作品一覧

  • 愛について
    5.0
    1巻440円 (税込)
    デンマークの宗教思想家キルケゴールの言う“愛”とは、神の愛への人間の壮烈な登攀であり、換言すれば、キリストによって具現された犠牲愛の極致を目ざす遠征である。彼の要求する“愛”は、人間の不可能の限界に接している。本書は、近代の運命とも言うべき、不幸の中にあって清らかであるために苦しまねばならぬ多くの人々に捧げられた、永遠なる“愛の生命と摂理”の書。
  • 漂泊の人(クヌルプ)
    -
    1巻550円 (税込)
    生まれながらの漂泊者クヌルプを主人公にした3つの物語(「早春」「クヌルプへの私の思い出」「終焉」)からなる散文詩的な作品。美と歓喜とをもとめて放浪するクヌルプは、世間的には変人であり、敗残者かもしれない。しかし、だれの心にもそうした念願は埋もれていて、ときにクヌルプはよき道づれにもなる存在でもある。

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ユーザーレビュー

  • 愛について

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「己自身のごとく、汝の隣を愛すべし」

    隣人愛として有名なこの一節がメインに据えられた上で、
    キリスト教における愛とは何か、
    隣人とは何か、
    己自身のごとくという言葉の意味、
    愛「すべし」という命令に含まれる意味

    など、深く考察していきその困難さを語る本です。
    キリスト教とキルケゴールを浴びれます。

    テーマが分かりやすいのでかなり読みやすい!
    隣人愛についての前提知識があるとさらにわかりやすい気がします。
    あとこれ調べても偽名出てこなかったから、この本の内容部分は本名名義で書いたんだと信じます。

    そういう意味でもキルケゴールっぽさを浴びたい人に最初に勧めたさがあります。
    代表作「死に至る

    0
    2025年12月06日
  • 愛について

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    汝愛すべし。

    愛とはなにか?
    絶望してなお汝は愛さねばならぬ。
    愛の切実さ、
    生きる人間の悲嘆、
    人生の悩みのほとんどを解決する一冊。

    文章に使われている漢字が古い漢字だらけなので漢字辞典は必須でしたが、その読み難さを考慮してもなお星5つの大傑作です。

    絶対おすすめ。

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    2011年10月13日

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