ドキドキハラハラ作品一覧

非表示の作品があります

  • 金貸し同心
    完結
    3.0
    老中水野忠邦による人々に倹約を命じた天保の改革の真っ只中、多摩の役人だった辰ノ輔は、告げ口をしたことで立場が悪くなり養子に出されて、廻り方同心となった。早速見習いとしてある同心の下についたのだが、その男・本庄茂兵治は、同心でありながら暴利を貪る金貸しも行っていた! 辰ノ輔は自分の役割を裏稼業の監視と割り切って、茂兵治の下で働き始めるのだが……。貨幣経済へと移り変わり、武士の地位が落ちていく中、銭をもって善を成す痛快時代劇の登場!
  • 里親と特別養子縁組 制度と暮らし、家族のかたち
    3.5
    実の親と暮らせない子どもたちはこの国で3万人を超える。彼らの成長を家庭内で支えていくのが、里親や特別養子縁組だ。前者は一時的に育てる公的養育で、後者は生涯にわたり親子関係が持続する。 それぞれの家庭で、親と子はどう暮らし、どんな思いを抱いているのか。血縁なく中途から養育する制度の意義や課題は何か。 子どもの支援のあり方に長年取り組む著者が、当事者へのインタビューなど多くの事例をもとに解説する。 ■本書の目次 まえがき 第1章 暮らしに困難を抱える子どもたち 子どもたちの困難/子どもの思い/親子の支援の充実と社会的養護/里親制度の活用/親との関係形成 第2章 親と別れて暮らす子どもたち 「大人の事情」の内容/子どもたちの育ちづらさ・育てにくさ/成育環境と子どもへの影響/家庭養育の要件/里親・特別養子縁組制度の概要 第3章 里親・養親になる 子どもの受託方法/養親・里親となるには/里親登録後子どもを受託する流れ/里親の種類と想定される家族像/民間機関を通しての受託/不妊治療を経ての受託/子どもを受託した里親/未委託里親の存在とそれへの対応 第4章 里親・養子縁組家庭での暮らし 親元を離れて暮らす子どもたち/里親家庭での安心感/里親の寛容な支え/里親家庭での養育の中断/自身の選択と里親家庭への適応/家庭養育のリスク/里親家庭への固執/生き続けるための思考/里親家庭での過酷な体験/里親夫婦への気遣い/特別養子縁組家庭での体験/養子として育てる意義とその理解/家庭で大切にされた体験/家庭での生い立ちに関する対話/家庭でのさまざまな人生 第5章 「中途養育」の喜びと困難 現代社会における養育の困難/新たな家庭での養育の始まり/実子がいて里親となる場合/「中途養育」への理解/試し行動とそれへの対応/里親養育と養育不調/養育の難しさと里親委託解除/生みの親と里親との間で/生みの親の存在への配慮/過去の関係の維持 第6章 過去とつながる 子どもの出自を知る権利/過去とつながる意義と真実告知/真実告知の内容/養子としての思い/真実告知後の疑問/告知されなかった思い/手記を振り返って/出自を告知されたその先/当事者を支える仕組みの必要性 終 章 里親・特別養子縁組のこれから 子どもの意見表明権の保障/子どもの永続的な暮らしの保障/委託に向けた体制の充実/里親と支援者との信頼関係形成/養育観と養育の社会化/複数の養育者体制の必要性/海外における複数養育体制例/社会的親の創造/これからの取り組み/出自を知る権利保障体制の整備 あとがき
  • 弟子の愛が重すぎて死ねない
    4.7
    1巻902円 (税込)
    「ずっと一緒にいようね…師匠」 魔法使いの老人ルーカスは、愛弟子のテオに看取られながら老衰でその生涯を終えた――はずだった。 目を覚ますと、床に魔法陣が書かれた部屋のベッドの上で、しかも自身の見た目が少年に変わっていた!? 動揺するルーカスの前に現れたのは大人になった生前の愛弟子、テオだった。 どうやらルーカスとの死別に絶望したテオの魔法によって少年の姿で生き返ってしまったらしい。 師匠が生き返って嬉しいと喜ぶテオ。 しかし様子が少しおかしくて…? 【本作品は「弟子の愛が重すぎて死ねない」1~7話を収録しています】
  • 核大国ニッポン(小学館新書)
    3.2
    ※この作品は過去に文庫版として配信された『もうひとつの核なき世界』と同内容の新書版となります。 日本人が知るべき真実の書、待望の新書化! 米国政府の軍事費拡大、劣化ウランで被爆したイラク帰還兵の存在など、オバマ前大統領の「核なき世界」演説の裏にあった「核」をめぐる事実の数々を、唯一の被爆国であり、未曾有の原発事故を経験した日本人に示した名著が、新章を加えて待望の新書化。  オバマ演説から8年。トランプ政権となった今、「核なき世界」は葬られるのか。さらに政府が憲法改正へと突き進む今、日本人は何を注視し、何をするべきか。『ルポ 貧困大国アメリカ』『沈みゆく大国アメリカ』など、ベストセラーを生み続ける国際ジャーナリスト堤未果氏による警告の書。 (底本 2017年8月発売作品)
  • 狼虎のあくなき青春【コミックス版】
    4.8
    1巻902円 (税込)
    【電子限定描き下ろし漫画も収録!】俺が好きなのは、てめぇの顔と×××だけだ!!!!――学内で恐れられる若頭・天虎は、じつは恋と……エッチに興味津々。カースト上位のヤリチン・志狼がセフレとヤってる姿を見てからというもの、あいつの顔と×××で頭がいっぱい。ヤクザの息子が警察の息子のむすこをオカズにア●ニ―してるなんて極秘なのに――バレて脅されて!?「欲しいんだろ? コレが」くそ…くそ…っなんでこんな奴の…欲しいと思ってるんだ俺!!!◆収録内容◆ ・「狼虎のあくなき青春」(1)~(8) ・単行本収録描き下ろし漫画4P ・電子限定描き下ろし漫画4P※本書は、現在配信している「狼虎のあくなき青春(1)~(8)」の内容が含まれております。重複購入にご注意下さい。
  • 情熱の砂を踏む女
    2.7
    本書を読んでスペイン旅行をしたら、必ずや闘牛を見るだろう。 そんな筆力が、本書の闘牛シーンに漲っている。<西上心太> 闘牛中の事故で亡くなった兄を悼むためにスペインへ向かった怜奈は疑念を持つ。兄は殺されたのではないか。だが決定的な証拠も証言もない。調べるうちに闘牛に魅せられた怜奈は、女性闘牛士になるという夢を持つ。古いしきたりに翻弄されながら修行に挑む怜奈だったが、兄を貶めた魔手は忍び寄っていた――。構想15年。スペイン闘牛界に蔓延る闇を、ミステリー界の気鋭が描く。
  • 働く女子に明日は来る!
    3.7
    1巻902円 (税込)
    働く女子にエールを!超前向きお仕事小説。  「やれることをやれ、目の前の仕事に全力で取り組め。そうしているうちに…動かねえと思ってたもんが動き出したりするもんなんだ」そんなメッセージが込められた人気小説が文庫化です。  今日も明日も、心身共にハードワークが待っている…! そこは、テレビドラマ制作の現場。主人公の時崎七菜(31才)は、制作会社のアシスタントプロデューサ-(AP)。尊敬するプロデューサー(P)の上司・頼子をお手本に、連続TVドラマ『半熟たまご』の現場で日々格闘中。クセの強い面々との仕事には、毎日トラブルが頻発状態。元来マジメで不器用な七菜は、トラブルがあった時も、美味しいロケ飯を心の支えにひとつひとつ乗り越えていく。そんなある日、先輩の頼子からPを引き継ぐことに。次々と襲いかかるピンチ。そして、ついには前代未聞の大ピンチに!果たして、七菜はどうする?  働き方改革、パワハラ、モラハラ、働く女子の恋愛事情・・・・・・イマドキのお仕事問題をはらみつつも、ハートフル。働く女子の背中を包み込み、優しく押してくれる、令和版前向きお仕事小説です。読めば元気になること、間違いなし、です! ※この作品は過去に単行本として配信されていた『働く女子に明日は来る!』 の文庫版となります。
  • 潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー
    3.9
    「考えうる、最大級の恐怖を」。 たったひとつのテーマのもとに、日本ホラー界の“最恐”執筆陣が集結した。 澤村伊智×霊能& モキュメンタリー風ホラー、 阿泉来堂×村に伝わる「ニンゲン柱」の災厄、 鈴木光司×幕開けとなる新「リング」サーガ、 原浩×おぞましき「828の1」という数字の謎、 一穂ミチ×団地に忍び込んだ戦慄怪奇現象、 小野不由美×営繕屋・尾端が遭遇する哀しき怪異――。 全編書き下ろしで贈る、至高のアンソロジー!
  • 捜査官 有馬礼人は初恋をこじらせている【電子限定特典付】【イラスト入り】
    完結
    4.8
    高校三年の夏、幼なじみの伊織から告白されつきあいはじめた礼人。 だが厳格な父親にバレて交際を猛反対されたことで、伊織は姿を消した。 ──それから5年。大学卒業後、交番勤務の警察官となった礼人の前に現れたのは、女装姿の「エリカ」と名乗る伊織。 『外で会うのは決まった場所だけ』『寝るのは月に一度だけ』というルールで再びつきあい始めたが… 一途な高級クラブ経営者×有能捜査官の再会ラブストーリー 【電子限定特典】巻末に書きおろしSSを収録!
  • しゅきしゅきMAXハート♡ (上)
    完結
    4.6
    全3巻902~1,023円 (税込)
    苦学生の龍仁は幼馴染みでお好み焼き屋の看板息子・虎幸に長年片想いをしている。ある日、一大決心して虎幸に告白したところ、虎幸も龍仁のことを好きでいてくれていることがわかり、「晴れて二人は恋人!」と龍仁のテンションが爆上がりしたところ、いきなり世界がブラックアウトしてしまった! 気がつくと告白前の状況に戻っていて、初めは「さっきのは夢だった?」と思った龍仁だったが、なんども「告白→ブラックアウトで戻る」を繰り返したため、どうやら自分はタイムリープしていることがわかり――!?
  • 猟奇の贄 県警特殊情報管理室・桜庭有彩
    3.3
    とある犯罪組織に対抗するために設立された特殊情報管理室。そこに配属された桜庭有彩には特殊能力があった。その能力を使うことで事件解決の糸口を見つけるが、数々の猟奇的な事件に巻き込まれることになり――。
  • ドキュメント
    3.6
    事故に遭って陸上競技をあきらめた圭祐は、ひょんなことから放送部に入部する。3年生の引退後、仲間たちとともにコンテストに挑むことになった。偶然手に入れたドローンを武器にテレビドキュメント部門の撮影を進めていたところ、煙草を持った陸上部の逸材・良太の姿が映り込む。真実を探っていくと、騒動の陰で糸を引く思わぬ人物にたどり着いてしまい……。部活にかける情熱と予測不能な事件を描く、学園青春エンタメ!
  • ブリザード・フラワー
    4.0
    老朽化した警察拳銃を新しいものに交換することとなり、廃棄処分のため移送されていた拳銃百四〇挺と実弾千四百発が何者かに強奪された。犯人はその拳銃に弾丸を装塡し無作為にばら撒いた。「お役に立つと思います」というメモとともに。そして都内では重大犯罪や自殺が頻発し始めた。厳重警戒体制下におかれた東京、「警視庁の祟り女神」と呼ばれる組織犯罪対策部の氷見麻里子はバディの越石渉とともに奪われた拳銃を追う……。警察小説シーンに新たなヒロイン登場!
  • ルポ 海外「臓器売買」の闇(新潮新書)
    3.7
    「絶対に許せない。どんな団体なのか調べてほしい」。二千万円以上を支払った被害者の一人は、憤りをあらわにした。キルギスやベラルーシなど海外を舞台にした「臓器売買」疑惑。約十人の記者たちは地を這うような取材を重ね、事件の構図をあぶりだし、ついに疑惑のカギを握る人物を直撃――一面を飾ったスクープは、社会に大きな衝撃をもたらした。優れた報道に与えられる「新聞協会賞」を受賞した調査報道の全貌。
  • 久遠の檻 天久鷹央の事件カルテ 完全版
    4.1
    美しく可憐な少女は、 「不老不死」のアイドル? 楯石希津奈。十五年以上前にアイドルとして活動していた少女が、当時とまったく同じ外見で現れた。 患者の姿に驚いた精神科部長の墨田淳子は、統括診断部の天久鷹央に診察を依頼する。 だが、その矢先、父親によって希津奈は連れ去られてしまい……。 ミイラ化した遺体。自殺からの復活。不老不死は実在するのか? 現役医師が描く医療ミステリー! 書き下ろし掌編「天国への道」収録。 出版社名「新潮社」より過去に配信された作品に加筆修正し、新たに書き下ろし掌編を加えた『完全版』となります。重複購入にはご注意ください。
  • 六法推理
    3.6
    その悩み、一人で抱え込まずお気軽に無法律へ。 学園祭で賑わう霞山大学の片隅。法学部四年・古城行成が運営する「無料法律相談所」(通称「無法律」)に、経済学部三年の戸賀夏倫が訪れる。彼女が住むアパートでは、過去に女子大生が妊娠中に自殺。最近は、深夜に赤ん坊の泣き声が聞こえ、真っ赤な手形が窓につくなど、奇妙な現象が起きているという。戸賀は「悪意の正体」を探ってほしいと古城に依頼するが……。リベンジポルノ、放火事件、毒親問題、カンニング騒動など、法曹一家に育った「法律マシーン」古城と、「自称助手」戸賀の凸凹コンビが5つの難事件に挑む!
  • 悪食は黒を召す【特典ペーパー/電子限定描き下ろし付き】
    完結
    4.8
    全1巻902円 (税込)
    “陽キャ大学生は有能美人宰相を攻略したい”ある日、手違いによって異世界に招かれてしまった大学生の鳴海瑛二。持ち前の明るさとコミュ力で異世界生活を満喫していたが、そんな自分を何かと気にかけてくれるクールだが面倒見の良い宰相・シグルドの優しさに触れ、もっと仲良くなりたいと思うようになる。しかし、シグルドの使い魔・ディアドラに導かれるまま迷い込んだ秘密の庭園で彼の無防備な姿を見てしまってからというもの尊敬とは別の意味で意識するようになってしまって…?『美味しい末裔』スピンオフは超年の差異種間ラブ!
  • 恩送り 泥濘の十手
    5.0
    消えた岡っ引きの父と、溺れ骸を結ぶ謎の器。 おまきは岡っ引きの父・利助を探していた。 火付けの下手人を追ったまま、行方知れずになっていたのだ。 手がかりは父が遺した、漆が塗られた謎の容れ物の蓋だけ――。 いったいどんな容れ物なのか? そして身はどこにあるのか? おまきは材木問屋の息子・亀吉、目の見えない少年・要の力を借りるが、なかなかもつれた糸は解けない。 そんなある日、大川に揚がった亡骸の袂から漆塗りの容れ物が見つかったと臨時廻り同心の飯倉から報せが入る。 しかし、なぜか蓋と身が取り違えられているという。 後に、父の遺した蓋と亡骸が遺した容れ物は一対だったと判るが……。 父は生きているのか、亡骸との繋がりは? 容れ物は誰のものなのか? おまきたちは、新しい手がかりをもとに下手人を探すべく、江戸の町を奔走する! 虚を突く真相に落涙する、第一回警察小説新人賞受賞作。 ※この作品は単行本版『恩送り 泥濘の十手』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • アウシュヴィッツのタトゥー係
    4.2
    第二次世界大戦下の「絶滅収容所」アウシュヴィッツで、生き延びるため同胞に鑑識番号を刺青し名前を奪う役目を引き受けたユダヤ人の男。彼はある日、その列に並んでいた女性に恋をした。「必ず生きて、この地獄を出よう」と心を決め、あまりに残酷な状況下で自らもあらゆる非人間性に直面しながら、その中でささやかな人間性と尊厳を守り抜くために重ねた苦闘と愛の物語。実在のタトゥー係の証言をもとに書き上げられ2018年に刊行された原書は、全世界350万部のヒット作となった。
  • 月下のサクラ
    3.8
    シリーズ累計27万部突破! 警察小説の新たなるヒロイン誕生! 念願かない警察広報職員から刑事になった森口泉。記憶力や語学力を買われ、希望していた機動分析係へ配属された。自分の能力を最大限に発揮し、事件を解決に導く――。 だが配属当日、会計課の金庫から約一億円が盗まれていることが発覚。メンバー総出で捜査を開始するが、犯行は内部の者である線が濃厚だった。署が混乱する中、さらに殺人事件も発生。組織の闇に泉の正義が揺れる。
  • 夜中に犬に起こった奇妙な事件
    4.1
    ひとと上手くつきあえないクリストファーは、近所の犬が殺されているところに出くわす。彼は探偵となり犯人を探そうと決意する。勇気を出して聞きこみをつづけ、得意の物理と数学、たぐいまれな記憶力で事件の核心に迫っていくが……冒険を通じて成長する少年の姿が共感を呼び、全世界で舞台化された感動の物語
  • 滅びの前のシャングリラ
    4.1
    「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。 なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」 「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」。学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そして――荒廃していく世界の中で、人生をうまく生きられなかった人びとは、最期の時までをどう過ごすのか。滅びゆく運命の中で、幸せについて問う傑作。 〈巻末対談〉新井素子×凪良ゆう
  • 最強の恐竜(新潮新書)
    4.0
    史上最強の恐竜は、やっぱりティラノサウルス? いや、それだけではない。六六〇〇万年前に滅んだ恐竜たちは、どんな陸上動物より大きな体、獲物を砕く強靱な顎、あのウサイン・ボルトにも劣らぬスピードなど様々な特徴を持ち、驚きの能力を進化させていた。ならば最新研究をふまえて、各種のナンバーワン恐竜を選出してみよう。「化石」を求めて世界各地を行く若手学者による、知力、体力、想像力の傑作ドキュメント!
  • 文豪と女 憧憬・嫉妬・熱情が渦巻く短編集
    3.0
    無垢な少女から妖艶な熟女まで一一。鴎外、花袋、荷風、漱石、谷崎、安吾、太宰たちが、憧れ、翻弄された女性たちを描く。女性は思春期を経て、恋愛・婚約・結婚に。悩みや荒みを抱えながら、やがては倦怠または不倫へと至ることも? 時代の変化に応じて、社会的自立や自覚が芽生えた主人公の生き様からは、近代日本の「女の一生」がみえてくる。 (収録作品) 森鴎外「杯」 田山花袋「少女病」 立原道造「白紙」 永井荷風「庭の夜露」 山川方夫「昼の花火 泉鏡花「雪の翼」 夏目漱石「硝子戸の中」 中島敦「下田の女」 谷崎潤一郎「青い花」 芥川龍之介「なぜソロモンはシバの女王とたった一度しか会わなかったか?」 高見順「強い女」 堀辰雄「辛夷の花」 坂口安吾「いずこへ」 久生十蘭「姦」 太宰治「葉桜と魔笛」
  • 警官の道
    3.8
    「力が必要だ」――母と自分を虐待し別れたろくでなしの父親に復讐するため、暴力団員を目指す聖。中華料理店でアルバイトをしながら、神戸の金坂組のバッジをもらうチャンスを狙う聖は、組に出入りするサングラスをかけた迫力十分の男に弟子入りを懇願する。だが、男は素姓はそのうちわかると言い残し闇の奥へ消えた……(「聖」)。 組織に生き、事件と隣り合わせの警官たちの生きざま。 「孤狼の血」シリーズの柚月裕子、『スワン』『爆弾』で注目の呉勝浩、「刑事犬養隼人」シリーズの中山七里など、ミステリー界を背負う注目作家たちによる、豪華警察小説アンソロジー!
  • 令和の山口組(新潮新書)
    3.7
    結成から約百年、初代・二代目時代のドラマ、抗争と芸能ビジネスで強力な地位を築いた三代目のカリスマ、四代目暗殺と山一抗争を経て、「全国制覇」を遂げた五代目時代――だが、この国内最大の暴力団は近年、当局との激しいバトル、法律や条例による社会からの排除、さらには「一強」体制への不満がもたらした分裂劇など、内外ともに追い詰められている。大正から昭和、平成、令和の現在まで、変遷の歴史と組織の全貌。
  • アダムとイヴ 語り継がれる「中心の神話」
    4.0
    『旧約聖書』に登場する、最初の人間アダムとイヴ。二人の名前は「禁断の木の実」「楽園追放」などのキーワードとともに語られ、日本人にとっても馴染み深い。しかし彼らの物語から生まれた、文化、思想、文学・美術作品の多様さは、私たちの想像を遥かに超えるものがある。本書では、美術史的な解説・解釈にとどまらず、アダムとイヴが歴史上いかに語られ、いかに現代社会に影響を及ぼしてきたかを探っていく。
  • あいまいな日本の私
    3.6
    「私は渡辺一夫のユマニスムの弟子として,小説家である自分の仕事が,言葉によって表現する者と,その受容者とを,個人の,また時代の痛苦からともに恢復させ,それぞれの魂の傷を癒すものとなることをねがっています.」――一九九四年ノーベル文学賞受賞記念講演ほか,全九篇の講演に語られた,深く暖かい思索の原点と現在.

    試し読み

    フォロー
  • 感染症の中国史 公衆衛生と東アジア
    3.6
    一九世紀末、列強に領土を蚕食されるなか、中国では劣悪な栄養・衛生状態、海外との交流拡大によって、感染症が猛威を振るう。雲南の地方病であったペストは、香港や満洲に拡大し、世界中に広がることになる。中国は公衆衛生の確立を迫られ、モデルを帝国日本に求める。本書は、ペスト、コレラ、マラリアなどの感染症被害の実態、その対応に追われる「東亜病夫」と称された中国の苦悩とその克服に挑む姿を描く。
  • 検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?
    4.2
    「ナチスは良いこともした」という言説は,国内外で定期的に議論の的になり続けている.アウトバーンを建設した,失業率を低下させた,福祉政策を行った――功績とされがちな事象をとりあげ,ナチズム研究の蓄積をもとに事実性や文脈を検証.歴史修正主義が影響力を持つなか,多角的な視点で歴史を考察することの大切さを訴える.

    試し読み

    フォロー
  • 災害の日本近代史 大凶作、風水害、噴火、関東大震災と国際関係
    3.8
    東北大凶作、関東大水害、桜島大噴火、東京湾台風、そして関東大震災……。百年前の日本は、戦争だけでなく、自然の猛威により膨大な被災者を出していた。この時期は、世界各地でも巨大災害が続発。諸外国との支援をめぐる交渉が活発化し、“一等国”となった日本はその対応に迫られていた。本書は、巨大災害の実態から、対応、復興、影響、国際関係まで、民衆と国家の双方の視点から記していく。戦争で語られがちな日本近代のもう一つの現実を描く。
  • 法の雨
    3.9
    「逆転無罪」。有罪率99.7%の日本での無罪判決は、検察官にとっては死も同然。看護師による組長殺人事件の起訴したものの、無罪判決を受け、担当検事の大神護は打ちひしがれた。だが、裁判長が判決の直後に法廷で倒れた。これは偶然か。さらに、無罪となった看護師が死んだと知り、病床の裁判長を訪ねると、さらなる謎と事件が見えて……。検事、弁護士、被害者と加害者、刑事、そして判事。複雑に絡み合うリーガルミステリー。
  • ボニン浄土
    4.1
    島だけが、すべてを見ていた。 1840年、気仙沼から出航した五百石船・観音丸は荒天の果てに、ある島に漂着する。そこには、青い目をした先住者たちがいた。彼らは、その地を「ボニン・アイランド」と告げた。  時を隔てた現在。すべてを失った中年男は、幼少期、祖父が大切にしていた木製の置物をふとしたことで手に入れた。それを契機に記憶が蘇る。  彼は、小笠原行きのフェリーに足を向けた。その船には、チェロケースを抱えた曰くありげな少年も同乗していた。  物語は、ゆっくりと自転を始める。 ※この作品は単行本版『ボニン浄土』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 夜獣使い 黒き鏡
    3.0
    冷蔵庫の赤子、落ちてくる三つの首、蝶になった母親……黒き衣装の探偵・鏡見は、にわか助手のひなげしとともに怪事件に挑む。
  • 寡黙むっつり攻めBL コミックアンソロジー
    3.7
    普段は無口でクール そんな彼の頭の中はエッチな事でいっぱい☆ 溜まりに溜まりまくった、欲望解放BLアンソロジー! 【 執筆者ラインナップ 】 《Cover illustration》 桐式トキコ 《漫画》 犬井ナオ…「流されおじさんの初めていただきます クールな年下彼氏のタガが外れて…!?」 日野原…「先輩俺のコト嫌いにならないで」 よいせ…「無愛想新人にキスされました!?」 rosca…「天使のようなあの子に○○したい」 わり子…「無口な幼馴染の懐き方が異常です!?」 《Short》 音海ちさ…「コラム」 参号ミツル…「そのムッツリは危険です」 たかはしツツジ…「陰キャな僕の結婚生活レベル1」 二条めも…「愛は全ての咎を覆う」 吉井ハルアキ…「俺の幼なじみは、くそかわいい。」
  • この本を盗む者は
    3.5
    “本の街”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父を持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めているが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれたことで本の呪いが発動し、町は物語の世界に姿を変えてしまう。泥棒を捕まえない限り町が元に戻らないと知った深冬は、不思議な少女・真白とともにさまざまな物語の世界を冒険していく……初めて物語に没頭したときの喜びが蘇る、胸躍るファンタジー。
  • 警視庁ゼロ係 小早川冬彦1 特命捜査対策室
    3.4
    1~2巻902~1,056円 (税込)
    【小泉孝太郎好演で大注目!テレビ東京系列「警視庁ゼロ係」の原作!】 21年前に起きた迷宮入り事件の真相は? エリートKY刑事・小早川冬彦、全国各地へ縦横無尽! 警視庁に創設された特命捜査対策室第五係、本庁の 『何でも相談室』 へ異動した警部・小早川冬彦。 急拵えの部屋で、杉並中央署時代の相棒高虎の従姉・寺田寅三巡査長らと邂逅し、未解決事件の独自捜査にあたる。 さっそく持ち込まれたのは、21年前に奈良で起きた、刺殺事件の再捜査の依頼。戸惑う寅三をよそに、冬彦は法隆寺近くの現場へ出張の手配を済ませるが……。
  • カンブリア 邪眼の章 警視庁「背理犯罪」捜査係
    3.8
    1~3巻902~1,034円 (税込)
    《能力》って、そんなに役に立つものじゃないんですよ。 物を持ち上げたければ手を使えばいい。 誰かと意思疎通したければ、その相手と話せばいい。 でも、あることに限り絶大な効果があるんです。 それは――犯罪です。 三鷹の賃貸住宅で若い女性が死亡した。当初は急性心臓死と思われたが、尾島警部補と相棒の閑谷巡査は過去にも同じ部屋で女性の突然死があったことを突き止める。だが怪しいと睨んだ大家・水田をいくら調べても、証拠は出てこない。感じたことのない奇妙な感覚を抱く中、尾島はこの事件の鍵を握る青年と出会い……。 虚ろな瞳が見つめる先には、若い女性の標的が。 常軌を逸した犯罪者を、黒ずくめのクールな刑事が追う!
  • 2035年の中国―習近平路線は生き残るか―(新潮新書)
    4.5
    中国共産党総書記として異例の三期目に突入した習近平。幹部人事を意のままに行い盤石の体制に見えたが、コロナ対策では国民の反発で軌道修正を迫られ、一転、不安を感じさせる幕開けとなった。建国百年を迎える二〇四九年への中間点とされる二〇三五年に、彼は八十二歳。国内外の難問が山積する中国は、その時どうなっているのか? この国と中国共産党の本質を踏まえながら、第一人者が今後の行方を占う。
  • インドの正体 「未来の大国」の虚と実
    3.9
    「ヨガとカレーとガンディーの国」から「人口世界一」「IT大国」「グローバルサウスを牽引する新興大国」へと変貌し、西側と価値観を共有する「最大の民主主義国」とも礼賛されるインド。実は、事情通ほど「これほど食えない国はない」と不信感が強い。ロシアと西側との間でふらつき、カーストなどの人権侵害があり、表現や報道の自由が弾圧される国を、本当に信用していいのか? 日本であまり報じられない陰の部分にもメスを入れつつ、キレイ事抜きの実像を検証する。この「厄介な国」とどう付き合うべきか、専門家が前提から問い直す労作。 まえがき 序章 「ふらつく」インド――ロシアのウクライナ侵攻をめぐって 第1章 自由民主主義の国なのか?――「価値の共有」を問い直す 第2章 中国は脅威なのか?――「利益の共有」を問い直す 第3章 インドと距離を置く選択肢はあるか?――インドの実力を検証する 第4章 インドをどこまで取り込めるか?――考えられる3つのシナリオ 終章 「厄介な国」とどう付き合うか? あとがき 主要参考文献
  • 犬

    4.0
    大阪でニューハーフ店「さくら」を営む桜は63歳のトランスジェンダーだ。23歳で同じくトランスジェンダーの沙希を店員として雇い、慎ましくも豊かな日々を送っていた。そんなある日、桜の昔の男・安藤勝が現れる。今さらと思いながらも、女の幸せを忘れられない桜は、安藤の儲け話に乗ることを決意。老後のためにコツコツと貯めた、なけなしの1千万円を用意するが……。鬼才が放つ、狂乱の疾走劇。第22回大藪春彦賞を受賞作。
  • シチリアの奇跡―マフィアからエシカルへ―(新潮新書)
    3.5
    映画『ゴッドファーザー』が象徴する〝マフィアの島〟が、今やオーガニックとエシカル(倫理的)消費の最先端へ――みかじめ料不払い運動に反マフィア観光ツアー、有名ピザ屋が恐喝者を取り押さえ、押収された土地は人気の有機ワイン農場に姿を変えた――『スローフードな人生!』の著者が10年以上の現地取材で伝える、諦めない人々のしなやかな闘いのドキュメント。新しい地域おこしはイタリア発、シチリアに学べ!
  • 背中の蜘蛛
    3.4
    東京・池袋で男の刺殺体が発見された。警視庁池袋署刑事課長の本宮は、捜査の過程で捜査一課長からある密旨を受ける。その約半年後、東京・新木場で爆殺傷事件が起きる。やがて容疑者が浮上するが、捜査に携わる警視庁組織犯罪対策部の植木は、その経緯に違和感を抱く。そしてまた、捜査一課の管理官となった本宮も違和感を覚えていた。捜査の裏に、いったい何があったのか――。
  • ミッドナイト
    4.5
    警察庁公安課特別捜査室〈サクラ〉の田臥は、警視庁刑事部長の大江から非公式のオファーを受ける。それは逃亡中のロシアスパイ親子を青森から東京に陸路で連れてこいという奇妙な任務だった。スパイ親子は、自衛隊も導入している最新鋭戦闘機F-35の最高機密を握っており、ロシアの諜報機関から狙われていた。プーチン大統領が絶対手に入れたい機密ファイルとは何か!? 次々と迫り来る刺客と田臥チームが、東北を舞台に激しいカーチェイス&銃撃戦を繰り広げる。緊迫のアクションロードノベル、「デッドエンド」シリーズ第4弾!
  • てらこや青義堂 師匠、走る
    4.1
    格別の思いがこもる、作家今村翔吾の原点!  明和七年、太平の世となって久しい江戸・日本橋で寺子屋の師匠をつとめる坂入十蔵は、かつては凄腕と怖れられた公儀の隠密だった。  学問は苦手ながら剣術に秀でた才を持つ下級武士の息子・鉄之助、浪費癖のある呉服問屋の息子・吉太郎、極度のあがり症ながら手先の器用な大工の息子・源也など、さまざまな個性の筆子たちに寄りそう日々を送っていたが、藩の派閥争いに巻き込まれた筆子の一人、加賀藩士の娘・千織を助ける際、元忍びという自身の素性を明かすことになる。  年が明け、筆子たちのお伊勢参りに同道する十蔵の元に、将軍暗殺を企図する忍びの一団「宵闇」が公儀隠密をも狙っているという報せが届く。十蔵は、離縁していた妻・睦月の身にも危険が及ぶことを知って妻の里へ向かった。  哀しみに満ちた妻との出会いと別れ、筆子たちとの絆の美しさ、そして手に汗握る結末――「本書は無冠だが、無冠の傑作として永く文学史に残るであろう」そう文芸評論家・縄田一男氏が絶賛し、作家自身が「最も自分自身を剥き出しにして書いたかもしれない」と語った、今村翔吾の原点ともいえる青春時代小説の傑作! ※この作品は単行本版『てらこや青義堂 師匠、走る』として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 中国のデジタルイノベーション 大学で孵化する起業家たち
    3.5
    キャッシュレス決済やブロックチェーン技術など,中国では目をみはる勢いでデジタル化が進展している.そこには日本からは見えない民間と大学の重要な役割があった.「創業・創新」の中核を担う清華大学に籍を置く著者が,豊富な事例をもとに中国式DXの現状と課題を掘り下げ,日本が学ぶべき点を提示する.

    試し読み

    フォロー
  • 所轄刑事・麻生龍太郎
    3.6
    どんな小さな事件でも、続けて似たような事件が頻発すれば、その背後に歪んだ犯人の心が透けて見えて来る――。東京の下町、門前仲町の商店街の裏路地で連続した植木鉢の損壊事件。所轄高橋署の新米刑事、麻生龍太郎は相棒の今津とともに捜査を開始するが、やがて傷つく人々の姿が浮かび上がる……。(「大根の花」)みずからも秘密を抱えた敏腕刑事・麻生龍太郎が哀しき事件を追う警察ミステリー。書き下ろし短編収録。
  • チーム・オベリベリ (上)
    4.0
    1~2巻902~946円 (税込)
    約140年前、その女性は、北海道十勝の原野へ渡った オベリベリ――和人たちによって「帯広」とされた新天地 明治の先進教育を受けた彼女は、いかに生き抜こうとしたのか 開拓に身を投じた実在の若者たちを基にした、著者が初めて挑む長篇リアル・フィクション 〈明治維新という大きな時代の変わり目を体験した上に、それまでとまったく異なる世界に身を投じる若者たちの姿は、今、世界的な新型コロナウイルスの流行により、またもや大きな時代の変わり目を経験しなければならない私たちに何を思わせ、感じさせることだろうか〉――乃南アサ 文明開化の横浜で時代の最先端にいた女性は“その地”でいかに生きたか 私たちの代が、捨て石になるつもりでやっていかなければ この土地は、私たちを容易に受け入れてはくれない 宣教師たちが開いた横浜の共立女学校に学ぶ鈴木カネは、父や兄にならって聖書の教えを受け、勉学に励んでいた。 兄の銃太郎は、神学校で一緒だった渡辺勝、依田勉三と北海道開拓について考え始めている。 彼らは勉三を中心に「晩成社」を興し、新天地へ向かう準備を進める。 明治15(1882)年、23歳になったカネは女学校を卒業し、渡辺勝と結婚、そしてオベリベリとよばれた帯広へ行くことを決意する。
  • 北朝鮮 拉致問題 極秘文書から見える真実
    3.8
    小泉訪朝から20年。 なぜ解決できなかったのか? ◆内容◆ 2002年9月、小泉純一郎氏が日本の総理として初めて北朝鮮を電撃訪問し、金正日委員長が拉致を認め、5人の被害者が帰国を果たしてから20年。 小泉訪朝当時、日朝関係は大きく改善するかに見えた。 だが、その後交渉は暗礁に乗り上げ、拉致問題解決を重要課題としていた安倍長期政権、続く政権でも進展がない。 国会の「北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会」等でこの問題に尽力してきた著者はある文書を入手。 そこには拉致の実態、北朝鮮での生活等が詳しく記されていた。本書は極秘文書の内容を分析し、日朝外交を概観することで問題が解決に進まない原因を指摘。北東アジア安定のために何が必要かを提言する。 ◆主なトピック◆ 第1部 極秘文書 ◎政府の「極秘文書」を分析する ◎安倍総理は、なぜ「極秘文書」の存在を否定したのか ◎はじめて明らかになった日本人の名前とは ◎「極秘文書」はこうしてつくられた ◎拉致被害者の実数を推測させる管理番号 ◎横田めぐみさんが拉致された理由 ◎横田めぐみさん安否情報の真偽 ◎「極秘文書」は外交でどう活用されたか? 第2部 外交の問題 ◎歴史的な訪朝はどのように実現したか ◎いまも語られる「拉致の安倍」神話の真相 ◎民主党政権の挑戦と失敗 ◎日朝「ストックホルム合意」への道 ◎幻の「安倍昭恵さん訪朝計画」 ◎拉致問題は解決できるのか ◎残留日本人、「日本人妻」、日本人墓地 ◎風化していく拉致問題 ◎問題解決への私の提言 解説 高世 仁(ジャーナリスト)
  • アントニオ猪木―闘魂60余年の軌跡―(新潮新書)
    3.7
    なぜ、アントニオ猪木は人を惹きつけるのか――プロレスファンでなくても知っている、その圧倒的存在感と魅力の根源を、これまでの人生から徹底検証する。デビューから60余年、リングの内外で起きた“事件”、世界中の強豪選手を相手に闘った姿、政治の場で示した抜群の行動力……その時々の猪木の行動と発言を精緻に描写する。ひとたび興味を持てば「猪木に魅せられ、心を奪われてしまう」理由が、本書で明解に!!
  • 架カル空ノ音 上
    5.0
    1~3巻902円 (税込)
    『きみを死なせないための物語』の吟鳥子の初期の傑作が、大幅な加筆&修正を行い完全新装版として復刊!! 壮麗なる「生命(いのち)」の叙事詩が今ここに──。 奇跡的に生き延びていた種族「古鳥人類たち」と「人間」の刹那的邂逅(かいこう)──。 戦火を逃れ、山奥で一人暮らしていた軍医ジャックは、行き倒れていた少年を助ける。 その少年の背中には、美しく大きな「翼」が生えていて……。 「我らの未来はないかもしれない。それでも我らは生きてゆかねばならない。 最後の一人まで、豊かにひそやかに、翼を閉じられるように」 ──古鳥人類たちは滅びる運命か、それとも……。 完全新装版『架カル空ノ音』。 【目次】 第一話 第二話 第三話 第四話 第五話 第六話 第七話 第八話 第九話 第十話 あとがき
  • 老いを愛づる 生命誌からのメッセージ
    4.4
    白髪を染めるのをやめてみた。庭の掃除もキリがないからほどほどに。大谷翔平君や藤井聡太君、海の向こうのグレタさんのような孫世代に胸をときめかせる――年を重ねるのも悪くない。  人間も生きものだから、自然の摂理に素直に暮らしてみよう。ただ気掛かりなのは、環境、感染症、戦争、成長一辺倒の風潮。そこで、老い方上手な諸先輩(フーテンの寅さんから、アフガニスタンで井戸を掘った中村哲医師まで)に学び、若い人たちにどんな「命のバトン」を手渡すか考えてみよう。  生命誌研究のレジェンドが軽妙に綴る、晩年のための人生哲学。
  • 淫紋BL コミックアンソロジー
    4.6
    オール新作★オール読切 えっちなシルシで強制発情!? このアンソロジーは、 “淫紋”が体に出現することにより起こる えっちなハプニング&ラブが詰まった1冊です! 【 執筆者ラインナップ 】 cover illustration&short ホン・トク comic 一色藤……これは淫紋のせいでテメーが好きなワケじゃねぇ!   緒川園原……やらしくなるからまっててね しえろ……平凡な俺が淫魔と「共鳴」なんて! 鈴木はこ……淫紋シールを親友に貼ってみた とのまろ……歓迎!! 満・福・亭 ~あなたの淫紋満たします~ 波野ココロ……腐男子ですが、淫紋が出たらBLフラグが立ちました! short k.k うさこ ずんだ餅粉
  • 厚労省―劣化する巨大官庁―(新潮新書)
    4.7
    長引くコロナ禍の中、感染対策とワクチンや治療薬の承認など、最も世間の耳目を集める省庁・厚労省。医療、介護、年金、雇用などに毎年莫大な予算を執行し、3万人の人員を抱える巨大官庁の所管分野はとてつもなく広く、その激務ぶりは大臣も含めて時に“ブラック”とさえ揶揄される。同省を担当して10年余り、社会保障政策に精通するベテラン記者が、その成り立ちから、組織・人員・政策、不祥事までを徹底解説!
  • 氏真、寂たり
    4.5
    駿河の智将、今川義元の嫡男氏真は十七歳の若さで妻を迎えた。北条家の姫である志寿はわずか八歳。仲睦まじく穏やかな日々を過ごしていた。だが、桶狭間の戦いで留守将として駿府にとどまっていた氏真は、父の死と未曽有の敗退を知る。勝利方の織田信長と同盟を結んだ盟友徳川家康の裏切り、国人領主たちの離反。数々の試練を乗り越え、武田、北条、足利、織田、果ては豊臣の滅亡までを見届けた氏真。「戦国一の愚将」とされる氏真像を覆す歴史長篇。
  • 扉の影の女
    3.7
    築地の橋下で発見された若い女性の変死体。依頼人によると犯行現場は築地ではなく、西銀座の路地だという。事件の謎が俄然金田一の闘志を掻き立てる。金田一耕助の謎めいた日常生活も描く異色作!
  • 〈問い〉から始めるアート思考
    4.1
    バンクシー、バスキア、真鍋大度、落合陽一、脇田玲、長谷川愛、福原志保、杉本博司……。古来、アーティストは見えないものを見えるようにするような役割を社会の中で担ってきた。アーティストたちに共通しているのは、未来についての「問い」を私たちに投げかけ、常識を打ち破ること――。今、アートに触れる意味とは?「見えないものを見る」には? 稀代のアートディレクターとともに考えるアイデア&イノベーションの育み方。
  • レアルとバルサ 怨念と確執のルーツ スペイン・サッカー興亡史
    3.5
    首都マドリードを本拠地とするレアル・マドリードと、スペインから独立の気運さえあるカタルーニャの熱狂的ファンに支えられクラブ以上の存在と言われるFCバルセロナ(バルサ)は十九世紀末の創立以来、サッカーにとどまらず激しく対立してきた。スペイン近代史、民族問題ともからむ両チームの百年以上にわたる憎悪と反目の歴史・構造を、判定・移籍等でもめ、社会問題にまで発展することもあった試合・事件とともに活写。
  • 三好一族―戦国最初の「天下人」
    3.8
    阿波の守護細川氏に仕え、主家に従い畿内に進出した三好氏。全盛期の当主長慶は有能な弟たちや重臣松永久秀と覇業に邁進し、主家を凌ぐ勢力となる。やがて足利将軍家の権威に拠らない政権を樹立し、最初の「天下人」と目された。政権が短命で終わった後も、織田信長の子や羽柴秀吉の甥を養子に迎えるなど名門の存在感は保たれ、その血脈は江戸時代になっても旗本として存続する。信長に先駆けて天下に号令した一族の軌跡。
  • 龍神と巡る 命と魂の長いお話
    4.5
    東日本大震災から10年。大ヒット書籍が16ページの書き下ろしを加え、完全版として待望の文庫化! 「人はどうして生まれて来るの?」「人は死んだらどうなるの?」不幸ではないけど、それほど幸せでもない。 そんな皆さんに、読んでほしい心温まる“全部実話な”物語。 【購入者全員プレゼント】スマホ用 日めくり式 言の葉集 「30日後に幸せになる 命と魂の短い言の葉」(ダウンロード式PDF) ※詳しくは、巻末をご覧下さい(二次元コードは、読み取り可能な別端末で読み込んでください)
  • 新しい世界史へ 地球市民のための構想
    3.7
    グローバル化が進み,ますます一体となりつつある現代世界.従来のヨーロッパを中心とした世界史像は,もはや刷新されるべき時を迎えている.いまこの時代にふさわしい歴史叙述とはいかなるものか.歴史認識のあり方,語り方を問い直し,「世界はひとつ」をメッセージに,地球市民のための世界史を構想する.

    試し読み

    フォロー
  • コロナとワクチンの全貌(小学館新書)
    4.5
    日本人への緊急メッセージ! コロナ禍の中、ワクチン接種が進められているが、はたしてそれで全て解決するのだろうか? ワクチン接種が進んだ国でも感染者が再び急増している。日本でも接種後の死者は数百人を超え、副反応の危険を指摘する声も少なくない。 そもそも、世界から見ると日本は、人口当たりの感染者数も死亡者数も極めて少ない。ところが、対策は欧米と同じため、経済は疲弊し、失業者や自殺者が急増している。日本の対策は根本的に間違っているのではないか? ベストセラー『コロナ論』、『コロナ脳』の著者で漫画家の小林よしのり氏と、医学者で大阪市立大学名誉教授(分子病態学)の井上正康氏が、テレビや新聞では報道されない「コロナとワクチンの全貌」を語り尽くす! (底本 2021年10月発行作品)
  • 日本の食と農の未来~「持続可能な食卓」を考える~
    4.3
    食料自給率が40%を下回る日本は、食の大部分を海外に頼っている。また、「飽食の時代」という言葉に象徴されるように、私たちはクリックひとつで自宅に食品が届く時代を生きている。しかし、今後、地球環境に変動が生じ、農作物の輸出入に不測の事態が起きたらどうなるだろうか。私たちは今、食と農についてどう考え、どう行動すべきなのか。現場の新しい動きにも着目しながら、「等身大の自給」について考える一冊。
  • 親が子供に教える一生お金に苦労しない12の方法
    3.3
    社会の変化のスピードは速くなり、一生懸命働いてさえいれば食べていける時代は終わりました。求められるのは自分自身の判断でお金と上手く付き合っていくこと。そのための「基本のキ」を教えてあげることこそ、親が子供に対してできる最高の贈り物です。普段のくらしの中で率直にお金の話をすれば、子供も自然と知識が身につくもの。学校では教えてもらえないお金の「常識」について、本書を参考に子供とたくさん話をして下さい。 目 次 1 「稼ぐ力」は「選ぶ力」    ――親の「常識」は捨てる。子供の「やりたいこと」を受け入れよう 2 「倫理観」は子供を守る武器    ――見返りの期待なしの「プレゼント」は存在しない 3 お金の価値を理解できている?    ――稼ぐ「大変さ」は、教えないとわからないまま 4 お金で敵をつくらない「知恵」    ――「思いやり」は経験から身につく。独り勝ちでは楽しくない 5 生き残れるかは「備え」で決まる    ――「備える」習慣を身につけさせるために 6 「比べない力」こそ無敵    ――努力を褒めて、自分に自信が持てる子供に 7 「信用」「信頼」は大きな財産    ――日頃の行動だけが「信頼」を生み出せる 8 こんなに怖い「借金」のトリック    ――学校では教えてくれない「常識」 9 避けては通れない「投資」教育    ――必要なのはノウハウではない。「仕組み」と「リスク」の理解こそ必須 10 「価値観」激変の時代を生きる    ――子供を伸ばすヒントがここにある 11 見えないお金と上手く付き合う    ――キャッシュレス時代の落とし穴をチェック 12 幸せな人生に必要な「感謝」の気持ち    ――お金は「手段」。幸せを感じ取れる子供に育てるには?
  • 「ボヘミアン・ラプソディ」の謎を解く~“カミングアウト・ソング”説の真相~
    3.0
    イギリス人が選ぶ「過去1000年で最も重要な曲」第1位、Queenの「ボヘミアン・ラプソディ」。6分近くある曲の長さや当時珍しかったPVなどユニークさの際立つ曲だが、とりわけその不可思議な歌詞にはいまだ多くの謎が残る。フレディ・マーキュリーがこの歌に込めたメッセージとは? あるいは意味など何もないのか? 洋楽ファンの映画研究者が膨大な資料をもとに、近年ささやかれている、ある「仮説」を検証する。
  • カナダ金貨の謎
    4.0
    殺害現場から消えた一枚のメイプルリーフ金貨が臨床犯罪学者・火村英生を真相に導く。 倒叙形式の表題作「カナダ金貨の謎」ほか、火村とアリスの出会いを描いた「あるトリックの蹉跌」、 思考実験【トロッコ問題】を下敷きにした「トロッコの行方」など趣向を凝らした五編を収録。 〈国名シリーズ〉第10弾。
  • 永田町小町バトル
    4.1
    現役キャバ嬢代議士・小町が奮闘! 全有権者必読の政治エンタメ! 「夜の銀座」専門の託児施設を立ち上げた行動力を買われて衆院選に出馬、見事初当選を果たした芹沢小町。“現役”キャバクラ嬢でシングルマザーという経歴、物怖じしないキャラクターがメディアで話題となり、働く母親達を中心に熱い支持を集めている。ひとり親家庭、貧困、埋まらない男女格差。“ジェンダー不平等国”ニッポンに、小町のパワーは風穴を開けられるのか!? 新・直木賞作家が放つ衝撃作、待望の文庫化。巻末解説を寄稿した書評家・斎藤美奈子氏、認定NPO法人フローレンス代表・駒崎弘樹氏他、各界より絶賛応援の声、続々。全有権者必読の政治エンタメ!
  • 黒猫のいない夜のディストピア
    4.3
    大学院を修了し博士研究員となった私は、所無駅付近で自分そっくりの女性と遭遇する。白銀の髪と瞳、白い服の彼女に驚いたのもつかの間、暗号の書かれた葉書が家に届き、母がその謎の女性と会っているのを目撃する。一連の不審な出来事に悩みつつ、些細な行き違いから頼りの黒猫にも連絡できずにいた私は、学部長の唐草教授から反美学研究者の灰島浩平を紹介され、彼とともに調査を始めるが……。黒猫シリーズ第二期始動
  • 刑事特捜隊「お客さま」相談係 伊達政鷹
    3.5
    1~2巻902~935円 (税込)
    エース刑事の左遷先は「苦情処理」係!? 元捜査一課のエース刑事、伊達政鷹は異動先に初出勤したものの、 挨拶の機会を逸していた。 老朽化した神奈川県警中村町分庁舎の別棟が、 まるで病院診療科の待合室のように騒々しいのだ。 どうやら、複数の人たちが何らかの順番待ちをしているらしい。 気を取り直し、胸に「巡査長・小笠原亜澄」と記された IDカードを下げた女性に声をかけたが、 それも六十歳くらいの男が派手な音を立ててドアから入ってきたため、 邪魔されてしまう。 神保長治と名乗るその男は、 亜澄を捕まえるなり、口論しはじめたではないか。 相談受付の予約日時に間違いがあったようだ。 対応できる人員がおらず、困り果てた亜澄は、 ろくに異動申告も終えていない政鷹に神保を押し付ける。 訳も分からず相談を受ける羽目になった政鷹に、 「うちの娘が自殺なんてするはずないんだ」 神保はそう声を荒らげた。 娘の眞美は8ヶ月ほど前、箱根の芦ノ湖に浮いた 亡骸となって、見つかったという。 「あっちの特四」と掃き溜め扱いされ、 「県警お客様相談室」と皮肉をもって呼ばれる、 刑事特別捜査隊第四班の、 一癖も二癖もある刑事5人が難事件に挑む!
  • 捕まえたもん勝ち! 七夕菊乃の捜査報告書
    4.1
    1~3巻902~1,056円 (税込)
    念願叶って捜査一課の刑事に抜擢された七夕菊乃。しかし元アイドルという経歴のせいでお飾り扱いされてしまい、おまけに、驚異的な洞察力を持つ天才心理学者・草辻蓮蔵と、FBI出身で報告書の書き方に異様な執念を燃やす鬼才、「アンコウ」こと深海安公が繰り広げる頭脳戦に巻き込まれることに!初めて挑む密室殺人事件の捜査は、一体どうなってしまうのか!
  • 暗殺の幕末維新史 桜田門外の変から大久保利通暗殺まで
    4.1
    近代日本が生まれた幕末維新期。日本史上これほど暗殺が頻発した時期はない。尊皇攘夷論の洗礼を受けた者をはじめ、彼らはなぜ暗殺に走ったのか。本書は大老井伊直弼から内務卿大久保利通に至る国家の中枢、外国人、坂本龍馬らの“志士”、市井の人々までが次々に標的となった事件の凄惨な実相と世間の反応を描く。さらに後世、一方で暗殺者を顕彰し、他方で忌避した明治国家の対応も詳述する。闇から見つめる幕末維新史。
  • ドイツ統一
    3.0
    一九九〇年一〇月三日.第二次世界大戦の敗戦によって東西に隔てられていたドイツは,ふたたび統一された.この出来事は,冷戦末期の変容する世界政治がヨーロッパにもたらしたもっとも大きな成果であり,その後のすべての始まりでもあった.さまざまなアクターの思惑を越えて進む市民革命を,傑出した歴史家が明快に描く.

    試し読み

    フォロー
  • 騙されない老後 権力に迎合しない不良老人のすすめ
    3.3
    「健康も安全も何が最善かを決められるのは自分だけです」 「不良老人」こそ「今」を楽しんで幸せになれる 『ホンマでっか!? TV』でおなじみの生物学者・池田清彦が説く、賢くしたたかに老後を生き抜く知恵と教養 世の中の人がとりわけ騙されやすいテーマが、「安全」「健康」「環境」だ。 これらは不安を煽りやすいので、政治権力者が国民を騙す際の格好の大義名分として利用されるからだ。 新型コロナウイルス関連の情報や、長生きしようと煽るのはその典型で、 例えばがん検診や健康診断を強制するのも、すべて「健康」を口実に利権を得るためでしかない。 こうした情報に振り回されるのはもうやめにしませんか? 若い頃の健康を取り戻したくてさまざまなものに手を出し、投資し、踊らされるのは、むしろ不健康なことです。 アフターコロナの時代にさまざまな価値観が見直されるなか、高齢者が実践すべき「新しい日常」とは? 「生物学的に正しい老後の生き方」を提示し、世の「正論」や「欺瞞」に踊らされることなく、賢くしたたかに老後を生き抜く心構えとライフスタイルを指南する。 「権力に従順でいるだけでは豊かな老後は過ごせない。大事なのは何が最善であるかを自分の頭で考えて、自分で決める、ということだ。権力を持つ者に言わせればそんな老人は「不良」なのだろうが、本当は「不良老人」こそが幸せなのだ。」(本書「はじめに」より) ◎新型コロナワクチンはリスクが大きすぎ ◎健康診断は受けてもしょうがない ◎「めんどくさい」も長寿につながる ◎長生きを目標にすると人生はつまらない ◎何を食べても寿命はそんなに変わらない ◎やたらと医者に行くのは無駄である ◎早期発見が必要じゃないがんもある ◎60を超えたらマイナーな趣味を選ぶ ◎90歳以上はボケているのが「正常」 ◎テクノロジーに頼ればボケても安心…etc
  • 風神の手
    3.8
    読み進めるごとに出来事の〈意味〉が反転しながらつながっていき、数十年の歳月がひとつの大きな物語に変わる──。解説を寄せるミステリー評論家の千街晶之氏が「その執筆活動の集大成である」と絶賛する、道尾秀介にしか描けない世界観の傑作ミステリー。
  • 件 もの言う牛
    3.3
    件=牛から生まれ、人間の言葉を話すとされている。死ぬときに何か予言し、必ずその予言は当たると言われている。 奈良県葛城山山中で男女が遭難。発見された女性の遺体には獣に食い荒らされた痕跡があった。死体のまわりには牛のものと考えられる足跡があった。奈良県警の村口刑事は不可解な状況を不審に思う。 2ヶ月後、岡山県の山間部で、偶然件の誕生を目撃した大学生・美波大輔は何者かに追われる身に。彼は岡山での出来事を忘れようとするが、1週間後、件の予言通り現首相が急逝し、再び岡山を訪れる。 予言する牛の背後には「みさき教」という新興宗教団体の影が。明らかになった入信者の名前は明治以降の大物政治家や総理経験者財界人の名前が並んでいた。 戦前から日本の中枢を動かしていたのは件の予言だったのか!?
  • デジタル化する新興国 先進国を超えるか、監視社会の到来か
    4.0
    デジタル技術の進化は、新興国・途上国の姿を劇的に変えつつある。中国、インド、東南アジアやアフリカ諸国は、今や最先端技術の「実験場」と化し、決済サービスやWeChatなどのスーパーアプリでは先進国を凌駕する。一方、雇用の悪化や、中国が輸出する監視システムによる国家の取り締まり強化など、負の側面も懸念される。技術が増幅する新興国の「可能性とリスク」は世界に何をもたらすか。日本がとるべき戦略とは。
  • 保守とネトウヨの近現代史
    3.1
    1巻902円 (税込)
    安倍内閣の8年間、なぜ「保守」と「ネトウヨ」は何もできなかったのか!? 「自民党は『保守』ではない」 「民主党政権が『ネトウヨ』を生んだ」 「天皇陛下に弓を引く『保守』言論人たち」 「『ネトウヨ』は世界中を敵に回すアブナイ人たち」etc. 左翼に負けっぱなしだった“戦後保守"は劣化し、“ネット右翼"を生んだ。 「パヨク」VS「ネトウヨ」とは、「反・安倍」と「反・反安倍」の諍いにすぎなかった。 “戦後保守"と“ネトウヨ"の実態が明らかに……。
  • 人財島
    3.6
    大手人材派遣会社に入社した新入社員の北原は、「人財島」なる施設に出向を命じられる。島へ到着した北原を待っていたのは、「追い出し島」と呼ばれる過酷な強制労働施設だった――。
  • ウイルスと外交  ~メディカル・インテリジェンスの舞台裏~
    4.0
    世界一といえるほど高い衛生観念と充実した医療制度を持つ日本。 コロナ禍で見えてきたグローバル化する現代に新たに生じているリスクとは!? 新型コロナウイルスがもたらす地球規模の大厄災は、国を越え、人類の英知と総力を結集して 立ち向かう必要がある。 本書が、感染症についての理解を深めるのと同時に、グローバルな現代社会における 公衆衛生について考えるきっかけになればと思う 【本書より】 第1章 武漢コロナウイルス拡大と感染症の歴史 第2章 核、生物・化学兵器をめぐる世界の力学 第3章 ポリティカルな存在「WHO」の功罪 第4章 国家的危機管理と“メディカル・インテリジェンス” 第5章 外務省医務官の使命
  • 平和主義とは何か 政治哲学で考える戦争と平和
    4.1
    平和を愛さない人はいないだろう。だが平和主義となるとどうだろうか。今日では単なる理想論と片付けられがちだが、実はその思想や実践は多様である。本書は、「愛する人が襲われても無抵抗でよいのか」「正しい戦争もあるはず」「平和主義は非現実的だ」「虐殺を武力で止めないのは無責任」といった批判に丁寧に答え、説得力ある平和主義の姿を探る。感情論やレッテル貼りに陥らず、戦争と平和について明晰に考えるために。第35回石橋湛山賞受賞作。
  • 7人の名探偵
    3.6
    全編書き下ろし新本格アンソロジー。 綾辻行人「仮題・ぬえの密室」 歌野晶午「天才少年の見た夢は」 法月綸太郎「あべこべの遺書」 有栖川有栖「船長が死んだ夜」 我孫子武丸「プロジェクト:シャーロック 」 山口雅也「毒饅頭怖い 推理の一問題」 麻耶雄嵩「水曜日と金曜日が嫌い ──大鏡家殺人事件──」
  • インドネシア大虐殺 二つのクーデターと史上最大級の惨劇
    4.2
    一九六○年代後半、インドネシアで二度のクーデターが起こった。事件発生の日付から、前者は九・三○事件、後者は三・一一政変と呼ばれる。この一連の事件が原因となって、独立の英雄スカルノは失脚し、反共の軍人スハルトが全権を掌握する。権力闘争の裏で、二○○万人とも言われる市民が巻き添えとなり、残酷な手口で殺戮された。本書は、いまだ多くの謎が残る虐殺の真相に、長年に及ぶ現地調査と最新資料から迫る。
  • 信長と将軍義昭 連携から追放、包囲網へ
    4.3
    各地を流浪した足利義昭は、一五六八年、織田信長に奉じられて上洛し、宿願の将軍職に就いた。長らく傀儡にすぎないとされてきた義昭だが、近年では将軍として行使した政治力が注目されている。京都から追放された後でさえ、信長に対抗できる実力を保持していた、とする説もある。上洛後の信長と義昭は果たしてどのような関係にあったのか。強烈な個性を放った二人が、連携から確執、対立へと至る過程を詳述する。
  • クマゼミから温暖化を考える
    3.7
    大阪に生息するセミの7割がクマゼミと言われ、同時に分布域も東へ北へと拡大している。クマゼミ増加の原因は、温暖化にともない冬の寒さが緩和されたせいなのか? はたまた乾燥が進んだことが原因なのか? 地道な調査・実験から温暖化との関係を明らかにする。科学的真理を探究する過程の奥深さと楽しさも味わえる一冊。

    試し読み

    フォロー
  • 炎上CMでよみとくジェンダー論
    3.9
    SNSが発達した現代、「CM」と「炎上」は切っても切れない関係となった。とりわけジェンダーに対する無理解に端を発する炎上案件は数知れない。最近も日本赤十字社のポスターが炎上したばかりだ。一方で、新しい人間や家族のかたちを描いて共感を抱かれた広告もいくつか存在する。両者をわかつものは何だったのだろうか? 東大で人気講義を開く社会学者が「CM」を切り口に語る、目から鱗のジェンダー論。
  • 東アジアの論理 日中韓の歴史から読み解く
    3.5
    強権的な姿勢を強める習近平政権、慰安婦問題や徴用工判決で悪化する日韓関係……。中国や韓国は同じ「漢字・儒教文化圏」に属すと言われるが、日本人にはわからないことだらけだ。日本には日本の立場がある一方、両国にもそれぞれ固有の思考・論法があり、それを理解するには歴史をひもとくのが最善である。本書は、近年の時事的な話題を切り口に、歴史的アプローチから日本・中国・韓国の違いを知るためのヒントを示す。
  • 人類と病 国際政治から見る感染症と健康格差
    3.8
    人類の歴史は病との闘いだ。ペストやコレラの被害を教訓として、天然痘を根絶し、ポリオを抑え込めたのは、20世紀の医療の進歩と国際協力による。しかしマラリアはなお蔓延し、エイズ、エボラ出血熱、新型コロナウイルスなど、新たな感染症が次々と襲いかかる。他方、現代社会では、喫煙や糖分のとりすぎによる生活習慣病も課題だ。医療をめぐる格差も深刻である。国際社会の苦闘をたどり、いかに病と闘うべきかを論じる。
  • 年収100万円で生きる―格差都市・東京の肉声―
    4.0
    貧困問題に鋭く切り込み、ネットで大論争を巻き起こした週刊SPA!「年収100万円」シリーズがついに書籍化! トランクルームに住む「ワーキングプア」、劣悪環境で暮らす「ネットカフェ難民」、母の遺骨と暮らす「車中泊者」、田舎暮らしで失敗した「転職漂流者」、マスク転売をする「新型コロナで失職した男」……etc。 憧れを抱き上京したはずの東京で、絶望しながらも、年収100万円前後で必死に生きる16人の叫びを収録したノンフィクション。 各章の考察コラムには、自身も貧困出身である新進気鋭のジャーナリスト・吉川ばんび氏が担当。 誰もが転落する可能性がある現代社会 それでもあなたは「自己責任」と切り捨てますか!? 【本書の内容】 証言1 第1章・・・・・・・・「見えざる貧困」ワーキングプア 証言1 窓のない密室で、息を潜め暮らす「トランクルーム難民」 証言2 悪臭漂う、難民ご用達の「超激安ネットカフェ」 証言3 後遺症と毒親の呪縛に苦しむ「ゴミ屋敷に暮らす生活保護受給者」 証言4 母の遺骨を抱えながら「軽自動車に住む男」 第2章・・・・・・・・「貧困層に落ちる」元サラリーマンたち 証言5 田舎暮しが失敗の発端になった「転職漂流者」 証言6 うつ発症で一気に転落「中年マクドナルド難民」 証言7 地方営業所を転々……着地点が見えぬ「社内漂流者」 証言8 脱派遣で就いた介護職も「外国人労働者の受け入れでクビ」 第3章・・・・・・・・「制御不能」暴走する限界中年たち 証言9 孤独と不安が怒りのトリガーに「暴走あおり運転者」 証言10 犯罪行為とはわかっていても……「空き家“不法侵入”生活」 証言11 親の資産を食いつぶす「引きこもり中年」 証言12 マスク転売するしかなかった……「新型コロナで失職した男」 第4章・・・・・・・・搾取され続ける「女性たちの絶望」 証言13 旦那が45歳でリストラ「元専業主婦の悲哀」 証言14 一回3000円でウリ行為「稼げない五十路風俗嬢」 証言15 女のタイムリミットに怯える「婚活難民女子」 証言16 歌舞伎町から出ず放浪「貧困娘の一日」 第5章・・・・・・・・自己責任国家に生まれて 文・吉川ばんび
  • 感染症 増補版 広がり方と防ぎ方
    4.3
    グローバル化による人やモノの大移動によって、病原体が世界的に拡散するリスクは劇的に高まった。本書では、伝染病対策の歴史、病原体の種類や性質、伝播経路と遮断法など、感染症の脅威に正しく対処するための基礎知識を伝える。コレラから新型インフルエンザまで、多様な感染症をわかりやすく解説したロングセラーに、新型コロナウイルスの特徴や予防法を考察した新章「新型ウイルスが広がりにくい社会」を加えた増補版。
  • 桂太郎 外に帝国主義、内に立憲主義
    3.4
    日本最長の八年に及ぶ首相在任期間を誇った桂太郎。三度の政権下、日露戦争、韓国併合と、外には帝国主義政策を断行、内には伊藤博文らの次世代として、最後には政党結成に動く。山県有朋の“傀儡”と、低く評価されてきた桂だが、軍人出身ながら、軍の予算を抑制、国家全体の利益を最優先し、緊縮財政を追求し続ける。時代の制約の中、「ニコポン」と呼ばれた調整型政治家が求めたものは何か――。その全貌を描く。
  • 武商諜人
    4.0
    明智光秀、本能寺にて織田信長を討つ! 明智軍に追われ、絶体絶命の徳川家康を無事、領国へ脱出させ、後の飛躍へと導いた商人・茶屋四郎次郎。その生涯を爽やかに描いた表題作「武商諜人」を始め、特別書き下ろし「幽鬼御所」など、珠玉の十作品を収録。歴史時代伝奇小説の第一人者による、ファン待望の文庫オリジナル作品集。
  • 鷹の砦 警視庁殺人分析班
    3.6
    東京西部の山中で立てこもり事件が発生。人質を取り興奮した様子の男は、殺人事件の被疑者として如月塔子らが追っている危険人物だった。男の要求通り塔子と人質の身柄を交換すると、塔子はまんまと車で連れ去られた……白骨遺体が眠る真っ暗な壕に。犯人の真意が暴かれる時、思いもよらぬ過去が呼び起こされる!
  • マトリ―厚労省麻薬取締官―(新潮新書)
    3.9
    「俺たちは、猟犬だ!」激増する薬物犯罪に敢然と立ち向かうのが厚生労働省の麻薬取締官、通称「マトリ」だ。麻薬、覚醒剤など人間を地獄に陥(おとしい)れる違法薬物の摘発、密輸組織との熾烈な攻防、「運び屋」にされた女性の裏事情、親から相談された薬物依存の子供の救済、ネット密売人の正体の猛追、危険ドラッグ店の壊滅……約四十年間も第一線で戦ってきた元麻薬取締部部長が薬物事犯と捜査のすべてを明かす。本邦初の稀少(きしょう)な記録。
  • 興行師列伝―愛と裏切りの近代芸能史―(新潮新書)
    3.7
    華やかな舞台での熱演、鳴り止まぬ大歓声……しかしその裏では、血と汗と金にまみれた争いがあった――。情熱と野望で大衆芸能の発展に貢献した、松竹・吉本・大映・東宝の創業者たち。その波瀾万丈の人生やライバルとの仁義なき戦いを、膨大な資料からドラマチックに描く。ヤクザや官との癒着、札束攻撃、二枚舌……昔も今も、芸能界はグレーゾーンだらけの弱肉強食の世界。注目の演劇研究者による、興行師たちの物語。
  • 悪狼 ―EAT OUT―
    3.6
    「優しくかわいがりたいだけだ。身体の隅々まで、ぜんぶ」王女マルグリットに囁く、蕩けるような低い声。熱く濡れた舌で敏感な胸を淫靡に刺激され、身体の奥から甘い蜜が溢れて滴り――。幼い頃から想い続けた婚約者、グレンウィル王子との夢のような夜。一度は拒絶され傷ついたけれど、誤解が解ければ待っていたのは幸せすぎる愛され新婚生活! じれきゅん甘エロラブ物語!
  • 大絶滅恐竜タイムウォーズ
    3.8
    ※本書は前巻『大進化どうぶつデスゲーム』を未読でもお楽しみいただけます。その理由は、前回のデスゲームを生き残った星知慧女学院3年A組の生徒たちに再び全生命史改変の危機が襲いかかるのですが、今度はタイムトラベルした途端、彼女たちの自我が崩壊してしまうからです――予測不可能、衝撃の大絶滅SF!
  • シェリ
    3.6
    50歳を目前にして、美貌のかげりと老いを自覚する元高級娼婦のレア。恋人である25歳の青年シェリの突然の結婚話に驚き、表向きは祝福して別れを決心しつつも、心穏やかではいられない……。香り立つような恋愛の空気感と細やかな心理描写で綴る、「恋愛の達人」コレットの最高傑作。
  • 見えない戦争 インビジブルウォー
    3.3
    一国・大国主義(トランプ、習近平)、過激な主張外交(金正恩、文在寅)がポピュリズムに乗じて勢いを増す中、戦火を交えるわけではない「見えない戦争」が、世界のそこかしこで起きている。静かに迫り来る「有事」と、牙をむく為政者たちに対し、日本はなすすべがないのか? 日米経済摩擦、日米安保協力・基地返還、北朝鮮外交――交渉によって「不可能」を可能にした、日本外交きっての戦略家が、「見えない戦争」を生き抜くための“正確の眼”とメソッドを伝授する。
  • 折口信夫 日本の保守主義者
    3.0
    民俗学者、国文学者にして釈迢空の号で知られる歌人、そして小説家でもある折口信夫。多方面にわたる業績は「折口学」と総称されるが、全貌をひととおり眺めるのは容易ではない。本書ではその生涯をたどり、関東大震災、二・二六事件、敗戦から占領へという日本崩壊への危機感がこの稀有な思想家を生み出したことを示す。さらに、折口の思想をナショナリズムとの関係性から読み解き、真の保守主義とは何かを問う。
  • ほろ苦デザートの大騒動
    4.0
    ホワイトハウスの厨房を視察するため外国からシェフたちがやってくる! 知らないレシピや文化を学びたいけれど、急に決まった晩餐会の準備もあるし、ホワイトハウス全体の支出削減のために人手不足だし……忙しいエグゼクティブ・シェフのオリーを助けようと、エグゼクティブ・ペイストリー・シェフのマルセルが視察団のガイド役を引き受けてくれることに。彼が作り出すのは甘く美しい飴細工に絶品のホットチョコレート。すばらしいデザートは国境を越え、誰もが感嘆のため息をもらして味見をしていたところ、突然マルセルが倒れてしまった。事故か病気か、それともおかしなものがデザートに紛れこんでいた……!?

最近チェックした作品からのおすすめ