小説・文芸 - PHP研究所作品一覧

  • 独立記念日
    4.3
    恋愛や結婚、進路やキャリア、挫折や別れ、病気や大切な人の喪失……。さまざまな年代の女性たちが、それぞれに迷い悩みを抱えながらも、誰かと出会うことで、何かを見つけることで、今までは「すべて」だと思っていた世界から、自分の殻を破り、人生の再スタートを切る――。寄り道したり、つまずいたりしながらも、独立していく女性たちの姿を鮮やかに描いた、24の心温まる短篇集。顔をあげ、風を感じてごらん、世界はやさしく豊かだ。『インディペンデンス・デイ』を改題。(解説:瀧井朝世)

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  • どこちゃん
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「どこちゃんのどこがかわったでしょうか?」リボンでしょ。どこかにおでかけするのかな? 「どこちゃんのどこがかわったでしょうか?」おしゃれしてだいすきなともだちにあいにいくのかな。いってらっしゃい。「どこちゃんのどこがかわったでしょうか?」なんだかがっかりしてる。ともだちるすだったのかな。ページをめくるたびに、どこちゃんの洋服や髪型、表情が変化していきます。どこちゃんの表情からお気に入りの帽子を当てたり、本物のどこちゃんを探したり……何度も楽しめる要素が満載! 友達や家族など、身近な人の見た目や表情の変化に気づいてあげることの大切さも盛り込んだ、まちがいさがし絵本。
  • ドラキュラば~ちゃん
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ぼくのおばあちゃんは、いつも黒い服ばっかり着ていて、ニンニクやおひさまがきらい。すきなのものは、ドラキュラジュース。そしてチャームポイントは、とがった歯。そう、ぼくのおばあちゃんは、ドラキュラなんだ! でも、最近のおばあちゃん、なんだか元気がないみたい。血をすわなくなって、ドラキュラジュースばかり飲んでいるんだ。病気かな? ぼく心配なんだ。夜、ぼくがベッドに入ったら、地下で音がした。ようすを見にいこうと細い階段をおりて暗いろうかをあるいていくと、一番奥の部屋からぼんやりとあかりがもれていた。だれかいると思ったら、指名手配の三人組だった。はやくおばあちゃんに知らせなきゃと戻ろうとしたら、ぼくが三人組につかまってしまった。すぐにおばあちゃんが助けにきてくれたんだけど、歯が痛いって言い出した。なんとおばあちゃんの歯は、虫歯だらけだったんだ! ユーモアいっぱいのお話で、歯磨きの大切さも伝えます。
  • ドラゴンたいじ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あるところに、とても静かで平和な国がありました。しかし、最近になって、その国にある“のろいの山”からゴーゴーゴーという、ドラゴンの恐ろしい声が聞こえるようになりました。街のみんなは、恐怖で震え上がりました。そこで、その国の王様が、ドラゴンを退治してくれる者を募りました。すると、さんにんの若者が名乗りでました。ひとりめは、となりの国の王子です。国で一番強い牛をひきつれ、大きなケーキをもってきました。ふたりめは、市長の息子のぼっちゃんです。ぼっちゃんは、美しいマントをはおり、毎日一つ金の卵を産むニワトリと、おいしい栄養満点のチョコレートをもってきました。さんにんめは、まずしい百姓の家のちびすけです。ちびすけは、おなかが冷えないように毛糸のパンツをはいて、小さなハチと、角砂糖を一つもってきました。早速、ドラゴン退治に出かけたさんにんですが……。コミカルなストーリーとかわいいイラストの絵本です。
  • ドリーム・ケーキつくってね
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 くるみのドリーム・ケーキをたべるため、ふわふわこうさぎのみみこは、くるみをあつめにもりへでかけます。くらいもりをひとりっきりでさがしていると、いじわるなきつねのけんたがあらわれて……?
  • ドリーム・プロジェクト
    3.3
    中学2年生の拓真は、亡き祖母と過ごした古い家を懐かしむ祖父・勇を気にかけていた。住むには古すぎる家屋の修繕を願う拓真は、同級生・日菜子からの提案で「地域の憩いの場」として古民家再生を試みることになり……。「クラウドファンディング」(インターネット上で多数の人から資金を募る仕組み)の存在を知った拓真や同級生たちは、インターネットを通じて支援者を募ることに。家族、同級生、学校、地域、企業をも巻き込んでの挑戦がはじまった! 実際のクラウドファンディングの現場を取材した著者が書き下ろした、渾身の1冊。 【目次より】●プロローグ ●1.じいちゃんの願い ●2.奥沢の家に行ってみた ●3.クラウドファンディング? ●4.ポラリス ●5.チーム結成 ●6.おれらのページができた! ●7.スタートダッシュに出遅れて ●8.金も出すが口も出す ●9.暴走する日菜子 ●10.空中分解? ●11.だれのためのプロジェクトか ●12.じいちゃんの天敵 ●13.あと少し、もう少し! ●エピローグ

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  • どんぐりのき
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今年はじめて実をつけたどんぐりの木は、自慢のどんぐりを食べてもらうことを楽しみにしていました。ところが、どんぐりはまだ青かったため、一口食べたリスに「まずい」と言われてしまいます。そうとは知らず、どんぐりの木は自信をなくし、やがてどんぐりをつけなくなってしまったのです。数年がすぎたころ、1匹のリスがどんぐりの木に家を作ろうとやってきました。すると、どんぐりの木は「リスなんて嫌いだ」と、リスを穴から追い出してしまいます。それでも、このどんぐりの木を気に入っていたリスは、掃除をして、ペンキをぬって……せっせと素敵な家を完成させました。そんなある日、お客のリスたちが「この木はどんぐりをつけないし、つけてもまずいらしい」と言います。それを聞いたリスとどんぐりの木は……。長所も短所も、ありのままの姿を受け入れてくれるリスと出会い、どんぐりの木の心が変化していく様子を描いた心温まる絵本。 ※亀岡亜希子さんは、現在は「かめおかあきこ」として創作活動をしています。
  • ドンドン
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 第8回MOE絵本屋さん大賞2015で第2位になった『いしゃがよい』(福音館書店)で人気のさくらせかいがおくる、ユーモア絵本。くるまがドンドンドンドンすすんでいくと、いけがみえてきた。すると、くるまだと思っていたのが……? 木がドンドンドンドンすすんでいくと、川がみえてきた。すると、木だと思っていたのが……? 予想外の展開がおもしろい、ユーモア絵本!
  • どんな料理も可愛くアレンジ ダーリンごはん
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「料理はしたいけど、何から始めたらいいの?」「彼氏に食べて欲しいけど普通の料理本の写真のようにうまくつくる自信がない」そんなアナタに、なんとマンガで楽しみながら読み進められる料理本ができました。解説部分で包丁の使い方、だしのとり方、新鮮な具材の見分け方などの「料理の基本のき」から、やさしくナビゲートしちゃいます! 本書で紹介するデコレーションアレンジレシピは、定番レシピを、少しのテクで劇的に見た目が変わり、食が進むように工夫しています。内容例を挙げると、◎お魚選びにもコツがあります ◎1カップと1合って違うの!? ◎飾りにも挑戦しちゃお ◎まじかるサンドイッチ ◎くまたんはんばぁぐ ◎恋のスパイスカレーライス ◎ふっ栗マロンのパンケーキ ◎フルーツストライプゼリー ◎電子レンジで手間のかかるお料理も簡単 ◎家の中の汚れ、性質を知って簡単にお掃除♪ 等々 大切なあの人に料理で思いを伝えるのに最適の一冊です。
  • ないしょにしといて
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 うさぎのみみこは、お母さんが大事にしていたお皿を割ってしまいました。それをカラスのがちゃたろうに見られてしまい「ないしょにしといて」と、お願いします。すると、がちゃたろうは、「俺の歌を聞いて、一緒に踊ってくれたら内緒にしといてやる」と言いました。みみこは、仕方なく踊りますが、お皿の事が気になって仕方ありません。がちゃたろうが行ってしまうと、今度はキツネのけんたが声をかけてきました。「割れたお皿をひみつの場所に隠してきてやるから、一回だけチュ―させろ」と近寄ってきます。その時、ちょうど通りかかったくまおじさんに助けられ、同じお皿を売っているお店を教えてもらいました。みみこは、急いでお店に向います。けれど、割れてしまったお皿と同じものは、値段が高くてみみこのおこづかいでは買えませんでした。失敗をしてしまった子供の心情を巧みに描いた一冊です。素直に謝ることの大切さが伝わります。
  • ナイン 9つの奇跡
    4.0
    野球大好きの老若男女で結成された、9人だけの草野球チーム「ジンルイズ」。20歳の学生から81歳の老人まで、職業もラーメン屋店長、会社経営者、元プロ野球選手と様々だ。しかし彼らは勝負にこだわらない。様々な事情で過去に野球を断念しているジンルイズ・ナインにとっては、「野球を楽しむ」ことこそ第一なのだ。ある日、ジンルイズのオーナー吉見高志(8番レフト)は、遠藤と名乗る不思議な老人と出会う。遠藤の魔法と計らいによって、ジンルイズは全日本野球選手権大会の地区予選に出場することに。一回戦、二回戦、と奇想天外な試合運びで勝ち進むジンルイズ。遠藤の魔法のおかげなのか、それとも……。本書は『翼はいつまでも』で坪田譲治文学賞を受賞した著者が、野球を題材にした長編小説。物語の展開とともにナイン一人一人に起こり始める「小さな奇跡」を通じ、人生の応援歌として描いた大人のためのファンタスティック・ストーリー。
  • 直江兼続 宿敵・家康も惚れた名軍師
    3.0
    1巻540円 (税込)
    上杉謙信に育てられ、主君・上杉景勝の家宰として辣腕をふるった直江兼続。関ケ原合戦前夜、徳川家康挟撃を策した石田三成の軍師・島左近と兼続。西軍敗北後、死を覚悟して家康の前に座した兼続はこう言い放った。「すべての罪はこの兼続にあり。日本一の弓取りの家康公とぜひ一戦交えたかった」。主君を思い、信義を貫いた戦国武将の生き様をみごとに描き切った歴史長編。
  • 直江兼続と妻お船
    3.7
    戦国の上杉家を支える二大巨頭の重臣のひとつ、直江家には一粒種の娘“お船”がいた。後継者となる嫡子のいなかった直江家では、男子の様に活発な少女として育てられ、のちに鎌倉時代の女傑・北条政子にも比肩される器量をもった、聡明な女性となる――。謙信が死去すると、その養子同士の景勝と景虎の間で、越後を二分する熾烈な跡目争い「御館の乱」が勃発する。直江家は景勝を支えて勝利するも、お船は愛する夫を暗殺されてしまう。悲嘆にくれるお船の再婚相手として、三歳年下の幼馴染みである“兼続”が婿に選ばれたことから、戦国を代表する名軍師・直江兼続が生まれ、二人の運命は大きく動き始める。幾多の困難を乗り越えて結ばれたお船と兼続の戦国夫婦ぶりは、「前田利家と松」「山内一豊と千代」に勝るとも劣らない。秀吉・家康の天下人を相手に、内紛で弱体化した上杉家の危機を救った男と女の物語を鮮やかに描いた力作小説!

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  • 直江兼続101の謎
    -
    上杉景勝を支えた軍師、補佐役として知られる直江兼続。関ケ原の戦いの直前、時の実力者、徳川家康にも媚びることなく、堂々と反骨の姿勢を貫いた男である。本書は兼続の生い立ちから、景勝の側近となった経緯、「賢夫人」と呼ばれるお船の方との関係、家康を弾劾した「直江状」の真実、そして兜に「愛」と掲げた理由まで101の謎に迫った、まさに兼続のすべてがわかる一冊。

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  • なかよしおまもり、きいた?
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 みくは、かれんちゃんが大好きですが、かれんちゃんとまゆちゃんの二人が仲良しであることが気に入りません。ある時、かれんちゃんはパパからのお土産「なかよしのおまもり」を、二人にあげます。つやつやした淡い水色の石で、ピンクの袋に入っていましたが、二つの石は微妙に違っていました。ところが、その日のそうじの時間、教室で男の子たちのけんかがあり、みくやまゆちゃんの机は倒れて、机の中のものが散乱してしまいました。たまたまその場にいたみくは、あせりましたが、ピンクの袋はすぐに見つかり、ずぼんにしまってもって帰りました。しかし、家に帰ったみくが袋の中をあけてみたところ、それは、みくのものではなく、まゆちゃんのものだったのです。「きっと、わからない。この石を、わたしのにしちゃっても」「でも、これはまゆちゃんのだよ。」みくの頭の中で、二つの声がします……。罪悪感にさいなまれる少女の心理を丁寧に描いた幼年童話。
  • なかよしかめちゃん
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ある日の幼稚園。かめやくんはかめちゃんをいじめてばっかり。入り口でとおせんぼ、つみきで作ったたてものをけっとばす、かめちゃんのこうらにクレヨンでぐしゃぐしゃ……ずっとがまんしていたかめちゃんは泣いてしまいます。そして、かめちゃんのくつにいしころがはいったとき、またまたかめやくんがやってきて……
  • ながいでしょ りっぱでしょ
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「えっへん、どうです、ぼくの はな。ながいでしょ りっぱでしょ。」「りっぱな ながい はなで みずを くんだり、にもつを はこんだり できるんだ。すごいでしょ!」「えっへん、どうです、ぼくの からだ。ながいでしょ、りっぱでしょ。」「りっぱな ながい からだで あしなんか なくても にょろにょろ すすめるんだ。すごいでしょ!」ゾウの鼻、ヘビのからだ、キリンの首、フラミンゴのあし、ウサギの耳、サルのしっぽ……。動物たちが、得意げに長さ自慢をしています。みんなの自慢が終わったころ、ニワトリがいいました。「ながさだったら ぼくだって まけないぞ。」ニワトリはどこが長いの……? 『うんこ!』(文溪堂)で数々の賞を受賞されたサトシン氏と、アニメーションの世界で国際的に活躍されている山村浩二氏による読み聞かせにピッタリな絵本です。テンポの良いお話と、味わい深く、かわいらしい動物の描写が印象的です。
  • ながれ星のリリリ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 宇宙のはじっこで、小さな星にもっと小さな星がぶつかりました。小さな星は、もっと小さな星のかけらになって、飛びちっていきました。その中に小さな星のかけらの三姉妹、ラララとリリリとルルルがいました。三人は手をつないだまま、真っ暗な宇宙に放り出されました。宇宙はシーンと静まり返り、ただただ心細く、名前を呼び合いながらただよっていました。ところがある日、上のお姉さんのラララと、下の妹のルルルははるかかなたに素敵な星を見つけ、とうとう飛んでいってしまいました。リリリは一人ぼっち。その時です。リリリは、遠くにかすかに輝く青い星を見つけました。とてもきれいなその星に一生懸命に飛んで近づいていきます。でもリリリは知りませんでした。その星には、目には見えない空気があり、そこにつっこんだ瞬間に、燃えあがって消えてしまうことを――。はかなくも美しいながれ星の一生を描いたお話。
  • 泣きたくなったあなたへ
    4.3
    「くらしのきほん」編集主幹の松浦弥太郎さんが贈る、静かな夜にこそ読んで欲しい、個人的なおしゃべりのような24のエッセイと小さな気づき。ウエブサイト「くらしのきほん」に夜八時から朝五時の夜間限定で掲載されたエッセイ「泣きたくなったあなたへ」に加筆、修正をし、本書のために新たに書き下ろした「小さな気づき」を知恵のあるヒントとして付け加え再編集しました。読む人の隣に座って語りかけるような個人的で親密なエッセイと、読む人の役に立つようにと工夫して書かれた「小さな気づき」の数々は、著者自身と同じように、ときに迷うすべての人の人生の道しるべとなるでしょう。

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  • なきむしえんは おおさわぎ
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 やさいの国の子どもたちがたまねぎ園に通うことになりました。たまねぎ園にやってきた子どもたちは、「かえりたーい」と泣いてばかり。でも、ゆかいな園長先生と遊んでいるうち、みんなにっこり。帰りには「帰りたくないよー」とまた大泣き。新学期の子どもたちを笑顔に変える一冊です。
  • 「泣き虫同心」事件帖
    -
    「あれえ旦那、また泣いておいでなンですかい」外回りの同心と違い、地味な物書き同心である小田桐左近は、涙もろくて女子が苦手で、ぼやいてばかりの二十六歳。家来の八助やお常婆さんからも、いつも呆れられている。ある日、橋の下に隠れていた男の子を家へ連れ帰ったのだが、話を聞くと悪党の手を逃れてきたという。しかも母親はまだ悪党に掴まっているらしい。放ってはおけない左近は……。江戸のヘタレ男子が、八丁堀をゆく!

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  • 凪に溺れる
    4.5
    夢を追うべきか、諦めるべきか。「小説すばる新人賞」史上最年少受賞でデビューを飾った若き才能が、青春の難題を真っ向から描く! ●あらすじ 二〇一九年、無名のアーティストが歌う『凪に溺れる』という曲が、突如ネット上で拡散され始めた。その曲は多くの人々を魅了するが、後日、公式サイトにて、ボーカルの霧野十太(じゅった)が一年前に亡くなったことが発表される。なぜ今になって『凪に溺れる』が注目を浴びているのか。霧野十太とは何者なのか――。一人の天才音楽青年と、彼が作った歌を軸に、夢と現実との狭間で藻掻く六人を描いた著者渾身の青春小説。
  • 凪に溺れる
    4.0
    1巻1,500円 (税込)
    自分にも劇的な未来が待っている。そう信じられなくなったのは、いつからだろう――。16歳にして小説すばる新人賞史上最年少受賞を果たした鮮烈なデビュー作、『星に願いを、そして手を。』から三年。現役京大生となった若き才能が、“青春の難題”に立ち向かう! 読了後、静かな感動と勇気が押し寄せる、「救い」の物語。 【あらすじ】仕事も恋愛も惰性の日々を過ごしているOLの遥。ある日遥は、無名のアーティストの曲がYouTube上で「バズって」いるのを見つける。その曲にとてつもない引力を感じた遥だったが、数日後、そのアーティストの公式サイトで、「2018年10月23日、Vo.霧野十太逝去。27歳」の文字を目にする。なぜ1年も前に亡くなった無名のアーティストの曲が、今更注目を浴びているのか。霧野十太とは何者なのか――。一人の天才音楽青年と、彼が作った「ある曲」を軸に、夢と理想、そして現実とのはざまで藻掻く6人の人生を描き切った、著者渾身の青春小説。
  • 南雲忠一 空母機動部隊を率いた悲劇の提督
    -
    日本海軍最強の「空母機動部隊」を率いて、太平洋戦争の序盤を支配した提督・南雲忠一。ハワイ作戦、南方作戦、インド洋作戦、ミッドウェー作戦、第2次ソロモン海戦、南太平洋海戦……南雲ほど数多くの作戦を指揮した提督はいなかった。真珠湾攻撃で世界戦史に輝く一大勝利を挙げながら、南雲は常に不信の目で見られていた。それは南雲が魚雷の専門家であり、航空機に不慣れだったにも関わらず、年功序列人事で空母部隊の指揮官に選ばれたからだった。結局、ミッドウェーで虎の子の空母4隻を失う大失態を犯したことで南雲のイメージは決定的となり、以後「凡将・愚将」のレッテルを貼られてしまう。しかし南雲は一切弁明せず、南太平洋海戦に出撃、米空母に一矢を報いて司令長官の座を去っていくのだった。最後はサイパン島で玉砕して果てた南雲の評価は、本当に妥当なものなのか? 日本海軍の勝利と敗北、その中心にいた“悲劇の提督”の戦いを描く!
  • なぜ、あの人の周りに人が集まるのか? 仕事もお金も人望も、すべてが手に入る「大切なこと」
    4.2
    1巻1,400円 (税込)
    廃止寸前のコンビニエンスストアで働く副店長のヒロイン。近所にライバル店ができて、売上が急降下します。廃店の危機が迫る中、マニュアルを徹底して、何とか売上回復を狙いますが、まったく成果が出ません。それどころかどんどんジリ貧になっていきます。そこに現れたのが67歳のアルバイトのオバチャン。動きはのろいし、しょっちゅうトイレに行き、マニュアルも守りません。しきりにお客さんのおせっかいを焼きます。しかし、このオバチャン、お客さんの心をつかむのがうまい。オバチャンが来てから、少しずつ売上が上向き始め……。おせっかいな「コンビ二の女神様」が巻き起こす奇跡に号泣必至。すべての働く人が元気になるビジネス小説です。

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  • なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか
    3.7
    日本人が毎年の夏、半世紀以上にわたって「二度と原爆の過ちは犯しません」と祈りを捧げている間に、世界では核兵器を持つ国が増えている。そうしたなか、日本は平和憲法を維持し、核兵器を持たないと決め、原子力発電もやめようとしている。だが、それで本当に悲劇は繰り返されずに済むのだろうか。著者が日本に帰国すると、若い人々が口々に「理由のはっきりしない閉塞感に苛立っている」と述べ、日本国家に対する不信感を隠さないという。そこで著者は、本書の「まえがき」で、こう綴る。「日本はいまや原点に立ち戻り、国家と戦争、そして核について考えるべきときに来ている。日本が変わるには、考えたくないことでも考えなければならない」。アメリカは何を考えて大量殺戮兵器である原爆を製造したのか。なぜ日本に原爆を投下したのか。史上空前の無慈悲な仕打ちはどのように日本に加えられたのか。新たな記録の発掘と新証言をもとに、「真実」に迫る。
  • なぜアメリカは日本に二発の原爆を落としたのか(PHP文庫)
    3.0
    第二次世界大戦中、アメリカは何を考えて大量殺戮兵器である原爆を製造したのか?なぜ軍事的に壊滅状態だった敗戦間際の日本に原爆を投下したのか?史上空前の“無慈悲な仕打ち”はどのようにして日本に加えられたのか?「日米双方の犠牲者を少なくし、戦争を早く終わらせるため――」という原爆投下の理由は本当だったのか?本書は、40年以上にわたって日米関係を取材してきた“ワシントン情報”の専門家である著者が、原爆の開発・製造と日本への投下に関する非公式記録の発掘ならびに、関係者の新証言をまとめた一冊だ。「真珠湾攻撃前からアメリカは日本への原爆投下を考えていた」「皇居・京都への原爆投下も話し合われた」「なぜ広島と長崎が実験の場所に選ばれたか」「日系人の強制収容は原爆投下への第一歩だった」「日本は抑止力を持っていなかった」など、既存の通説を覆すと同時に、日本人が今まで目を背けてきた“真実”を明らかにする。
  • なぜか運を味方にする女の習慣
    -
    他人と自分を比べてはタメ息をついている人。最近、仕事に集中できない人。いざとなると結婚に踏み切れない人。なんとなく将来が不安な人。今より少しでも幸せになりたい人――あなたにも心当たりはありませんか?失くし物や恋人とのケンカ、仕事のうっかりミス、何もすることがない休日など、「いいこと不足」の日常に素敵な変化をもたらす小さなヒントが、ここにあります。「順調な時ほど、見直すことが大事」「やさしさとは、相手の話を一所懸命聞くこと」「明るく誠実な人のそばで過ごす」「うしろ姿にも気を配ると、本当の美しさに気づく」「“愛”の反対は“憎悪”ではなく“無関心”。好奇心を持ちましょう」「相手をほめましょう。少し大げさなくらい」……など、自信がつき、笑顔になれる簡単な方法をたくさん紹介します。実行すれば、きっと今日から「幸運体質」になれる魔法の一冊!『終わらない愛を手にいれる』を大幅に改筆し、改題・再編集。

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  • なぜ彼女にオーラを感じるのか
    3.6
    一緒にいるだけで元気が出る、ツキを呼ぶ、キレイになる、いつもなぜか目が合う、気がついたら、ハッとするほどきれいになっていた……、あなたの周りにそんな人はいませんか? それは「オーラ」の力なのです。ツイてる人、パワーのある人、美しい人にはいったいどうすればそうなれる?夢や希望を大切にしよう、など、相手に好印象を与え「もう一度会いたい」と感じさせるためのヒントが満載!恋も仕事もうまくいく、魅力アップのテキスト。

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  • なぜ、彼女ばかりがハイスペ男子に選ばれるのか?(大和出版) 今度こそ、あなたの恋愛がうまくいくたった1つの方法
    3.5
    1巻1,300円 (税込)
    「私なんて……」と思っている人ほど、人生は激変するのです――。「2か月で人生が変わった!」「幸せすぎて、信じられないくらい!」「今までの毎日がウソみたい」等々、全国の女性達から感涙の声、続々! 「2か月で96%の女性がハイスぺ男子から告白される」と今話題の研究所所長が、「真実の教え」を初公開します。ここで、あなたに質問があります。あなたは、たった一人の理想の男性と出会って、必ず告白されて愛される自信がありますか? もしも答えがノーなら、今すぐ本文へとお進みください――。本書では、年齢や経歴や過去に関係なく、あなたがハイスぺ男子、ハイスぺ男性と出会い愛され人生を激変させてしまう、いわゆる「非常識なノウハウ」をお伝えします。具体的には、マインドから戦略・行動にいたるまで、あなたの人生に革命を起こしていきます。準備はいかがですか? それではさっそくスタートしましょう。
  • なぜこの男のまわりに女が集まるのか ヒトの心を魅きつける99のヒミツ
    -
    本書は、人間に対して食わず嫌いの人を意識して書いたものです。人間のやることは、視点によっていかようにも捉えることができます。友だちの友だちが結婚詐欺にあった話、好かれる絶対値とは、など身のまわりにあるヒトの心を魅きつけるヒミツを紹介しています。ヒト好きになるために、人見知り世代へのメッセージです。
  • なぜ日本人はいつも不安なのか 寄る辺なき時代の精神分析
    -
    新潟女性監禁事件、腐敗する官僚・警察組織、幼児虐待、醜形恐怖、引きこもり……。本書は、90年代のバブル崩壊以降、悲観論が渦巻く日本の世情をふまえ、この国の不安、不満の本質を読みといている。まず、最近の異常犯罪の傾向について、町沢氏は80年代の快楽犯罪と比べ、90年代以降は自己愛的犯罪になったと指摘する。つまり、自分の存在を知らしめようとする犯罪である。一方、岸田氏は、共同幻想が崩れてから犯罪者の心理が見えにくくなったと言う。恨みの対象が必ずしもはっきりしないため、どこへ矛先が向くか、全くわからなくなってしまったのだ。さらに議論の焦点は、父性、母性論、日本人の官僚病、アメリカという呪縛、若者たちの身体と性、そして、フロイト、ユング以後の精神分析について等、興味深い話題がつきない。幻想にすがり、現実から目をそらすこの国の病理とは? 現代日本人の「自己愛症候群」を鋭く分析した刺激的対論である。

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  • なぜ日本は「大東亜戦争」を戦ったのか アジア主義者の夢と挫折
    3.5
    1924(大正13)年11月、最後の訪日を行なった中国独立の父と称される孫文は、神戸で“大アジア主義”を宣言した。当時、アジアのほとんどの国は欧米の植民地となっており、日本と中国が協力してアジアの国々を独立させねばならないということだ。大アジア主義を唱える日本人は、それ以前から少なからずいた。私は、アジア主義は正解だと現在でも考えている。それがなぜ大東亜共栄圏となり、大東亜戦争となったのか。大アジア主義から大東亜共栄圏への変遷、その経緯を明らかにするためには、昭和の戦争についてあらためて総括せねばならない。どうも私たち日本人には、連合軍が決めつけた“侵略戦争”というよりは敗れる戦争をしたことこそが致命的失敗という認識が希薄なようだ。そこで、いつどこでどのようにして失敗回路にはまってしまったのか、今後失敗を繰り返さないために、徹底的に洗い直してみることにしよう。(田原総一朗/本文より抜粋)

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  • 謎解き「アリス物語」 不思議の国と鏡の国へ
    3.0
    『不思議の国のアリス』は、アリスの冒険の一部に過ぎない。ディズニー映画を思い浮かべる人も多いだろうが、実はアリスは、もっと不思議で奇妙なノンセンスの世界に入り込んでしまっていたのだ。幼いころからことば遊びにたけた数学と論理学の研究者、文理融合型マルチ人間である作者ルイス・キャロルは、その並外れた遊び心とこだわりで、次から次へとアリスにカラクリを仕掛ける。ニヤニヤ笑いを残して消えるチェシャ猫や、延々とお茶会を続ける帽子屋と三月ウサギなどなど、馬鹿馬鹿しいことを言ってアリスを困らせる登場人物たち。しかし、そこには「理をはらむ馬鹿馬鹿しさ」があり、「理がはらむ馬鹿馬鹿しさ」がある。当たり前が当たり前でない『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』を楽しむガイド。「俺もおかしいし、君もおかしい。そうでなきゃ、こんなところにこなかったはずだ」(チェシャ猫)

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  • なぞなぞふしぎのくに
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 コブタのブー太は、なぞなぞをとくのが大好き。今日もなぞなぞをさがして歩いていると、「なぞなぞふしぎのくに」の門の前にやってきました。ブー太がなかに入っていくと、つぎつぎとなぞなぞがだされました。雨の日につかうもので、ほねとかわはあるけど、にくのないもの、なあに/どうろでよこになっているシマウマのしんせき、なあに/たいようがひくくなればなるほどのびるもの、なあに/ビルをひっぱってのばしたら、あわがでてきました。どうして?/豆のなかでいちばん高いところにある豆は、なあに/目が三つあって、その目がひかったりきえたりするせいたかノッポは、なあに/パンはパンでもやきゅうのキャッチャーのうしろにいて、えらそうにしているパンはなあに/レストランのなかで、こわいどうぶつがしょくじをしています。そのどうぶつ、なあに クロスワードパズルや迷路、まちがいさがしなど、遊びの要素も満載の一冊です。
  • なっちゃうかもよ
    4.0
    親には困りものの、子供の行為を楽しくやめさせるためのしつけ絵本。はなくそをほじっていると、鼻の穴が大きくなっちゃうかもよ。鼻はほじらず、ちりがみでかもう。耳たぶをひっぱっていると、耳たぶが大きくなっちゃうよ! 耳はひっぱらずにくつしたひっぱろう!歯を磨かないと、歯がなくなってよぼよぼお口になっちゃうよ! 歯はきちんとみがこう。おゆびをしゃぶっていると、しゃぶったおゆびがのびちゃうよ! おゆびはしゃぶらず、あめしゃぶろう。おへそをいじっていると、お腹に穴があいちゃうよ! おへそはいじらず、粘土いじろう。おちんちんやおまたをさわっていると、しまいにはあかくなって怒りだすぞ! おちんちんやおまたはさわらず、あたまさわろう。おもちゃを蹴ると、足がでこぼこになっちゃうよ! おもちゃを蹴らずにボール蹴ろう。かわいい粘土の子供たちがつぎつぎと登場して、やってはいけないことを教えてくれます。
  • なっとうくん西へいく
    NEW
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 その昔、臭くてネバネバしていると関西では嫌われものだったなっとう。関西の学校では、東京から転校してきた子の服になっとうがついていて大騒ぎ。東北の旅館では、朝ごはんになっとうがでてきて関西からきた人は大混乱。しかし近年、大豆となっとう菌の力によって栄養が増し、なっとうが体に良いということが明らかになると、関西のお母さんもなっとうを食卓にのせるようになった。食わず嫌いの家族は、ひと口食べてその美味しさにひかれていった……。お話を通してなっとうの魅力を紹介した知識絵本。体に良い発酵食品として古くから親しまれているなっとうは、栄養豊富で、健康にも良く、さらには庶民の味方のお手ごろ価格。また今では、さまざまな料理にも使われるなっとうのすばらしさと、驚くべきパワーを紹介しています。 〈なっとうまめちしき〉では、「なっとうの起源」「食べ方いろいろ」「大豆食品」など、子どもの「食育」に役立つ情報が満載!
  • 夏井いつきの世界一わかりやすい俳句の授業
    4.4
    1巻1,300円 (税込)
    「これ以上わかりやすくて、共感できる俳句の入門書はない」テレビ番組「プレバト!!」(MBS/TBS系)の俳句コーナーで大人気、“日本一おっかない俳句の先生”こと本書の著者である夏井いつきがそう言い切る一冊! 「俳句って、なんとなく難しそう」「私にはセンスや才能がないから無理だよ」「ややこしいルールが、いろいろあるんでしょ」これらは、俳句経験ゼロの方から、よく聞く言葉です。あなたも、俳句に対して、同じような印象を抱いているかもしれません。でも、安心してください。そのイメージは大きな間違いです。センスや才能がなくても、ちょっとしたコツさえ知っていれば、誰でも簡単に作れるのが俳句です。本書の目的は、俳句の「は」の字も知らない超初心者の方を実際に俳句が作れるようにすることです。これまでのどの入門書よりも、わかりやすく、基礎の基礎から、丁寧に学びます。決して落ちこぼれにはさせません。本書は、対話形式で進んでいきます。生徒役を務めるのは、出版社に勤める編集者のKさん。このKさんは、俳句の“ど素人”です。初心者にありがちなミスを次から次へとして、冷や汗と恥をかいて成長していきます。Kさんをあなた自身だと思って読み進めていただけると、理解がグッと深まると思います。さあ、それでは、世界一わかりやすい俳句の授業を始めましょう。今日から、あなたの人生が変わるかもしれませんよ。 【目次】●1時間目 自分の俳号を考えよう ●2時間目 俳句には二つの技がある ●3時間目 「尻から俳句」で俳句デビュー ●4時間目 「十二音日記」を書いてみよう ●5時間目 完成した句をチェックしよう ●6時間目 「切れ字」を使ってみよう ●7時間目 季語を観察してみよう ●8時間目 「一物仕立て」を仕分けしよう ●最後の授業 句会に出てみよう
  • 懐かしい人びと
    -
    勤め先の上司にほのかな恋心を抱いた子持ちの女性。定年を迎えた日に、別れた妻に花束を届け、感謝の気持ちを伝えた男。子供たちがいなくなった家で、インコをかすがいに生きる老夫婦――。さらにボタンを掛け違えてしまった嫁と姑や、孤独ゆえに心を寄せ合う隣人同士など、日常生活の中の何気ない一コマを描いた物語が、渇いた心にしみわたり、忘れていた人生の記憶を呼び覚ます。切なく、心温まる人間ドラマが満載された本書。読み進めるうちに、なぜか心の澱みが洗い流されたような気持ちになるのは、著者の端正な筆致ゆえか。生きることに疲れていても、本書を開くと、いつでもやり直しがきくような気がする。内海隆一郎の世界は、こんこんと湧く泉のごとく涼やかでありながら、その実、明日へのエネルギーに満ち溢れているのである。生きていることが、いとおしくなる24篇。解説は詩人で文芸評論家の安宅夏夫氏。内海文学の真髄を語り尽くしている。
  • なつのおとずれ
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 気象予報士のかたつむりが「梅雨明けはもうすぐでしょう」と伝えました。すると太陽が「もうすぐ梅雨明けですか。そろそろみんなに知らせますか」と立ち上がりました。まず、メロンとスイカが誰かに呼ばれたような気がしました。それに続いて、セミ、カブトムシ、かきごおり、ソフトクリーム、せんぷうきとひまわりも呼ばれたようです。いよいよ夏の風物詩たちの出番になりました。みんなは、夏に向かってまっしぐらに走っていきます。すると、かとりせんころうさんや、とうもろこしぞうさんが一緒に連れていってと走ってきました。そして、きんぎょばちかさんに、うきわのすけさんも合流します。全員がそろうと、目の前に大きな大きな黒い雲が見えてきました。一瞬にして、大雨が降り、雷が鳴り響き、突風までおこりました。そしてながしそうめんのじっちゃんに会うと……。さあ、夏はもう目の前です! 梅雨明けから夏までをユーモアいっぱいに描いた一冊。
  • 夏のカルテット
    4.0
    中学1年生の夏休み。図書委員の当番で集まったクラスも部活もバラバラな4人が結成した夏限定のバンドは、4人にとってかけがえのない場所になっていった。そんな時に突然、幹が「……僕、グループ研究、抜ける」と言い出して……!? 周りの意見に流されたり、同調したり、人から噂されたり、からかわれたり……。自分を押し殺しているうちに、自分が本当に好きなもの、大切なものは簡単に消えていってしまう。そんな毎日の中で、幹が出した答えは……。『みつきの雪』で第50回児童文芸新人賞を受賞した眞島めいり氏、デビュー二作目。気持ちが前向きになる爽やかな青春ストーリー。
  • なつみはなんにでもなれる
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『りんごかもしれない』『りゆうがあります』『ふまんがあります』などで人気の絵本作家ヨシタケシンスケがおくる、くりかえしが楽しいまねっこ絵本! なつみは、「すごくいいことおもいついたよ!」と、おかあさんのところにやってきました。そして、「なんのまねをしているか、あてるゲームだよ!」と、問題をだします。なつみは、毛布にくるまったり、手をぐるぐる回したり、身近なものをからだをつかってまねしていきますが、おかあさんはなかなか当てられません。ほのぼのとした親子のやりとりも見どころです。
  • 夏目家のそれから
    3.5
    漱石亡きあと、残された夏目家の人々はどう生きたのか――。日本近代文学の巨人・夏目漱石の孫にして、作家・半藤一利の妻でもある著者が綴る、個性豊かな親族たちとのエピソード。当時を生きた著者だけが知る、夏目家に関するエッセイを集めた、滋味あふれる一冊。「漱石の顔が千円札に登場した時、『お祖父さんがお札になるってどんなお気持?』とよく訊かれた。母筆子は、『へーえ、お祖父ちゃまがお札にねぇ。お金に縁のあった人とは思えないけど』という感想を述べたが、私にはこれといった感慨は湧かなかった。漱石にお祖父さんという特別な親しみを抱いたことがなかったからかもしれない。それは一つには四十九歳で没したため、私が漱石に抱かれたりした記憶を持たないせいであろう。しかし一番の理由は母が折に触れて語ってくれた漱石の思い出が、余りにも惨憺たるものだったからであると思う」――本書「母のこと・祖母のこと」より。
  • 夏目家の糠みそ
    -
    ワインから骨董品まで、年代物には何ともいえない価値と味わいがある。本書の著者が丹念に手入れをしているという糠みそも「100年もの」。この糠床で漬けた糠漬けには、誰もが舌鼓をうつという。著者は、作家・松岡譲と夏目漱石の長女・筆子の四女。本書は、祖父・漱石と“悪妻”といわれた祖母・鏡子の素顔や、久米正雄との三角関係による文壇スキャンダルと闘った両親への想いを、家族や食卓のひとこまとともに綴った随想集である。しみじみと心和む46篇を収録。

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  • 夏目漱石とロンドンを歩く
    -
    20世紀初め、国費留学生第一号としてロンドンに渡った夏目漱石。その2年間の足跡を辿ると、初めて体験する「近代」に戸惑いながらも、美術館で名画を堪能し、公園で自転車乗りの稽古に興じる、人間漱石の姿が生き生きと甦る。――本書では、今も当時とほとんど変わらないロンドンの街並みを紹介しながら、漱石文学の原風景を散歩する。写真も多数入った、旅のポケットにしのばせたくなる一冊。

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  • なにができる?
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 SNSで話題沸騰中の木彫り作家、キボリノコンノが贈る初絵本! 木がとんとんざくざくと形を変え、できあがったのは……!? 「なにができる?」というワードと共に、「木」がおいしそうな食べ物に大変身! 「1つのき」はつやつやぷるぷるのゼリーに、「2つのき」は……。 ●みどころ 登場する食べ物は「じゅくじゅく」「ふわふわ」など、どれも木とは思えない質感ばかり! 本当に木? と疑ってしまうほどのクオリティですが、よ~く見ると……? 「1つのき」、「2つのき」、「3つのき……」。徐々に木の数が増えていくから、「なにができる?」の難易度もUP。一人読みにももちろん、友だち同士、家族みんなでもコミュニケーションを取りながら楽しめること間違いなしの1冊!
  • 何もいいことがなかった日に読む本
    4.0
    今日、何もいいことがなかったのは、運が悪かったからではありません。うっかり見落としてしまっただけだから、大丈夫。――本書は、「いいこと探し」が苦手な人のためのヒント集。「振り返ってごらん。君がさっきまでいたところに、神様はボタもちを落としてくれた」「叱られることは権利なんだ。叱られないときこそ文句を言おう」などのメッセージが、心の目からウロコを落とし、あなたを勇気づけます。

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  • なによりも大切なこと
    4.0
    「十代って残酷な時間なんだ。否応なく全てが変わっていく。立ち止まることも許されない。ただ前へ、前へ、先へ、先へと進むだけだ」「決めつけちゃ、だめだよ。決めつけちゃ、何にも見えなくなるもの」「話題なんかどうでもいい。口と耳と皮膚と目と匂い。五感を確かにくすぐるほどそばにいることが、大切」「あたしに役を与えて、演じろと命じるものを、かたっぱしから蹴っ飛ばしたい」――『バッテリー』『ガールズ・ブルー』『The MANZAI』『ありふれた風景画』など、あさのあつこの人気作品の中から、友だち、将来の夢、恋愛、生き方についてのドキドキする言葉を選び出し、紹介する。読者に語りかけるようなエッセイも収録。十代のあなた、そして十代の子を持つお母さんに勇気と元気を贈るメッセージブック。宮尾和孝による挿画もみずみずしく、名フレーズとぴたりとあっている。
  • なまえをつけてね
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 子どもから大人まで年齢問わず楽しめる、発想力が身につく新感覚の参加型絵本。退屈してしまう移動時間や待ち時間、学校でのレクリエーションの場でも大活躍の1冊! ●「はらぺこのイヌ。なまえは?」 ●「いたずらっこのタヌキ。なまえは?」 ●「きれいなうろこのサカナ。なまえは?」 どんな色? どんな形? どんな特徴? かわいい動物たちのイラストをよ~く観察して、自分の好きななまえをつけてみよう! 〈遊び方〉「ぐるぐるしっぽのネコ。なまえは?」――「トラみたいなもようだから『トラちゃん!』」「しっぽがぐるぐるしてるから『ぐるぐーる!』」「なんとなく『ネコたろう!』」「きいろいから『きいろくん!』」 色々な動物たちになまえをつけ終わったら、もう一度ページにもどって、どんななまえをつけたか思い出してみたり、新しいなまえをつけ直してみたり、時間制限を設けてなまえをつけられるかチャレンジしてみたり……遊び方は無限大!
  • 涙のあとに、微笑みを 菓子店「ほほえみ」・光り子の物語
    3.0
    1巻1,300円 (税込)
    幸道光り子。1973年、尼崎の長屋「さつき文化」で生まれる。幼なじみで母子家庭に育った江口明、作家志望で繊細な西条司、父親が「京野不動産」社長である京野麗奈らとともに青春時代を過ごした彼女は、貧しい家庭で生まれ育ったため、堅実に生計を立てられる銀行員を目指していた。そんな光り子に転機が訪れる。きっかけとなったのは、1995年のあの大地震だった――。月刊『PHP』連載時、どんな人の人生にも起こりえる苦しみ、辛さを前向きに乗り越えていく光り子の姿に、たくさんの読者の方から応援の声をいただいた長編小説。浄土真宗のお坊さん兼作家の最高傑作です。猫の「3号」の存在と、「仏説阿弥陀経」の次の言葉が、強く印象に残る小説です。「青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光(しょうしきしょうこう おうしきおうこう しゃくしきしゃっこう びゃくしきびゃっこう)」解釈:老人も、若者も、男性も、女性も、裕福な人も、貧しい人も、すべては光り輝く。
  • なみだは あふれるままに
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 著者の一人・神田瑞季さんは15歳の時に、故郷・宮城県女川町で東日本大震災に遭遇しました。その後、神田さんが描いた震災関連の絵が女川町の震災復興絵はがきとなり、話題を呼びました。本書は、内田麟太郎さんの優しい詩とその内容に寄り添った神田さんの絵から成る、宮城県女川町を舞台とした震災関連の絵本です。震災後、実際に目の前に広がっていた風景と、震災後のショックで心を閉ざした少女の心象風景が描かれています。この絵本は、震災を経験した人にも、そうでない人にも、誰にでも優しく語りかけてくれます。子どもはもとより、大人も読める内容です。巻末には、著者二人の対談「あとがきに代えて」を掲載しています。そこでは、著者それぞれがどのような思いでこの絵本に取り組んできたのか、この絵本を通して何を伝えたかったのか、などといった制作秘話が語られています。構想から4年を経て完成した一冊!
  • 名もなき少女に墓碑銘を
    4.0
    無聊(ぶりょう)を託(かこ)つ探偵・鬼束は、刑事だった時に逮捕した男が、水死したことを知る。携帯への着信から、亡くなる前にその男が、行方不明となっている娘の捜索を頼もうとしていたことを知った鬼束は、男の遺品にあった彼女の写真を手に入れ、娘の行方を追い始めるが……。見えてきたのは、娘を取り巻く家族の歪んだ愛情、捜索過程で得た家族写真……。手がかりを掴むたびに増す違和感の果てに、鬼束が目にした衝撃の真実とは? 傑作長編ミステリー。『絵里奈の消滅』を改題。
  • 悩みがスッキリ消える 嫁姑が幸せになれる100の知恵
    -
    人生相談の中で嫁姑問題は最大テーマ! 最も解決がつかず、しかも難題が多くあります。ラジオのニッポン放送で長年人生相談を担当してきた著者は、嫁姑問題の解決策を語らせたら日本一。その痛快なアドバイスは多くの人を魅了し幸せに導いてきました。かつては強い姑とか弱い嫁? という構造でしたが、最近では鬼嫁に象徴されるように、学歴もあり、情報通の嫁が大きな権力を持ち始めています。また、長生きで経験値の高い大姑と知識豊富な息子の嫁に挟まれた、60代から40代の女性は板挟みにあって肩身が狭くなっています。本書はそんな中間管理職的なお姑さんに、「うまくやろうと思うと無理が生まれる」と教えています。最初から「無理と思う」ことで、気負うことなく自分らしく生きる方法を模索しています。共に生きようとするなら、違いを自覚すること。永遠に交わることはなくとも、ともに生きる、「嫁姑が幸せになれる方法」を提案します。

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  • 悩みの9割は読書が解決してくれる(KKロングセラーズ)
    -
    年代別におすすめする本を谷沢永一流に解説。本との出会いは「自分」の身の上にだけ起こる事件ともいえる。十五歳、二十歳、三十歳、四十歳、五十歳、六十歳、七十歳別に、谷沢永一がおすすめの書籍を紹介。いつ、なにを、読むかで人生が変わる全世代向け年代別+読書ガイド=105冊
  • ナユタン星からのアーカイヴ
    5.0
    ナユタン星人、小説侵略開始! 気鋭の作家陣が、ナユタン星人による話題のボカロ楽曲をアンソロジー形式でノベライズ! 【収録作品】1.アンドロメダアンドロメダ ●著:狐塚冬里(主な著作:『歪みの国のアリス』『Alice in Musicland』) ●イラスト:しきみ/2.パーフェクト生命 ●著:石沢克宜(主な著作:『ココロ』シリーズ、『東京電脳探偵団』シリーズ) ●イラスト:碧風羽/3.ストラトステラ ●著:雨宮ひとみ(主な著作:『桜ノ雨』シリーズ、『ハッピーシンセサイザ』) ●イラスト:佐藤おどり/4.エイリアンエイリアン ●著:ココロ直(主な著作:『メランコリック』シリーズ) ●イラスト:愛まどんな/5.惑星ループ ●著:波摘(主な著作:『千年の独奏歌』) ●イラスト:△○□×(みわしいば)/6.太陽系デスコ ●著:黒田研二(主な著作:『青鬼』シリーズ) ●イラスト:寺田てら

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  • 成り上がり 金融王・安田善次郎
    -
    ハダカ一貫から、日本一の金融王へ!幕末から明治、大正と、激動の時代を生きた銀行業の元祖・安田善次郎。富山の貧しい下級武士出身ながら、商人として「千両の分限者」となることを志した善次郎は、数々の挫折と失敗を乗り越えて両替商・安田屋を江戸で開店、成功をつかんでいく。一代でみずほフィナンシャルグループの礎を築いた安田善次郎の、波瀾万丈の前半生に光を当てた長編小説。

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  • なりたい二人
    3.7
    1巻1,200円 (税込)
    シリーズ300万部ベストセラー『若おかみは小学生!』の令丈ヒロ子先生の最新作! 中学で同じクラスになったのに、お互いをさけている幼なじみのちえり(女子)とムギ(男子)が、「将来の夢・なりたい職業研究」という課題の自由研究を二人でしなければならなくなって。背が高く手足が長すぎてくせっ毛、中学1年なのに「奥さん」と呼ばれてしまうちえりは、コンプレックスのかたまりだけど憧れの職業はモデル。一方、ムギはちえりよりも背が低く、ほっぺとおでこがつやつや、おなかぽっこりの料理好きで、なりたい職業は江戸料理研究家。無邪気なクラスメートとちがい、自分の容姿を気にしてなりたい職業が口にできない二人だけれど、エステティシャンのムギの母と管理栄養士のちえりの母を取材するうちに、夢を実現したい気持ちが高まって……。お互いのダメなところを知っているからこそ、相手の夢も応援したくなった二人。胸きゅんの成長物語です。

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  • 難儀もまた楽し 松下幸之助とともに歩んだ私の人生
    3.5
    松下電器の「もう一人の創業者」――。そう称される人物がいる。松下幸之助の妻・むめの夫人である。19歳で松下幸之助と結婚して以来、経理事務を一手に引き受ける一方、住み込み従業員の世話をして「社員の母」と慕われた。一代で世界的企業を築いた夫を陰で支え続けたその生涯は、まさに「もう一人の創業者」と称するにふさわしい。本書は、そんな稀有な人生を歩んだ松下むめの夫人唯一の著書で、知られざる夫との歩み、生活信条、生きがいなどを語ったものである。「“苦労”と“難儀”とは、私は別のものだと思っています。“苦労”というのは心のもちようで感ずるものだと思うのです」など、屈託なく、おおらかに語られる言葉の数々が、世代を越えた共感を呼ぶ。 【本書の内容】子どものころ/結婚・家庭・家事/金銭の心得/お客様接待の心得/贈り物の心得/人の見方、考え方/妻として大切なこと/女性の生きがい/老いるということ/礼儀作法としつけ……
  • 難攻不落の迷路
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【本作品は、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。電子書籍の特性上、書き込み等はできません。予めご了承ください。】累計300万部突破! 「香川元太郎の迷路絵本シリーズ」第19弾は新展開! 「もっとむずかしい迷路がやりたい!」という読者の声に答えて、難易度の高い「超むずかしい」迷路ができました。複雑な道をたどっていくと、その先に待ち受けているのは……ゴール!? それとも行き止まり!? ベストセラー迷路絵本作家からの挑戦状です! この本の迷路世界は難攻不落! クリアはとてもむずかしい。じっくり、とりくんでくれたまえ。さっそく進んでいくと……。各場面には「ちょっとむずかしい迷路」「すごくむずかしい迷路」「かくしえ」「住人からのクイズ」の4種類の設問があります。低年齢にも人気の「かくしえ」から、迷路の達人レベルがチャレンジしてみたい「すごくむずかしい迷路」まで難易度もさまざま。絵本を囲んで、幅広い世代で一緒に楽しめます。何通りもの遊び方ができ、集中力や忍耐力も鍛えられる1冊。大人の脳トレにもオススメです!
  • 仁王の如く坐禅せよ 鈴木正三伝
    -
    1巻1,899円 (税込)
    鈴木正三(すずき・しょうさん)とはどんな禅僧か。武家から出家し、禅の道を志した理由は何か。彼が生涯をもって克服しようとしたこととは。本書では、緻密な文体で定評のある著者が、すべての現代人がかかえる、「生き難いこの世をいかに生き抜くか」という命題を、正三の勇猛果敢な生涯に仮託して、静かに説き明かす。読み解くうちに心が落ち着きに満たされてくる史伝小説。
  • にくにくしろくま
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 子どもから大人まで大人気の「しろくま」シリーズ第7弾! ぼくは、おにくをたべるのがだ~いすき。おおきなおにくだって、ペロリとたべちゃうもんね。あるひぼくはおもったんだ。「だいすきなおにくりょうりのなかにはいってみたら、どんなかんじかな?」そうぞうしただけで、よだれがでちゃう。「ステーキ」おにくといったら、やっぱりステーキ! ジュージューあつあつ、やきたてがさいこうだね。ステーキといっしょにやかれたら、ぼくにもやきめがついちゃった。「にくまき」どんなやさいも、おにくでまいちゃうもんね。ぼくもいっしょにまかれてみたよ。「やきにく」どんどんやいて、もりもりたべよう! やきにくにはやっぱりしろいごはんだよね。タレをつけたおにくをのせて、パクッ。さいこうにしあわせ~。「からあげ」たかいたかいからあげのやまにうもれてみたいな! 読み聞かせにもぴったり! 想像力をかきたてるユーモア絵本です。
  • にげた!
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「ぜんそくりょくで インパラの こどもが にげた」「かんいっぱつで オタリアが にげた」「しっぽをのこして ニホントカゲが にげた」「みんな なかよくつながって ジャコウネズミが にげた」……。私たちはともすると、「逃げる」ことは悪いことのように、ネガティブにとらえがちです。しかし、危険や危機を回避することはとても大事なことです。それは、生き物が生きていくための必須の行為の一つなのです。生きるためには、必死で逃げなければなりません。本書では、冒頭に示したように、インパラ、オタリア、ニホントカゲをはじめ、マダコ、ジャコウネズミ、ハマトビウオ、ミーアキャット、ホタテ、イセエビ、エリマキトカゲ、トノサマバッタが登場します。そして、必死で逃げる瞬間を、リアルで躍動感のある絵で紹介しています。巻末には、本書に登場する生き物たちについてのワンポイント解説があり、理解を深めることができます。
  • 虹のランナーズ
    -
    小学六年生の速人、潤子、強士の三人は逆境にも負けず、どんなときも、懸命に走っていた。そんな三人をいつも見守っていた光々寺の住職さんは、三人を「さるすべりランナーズ」と名付ける。ある日、強士は唯一の肉親である母親を亡くし、ひとり、施設へ入ることになり、強士は、速人と潤子と離れ離れになってしまう。三人は再び夏に光々寺に集まり、一緒に走ることを約束する……。強士が施設で出会った蓮、洋一郎、奏太、ひなが仲間に加わり、七人となった「さるすべりランナーズ」は、「虹のランナーズ」として、苦しいときも、悲しいときも、まばゆい光りかがやく七色の道を走り続けていくことを誓う。母親との死別、両親の離婚による環境の変化やいじめ、親の虐待、災害によって家族を亡くすなど、それぞれが様々な困難な状況にもめげずに、お互いを励まし合い、ひたむきに走り続ける速人たちの姿に、勇気と生きる希望がもらえる青春物語。
  • にじものがたり あめあがりのやくそく
    NEW
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ミオがジョーロをかたむけると、キラキラ、水の中にきれいなきれいな虹ができました。虹は一人の女の子の姿となって「コンニチハ」とミオに話しかけてきて……美しい虹のファンタジー。
  • 28歳の極道グラフィティ
    -
    女優をめざして七転八倒。なのに、気がついたら物書きになっていた。脅され、電話を切られ、ピシャリと戸を閉められ、取材のためには食費までも節約する毎日。「辛い」「貧しい」「悲しい」と涙をこらえたこと数知れず。私、どうしてこんなことしてるんだろう? 私、本当は何をしたいんだろう?――『極道の妻たち』の大ヒット、『私を抱いてそしてキスして』で大宅賞受賞と、話題の作品を次々と発表しつづける著者。本書は一見華やかなイメージに隠れがちな著者の素顔と、どんな取材対象でも体当たりで挑む情熱を綴った、初のエッセイ。

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  • 2センチの隙間
    3.0
    1巻1,400円 (税込)
    閉じこもっていた薄暗い勉強部屋の、僅かに開けられていた隙間から見えた過ぎ去りし夏の日……。人間の心のなかに潜む、美しい思い出と暗い闇がハーモニーを奏でる表題作「2センチの隙間」。雨不足を解消する謎の男の活躍「雨男の唄」。少年と犬のファンタジックな大冒険「カラスの大王物語」。誰もが懐かしいと感じる不思議な世界。親子でも楽しめる心あたたまる3篇の物語。ミクシィグループ創業者・笠原健治氏が巻末に「発刊によせて」を寄稿。

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  • 2023年版 夏井いつきの365日季語手帖(レゾンクリエイト)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気番組『プレバト!!』の俳句コーナーで活躍中の夏井いつき先生の季語手帖2023年版です。365日季語とその季語を使った俳句を学ぶことができ、実作もできる一冊です。 【目次より】一月の季語/二月の季語/三月の季語/四月の季語/一月~三月のまとめ/四月の季語/五月の季語/六月の季語/四月~六月のまとめ/七月の季語/八月の季語/九月の季語/七月~九月のまとめ/十月の季語/十一月の季語/十二月の季語/十月~十二月のまとめ/投句方法/結果発表
  • 日常を、ここちよく。 シンプルなのに豊かな暮らしの工夫
    3.3
    日常というのは、単に形だけを考えると、食べて、寝て、仕事して、時間を埋めることの繰り返し。でもそんな日常のなかに、小さなこだわりや喜びを持つこと、小さな達成感を味わうことで、毎日の暮らしはがぜん輝きを放ってきます。今は先行きが不透明で、矛盾が多い時代。必要になってくるのは、遠くの希望だけでなく、あたりまえにある日常や自分自身のなかに、どれだけ価値を見出していくか、というスキル。そして人から幸せにしてもらうのではなく、「自分自身で幸せになっていく力」です。もっとも大切で、限りある自分の時間を、いかに幸せで満たして生きるのか―。その答えは、暮らしをシンプルにしていくことで発見できるようになります。この本には、具体的になにを大切にして、なにを手放したらいいのか、どうすれば限りある大切な時間を幸せで満たしていけるのか……生活のあらゆる側面から、基本の考え方や、ちょっとした工夫を書きました。

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  • 日米開戦の悲劇 ジョセフ・グルーと軍国日本
    3.0
    日米開戦70年を経たいま、このような視点の書物が出されたことを心から歓迎し、かつ一日本人として感謝したい。──渡部昇一氏「推薦のことば」より本書は五・一五事件の直後1932年から、太平洋戦争開戦後の1942年まで、10年という異例の長さで駐日大使をつとめたアメリカ人外交官ジョセフ・グルーの目を通して、軍国日本の真実を描く異色作。国際連盟脱退、二・二六事件、日中戦争、日独伊三国同盟、仏印進駐、日米交渉、そして真珠湾攻撃につながる激動の10年を「日本の真の友」(牧野伸顕)グルーは、どのように見、どのようにワシントンに報告したのか。そこに浮かび上がるのは、戦後の常識をくつがえす日本の政治プロセスの破綻だった。本書はグルーについてのいわゆる評伝ではない。アメリカ人外交官の本音と視座を踏まえながら、日米開戦に至る昭和前史に新たな視点から切り込もうとした試みである。

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  • 日曜日の王国
    4.0
    小学五年生の秋、なぜか学校へ行けなくなった繭。ある日、電柱や塀に描かれた矢印をたどって行くと、〈日曜日舎〉にたどり着いた。ここは、日曜日にしか生きられない人々の集まるスケッチクラブ。猫と一緒のおばあさんや、羽の音を立ててやってくる少年、しゃべる陶器の人形たちが集う。動く剥製の狐もいるし、時間の狂った柱時計もある。ちぐはぐな空間だ。この店の奥には、スケッチルームがあり、彼らはここで「自分を通して見た世界」を絵にする。繭はこの〈日曜日舎〉に通うことにし、しだいに生きるすべを見つけていく……。 【目次】〈第1日曜日〉矢じるしをたどると/日曜日だけのスケッチクラブ/暗い暗い夜 〈第2日曜日〉スケッチがはじまる/川とおしゃべり/忘れ物、それから名前 〈第3日曜日〉雨がくる/繭のパレット/水の絵の具 〈第4日曜日〉悪天候スケッチ/時計の狂い 〈最終日曜日〉琥珀の蝶/星夜の作品展/羽化

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  • 日露戦争・あの人の「その後」 東郷平八郎、秋山兄弟から敵将ステッセルまで
    5.0
    日露戦争開戦100年にあたる今年。日露戦争は、小説の世界だけではなく、テレビや雑誌など、様々なメディアで取り上げられ、ちょっとしたブームになっている。その中で、必ず取り上げられるのが英雄たちの軌跡。東郷平八郎の決断、児玉源太郎の鬼謀、秋山真之の洞察力など、大国ロシアを相手に一歩も譲らず、日本に勝利をもたらした男たちの活躍は、現代に生きる私たちに大いなる勇気と感動を与えてくれる。ところが「その後、彼らは一体どうなったの?」と聞かれると、意外と答えに困る人も多いはず。本書は、だれでも知っている名将から外交交渉を行った外交官まで、英雄たちの「その後」を大紹介。「秋山真之は宗教にはまった?」「旅順要塞司令官のステッセルは、茶の行商人になった?」など、英雄たちがたどった意外なエピソードが目白押し。「えーっ? この人こうなったの!?」と思わず唸ってしまう話が満載の歴史雑学読本。

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  • 日露戦争の人物がよくわかる本 あの名将・愚将の意外な「その後」
    -
    明治維新を経て近代化への道を歩む日本が遭遇した最大の危機、それが日露戦争であった。強大な軍事力を誇るロシア帝国を相手に、東洋のちっぽけな島国が奇跡的な勝利を収めることができた背景には、東郷平八郎や秋山好古・真之兄弟をはじめとする名将たちの活躍があった。本書は日露戦争で活躍した人物を有名・無名問わず、その功績と戦後の足跡をたどるもの。あまり言及されることのないロシア側の軍人や同時代を生きた文化人、作家についても取り上げ、日露戦争という時代を様々な角度から楽しむことができる。

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  • 日露戦争名将伝 人物で読む「激闘の軌跡」
    3.0
    2004年は、日露戦争開戦100周年にあたる。自衛隊の海外派遣でゆれる現在だが、わずか100年前には世界屈指の軍事大国ロシアを相手に、日本は堂々と戦いを挑み、そして勝ったのだ。すべてにまさる強国を相手に日本が勝ち得た理由の一つに、戦争指導にあたる将軍たちの資質の差がある。司馬遼太郎著『坂の上の雲』には、大山巌、東郷平八郎、児玉源太郎といった名将たちの活躍が描かれているが、各戦場での勝利に、彼らの能力・器量が果たした役割は大きい。しかし日露戦争を描く場合、時系列に沿って語られることが多いため、こうした将軍たちの人物像を整理して理解するのはむずかしい。そこで本書では、人物ごとに見出しを立て、プロフィールから戦場での活躍までを読みやすく整理。写真満載で、名将とよぶべき17名を中心に、日露双方の将軍60名を収録した。通読すると、日露戦争全体の流れもよくわかるユニークな歴史読み物。
  • 日本が好き!
    4.0
    1巻1,200円 (税込)
    NHK「テレビで中国語」で大人気の段文凝が、日本への想いを綴る。自分自身の生い立ち、日本に来た動機から、コミュニケーション術、仕事の進め方まで。日本で感じた恐怖、人のぬくもり、すごい仕事の進め方、困ったサービス……。中国の若者の本音、一人っ子世代の強さと弱さ、経済成長と問題点……。日本と中国の素顔を、曇りのない、まっすぐな目で見たままに書いています。また、仕事観も披露。言葉が違ってもコミュニケーションはとれる。仕事もきちんとやれる。その流儀を紹介。自分に厳しく課しているのは、「嘘をつかない」「相手を否定しない」、そして「自分を信じる」こと。新しい日中の架け橋となる一冊です。

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  • 日本の大学
    -
    「今どきの若いもんはワカラン……」とお嘆きの方、ただいまより現代若者文化に造詣の深い落語家、いえ、関西大学講師・桂文珍こと西田勤先生による特別講義を開講します!――テーマは、「男子学生、乙女化の予感」「こんな答案ありました」「就職戦線異常ありあり」など、5センチ浮きながら見てわかった当世若者事情。また、「勉強の邪魔をするのが親心」「株式会社日本の大学のすすめ」……、大学案内には決して載らない大学の本当の素顔を紹介した大胆無敵の教育ペレストロイカ論。一冊まるごと、決して眠くならないこと保証します!

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  • 日本の水商売 法哲学者、夜の街を歩く
    4.0
    法哲学者が「夜の街をめぐる旅」の記録と記憶を綴るノンフィクション。マイケル・サンデル、ダイアン=ボレット等も援用しつつ、スナック、バーほか公共圏としての水商売の社会的意義を浮き彫りにする。「日々、何の変哲もない営業を続ける自営業者たちこそがデモクラシーの担い手である」(著者)。ウイルスと風説で汚された独立起業家・労働者の誇りを取り戻し、自由とコミュニティ再生への道を照らす一冊。 〈目次〉第1章:狙われた街・すすきの(北海道札幌市) 第2章:弘前、クラスター騒動の真実(青森県弘前市) 第3章:いわき、非英雄的起業家の奮闘(福島県いわき市) 第4章:夜の庭としての武蔵新城(神奈川県川崎市) 第5章:甲府という桃源郷(山梨県甲府市) 第6章:小倉で戦争を想う(福岡県北九州市) 第7章:雲伯、神々の国と鬼太郎のまち(鳥取県米子市・境港市、島根県松江市) 第8章:別府の盛り場を支える「ちはら三代」(大分県別府市) 第9章:浜松、「検証と反省」に思いを馳せて(静岡県浜松市) 第10章:十勝のスナックと地域のつながり(北海道新得町・帯広市) 第11章:「東京右半分」であふれる商売の熱量(東京都北区赤羽・荒川区西尾久) 第12章:小さなオデュッセウスの帰還(東京都渋谷区・中央区銀座) 終章:「夜の街」の憲法論
  • にほんいっしゅう ちずのえほん
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 地図というものは楽しいもので、眺めているだけでも、いろんな想像力をかきたてられます。特に、小さい頃は、勉強するというよりも遊び感覚で地図と向き合うことが多いのではないでしょうか。本書は、渡り鳥のツバメさんと一緒に日本列島を旅しながら、日本の地図、地理をイラストで自然に学べるという、ユニークな内容です。具体的には、「きゅうしゅうちほう」「ちゅうごくちほう」「ちゅうぶちほう」「ほっかいどうちほう」など、各地方の特色について解説している項目のほか、「やまの たかさくらべ」「かわの ながさくらべ」「にほんの ふしぎ」「にほんの のりもの」「にほんに すむ どうぶつ」など、日本にまつわる興味深い項目から構成されています。日本の地図、地理を初めて学ぶ子どもにうってつけの、楽しい知識絵本です。姉妹編として、『せかいいっしゅう ちずのえほん』があります。
  • 日本海軍、錨揚ゲ!
    3.5
    21世紀の現代にいたるも、多くのファンを惹きつけてやまない日本海軍の魅力とは、一体どこにあるのか? 本書では、元海軍大尉で『山本五十六』『軍艦長門の生涯』『暗い波涛』など、海軍をテーマにした名作を多数もつ阿川氏と、戦史研究の第一人者であり、自ら「歴史探偵」を称する半藤氏が、お互いの愛してやまない日本海軍の魅力について、思う存分語り尽くす。軍艦の話、提督たちについての人物評、海軍の生活や用語にまつわる面白話、実際に戦った当事者たちから聞いた戦史のウラ話……などなど、ファンにはこたえられない顔合わせと内容で満ち溢れた、必読の海軍対談である。「空前絶後の巨大戦艦・『大和』と『武蔵』」「陸軍が嫌いだから海軍を志願しました!」「井上成美と一緒に酒は飲みたくない」「海軍用語のバカバカしいほどの面白さ楽しさ」「下級指揮官に多かった真の武人」など、26話を収録。在りし日の日本海軍の臨場感が味わえる本。
  • 日本海軍が敗れた日(上) マリアナ沖海戦終了まで
    -
    昭和19年6月、マリアナ沖海戦を主とする「あ」号作戦で、連合艦隊は米軍に完敗し、組織ある作戦能力を失い、また海軍の主戦力となる有力な航空部隊の再建も絶望的となった。これは太平洋戦争において、日本の敗北が決定的となったことを意味した。マリアナ沖海戦に参加した海軍参謀が初めて語る太平洋戦争の真実。

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  • 日本海軍機関科将校の反乱未遂 組織を揺るがした差別問題の真相
    -
    「機関科問題」と聞いて、その意味が理解できる人は、かなりの海軍通であろう。本書で扱った命題は、普通の戦史には決して出てこない、“裏面史”である。だが、明治期以来の日本海軍史を通じて、軍首脳が頭を痛め続けてきた大問題であり、「海軍のガン」と呼ばれていたほどのものだったのだ。それは一言で言えば、「組織内差別」であった。具体的には、「同じ軍艦に勤務している士官であるのに、海軍兵学校卒のほうが海軍機関学校卒よりも偉いという規定があり、機関科士官の中に不満が堆積した状態が慢性化していた」というものだ。海軍は、軍紀の乱れと士気の低下を生む元凶となっていたこの問題を重視し、長年にわたって様々な施策を繰り返したが、ついに問題解決を見たのは、大東亜戦争の終戦間際であった。今日まで、海軍関係者が書くに書けなかった問題の全貌を、ついにまとめあげた、貴重な一冊である。

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  • 日本海軍の興亡 戦いに生きた男たちのドラマ
    3.8
    日本海軍とは、いかなる歴史をたどった組織であったのか。東郷平八郎、秋山真之、山本権兵衛、山本五十六、角田覚治ら、海軍史にその名を刻む名提督・名参謀の真実の姿とは。そして、戦史に残る、数々の名勝負・名場面は、どのような人々の決断によって、展開されていったのか……。本書では、勝海舟による創始から、日清・日露戦争の勝利によって、日本を世界の第一級国に押し上げた、“栄光の明治時代”、軍縮条約に対する意見の衝突によって、次第に組織に歪みを生じてゆく、“苦悩の大正時代”、そして、開戦反対派の努力もむなしく、太平洋戦争に参戦、あげくの果ての徹底的敗北により、組織解体に陥る、“悲劇の昭和時代”にいたるまで、波瀾に満ちた、日本海軍の興亡史を、代表的人物の言動を中心にしながら、ドラマチックに描き上げてゆく。「海軍に厳しい海軍ファン」である著者の目が、海軍の功罪をあます所なく示してくれる、海軍ファン必携の書。
  • 日本「古街道」探訪 東北から九州まで、歴史ロマン23選
    -
    人やモノが無数に行き交い、日本列島に文化や産業を育んできた街道。だが、古き良き日本の面影が残る砂利道や石畳は、絶え間なく続く住宅や道路開発の影響によってほとんど姿を消してしまった。本書は、北は東北から南は九州まで、往時の風情を今日に伝える古街道を23箇所厳選。江戸時代の歴史を陰に陽に支えた道をはじめ、全国の名産や四季折々の風物詩に関わる道、日本史の舞台となった道を紹介する。“家康の関東経営を支えた「酢」の道(中原街道)”“世界経済にインフレを引き起こし、幕府を鎖国へと追いやった「銀」の道(岩見銀山街道)”“「赤穂浪士事件」の遠因となった「塩」の道(中馬街道)”“光秀が反旗をひるがえし「本能寺」へ向かった道(亀岡街道)”など、知られざる史実や逸話を数多く紹介している。往時を偲ぶ紀行文として趣があり、写真や地図も満載。歴史好きや古街道めぐりを味わいたい人におすすめの一冊。

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  • 日本史・あの人の意外な「第二の人生」
    -
    どんな偉業を成し遂げた英雄でも、「その後」も人生は続いていく。なかには、教科書ではほとんど語られない“第二の人生”を歩んだ人も……。たとえば、東北を破竹の勢いで制覇した伊達政宗――。天下への夢破れて泰平の世に隠居してからは、若き日の兵糧研究で目覚めた料理やグルメに血道を上げたという。本書は、そんな日本史の有名人の意外すぎる後半生を紹介。「無双の剣豪・宮本武蔵は遅咲きの政治家を志した」「宗教世界に没入した日本海海戦の立役者・秋山真之」「天才絵師・伊藤若冲の老後を襲った大火」など、人生最大の転機は晩年に訪れる!? 【項目例】◎困窮する旧幕臣の「ハローワーク」に尽力(勝海舟) ◎なぜか「いけばなの始祖」になった遣隋使(小野妹子) ◎関ヶ原合戦の贖罪で「倹約一筋」の日々(直江兼続) ◎道鏡の追放後は、土木事業で大出世! (和気清麻呂) ◎「最後の航海」で小笠原諸島へ向かう(ジョン万次郎)
  • 日本人アスリート名語録 世界が驚嘆した「サムライ・なでしこ」の言葉185
    3.0
    香川真司、北島康介、澤穂希、吉田沙保里……。体格で大きなハンデがあるにもかかわらず、驚異のパフォーマンスで世界中を魅了する日本人アスリートたち。本書では、サッカー、野球から水泳、体操まで、あらゆる競技で活躍するアスリートたちの名言185を厳選し、解説を加えた。「誰よりも準備をし、誰よりも走って、誰よりも努力しているという自信はある」(サッカー/長友佑都)「普通のことをずっとやり続けることが大事」(陸上/福島千里)「自分のために頑張るよりも、みんなのために頑張るほうがたぶん強くなれる気がした」(卓球/福原愛)「明日もあるから、今日はまあいいかなって、終わりたくない」(体操/田中理恵)など、頂点をめざし戦う彼らから、人生に役立つ言葉を学ぶ!

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  • 日本人が知らない世界の歩き方
    -
    世界を歩けば、「ろくでもないこと」ばかり――。裏切り、社会の嘘、戦争の悲惨、女の虚栄心、男の支配欲……。世界を歩くと一見、愚かで、浅ましい光景に遭遇するが、そこにこそ、人間の真実がある。だから、おもしろい。アジア、ヨーロッパ、アメリカ、南米、アフリカと、世界中を旅した作家は、こう記す。「私は小説にするのさえ億劫になるほどの、胸をしめつけられるほどの名短編そのままの人生を見ていた」。この地球で繰り広げられる絢爛たる人間の生とは何か――。ガイドブックには決して書かれない、深遠な言葉の数々は、日本人の常識を揺さぶってやまない。 【目次より】●第一章 アジア――人間の「ろくでもない強さ」 ●第二章 ヨーロッパ――「それが人生」 ●第三章 アメリカ――どうでもいい素顔 ●第四章 南米――金と愛、そして子供 ●第五章 アフリカ――自然の威力、人間の無力 ●第六章 アラブとユダヤ――健康的な闘争 ●総括 世界を歩くということ
  • 日本人として知っておきたい近代史(明治篇)
    3.9
    戦後長らく学校教育の現場においては、近代史が軽視されてきた。幕末以降の歴史について知らない日本人があまりにも多く、それがわが国の大きな難点となっている。本書は、日本の近代史を学び直し、新しい「近代史の常識」と「この国の自画像」を提示する試みである。「人間が歴史を動かす主人公である」という視点から、吉田松陰と、岩倉具視から乃木希典まで、明治を築き上げた七人の人物を中心に取り上げる。 ○吉田松陰――この国の未来を守るための戦略 ○岩倉具視と大久保利通――近代日本を生み出すための謀略 ○伊藤博文――世界に恥じない近代立憲国家を目指して ○桂太郎――近代軍制を確立し、日清戦争に挑んだ軍官僚 ○児玉源太郎――日露戦争勝利を導いた男のもう一つの戦い ○小村寿太郎――日英同盟を締結させた気力と胆力 ○乃木希典――松陰の志を継ぐ宿命を己に課して etc.

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  • 日本人は原発とどうつきあうべきか 新・原子力戦争
    4.0
    あの「3・11」から間もなく1年(平成23年12月下旬現在)。この間、マスメディアは連日のように放射能被害の恐ろしさを煽り立ててきたが、放射能濃度がどのレベルになると人体に影響が出るのか、その基準値はなぜか定まっていない。そして、風評被害ばかりが広がっている。その結果、新聞各紙の世論調査でも70%以上が「脱原発」。文化人、アーティスト、ジャーナリストたちの「脱原発」の比率は、それよりもはるかに高い。「脱原発」を唱えなければ、あたかも東京電力や経済産業省に取り込まれているかのように捉える風潮が強い。こうした風潮に危うさと無責任さを感じた著者は、原発事故の“戦犯”である東京電力幹部、経産省幹部、担当大臣、識者などへの取材を敢行し、問題の核心に斬り込む。原発事故の本当の原因は何か。「放射能汚染」の実態とは。日本にエネルギー戦略はあるのか――。いまこそ日本国民が知っておくべき真実を提示する。

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  • 日本人を震撼させた 未解決事件71
    3.7
    戦後一貫して、日本における殺人事件の検挙率は95パーセント前後で推移し続けている。しかしこれは、少なくとも20件に1件の割合で、解決していない事件が存在するとも言えるのだ。真犯人たちは、今も何食わぬ顔で社会に潜んでいるのは、紛れもない事実。本書は、そんな殺人などの凶悪犯罪を中心に『国鉄三大事件』『3億円事件』から『世田谷一家惨殺事件』『島根女子大生死体遺棄事件』まで、戦後から現代にかけての未解決事件を71取り上げ、様々な角度から推理する。2010年4月の法改正で、殺人事件に関しては時効が廃止された。覚えている人がいる限り、事件は終わらない。このような事件が一刻も早く解決されるために、また同じような悲劇を繰り返さないためにも読んでおきたい、戦後犯罪史考。

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  • 日本と世界の架け橋になった30の秘話 「戦争と平和」を考えるヒント
    3.0
    世界中の多くの人たちが平和な世界を希求しているものの、戦争のない世界はいまだに実現していない。とりわけウクライナ戦争は終わりが見えず、戦後最大のグローバル・リスクになっている。同時代に生き、平和を愛する私たちが、国と国、そこに生きた人と人との間に「友好」の歴史があったこと、そしてその「友好」が今日でも続いていることをきちんと知っておくことは、大切なことであろう。日本人はこれまで、多くの外国人を助けてきたし、その一方で、日本人自体も多くの外国人に助けられてきた。本書は、そうした日本と世界の架け橋になった人たちのエピソードをまとめたものである。トルコを親日国家にした山田寅次郎、六千人のユダヤ人を救った杉原千畝、アフガニスタンに用水路を建設した中村哲、明治憲法制定の恩人ローレンツ・フォン・シュタイン、ポトマック湖畔に桜を咲かせたエリザ・R・シドモアなど、幅広く所収している。コルスンスキー・セルギー駐日ウクライナ特命全権大使が推薦している文庫書き下ろし作品。
  • 日本の医療 知られざる変革者たち 「海堂ラボ」vol.3
    3.0
    【電子書籍限定! 特別あとがきに加え、海堂ワールド作品相関図他、豪華7本立て巻末付録を収録!】行政などの組織の壁を打ち破り、ドクターヘリ導入を実現させた救急医、小濱啓次。27年以上にわたって北海道・礼文島での離島医療に携わってきた升田鉄三。世界唯一の「空飛ぶICU(集中治療室)」を開発した航空自衛隊の医師、石川誠彦……。日本の医療の変革者たちをゲストに迎えたトーク番組「海堂ラボ」書籍化第三弾。シリーズ完結となる本書では、海堂尊自身も自らの「Ai導入をめぐる闘い」を語り、さらにおすすめの医療小説を紹介。医療の現場におけるリアルなエピソードと、心ゆさぶるフィクションの魅力を伝える一冊。■新井平伊(アルツハイマー病の権威) ■大藤正雄(大藤ニードルの開発、3Dエコー診断) ■小濱啓次(ドクターヘリ導入) ■飯野守男(法医学会の星) ■工藤進英(陥凹型の大腸がんの発見) ■升田鉄三(礼文島での治療) ■石川誠彦(自衛隊「空飛ぶICU〈集中治療室〉」) ■阿部一之(診療放射線技師) ■郷原信郎(検察の変革者) ■海堂尊(Ai提唱者) ■東えりか(医療小説書評) ■おすすめ医療小説リスト50選番組アシスタント、駒村多恵さんの後記も収録!
  • 日本の女が好きである。
    3.0
    賛否の両論を巻き起こした問題の書『美人論』から17年。再び挑む、美しい人とそうでない人の研究。なぜ日本人は、女性のうなじや脚首に魅力を感じるのか? 小野小町はほんとうに「美人」だったのか? 不美人ほど不倫をすると言われた理由は? 「秋田美人」「新潟美人」が生まれた深い事情とは? ミス・ユニバースとK-1の共通点とは?……フェミニストとの心理戦の裏話や、美人の研究を始めるきっかけとなった自らのコンプレックスなど、美人研究にまつわるさまざまな豆知識やこぼれ話を紹介する1冊。楊貴妃からかぐや姫、ミス・ユニバースに女子大生、さらにはアニメの美少女キャラまで、古今東西の資料に基づき、「美人」「美女」ついでに「美男」について、マジメに深く深く考察します。人はほんとうに「見た目」がすべてなのか?

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  • 日本の企業家1 渋沢栄一 日本近代の扉を開いた財界リーダー
    -
    1~13巻1,999~2,200円 (税込)
    歴史に学び、戦略を知り、人間を洞察する――PHP研究所創設70周年記念出版シリーズ「日本の企業家」1巻目の第一部[詳伝]では、まず渋沢栄一の比類なき企業家活動の歴史を豊富な史料をもとに眺望する。そして第二部[論考]では、合本主義や道徳経済合一説などに視点を向ける。さらにドラッカーなど多くの学者や経営者に称えられる「公益」追求の先駆者としての姿勢、財界リーダーとしての役割等、その今日的意義を経済史・経営史研究の重鎮が問い直す。さらに第三部[人間像に迫る]では、栄一の曾孫・渋沢雅英氏へのインタビューを収録。同時代を生きた実業家たちの「栄一」評も紹介、人間・渋沢栄一の実像に迫る。渋沢家の維持・発展に心を砕きつつも、日本社会の繁栄を願い、後継の人々の育成・指導に傾注したその「行き方」は、われわれ現代を生きる日本人に遺された「宝」である。“時代の先駆者たちの躍動に真摯に向き合う”シリーズ、ここに刊行!
  • 日本の心をつくった12人 わが子に教えたい武士道精神
    3.0
    なぜ日本人の心は「金の論理」に反発するのか? 武士の魂と儒教の理念と禅の境地が結合して渾然一体となり、つくり上げられた高潔無比、純一至大の人格。聖人の道を一貫して実現させてきた日本こそ、本物の「道義国家」である。「中華」「中朝」と崇められてきた中国よりも、わが国こそが本物の「中華」であり、まさに「真中の王朝」としての「中朝」なのである。 【目次】序章 わが子に教えたい日本武士の心 中国の不幸と日本の誇り/第一章 源義経に見る「武士道」の理想と原型/第二章 時頼と時宗 為政者倫理としての武士道の確立/第三章 楠木正成に見る理想的武士像の完成/第四章 信長、秀吉と家康 異なる武将像とその歴史的意味/第五章 「制度化された武士道」とその守護神たち/第六章 反逆者としての江戸武士 大塩平八郎と大坂の乱/第七章 武市半平太 「君子」と志士としての江戸武士/第八章 明治から現代へと受け継がれる武士道精神
  • 日本の戦闘指揮官30選 日本武尊から大場栄まで
    -
    苛酷な運命のもと、西に東に戦い続けた古代神話の悲劇の英雄・日本武尊。兄・頼朝からの“借り物の軍隊”で、平家の追討戦に最後まで勝利し続けた源義経。中世だった日本を近世にまで一気に押し上げ、“天下布武”を目の前に斃れた織田信長。サイパン島で生き残った47人の部下を率い、1年半近く米軍と粘り強く闘い続けた大場栄大尉……。本書は、百戦錬磨の傭兵経験を持つ著者が、独自の視点で、古代から中世、戦国時代、幕末、現代まで時代ごとに“日本最強”と呼ぶにふさわしい戦闘指揮官30人を厳選。その勝利の秘訣や、部下の統率術などを解説していく。一兵卒から叩き上げた者がいれば、生まれながら将帥の地位を約束された者もあり……。だが、そのいずれもが本人の持てる資質を、厳しい戦場に鍛えられるなかで最大限に発揮し、日本の戦史に“最強”の名を刻んでいった。逆境と困難の時代にこそ、戦場のリーダーシップを学べ!

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  • 日本の歴史人物高座
    5.0
    「信長は運のええ人やった。でも、お友達がいなかった」「高杉晋作は飽きっぽいのが玉にキズのプランナー」「足利尊氏はガムシャラになりきれなかったサラサラおじさん」……売れっ子落語家が、日本史を賑わした人物の生き様を噺家的視点で分析。笑っているうちにいつのまにか歴史が学べるユニークな入門書。現代に活かせる教訓もいっぱい入った、ありがた~い一冊。

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  • 日本浪漫紀行 風景、歴史、人情に魅せられて
    -
    日韓の複眼的視点を持つ著者が、日本列島の各地を旅して綴った紀行エッセイである。レトロの魅力に包まれる小樽、下北半島・恐山で感じた「あの世」、匠の伝統が生きる飛騨高山、ものづくり王国・三河、村上水軍が支配した瀬戸内海。さらに日本人の心を訪ねて富士山、伊勢神宮、熊野古道、高野山へ。都会を離れて見えてくる、豊饒で多彩な日本文化の諸相とは。著者は日本独自の美しさをこう語る。「海原と平地集落と山塊が一挙に寄り集まって形づくられる風景、神仏が混淆した調和の文化、和風モダンを演出する空間……。私は日本に来てからずっと、これらの風景の美しさに魅せられ続けてきた」全国各地を旅しながら、歴史、風土、人情にふれ、この国の神秘性に思いを馳せる。日本人には当たり前のものとして、とくに意識することはなかった風景が、著者の眼を通すことによって新鮮に見えてくるのだ。まさに美しい日本を再発見できる旅への招待である。

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  • にゃんたる刑事
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「わたしにとけにゃいじけんなどにゃい!」どんな事件もにゃにゃんと解決してくれるにゃんたる刑事。今日は、「ニャーポくんグッズ盗難事件」の張り込みにいくよ。張り込み現場の交通安全ショーに到着した、にゃんたる刑事。相棒のぱん刑事が現場で待っていたよ。犯人のヒントは、もじゃもじゃのかみの毛!? 「きょうも、にゃにゃんとつかまえるにゃん!」犯人を確保したにゃんたる刑事。今度は、学校で事件が! 教室でちゅうたくんが男の子たちに取り囲まれている。話を聞いてみると、ちゅうたくんが持ってきた給食のかっぽうぎが無くなってしまったというのだ。ちゅうたくんは、嘘をついているようには思えないし……。ひとまず、みんなと一緒に給食を食べることにしたにゃんたる刑事。すると、そこで謎解きの大ヒントが……!? 「にゃんたることだにゃん! はんにんが、わかってしまいましたにゃん」謎解き、めいろ、えさがし、まちがいさがしが楽しめる充実の1冊!
  • ニャンデモクエスト
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 めいろ、さがしえ、すいり……。ニャンデモあり!? な試練をのりこえろ! ここは、ねこのゆうしゃがくらすニャンデモおうこく。平和な毎日が続いていたある日、いじわるなまじょがやってきて……。変な姿に変えられたり、ものを盗まれたり、おうこく全体がめちゃくちゃに! みんなを救うため、ゆうしゃはまじょを捕まえる旅に出ることにしました。しかし、旅の途中には、12のいじわるな試練が待ちかまえていた! 果たしてゆうしゃは、試練をのりこえてまじょを捕まえることができるのか!? ●おそいかかる12のしれん まちがいさがし、めいろ、さがしえ、すいり、しりとり、計算問題……。たくさんの遊びページがてんこ盛り! まちがいさがしのイラストが反転していたり、めいろの道が前のページにも繋がっていたりと、ちょっぴりいじわるな仕掛けも。簡単すぎないから、じっくり楽しめる! ●おすすめポイント ・なぞる、たどる、さがす、推理する、計算する……。脳を刺激しながら遊べるから、思考力upも期待できる! ・何度でも楽しめる仕掛けが入っているから、一人読みはもちろん、家族みんなで、友だちと一緒にコミュニケーションを取りながら楽しめる! ・ゲームのキャラクターデザイナーとして活躍されている著者だからこそ、リアルに表現される「ゲームっぽさ」がたまらない! ゲーム好きの子どもにぴったりの1冊です。
  • 入社3年目までに勝負がつく77の法則
    3.7
    入社してからの3年間で、君のすべてが決まる。この3年間は、決して準備期間ではない。君は一生で経験するすべてのことを経験する。頑張った人は好きな仕事ができるようになる。苦労をたくさんした人は仕事のプロになる。この3年間に油断した人は、一生逆転できなくなる。この3年間で経験しなかったことは、もう生涯、君には起こらない。死に物狂いで、厳しいことを言ってくれる人にしがみついて行こう。この3年間でこの本に出会った人は、運を切り開く。この3年間は人生の黄金の3年間である。これは、僕の黄金の3年間の実体験だ。

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  • ニュートリノと私 not a miracle at all
    4.0
    NHKBSで放送中の番組で語られた各界で活躍する人の珠玉の言葉を単行本化する「100年インタビュー」シリーズの15冊目。今回は、宇宙から届くニュートリノという素粒子を検出し、2002年ノーベル物理学賞を受賞した東京大学名誉教授で物理学者の小柴昌俊さんのお話。3歳で産みの母を亡くし、中学1年で突然小児まひに。歩行が困難になるが、自力で克服。家計を助けるために苦学しながら、東大でも難関とされた物理学に友人の助けで猛勉強し合格。後にノーベル賞を受賞する朝永振一郎博士に知遇を得て、アメリカ留学後、33歳の若さで国際プロジェクトのリーダーに抜擢される。本書は、恩師の応援と独自の閃き、行動力で実験を続け、ノーベル賞を受賞するまでの道のりと、自ら設立した平成基礎科学財団をはじめ、現在抱いている夢を語る。「自分が夢中になれることを見つけて、懸命に打ち込みなさい」というメッセージを若い人に発している。

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