国内ホラー作品一覧

  • 甲州怪談
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    内容 甲斐国は怪ノ国! 武田信玄のお膝元、美しき山々に囲まれたフルーツ王国山梨県のご当地怪談集。 山中湖の湖上に浮かぶ白い女 白装束の亡者=七人ミサキに襲われる都留市の佐伯橋 県東部のリニアの工事現場で起きる怪事件と山に棲む猿に似た異形 昇仙峡で聞こえる不気味な呻き声、自殺志願者が樹海で迷い込む幻の病院 あの世への誘い?忍野八海に現れる謎の怪婦人 武将団の魂が宿る最強スポット飯富八幡神社 車のトランクにつめた着物が濡れる花魁淵の怪現象 清里高原のペンション入口に立つ祟り地蔵 身延山久遠寺の枝垂桜の下で袖を引く童の霊 夜叉神峠で連鎖する家族の死 異界の廃村に通じる道が出現するフルーツ農園 大菩薩峠で車を取り囲む亡者の群れ ほか、オール実話書き下ろし全32話収録!
  • 黄泉とき 怪談社禁忌録
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    「それ気のせいだと思います」 開かずの間の共通点。 遺体が動く意味。 存在が記憶から消える系。 怪異を分析・考察する「読み解き」の果てに絞り出される一滴の恐怖。 野暮でロマンな怪談本爆誕! 説明のつかぬ怪異をあえて分析、調査し、考察する。 膨大な類例から傾向と真相を炙り出す手法から、 取材に取材を重ね、隠された事実を掘りおこす試みまで、 野暮を承知で怪の読み解きに挑んだのが本書=黄泉ときである。 ・ひとりでに鳴るピアノの原因 ・「開かずの間」の意外な共通点 ・「黒いひと」が出る土地の因果 ・プラシーボ効果のない呪いは成立するか ・類話から考える「出逢い」の謎 ・雑貨店に現れた老人が語る「動く遺体」の原理 ・交換日記に書かれた「不気味なメッセージ」の犯人 ・三人が同時に視た「笑うおんな」の真相とは――。 一見無粋な試みから浮かび上がるのは拭えぬ恐怖と心、魂の本質である。 野暮なロマン「それ気のせいです」の先をご覧あれ。
  • 投稿 瞬殺怪談
    5.0
    読み手を一刀両断する恐怖 恐怖を紡ぎだす新たな書き手29名が参加。怪談作家8名と、応募作全729作から厳選した鋭利すぎる短編実話怪談、147篇! あっという間にすぐ読めて怖い! 超短怪談の人気タイトル「瞬殺怪談」がニューフェイズで登場。怪談作家たちによる書き下ろしに、公募により厳選された29人42作品を加えた147話を収録。 ・亡くした愛猫のつけていた鈴の音、それは…「ねこだまし」(黒 木あるじ) ・瑕疵物件だという友人の部屋で呑んでいると…「やっぱりね」(つくね乱蔵) ・祖母の家の冷蔵庫に詰まっていたものの記憶「蟹群」(我妻俊樹) ・同棲していた彼女が言うには…「号泣の告白」(黒史郎) ――ほか、田辺青蛙、丸山政也、鈴木捧、鷲羽大介が参加。 新たな才能と恐怖の発見をお届けする!
  • 怪談蒐集癖 凶禍の音
    5.0
    この男、憑かれている… とんでもない〈怪談野郎〉があらわれた! 怪談蒐集を趣味に持ち、仕入れたネタを友人の怪談作家に提供していた「私」。 ある時、自分の網にかかったネタと怪談作家の取材したネタが被っていることに気づく。 現在進行形の怪談を「怖いから書かない」と言う友人に「私」は思わず口にしてしまった。 「じゃあ自分が書く」と──。 表題作「凶禍の音」を機に蒐集のみならず書き手になってしまった著者の、恐るべきストック怪談集。 ・ブロック塀に囲まれている奇妙な家屋「デスマッチの家」 ・近所の地蔵になんの気なしに手を合わせたら…「身代わり」 ・仕事に追い詰められていた帰り道、遠くに見えたのは…「楽しそうな通り」 ――など、魂の奥に流れこんでくる44編!
  • 恐怖箱 忌憑百物語
    -
    異世界へ行く危険な方法… 存在しない謎の地下四階… 高層ビル40階の化け馬… 奇怪で恐ろしい、実話怪談100話 日常の脇にぼっかりと口を開ける異界の恐怖譚100篇を4人の怪談蒐集家が独自の取材で聞き綴った実話怪談集。 ・朝方に漂う異臭のおぞましい原因とは…「換気扇」 ・火災現場に佇む焼け爛れた異形の正体「立っている」 ・人ならざる存在が身投げをいざなう沖縄のとある断崖「私も。」 ・マンションに張りつく7階分ほどの巨大ナナフシ「愛撫」 ・校庭にいる全員の足に突然異様な感触が…「すねこすり」 ・数多並ぶ仏像に混じった在るはずのない生きた像「三十三間堂」 ――など、酷暑の熱を忘れるに最適な体験者の実在する戦慄の百物語。
  • 「超」怖い話 癸
    5.0
    怪は非情にして慈悲深く、時に我々の横を掠め、時に真中を貫いていく。 人から怖ろしいこと奇異なことをひたすらに聞き、書き綴った実話怪談。 あなたが覗き見る「異界」は確かに誰かの「現実」である。 ――「甲」より10年。極みの最終巻! ●房総の“名所”で撮った4人組の写真。全員記憶にない飛行機のポーズをとっていて…「断崖」 ●上棟式で餅を撒く当主の背後に現れた黒い影。ソレが撒く謎の紙縒りは…「建前」 ●亡き祖母の家。片付けたはずの折り紙細工がどこからともなく現れ、増えていく…「懐かしい家」 ●山奥にあると噂の不法投棄のゴミ山を見に行った女子大生二人。そこで見たのは…「ゴミの霊」 ●田舎の廃屋のリノベを始めたところ原因不明の体調不良に。そこに奇妙な隣人が現れて…「重要事項説明」 ●ヘッドホンを外してはいけないルールの仕事部屋。曰くつきのデータ入力作業とは…「闇バイト」 ●落研で怪談噺をやり始めてからおかしくなった兄。家の中に漂う異臭はどこから…「怪談噺」 ●山で怪我をしたタヌキを助けた夫婦に訪れた奇跡…「たぬきのはなし」 ほか生粋の恐怖から恐怖だけではない何かまで、怪に関わった人間そのものを綴る全23話収録! 怪異の体験者の声を聞く。それが起こった現場を検証する。 当事者の心に寄り添い、しかしあくまで冷静に怪異を見つめ、あったることを記す。 2014年の「甲」より10年毎年1冊、とれたての怪異をお届けしてきた十干シリーズも本書で完結となる。 シリーズとはいえ1冊ごとに独立した実話怪談集であるから、どこから読んでも構わない。 本書を偶然手にとった方はぜひ遡って読んでいただけたら幸いである。
  • 幽山鬼談
    -
    山の最恐、実話怪談。 異界に迷い込んだ者は、人智を超えた不可思議に遭遇する… 【榛名山】湖の水底からいざなう不気味な女 【谷川岳】吹雪を纏って現れる人ならざる者 【六甲山】登山道を闊歩する死者の霊 【福島県某山】禍々しき呪力が満ちた禁忌の山 古より信仰と神秘の地でありながら妖や鬼が蠢く〈山〉――国土の約七割を占めるこの〝異界〟に纏わる恐怖譚を、群馬県を代表する怪談作家・戸神重明が綴った実話集。 ・榛名山で目撃した樹間を飛び回る赤い女「森の音」 ・妙義山に現れた人命を狙う最凶の物の怪「神と陰陽の山」 ――など上州の山々に加え、 ・夜の高尾山で憑いた悪霊が自宅にも…「女子高生、霊山へ行く」 ・富士山五合目付近で遭難した一行が翌朝居た驚愕の場所「おうい!おうい!」 ・熊や鹿の死骸からなる肉と毛皮の異形が追い詰める恐怖「悪臭山」 ――など全国の山に伝わる戦慄の体験談を収録。
  • 怪談禁事録
    5.0
    大ヒットシリーズ「闇塗怪談」の営業のKによる 新たな恐怖伝説が始動! 群がる首無しっ子が 私の首をもぎ取ろうと ぐりぐり捻り回す……。 「供養塚」より 行ってはならぬ村 聞いてはならぬ声 禁忌に縛られた恐怖実話27! 金沢に実在する塗料会社のブログに綴られた実話怪談が話題を呼んで書籍化、 大人気シリーズとなった『闇塗怪談』の著者がさらなる禁忌に挑む新作実話怪談。 ●山陰の村で川に近づいてはならぬとされる日。破ると船がお迎えに来るというのだが…「船が来る」 ●等身大の幼児人形を抱いてカラオケ店に来た老婆。漏れ聞こえる歌声をよく聞くと…「まーくん」 ●北アルプスの断崖絶壁に立つ不気味な母娘。登山中に彼らから囁かれた言葉の意味とは…「二歩目より三歩めがいいです」 ●雪の峠で身動きできなくなった車。夜半、握り飯を差し出してくる男らに車を囲まれ…「車中で夜を明かした」 ●近所の空き家に忍び込もうとした少年らが見た存在しないはずの家族。恐怖は20年後に…「いつから呪われてた?」 ●出張から帰宅して感じた家族の異変。夕飯に出された一枚の冷えた食パンは…「付きっきり」 ●一人っ子なのになぜか姉がいた記憶のある女性。神社でお祓いを受けてから見えなくなった姉の正体は…「姉」 ●屋敷の床下から見つかった古い塚。工事を続行しようとすると、作業員の子供達が次々と死んで…「供養塚」 他、禁断の27話収録!
  • 聞コエル怪談
    5.0
    ♪ドんぐりころころドんぶりこぉ…… ある日突然、頭の中で鳴り出した童謡。 気づくと彼は会社の机の上に立ち、熱唱を… 「どんぐりころころ」より 聞くと呪われる歌、演奏すると死ぬ曲、霊が憑いてる楽器…… 音楽に纏わる空恐ろしい話を集めた実話怪談集! ●出産した妻が無意識に口ずさむ子守歌。夫はその不気味な歌詞に聞き覚えが…「子守らない歌」 ●身の回りで聞こえるメロディがすべて同じ曲に聞こえる異質な世界。果たしてそれは現実化…「緑閃光」 ●トランペット奏者だけが何人も死んでいるブラスバンド。死者の共通点はある曲の演奏に…「この素晴らしき世界」 ●質屋で格安で購入した高級三味線。弾くと赤ん坊の泣き声が…「泣き三味線」 ●自宅で時々聞こえてくる民族音楽の打楽器演奏。微かな音の出どころは意外な場所に…「モーメント」 ●あるホールの楽屋にある座ってはいけない椅子。座った者は必ず体調を崩し…「第三楽屋の出入り口」 ●戦争から帰ってきた曾祖父の慰問袋にあった持ち主不明のハーモニカ。夜、机の上に置いておくと…「慰問袋」 ●岸戦没者の引揚げ船に向かって「海ゆかば」を唄う少女の霊。偶然その歌声を聞いてしまった二人の漁師は…「水漬く屍」 他、聞くも地獄、奏でるも地獄の調べ38話収録!
  • 実話怪談 怪奇島
    3.0
    主家の正妻にいびり殺された美貌の奴隷、イマジョ。 遺族は彼女の墓に竹を逆さに刺し、呪詛の念を唱えた。 「呪え。祟れ。仇をとれ……」 やがて娘は甦り、すべてを根絶やしにしていく…… その名を口にしただけで祟られる! 最恐の怨霊「イマジョ」他、奄美・琉球のマジムンを大特集。 余所者にはわからない掟や禁忌の場所が存在する日本の中の異界、島 全国28島の本当にあった怖い話を大紹介! 踏み入れてはらなぬ禁域――村より怖い島怪談! 【粟島】近海に浮かぶ恐怖のいかだ 【伊豆大島】人格を変えてしまう宿 【三宅島】雄山に浮かぶ赤い火の玉 【神津島】二十五日様の禁忌 【父島】海岸を彷徨う幽霊の足 【硫黄島】消える水筒の水 【答志島】不気味な数え歌の真相 【犬島】六つ目の化け猫の怪 【情島】奇怪な七不思議伝説 【向島】煮干しを仏壇に供える理由 【高島】すすり泣くお伊勢岩 【志々島】ご神木の祟り 【奄美大島】口にしてはならぬ名前 【久高島】悪夢を呼ぶ流木 【宮古島】来訪神パーントゥの呪い 【与那国島】口減らしの崖の祟り 【壱岐島】荷物に紛れ込む傷人形 【屋久島】森に現れる光るシカ 他、タブーを覗き見る全28島の恐怖譚!
  • 怪談怨霊館
    4.5
    書くインフルエンサーが語る戦慄の実話 「後ろの正面だーあぁーれ」 暗い部屋で後ろにいたのは、赤黒いべっとりとした液体を纏わりつかせた、ぐずぐずの―― (「かごめ唄」より) フォロワー20万人超のTikTokerが書き下ろす本当にあった怖すぎる心霊譚 怖い体験談を買い取る「京都怪談商店」などをプロデュースする、新進気鋭のホラープランナーCoco。怪談師としても活躍する彼女が極上の恐怖を求めて蒐集してきた怪談から選りすぐりを披露。 ・エレベーターの中にいたはずの男の子はどこに?「見えるようになったきっかけ」 ・テレワークの中、物音を立てると隣室から壁を叩く音がするのだ が…「おとなりさん」 ・子供の頃、とある神社で行うおまじないが流行ったのだが…「つくし様の願いごと」 ・屋根裏部屋で一人遊んでいたら見知らぬ子供たちに囲まれ…「かごめ唄」 ――など45話とライフワークでもある心霊スポット探訪から最ヤバな6か所をピックアップ収録。
  • 紀州怪談
    -
    熊野、高野…神仏、妖かしが巣食う和歌山県のご当地怪談 「和歌山は妖怪の木乃伊が多いんだよ」各地に鴉天狗や人魚、雷獣が… (「人魚の思い出」より) 幼い頃、和歌山の古寺に住んでいた大叔父に連れられて見た人魚の木乃伊――。ホラー作家・田辺青蛙が、原体験から手繰り寄せた紀州・和歌山の怪異奇譚の数々! ・印南町にきた行商人から買った肉を食べ…「旅商人の肉」 ・ある日突然、庭先に転がる何百もの蜜柑「みかんの神」 ・瓶詰になった怪しい代物「妖怪を売る男」 ・分厚いアルバムが落ちていて中身を見ると…「虫喰岩」 ・登山道にあるたくさんの能面、そして現れた女が…「面の森」 そして、熊野街道を辿り紀南へ修行に来ていた陰陽師・安倍晴明の伝説とは! 海と山に囲まれ様々な妖怪や不思議が息づく和歌山、魅惑の裏ガイド!
  • 「弔」怖い話 六文銭の店
    -
    千歳に実在した死を呼ぶ店。 あの最恐物件・円形マンションに連なるさらなる忌み地を徹底取材。 霊に侵蝕された一家の辿る運命を追う不吉な実話怪談! 実話怪談のレジェンド、「超」怖い話シリーズ四代目編著者が長きに亘る取材で丹念に証言を聞き集め、怪の全貌を明らかにする渾身の実話怪談集。 ●雨の山で聞こえた〈みぃつけた〉の声。 不穏な空気に下山を試みるも帰り道が…「隠しんぼ」 ●不慮の事故で客死した友人を悼むうちにとり憑かれた己のものではない悔悟の念。 気がつくと右手が…「去りゆく君へ」 ●市営アパートの寝室でふと目を覚ますと箪笥の脇に座っていた青い男。 夢かと思ったが引っ越し先で奇妙な符合が…「夢のまた夢」 ●一家の父の暴力から逃れて母子がたどり着いた長屋で起きる怪。 押し入れの天井に書かれていたのは…「親子のすむ家」 ●千歳の最恐スポット「円形マンション」の周辺で起きていた更なる怪現象。 呪われた店の顚末を記した「六文銭の店」他、渾身の24話!
  • 忌狩怪談 闇路
    -
    怪の狩人が紡ぐ血腥い実話奇譚! 「見るな。見たら終わるぞ」 背中で、たった今埋めた 内臓を啜る水音がチュルチュルと… ――「あの山のコンコンさん」より 街と山とを股に掛け、とびきり危険な怪を獲る―― 怪談狩人が捌く禁忌の腸! 普段は街で働き、時折山に入って猟をする。 ある日は人と会話し、また別のある日は獣の呼吸を聞く。 そして、そのどちらからも怪を蒐集する……異色の女流・若本衣織が放つ生々しき実話怪談集。 ●貧しい一家が外食をする晩、家に恐ろしいモノがやってくる…「寝ずの晩」 ●自宅の玄関に忌中札を貼る奇妙な夢。夢は意外な結末に繋がって…「忌中札」 ●物理的には何ら問題がないのに、ひどい傾きを感じる新築の家。 古地図を紐解くと忌まわしいマークが…「傾く家」 ●猿猟を専門とする父とその息子が受けた凄絶な呪いの顚末…「飛び石」 ●船に獣を乗せてはいけない漁師の掟。 禁を破った時に聞こえてきた奇妙なお囃子と宝船の姿…「捌」 他、生き血滴る21話収録!
  • 怪談聖 おどろかいわ
    4.0
    するっと読めて、ぞわり怖い! 「あの子は人間でない?」 「毬ですよ、毬そのもの」 朝四時に呼び鈴を鳴らす少女 ポストには麻紐を丸めた何かが―― 「少女と麻紐の毬」より 体験者から、次の体験者へ… 人の縁を辿って行き着いたのは、恐ろしき血族の禁忌 臨場感に震える会話の怪話! 何気ない言葉の中に恐ろしい「何か」が隠されている。 生まれつきのアザを見て息子が言う「あのとき痛かったね」 寝言で繰り返す不気味な歌と奇妙な予言「木曜日はダメな日」 本家から血筋に送り込まれる謎の「女児と毬」。 取材相手と交わした会話から怪の正体が引き出される戦慄の瞬間をご覧あれ。
  • 百怪語り 冥途の花嫁
    4.3
    真夜中、クローゼットから這い出たおんなが耳元で囁く 「――見た?」 人気怪談師・牛抱せん夏による、体験者の実在する恐ろしい怪奇譚100話 現代怪談から古典怪談まで、怪談師として語りで活躍している牛抱せん夏の新シリーズ。 ・キャンプ先で出会った家族は…「ソロキャンプ」 ・心霊スポットで出会った異形「鎮座」 ・恐山の夜の異変「入ってきたバス」 ・著者が体験した怪異「運転免許」 ・その家で便所が外にある理由「外便所」 ・勤務のために泊まった部屋、開けないでと言われていたけれど…「押し入れ」 ・姉の家に泊まりに行くと息子が“こわい”と夜中に泣き出し…「冥途の花嫁」 ――など一年余りの歳月をかけ様々な方にインタビューをしてまとめ上げたヒヤリ、ゾクリとする100話+語り8話の怪談を収録。
  • 横浜怪談
    4.0
    ご当地怪談の真骨頂 横浜の地には多くの霊が眠っている! 飛び降りを誘発する南区の魔の崖 鶴見区の三輪車に乗った首なし少女 保土ヶ谷区で通夜に届いた謎の骨 通行人を引き込む西区の魔の池 亀が祟った池 中区長者町 日本のあらゆる文化の発展の地となった横浜。その繁栄と成功の陰には多くの衰退と死があり、想像もしないほどの多くの霊が眠っている! 『川崎怪談』に続き、土地の過去から現在につながる怪異を鶴見区在住の作家・黒史郎が丹念に炙り出す。 ・供養塔そばのトンネルで遭った恐怖「トンネルの女」(鶴見区) ・漁師が遭遇したのは…「幽霊船」(横浜港沖) ・タトゥーを入れに行った店で見たモノ「白い背中」(中華街) ・屈指の“出る”場所である池にまつわる怪異譚「三つの池の女たち」(神奈川区) ――など、土地にしみ込む因縁の記録と痕跡を辿る恐怖の横浜暗黒ガイド!!
  • 茨城怪談
    3.7
    常総奇怪絵巻 心霊スポットから禁忌の風習まで 県内在住の気鋭が茨城の地に埋もれた怪異譚を徹底取材! 水戸工兵隊碑に出没する女の霊 天翔ける龍神が筑波山に出現 日立市の県道にそびえる一本杉の怪 袋田の滝へ飛び込み続ける死者 牛久沼で相次ぐ河童の目撃談 首都圏でありながら数多の土俗的怪異が今も息づく茨城県のご当地怪談集。 ・診療所の玄関に佇む此の世の者とは思えぬ不気味な男「魚とおじさん」 ・心霊スポットの廃墟で暴れた男性に還る絶望の因果「ホワイトハウス・引いてゆく」 ・牛久大仏をはじめ全国の大仏を巡る友人に迫る怪異「後光」 ・戦慄とともに訪れる異形の獅子舞「黒獅子」 ・一族の災禍を背負わす…県北部の家に伝わるおぞましい風習「鳥籠のなかの女」 ――など、現代恐怖譚に加え土地や家の怪しい因習にも迫る72篇! 不可解で異質…常総の昏き深淵を覗く勇気はあるか。
  • 呪物怪談
    4.0
    「五つで忘れる」 親族の背後に子供が並び立つ夢。 白装束の女が囁く呪いのお告げとは… 「絶対に忘れない」より 危険と知りつつ覗かずにはいられない、禁断の書。 呪いづくし実話怪談! 「呪い」「呪物」に纏わる実体験、体験者への聞き書きを集めた実話怪談集。 南東北の村で我流の呪願を続けた女の末路…「かしりのはて」黒木あるじ 山間の村を訪れる呪い屋が授けた禁断の呪具…「簪」嗣人 不審死を遂げた伯父宅の床下から出てきた甕…「醤油の家」蛙坂須美 除霊の儀式中に出てきたモノが発した呪いの予言…「鬼行」八木商店 樹海で拾ったロープに宿る呪力…「例の箱」住倉カオス 按摩師兼拝み屋の男に送られてきた呪いの風…「言呪」営業のK 異様な太り方をするようになった原因は謎のしゃぶしゃぶ店の肉…「豚王の呪い」 乗る者すべてを不幸にする風俗店の曰く付き送迎車…「理不尽な呪い」夜行列車 母の遺品から出てきた呪い日記に綴られた呪法…「知らぬ間に」 人死があった祟りの井戸水を飲む男…「呪恋」他、全23話収録。 業の深い話ばかりを封印した本書こそ、すでに一つの「呪物」なのかもしれない。
  • 煙鳥怪奇録 足を喰らう女
    3.0
    「私、足を食べるんです」 足が痛いとマッサージ店にやってきた客の奇妙な告白。 呪術師になるための修行だと言うが… 「足を喰らう女」より 奇怪な事件の発端から徐々に立ち現れる巨大な闇。 足掛け五年に及ぶ取材の全記録、解禁! 膨大な数の怪異を取材し、ネット配信でその恐怖を語り続ける男・煙鳥。 彼の取材録を二人の怪談作家が紐解き、再取材する異色の実話怪談集。 ・足の痛みを訴えてマッサージ店に来た女性、呪術師になるために足を食べているからと言うのだが…「足を喰らう女」 ・小学生時代繰り返し見ていた奇妙な夢。 浴槽の蓋が内側から開いていくのを見ている夢なのだが、後年怖ろしい事実が…「見知らぬ風呂場」 ・作業療法士が準備をしている間、突如待合室から消えた患者。 見つかったのは立入禁止のとあるエリアで、しかも驚くべき証言が…「ここで待ってて」 ・父と虫取りに入った山で何度も遭遇する母子の姿。すると父の様子がおかしくなり…「採集の夜」 他、全21話収録! 奇怪すぎる実話、その因縁の一部始終がいま明らかになる!
  • 仙台怪談
    3.0
    怖いのに、惹かれる! 歴史ロマンと美しき自然に宿る怪、杜の都のご当地怪談 地元を知り尽くした仙台出身在住の著者と 怪談を集めて全国行脚するルポルタージュ怪談作家が徹底調査! 【青葉区】仙台藩刑場跡、お化けトイレの魔 【宮城野区】謎の耳鳴りに襲われる与兵衛沼 【若林区】津波で流された地に残る狐塚の怪 【太白区】秋保大滝の遊歩道に出る父子の霊 【泉区】一家惨殺の噂から生まれた幽霊屋敷 東北地方唯一の政令指定都市、仙台市のご当地怪談集。 五区それぞれの怪奇スポットや本当にあった怪異事件、恐怖体験談を大収録! 仙台藩刑場跡にあった琵琶首公衆便所で頻発した水の怪(青葉区) 江戸時代に六道の辻があった北目町ガード付近。 トンネルを東側に向かって潜ると、霊が背中に乗ってきて…(宮城野区) お狐様の結界か?津波から唯一守られた狐塚の怪(若林区) 秋保大滝の遊歩道で聞こえる霊の会話。 不動尊の絵馬に書かれた戦慄の内容との因果(太白区) 一家惨殺事件の噂が先行し心霊スポットになってしまった空き家。 だが、やがて噂通り霊が現れ家族を形成していき…(泉区) 他、歴史ロマンと豊かな自然に抱かれた杜の都の怪を徹底調査!
  • 萬屋怪談録 彼岸村
    5.0
    男だけが変死する村が、西日本に実在する――(「彼岸村」より) 児童向け怪談小説で人気を誇る緑川聖司が聴き溜めていた本物の怪異の数々を、じんわり怖い筆致で書き綴った実話怪談集。 ・占い師のもとに持ち込まれた1枚の写真に写る奇妙な男「心霊相談」 ・虐めでケガをした少女の願い「折り鶴」 ・心霊スポットに行くと嬉々とする少女の顛末を綴る三作「笑顔」「あれはあかん」「ひっぱられる」 ・部屋の外が騒がしい、また何か起きたようだ…「事故物件ではない」 ・部屋で見ていた心霊番組の画面に突然割り込んできた映像「記憶にない光景」 ・その村では男の人が早死にするんです――西日本にあるという村の哀しい謂れ「彼岸村」など59話収録。
  • 滋賀怪談 近江奇譚
    3.0
    血生臭い歴史が繰り広げられ現在も怪異が多発する、滋賀県! 棺桶に遺体が入らないので力任せに手足を曲げたら…〈甲賀市〉 床下から首のない地蔵が掘り起こされた! 〈東近江市〉 譲り受けた茶道の釜に老侍の生首が…〈長浜市〉 漁をしていたら全身が透き通った死骸が浮かんでいた〈琵琶湖〉 家賃の安いマンションに引っ越したら、事故物件だった〈大津市〉 「怪談最恐戦」にも参加、独特の怪談話を披露した話術の巧みである、滋賀県出身の講談師、旭堂南湖。 地元愛を爆発させつつ歴史ある滋賀の怪談奇譚を書き綴った怪談本。 ・漁師の祖父が奇妙な体験した50年前のある夜「琵琶湖の魞漁」 ・家の神棚の下に埋められているという石、掘り出そうとしたら…「床下の明神石」 ・滋賀ではよく見かける飛び出し防止の看板、それにまつわる奇妙な話「飛び出し坊や奇譚」 ・山で遭遇した黒い靄が一人の登山客を覆うと…「綿向山の黒い靄」 また、講談口調で怪談を綴る「講談・村正の鎌」も収録。 じんわり怖いと不可思議が詰まった滋賀を堪能あれ。
  • 実話怪談 恐の家族
    -
    5人の巧者が炙り出す、家族の間の心霊怪異奇譚 家族が次々と病に倒れていく!  夫の実家の墓を見て感じた妻の違和感――(「義実家の墓」西浦和也より) 親子の愛憎、きょうだいの確執、無念、怨念──家族という入れ物の中で起こる逃げ場のない心霊怪異の数々!  ・義理の家で起こる病気の連鎖、その原因は…「義実家の墓」(西浦和也) ・祖母の部屋に毎夜来るモノ「家族以外のなにか」(松永瑞香) ・異国の地で聞いた凄惨な母親殺しの顛末「焦熱極楽家族」(岩井志麻子) ・家系を呪う、その代償とは…「リキの一族」(Dr.マキダシ) ・伯父が庭に建てた異物、そして家族が壊れていく…「鉄塔のある家」(川奈まり子)など。 川奈まり子が書き手を初プロデュース!家族をテーマに、濃密濃厚な怪談奇譚が集結──あなたの家族は大丈夫ですか?
  • 実話奇聞 怪談骸ヶ辻
    4.0
    「あの家の血は呪われています」 何処へ逃げても現れる 血飛沫のついた表札。 夢枕に立つ四人の男は… 「名取家」より 日常から奈落へ……。 怪にのまれる境目、彼岸と此岸の分岐点! 恐怖の岐路となる辻を追う キワどい実話怪談! 一歩間違えば奈落。 目に見えぬ運命の岐路、生死を分ける辻の如き場所や瞬間が この世には張り巡らされているのかもしれない。 ・夜道で何者かに浚われ見知らぬ家の床下に放り込まれた少年。 何とか逃げ出し帰宅するも、後日気になって家を探してみると怖ろしいことが…「神隠しの正体」 ・実の姪に邪な愛情を抱いていた叔父。 叔父の死後、彼女の周りに漂う濃密な気配と襲い掛かる不幸…「叔父と彼女」 ・石炭事業で富豪となった名取家。 のちに没落し借金取りから逃げる生活となるも、 名取家を怨んで自殺した男の血を吸った屋敷の表札がどこからともなく現れて…「名取家」 他、生と死、日常と異界、幸と不幸の境界線を見つめるキワどくも不気味な実録恐怖譚!
  • 瞬殺怪談 呪飢
    -
    あっという間に読めて怖い! 1話1分で読める大人気シリーズの第10弾。 平山夢明のもとに集った達人たちの最凶実話ショート怪談集! ページを開けばすぐ怖い!超短怪談で人気のシリーズ第10弾!幼い娘が近所の交差点に花を供えて…「新鮮な花」(つくね乱蔵)、ホ ームで突然背中を押された!「翻弄」(我妻俊樹)、いまから死ぬと言う友人からの電話に慌てて向かうと…「ら行」(黒史郎)、ドローンでの撮影、映っていた奇妙なもの「たてわれ」(黒木あるじ)、死んだと思った祖母、そしてまた…「婆ちゃんが死んでる」(小田イ輔)、結婚して幸せなある日突然「人生は悪夢」(神薫)、調査に入った山で夜も更ける頃…「山の悲鳴」(真白圭)、混んでいる病院待合室、名前が呼ばれると…「ビューティフル・ネーム」(鷲羽大介)、ほか初参加の松本エムザ、重鎮・平山夢明らによる全編書き下ろし!
  • 実話忌譚 怪口伝
    5.0
    「おまえ、何握ってんだ…?」 一人は髪の毛。 一人は人形の首。 一人は紙切れ。 誰も覚えはない、気づいたら手にあった。 千葉のホテルKで起きた怪異、衝撃の一部始終。 「四人居た」より 2020年9月~2023年1月の取材より、ゾクッとくる恐怖41話を収録 体験者の口から語られる生の恐怖を記録し続ける著者が、 2020年9月~2023年1月に取材した膨大なデータの中から特に忌まわしきものを厳選して収録。 ・殺人事件のあった千葉の廃墟ホテルを訪れた男たち。 建物を出た後、それぞれの手に身に覚えのないものが…「四人居た」 ・お盆に墓参するたびに妙な場所で骨壺を見つけてしまう女性。 骨壺に呼ばれているような気がするのだが…「墓参り」 ・画廊で熱心に絵を見ていた女性。 女性が帰った後、絵に異変が…「展覧会の夜」 ・子供部屋の柱に刻まれた背比べの印。 5歳で死んだ弟の記録がなぜか年々更新され…「友人宅の柱」 ・海で死んだ漁師の火葬。 遺灰から幼子の頭蓋骨が出てきて…「蓮の入れ墨」ほか、全41話収録。
  • 実話怪談 揺籃蒐
    5.0
    さくり。ぽとん。 母の首が落ちる。 白装束の首なしは、両肩の間にそれをに載せ、くいくいと… 「首斬りさん」より 一生消えぬ怪の記憶。 一読で伝染する恐怖。 脳にねじ込む地獄の烙印、全18話収録! 幼少期から青年期に遭遇した怪が一生を左右する、烙印のごとき忌み話。 ・白装束の首なし女が、寝ている母の首を落としてすげ替える悪夢…「首斬りさん」 ・マンションの廊下に出没する黒い玉。ドアの前で止まると住人に不吉なことが…「黒いボール」 ・実に顔が浮かぶ柿の木。実をもがれると顔の人物が死ぬというのだが…「柿の木」 ・山のあやかしに憑かれた男児。祓い師の大伯母と祈祷小屋に籠った恐怖の4日間…「妖颪」 ・母の実家に伝わる謎の棒。家が絶えた元凶だというが…「お守り棒」 ・購入した二世帯住宅が建つ土地と嫁の血筋には怖ろしい因果が…「祟る土地」 ・北海道で起きた6年にわたる怪事件の一部始終を記録した長編「神居古潭」など全18話収録!
  • 現代雨月物語 式神異談
    -
    死霊、怨霊、生霊、あやかし… 得体の知れぬ怪異の中から「不吉なもの」を中心に収録した実話異談集。 ・福島の港町に出る黒い四つ足の化け物。 巡回中に石を投げつけた自衛官はとり憑かれ、命をつけ狙われ始める…「野狗子」 ・病棟に出るうさぎの靴下を握った女の子。 遊ぼうと声をかけられた入院患者が次々と亡くなり…「うさぎの靴下」 ・秩父三峯神社の昇殿祈祷で脳裏に浮かんだ白い仔狼。 ご眷属拝借では家に帰るまで振り返ってはならない決まりだが、後をついてくる気配に振り返ると…「戦う力」 ・怪談イベントで心霊スポットの映像を目にした夜に見た悪夢。 目覚めると黒焦げの男と烏帽子に狩衣姿の男性が部屋にいて…「狩衣」 ほか、現代の百鬼夜行全28話!
  • 一〇八怪談 濡女
    5.0
    戦慄の怪談・奇譚が108話 日本全国から採話した高密度・実話怪談シリーズ第4弾 怪談作家・川奈まり子が恐るべき数の取材で得た、短くも濃厚濃密な怪異を綴る人気シリーズ第四弾。 ・砂浜で全身濡れそぼった女と現れた男友達、その後…「ぬれをなご」 ・高熱にうなされる娘が蠢いている。掛け布団を捲ると…「白蛇を解く」 ・幼い息子が突然、しっかりした口調で話し始めた内容は…「神のうち」 ・職場を辞めた天涯孤独な男性が現れたのは…「最期の居場所」 ・幼い頃の初恋。その切なくも奇妙な末路「夢枕の恋」 ・新居で起こる怪異の数々「ドアに刺さっていた」 ・前作『実話奇譚 邪眼』収録の「鯉」の驚愕の後日談「鯉 魚腹に葬らる」など怒涛の108編+1話!
  • 怪談最恐戦2022
    4.0
    怪談レボリューション! 五代目怪談最恐位・伊山亮吉ほか、ベスト4の書き下ろしたっぷり53ページ掲載! 「日本で一番恐い怪談を語るのは誰だ!」をテーマに賞金百万円と「五代目怪談最恐位」の称号をかけた日本一の怪談コンテスト〈怪談最恐戦2022〉が開催された。 見事優勝した、伊山亮吉を始め、ベスト4に勝ち上がった怪談巧者の書き下ろしをたっぷり53P掲載。 また今大会は怪談師はもとより、アイドル、俳優、声優、落語家、芸人、YouTuber、Vtuber、漫画家、放送作家、ミュージシャン、ラッパー、医師など多彩な業界から精鋭が参加。熱戦を繰り広げ、Twitterのトレンドにもなったファイナル大会の怪談も収録。 併せて怪談最恐戦投稿部門〈怪談マンスリーコンテスト〉からも優秀な作品を掲載。 Z世代も巻き込み、新しいフェーズに突入した怪談を目撃せよ!
  • 山形怪談
    4.0
    怪異の満ちる異境へようこそ 地元在住の怪談作家が山形の怪を徹底取材! 出羽国の埋もれた土俗怪談が令和に蘇る! [上山市]山形県の最恐心霊スポット滝不動 [鶴岡市]入山禁止日に踏み入る物を襲う怪異 [西置賜郡小国町]神の熊を撃ってしまった猟師の悲惨な末路 [最上郡真室川町]霊山・甑山で起こる夜にも不思議な現象 [東置賜郡高畠町]夜道に出現する異様な姿の女とは? 山形はなんて怪しい処、愉しい処なのだろう──在住の作家・黒木あるじが蒐集してきた山形の怪異をまとめ上げた一冊! ・山に生きるマタギに伝わる禁忌、破ったものの末路「ツマジロ」 ・最恐心霊スポット・滝不動で多発する首の怪談。そのルーツを探る「滝不動考」 ・その滝不動の先にある山元隧道で起こる怪異「隧道の老人」 ・各地で見られる憑き物話あれこれ「きつねつき」「もぐらつき」「じぞうつき」 ・死者が自ら死を知らせにくることがあり…「つげと」 など52話を収録。神の棲まう山、死者の還る故郷、怪異の満ちる異境──山形の地に蠢く、興味深くも怖ろしい土俗怪談の傑作誕生!
  • 実話拾遺 うつせみ怪談
    5.0
    「はよ舐めんと死んでまうち。 ムシに憑かれたら……」 九州地方のある集落の禁忌。 辻に潜むヒイムシとは… 「ムシが憑く」より 田舎の奇怪な習俗と郷土史に絡む因縁。 底冷えの土着=ヴァナキュラー怪談! 実話怪談コンテストで地方の習俗に根差したヴァナキュラーな怪を描き一躍注目された著者が放つ待望のデビュー作。 ・九州のとある地方に存在する魔の辻。突然息ができなくなるのだが、その原因は…「ムシが憑く」 ・集落で人が亡くなると初七日まで女性が手鏡を隠し持たねばならない風習。 鏡を他人に見られると恐ろしいことが…「鏡の中のパクパク」 ・中国地方のトンネルを出たところに立つお地蔵さま。 交通事故の慰霊に建てられたというが、異様に劣化が速く…「増えていく」 ・田んぼの畦で孤独な転校生と遊んでくれた青年たち。 だが、そこは旧日本軍の霊が出ると噂の一帯で…「竹とんぼ」 他、大分県をはじめ各地で採話された土俗的な怪談全27話話収録!
  • 「超」怖い話 卯
    5.0
    〈祠のもの〉が言う。 「赤い猿、赤い兎は殺して喰え」 謎の祠を祀った山を守る一族に伝わる怪… 「ふしの」より 怪を聞き、怪を綴って32年目突入! 実話怪談のレジェンド、恐怖極めたシリーズ最新刊。 体験者から聞き集めた怪異を連綿と記録し続ける伝説の実話怪談シリーズ、卯年編。 ・夫婦の寝室で聞こえる不安定な足音。 生後すぐ亡くなった息子に違いないと言うのだが、そこにはある法則が…「蹈鞴」 ・同級生をイジメで死に追いやった小学生。白を切ろうとするが、自殺した少年が現れて…「因業」 ・山で遭難した姉弟が見た白兎と思しき姿。後を追った先にいたモノは…「鬼」 ・山の兎だけは食べるなと言う祖母と、それを聞かぬ祖父。祖母がある呪文を口にすると猟に異変が…「ジビエ」 ・なかなか治癒しない骨折と幻覚に悩まされる男。ギプスの中から謎の紙片が…「ギプス」 他、卯年にちなんだ兎絡みの怪など全30話収録。
  • 怪談狩り 黒いバス
    3.6
    ある日突如現れる、黒いバスのような乗り物は、生者と死者の恨みを乗せて走る――今なお継続する怪異に震えが止まらない「黒いバス」他。本書収録作をまとめて読むことで恐怖が増す、本当に怖い怪談実話集。
  • お孵り
    3.7
    結婚の挨拶のため、婚約者・乙瑠の故郷を訪れた佑二。そこは生まれ変わりの伝説がある村だった。やがて乙瑠は村で里帰り出産をすることになったが、子供は生まれ変わりを司る神として村に囚われてしまい!?
  • 怪談狩り あの子はだあれ?
    3.5
    山道に佇む白無垢の花嫁、22階の高層マンションから落ちていく男性、ガソリン・スタンドに現われる子どもの謎、旅館の部屋に敷き詰められた真っ赤な椿――幽霊の出てこない怪異を集めた異色の実話集。
  • エムブリヲ奇譚
    4.2
    1~2巻781~825円 (税込)
    旅本作家・和泉蝋庵の荷物持ちである耳彦は、ある日不思議な”青白いもの”を拾う。それは人間の胎児であるエムブリヲと呼ばれるもので…。迷い迷った道の先、辿りつくのは極楽の温泉かはたまたこの世の地獄か――
  • えじきしょんを呼んではいけない
    3.8
    えじきしょん――町中だろうと家の中だろうと、扉があれば中から現れ、呼び出した人間を溶かしにやってくる、ガスマスク姿の不気味な存在。ひたひたと迫ってくる理不尽な恐怖にあなたは耐えられるか!?
  • いぬの日
    4.2
    流星群の夜、不思議な石を舐めた可愛いスピッツ犬のヒメ。その日から全てが変わった。相次ぐ連続殺人事件、背後に蠢く犬の気配。史上最高に可愛くておぞましい「犯罪犬」と人との前代未聞の物語! ※本書は二〇一五年六月に小社より刊行された単行本『今日はいぬの日』を、加筆・修正の上、改題して文庫化したものが底本です。
  • バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム
    3.8
    奇跡調査官の初仕事を終えた平賀は、ある少年と面会することに。彼は知能指数測定不能の天才児だが、暇にあかせて独自に生物兵器を開発するなど危険行為を繰り返し、現在はバチカン情報局で軟禁状態にあるという。迷える少年の心を救うため、平賀のとった行動とは……(表題作)ほか、ロベルトの孤独な少年時代と平賀との出会いをえがいた「日だまりのある所」、ジュリアの秘密が明らかになる「ファンダンゴ」など計4編を収録!
  • 魔術戦士(マジカル・ウォーリアー)(1) 蛇神召喚
    続巻入荷
    -
    1~7巻770円 (税込)
    極東に侵攻を開始した黒魔術結社のアジト〈邪龍殿〉を破壊せよ!  世界の破滅を目論む闇の魔術的テロリスト団W∵O∵R∵M∵に対抗するため、光の魔術結社S∴W∴O∴R∴D∴の特殊戦闘部員……〈魔術戦士〉が組織された。〈火〉の魔術戦士・志門聖司に、極東侵攻を開始した妖蛆の日本寺院建設阻止の任務が下る。日本の暗黒支配を企む黒魔術師と、志門の壮絶なる魔術的闘争(マジカル・コンバット)が今、始まる!  著者渾身の本格マジカル・アクションシリーズ「魔術戦士(マジカル・ウォーリアー)」、第1弾。大陸ノベルス版、SQ文庫版、ハルキ文庫版の“あとがき”を併録。 ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
  • 鏡鬼 負け確実の残酷デスゲーム!
    -
    放課後の小学校で、朝陽(小5)たちは、ぶきみなウサギ男・ウツロと「鏡の鬼ごっこゲーム」をすることに。朝陽の妹・小春が鏡の中に引きずりこまれ、朝陽たちは「鏡魔(キョウマ)」から逃げることになる。ウツロの子供へのうらみには、ヒミツがあるようだが・・・・・・!? めちゃくちゃ怖いサバイバル・ホラーストーリー!
  • 【閲覧注意】呪われても知りません #スマホ #怪異 #VTuber配信者の謎
    -
    恐怖画像の連続! モキュメンタリー系怪談小説! サグルとマギは男女ふたごのVTuber。「ふざけて生成AIで作った写真の女の子が実体を持ち始める話」「ARの位置ゲーにうつる怪異に殺されかける話」など、リスナーからの投稿怪談配信が人気急上昇中。 サグル「こんにちは! 案内人VTuberのサグルと」 マギ「マギです! さっそくコメントが来てるね。えーっとなになに? 『お二人はそっくりですね』って!」 サグル「ぼくらは双子ですからね」 マギ「そうなの! 小学生のころなんて同じ髪型だったからよく見まちがえられたの!」 サグル「ほかにも、『怖い話が好きだから怪談配信をしているんですか?』だって」 マギ「実は、私たちには怪談配信を続けて、捜し出さないといけない人物がいて・・・・・・」 サグル「おっと、その話はまたの機会にしようか」 実は、ふたりには暗い過去と怪談配信を続ける目的があり・・・・・・! 怖いのが苦手な人はひとりで読まないでね♪
  • ぼくたち学校不適合者です ワルイコは消される!? 極限デスゲーム
    -
    (1)この学校で1日、良い子に過ごすこと (2)常識をもって校則を守ること (3)ひとつまちがうたびに減点1とする (4)減点が10になった生徒には消えてもらう 20XX年の日本、法律で「悪い子」認定された小学生が集められる矯正施設【最後の学校】では教育という名目で凶悪なデスゲームが行われていた! クラスメイトのイジメを止めたところ、逆に濡れ衣を着せられて【最後の学校】送りになってしまった小6の結斗は、生きて家族の元に帰ることを決意するけれど――。最悪な「学校」はぶっつぶせ!! 命をかけた地獄の「授業」がはじまる――!! 本のはじめにスペシャルまんがつき!!
  • 偽葬家の一族
    4.1
    幼い頃に家族バラバラになり、親代わりの祖母とも死に別れた天涯孤独の青年・出淵恭二は、生活に困窮し、山で穴を掘るだけで日当十万円というバイトに参加する。 だが、突風と共に現れた「ナニカ」によって、土中に生き埋めにされてしまう。 酸欠で意識も朦朧とし、死を意識したそのとき――穴の上から恭二を覗く、喪服姿の奇妙な若い男女に助けられる。 全く似ていないが兄妹らしき2人は、なぜか初対面のはずの恭二を「弟」と呼び、強引に彼ら“平阪家”の一族が住まう家へと連れていく。 そこには、恭二の「祖父母」と「父母」だという、全く見知らぬ怪しげな人々が待ち受けていた。 彼らは疑似家族の形をとり、由縁不明の怪異に、偽の由来や物語をつけて葬ることを生業とする集団――偽葬家だった。 恭二は生きるために仕方なく、平阪家の一員、次男として怪異に対峙し、偽葬を行っていくことに。 謎めいた平阪家の人々が抱える過去、そしてラストで明かされる驚愕の秘密とは。 大好評ホラーエンタメ「領怪神犯」シリーズの著者が満を持して贈る、新たな家族と兄弟の物語!
  • ここにひとつの□がある
    3.3
    フリマアプリで、「カシル様専用」として箱を出品すると、必ず落札される――。ある学校で流行っていたちょっとしたお小遣い稼ぎ。しかし、これにはある決まりがあった。カシル様への箱には、中に何も入れてはならない。中にうっかりメッセージカードを入れてしまった男子生徒の運命とは。(「カシル様専用」) 「すべてのことばをみつけてつなげよう!」 何の変哲もないクロスワードパズル。あなたはそれを解いていたはずだった。普通のパズルとは違うと気づいた瞬間には、もう元には戻れない。(「穴埋め作業」) 中に閉じ込められているものは何か。新進気鋭のホラー作家が描く、恐怖の連作短編集!
  • 幽霊作家と古物商 黄昏に浮かんだ謎
    4.0
    1~2巻770~790円 (税込)
    「ねえ、助け合ってみない? 僕たち。」 死後も小説を書き続ける作家・響は、自分の死因が分からないままこの世に留まっている。孤独な響のことが視えるのは、古道具屋「美蔵堂」の店主・類だけ。どこか謎めいた彼は、霊を引き寄せやすい体質で……。唯一無二の関係になった二人のもとには、今日も怪異が訪れる。曰くつきの青年達がおりなすホラー短編集、第一弾! ====主な登場人物==== 長月響(ながつき・きょう) 作家。自分の死因がわからない幽霊だが、今も執筆の仕事を続けている。 御蔵坂類(みくらざか・るい) 古道具屋「美蔵堂」の店主で、響の友人。霊感があり、響のことが視える。
  • 妖女曼荼羅
    -
    1巻770円 (税込)
    湖の中に“ナニか”がいる……それは、とても嫌なもの……  魚の腐ったような臭いだ。異臭と言っていい。ここは、海ではなく山の駅だ。湖水は確かに近いが、河口湖は海水湖ではなく、淡水湖である。いったいどこから漂ってくるというのか? 立ち止まると、いきなり駅員はわたしの肩を押しやった。強い力に驚いて、その手を見る。皮膚に浮いた灰色のシミに見えたものは、かさぶたのようでもあった。異臭と感じた磯の匂いは男の体臭だった。改めてかぐと、それはやはり饐えた魚の臭いに似ていた。(「逆しまの王国」より)  幻想とエロスに彩られたホラー短篇集。電子オリジナル作品。 *妖かしの湖 *逆しまの王国 *ピグマリオンの罠 *血まみれのラブソング *午前二時の妖精 *金魚姫 *玉藻前異聞 *やすこちゃん ●松尾未来(まつお・みらい) 20世紀生まれ。水瓶座。O型。桃園書房『月刊小説』1991年9月号に「妖かしの湖」が掲載され、小説家としてデビュー。同誌に官能ホラーの短篇を発表しつつ、イギリスの魔女ドリーン・ヴァリアンテの著書を読み、魔女(ウィッカ)の生き方を学ぶ。アメリカのホラー映画専門誌の翻訳を経て『刑事コロンボ 危険な声』(二見書房)を翻訳出版。長篇小説として、時代海洋冒険小説『じゃこ、南の海へ(上・下)』(ソノラマ文庫)、『ばね足男が夜来る』(ハルキホラー文庫)。魔女関連の著書には、思想書『魔女を生きる』(白水社)と実用書『魔女の本』(学陽書房)がある。
  • 殺人と幻視の夜
    3.6
    大学生・久守は触れた人の後ろ暗い秘密が視える幻視能力に、幼い頃から苦しんできた。しかしある日、美大生の佐伯に触れ、話題になっている残忍な連続殺人の犯行を幻視してしまう。この事件を止めるべく、懐に入り、証拠をつかもうとするものの、佐伯と交流を重ねるうちに、孤独だった久守は本当の絆を感じ始める。犯行を止めるため、能力を駆使する彼の友情は、どんな結末を迎えるのか? 一気読み必至のノンストップ・ミステリ! 『幻視者の曇り空 ―― cloudy days of Mr.Visionary』(二見書房)を改題・加筆のうえ、文庫化したものです。
  • 怪談狩り まだらの坂
    4.2
    警察官が遭遇した奇妙すぎる夜の交通事故を描く「物損事故」、四国の山奥の寒村を訪れた青年2人に襲いかかる怪異が不気味な「靴」、夏の日に突然町に蔓延した異臭の正体に震撼する表題作など。
  • バベルの古書 猟奇犯罪プロファイル Book1《変身》
    3.9
    1~3巻770~880円 (税込)
    札幌市近郊の町、荏原市で発生した女子大生殺人事件。遺体の首と両手は切断されて持ち去られ、現場にはフランツ・カフカの『変身』の一節が残されていた。その猟奇的な手口は5年前に発生した『グレゴール・キラー事件』に酷似しており、ほどなくして更なる被害者も現れる。グレゴール・キラーに相棒を殺された過去を持つ刑事、加地谷と新米刑事の浅羽は、事件の捜査を進めるうち、被害者の霊を目撃したという青年に遭遇する。最初は半信半疑な刑事たちだったが、青年の証言により新たな犠牲者が出たことを知り、逃走した犯人を追う。連続殺人鬼グレゴール・キラーは何故、現場に『変身』の一節を残すのか。被害者の共通点は何なのか。それらの謎を解き明かし、猟奇殺人犯へと迫る加地谷と浅羽が目にする事件の真相とは……。そして、謎の古書が導く物語は、さらなる事件とともに下巻へと続く。猟奇事件×スーパーナチュラルミステリー第一弾!
  • 邪し魔
    -
    1巻770円 (税込)
    単身バリで女三昧の生活をおくる良治は、祭りの夜に禁忌を犯して村を追放され、少女イェニのもとへ。一方、良治が行方不明になったという知らせを受けた妻の恵子は、原因不明の頭痛に悩まされながらもバリに向かう。嫉妬と怨念に狂った女同士の戦いは地元民を巻き込み、次第に現実と異界の境は崩れてゆく……。インドネシアを舞台にしたホラー長篇小説。電子版あとがきを追加収録。 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1985年『肉の儀式』で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を執筆。『漂流家族』『殺人の勧め』『爛れ』『暴虐の痴図』『蔵の中の鬼女』『邪神の呼び声』『死の影を追って』『黒の女王』『闇の王国』『髑髏町の魔道師』『怪物団』『色魔』など電子オリジナル作品も多数発表している。映画評論、特にホラー/スプラッターの分野で活躍し、各映画誌に寄稿している。
  • 湖底
    -
    1巻770円 (税込)
    あのかたちを忘れはしない。校舎の時計塔の上に取り付けられて、風が来る方向を毎日眺めていた、あの風見鶏だ。学校が帰ってきた。二十年前、ダムの底に沈んだはずのあの学校が……。ダッチン、デミ、嶋本、テンドン、ナルカン、そしてトミー。これが当時、遠原村の小中学校をあわせた全校生徒だった。村役場の観光課職員として一人故郷に残っていたナルカンこと成島は、懐かしい顔に会うために同窓会合宿を計画した。しかし思い出は常に美化される。六人の子供たちは、本当に仲が良かっただろうか。思いだそうとするが、まったくわからなかった。遠い昔のことだ、親友も敵も、ごっちゃになって記憶の底に泥のように沈んでいた……。  過疎化した村の廃学校で語られる、少年少女たちの“忘れられた約束”とは。ホラー・ファンタジー長篇。 ●薄井ゆうじ(うすい・ゆうじ) 1949年茨城県生まれ。イラストレーター、デザイン編集会社経営を経て作家へ。1988年『残像少年』で第51回小説現代新人賞を受賞。1991年に初の長篇『天使猫のいる部屋』を発表。1994年『樹の上の草魚』で第15回吉川栄治文学新人賞を受賞。映画化・舞台化・ドラマ化された作品も多い。
  • 幸せすぎるおんなたち
    -
    1巻770円 (税込)
    日本海に面した人口七十八万人のX県は、女性就業率ランキング第一位、女性の働きやすさランキング第一位、育児環境ランキング第一位。しかし、誇らしげに語る「X県しあわせ創造課」担当者の言葉には裏があったのだ。日本一の子育て県に貢献することこそ、住民の誇りと幸せ。夫の転勤や結婚などでX県に移住してきた者にとって、地方社会独特の“掟”は恐怖そのものだった……。連作短篇サイコスリラー。電子版あとがきを追加収録。 ●雀野日名子(すずめのひなこ) 石川県で生まれ、福井県と大阪府で育つ。ゴーストライターやノベライズライターから物語執筆へと移行し、『機械仕掛けのアン・シャーリー』でジャイブ小説大賞入選。『あちん』で「幽」怪談文学賞短編部門大賞を受賞し、同作で小説家デビュー。『トンコ』で日本ホラー小説大賞短編賞受賞。「雀野日名子」名義での単著に、『太陽おばば』『幸せすぎるおんなたち』『終末の鳥人間』『かぐや姫、物語を書きかえろ!』などがある。カルト映画と80sをこよなく愛する、文壇アレルギー症。
  • ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる
    4.4
    オカ研メンバーの八神森司が迎えた今年のバレンタインデイ。長年の想い人こと、意中の乙女・灘こよみから、「二月十四日は頑張ります。八神先輩、覚悟してください」と言われたのだ! 灘こよみの今年のバレンタイン計画。それは県内でもっとも有名なショコラトリー&カフェ『KUKKA』にて、森司と二人きりで夜を過ごすことであった。ところが、『KUKKA』は無期限の休業を発表。その背景には怪現象が絡んでいた。ことの発端はエレベーターの防犯カメラ映像に映る「ぼんやりと人のかたちをした、薄黒い影」から始まった――。果たしてこよみのバレンタインの行方はいかに?(「第一話 ショコラな恋人たち」)。ほか、元銀行員の老人が黒い影の怪異に取り憑かれる「第二話 あなたのマグネット」、神隠し伝説が多い地元で約50年前、恋人と山に入り、記憶を失い一人帰ってきた伯父の事件の真相を追う「第三話 かどわかしの山」を収録。黒い影ーーそれは執着。恋愛、お金、妊娠、出産などで苦しめられた浮かばれない者たちの思いが黒い影と化し……。エスカレートする霊障に立ち向かう、オカ研メンバーの推理が冴える青春オカルトミステリー
  • 忌まわしい場所
    -
    1巻770円 (税込)
    おまえはすっかり味を占めたようだった。もっとたくさん殺したい、と瞳を輝かせて言う。同じやり方で殺せる。お客さんを疲れさせて、眠ったあとに呪文を吹きこむ。死ね、死ねと繰り返す。そうすれば、いくらでも人を殺せる。破滅に追いこむことができる。おまえはすぐにでも次の「殺人」を犯したいと望んでいた。(本文より)  呪術的な仕掛けが随所にある特殊なマンション。そこのオーナーである男は、「死」に憧れを持つ高級娼婦ナナと運命的な出会いを果たす。二人は古い書物に載っていた秘法を使い、次々と住居人を殺害してゆく。最初は遠隔で呪いを念じるだけだったが、やがてエスカレートしていき……。戦慄の大量殺人劇が展開する長篇ホラー・サスペンス小説。電子オリジナル作品。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 人獣細工
    3.5
    パッチワーク・ガール。そう。 私は継ぎはぎ娘。 その傷痕の下には私のものではない臓器が埋められている。傷痕を見ていると皮膚が透けて、臓器がゆっくりと蠢動し、じゅくじゅくと液体が染み出してくるのが見える――。 豚の臓器を全身に移植された少女の絶望を描く表題作ほか、圧倒的な知識と想像力で描き出された2編を収録。 『玩具修理者』『アリス殺し』を生み出したグロテスク・ホラーの鬼才による、内臓の匂い漂う傑作短編集が新装版で登場!
  • 大地母神(マグナ・マータ)の贄
    -
    1巻770円 (税込)
    彼等は廊下の暗がりより現れた人物に気づいてハッとした様子だった。黒革のトレンチ・コートを羽織った長身の男、比良坂天彦だ。比良坂はイルゼの眼を睨み据えていたが、やがて懐より奇怪な十字架を取り出し、イルゼの眼前に差し出した。それは頭に球体をいただいた十字架であった。「私は、お前の名を知っているぞ! キュベレー!!」比良坂は大声でそう叫んでいた。(「大地母神(マグナ・マータ)の贄」より)  前衛心理学者にして逆宇宙ハンター・比良坂天彦が初登場した表題作の他、文芸誌・同人誌へ寄稿したホラー短篇を厳選。巻末には本作の監修を担当した松本寛大による解説文を収録。電子オリジナルの作品集。 *大地母神(マグナ・マータ)の贄 *三十一人座 *老水夫の呪い *幽霊マンション *弧の増殖 *ミッドナイト・ドクター *屍臭 *超自然におけるラヴクラフト *地下のマドンナ *魔猫 ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。 監修:松本寛大(まつもと・かんだい) ミステリー作家。2009年、『玻璃の家』(講談社)でデビュー。映画・小説批評も手がける。『北の想像力』(寿郎社)に「朝松健『肝盗村鬼譚』論」を執筆。「クトゥルフ神話TRPG」ソースブックに寄稿。
  • 魔障
    -
    1巻770円 (税込)
    オカルト書籍専門の編集者・平井は、ある日、奇妙な外国人の訪問を受けた。“異象が体験できる本”……形而上学者を自称する男は、そう言って本を平井の許に置いて行った。『空の書』と名づけられたその本を手にした日から、平井へ向けられる視線や声が、悪意に満ちたものに一変していく。それらは、妄想や幻聴なのか? 徐々に、だが確実に一人の編集者を追い込んでいくものとは……。  著者の実体験に基づく衝撃のホラー中篇「魔障」の他、短篇2本を収録した作品集。 *魔障 *忌の血族 *追ってくる ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
  • アシッド・ヴォイド
    -
    1巻770円 (税込)
    扉の隙間から、炎に包まれた触手が、何本となく突き出される。それは元龍に力を貸すかのように、扉に貼り付き、引いていった。扉が半分開かれる。向こうのものの姿が、ぼくの瞳を貫き、眼底に灼きついた。「ふんぐるい、むぐるわなー・くとぅぐあ・ふぉまるはうと……」耳を覆いたくなるような、粘液性の声をあげて、それは扉をさらに開こうとしている。それの姿は……強いて表現するならば、生きている溶岩……光球の群れで作られた人間のようなもの……炎の触手をのたくらせている蛸……。(「十死街」より)  ラヴクラフトへの想いに満ちた初期作品から、ウィリアム・バロウズに捧げた書き下ろし作品まで。クトゥルー神話を先導しつづける、朝松健の粋を集めた傑作短篇集。 *星の乱れる夜 *闇に輝くもの *ゾスの足音 *十死街 *空のメデューサ *球面三角 *Acid Void New Fungi City ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
  • 怖すぎる実話怪談 叫喚の章
    4.0
    怪談サイト「逢魔が時物語」に寄せられた信じ難き怪奇選第10弾!! どこからともなく、チリンチリンというベルが聞こえる。しかし、音のする方を振り返っても、そこには誰もいない。言い知れぬ恐怖にかられ、自転車を全力でこぎはじめる(「自転車のベル」)。八十五歳になる祖母が自宅で突然亡くなった。通夜の準備が済んで自宅に戻ると、背後から聞き覚えのある声がした(「死んだんか?」)。―恐怖サイト「逢魔が時物語」に届けられた信じ難い怪異体験の数々。怪談界の語り部たちによる特別寄稿も収録。 【目次】 まえがき 【視】 交差点の影/ファストフードの子/生者と死者/末裔/スリッパの音/赤い車/怪談会場/フリーズ/事故物件/自転車のベル 【聴】 打ち上げ花火/電話連絡/ヘンな家/死んだんか?/謎の出来事/連日連夜/祖母のメッセージ/シザーマン/山の神社 【縛】 たむろ部屋/膨張/第二段階/座る老婆/弟の受難/弟の受難(二)/邸の増築 【感】 八甲田山の訓練/足首固定/祖父の人徳/言い訳/喫茶店に来る/売れ残った家/仲介役/心霊スポット巡り 【異】 凶兆マンション/凶兆マンション後日談/夜の訪問者/木魂/ことのはじまり/液体/割れた鏡/オービス/落ちたピアス/古傷の痛み 【特別寄稿】 終電/べとべとさん/ラブホテルの怪/叔父との通話/リゾートマンション
  • 最終結晶体その他の物語
    -
    1巻770円 (税込)
    〈巡礼者〉の背中がしだいに大きくなっていく。ショウに気づいていないのか、振り向く気配はない。白い衣装の裾が風に揺れる。少しだけ不自然に、揺れる。あれが〈流刑者〉なら殺して食べればいい。どうせ〈流刑者〉は舌を抜かれている。何も語ることはない。ちょうど母の干し肉もなくなった。母を殺した理由はない。ナンブでは何の理由もなく人が死に、殺される。ただそれだけのことだ。(「最終結晶体」より)  怪奇・ホラーの名手が贈る電子オリジナル作品。「異形コレクション」収録作を中心に、競作集や雑誌発表作など21本を収録した短篇集。 *一 *四 *腐 *牛男 *常世舟 *它川から *死の仮面 *分析不能 *黒月物語 *聖者の眼 *ある帰郷 *夢淡き、酒 *影踏み遊び *蝋燭と砂丘 *最終結晶体 *最後の一冊 *額縁の中の男 *夜のトンネル *赤い灯りのバス *一年後、砂浜にて *イグザム・ロッジの夜 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 妖婚宮
    -
    〈新宿〉を揺るがす戦いが勃発! 魔界都市最大の“恋の逆恨(さかうら)み”とは!? 〈区外〉のIT財閥二代目・月島やしきが魔界都市〈新宿〉で姿を消した。捜索を依頼された人捜し屋(マン・サーチャー)秋せつらの前に、やしきの婚約者で絶世の美女・滝王真奈(たきおう・まな)と彼女の本当の婚約者を名乗る森童子識名(もりどうじ・しきな)が現われる。彼らは各々東北で覇を競った名家出身であり、“力”でせつらを排除し、自らやしきを捕まえるというのだが……。古(いにしえ)から受け継がれる怖ろしき血脈と、〈新宿〉の化身との戦いが始まる!
  • 邪神帝国
    -
    1巻770円 (税込)
    最も残虐な人間と、最も邪悪な神々が手を組み、史上最悪の軍隊が誕生した。とどまるところを知らぬ悪鬼の所業は世界を震えあがらせる。激動の時代、急激な勢力拡大を果たしたナチスドイツ。しかしその背後には、知られざる闇の力が存在していた。その禁断の力にふれたものはみな奇怪な運命に翻弄されてゆく……。  史実と虚構をたくみに織りまぜ、異形のものどもの存在を描き出した戦慄の魔術的連作集。邪悪なる七篇を収録。※この電子版では、内容の原点回帰を目指して、ハヤカワ文庫版を底本としています。 *〝伍長〟の自画像 *ヨス=トラゴンの仮面 *狂気大陸 *1889年4月20日 *夜の子の宴 *ギガントマキア1945 *怒りの日 ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
  • 怪談和尚の京都怪奇譚 幽冥の門篇
    4.3
    大好評シリーズ「怪談和尚の京都怪奇譚」第4弾! 無人島の夜釣りに現れた光。夢で見た絵に描かれていたもの。「私」に付きまとう人影。日常の隙間に怪異は潜む。 三木住職が語る、実話怪談集。
  • 返校 影集小説
    4.5
    台北から金鸞に引っ越してきた劉芸香。転校先は時代錯誤の校則が今なお続いている翠華高校だった。ある日、立ち入り禁止の涵翠樓で自殺現場を目撃してしまったことから、芸香の運命が変わっていく――。
  • 怖すぎる実話怪談 亡者の章
    3.0
    恐怖サイトに届けられたありえない体験の数々。 「逢魔が時物語」怪奇選第9弾!! 身投げする者や転落事故が多いことで知られる某沼。ある日、その沼から遺体として引き上げられたはずの男が村を歩いているのが目撃された…(「庭のゾンビ」)。自宅を建てるために購入した土地はおどろくほど格安だった。しかし、ここの住民はよそ者を嫌うのか、その土地についてとにかく不吉なことを口した(「見える聞こえる声」)。――恐怖サイト「逢魔が時物語」に届けられた信じ難い怪異体験の数々。怪談界の語り部たちによる特別寄稿も収録。 【目次】 まえがき 【視】庭のゾンビ/コンクリート擁壁/居候/獲物/鏡幻影/祖父の遺影/天国へのエスカレーター/壁の向こう側/戦友たち/おっかねぇ顔 【聴】見える聞こえる理由/事件のニュース/夜のジョギング/女子更衣室/母の実家/公園に行こう/「上の者ですが」/乾いた物音 【縛】障害物/道連れのホーム/雨の夜/てっちゃん/連れて行く/二人の女「発端」/二人の女「結末」 【感】/彫塑の男/香港駐在員の妻/白い固まり/一年間/二畳の小部屋/入れ替わり/ビニール人形/黄憲生君にまつわる二つの話(一)/黄憲生君にまつわる二つの話(二) 【異】/山焼き/百物語のルール/埋立地の会社/野次馬たち/地蔵の涙/何も無い部屋/深夜サイクリング/M林道への報復/脱皮/伐採地の夜/彼岸の山/老僧の奇跡 【特別寄稿】/お姉ちゃん/帰って来た/海を越えて/顔を盗む/許しを乞う人
  • 尸(し) 古から隠されているもの
    -
    1巻770円 (税込)
    若き画家・飯村晏菜は両親が移り住んだ史人村を訪れた。村の近くには二十段の石段を上る丘があり、その地には不思議な沼があった。「古来、この沼にはいかなる名も付与されてこなかった。名を冠しようとする意志を、この沼は根こそぎ奪い取ってしまうんだ。よって、名はない。地図にも名称は何も記されていない」父はそう語った。沼の畔には黒い碑が建てられていた。誰が、何の目的で? 晏菜は歴史民俗学の研究者・緑川青と共に、その碑に書かれた文字を解読しようとするが、やがて彼女たちを見つめる村民の目が変わっていることに気づく。そう、まるで二人を監視しているかのように……。  電子オリジナルの怪奇・幻想ホラーサスペンス。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 新宿駅の怪
    -
    1巻770円 (税込)
    「上野駅の怪」シリーズ第2弾、パニックホラーミステリー! 70年代の新宿駅地下に突如現れた旧日本兵、一体何が起きているのか !?
  • 夢魔の旅人
    -
    1巻770円 (税込)
    時を越えて永遠にさすらう者。レオナルド・ダ・ヴィンチが己の顔を与えた最後の作品。死も老いも知ることのできぬ呪われたホムンクルス。人は彼を「夢魔の旅人」と呼ぶ……。アンソロジー「異形コレクション」に寄稿された作品を中心に編まれた傑作イタリアン・ホラー短篇集。高屋未央による廣済堂版の表紙イラストを特別収録。 *大いなる作業 *還ってくる―― *薔薇よりも赤く *黄昏の歩廊にて *月盈ちる夜を *壁の中には *螺旋階段 *Flora *奇蹟 *君知るや南の国 *夢魔の旅人 ●篠田真由美(しのだ・まゆみ) 1953年、東京生まれ。1977年、早稲田大学第二文学部卒業。1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。
  • 螺鈿の小箱
    -
    1巻770円 (税込)
    この作品集にはいままでアンソロジーなどに書き下ろしたままのノン・シリーズ小品から、幻想ミステリとでも呼び得るべきものを選んで書き下ろし一編を加えた。発表場所も与えられたテーマもそれぞれの短編だが、ミステリでデビューし、ミステリを書き続けながら物書きとしての根は『幻想』にあると感ずる篠田真由美の、一番書きたいあたりに近い作品群である。(「あとがき」より)  アジアの風土とヨーロッパの文化の配合が作り上げた物語の宝石箱。名手が心を込めて織り上げた、絢爛たる幻想ミステリ集成。 *人形遊び *暗い日曜日 *象牙の愛人 *双つ蝶 *ふたり遊び *春の獄 *天使遊び ●篠田真由美(しのだ・まゆみ) 1953年、東京生まれ。1977年、早稲田大学第二文学部卒業。1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。
  • 悪への招待状
    4.3
    1巻770円 (税込)
    「江戸という都市に対する橋頭堡を作ってみたい、というのが本書を執筆のする最大の動機だった」と、あとがきで著者が明かしているだけに、意欲に満ちた、江戸を知ることができる作品だ。それでいて、難解ではない。 「本書を執筆するに当って、少なくとも自分がわからないことすべて調べよう、というのをルールにしましまた。要するに江戸を、手に取って理解できるところまで持ってこようと思ったのです」と、著者は書いている。 江戸が、まるで目の前にあるかのような臨場感をもって読める傑作!
  • 怖すぎる実話怪談 禁忌の章
    -
    恐怖サイトに届けられたありえない体験の数々。 「逢魔が時物語」怪奇選第8弾!! 都市伝説として有名な「首なしライダー」が本当にいるのか冷やしにいった友人たち。その後に聞いた話は噂とは違ったものだったというが……(「幽霊バイク」)。誰もいない病院の個室からなり続けるコール音に看護師の私がとった行動とは(「ナースコール」)。小学校の行事で「出る」と噂の施設での三日間。あるグループだけが体感した地震を皮切りに怪異が次々と起こる(「宿泊訓練」)──怪談サイト「逢魔が時物語」に届けられた恐怖体験の数々。 【目次】 【視】 赤灯台/幽霊の噂/影/青いマントの男/夜桜見物/幽霊バイク/百鬼夜行/モノクロ/緑色のパパ/魔界バスツアー/廃露天風呂 【聴】 やめた理由/磯釣り/ナースコール/オルガン/職場の異変/MDプレイヤー/窓の異物/満員電車/柱鳴り/案内所/カココココ/間違い電話 【縛】 奇跡の町/ヘンな我が家/鈴の音/思い出話/起きて!/細長い部屋 【感】 隙間/中国留学生寮/兄の異変/視線/女の依頼/激痛/右側の壁/お骨堂 【異】 宿泊訓練〈初日〉/宿泊訓練〈二日目〉/宿泊訓練〈三日目〉/入店拒否/アイドルポスター異聞/岬の先端/喧嘩/黒猫/大凶の家/陰気な店/石碑の意志/壇ノ浦/ルーツ 【特別寄稿】 祖父母の家/再会/見ないで/籠の鳥/釣り人
  • わざと忌み家を建てて棲む
    4.0
    「幽霊屋敷って一軒だけで充分に怖いですよね。それが複数ある場合は、どうなんでしょう」 知り合いの編集者・三間坂が作家・三津田の元に持ち込んだのは、曰くある物件を継ぎ接ぎした最凶の忌み家、そしてそこに棲んだ者達の記録。誰が、何の目的でこの「烏合邸」を作ったのか? 怖すぎると話題になった三津田信三の「幽霊屋敷」怪談、再び! 〈解説〉松原タニシ
  • ダークネス
    -
    1巻770円 (税込)
    なんの変哲もない幸せな新婚家庭の朝、コーヒーとカレーの匂いが漂う台所を、惨劇が襲う。妻の肉切り包丁が夫の頸動脈を一閃、夫は即死し、まもなく妻の心臓も停止した。その後も続発する無動機連鎖殺人……動機を持たない加害者が突如殺人者に変貌し、犯行直後に突然死する。事件は、新種のウイルスの仕業なのか? 警察庁特務捜査官を中心に、「影の名探偵」の異名を取る犯罪学者ら各界の雄が真相を探るが、やがて彼らにも魔手が……。  総勢50名の登場人物が次々と血みどろになってゆく、渾身の大量殺人劇。長篇ホラー・サスペンス小説。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 地底の鰐、天上の蛇
    -
    1巻770円 (税込)
    深閑とした部屋の中央に佇んで、少年は自分が最後の人間であることをしみじみと想った。少年とともに館は崩れ去る運命にあった。少年の傷口からすべての血が失せるとき、黒鷲は永遠の眠りにつくのである。そう考えると、ひょっとすると自分がいちばん幸福な人間なのかもしれないとも思われてくるのだった。(「墓夢」より)  長らく入手困難であった短篇「十三階段」「相同夢」「忘書堂綺譚」「宙吊りの少女」を含む、幻のデビュー作がついに電子化! 幻想文学・怪奇短篇集。 *墓夢(ボム) *百物語異聞 *地底の鰐、天上の蛇 *十三階段 *相同夢(ソドム) *酒仙転生 *忘書堂綺譚 *宙吊りの少女 *駄菓子屋の少女 *すでにそこにある究極 *制帽譚 *弥勒 *七色魔術戦争(レインボー・マジック・ウォーズ) *鏡のない鏡 *便所男 *インサイダー *未知なる赤光を求めて *夜想曲 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • ブランク 空白に棲むもの
    -
    1巻770円 (税込)
    白く光るものが、ゆっくり揺れている……。それに気づいたときには、もう遅い。体がいびつに揺れ、髪の毛が真っ白になり、やにわに頭部が爆発する。多発する奇怪な死が、人々を恐怖のどん底に叩き落とす。超能力探偵・井筒志門は、かがみ少年とともに謎に挑む! ノンストップ・ホラー・ミステリー。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • The End
    -
    1巻770円 (税込)
    霧と雨の街で「おれ」は目覚めた。だが、なぜこの世界にいるのか、名前も自分が何者であるかもわからなかった。身分を示すものは何もなく、所持していたのは金額や記号がすべて鏡文字になっている、見覚えのない紙幣のみ、一体おれは誰なのか……。幻惑のメタフィジカル・ラビリンス。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 首のない鳥
    -
    1巻770円 (税込)
    同族経営で百年の歴史を誇る光鳥印刷。校正者を務める辻堂怜子は、社が請け負った極秘文書を担当することになった。厳戒体制の下、窓のない部屋で仕事に就いた彼女は、上司からバッジを手渡される。絵柄は社のシンボル“首のない鳥”。裏にはなぜか“13”という不吉な数字が刻印されていた。直後、元同僚が「狙われています、次は」と謎の言葉を残して失踪した。不安に戦く怜子。やがて、光鳥印刷にまつわる忌わしい過去が浮上した時、彼女の身に……。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 屍船
    -
    1巻770円 (税込)
    奇妙なことに、彼らは年をとらなかった。食事をしなくても空腹を覚えず、べつだん衰えもしなかった。不死の身となった兵士たちは、退屈と焦燥のなか、一人また一人と狂っていった。腹を切った者もいた。だが、どんなにはらわたを引きずり出し、首を切り離されても、兵士は死ぬことができなかった。船を見ぬこの島には、恩寵としての死は与えられていなかったのだ。(「屍船」より)  混沌の海と恩寵の殺戮を描く表題作他、ホラー・怪奇短編16本を収録。 ●倉阪鬼一郎(くらさか・きいちろう) 1960年、三重県伊賀市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒。同大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期中退。在学中に幻想文学会に参加、1987年に短篇集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社、校閲プロダクション勤務を経て、1998年より専業作家。第3回世界バカミス☆アワード(2010年)、第4回攝津幸彦記念賞優秀賞(2018年)。ホラー、ミステリー、幻想小説、近年は時代小説を多数発表、オリジナル著書数は170冊を超える。
  • 怖すぎる実話怪談 瘴気の章
    -
    恐怖サイトに届けられたありえない体験の数々。 「逢魔が時物語」怪奇選第7弾!! 漁業が盛んなとある村では、数年に一度は漁師が戻らなくなることがあるという。そこには呪われたふたつの言い伝えがあった(「海のもの山のもの」)。廃品回収置き場から持ち帰った乳母車。ひとりでに動き出す怪異を目の当たりにし、夜中にこっそり元の場所に戻そうとしたが……(「乳母車」)――恐怖サイト「逢魔が時物語」に届けられた信じ難い怪異体験の数々。前作収録「三人塚」の後日談や、怪談界の語り部たちによる特別寄稿も収録。 【目次】 【視】 ロビーの階段/終電の駅/手術/遭遇/はじまり/第一発見者/幻の四階/海のもの山のもの 【聴】 お泊まり会/訪問者/キャンプサイト/恐怖のCD/霧の中/格安家賃/行商の宿/魔界バス 【縛】 盛り塩/手の感触/仮眠/異音/入院生活(1)/入院生活(2)/シーツ 【感】 ボロ自転車/坂道/受胎告知/事件現場/知らせ/ベッドの下/角膜移植 【異】 三人塚―後日談/開かずの間/乳母車/嵐の夜/常宿/マスクメロン/一本杉/石巻のタクシー/教員住宅 【特別寄稿】 伝説の男/天井裏にあったモノ/本館へ/幽霊に抱かれた感触/白い手
  • 上野駅の怪
    -
    1巻770円 (税込)
    迷宮パニックホラー! 誰も思いつかない結末
  • 爛れ
    -
    1巻770円 (税込)
    ゴロンゴロン、ゴロンゴロン、転がりながら、そいつは呻いていた。「おごおご、おごおご、おごおご、おごおご」粘っこい、何とも苦しげな声であり、音である。低いが、しかし部屋全体をぶるぶる震わせるような、不思議な音声である。(「爛れ」より)  呑気に海外旅行へ出掛けてハメを外す日本人たちが、奇病や呪いで狂い死にする。現地人の怒りを買い、むごたらしく惨殺されてゆく……。グロテスクで残虐極まりないシーンが次々と繰り広げられる衝撃のスプラッタ・ホラー。邦人誘拐事件を扱ったバイオレンス中篇「輝ける道」(未完)を含む、電子オリジナル作品。「電子版あとがき」を追加収録。 *大蜥蜴の島 *人面疽 *アサムラール バリに死す *噛み付き女 *爛れ *インサイド・アウト *輝ける道 ●友成純一(ともなり・じゅんいち) 1954年福岡生まれ。1976年、早稲田大学在学中に「透明人間の定理リラダンについて」が幻影城新人評論部門に入選。映画評などでも活躍したのち、1985年「肉の儀式」で小説家デビュー。官能的でバイオレントな作風が注目を浴びる。以後、スプラッター小説のパイオニアとしてだけでなく、SF、ホラー、怪獣小説などでも鬼才ぶりを発揮し、多くの著作を発表。またロンドン関連の著書も多い。現在はバリ島在住。
  • 禁足怪談 野晒し村
    3.0
    『咒(のろい)隠し』と呼ばれる奇祭のある山村、野指村。記者がそこで目にしたのは、生贄に見立てた人形の首を括り火をつけるという凄惨な祭祀だった…。 表題作「野晒し村」他、新居で多発する怪異の原因を探り辿り着いた悪夢「母たちの役目」、入ると呪われる廃屋に忍び込んだ少年を襲う恐怖「骨の家」、修学旅行で訪れた韓国の怪旅館「讐愕旅行」、祖母に禁じられた山奥に隠された真実「山の子供たち」の5話を収録。 小説投稿サイト<エブリスタ>発、呪われた地の恐怖譚!
  • 大江戸エロチックホラー短編集
    -
    「江戸の闇」は、ご存じのようにさまざまな凶悪な盗賊らを生んだ。 だが、財宝や資産のないつましく暮らす一般の庶民は、盗賊など恐れる必要はなかった。 しかし、彼らは常に闇にひそむ「目には見えない摩訶不思議な霊力」なるものを恐れ、時には身をすくめていたようだ。 そしてもし、万が一にもその「不思議と怪奇の穴」に引きずり込まれることがあっても、当人たちは決して口外しなかったようだ――。 さてこの「大江戸エロチックホラー」と題した四つの物語は「不思議や奇怪なんて関係ないぜ」とおっしゃるあなたの心に「惑いやゆらぎという妙味」をもたらすことでしょう。  「大江戸エロチックホラー」シリーズとして出版されている4タイトルを収録した短編集。 収録作品   蛇岩の霧が哭いた   穴ぐら   かんべんならねぇ   首くくり

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  • 生き髪
    -
    1巻770円 (税込)
    気は強いがその美しさゆえに街中の視線を集める女・リエ。彼女を巡って、巨躯の筋肉男・中島、天才的な格闘センスを持つ優男・浦浜は、台風が吹き荒れる海岸で拳をまじえる。だがその頃、三人が通う「瀬島大学」では異変が起きていた。頭に茶髪を突っ立てた講師や学生が現れ、ふらふらと歩き回っている。変なカツラでも被っているのか、とバカにする周囲の者たち。だが、彼らは後悔することになる。その茶髪は、次々と人間たちを襲い始めたのだ…!  人間の頭に寄生して体を意のままに操る、髪の毛型生物、その正体とは。長篇SFサバイバル・ホラー小説。電子オリジナル作品。 ●町井登志夫(まちい・としお) 作家。1964年生。日本SF作家クラブ会員。1997年、『電脳のイヴ』で第3回ホワイトハート大賞〈最優秀賞〉を受賞し、デビュー。2001年に『今池電波聖ゴミマリア』で第2回小松左京賞を受賞。他の作品に『爆撃聖徳太子』『諸葛孔明対卑弥呼』『倭国本土決戦』などがある。最新作は『改革者蘇我入鹿』。
  • 常世桜 地神盲僧、妖ヲ謡フ
    4.0
    1巻770円 (税込)
    どこにでも異界はひっそりと口を開け、いつでも世界はどこかしら汚濁にまみれている。桜の古木の傍らに小さな庵を営んで、十六夜清玄は訪れるものを静かに待っている。笹琵琶を掻き鳴らし、経文を唱え、世界の律呂をととのえようと…。三宝荒神の力を頼み、姿無き神霊・精霊と交感する清玄が“見た”ものは。怪奇幻想連作小説。 ●加門七海(かもん・ななみ) 東京都生まれ。オカルト・風水・民俗学などに造詣が深く、怪談、エッセイ、フィールドワーク作品などを著す。最新刊は『お咒い日和 その解説と実際』(KADOKAWA)。小説に『目嚢』『祝山』『鳥辺野にて』など、エッセイ『猫怪々』『霊能動物館』『墨東地霊散歩』など多数。
  • 花神曼陀羅 妖花亭の女たち
    -
    1巻770円 (税込)
    永遠の美を保つ女たちと花の香り……幻想ホラーとエロスが充満した怪奇ミステリの名作  昭和三十三年春、売春防止法の施行を前に賑わう私娼の街、東京・玉の井で狂気の放火殺人が行なわれ、娼館“妖花亭”は中庭のけやきの大木を焦がす魔焔に包まれた…。三十年の月日を経て、死の床に就いた事件の終身犯は、獄中で育てた鉢植えを弁護士風野に託す。風野は、遺族の住む南洋の小島に向かうが、そこは巨樹ガジュマルが気根を張りめぐらし、不思議な能力を持つ巫女が統べる秘島であった。帰京した風野の前に死者の再生を暗示する出来事が続き、怪現象の源は、絞首刑者の精液により芽を吹くという伝奇の花アルラウネにまで遡る…。 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 妖髪
    -
    1巻770円 (税込)
    恐怖怪談! 死んだ娘の遺髪を埋め込んだ人形は夜になると…  人間とそっくりの動きや表情をする人形を製作する南雲昌平は、一束の髪の毛をさし出された。「娘の遺髪です。人形の頭髪に使って下さい」通り魔に殺された娘の動く姿を人形にして、娘の元婚約者に見せたいという、依頼人の言葉に戸惑いながらも、南雲はその製作を引き受けた。やがて、人形は完成し、ウエディングドレス姿で依頼者のもとへ。ところがその人形が…。(「妖髪」より)  モダン・ホラーの第一人者が贈る、珠玉の怪奇幻想短篇8本を収録。 *妖髪 *蟻塚 *墓船 *星軍 *伴走 *兄貴 *魔炎 *幻妻 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 猫恐(ねこおぢ)
    4.0
    1巻770円 (税込)
    殺したはずの猫の鈴の音が響く! 男は幻聴だと思っていたが…  不意に眼の前にポリバケツが倒れ、黒猫が道を横切って、ひばの生垣に消えた。反射的に立ち止まると、猫にとりまかれているのに気づいた。石の門柱のかげ、屋根の上、植え込みの下から、のぞいている。それも一瞬のことだ。猫たちは姿を消した。敏彦は憮然として歩きだした。猫はたんにさかりがついていたくらいのことであろうが、敏彦には、猫までもが、彼のやったことを見通して、非難しているように感じられたのだ。(「猫恐」より)  ホラー、怪奇、幻想SF作品を収録した短篇集。 *猫恐 *猫の墓 *かくれんぼ *木偶 *窓のない家 *アルメナの記憶 *旅立ち *ゲッペルスの潜水艦 *鬼哭 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 完本 黒衣伝説
    -
    1巻770円 (税込)
    現実と虚構、その境目に蠢く「黒い者」とは?……本当の恐怖を体験したい人へ  伝奇ホラー作家、朝松健を襲った奇怪な災厄。失踪した編集者、那須蔵人の手記が、忌まわしい世界への扉を開く。突然目の前に現われ、不可解な警告を発する黒衣の男たち。その正体は? その目的は?  著者自らが封印した暗黒の書が、闇底からよみがえる。牧野修による解説「あるいは最後の封印」を収録。 ●朝松 健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、妖怪と人間との心温まる交流をユーモアたっぷりに描いた〈ちゃらぽこ〉ほかの妖怪時代コメディなどを発表している。
  • 水底の顔
    -
    1巻770円 (税込)
    森が招く、沼が誘う……遠くなってしまった裏山や裏庭に“誰か”がいる!  父の一周忌が済んだ夏の盛りのある日、中学二年生の昭彦は、母とともに滝上市の父の旧家に越してきた。そして、その少年と出会った。夏だというのに枯れ草があたりを覆い、池の表面には薄く氷が張っていた。ポシャッという水音とともに少年は消えて…。(「水底の顔」より)  モダン・ホラーの第一人者が贈る、珠玉の怪奇幻想短篇10本を収録。 *水底の顔 *生首を蹴る男 *魔像を穿つ *蓋のない柩 *森に憩う *かけすと拳銃 *野ざらし *恐竜(ネッシー)に出会った朝 *ライヴ・スクリプト *猫が出てきた部屋 ●田中文雄(たなか・ふみお) 1941年東京生まれ。早稲田大学卒業後、東宝入社。70年代を中心にプロデューサーとして映画製作に携わる。1974年に『夏の旅人』で早川書房SF三大コンテスト佳作入選。1975年に『さすらい』で幻影城新人賞佳作入選。1986年東宝を退社して作家専業となり、ミステリー、ホラー、SFバイオレンスなどに健筆をふるう。草薙圭一郎名義では時代小説、架空戦記も発表している。
  • 続・テレビでは流せない芸能界の怖い話
    -
    現役の放送作家が、テレビ、ラジオでは決して流せない怖い話を、本書だけにコッソリ教えます。怪談話だけじゃない! 芸能関係者が体験した心霊話、秘密や噂話まで、背筋が凍る恐怖話を多数収録!
  • テレビでは流せない芸能界の怖い話【芸人が遭遇した最恐怪談集】
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    「テレビでは流せない芸能界の怖い話」シリーズの中から、お笑い芸人が体験・遭遇した恐怖譚60本をセレクト!笑いの裏に隠された背筋も凍る恐怖体験を、発禁覚悟で大放出! 撮影現場で、合コンで、宿泊したホテルの部屋で、バイト先で……、芸人たちから集めた過去最高に怖い話を満載。
  • 螺旋宮
    -
    地下数十メートルに作られた居住空間でひと月過ごせば、待ち望んでいた子供を授かる――。不妊に悩む高代夫妻は入居を決断した。そうして得た念願の我が子・朋香を腕に抱き、幸せの絶頂にいた二人であったが、同様に生まれた三組の夫婦の子たちが、生後百二十五日目でことごとく突然死を迎えていたことを知る。そんな! 朋香を死なせるわけにはいかない! ノンストップ・サスペンス。
  • 暗闇に潜むもの
    -
    1巻770円 (税込)
    死体を蘇生させるという内容の手記を携えて、アーカムにある屋敷を訪れたエドガーは、虹色の粘体を屋敷から盗み出し、恐ろしい実験に使うことに! エドガーを待ち受けていた悲劇的な結末とは!? ホラーの巨匠H・P・ラヴクラフト作「死体蘇生者」へのオマージュ。
  • モデルに聞いたこわい話~いじめ編~
    -
    小~中学生の女の子の関心の高い、いじめにまつわる心霊体験やお化けなどのこわい話を、人気モデルなどから聞いてまとめた新しい怪談小説です。人気占い師・阿雅佐によるこわい話の心理テストや特製おまもりなど、本編以外にも楽しめる企画満載です。
  • モデルに聞いたこわい話~学校編~
    5.0
    小~中学生の女の子の関心の高い、学校にまつわるお化けや心霊体験などのこわい話を、人気モデルなどから聞いてまとめた新しい怪談小説です。人気占い師・阿雅佐によるこわい話の心理テストや特製おまもりなど、本編以外にも楽しめる企画満載です。
  • レテの支流
    3.9
    S大学研究室では記憶を消す方法がひそかに研究されていた。元芸能人だった怜治は、栄光の時代の記憶を消してもらう。その二ヶ月後、怜治は十五年前自殺したはずの高校の同級生を目撃する……! 前代未聞のアイデアと圧倒的なストーリーテリングで読者を魅了する驚愕の記憶ホラー。第十一回日本ホラー小説大賞長編賞佳作。

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