「超」怖い話 癸

「超」怖い話 癸

781円 (税込)

3pt

5.0

怪は非情にして慈悲深く、時に我々の横を掠め、時に真中を貫いていく。
人から怖ろしいこと奇異なことをひたすらに聞き、書き綴った実話怪談。
あなたが覗き見る「異界」は確かに誰かの「現実」である。
――「甲」より10年。極みの最終巻!


●房総の“名所”で撮った4人組の写真。全員記憶にない飛行機のポーズをとっていて…「断崖」
●上棟式で餅を撒く当主の背後に現れた黒い影。ソレが撒く謎の紙縒りは…「建前」
●亡き祖母の家。片付けたはずの折り紙細工がどこからともなく現れ、増えていく…「懐かしい家」
●山奥にあると噂の不法投棄のゴミ山を見に行った女子大生二人。そこで見たのは…「ゴミの霊」
●田舎の廃屋のリノベを始めたところ原因不明の体調不良に。そこに奇妙な隣人が現れて…「重要事項説明」
●ヘッドホンを外してはいけないルールの仕事部屋。曰くつきのデータ入力作業とは…「闇バイト」
●落研で怪談噺をやり始めてからおかしくなった兄。家の中に漂う異臭はどこから…「怪談噺」
●山で怪我をしたタヌキを助けた夫婦に訪れた奇跡…「たぬきのはなし」
ほか生粋の恐怖から恐怖だけではない何かまで、怪に関わった人間そのものを綴る全23話収録!

怪異の体験者の声を聞く。それが起こった現場を検証する。
当事者の心に寄り添い、しかしあくまで冷静に怪異を見つめ、あったることを記す。
2014年の「甲」より10年毎年1冊、とれたての怪異をお届けしてきた十干シリーズも本書で完結となる。
シリーズとはいえ1冊ごとに独立した実話怪談集であるから、どこから読んでも構わない。
本書を偶然手にとった方はぜひ遡って読んでいただけたら幸いである。

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「超」怖い話 癸 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年08月29日

    最終話『たぬきのはなし』で泣きそうになって焦った。へにょ太は白石夫婦と一緒に暮らせて幸せだったことをアイちゃんの口から伝えてきてそこだけ読んでも喉の奥がくーって泣きそうになる。
    あと『夕焼けに立つ』も面白かった。異界への入り口を探してるはなし。異界のはなしはどれも気になってしまう。しかも、今まで聞い...続きを読む

    0

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