夏の滴

夏の滴

814円 (税込)

4pt

僕は藤山真介。徳田と河合、そして転校していった友達は、本が好きという共通項で集まった仲だったのだ――。町おこしイベントの失敗がもとで転校を余儀なくされる同級生、横行するいじめ、クラス中が熱狂しだした「植物占い」、友人の行方不明……。混沌とする事態のなか、夏休みの親子キャンプで真介たちが目の当たりにした驚愕の事実とは!? 子どもたちの瑞々しい描写と抜群のストーリーテリングで全選考委員をうならせた第八回日本ホラー小説大賞長編賞受賞作。

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夏の滴 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    買うときはなんとなく、ついでに買ったような本であったが、かなり引き込まれた。
    着想の妙と展開の異形かつ滑らかさにどんどん読みすすみ、気がつけば予想を超えたラスト。
    あらすじからは想像もつかない物語で、登場人物の心が剥き出しにされていく過程は生々しい。
    大好きですね、この本。

    0
    2012年04月22日

    Posted by ブクログ

    この本は、一読した直後は「何この大胆すぎるラスト!?こんなんあり得ない!っていうか持って行き方が強引すぎない?」と批判だらけだったんですが、時が経つにつれてどうしても頭から離れなくて「もう一回読みたい!」となってしまうというなんとも不思議な本です。

    小学四年生の男の子が主人公。そこに絡んでくる車椅

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    僕は藤山真介。徳田と河合、そして転校していった友達は、本が好きという共通項で寄り集まった仲だったのだ―。町おこしイベントの失敗がもとで転校を余儀なくされる同級生、横行するいじめ、クラス中が熱狂しだした「植物占い」、友人の行方不明…。混沌とする事態のなか、夏休みの親子キャンプで真介たちが目の当たりにし

    0
    2011年07月16日

    Posted by ブクログ

    子供達の残酷な描写(執拗ないじめ)がリアルで恐ろしい。しかもインモラル。
    第8回ホラー大賞長編賞受賞。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    中盤からそれ以降が「ホラー」。
    序盤は爽やか気味の展開で「どうかなぁ」と思っていたが、一気に進み後半は少しカオスになった。
    視点と言い、割と好きです。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    3分の2過ぎたあたりから一気に方向性が変わる
    驚いた
    善とか正義って、どの方向から見るのが正しいのでしょうか???

    0
    2011年11月28日

    Posted by ブクログ

    うまく説明できないストーリー。そもそもこれはホラーなのか?
    いじめの場面は小学生らしからぬ感じがした。後半の展開が驚きというか大胆というか、、

    0
    2011年02月12日

    Posted by ブクログ

    僕と河合、徳田の3人は、夏休みを利用して東京行きを決行した。急に転校していったクラスメートのジョンを訪ねるため……彼の転校には何か不可解なことがあった。足の不自由な徳田を囲むクラスへの取材で来ていたTVレポーターの江上さんに助けられながら、辿り着いたジョンの引越し先で見たものは……。やがてやって来た

    0
    2010年04月17日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    暑さが不快な夏の午後に一気読みするには最高の小説だった。非常に好き。

    集団でクラスメイトをいじめるクソガキでありながら、あくまで友情にあつい小学生たちとして主人公一味が描かれるズレ具合。爽やか夏休みジュブナイルミステリものかと思いきや、クラスメイトは親に殺されてグズグズに加工されているというネタの

    0
    2024年07月21日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    途中から物語全体の雰囲気がガラッと変わってしまった。テレホンサービスで奇妙な音が聞こえた所まではワクワクして読んでたんですけど、主人公が等々力?家の家系について探り始めた部分で疲れてしまいました。
    終盤からはSF?ファンタジー要素を組み込んできて身体が植物化するやら足が再生するやら不死身の御先祖が登

    0
    2022年04月11日

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