく」より、
    続きが気になったので買ってみました。

    やっぱりとてもよかった〜
    小萩ちゃんが健気で、悩みながらも自分で一生懸命考えて進んでいく姿が共感できる。

    登場人物が多くてわちゃわちゃしているのがまたいい。
    江戸時代の助け合って生きている人間関係、というかんじ。

    0

    Posted by ブクログ 2019年02月28日

    中島久枝さんの作品、江戸人情小説、いい感じです。「いつかの花」、日本橋牡丹堂菓子ばなしシリーズ№1、2017.5発行。鎌倉の旅籠の家からお菓子が大好きで日本橋牡丹堂に1年間の期限付きで働きに来た小萩16歳の1年を描いた物語。春の桜餅、夏の花火と水羊羹、秋のおはぎ、冬は京と江戸の菓子対決。次巻が楽しみ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月17日

    江戸のお菓子に憧れて、江戸の和菓子屋さんに一年間見習いにやってきた、16歳の田舎の女の子の物語。

    女の職人なんてまだまだ珍しい時代、修行よりも結婚相手を早く見つけるべきだと言われて悔しい思いをすることも。。。

    でも全体的には、周りの人たちは、主人公の女の子に好意的で、安心して読めた。

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    Posted by ブクログ 2023年03月18日

    2023.03.17.audible

    ほのぼのした時代小説。
    江戸時代の話だけど、現代っぽさが出ている。

    美味しそうな和菓子。
    豆大福食べたい。

    江戸のお菓子に惹かれて、日本橋のお菓子屋さんに1年の約束で働きに来た小萩のお話し。

    あんこを食べたくなった。

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    Posted by ブクログ 2022年05月08日

    和菓子好きなので手に取ってみました。
    お客さんが持ってきてくれた江戸の土産の和菓子にすっかり魅せられた小萩は、母親のつてを頼りに1年の期限付きで江戸の小さな和菓子店で住み込みで働くことを許される。
    不器用ながらも和菓子への愛がいっぱい。

    漠然とした和菓子への愛が、自分の進む道を少しずつ照らしてくれ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月20日

    主人公は江戸時代の和菓子屋さんに奉公に出ている女の子。
    その周辺の人々との交流を通して日常を描く成長物語。
    これと言って大きな事件が起こるわけではなく、
    淡々と江戸の暮らしが描かれている。
    格別悪い人も出てこないので安心して読める。
    そして、読むたび和菓子が食べたくなる。
    和菓子にも上方下方が競い、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月04日

    202112/シリーズ全8巻まとめて。江戸の菓子屋が舞台というのも好みだし、読みやすく面白かった。主人公が、菓子に見せられ鎌倉で旅籠を営む実家を飛び出してきたわりには、菓子への情熱や職人としてのひたむきさがあまり感じられないのでそこは残念。でも職人らしい気難しさもありながら気のいい菓子屋の面々や、我...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月01日

    一年を期限に菓子作りを学びに、牡丹堂で働く小萩。
    四季の移ろいと共に、娘の成長と人情の短編連作。
    春 桜餅は芝居小屋で・・・川上屋の嫁と姑。意見の相違は
       牡丹堂にも影響が。江戸と京との桜餅の違いと味の喧嘩。
    夏 江戸の花火と水羊羹・・・幹太が店の手伝いを怠ける理由とは。
       友たちへの想い、...続きを読む

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