井上宮の作品一覧
「井上宮」の「じょかい」「ぞぞのむこ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「井上宮」の「じょかい」「ぞぞのむこ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
不条理なんてものじゃない、まさに’奇’としか言い表せない怪奇小説。
素手で神経を引っ張られるかのような読み心地。
本作に登場する「漠市」という街は幻だとか人里離れた山奥だとかではなく普通に電車で行けて一応普通に人々も暮らしている街。
だからなのか、全くもって理解し難く得体の知れない怪異が巻き起こるにも関わらずどことなく既視感や身近さすら感じる街。
正直、この本を読み始めてからずっと頭が痛い。
家に持ち帰ってはいけなかったのかも。
どうでもいいがサブタイトルが『ギャグマンガ日和』のブルルさんみたいでちょっと笑ってしまう。
〈ぞぞのむこ〉 すべてのはじまり。呆気に取られているうちにあれ
Posted by ブクログ
■「ぞぞのむこ」
部下の矢崎とともに偶然漠市に迷い込んだ会社員・島本。翌日から幸運が続き、元カノののぞみが突然現れる。しかし彼女は無表情で言葉もなく、異様な静けさを帯びて…。「漠市」の呪縛に巻き込まれていく恐怖作。 
■「じょっぷに」
漠市の文具店でハサミを万引きしようとした女子大生。罪悪感を抱いたまま帰宅すると、なぜか異様な切断音が脳内に響き続け、「返せない」ハサミに取り憑かれてしまう。繊細な狂気と理不尽な怪異が交錯する一篇。 
■「だあめんかべる」
介護施設に勤める男性が、漠市出身の同僚が行う奇怪な介護法を不審に思い調査を始める。そこで知った、漠市流・老人ケアの禁断の手法とは