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Posted by ブクログ
18歳になった小萩は「菓子調整処小萩庵」の看板を貰った。
牡丹堂や縁のある人々に支えられ、自分の菓子に取り組む。
書けない戯作者は春しなむ・・・戯作者が台本を書く気にさせる
菓子の依頼。西行?差し伸べられたのは、菓子の縁。
猫が運んだ福つぐみ・・・猫がいなくなって気落ちしている女性に
菓子を届けた小萩だったが・・・。菓子のご縁、猫のご縁。
父と娘の蓬莱山・・・男性向けの菓子の依頼が入る。
見世を出したお景からは粋な男が手に取る菓子。
薬種屋の娘からは父に贈る菓子。そしてもう一つ・・・。
珈琲に合う金色羹・・・牡丹堂への山野辺藩の依頼は珈琲に合う菓子。
薬種屋の禄兵衛との縁、帰ってきた鷹一との縁が味を添える。
小萩と牡丹堂での出来事の連作短編です。季節は夏。
小萩庵で注文の菓子を考案し始めた、小萩。そして、
牡丹堂で新しく働き始めた清吉の様子が中心になっています。
素直で一生懸命だが、何か事情がありそうな理由が、徐々に
明らかになってきます。悲しい過去とパワハラ、トラウマ・・・。
でも牡丹堂の面々の一致団結な温かさ。ここで働けて良かったぁ。
あの勝代のブラック企業な経営ぶりもわかってきました。
が、どうも彼女周辺も気になる動きが・・・こちらがどうなるかも、
気になるところです。
そして、弥兵衛の、薬種屋の禄兵衛の、思い出話と娘への
父親の気持ち、商売への志の語りは、しっとりとして良かったです。
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小説・文芸
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