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1924(大正13)年11月、最後の訪日を行なった中国独立の父と称される孫文は、神戸で“大アジア主義”を宣言した。当時、アジアのほとんどの国は欧米の植民地となっており、日本と中国が協力してアジアの国々を独立させねばならないということだ。大アジア主義を唱える日本人は、それ以前から少なからずいた。私は、アジア主義は正解だと現在でも考えている。それがなぜ大東亜共栄圏となり、大東亜戦争となったのか。大アジア主義から大東亜共栄圏への変遷、その経緯を明らかにするためには、昭和の戦争についてあらためて総括せねばならない。どうも私たち日本人には、連合軍が決めつけた“侵略戦争”というよりは敗れる戦争をしたことこそが致命的失敗という認識が希薄なようだ。そこで、いつどこでどのようにして失敗回路にはまってしまったのか、今後失敗を繰り返さないために、徹底的に洗い直してみることにしよう。(田原総一朗/本文より抜粋)
...続きを読むPosted by ブクログ 2013年11月30日
南京事件については、日本軍の上層部は中国人への敬意をもち、指示した人もいたかもしれない。しかし建前上かもしれない。
部下は略奪禁止令をはいはいと聞き流していたのではないか。つまり、略奪や強姦などの南京事件はあったのではないか。上層部も見て見ぬ振りをし、軍としてそういう行為がまかり通っていたのはあり...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年05月08日
かつて
「教科書が教えない歴史 /藤岡 信勝 (著), 自由主義史観研究会 (著) 」
という天下の駄本がありましたが、
「教科書が教えない歴史」というタイトルは、この田原さんの本にこそ当てはまる言葉だと思います。
内容的にはかつて書かれた「日本の戦争(小学館)」を頭山満・大川周明・北一輝の視点...続きを読む
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