それぞれの陽だまり~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(五)~

それぞれの陽だまり~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(五)~

小説・文芸
660円 (税込)

3pt

3.9

注文が増え忙しくなった牡丹堂に手伝いの女性がやって来た。年のころは三十過ぎ、背が高くて器量よし、さっぱりした気性で働き者。たちまち見世の職人たちの心をつかんでいった。女房のお葉を亡くして十年になる主・徹次とも、じきに親しくなってゆくのだが……。一方、小萩は新しい菓子の考案に頭を悩ませる日々が続いていた。菓子と人情の物語シリーズ第五弾。

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日本橋牡丹堂 菓子ばなし の一覧

1~13巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~13件目 / 13件
  • いつかの花~日本橋牡丹堂 菓子ばなし~
    704円 (税込)
    なんて、きれいでおいしいんだろう。江戸の菓子に魅せられた小萩は、遠戚の日本橋の菓子屋で働き始める。二十一屋――通称「牡丹堂」は家族と職人二人で営む小さな見世だが、菓子の味は折り紙付きだ。不器用だけれど一生懸命な小萩も次第に仕事を覚えていって……。仕事に恋に、ひたむきに生きる少女の一年を描く、切なくて温かい江戸人情小説。シリーズ第一弾!
  • なごりの月~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(二)~
    704円 (税込)
    生まれ故郷の村に帰った小萩は、姉の婚礼の祝い菓子を作る。江戸でもっともっと菓子作りを学びたい。あらためてその思いを強くする小萩だった。ようやく戻った牡丹堂に、ある日颯爽と現れた一人の男。かつて店にいた腕利きの職人だという。その男が、思わぬ騒動を引き起こしてゆく――。美味しいお菓子と人々の情に心がほっこりする、好評シリーズ第二弾!
  • ふたたびの虹~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(三)~
    660円 (税込)
    日本橋の袋物屋のおかみが、隠居した父親を案じ牡丹堂に相談にやって来た。女房に先立たれて半年、ふさぎ込んだままだという。茶話会を開いて元気づけてやりたい。ひいては、甘い物が好きな父のために菓子を作ってほしいというのだ。小萩は、ご隠居の望みを知ろうと、三日にあげず通うことになるのだが――。季節の菓子と人の情。切なくて温かい好評シリーズ第三弾。
  • ひかる風~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(四)~
    682円 (税込)
    西国の大名、山野辺藩から、牡丹堂に菓子の注文が舞い込んだ。小萩をはじめ見世の面々は晴れがましく感じながらも、なにやら落ち着かない日々だ。そんな折、もともと山野辺藩の御用を務めていた老舗の伊勢松坂が、何者かに乗っ取られた。主の松兵衛が相場で大損して、借金の形に取られたというのだが……。菓子の味と人情に心ほっこりする大好評シリーズ第四弾。
  • それぞれの陽だまり~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(五)~
    660円 (税込)
    注文が増え忙しくなった牡丹堂に手伝いの女性がやって来た。年のころは三十過ぎ、背が高くて器量よし、さっぱりした気性で働き者。たちまち見世の職人たちの心をつかんでいった。女房のお葉を亡くして十年になる主・徹次とも、じきに親しくなってゆくのだが……。一方、小萩は新しい菓子の考案に頭を悩ませる日々が続いていた。菓子と人情の物語シリーズ第五弾。
  • はじまりの空~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(六)~
    682円 (税込)
    人手の足りない牡丹堂に口入屋が連れてきた少年、清吉。体が小さく働き手としては頼りないが、いたいけな様子に同情して引き取ることになった。素直で働き者。でもなにやら訳ありの様子なのだが……。一方、自分の看板をもらった小萩は、注文を受けて菓子を考案する仕事に夢中で取り組む日々を送っていた。江戸の菓子と人情にほっこりする好評シリーズ第六弾。
  • かなたの雲~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(七)~
    660円 (税込)
    注文に応じて新しい菓子を考案する〈小萩庵〉にも客が増え、牡丹堂は忙しい毎日だ。そんな折、職人の伊佐が仕事の合間に見世を抜けることが増えていた。行く先は、病に倒れた母親が身を寄せる寺だ。かつて、まだ幼かった伊佐を捨てた母。小萩はやるせない思いを抱きつつ、伊佐のためにと奮闘するのだが……。小萩の恋のゆくえからも目が離せない、シリーズ第七弾。
  • あしたの星~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(八)~
    682円 (税込)
    伊佐と一緒になることになり、心弾ませる小萩。まだ内緒のつもりが、年の暮れには見世の面々に知られることとなった。みなに祝福され、ますます菓子づくりに励もうと思う小萩だが、まわりは違う心づもりらしい。〈小萩庵〉の看板はおろして、手伝い程度に働けばいいというのだが……。人生の曲がり角でとまどい悩む小萩が選ぶ道とは? 好評シリーズ第八弾。
  • あたらしい朝~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(九)~
    682円 (税込)
    周囲にお膳立てされるままに祝言の日を迎えた小萩と伊佐。鎌倉から両親と祖父母もやってきて、賑やかな宴が開かれた。喜びを噛みしめる間もなく、見世の仕事に加えて、近所付き合いにも悩まされる日々――。そんな折、山野辺藩留守居役の杉崎から、藩の顔となる新しい菓子を考案してほしいという大きな仕事を命じられる。小萩の新妻ぶりも楽しいシリーズ第九弾。
  • 菊花ひらく~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十)~
    682円 (税込)
    客の求めに応じてさまざまな菓子を考案する小萩庵。評判が評判を呼び、大店の主人からも注文が舞い込むようになっていた。牡丹堂の面々も、新しい菓子づくりに熱を入れる毎日だ。そんなある日、許嫁を亡くした女性から、月見菓子の注文を受けるのだが……。小萩の成長、そして牡丹堂の跡取り・幹太の恋のゆくえからも目が離せない、待望のシリーズ第十弾。
  • ふるさとの海~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十一)~
    704円 (税込)
    藪入りの休みに、小萩は伊佐と夫婦になって初めて鎌倉に里帰りした。地元の幸で歓待される賑やかな日々。そんな中、大仏見物で寄った茶店で、伊佐が梅の干菓子に目を留める。華やかでかわいらしい紅花色。それは、勝代に見世を乗っ取られて江戸から姿を消した伊勢松坂の松兵衛が作った菓子だった――。季節の菓子と人情にほっこりする大好評シリーズ第十一弾。
  • ひとひらの夢~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十二)~
    704円 (税込)
    菓子に込めた少女の願い。小萩はその思いに応えられるのか? 十歳の少女からの小萩への依頼は、母とともに紺屋を切り盛りする職人に贈る菓子だった。実父を亡くして七年、家族同然に過ごしてきた彼に、父親になってほしいと伝えたいのだという。だが、母には大店の主の後添いにとの縁談が。小萩は少女の願いを汲んだ菓子を届けるが、思いがけない騒動が起こり――。季節の菓子と人情に心温まる大好評シリーズ第十二巻。
  • にぎやかな星空~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(十三)~
    726円 (税込)
    夜咄の茶会の菓子を求めて、茶道と茶花を教えている直枝が見世に訪れる。小萩が夜咄の菓子について考えていると、幹太が手伝いたいと言ってきた。数日後、直枝の生徒たちが彼女には内緒で先生と幼なじみの心をつなぐ菓子を作ってほしいとやってくる。小萩は生徒たちの想いを汲んだ菓子を作るが……。季節の菓子と人情に心温まる大好評シリーズ第十三巻。

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それぞれの陽だまり~日本橋牡丹堂 菓子ばなし(五)~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    内容(ブックデータベースより)

    注文が増え忙しくなった牡丹堂に手伝いの女性がやって来た。年のころは30過ぎ、背が高くて器量よし、さっぱりとした気性で働き者。たちまち見世の職人たちの心をつかんでいった。女房のお葉を亡くして十年になる主・徹次とも、じきに親しくなってゆくのだが・・・。一方、小萩は新しい菓子の考案に頭を悩ませる日々が続いていた。菓子と人情の物語シリーズ第五弾。

    令和8年8月19日~21日

    0
    2026年08月23日

    Posted by ブクログ

    フードライターの中島久枝さん、そのお菓子に対する造詣の深さは、読売夕刊連載コラム「甘味主義」でもお馴染みですw。お菓子作りを縦糸に、江戸の人情を横糸に絡めた「それぞれの陽だまり」(2019.12)、日本橋牡丹堂菓子ばなしシリーズ第5弾、いよいよ佳境に入っています(^-^)

    0
    2019年12月29日

    Posted by ブクログ

    小萩の良くも悪くも素直な気持ちに、
    「そうだよなぁ、そういう時ってあるよなぁ…」と感じ入ってしまう。

    0
    2023年12月26日

    Posted by ブクログ

    日本橋牡丹堂シリーズ第五弾。菓子の事、自分の将来に悩む、小萩。
    素人落語のみやげ菓子・・・山野辺藩に収める新作の菓子で、
          店の者は手一杯。小萩は落語会の手みやげを考える。
          小萩、須美。女性の目線が新作の菓子に花を添える。
    飴の甘さと母の想い・・・能楽のおさらい会の依頼に、演目を菓子の
          題材に決めた小萩。お福から聞く須美の過去と家族。
          母の想いと子の想い。離れていても絆は深い。
    煉り切りの淡い夢・・・新たな、山野辺藩に収める新作の菓子は、
       能楽を主題に、小萩と留助が中心で進めることに。そして、
       幾つかの変化が。曙のれん会、勘太、お福に弥兵衛も。
    『道成寺』の桜、『石橋』の牡丹・・・隠居所への引っ越しを挟み、
       収める菓子を完成させる。そんな中、須美の周辺で・・・。
       弥兵衛の、伊佐の言葉が、小萩の心に覚悟を生む。
    主要参考文献有り。
    注文が増えて多忙になった牡丹堂の、出来事の連作短編です。
    新たに登場した手伝いの須美の話が中心となりながら、
    18歳になった小萩の内面と菓子作りでの苦悩が味を添えています。
    見世の男たちは皆“職人”だと気づく小萩。
    弥兵衛は言う。「男の職人には考えつかないことを考えろ」と。
    「なりたい私になりたい」では、どうしたら良いのか?
    落語や能を学ぶのも、糧になる。人の心を想う機微も学ぶ。
    さり気なく力添えをしてくれる、牡丹堂の面々。山野辺藩の杉崎。
    多くの人の協力と小萩への想いもまた、糧になる。
    牡丹堂に来てから2年、小萩も、ただ菓子を学びたいだけではなく、
    様々な事に気づき、悩むようになりました。成長していますね。
    今回は、須美や留助が良かったです。彼らと接したことで、
    新しい一歩を踏み出せたようにも、感じられました。

    0
    2020年10月03日

    Posted by ブクログ

    見世が忙しくなりお景の紹介で須美を奥向きの手伝いで入ってもらう。気が利いてテキパキ動いて美人な須美を歓迎しつつも嫉妬してしまう小萩。わかるわかる、いい人なんだけどなんかなぁ、という気持ち。後半で須美が離縁しておいてきた子供と再会、元旦那からストーカーみたいなことされて復縁を願われてたけどどうなるのかな。弥兵衛とお福が世帯を別にすると引っ越すことに。誰が見世の主人かはっきりさせるためにもいい事だね。

    0
    2024年11月19日

    Posted by ブクログ

    202112/シリーズ全8巻まとめて。江戸の菓子屋が舞台というのも好みだし、読みやすく面白かった。主人公が、菓子に見せられ鎌倉で旅籠を営む実家を飛び出してきたわりには、菓子への情熱や職人としてのひたむきさがあまり感じられないのでそこは残念。でも職人らしい気難しさもありながら気のいい菓子屋の面々や、我が道をいく呉服屋の女将お景など、周囲の人々の描写も魅力的で、楽しく読めた。

    0
    2022年03月04日

    Posted by ブクログ

    日本橋牡丹堂菓子ばなし、シリーズのようです。
    はじめて読みましたが、それでも十分楽しく読めました。

    菓子職人として、いろいろ悩む日々の小萩と、お店に新しく入ってきたなんでもそつなくこなして、みんなに評判のいい須美さん。

    お店の人間関係や、お菓子つくりにかける思いが面白かったです。シリーズの初刊から読んでみようかな、と思いました。

    0
    2020年07月09日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。小萩が自分の案で菓子を考えて、それは他の菓子屋も真似したくなるような素敵なもので。なんだか嬉しかった。最後らへんに、小萩が考えることに一生懸命だった時に周りの職人が頼っていいって言ってくれたのもこっちも泣きそうになった。ハゼの侍さんにも新しいことを始めて周りが自然と付いてくるなんて言ってくれて、将来や菓子職人として悩んでた小萩の背中をあたたかく押してくれて嬉しかった。これから小萩がどんな風に変わって行くのか楽しみ。

    0
    2026年05月21日

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