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客の求めに応じてさまざまな菓子を考案する小萩庵。評判が評判を呼び、大店の主人からも注文が舞い込むようになっていた。牡丹堂の面々も、新しい菓子づくりに熱を入れる毎日だ。そんなある日、許嫁を亡くした女性から、月見菓子の注文を受けるのだが……。小萩の成長、そして牡丹堂の跡取り・幹太の恋のゆくえからも目が離せない、待望のシリーズ第十弾。
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Posted by ブクログ
面白かった。小萩庵も順調だし、地道にお客さんを掴んでいっている感じで良い。伊佐とは順調そうだけど、今回は小萩の菓子職人としての成長が見られて良かった。この考える状態を何年も続けていったら、本当にお店を出せるくらいになりそう。楽しみ。
小萩庵に依頼する人々の心に内在する想いを受け、 相応しい菓子を考案する小萩の、成長する姿を描く。 異国の風にときめく甘さ・・・阿蘭陀好みの材木商からの依頼。 遥かなる異国に想いを馳せ、皆で工夫して菓子を作る。 異国の如く、俺たち菓子の世界は広くて楽しいんだよ。 帰らぬ人と月見菓子・・・月見菓...続きを読む子を注文した女性の想い。 十五夜の明るい満月は彼女の心に相応しいのか? 亡き許嫁との思い出は、何時か月の流れと共に変わる。 重陽の節句に菊の香を・・・菊を愛でる宴の客への土産菓子。 それは商いでの苦難を乗り越えさせてくれた一鉢の菊と、 与えてくれた相手への感謝に。花はなくともそこにある。 火の用心と亥の子餅・・・炭屋の主からの玄猪の菓子に悩む小萩。 しかも幹太が恋?更に火事が!炭屋の人々と水桶を 運んだ小萩が見た人物とは。爪の先まで深川の女なのだ。 新刊が出て読もうとしたら、なんと既刊2冊の未読に気づく 痛恨のミス。慌てて読んだのが、この第十弾です。 伊佐と夫婦になり、長屋暮らしにも馴染んできた小萩。 小萩庵には様々な菓子の依頼が来るようになりました。 季節は秋。物語を彩るのは風物と菓子の姿。 小萩が持ち込む難題を創意工夫して作り上げる店の面々の姿。 恋はすれども居る世界の違いを知り、成長する幹太の姿。 さり気ない心遣いが温かい須美の姿。 養う子どもたちへの考えを吐露する勝代の姿も。 そして様々な客たちの想いを語る姿。 火事の話はハラハラドキドキしたけど、終わりは安穏に。 でも、勝代が暗躍する曙のれん会の今後が、心配です。
時代物ってあまり読まないけど、この著者の作品は読みやすくて好き。 読み始めたきっかけは和菓子が好きだったから。 他の作品も読んでるし、この牡丹堂ももう10冊目。 さらっと読めるけど、なにか心に刺さるときがあって。 今回タイトルにもなっている菊花ひらくの話の最後、 真面目に努力した人間が報われて、嘘...続きを読むついて欺いた人間は引きずり落とされるのが、勝代いいなと思ってしまった。 昔の日本て、しきたりとか身分とかあって そこから実力主義的なところも取り入れるとなると 難しいなって思ったり。 未だに慎ましさが美徳だと思ったりする人もいるし、 相当の対価を貰うのが当たり前だと思う人もいる。 頑張っても報われない人はどうなるんだろう、みたいな小萩の思いもわかる。 でもお給金貰うには結果出さないといけないこともある。 現代の自分と重ねて考えたり出来る時間もいいなと思った。
異国の風にときめく甘さ/帰らぬ人と月見菓子/ 重陽の節句に菊の香を/火の用心と亥の子餅 おいしいお菓子をごちそうさまでした 人と人のつながりを暖かく思える牡丹堂界隈が大好きです
小萩庵は順調にお客さんが来てくれている様子 月見菓子の話はとても切ない…言葉の裏の本当の気持ち、相手に必要だと思うお菓子を作れるのも小萩庵の魅力になっているのだろう 亥の子餅の話では幹太の成長を感じたし、こちらもまた少しさみしさを感じさせるお話だった
202209/シリーズ10作目。この手の物語は季節感の描写も楽しい。色々あまいというかうまく行きすぎてるところはおおいけど、平和に読める。勝代にも一理あったりただの悪人ってだけじゃなさそうなのも今後楽しみ。 P175「ねぇ、これはどうかした?」は「ねぇ、これはどうかしら?」のミス?
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