罪とは何かを問い、読者の潜在意識に眠る欲望をあぶり出し、
人間が本質的に抱える矛盾を突きつけ、
今一度「罪とは何か」と考えるきっかけを与えてくれる。
人間が本質的に抱える矛盾 そこから生まれる罪のスガタを浮かび上がらせる
イタリアの知られざる巨匠 作家・映画監督アゴスティの話題作!
親愛なるアゴスティ
僕が思うに、これは映画化にもってこいの実に魅力的な物語だよ
フェデリーコ・フェッリーニ
Posted by ブクログ 2013年12月03日
献本でいただいた一冊。
「裁判官」「被害者」「殺人犯」という、
中々に物騒な題名の中編、3篇で構成されています。
鈍色にさびれた裏通り、淡い陽光に包まれた公園の広場、
幾何学模様に彩られる視界と、それがもたらす唐突な終末の景色。
著者はイタリアで映画監督などをされている方、
だからでしょうか、...続きを読む