井上宮の作品一覧
「井上宮」の「じょかい」「ぞぞのむこ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
- 作者をフォローする
- フォローすると、この作者の新刊が配信された際に、お知らせします。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
「井上宮」の「じょかい」「ぞぞのむこ」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
不条理なんてものじゃない、まさに’奇’としか言い表せない怪奇小説。
素手で神経を引っ張られるかのような読み心地。
本作に登場する「漠市」という街は幻だとか人里離れた山奥だとかではなく普通に電車で行けて一応普通に人々も暮らしている街。
だからなのか、全くもって理解し難く得体の知れない怪異が巻き起こるにも関わらずどことなく既視感や身近さすら感じる街。
正直、この本を読み始めてからずっと頭が痛い。
家に持ち帰ってはいけなかったのかも。
どうでもいいがサブタイトルが『ギャグマンガ日和』のブルルさんみたいでちょっと笑ってしまう。
〈ぞぞのむこ〉 すべてのはじまり。呆気に取られているうちにあれ
Posted by ブクログ
郊外の町、虹田町(こうでんちょう)には蛇に似た固有種イビを乾燥させて軒先に吊るし、厄除けにする奇妙な習俗があった。家族で転居してきた小5の佳夏がある禁忌に触れたことで幼い妹の陽菜にイビの化物イビラが憑依してしまう。妹の顔に現れたイビラの醜悪な貌は佳夏以外の大人には見えず、陽菜の異常な食欲や奇妙な行動も理解してもらえない。誤解や噂話から学校でもいじめの標的となる佳夏だが、不登校気味の同級生理來と1つ年上の美少女エリィという味方を得て、妹を助けようと奔走する。イビラの本体とは、佳夏に聞こえる陽菜や無数の子供たちの声の意味とは、そして年に一度のイビおくり祭りの意図とは……。
物語は佳夏をはじめ