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Posted by ブクログ
日本橋牡丹堂シリーズ第五弾。菓子の事、自分の将来に悩む、小萩。
素人落語のみやげ菓子・・・山野辺藩に収める新作の菓子で、
店の者は手一杯。小萩は落語会の手みやげを考える。
小萩、須美。女性の目線が新作の菓子に花を添える。
飴の甘さと母の想い・・・能楽のおさらい会の依頼に、演目を菓子の
題材に決めた小萩。お福から聞く須美の過去と家族。
母の想いと子の想い。離れていても絆は深い。
煉り切りの淡い夢・・・新たな、山野辺藩に収める新作の菓子は、
能楽を主題に、小萩と留助が中心で進めることに。そして、
幾つかの変化が。曙のれん会、勘太、お福に弥兵衛も。
『道成寺』の桜、『石橋』の牡丹・・・隠居所への引っ越しを挟み、
収める菓子を完成させる。そんな中、須美の周辺で・・・。
弥兵衛の、伊佐の言葉が、小萩の心に覚悟を生む。
主要参考文献有り。
注文が増えて多忙になった牡丹堂の、出来事の連作短編です。
新たに登場した手伝いの須美の話が中心となりながら、
18歳になった小萩の内面と菓子作りでの苦悩が味を添えています。
見世の男たちは皆“職人”だと気づく小萩。
弥兵衛は言う。「男の職人には考えつかないことを考えろ」と。
「なりたい私になりたい」では、どうしたら良いのか?
落語や能を学ぶのも、糧になる。人の心を想う機微も学ぶ。
さり気なく力添えをしてくれる、牡丹堂の面々。山野辺藩の杉崎。
多くの人の協力と小萩への想いもまた、糧になる。
牡丹堂に来てから2年、小萩も、ただ菓子を学びたいだけではなく、
様々な事に気づき、悩むようになりました。成長していますね。
今回は、須美や留助が良かったです。彼らと接したことで、
新しい一歩を踏み出せたようにも、感じられました。
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小説・文芸
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