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当たるも八卦 当たらぬも八卦 「占い」に一喜一憂した一女性の青春
「西の方角に引っ越すと、生命か、名誉か、財産を失う」と占い師に言われたにも拘わらず一家は父の故郷・鹿児島に疎開する。すると、終戦三日前に町は爆撃に遭って全焼、その一ヵ月後、焼け跡の片付けのとき負った怪我が原因で父が急死、続けて翌年、東京に引揚げる日を数日後に控え今度は祖母も体調を壊し他界――。中学、高校生の頃、そんな体験をした私は、その後、「占星術」や「八卦」、「夢占い」などに興味を持つようになった。以来、学校を出て求職や転職の問題などが生じると、知人から聞いた「算盤占い」の老師をそのたび訪ねるようになった。すると不思議にも予言が的中、仕事が望む方向に進んだり、夢にまでみた外国人秘書への道が開けたり、かと思うと公私ともに幸せをもたらせてくれる人物に出会ったりした……。戦後に青春を送った一女性の自伝的小説。 ■CONTENTS 【序章】私と「占い」/(1) 占い師が予言した父の死/(2)「算盤占い」が的中した姪の半生/(3)「星占い」が当たったヨーロッパ旅行【一章】鹿児島へ疎開/(1) 枕崎台風と、父の死/(2) 屋根の上の初恋/(3) 祖母の骨壷を抱えて帰京【二章】卒業、就職/(1) 一軒の家に四所帯が同居/(2) 戦後の筍生活/(3) 高校卒業、そして就職/(4) 夜間の英語学校 /(5) 郵便物の検閲――“秘密の翻訳工場”/(6) “秘密の翻訳工場”で働く学生たち【三章】「算盤占い」/(1) 秘書への道 /(2) “筆頭秘書”を目指し職場を転々/(3) 予言が的中したK氏との出会い/(4) 文学のこと、同人雑誌のこと/(5) ローマ行きの話が具体化/(6) K氏の計画が挫折/(7) “生涯秘書”の資格を習得【おわりに】「占い」その後 -
さばえ近松文学賞2014~恋話(KOIBANA)~
福井県鯖江市の「近松の里づくり事業推進会議」が主宰する『さばえ近松文学賞』2014年度版。 鯖江で幼少期を過ごした、世界に誇る文豪「近松門左衛門」が生まれてから360年の節目である2013年度からスタートしました。 「さばえ近松文学賞~恋話(KOIBANA)それでも人は恋をする~」として「近松の里・鯖江市」が恋にまつわる短編小説を全国から募集した受賞作品を掲載した電子書籍です。 福井県出身の直木賞作家・藤田宜永さんが特別審査員を務めています。 ◆近松賞 「大阪新町はすかい慕情」 原 里佳 ◆優秀賞 「人形の伝言」 菅原哲夫 「シャル ウィー?」 古林邦和 「水底の櫛」 成田えりこ ◆佳作 「紬歌をもう一度」 馬来田朋恵 「匠九代娘」 二川夏紀 「捨てる女 拾う女」 田中園枝 「石田縞恋歌」 後藤利巳 「帰省」 立野裕太 ◆松平昌親賞 学生部門 「レンズの向こう側」 徳永 雅 ◆審査員特別賞 学生部門 「彼と私をツナグもの」 竹澤彩里 -
真珠夫人
読みやすい!これならわかるから面白い!日本文学史上最高の美女。たぐいまれな美貌と知性を持つ男爵令嬢。男たちを魅了しても決して体は許さない瑠璃子。金で買われるように恋人と引き裂かれ、親子ほど年の離れた卑しい成り上がりの荘田の後妻として嫁ぐとき美しい少女は復讐の女神となった。恋人の直也のためにあくまでも貞操を守り抜く。果たして瑠璃子の運命は?処女のプライドをかけて世の中と戦う潔さ、男の価値観を覆す、そして惑わされる男たち。汚れなき真珠の心を知った時、感涙に咽ぶ。何度も映画化、ドラマ化された作品。主人公の瑠璃子は柳原白蓮をモデルにしたとされる。読みやすくするため現代の言葉に近づけてますが、作品の性質上、そのままの表現を使用している場合があります。 -
となりの芝生が青かったころ
社会統計学者のジャック・アレンは、来日して十四年。本業は、統計の専門知識を生かしてのコンサルティングだが、その傍らで、文化交流の一環として、何人かの日本人に英語を教える仕事を続けている。 ジャックは、ここのところ、なにもかもが、上手く行っていないと感じている―難聴を患い、妻とは諍いが絶えず、取り組みたかった仕事は、同僚に「横取り」される。雑誌を開けば、大学時代の友人のサクセス・ストーリー。 「なんでこう、他のやつにばかり、いい風が吹くのか」 そんな思いを抱えて過ごしていたある日、彼は、同僚の紹介で、新しい英会話の生徒、川喜多奈那子と出会う。絵の勉強をするために、イギリスに留学する予定で、その準備として英会話に力を入れたいという彼女は、自分のここ数年の暮らしについて綴った英語の作文を、添削して欲しいと依頼する。 興味本位でその依頼を引き受けたものの、自分よりはるかに年下で、さほど面白い人生経験を積んでいるとも思えない日本人女性の「作文」に、当初、ジャックは、何の期待も抱いてはいない。ところが… -
あすかの妖花
【前編~黒姫の巻~】 大学テニス同好会の夏合宿で、一行は信濃黒姫高原の民宿にいた。キャプテンの大起雄太の肉体をめぐって額田貴美子と大田姫子が激しく奪い合いをするが、やや押され気味の姫子は夜間に貴美子の部屋を直撃し、二人は口を塞ぎ合ってオンナ同士の魅力比べ合戦をした。他にレズッ気のある若菜や姫子の妹の讃良が絡み、個性的な男子メンバーもいて、舞台は長野善光寺の戒壇めぐり、戸隠高原と歴史伝説の地を巡って、学生達のまぶしい青春模様が展開する。 【後編~万葉姫の巻~】 「テニス同好会」の女子大生は「歴女の会」でもあり、奈良飛鳥の額田貴美子の実家の旅館を拠点に万葉の旅をした。大田姫子は、自分と似た名前の大田皇女の悲しい運命に同情したが、自分にも悲劇が待っているとはまだ知る由もない。野天風呂での若い女達の華やかな生態、貴美子と姫子は互いにお腹の出具合を盗み見合っていた。大起雄太は、姫子の忘れ形見の子を苛める我が子可愛さの後妻讃良をいつしか嫌い、貴美子とレイプ魔の間に生まれた美しい少女に心惹かれていた。 -
さばえ近松文学賞2013~恋話(KOIBANA)~
福井県鯖江市の「近松の里づくり事業推進会議」が主宰する『さばえ近松文学賞』 2013年は鯖江で幼少期を過ごした、世界に誇る文豪「近松門左衛門」が生まれてから 360年の節目の年であり、また、近松の代表作『曽根崎心中』が初めて上演されてから 310年になります。 「さばえ近松文学賞~恋話(KOIBANA)それでも人は恋をする~」として 「近松の里・鯖江市」が恋にまつわる短編小説を全国から募集した受賞作品を掲載 した電子書籍です。 作詞家・作家である阿木燿子さんが特別審査員を務めています。 ◆近松賞◆ 「恋の手本」 徳山 容子 ◆優秀賞◆ 「もじずりの椀」 中野 純賢 「オシドリの恋」 瀧本 文絵 「たまて箱」 関 弘子 ◆佳 作◆ 「赤い竜-幕末水戸天狗党異聞-」 岡部 晋一 「妖あやかし」 小山 和子 「牡丹慕情」 長谷川 勲 -
幻蒼、幻想 …… 女の賭け!
平凡な主婦も幸せと日常に落ち着きを見せた「美和」は子供に恵まれない。夫の雅彦はサラリーマンそのもの、子供にあまり縁がない。子供のころから不幸を背負って来た冬川夏海は自分の力で生きることを決心する。その手段として夜のクラブのホステスを選ぶ。誘惑あまたの銀座の夜。優しい中年男との瞬時の幸せ、妊娠という不幸。子供はどうしよう!? 二人の世界の違った女が、偶然に出逢う。子宝が欲しい美和と、子供に煩わせられたくない夏海。そんな二人の「おんな」の賭け、そして将来への祈りは!?【登場人物】仁科美和 (33歳)~広告代理店に勤務。そこで雅彦と出会い結婚。仁科雅彦(36歳)~どこのでもいるサラリーマンでありながら、美和と子供のことでは違った意見を持つ。冬川夏海(35歳)~ 家庭に恵まれず育った思春期。偶然にも美和との出逢いで人生が変わる。山岡(53歳)~大企業の役員。銀座クラブの常連。夏海のひと時の愛人。
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