海外小説の検索結果
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パリ
政治は腐敗、ブルジョワが隆盛を極め、労働者は貧困に喘ぐ19世紀末パリ。建設中のサクレ・クール寺院が見下ろす悪徳と矛盾の町で、信仰を失い魂を彷徨わせる一人の神父がいた――。 -
P.S.アイラヴユー
世界中の人が泣いた愛の再生の物語。 ホリーに突然おそいかかった夫ジェリーの死。泣き暮らす彼女の元に、ある日手紙が届く。中身は開封すべき月が指定された10通の手紙、そして文末にはいつも「P.S.アイラヴユー」の文字が……。それは絶望にくれる妻への思いがけない贈り物だった。家族と友人に見守られながら、徐々に生きる力を取り戻していくホリーを通し、愛の喪失と再生を描いた感動作を林真理子が翻訳。著者の処女作ながら全世界で大ベストセラーを記録、数々の賞を受賞した本作を電子化。 ヒラリー・スワンク主演による映画は2008年10月より日本全国でロードショーが公開された。 -
上海、かたつむりの家
中国じゅうを熱狂させ、突如打ち切りとなったテレビドラマ『蝸居』の原作。 中国人さえ「大事実了!(あまりにもリアルすぎる!)」と驚愕した大ベストセラー小説。 地方出身、大卒、共働き、離れて暮らす子どもひとり……。 上海で暮らす若いカップルのささやかな夢は、 “かたつむりの殻のような狭すぎる住まい”から一刻も早く抜け出すことだった。 貧富の差の拡大、拝金主義、住宅問題、官僚の汚職、ローン地獄……。 上海を舞台に、中国人男女4人の可笑しくてやがて切ない夢と希望と現実を 100%リアルに描く、かつてない問題作。 ──中国人は年収の100倍近い家をどうやって買うのか? ──発覚すれば厳罰なのに、なぜ公務員は汚職を繰り返すのだろう? ──中国人のホワイトカラーは日系企業をどう見ているのだろう? ──中国人のイメージする「日本人」とは? 「中国の不思議」を解き明かしてくれる本書は「小説上海現代史」の側面をもつ。 小説としてはもちろん、中国に、上海に関わり関わろうとする人、 今のリアルな中国を知りたい人の参考書がわりとなる1冊。 【目次より抜粋】 ■貯金の増える速度は物価上昇の速度に、永遠に追いつかない ■処女のような新築の家が欲しいの ■消費は欧米にならえ、収入は南米・アフリカにならえ ■先に豊かになった人のために奉仕する ■結婚なんて、つまりは金勘定よ ■彼女にとって、家とはお墓なんです ■残業はアジアの文化だ ■愛人のいる男の生活はブルーカラーと同じである ■心の傷はなんとかなっても、面子をなくしたら男は終わり -
レモンの記憶
1930年代、ファシズムが勝利を収めた穏やかな時代。 北イタリア、コモ湖畔の町ベッラーノ、カラビニエーレの分署では、ロカテッリ憲兵(ベルガモ人)の眼前で、マンヌ曹長(サルディーニャ人)とミスファッティ兵長(シチリア人)がお互いにライバル心を燃やしていた。 そこへ、「小柄で、ネズミ色のコートを着て、胃の辺りに絶えず両手でハンドバックを抱えた」独身老女が面会したいとやってきた。 彼女は、盗難を届けにきたのだ。 一銭の価値もない品物についての奇妙な捜査が開始されたが、この事件が、失踪した後に再び姿を見せた弟、銀行員、高利貸し、ファシスト政権、美女、司祭、密売人などが錯綜する過去を明るみに出すことになる。 -
見えないものたちの踊り
ローマの、ごくごく普通の市井のひとたち。その一癖も二癖もある、バラエティーに富んだたくさんの登場人物を、 磨き抜かれた言葉で削ぎ落として描かれたショート・ショートのような短いストーリー。 原題“IL BALLO DEGLI INVISIBILI”(直訳は『見えないものの踊り』)としてイタリアでは2007年に発売された本作は、 ノーベル賞作家の名を冠した文学賞デレッダ賞を翌年に受賞した小説集です。 (「監修者あとがき」より) 僕が(あとがきで今さら言われても、という声も承知で)あえて提案したいのは、 これら物語の「服用」を、一日最大一話にとどめることである。速読や斜め読み なんてもってのほか。スローに行こう。いくら気に入った話があっても次に期待 して先を急がず、読み終えた内容を頭の中に入れたまま一日を過ごしてみてほし い。あるいは夜を越えてみてほしい。そのストーリーの成分がじんわりと浸透す るかもしれないし、しないかもしれない。物語というものが僕たちの心の薬だと して、それが効く効かない、合う合わないは別として、一度に過剰摂取するのは よろしくないのではなかろうか。そんな調子で、この本をぜひ長めにそばに置い てみてほしい。 -
ブティックの女
舞台はイタリア北部コモ湖畔の風光明媚な田舎町ベッラーノ。 アンナ・モンターニの夫は徴兵され、ソ連の戦場に送られて行方不明となってしまう。戦争は終わったが、夫は何年も帰ってこないため、戦死したのかどうかも分からない。結局、夫の消息について何の手がかりもないため、彼女は自分が未亡人になったのかどうかも証明できない日々が続く。 戦後まもなくのイタリアで、決して豊かとはいえない時代を生きる普通の人々が、それぞれ自分の幸せを求めて日々を生きている。 しかしそんな生活の苦労がこれ見よがしに悲劇的に描かれることなく、ユーモアと奇妙さを伴いながら、人生の悲哀が笑いとともにそこはかとなく描かれていく。 一生懸命に生きるがゆえに噛み合わず、未亡人をめぐる展開はあらぬ方向へと次々と展開していく、可笑しいながらも、どこか温かみに包まれた、そんな不思議なストーリーです。 -
オリーブも含めて
イタリア北部コモ湖畔の風光明媚な田舎町ベッラーノで、老婆の死体が発見された。その死に特に不審な点はないが、この出来事がベッラーノの人々の生活に少しずつ影響を及ぼしていく。 次から次へと新たな展開が巻き起こり、数多くの出来事が絡み合って、大きなうねりを形作っていく、どこか不思議で、なぜだか妙に可笑しいストーリー。 著者は、コモ湖畔のベッラーノ生まれ(本書の舞台)で、ミラノ国立大学医学部を卒業後、故郷で医者の仕事に従事しながら作家デビュー。 一九九六年度にピエロ・キアラ文学賞、ニ〇〇六年度にバンカレッラ賞、ニ〇〇八年度にはイタリア・ヘミングウェイ賞を受賞している。 -
アパートメント暮らしの動物寓話集 その他の物語
都市生活者の孤独と喪失に寄り添う、さまざまな架空の生き物たちとの奇想に満ちた日常を描く表題作をはじめ、交尾の際に夫を喰い殺す妻の生態をドライに描くヒューゴー賞候補作(カマキリの妻)、「これはすべての物語がいずれ死で終わるという物語だ」という書き出しに始まる、物語の本質に鋭く、しかし優しく切り込む世界幻想文学大賞受賞作(ハッピーエンドは特権)など、幻想小説界の鬼才による13編を収めた傑作短編集。/【目次】ツール使いの擬態者/カマキリの妻/東部テキサスの蝶/五人のスフィンクスと五十六の答え/ラタトスク/コヨーテ、死者の国を作りだす/ヒキガエル屋敷の幽霊/アパートメント暮らしの動物寓話集/アパートメント暮らしのまじない集/アパートメント暮らしのアルファベット順夢占い集/ノアのワタリガラス/カラス、人間式のなぞなぞとひとつのジョークを試みる/ハッピーエンドは特権/初出一覧/著者あとがき/訳者あとがき -
手紙の店、クルウォルで
家族の自慢だった姉が同僚に騙され、借金を抱えて失踪してしまった――。それをきっかけに、妹である28歳のヒョヨンは映画監督になる夢につまずいてしまう。だが大学時代の伝手で、ソウルの延禧洞(ヨニドン)にあるレターショップ「クルウォル」でアルバイトを始めることに。こっくりした杏子色の壁に囲まれて、便箋やペン、封筒などが入った木のチェストが並び、森林浴をしているような香りが漂う居心地のいい店だ。目玉は、「ペンパル」というサービス。不特定の誰かに手紙を書くと、引き換えに誰かの書いた手紙を一通もらえる。クルウォルを介し、見知らぬ誰かと名乗り合うことなく手紙のやり取りができるのだ。サービスを利用するのは、ヒット作の次作に悩む漫画家、小説家を目指す会計士、妻を亡くした小学校の校長……。ヒョヨンは、手紙のやり取りをする人々を見守りながら、ゆっくりと自分自身と向き合っていく。春から秋、クリスマスを経て新年へ。四季のうつろいと共に、手紙でつながる人々の日常を愛おしく描いた癒しの物語。
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