実話奇談 異怪ノ門

伊山亮吉

この世に実在する本物の異空間。
最恐の怪談師芸人が綴る戦慄の実話怪談集！

「その子の顔や名前すらいまだに…」
異世界に迷い込んだ子どもは存在ごと消え… （「お菓子の家」より）

お笑い芸人でありながら重度の怪談オタク、怪談ライブBarスリラーナイト歌舞伎町にて夜な夜なステージに立ち、怪談最恐戦2022で優勝し5代目怪談最恐位に輝いた実力者・伊山亮吉が華々しく怪談本デビュー！
・心霊スポットのトンネルで目を覚ますと…「無数の手形」
・林で迷い込んだあるはずのない不気味な洋館「存在しない記憶」
・降霊術に挑んだ中学生の身に降りかかった恐怖の一部始終「ひとりかくれんぼ」
・赤一色の世界で血塗れの子どもに迫られ…夢と現実がリンクするおぞましい夜「赤い子ども」
――など異世界系実話怪談を多数収録!

門〈ゲート〉は日常のすぐ真横にもあいている…。

• カテゴリ: 小説・文芸
• ジャンル: 小説 / 国内ホラー
• 出版社: 竹書房
• 掲載誌・レーベル: 竹書房怪談文庫
• ページ数: 224ページ
• 電子版発売日: 2023年10月30日
• コンテンツ形式: EPUB
• サイズ(目安): 1MB

[ブクログ · ★★★★☆]

タイトル通り、ワタシの好みの異界モノ多し。
異界ってこことそう変わらない感じなのかそれかまったく違う場所なのか。
あちら側に行ってしまったらもう戻れないかもしれないから詳細は帰ってきたひとに聞くしかないけど、そういうの気が付かないまま暮らしてるひともたくさんいそう。
ここよりマシな世界ならいいけど。
『お菓子の家』『存在しない記憶』『白い鳥居』『幼少期の儀式』『親切すぎる住人』『完璧なお客様』『トラウマのニュース』が特に面白かったです。
『トラウマのニュース』なんだか聞いたことあるはなしだった。TVの中のひとに話しかけられる。ワタシの場合、ポンキッキみたあとはお墓のCMが流れてぶぁぁぁんみたいな音がしてワタシは泣くから母が前もってチャンネルを変えてたらしい笑
『お菓子の家』も『存在しない記憶』も異界のはなしでここが正しい場所かどうかどうやって決めるんだろう。いま『異世界ピクニック』読んでいるから余計そう思ってしまう。

[ブクログ · ★★★☆☆]

伊山さんはどちらかと言うと話を聞くほうが好きかも知れない。
でも、好きな話が文章で残るのは幸せに思う。

[ブクログ · ★★★☆☆]

この世に実在する本物の異空間。
最恐の怪談師芸人が綴る戦慄の実話怪談集、
人伝に聞いた実話怪談。真偽はわからないけれど
怪談好きを満足させるお話ばかり。

怖い話だけではなく、不思議な話も多々。
不気味さも勿論、他人の記憶の追体験をする感じ。

実際に異世界はあるのではないか……と思わせる内容でした。

短いお話が沢山入ってるので、スキマ時間に良さそう。