小説・文芸 - PHP研究所作品一覧

  • 星に祈る おいち不思議がたり
    4.0
    「おいちは江戸の女性ですが、今に繋がる生き方を貫いています」――あさのあつこ 現代女性にも通じる悩みを抱える主人公を思わず応援したくなる人気時代小説最新刊。父のような医者になりたいと願う娘おいちに、絶好の機会が訪れる。女性の医者を育てるための医塾が開かれるというのだ。おいちは、希望に胸を膨らませ、夢への第一歩を踏み出そうとする。そんななか、深川で謎の連続失踪事件が起きる。忽然と姿を消した四人に、共通点は見出せなかった。不可解な事件が気になるおいちの許に、岡っ引の仙五朗が思いがけない情報を携えてやって来る。この世に思いを残して死んだ人の姿を見ることができるおいちは、事件を解決に導くことができるのか。一方、心を寄せ合う新吉との関係も、新たな局面を迎える。仕事も家庭も持ちたいという娘の密かな願いは、叶えられるのか。人気の青春「時代」ミステリー第五弾!
  • 星に祈る おいち不思議がたり
    3.6
    1巻1,600円 (税込)
    おいちの人生に急展開!? 父のような医者になりたいと願うおいちに、絶好の機会が訪れる。女の医者を育てるための医塾が開かれるというのだ。希望に胸を膨らませ、夢の実現に向けての一歩を踏み出したおいち。そんななか、深川で立て続けに、謎の行方不明事件が起きる。忽然と姿を消した四人に、共通点は何一つ見つからない――。事件のことが気にかかるおいちの許に、岡っ引の仙五朗が思いがけない情報を携えてやって来る。この世に思いを残して死んだ人の姿を見ることができるおいちは、仙五朗と力を合わせ、事件を解決に導くことができるのか。一方、心を寄せ合う新吉との関係も、新たな局面を迎える。おいちは、幸せをつかみ取れるのか。人気の「おいち不思議がたり」シリーズ第五弾!
  • 星の花
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 やなせたかしが創作した、一度自分の手からはなれてしまった絵や詩をひろいあつめて、一冊の本にまとめました。自然や生活のなかに浮かぶ心模様をさまざまなタッチで描く。
  • 星のラジオとネジマキ世界
    4.0
    ぼくらの町でいったい何が起きている!? タケルが住む海沿いの町の空に突然浮かんだクラゲみたいな巨大な光る物体! タケルのまわりではそれ以外にも不思議なことがいくつも起こって……!? ●放送公園に現れたワゴン屋台の謎の三人組 ●ラジオからきこえる謎の放送 ●幼なじみのことりの死んでしまった大切な飼い猫(ポー)に似たキツネ ●脚が八本ある人を襲う黒い化け物あの巨大な光る物体のなかに、ポーの幽霊がいるかもしれない!? タケルとミツヨシはその謎に挑むが……。知らず知らずのうちにいろいろなことをあきらめてきた主人公たちが、大きな謎に挑むことで、一歩前に踏み出す姿を描いたSFファンタジー! 共感し、勇気がもらえる1冊!
  • 星町の物語 奇妙で不思議な40の風景
    3.3
    星町はごく普通ののどかな町。でも、よく目をこらしてみると、不思議なことが起きている。この町には十六年間も地震がないし、前に何があったか思い出せない空き地がある。サラリーマンが謎の猛獣に襲われる事件は未解決のまま。そして猫はたくさんいるのに、犬の散歩をしている人は見かけない…? 可笑しくてほろ苦くて、ちょっぴり怖い、星新一氏を敬愛する著者が贈る珠玉のショートショート集。わずか数ページの物語に、果てしない驚きと、ほんのりした温かさが詰まってます。

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  • 星を抱いた男 経営者にしてオペラ歌手、世歌勳・小栗成男という生き方
    -
    経営者でありながら、テノール歌手としてカーネギーの舞台に立った男がいる! その男の名は小栗成男。名古屋で自動車販売会社を経営し、名古屋市の教育委員にも名を連ねている。小栗の人生は挫折と屈辱の連続であった。しかしそれを糧にしてトップセールスマンとなり、経営者となり、まわりからの目を気にすることなく50を過ぎてテノール歌手への挑戦を続けてきた。著者の松下隆一は小栗を見てこう語る。「自分自身の本来あるべき姿、自分を偽らない生き方。小栗成男はそのために――彼の言葉を借りるのなら――『身体がふるえて全部血が抜けるくらいつらかった』という切実なる想いから解放されるために、無謀だと言われる挑戦をしなければならなかった。あなたが、自分を変えたい、閉塞感から抜け出したい、ささやかでも“誰か”のために生きたいというのなら、小栗成男の生き方をヒントにすれば、その望みはかなうかもしれない」と。挫折も屈辱も糧にして、底抜けに明るく挑戦する男の生き方に学べ。
  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり
    4.3
    1巻1,500円 (税込)
    田舎町の本屋と、ある書店員の身に起こった奇跡を描き、全国書店員の共感を集め、2017年本屋大賞5位になった『桜風堂ものがたり』。その続編の登場です! 郊外の桜野町にある桜風堂書店を託され、昔の仲間たちとともに『四月の魚』をヒット作に導いた月原一整。しかし地方の小さな書店であるだけに、人気作の配本がない、出版の営業も相手にしてくれない、という困難を抱えることになる。そんな折、昔在籍していた銀河堂書店のオーナーから呼び出される。そのオーナーが持ちかけた意外な提案とは。そして一整がその誠実な仕事によって築き上げてきた人と人とのつながりが新たな展開を呼び、そして桜野町に住む桜風堂書店を愛する人たちが集い、冬の「星祭り」の日に、ふたたび優しい奇跡を巻き起こす。今回も涙は流れるかもしれません。しかし、やはり悲しい涙ではありません!

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  • 星をつなぐ手 桜風堂ものがたり
    4.4
    桜野町にある桜風堂書店を託され、仲間たちとともに『四月の魚』をヒットに導いた月原一整。しかし地方の小さな書店だけに、人気作の配本がない、出版の営業も相手にしてくれない、などの困難を抱えることに。そんな折、昔在籍していた銀河堂書店のオーナーから受けた意外な提案とは。そして桜風堂書店を愛する人たちが集い、冬の「星祭り」の日に、ふたたび優しい奇跡が巻き起こる。『桜風堂ものがたり』感動の続編。
  • 細川忠興 ギリギリの決断を重ねた戦国武将
    3.1
    戦国時代きっての文化人大名・細川幽斎の長子であり、信長・秀吉・家康という天下取りの主役三人に仕え、肥後熊本藩54万石の礎を築いた細川忠興。文武両道の名将ながら、賤ケ岳七本槍のような華麗な武功談もなく、文化人としても父親の陰に隠れがちである。しかし、本能寺の変や関ヶ原の合戦といった重大な転機に誤ることなく進退し、ついに細川家を磐石たらしめた器量にはなみなみならぬものがあるといえる。本能寺の変では、妻の玉子(細川ガラシャ)が明智光秀の娘であるにもかかわらず、かえって愛妻を幽閉して秀吉に従った。関ヶ原の合戦では、玉子が西軍の人質になる前に自害、さらに戦後は二人の息子が細川家を去るという悲劇に見舞われる。武功を重ね、千利休の高弟でもあった男は、妻や子を失うという犠牲を払いながら、厳しい現実のなかを生き抜いたのである。乱世から太平の世へと激変する時代背景を描きながら、細川忠興の生涯をたどった評伝小説。

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  • 火螢の城
    4.0
    戦国一臆病と呼ばれた男と、戦国一勇猛と呼ばれた男の戦いが始まる!慶長五年、徳川家康と石田三成が最も味方にしたい男がいた。京極高次――妻と妹の「尻の力」によって出世したことから“ほたる大名”と揶揄される武将である。この優柔不断な男が流されるまま、戦国一勇猛とされる立花宗茂を迎え撃つ羽目に。十倍以上の敵を相手に高次は「敗けない」戦をどう挑んだのか……。関ヶ原の戦いの趨勢を左右した大津城の攻防を迫力に満ちた筆致で描く歴史長編。

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  • 北海道へいこう! はしる! 新幹線「はやぶさ」
    3.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 はるきくんとお母さんは、東京駅にやってきました。北海道まで新幹線でいくのです。はるきくんは新幹線にのるのも、北海道へいくのもはじめてです。東京駅を出発してしばらくすると、時速320キロに。新青森駅に近づくと、縄文時代の遺跡、三内丸山遺跡がみえました。新青森駅をすぎると、本州のはじっこ、青森湾がみえてきました。いよいよ青函トンネルです。ここでは、貨物列車とすれちがうときの安全のために、新幹線の速度は時速140キロまでにきめられています。トンネルをぬけると北海道。窓の景色も、津軽海峡、駒ヶ岳……と、どんどん移りかわっていきます。終点・新函館北斗駅到着後は、在来線で函館までいき、ロープウェイで函館山へ。はるきくんがはじめてみる雄大な北海道の景色です。『はしる! 新幹線「のぞみ」』『はしる! 新幹線「スーパーこまち」』『はしる! 新幹線「かがやき」』に続く、「はしる! 新幹線」シリーズの第4弾です。
  • HOP STEP 稲葉JUMP!(KKロングセラーズ)
    3.9
    元プロ野球選手・稲葉篤紀。いつも心に太陽を。たゆまぬ努力で掴んだ2000本! 「楽しさ」は、「苦しさ」や「厳しさ」を乗り越えた先にある。 【目次より】●第一章 いつだって明るい方へと向かって生きる ●第二章 北海道日本ハムファイターズは僕の心の太陽 ●第三章 何度やってもできない! どうしてなんだ! ●第四章 いじめが僕を強くした ●第五章 人生は悩んだもん勝ち ●第六章 新庄さんが教えてくれた「なんでも楽しい」 ●第七章 熱くて優しい野球人 ●第八章 ホップ ステップ 稲葉ジャンプ
  • 北方探検の英傑 近藤重蔵とその息子
    -
    江戸後期、数回にわたり千島方面を探検、択捉島に「大日本恵登呂府」という標柱を建てるなど、北方の開拓・防備に尽くした英傑・近藤重蔵。のち書物奉行となり、多くの著書を残したが、そのスケールの大きさと旺盛な研究心はかえって幕閣の反感を買い、ついには、長男・富蔵の殺傷事件に連座して悲壮な最期を遂げる――。綿密な文献調査と取材をもとに、重蔵と富蔵父子の愛憎に彩られた親子関係を浮き彫りにし、二人の足跡を辿った歴史巨編。

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  • ホテル・メランコリア
    3.5
    1巻1,600円 (税込)
    幻のホテルをめぐる、甘美で謎めいた記憶。人々が語る、横浜の高台にあった小さなホテルの思い出話。そこに隠された秘密とは――幻想味に満ちた珠玉の八編。「私の記憶の中にあるホテルを探してくださらない」。ある老婦人から依頼された私は、かつて横浜の高台にあり、多くの外国人客を迎えた小さなホテルについて調べはじめる。海が見えるオープン・テラス、年末にバンケットルームで開催される豪華絢爛なダンス・パーティ、評判のシェフが作り出す珍しい料理の数々、世間の目をはばかる客も多かった長期滞在客用のアパートメント。不思議なことに、もと従業員や宿泊客たちが語るホテルにまつわる思い出話には、死の影と奇妙な謎がからみついていた――憂いと頽廃の気配漂う、美しくも恐ろしい連作短編集。

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  • ホテルやまのなか小学校
    5.0
    100年続いてきた「やまのなか小学校」最後の卒業生ミナ、うさ子、コンタは、人間に化けることができる動物たちです。卒業式の3か月後、ミナは、うさ子、コンタに協力してもらいながら、廃校になった小学校を素敵なホテルにしていきます。一年一組が食堂に、プールが露天風呂に……といった具合です。ホテルオープン後に初めてやってきたお客さんは、青年音楽家のシャープさんと、中年の宇宙観測家のコスモさん。何だか気難しそうな人たちです。演奏会の練習と新しい星の発見にしか興味がない二人は、四六時中、自分の成功のことしか考えられず、生きることに疲れ、いつしか心を病んでいきます。シャープさんの看病をするミナ、コスモさんの前に現れたゆうれいの花子さん……。ミナや花子さんを通して、シャープさんとコスモさんは見失っていたもの、人間として大切なものに気づいていきます。ふしぎで心あたたまる物語。 ※亀岡亜希子さんは、現在は「かめおかあきこ」として創作活動をしています。
  • ホテルやまのなか小学校の時間割
    3.0
    ホテル「やまのなか小学校」は、元小学校の校舎を使って、卒業生のミナ、うさ子、コンタがつくりました。百年時を刻み続ける古い大時計と「時間割」のあるユニークなホテルです。そこに、時計職人のカチコチさんと、レース編み作家のアミさんがやってきました。それぞれ「世界一正確な時計」と「世界一大きい作品」をつくりにきたと言います。アミさんは家庭科室でひたすらレースを編み続けます。カチコチさんは工作室にこもって時計づくりに励みます。しかし、アミさんは家庭科室をレースでいっぱいにしたのに、何の満足感もありません。一方のカチコチさんも、千年時計を完成させたのに、なぜか満足感がわきません。アミさんの前にはゆうれいの花子さんが現れたり、カチコチさんは白昼夢を見せられたりして、二人は大切なことに気づきます。なつかしくて、ちょっとふしぎな物語。 ※亀岡亜希子さんは、現在は「かめおかあきこ」として創作活動をしています。
  • 骨抜きにされた日本人 検閲、自虐、そして迎合の戦後史
    4.0
    現在の日本の混迷は、ただ経済不振だけの問題だろうか? すべての問題の根源は、戦後、アメリカの占領政策が作り出した、「45年体制」とその精神構造にあるのではないか? 著者はこの問題関心から、日本人が「精神的武装解除」されていった過程を詳細に追っていく。決してさとられぬように極めて巧妙に展開されたGHQによる検閲や言論統制の実態。そして、それに易々と従ったジャーナリズム。「明治憲法改憲すべからず」という敗戦直後の自らの見解を軽々と捨てさった憲法学者。東京裁判を礼讃するがために法律の原則すら投げ打った国際法学者。西欧のありえぬ理想をそのまま日本の現実にあてはめて同胞を嘲笑した「進歩的知識人」。GHQを「解放軍」として利用しつつ、新聞社や出版社を侵食していった共産党細胞。戦後、日本人の精神に対して何が行われたかを総覧し、「見えざる檻」の全体像を暴いた、著者渾身の力作である。

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  • ホンシメジ先生となぞのテングバナキン!
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ホンシメジ先生の診療所に、助手のナメコ君が飛び込んできました。診療所の前に、身体から得体の知れぬもの(テングバナキン)が突き出ている患者さんの長い列ができていたからです。先生は怪人ベニテングの仕業だと確信します。検査の結果、テングバナキンは鼻が異常に長いことがわかりました。そこで先生はカメムシ殿を連れてこさせ、屁をこくように促します。「バッフゥーン!!」――その強烈さで、テングバナキンはポロポロと落ちました。先生とナメコ君は、逃げていったテングバナキンのあとをつけていき、ベニテングの居場所を発見。2人は一度は彼らにつかまりますが、うまくかわします。ハナノービルキンの注射を奪って、シロオニタケゾウのお尻にさし、さらにルーペを使って、日光を怪人ベニテングに当てると……。著者は、『新幹線のたび』(講談社)で著名なコマヤスカンさん。コマヤスカン・ワールドが炸裂した、きのこ村の絵本!
  • 本所おけら長屋 外伝
    4.3
    金はないが情はある、お節介で名高い「おけら長屋」を舞台にした大人気シリーズの“外伝”は、人気登場人物たちの若き日を描く前日譚。 ●「馬鹿と外道は紙一重」万造と松吉は偶然、同じ日におけら長屋に引っ越してくる。意気投合した二人は、長屋の髪結いの女の家で、小遣いをもらって暮らしている小一郎という優男に憧れるが……。 ●「家督は寝て待て」上総久留田藩藩主の四男だった高宗は、いかにして津軽黒石藩藩主になったのか? 十五歳の高宗と五歳の玉姫の出会いを描く。 ●「金太が街にやってくる」おけら長屋は、実は“事故物件”だった!? 住民らに立て続けに災いが起きる中、長屋立ち退きの話まで持ち上がる。なんとか阻止したい住民たちが考えた案とは? ●「みちのくさとり旅」妻を亡くし、黒石藩の剣術指南役を辞した鉄斎は、剣術とは何かという答えが見いだせないまま、江戸に向かっていた。旅の途中、仙台に立ち寄った鉄斎は、宿屋で盗難騒動に巻き込まれる。 特別付録として、シリーズ第一幕(1~20巻)の名場面ガイドも収録。笑いと涙の“おけらワールド”を、ぜひご堪能ください。文庫書き下ろし。
  • 本所お化け坂 月白伊織
    -
    「オン・ジャヤ・ジャヤ・オン・ハッタ」――。時は元禄、妖かしに取り憑かれた人々が訪れると、普段は見えないはずが突如として現われる“本所お化け坂”。この坂の上にある百怪寺に暮らす月白伊織とその息子太郎は、日本一の祟り神とされる第六天魔王の威徳を借り、妖かしと渡り合える不思議な力を有していた。伊織の宝刀・神咒信国が、人間の「負」の感情に巣くう魑魅魍魎を斬る!

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  • 本多作左衛門(ほんださくざえもん) 「信念」を貫く男の生き方
    3.3
    本多作左衛門は、日本一短い手紙として有名な「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」を書いた武将として知られている。彼が生きた時代は、戦国の世から泰平の世へと、価値観が激変した時代。時代が変れば、時代が求める価値観に沿うように生きるのが常識的な考え方だが、いつの世にもその器用さに欠ける人物はいるものである。本書の主人公、本多作左衛門が、まさにそれに当る人物だった。「一筆啓上云々」の手紙でもわかるように、簡にして要を得る言動こそ武将の生き方と信じて疑うことを知らなかった「気骨の男」。是を是とし、非を非とする作左衛門の生き方は、いつしか「頑固者」として周囲の者の目に映るようになっていった。「聞き分けのよさ」が幅をきかす時代に、「君(主人)、君たらざれば、臣(部下)、臣たらず」の精神を貫いたのである。その場の空気、周囲の目を気にしがちな現代人にとって、自分の真実を考えさせられる一冊である。

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  • 本多正信 家康に天下をとらせた男
    3.0
    「なんとしても、わがあるじに天下をとらせてやりたい。そのためには、あの秀吉に負けない権謀術数を磨かなければ」――正信は最近、ようやくこのことの面白味がわかりかけてきていた。一度は家康に弓を引きながら、許しを得て、ついには家康最大の腹心となった本多正信。類い稀な着想と企画力を武器に、徳川政権の地位を不動のものにした名参謀、その独創的生き方とは!
  • 本当の君に会いたい
    -
    人間の誕生日には、2つあるのを知っていますか? 1回目は母親のおなかから生まれる日。でも、それだけではないのです。 人間も、ニワトリと同じように、タマゴで生まれるのです。タマゴのうちは、まだ本当の君ではない。殻を破って、タマゴからかえって、本当の君自身に出会う日、それが2回目の誕生日【セカンド・バースデイ】です。あなたは、もう一度生まれるのです。 本書は、恋愛の達人・中谷彰宏氏が、生き方にも、恋にも、ちょっぴり臆病な女性たちに贈る、元気が出るメッセージ集。 「ジグソーパズルのコツは、とにかく1つおいてみること」「恋愛に、善悪はない。好きか嫌いかだけ」「チャンスの多い女性になるより、チャンスに強い女性になる」etc.……優しい口調で語られる言葉の裏側に、思わずうなずいたり、ドキッとしたりする人生と恋愛の真実が隠されています。 新たに描き下ろした毛筆による自筆メッセージと女性のイラストも多数収録。

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  • 本当の自分に出会える101の言葉
    3.0
    元気がない自分、ハッピーな自分。「どれが本当の自分?」なんて悩むことはありません。全てが、本当のあなたです。本当の自分はたくさんいるのです。頑張っている自分、落ち込んだ自分、全ての「本当の自分」と仲良くしましょう!本書は、不器用でも、一生懸命生きるあなたに贈る101のメッセージ集。ムシャクシャするとき、人生にちょっとつまずいたとき……。どんなときも、読めばスカッと気持ちが晴れる一冊です。「もう一度、失敗しよう。そうすると、成功する」「成功を目指した瞬間から、あなたは成功者」「偉くなる前のほうが、何でもできる」「ガードを練習するヒマがあったら、パンチの練習をしよう」「自分にだけは“NO”と言わない」「正しいかどうかより、説得力が大事」「笑われたことが、あなたの得意技」「師匠は自分、弟子も自分」「失敗を覚えているのは、本人だけ」など、勇気と自信がわいてくる言葉が満載。きっと“大好きな自分”に出会える!

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  • 本能寺の変
    4.0
    本能寺の変は、光秀と信長・秀吉のあいだに渦巻いた愛と憎しみの葛藤の結果であった。現在、考えられる限りの史料を渉猟し、想像力と構想力を駆使して著者が浮かび上がらせた本能寺の変の真実。それは情念と情念の交錯する壮大なドラマであった。本書は学問としての歴史と伝記、それに文学創作を融合させて世に問う新しい試みである。

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  • 本の読み方 スロー・リーディングの実践(PHP文庫)
    4.2
    本はどう読んだらいいのか? 速読は本当に効果があるのか? 闇雲に活字を追うだけの貧しい読書から、深く感じる豊かな読書へ。『マチネの終わりに』の平野啓一郎が、自身も実践している、「速読コンプレックス」から解放される、差がつく読書術を大公開。 「スロー・リーディング」でも、必要な本は十分に読めるし、少なくとも、生きていく上で使える本が増えることは確かであり、それは思考や会話に着実に反映される。決して、私に特別な能力ではない。ただ、本書で書いたようなことに気をつけながら、ゆっくり読めば、誰でも自ずとそうなるのである。(中略)読書は何よりも楽しみであり、慌てることはないのである。(「文庫版に寄せて」より)情報が氾濫している現代社会だからこそ、著者は「スロー・リーディング」を提唱する。「量」より「質」を重視した読書経験は、5年後、10年後にも役立つ教養を授け、人生を豊かにしてくれるだろう。夏目漱石、森鴎外、フランツ・カフカ、川端康成、三島由紀夫など不朽の名作から自作の『葬送』まで――。深く理解することが可能になる、知的で実践的な読み方を紹介する。新書版を加筆・修正し再編集。 ●「速読コンプレックス」からの解放 ●「量」の読書から「質」の読書へ ●なぜ小説は速読できないのか ●5年後、10年後のための読書 ●小説には様々なノイズがある ●書き手の視点で読んでみる
  • 本は私にすべてのことを教えてくれた
    -
    徹底的に、本に彩られた人生。本とは、著者にとって「生涯の師」であり、「終生の友」であった。蒐書六十余年、その数二十万冊以上。この数字は、著者が日本で最も本を愛する読書人であることを明確に示すといって過言ではないであろう。そのような、読書に徹した人生の経過を、思い出の特に深い本の話を枕に描き上げた、感動的な読書自伝である。
  • 本物には愛が。 みんな一緒
    3.0
    時代を切り拓いてきた人の人生哲学や未来へのメッセージを聞く番組「100年インタビュー」(NHKBSプレミアムで放送中)。黒柳徹子さんの回の貴重な楽しいお話を単行本化しました。小学1年で退学になった6歳の黒柳さんが『窓ぎわのトットちゃん』に綴ったトモエ学園で、初対面の校長先生と4時間も話したときのこと、絵本が上手に読めるお母さんになりたいとNHK放送劇団に応募し、6000人中13人に残りテレビ界に入ったものの個性を消せと言われて苦労したこと。NHKの教育番組をはじめ、テレビで人気絶頂のときに休業を決意。単身で渡米し演劇学校で学びながら、貴重な人生勉強をしたこと。伝説の番組『ザ・ベストテン』や放送40年を迎えようとする『徹子の部屋』のいい話。日本人初のユニセフ親善大使として30年、貧困や戦争の犠牲になって苦しむ子供たちとふれあってきたことなど。人間には、何よりも愛が大事と教えてくれる本です。

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  • 本屋を守れ 読書とは国力
    3.9
    日本人の15歳の読解力はOECD(経済協力開発機構)の学習到達度調査で急落。月に1冊も本を読まない中高生や、電車やバスの移動時間に新聞、文庫本を読まずスマホしか見ない大人たち。町の本屋の数は減る一方。著者いわく、これらは国家全体に及ぶ「読書離れと教養の低下」にほかならない。ITと引き換えにわれわれは何を「殺して」いるのか。それは人間を人間たらしめる情緒、思いやり、そして教養にほかならない。かつて昭和の時代、アメリカ人が日本の書店を訪れ、店内が黒山の人だかりなのを見て仰天したという。この光景をもう一度、取り戻さなければならない。めざすは「書店の復活」である。「国語力なくして国力なし」「町の書店がなぜ大切か」「インターネットの情報で教養は身につかない」「デジタル本は記憶に残らない」。愛国の数学者が独自の直観と分析によって達した結論が日本人の「常識」になったとき、わが国は再び輝きを取り戻すだろう。
  • ホームレス・ワールドカップ日本代表の あきらめない力
    3.5
    希望を取り戻すために、男たちの挑戦が始まった! 「ホームレスだけが参加できるサッカーのワールドカップ」があることをご存知でしょうか。サッカーを通じて、ホームレスの人たちが生きる希望を取り戻し、自立することを目的とした48か国・600人の選手が集まるサッカー世界大会です。本書は、日本代表チーム「野武士ジャパン」監督が、2011年パリ大会に臨んだ3年間の出来事を記録しました。サッカーの経験が乏しい選手たちとの練習にはじまり、困難をきわめた渡航費などの資金調達、チームの不協和音、拒否された選手のパスポート取得、そしてようやく実現したパリ大会では苦戦の連続――。次々と現れる「壁」に、選手たちは「あきらめない力」で挑んでいきます。世界と、自分自身と戦った男たちの挑戦を、監督自らが綴った感動の実話。

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  • 亡国の本質 日本はなぜ敗戦必至の戦争に突入したのか
    4.0
    日独同盟論の芽生えから、運命の対米英戦争開戦まで。激動の世界史の中で揺れ動く日本の政治・外交の人間模様を描き上げる、歴史ドキュメント。 【半藤一利氏推薦!】政治家も軍人も、そして国民も、「大日本帝国が亡びるはずがない」と信じていた。その「空気」を、気鋭の著者が迫力をもって描き出している。 【著者の言葉】著者は、あるいは人物Aの軽薄さに怒り、あるいは人物Bの無責任をなじるであろう。されど、彼ら、批判の対象となるひとびとは、実は、歴史の鏡に映った著者自身であるかもしれない。国がなくなることはない、会社がつぶれるはずがない、日本人が壊れてしまうわけがない。そんな根拠のない確信を抱いているかぎり、批判されている彼らと同じ過ちを犯しかねないだろう。自戒をこめて、亡国の物語を記そうと思う。
  • 僕が、嵐を好きになった理由
    -
    今年(2009年)デビュー10周年を迎えたトップアイドルグループ「嵐」。上半期のオリコンランキングでは、シングル部門で『Believe/曇りのち、快晴』と『明日の記憶/Crazy Moon?キミ・ハ・ムテキ?』が1位、2位を独占。DVDでも『ARASHI AROUND ASIA 2008 in TOKYO』が1位を獲得するなど、まさに大輪の花を咲かせている。若い女性ファンを中心に、絶大な支持を得ている嵐。若い女性ファン? ちょっと待ってください。老若男女を問わず、幅広い層から愛されているのが嵐なのです!「嵐のコンサートを見に行く。それは、僕にすれば『冒険』でした」――本書は、50歳を越えて嵐にハマってしまった男性作家が、周囲の好奇の視線に堪えながら、憧れのドームコンサートを目の当たりにするまでをつづった一冊。期待と不安に揺れるファン心理を赤裸々に語り、共感する人たちの間でネット上でも話題となったヒット作、ついに電子化!

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  • ぼくが いちばん! すごいでしょ
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「ぼくが いちばん! すごいでしょ」「わたしが いちばん! すごいでしょ」からだの大きさを自慢するゾウ。走る速さを自慢するチーター。トンネルをほる速さを自慢するモグラ。かくれんぼが得意なことを自慢するカメレオン。おしりからものすごく臭いにおいがでることを自慢するスカンク。動きの遅さを自慢するナマケモノ……。――「それじゃあ、なかでも いちばん すごいのは だれ……?」それぞれの動物が、自分がすごいと思っていることを得意気にやってみせます。一般的に「すごい」と思うことだけでなく、他から見れば短所と思いがちな部分も、自分の持ち味にして自信を持っている姿って、素敵なこと。リズミカルでテンポの良い文章と、丁寧に味わい深く描かれた動物たちの様子が生き生きとして、前向きな気持ちになれる絵本です。『ながいでしょ りっぱでしょ』(国際推薦図書目録「ホワイト・レイブンス」2016選出作品)に続く第2弾!
  • 僕が結婚をやめた理由 幸せになりたいなら読みなさい
    5.0
    「そろそろ結婚しなきゃ」「結婚できなかったらどうしよう」などと悩んでいるあなた、ちょっと待った! 婚姻届に隠された陰謀に引っかかって人生を誤るのはやめなさい。結婚制度はいずれなくなるのだから……。人気のエジプト学者が、結婚の歴史をひもときながら、現代日本の恋愛・結婚事情に鋭く斬り込む。真の愛に満ちた人生を勝ちとるためのヒントを与えてくれるエッセイ。

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  • ぼくがパジャマにきがえていると
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おばけ、かいじゅう、遊園地、と子どもの好きなものがたくさんでてくる楽しい絵本です。ぼくが夜、パジャマにきがえていると、ふしぎなものがあそびに来るよ。なんと今日はゴリラがきたんだ。ゴリラはね、ぼくとペスと一緒に寝てみたかったんだって。でも、困るよ。部屋をのぞきにきた母さん、きっと気絶するに決まっている。次の朝、ゴリラは「楽しかった。ありがとう」って、帰っていった。よかった、母さんにみつからなくて。あれ、今夜はちっちゃいおばけの子どもがあそびにきたよ。おばけの子どもとあそんでいたら、おばけのお父さんが坊やを迎えにやってきた。「一緒にあそんでくれてありがとう。君はやさしい子だね」そういって、ぼくとペスを連れていってくれたのは、なんと夜空の散歩だったんだ! 西洋っぽい絵と色づかいが魅力的。西川氏独特のユーモアセンスに、ふふふ……と笑える一冊です。
  • ぼくが見た太平洋戦争
    3.9
    1巻1,100円 (税込)
    ベストセラー『ぼくらの七日間戦争』の著者が、本当の戦争体験を子どもたちに向けて語り、戦争の愚かさ、悲惨さを伝えます。終戦から来年で70年。戦争体験者のほとんどが、70代後半から80代以上となり、子どもたちの親や祖父母の多くが戦争を知りません。「ぼくらシリーズ」が子どもたちに人気の宗田先生は今年86歳。8歳のとき父が亡くなり、祖父に引き取られたため、中高時代を戦時下の愛知県三河ですごしました。学徒勤労動員で学校に行かず鉄工所で働いたこと、広島と長崎の原爆投下のはざまで起こった中高生450名以上が犠牲になった豊川海軍工廠付近への空襲、戦争末期で救助も来ず2000人以上が亡くなった三河の大地震、空腹とダニやノミ・シラミとの闘い、マンガのような「タコツボ特攻作戦」や「吹き矢作戦」を真面目に練習したこと、B29の機銃掃射……。当時、中高生だった宗田先生が語り継ぐ、戦時下の切ない青春と本当の戦争体験記です。

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  • ぼくたちのアリウープ
    3.3
    1巻1,400円 (税込)
    文武両道の超名門私立校・国分学園に奇跡的に合格、憧れのバスケ部に入部届を出したジュンペー。ところが、3年生が不祥事を起こして1年間対外試合禁止、とばっちりを食った2年生は「入部は認めるが、何もするな」と1年生の練習参加を拒否する。でも、クラスの平均点を下げに下げる「バカ王」ジュンペーには、もうバスケしかない!1年はバスケ推薦で入学したツルとジュンペーの2人だけになるが、練習に加えてもらうため、2年とのワンオンワンの勝負を挑むもコテンパンにやられてしまう。諦めきれないジュンぺーは、「勝てば練習参加、負ければ退部」を賭けて、改めて2年に5対5の試合を申し込む。決戦は8月31日。ジュンペーは、まずメンバーを集めようとするが、気の利いた奴はとっくに別の部に属してしまっている。果たして、どうなる??高校球児を描いた『1985年の奇跡』で人気を博した著者が描く、高校バスケを舞台にした、笑い溢れる爽やか青春小説。

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  • ぼくたちのサマー
    4.0
    1巻1,200円 (税込)
    健吾は、親友の勇太がいじめられるきっかけを作ってしまった。謝って仲直りしたいものの、なかなかそのタイミングをつかめないでいた。そんなある日、健吾は老人ホーム「ひまわり園」の園長である大崎さんとその息子の彦左に出会う。その二人に連れられて、健吾は動物愛護センターへ犬を引き取りに行くことになった。その犬は、昔、健吾が捨てた柴犬「サマー」にそっくりだった。「サマー」と過ごす日々の中で、健吾は「命」について考え、勇太のためにある行動をしようと決断する……。「遠くから見ると、全部が一つの色に染まった畑なのに、近くで見ると、いくつもの色があった。(中略)あれも、これも、それも、少しずつちがった花が集まって、全体として大きなひまわり畑をつくっているんだ……」。ひまわり畑のある老人ホームを舞台に、柴犬「サマー」と過ごす夏。夏の香りがいっぱいつまった、命と友情の感動のヒューマンストーリー。

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  • ぼくたちは神様の名前を知らない
    3.0
    無意味で残酷な世界の前で、彼らが取り戻そうとしたもの。それは、つまり、希望だ――。東日本大震災がきっかけで、離れ離れになった幼馴染の六人。中学三年生になったある日、東京で暮らしていたセータの下に、仲間の一人が投身自殺をしたという知らせが入る。当時の担任とともに現場である北海道の岬に向かった五人だが、その帰りに橋から車ごと落下する事故が起きてしまい……。過酷な運命に翻弄されながらも、現実を受け止め、前を向こうとする少年たちの「再生」を描いた感動の長編小説。解説は、いきものがかり・水野良樹氏! 『蘇生』を改題して、加筆。
  • ぼくと英語とニワトリと
    3.0
    養鶏を営む近郊農家のひとり息子・洋介が、町の中学校に入学して、新しい生活に戸惑い悩みなから成長していく姿を、生活感あふれる描写で追った青春ストーリー。洋介は、中学になって、勉強ことに英語ができない自分に焦りを感じる。授業についていけないだけではなく、毎日の学校生活の中でことあるごとに、小学生の頃には感じなかったサラリーマン家庭との生活感の違いも痛切に感じていた。そんな落ちこぼれかけた洋介を見かねて、クラスメイトの智子が「英語を教えてあげる」と手をさしのべてくれる。半信半疑のまま始めた英語の特訓だったが、智子のおかげでなんとか英語は克服できた。しかしその一方で、農家としてどう生き残っていったらいいか……という難問をも、両親と共に考えざるを得ない現実が洋介にのしかかっていた。現代の農業の問題や、中学生の勉強の悩み、いじめ、恋などをうきぼりにした作者渾身の感動作。

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  • 僕なら君を絶対に不幸にしないよ って言ったら「ウケるね!」って言われた
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 かわいい女の子達に振り回される、ちょっと残念(!?)な男の子の悲しくて笑えるシチュエーションを呟く、話題のアカウント(@a_do_lf)の人気ツイートを、『それを、こう。』『壁を、ドン。』などヒット作多数の漫画家・大野そらが、圧倒的画力でコミカライズ! ■掲載予定の原作ツイートを一部ご紹介!! ◎昔付き合ってた彼女のアカウントを偶然発見してしまい、ダメだと分かりつつも興味本位で覗いてみたら案の定彼氏とのラブラブなエピソードを呟いてたので、「うわ! やっぱり! 見なきゃよかった!」とか思って見てたら「初めての彼氏がこの人で良かった」って呟きを見つけた。僕いないことになってた。 ◎好きな女の子が彼氏に浮気されて元気が無かったので愚痴を聞いてあげてたんだけど、その子を傷つけた彼氏が許せなくて、何より僕がその女の子のことを好きだったから「僕なら絶対に君を不幸にしないよ!」と好きですアピールしたら、「ウケるね!」って言われた。ウケて良かった。
  • 僕の、生きる道(KKロングセラーズ)
    -
    【複数色を使用したコンテンツです。モノクロ端末では一部読みづらい場合がございます】テレビ、雑誌などで注目! 坂東流の日舞と洋楽のコラボなど、今、話題の日舞パフォーマーであり、演歌男子でもある「花園直道」の書き下ろしエッセイ。孤独な幼少期、不登校だった中学時代を乗り越え、「花園直道」として生まれ変わった! 「人生はやり直せる」――ファンだけでなく、悩める子どもたちにも勇気を与える一冊。
  • ぼくのおふろ
    4.4
    おふろがわいた、ゆがわいた。パンツをぬいで、さあはいろう。でも、まいにちまいにちおんなじおふろ。たまにはちがうおふろにはいりたい。たとえば、ながいおふろはどうだろう? はしまでいってもどってくれば、すっかりからだもあったまる。めいろのおふろはたのしそう。でも、まよっちゃったらのぼせるよ。シーソーぶろ、プリンぶろに、にんじゃぶろ……こんなおふろもあったらいいな。ひこうきずきのにいちゃんは、そらとぶおふろのパイロット。そらとぶおふろで、よぞらへむかってテイクオフ。あれあれ、おふろのせんが、ぬけてるぞ! このままじゃ、おふろがついらくしちゃう。おふろのせんをぬすんだ「アフロ」をさがして! 主人公の男の子がユニークなおふろを考えだして、空の旅へとでかけます。『しごとば』『続・しごとば』で大人気の鈴木のりたけ氏が描く、奇想天外なおふろの絵本。緻密なイラストで、細部の描画が楽しめます。
  • ぼくのがっこう
    3.9
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あさおきて、かばんにどうぐをつめこんで、きょうもがっこういってきまーす! でも、ちょっとまって。まいにちまいにちおんなじがっこう。たまにはちがうがっこうにいってみたい。たとえば、いりぐちがたきになってる「たきがっこう」。どんなにてんきがよくっても、みんなかさをわすれずに。くつをいれるげたばこに、とりがすんでる「とりがっこう」。うーんきょうはいっぱいだなあ。ろうかがぜんぶぐにゃぐにゃしてたらおもしろい。きょうはどこをとおろうか? まいごにならないようにきをつけて。あれあれ? こうちょうせんせいがいない! いつもとちがうがっこうだから、まいごになっちゃったのかもしれないぞ。よーし、クラスのみんなあつまって! そらとぶいすにのりこんで、こうちょうせんせいさがしにいくよ。大人気絵本『ぼくのおふろ』『ぼくのトイレ』『ぼくのふとん』に続く、シリーズ第4弾! 緻密なイラストで絵さがしも楽しめます。
  • ぼくのくじらピアノ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ピアニストのフランツが、くじらのようにおおきなグランドピアノをつれて、うみべのまちにひっこしてきました。あたらしい家をさがしていると、ペンキのはげかけたボートハウスをみつけて……
  • ボクのこときらい? カエルのきもち
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 カエルは、面白い。目が飛び出ている姿形、おたまじゃくしから手足がはえていく生態は、だれもが知っているところだが、水の神様として慕われた時代もある。またグリム童話「かえるの王様」やキャラクターとしての登場も多い。それだけ私達の生活に身近で愛すべき存在なのだ。しかし、きもちわるい……とカエルを嫌う人が多いのも事実。この本では、カエルの気持ちになって、カエルをよく知ってもらうことで、ただ気持ち悪いといわずに、しっかりと見つめて欲しい、そしてできれば好きになって欲しいと子ども達に呼びかけます。嫌いといってそのものをよく見つめないでいると、どんどんと小さい世界で暮らすことになります。是非きらいなものも、ぐっとこらえてみつめてごらんよ、という作者の思いがあふれている。写真はどれも面白いものばかり。普段みられないカエルのショットも満載している。
  • ぼくの席がえ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 今度の月曜日、ぼくのクラスは席がえだ。まなみちゃんは、となりの席のけんとが勝手に自分のものを使うから、席がえが楽しみみたい。ぼくも、まなみちゃんがとなりか近くの席だといいなと思っている。その時、けんとが「大ニュース!」と言って教室に入ってきた。どうやら、ぼくのクラスに転校生が来るみたいだ。ぼくは、前にとなりの席にいて、引っ越していったまさやみたいな子が来るんじゃないか、すごく心配だ。だって、まさやはいつもぼくにえらぶってばかりいたから……。転校生は「みかみかい」くんという男の子だった。海の近くで育ったから、泳ぐのが得意なんだって。いよいよ席がえの日。ぼくのとなりは、転校生のかいくんになった。かいくんは、まさやみたいな子なんじゃないかと思うと、胸がドキドキしてきた。先生は、近くになった友だちの「いいところを見つけるように」って言うけど、かいくんのことまだ全然知らないし……。
  • ぼくのトイレ
    4.2
    パンツをぬいでまたいだら、えいやとふんばりさあトイレ。でもちょっとまって、まいにちまいにちおんなじトイレ。たまにはちがうトイレでしてみたい。たとえば、ふにゃふにゃトイレ。すわったおしりにあわせるように、トイレがふにゃりとまがってくれる。すわるしせいがわるいこは、すってんころりんおっこちる。たかいトイレでするときは、よじのぼるのにひとくろう。ちょっとはやめにいかないと、もれるよもれる、もれちゃうよ。ルーレットイレにギタートイレ、トランポリントイレ、ボートイレ、いどうしきトイレ、バスケットイレ、ロケットイレ……どんどんでてこい、いろんなトイレ。そして、ぼくのとっておきは「トイレットコースター」。ところが、とんがりあたまのけむくじゃらに、トイレットコースターがぬすまれた! はやくみつけてつかまえて!大人気『ぼくのおふろ』に続くシリーズ第2弾。緻密なイラストでさまざまな絵探しも楽しめる!
  • ぼくのともだちカニやまさん
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 道を歩いていると、カニみたいな人がともだちになってくださいと、ハサミになった手をだしてきました。ぼくは、はさまれるのがイヤだったというのもあったけど、まったくだれかわからないので、「きゅうにはムリだよ」と、手をかくしました。すると、「困ったことがあったら言ってください」と言うので、おなかがすいていたぼくは、食べものがほしいと言いました。すると、カニみたいなひとは、「カニやまです」と自己紹介してきました。カニやまさんは、「ビビビビビー」と手からギザギザした光を、落ちている葉っぱに向けてだしました。すると、葉っぱが味つけのりに変わりました。おなかはみたされないけれど、「やるな!」と思いました。次に、バッグを家に忘れたので「ものを入れることができるバッグがほしい!」と言うと、カニやまさんは、また手からギザギザした光を今度はぼくに向かってだしてきて……。人気イラストレーターがおくるユーモア絵本。
  • ぼくの兄ちゃん
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ぼくの兄ちゃんは、いつもイバっているけれど、本当はとても怖がり。天井の模様がおばけに見えるからと、寝るまでの見張りと、模様の描き直しを命じてきた。描き直しをしたぼくは、やっと眠れると思ったのに……、また兄ちゃんのワガママが始まった。だから、ぼくはついにさけんでしまった。「おばけさん、こんな兄ちゃんなんか、つれていってください!」ところが、兄ちゃんだけでなく、ぼくもいっしょにおばけの世界に連れられてしまった。おばけの世界では、好きなおばけに変身できるというから、兄ちゃんは怖がるどころか気に入ってしまった。そして、いつものようにぼくは置いていかれ、おばけに囲まれてしまった。「た、たすけて兄ちゃーん」兄ちゃんに助けをもとめると……!? 著者自身の兄弟エピソードをもとに描いた、ユーモア兄弟絵本。よしなが家には、本当にこんなお兄ちゃんがいたのです! 子ども達のアイデアから生まれたおばけたちも大集合。
  • ぼくのねこ
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 いつもとおなじかえりみち、いつもとおなじあのばしょで、いつものねこにごあいさつ。でも、ちょっとまって。いつものねこともようがちがう。「まいにちおなじもようじゃつまらない」だって。なるほどね! それならいっしょにかんがえてあげる。たとえばこんなのどうでしょう? みどりとくろのしましまもようの「スイカねこ」。まるまればほんもののスイカにみえるかも。うまれたくにがひとめでわかる「こっきねこ」。にほんねこにスイスねこ。ボールをけってるねこはどこのくに? まわりのけしきにあわせるように、いろをかえる「カメレオンねこ」。なんびきいるかわかるかな? ちずねこ、プリンねこ、パンダねこ……いろいろいたらたのしそう。へんなねことあそんでいたら、いつものねこがみあたらないぞ。ちゃいろとくろのみずたまねこ。どこへいったかさがしにいこう! 大人気「ぼくの」シリーズ第5弾! 緻密なイラストで絵さがしも楽しめます。
  • ぼくのねこは妖怪ねこ
    -
    しっぽがきれいに二またにわかれた白と黒のとらねこ、妖怪ネコマタ。いつも先生に怒られているたつおの前にあらわれて、学校や家族をまきこみイタズラをくりひろげます。 【目次】ネコマタあらわれる/宿題あげます/かあさんのヒステリー/ネコマタ悲そう曲/ネコマタ大あばれ/おばけやしきにだれがいる/さようならネコマタ
  • ぼくのねこ ポー
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 放課後クラブが終わった学校からの帰り道。白い家の近くでねこを見つけた。つれて帰りたいなと思ったけれど、お母さんは「だめ」っていうかもしれない。そのとき、ぽつっとぼくの首に雨があたった。雨がふりだしたら、ねこがびしょぬれになってしまうと思って、家につれて帰った。お母さんは「すてねこなら飼ってもいいけど」といって、ねこに心当たりがないか白い家の近くにたずねにいった。でも、誰もねこのことは知らなかった。ぼくは、ねこに「ポー」という名前をつけた。ぼくのクラスに森あつしくんという子が転校してきた。森くんと仲良くなって話していると、「家族は両親と妹と、それからねこ」といった。そして森くんは、「だけど、ねこがね、いなくなっちゃったんだよ」とつらそうな顔をした。ぼくはなんだかむねが急にドキドキしはじめた。「しんぱいだね」といったけど、どんなねこ? とは聞かなかった。どんなねこか、知りたくなかった……。少年の心の機微を丁寧な筆致で描いた幼年童話です。
  • ぼくのふとん
    4.2
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ふかふかふとんにはいったら、おやすみなさいではあいいきもち。でも、ちょっとまって。まいにちまいにちおんなじふとん。たまにはちがうふとんでねてみたい。たとえば、すわれるいすぶとん。これならおきてるあいだでも、ふとんにつつまれいいきもち。ちゅうづりぶとんは、どうだろう。ゆらゆらゆれていいきもち。ねがえりうっておっこちてもふとんがあるからだいじょうぶ。ドーナツぶとんにふとんカー、うちゅうぶとん、あるくふとん、こんぶとん、てじなぶとん、マシュマロぶとん……まだまだほしいなこんなふとん。ふとんをどんどんつみかさね、ふとんのおやまのできあがり。と、おもったら、ふとんのなかみがとられてる! ふんわりしろひげくろいかお、きっとあいつがはんにんだ。かくれたあいつをみつけだせ! 大人気『ぼくのおふろ』『ぼくのトイレ』に続く、シリーズ第3弾! 緻密なイラストで絵さがしも楽しめます。
  • ぼくのわがまま宣言!
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    小学5年生の翔は、パパがベルギーへの転勤が決まり、ママが仕事で忙しくなるという理由で、田舎のおばあちゃんの家に自分だけ引っ越すことになった。共働きの両親の都合とはいえ、いつも自分ばかりが犠牲になり、損ばかりしていると感じていた。そこで、おばあちゃんの家で犬を飼うことを引っ越しの条件にした。ところが、おばあちゃんは裏山のタヌキ一家が怖がるからという理由で、犬を飼うことを許してくれなかった。新しい学校に通いはじめた翔は、都会に比べて何もない田舎や、同じクラスの咲良にうんざりしていた。しかし、自然豊かな田舎にも慣れ、少しずつクラスの仲間とも打ちとけていく。そんな中、ママの生い立ちや、なぜママが仕事に打ち込むのかを知ることになる。さらに、おばあちゃんに思いがけない出来事が起こり……。大人の都合に振り回されながらも、家族との関係を見つめ直し、自分がやりたいことを見つけていく少年を描いた成長物語。
  • 僕は君のここが好き
    3.7
    女の子は、突然「変身」する。キッカケは、誰かにほめられることだ。どこに魅力があるか、本人にはわからない。君は、君が思っている以上に、魅力的だ。ほめられて、初めてその魅力が輝いてくるんだ。変身する前に、心がチクチク痛みだす。最近心がチクチク痛み出していたら、それは君が変身する前触れだ。サブリナは、突然変身した。君のどこが好きかを話してあげよう。君が変身するために。

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  • 僕は旅で生まれかわる
    -
    旅に棲み、書き続ける著者が贈る、心を癒し、日常を省みるエッセイ集。青春のアジア紀行、魅惑の島々、極限のラリー体験、たどり着いた街の鼓動…。生きるために必然性があったから旅をしたんだろう。悩みは深かったかも知れないけど、旅をするという形をとることによって、楽天的に悩んだんだろう。そういう時代があったよ…。旅に棲み書き続ける著者が贈るエッセイ集。

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  • ぼくはへたっぴ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あしたは、おんがくかい。きょうはみんなで、ふえのれんしゅうです。ピポパピポ~。ぶたのぶーちゃんは、げんきいっぱいにふえをふきます。なんどもなんども、ピポパピポ~。まちのみんなはうまい、といってくれますが、ともだちはへたっぴ、といってかけていきます……
  • ぼく、ようちえんにいくんだ!
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 おねえちゃんは、毎日幼稚園にかよっててとっても楽しそう。入園がまちきれないじゅんは、ある日、おねえちゃんの通う幼稚園へ仲良しの子犬のジョディとでかけてしまいました。そこへカラスがとんできて大騒ぎに……。
  • ぼくらのひみつけんきゅうじょ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 赤と黒の二色で描いた、子どもたちの想像力をふくらませる絵本。主人公の子どもたちが、身近にあるさまざまなものを使い、「こんなことがあったらいいな!」と、空想しながら遊んでいきます。ここはぼくらのひみつけんきゅうじょ。いつでもどこでもけんきゅうだ。エムけんきゅういんとエヌけんきゅういんが、長い棒を発見。その上を歩いてみると……棒の上を渡るサーカス団の一員になったみたいだ。そこへ、のんちゃんがやってきた。のんちゃんが乗っていた三輪車をさかさまにしてみると……最新式やきいも工場みたいだ。つぎに、たくちゃんのなわとびをゆらしてみると……ジャングルのにょろにょろへびに見えてきた。そして、まーちゃんがふたのないやかんをもってくると……? 狭い路地裏や、瓦屋根の家など、どこか懐かしい町の風景が描かれています。緻密ながら躍動感あふれるイラストで、不思議な空想世界へと引きこまれる一冊です。
  • ぼくらの山の学校
    3.0
    ある事件がきっかけとなり、学校にも家にも居場所がないと感じはじめていた、小学4年生の壮太。ある日、偶然テレビの特集で取り上げられていた「山村留学センター」に目がくぎづけになり、川遊びや祭りに歓声をあげる子どもたちの笑顔が忘れられなくなっていた。「――ぼくの居場所って、ここじゃないのか?」そう感じた壮太は、センターに行くことを決意。小学2年~6年生の13人が在籍するセンターでは、親元をはなれたメンバー自らが食材となる魚を釣ったり、地元の人と協力しながらお祭りを運営したりと、のびのびとした毎日が待っていた。家族関係や進路、学校での悩みをそれぞれ抱えながらも、大自然を舞台に成長していく小学生たちの物語。実際の山村留学センターを取材した著者が書き下ろした渾身の1冊。

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  • ぼくらは、そっとキスをした
    -
    1巻1,100円 (税込)
    関連動画累計620万再生以上『ぼくらのレットイットビー』『HEAVEN』のはりーPが「針原つばさ」として、伝えたかったすべてを綴る初の書き下ろし長編小説。カバーイラストをはじめとしたアートワークは、米津玄師、栗山千明など数々のアーティストの映像作品を手掛けてきた実力派の制作ユニット・南方研究所が担当。誰かを好きになること、誰かを愛すること。純粋に生きる人々の姿が胸を打つ、それぞれの大切な「今」を生きる物語。どんなに絶望しても――大丈夫と言ってあげたい。■ストーリー■絵が大好きで美術系の高校に進学したものの、別の高校へ転校することになったれい。夢を失い落ち込んでいた彼女の心の支えになったのは、作家「岸利とおる」が書いた一冊の小説だった。そんなある日、れいは小説の内容が本当の出来事であったことを知らされる――。 厭世観と隣り合わせの日々の中、詩を書いて生きてきた岸利とおる。孤独を愛し、孤独に愛された、彼にもまた才女、桜子との悲恋があった。親友との再会、そして巡る運命の出会い。壊れかけた心が生きぬく強さを問いかける、愛と友情の物語。

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  • ぼくらやまがみてんぐーす
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 じけんがおこれば、あらわれる。せいぎのみかた、てんぐーす。みどてんぐ、ももてんぐ、じじてんぐのさんにんが、じけんをかいけつ! あるひ、みんなのだいこうぶつ、シャケのクリームシチューがうばわれた。ふたごの「しゅげん」と「げんこ」がほけんしつへはいっていくと……?
  • 墨龍賦
    3.9
    デビュー前から、海北友松という男を書きたかった――葉室麟。遅咲きの著者による50作目の記念すべき小説は、武人の魂を持ち続けた絵師を描く本作『墨龍賦』。武士の家に生まれながらも寺に入れられ、絵師になった友松だが、若き明智光秀の側近・斎藤内蔵助利三と出会い、友情を育んでいく。そんな折、近江浅井家が織田信長に滅ぼされ、浅井家家臣の海北家も滅亡する。そして本能寺の変――。友松は、海北家再興を願いつつ、命を落とした友・内蔵助のために何ができるか、思い悩む。迷いながらも自分が生きる道を模索し続け、晩年に答えを見出し、建仁寺の「雲龍図」をはじめ、次々と名作を生み出していった海北友松。狩野永徳、長谷川等伯に続き、桃山時代最後の巨匠となった男の起伏に富んだ人生を描く歴史長編。4月11日から京都国立博物館で友松の大回顧展が開かれることで早くも話題だが、本能寺の変の舞台裏についても、著者自身の推理が端々に光っており、絵師の目から見た戦国絵巻としても愉しめる。

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  • ボタンちゃん
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ボタンちゃんは、丸いお顔の女の子です。ボタンちゃんはアンナちゃんのブラウスの一番上にとまっています。ボタンちゃんの仲良しは、なんといってもボタンホールちゃんでしょう。ふたりはいつも一緒です。ところがある日、大変なことがおこりました。ボタンちゃんをとめていた糸が切れてしまい、ボタンちゃんは転がりおちてしまいました。ボタンちゃんは、子どもべやのゆかをすすんでいきます。やがてたどりついたのは、おもちゃ箱のうらがわです。するとどこからか小さな泣き声がきこえてきました。泣いていたのはガラガラです。「アンナちゃんはもう、ぼくのことなどわすれてしまったのでしょうか」というので、ボタンちゃんはガラガラをなぐさめてあげました。ふたたびボタンちゃんがころがっていくと、今度はよだれかけにあいました。『博士の愛した数式』などで人気の小川洋子初の絵本。ボタンちゃんと忘れられた「思い出たち」との心温まる物語。
  • 「ぼっち」の歩き方 魅惑のデートスポット編
    3.5
    普通とは誰が決めたのだろう。なぜ、“普通”と違っていると、いけないのだろう。「人の多い飲み会へ行くと、ぐったりと疲れる」「美容院やタクシーでは、ひと言も話しかけられたくない」“みんなでワイワイ”がうまくできない=ひとりで行動することを愛しすぎている著者が、「普通はひとりではいかない場所」の最高峰、デートスポット(やグループレジャー)をソロで行脚。■霜降り肉とひとり用グリルを持ってバーベキューに行ってきた■結婚しないけれど、ひとりでウェディングフェアに行ってみた■浴衣の男女がウェイウェイする東京湾納涼船にひとりで乗ってきた■誰もいない秋の砂浜でひとりスイカ割りをやってみた■リムジンのバースデープランを貸し切って「ひとり誕生日パーティー」を開いてきた 共感不要! 理解不要! ひとり好きの、ひとり好きによる、ひとり好きのための「ぼっち」指南書!

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  • ボンぼうや はじめて見る世界
    5.0
    1巻1,500円 (税込)
    ポプラの木の家から一歩も外へ出たことのない、小人のボンぼうやは、チミばあさんと二人暮らし。チミばあさんは、外は危険がいっぱいだからと、ボンぼうやが外に出ることを許してくれません。好奇心旺盛なボンぼうやは、そんな生活に耐えきれず、ついにある日、ツバメの背に乗って家出することにしました。はるかなる旅でのできごとを手紙にし、帰りを待ちわびるチミばあさんへ送り続けます……。世にもふしぎな冒険物語! ポプラの木のある公園で/スイレンの手紙/さかさかな/ツヤツヤした赤い手紙/赤い実ころがし/プルプリの手紙/おっぱい山/紙の手紙/断崖絶壁ブランコ/うす青い植物と毛糸の手紙/アルパカの丘/月待草の手紙/氷の棚田/花がらの手紙 ホテルのレターヘッドの手紙/だれもいないビルのまち/ぶどうの森のピアノ/せっけいずの手紙/工場を作る工場/とどかない手紙/クモの巣/アサギマダラのガイド/旅人の目
  • ボート・ミーツ・ガール
    -
    1巻1,300円 (税込)
    「あきらめるな、小夏!」僕(=モーターボート)は、そう伝えたかったんだ――あらゆるモノに名前を付けて話し相手にしてしまう、天然で落ちこぼれの“赤間小夏”。トップレーサーである母への信頼と尊敬を心にいだく、天才肌の“金原レイカ”。父親とのあいだに長年にわたる確執をかかえている、関西出身で勝気な“一条葵”。コミュニケーションが苦手で、筋金入りのオタクの“影山ゆかり”。日本で唯一の選手養成機関「やまと学校」から、男女が同じ条件で戦うボートレース界に身を投じた女子選手たち。同期である彼女たちの活躍が、ボート、モーター、ヘルメット、大時計、手袋など、“モノ”の視点で展開されていく。あの名作マンガ『モンキーターン』から19年。モーターボートの世界を舞台にした傑作誕生! 日本モーターボート協会、全面協力のもと、綿密な取材を決行。苛酷な世界で戦う少女たちの成長と葛藤を描く、笑いと涙の感動の青春小説。

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  • ボーボだいすき
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 しろくまのボーボは北極でサンタさんの仕事を手伝って暮らしています。サンタさんがひとやすみして寝ている間に、ボーボはサンタさんのくつを借りることにしました。サンタさんのくつをはくと自由に空をすべることができます。雪をけって、風をきってボーボは空へ旅たちました。旅の途中で、ボーボは大雪のため道を閉ざされた保育園を見つけます。空から降りていくと、保育園の子どもたちはとても不安そうで、泣き出しそうな子どももいます。そこで、ボーボは子どもたちをたのしい空の旅に誘うことにしました。手をつないだ子どもたちは、空の旅にすっかり心が晴れて明るくたのしそうに笑います。ボーボと子どもたちが空から降り立ったとき、やっと復旧した道をとおって、おとうさんやおかあさんが迎えにやってきました。歓声を上げる子どもたちに気付かれないようにボーボはそっと空へ旅たち、サンタさんの家に向かいました。
  • ポクさんのひっこし
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ポクさんは、ひっこしがだいすきです。「今日はいいおてんきだ。どこかにひっこしをしよう」そう言うなりポクさんはひもをひっぱります。ポクさんの家には、くるまがついているのです。今度はどこにひっこそうかな? 好評『そらとぶパン』の作者、深見春夫氏が描くユニークでほのぼのしてしまう絵本です。
  • ぽつぽつくん
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ぽつぽつくんは、地球のどこか、だれもしらないジャングルにすんでいる、いろとりどりのぽつぽつのあるひょう。このいろのぽつぽつには、とってもふしぎなちからがあって……
  • ポポくんのおばけパン
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ポポくんと友だちは、腰をいためてしまったヤギのおじさんの代わりに、パンの配達に行くことになりました。まずは、まちへ配達にむかいます。文房具屋のひつじさんに「ぶんぼうぐパン」。楽器屋のろばさんに「がっきパン」……。つぎは、山への配達です。粉ひき小屋のたぬきさんに「このはパン」。きこりのいのししさんに「たけのこパン」……。そして、最後は灯台島です。おさるさんには「バナナパン」。あしかさんには「ボールパン」……。配達からの帰り道、ポポくんたちの横を冷たい風が通り過ぎ……。なんと、そこには、おばけが! 「ぼくたちのところにも、パンをはいたつしてちょうだい」驚いたポポくんたちでしたが、ヤギのおじさんに協力してもらい、おばけのためにパンを作ることにしたのです。「おばけうさぎパン」や「しましまおばけパン」など、いろんな形や味のパンをたくさん作りました。焼きあがったパンを持って森に向かうと……。
  • ポポくんのおんがくかい
    4.0
    大人気『ポポくんのミックスジュース』に続く、「ポポくん」シリーズ第2弾! ポポくんたちが手作りの楽器でステキな音を奏でます♪ある日、ポポのたいこが破れてしまいました。修理やさんに持っていきますが、きょうはお休みです。あきらめて歩いていると、きれいな石ころを見つけました。ポポが石を持って帰ろうと、破れたたいこに石をいれると…ポロン ポロロン ポロポロン♪ たいこの中から音がきこえてきたのです。それから、ポポは、友達と楽器を作ってみることにしました。ぶたは、貝殻をひもで結んでシャラ シャララー シャラ シャラー♪ うれしくなったみんなは、街で演奏会をひらくことにしました。ゆかいな音に街の人たちは楽しそうにおどりはじめます。ところが、しばらくすると雨が降り始め……タラン タタタ ポトン ポタポタ♪ 不思議なことがおこったのです!楽しい音やリズムがいっぱい! 声に出して繰り返し読みたくなる絵本。
  • ポポくんのかきごおり
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 太陽がぎらぎらとした夏の日。暑くてたまらないポポくんたちは、山の洞窟へ涼みにいくことにしました。ひんやりとして涼しい洞窟を進んでいくと、そこには、氷の世界が広がっていました。ポポくんたちは、氷の上をすべってみたり、なめてみたり、大喜び。すると、そこへ、ドシーン、ドシーンと大きな足音が聞こえてきました。ポポくんたちの前に、巨人があらわれたのです。おびえたポポくんたちは、かきごおりを作りたいと巨人につたえ、氷をもらうかわりに、かきごおりを作ってあげる約束をしました。さっそく、かきごおり作りを始めたポポくんたち。味見のはずが、あまりのおいしさに、次々と色々な味のかきごおりができあがりました。夢中になっているポポくんたちでしたが、また、ドシーン、ドシーンと大きな音がせまってきて……。「ポポくんシリーズ」の第4弾。カラフルで楽しいかきごおりがいっぱい! みんなで作る楽しさが伝わる絵本です。

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  • ポポくんのかぼちゃカレー
    4.7
    あしたは、ポポくんが育てているかぼちゃの収穫の日。ポポくんが夜空をながめていると流れ星が! 「ぼくの かぼちゃが おーきく おーきく なりますように!」ポポくんはいそいで願いごとをしました。すると、次の日の朝、ポポくんのかぼちゃが、みんなの背たけより大きくなっていて、その上には赤いふうせんと手紙が。そしてそこには、「ふうせんのきの おかに すんでいます。あそびにきてください」というメッセージ。「だれだろ?」ポポくんたちは、とれたての野菜をたくさんもって遊びにいくことに。ふうせんのきにすんでいたのはリスで、野菜を使ってみんなでカレーをつくることになりました。さあ、かぼちゃをくりぬいて、野菜を洗って、ほうちょうで切って、たまねぎをいためて……。「ポポくんシリーズ」の第3弾。「できた!」という達成感や「おいしい!」という実感をみんなで分かち合う喜びが伝わってくる、心温まる絵本です。
  • ポポくんのひみつきち
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「どこにつくる?」「どんなかたち?」ポポくんと友だちは、木の上にひみつきちを作ることにしました。材料をあつめてはこび、骨組みになる木をむすんで、入口と窓枠を作って……最後に扉をつけたら、完成です! みんなの名前の頭文字をつかって「ぞうとぶわきくぽ」という合言葉をきめました。ポツポツポツ……雨がふりだし、ひみつきちのまわりはあたり一面水浸しになりました。すると、「ぞうとぶわきくぽ~ぞうとぶわきくぽ~」と声がきこえ、あり、かめ、かえる、ねこがながれてきました。ポポたちは、ひみつきちの上にお友だちの家も作ってあげました。本書は、著者がツリーハウスを作られたことから企画が実現しました。ツリーハウスに入ると、子ども達の日常に起きていることでも、特別に感じられます。ポポくんたちも、ひみつきちに入って、おやつを食べたり、水や風の音を聞いたり、木の匂いを感じたり……。五感を刺激して好奇心が芽生える絵本。
  • ポポくんのミックスジュース
    4.3
    かばのポポの家に、オレンジ村のおじいちゃんから、たくさんのオレンジが届きました。ポポが、友達におすそ分けに行くと、みんなはお礼に色々な果物を持ってきてくれました。そこで、ポポたちはみんなの果物でミックスジュースを作ることにしたのです。オレンジとリンゴをミキサーにいれて「スイッチオン!」……ふたつの味がいっぺんに楽しめました。そして、メロンやスイカ、チョコレートやミルクを持ってくると、何通りものミックスジュースを作ってみたのです。マンゴーとオレンジで、甘くてとろーり! イチゴとアイスクリームで、イチゴアイスジュース!最後に、全部のジュースをまぜてみると……、ほっぺがきゅーっとなるほど美味しい、世界一のミックスジュースができあがったのです! 街のみんなに美味しいミックスジュースをプレゼントするため、ポポたちは……!?みんなで作る楽しさ、できあがる喜びを感じられる心温まる絵本です。
  • ポポくんのみんなでおすし
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日曜日、カバのポポくんと友だちは、相撲大会に参加することになりました。横綱に勝てば、米俵1俵! ところが、大きな横綱相手に、一人では全く歯が立ちません。そこで、ポポくんたちはみんなで力を合わせて立ち向かうと、見事に横綱をたおすことができました。優勝賞品の米俵1俵をもらったポポくんたちは、おすしを作ることにしました。まずは、酢飯を作ります。酢飯ができると、まぐろやかつおなどを切って、にぎりずしを作ります。お腹がぺこぺこのポポくんたちは、続いて、しいたけの煮物やきゅうりを入れて、のりまきを作ります。まだまだ酢飯があるので、次は、あげを甘辛く煮しめて、いなりずしを作ります。そして、最後はどーんと、ちらしずし! もらったお米を全部つかったら、たくさんのおすしができました。そこで、ポポくんたちはいいことを思いついて……。かわいいのりまきや、種類豊富ないなりずしなど、作ってみたいおすしがいっぱい!

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  • ぽんぽこ しっぽんた
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 こだぬきぽんたは、今日もじいちゃんと化けくらべ。「ぽぽんのぽんぽこ とらになれ!」じいちゃんは、とらに化けたけれど、ぽんたが化けられたのは、しっぽだけ……。じいちゃんに「たぬきはどうして化けるのか」と聞かれたぽんたは、「みんなをおどろかすため」と答えます。そんな気持ちで化けているから、しっぽしか化けられないのだと怒られたぽんたは、じいちゃんから「しっぽんた」と呼ばれてしまいます。それから、しっぽんたはうまく化けられるように練習しますが、虹色のしっぽになってしまい……!?たぬきが化けるのは、相手をおどろかすためではなく、みんなを笑顔にするため――助け合いから笑顔が生まれ、優しい気持ちになれることを子ども達へ伝えます。インパクトのあるかわいいキャラクターが繰り広げる、元気いっぱいの心温まる絵本。珍しい布模様やビーズを使った刺繍など、細部まで楽しめます。

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  • 麻阿と豪
    4.0
    1巻1,799円 (税込)
    時は戦国。加賀一帯を支配する大名・前田利家の娘であったが故に、波瀾の人生を歩むことになった麻阿と豪――。麻阿は、柴田勝家の猶子に嫁ぐため、北ノ庄城にいたのだが、豊臣秀吉に攻められ、城から命からがら逃げ出す。そんな麻阿に待っていたのは、前田家のため、秀吉の妻になるという運命だった。一方、妹の豪は、秀吉の養女として蝶よ花よと育てられた後、秀吉子飼いの大名・宇喜多秀家に嫁ぐ。絵に描いたような幸せな人生を送っていたのだが、関ヶ原の合戦を機に運命が暗転する。姉妹は、時に反目しながらも、助け合い、前田家生き残りのため、子供たちのため、様々な苦難を乗り越えていく。時代に翻弄されつつも、生き延びていった姫たちの目から乱世を描いた傑作歴史長編。ベテラン作家が紡ぎ出す、姫ふたりのバディ小説。
  • マイ・ウェイ 私が歩んだ道
    -
    子どもの頃から政治の道を志し、25年間という長きにわたって国会議員として力を注いできた著者は、いまの日本を指導する政治家とともに日本のあるべき姿を論じ合い、戦ってきた。「政治家の努めは『社会の医者』である。社会、そして一般の国民の方々が苦しんでいるときに、その『病』の治療を施し、癒やすのが務めだ」という思いを胸に、議員を辞した今も、日本の行く末を案じている。少年時代、青年時代、留学時代、役人時代を経て、政治家として歩んできた自身の「道」を振り返りながら、その歩んできた「道」の意味を考え、国を託すべく、未来を担う方々に向けて日本のあり方などを指南する一冊。
  • まいなす
    4.0
    タイムマシンもタイムトリップも使わず、過去を変える方法とは何か? ――那須舞は明るくしっかり者の十四歳。英語読みすると名前がMai Nasu=マイナスとなるのが密かな悩みだ。困っている人を見ると放っておけない舞は、不思議な伝説がある山で、倒れていた少年を助けるはめになる。だが「未来を見た」という少年が告げた予言をきっかけに、平穏な町に悪意に満ちた事件が連続する。予言は本当なのか? 不可思議な謎に果敢に立ち向かう舞の姿を描く、爽やかな青春ミステリー。

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  • 毎日のこと、こう考えればだいじょうぶ。
    4.0
    毎日の献立、どうやって考えてますか? 家のきれいを保つにはどうしたらいいですか? 苦手な人とどう付き合ったらいいのでしょう? 子育て中の自分時間ってどう作っていましたか? 体型のコンプレックスはどうしてますか? スキンケアはどのくらいしてますか? 子育てにおいて大切にしていたことは? お金の管理はどうしてますか? 無駄遣いしたらダメですか? 後藤さんが考える夫婦のルールとは? ……etc. 家事や人付き合い、自分と家族のこと、子育てのこと、お金のこと、これからの暮らしについて、“ごきげん暮らしの達人”後藤由紀子さんに、とことん聞きました。小さくとも地に足の着いた確かな「暮らし」があれば、余計な不安は吹き飛ぶ。「これでよかったんだ」「自分らしく暮らしていけばいいんだ」と前向きになれる一冊です。
  • 毎日のことだから。7分目くらいがちょうどいい
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 家事も子育ても仕事も「7分目くらい」がちょうどいい。静岡県沼津市にある人気雑貨店「hal」店主 後藤由紀子さんが、日々の暮らしを無理なくまわしていくためのヒント。家事や子育てをしながら、器や雑貨のお店をスタートさせた後藤さん。優先順位として一番大事なことは? と考えたときに、「家族そろってごはんを食べること」と、自ずと答えが出てきたといいます。だから、閉店時間は16時。もっともっとがんばることはできるかもしれないけれど、そうしてしまうと、一番大事な家族のことや家のことがおろそかになってしまう。すべてを100%、120%でがんばってしまうと(がんばって続けられたらすばらしいけれど)、やはりなかなか続かない……。暮らしは毎日まわっていくもの。だからこそ、7分目くらいのほどよい加減で、日々のことを気持ちよくまわしていきたい。後藤さんご自身が心がけていらっしゃることを写真とともに綴ります。■目次●第1章 毎日のことだから。家仕事も7分目で ●第2章 仕事を続けるための7分目ルール ●第3章 こだわりは持っていたい――好きなこと、もの、人は10割以上で付き合う ●第4章 体や気持ち、がんばりは7分目でちょうどいい
  • 毎日のんびり子育て パパは、絵本作家
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 120冊もの絵本を描き続けてきた絵本作家・のぶみ。自宅で仕事をする絵本作家が子育てに参加しながら考えたこと、気づかされたことを、パパの視点で綴る。息子と娘とのふれあいを描いた一冊。Story.1 パパほんやさん/Story.2 娘・アンちゃんと結婚式/Story.3 ノブミーランド/Story.4 頭の上の神様/Story.5 リクガメを飼う!/Story.6 ママがいなくなっても泣かないぞ/Story.7 勘太郎の絵本作品/ひとやすみ 絵本のかきかた/Story.8 子育て成功のひけつ/Story.9 さよなら、みんなのちょん 感謝っていいことがあってからするもんじゃないんだ。なにかをする前に、させていただいているとおもうこと。子育てだってぼくは、させていただいていると思う(「おわりに」より)
  • マイ・プレゼント
    3.8
    1巻1,500円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2022年本屋大賞第2位『赤と青とエスキース』の著者と装画家が再タッグ! 癒しの青い水彩画と心震わせる物語を収録した、世にも美しいアート×ショート・ショート。心が疲れたと感じるとき、嬉しいことがあったとき、現状を変えるきっかけが欲しいとき……。そんなときは、美しい絵画と言葉を味わいながら、ゆっくり自分と向き合ってみるのもいいかもしれません。本書は、新進気鋭の水彩作家・U-ku(ゆーく)氏のアートから受けるインスピレーションをもとに、ハートフル小説の旗手・青山美智子氏が短い物語を綴った特別な作品集。読む人によっても、読むタイミングによっても、まったく違う景色を見せてくれる本書の中には、今のあなただけが受け取れる、何かのヒントが詰まっているかも。大切な人への贈り物にもぴったりな珠玉の一冊です。 【目次】●遠くて近い未来のあなたへ ●紡ぐ言葉 ●調和への試み ●雨の日に
  • 前田慶次郎と直江兼続
    -
    「天下御免の傾奇者」前田慶次郎と、「義と愛の将」直江兼続。かたや己が自由を貫き通した生粋の武辺者であり、かたや上杉謙信の“義”の心を受け継いだ越後の若き宰相だ。立場も性格もまったく異なる二人が互いに惹かれ合い、家康の天下掌握の野望を目前にして共闘がついに実現――。慶次郎の謎に包まれた前半生を追いつつ、戦後屈指の“莫逆の友”を生んだ運命の出会いを描く!

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  • 牧野富太郎・植物を友として生きる
    -
    朝ドラのモデルとして話題! 小学校中退→実家が破産→極貧→世界的植物学者波瀾万丈すぎる男の生涯とは――牧野富太郎は、NHK連続テレビ小説『らんまん』の主人公のモデルとなった人物。本書は、牧野富太郎の歩みをハイライトごとに描き、まるでドラマを見ているかのように、その波瀾万丈の生涯をたどることができる。多くの苦難を味わいながらも、「日本植物学の父」といわれるほどの学者となった牧野の生涯は、多くの人々に勇気を与えてくれるはず! (本文より)これからはじまる本編を読むと、周囲を気にせず、ただひたすら我が道を行く富太郎の姿に、ときには苛立ちを覚えるかもしれない。特に壽衛の苦労を思うと、彼に嫌悪感を抱く方がいてもおかしくはない。だが、同時に、羨ましくも思えるのではないだろうか。誰に何を言われても、どれほど疎まれても恨まれても、ときには大事な家族に無理を強いてでも――けっして自分を偽らず、寝食を忘れて好きな植物に熱中する富太郎を、心のどこかで羨ましいと感じるのではないだろうか。
  • 幕間のモノローグ
    3.7
    その“芝居”には、裏がある。巧妙にはりめぐらされた伏線を一行たりとも見逃すな。『教場』の著者が贈る、驚愕の連作短編ミステリ。顔を売りたいはずの「斬られ役」の俳優は、なぜカメラに背を向けて倒れたのか。俳優のマネージャーが「わざと」自動車事故に遭ったのはなぜか――。演劇学校の講師であり、ベテラン俳優でもある南雲草介は、ドラマや映画の撮影現場で起こるさまざまな事件やトラブルを鮮やかに解決していく。だが、演技に潜む「罪」を見抜く南雲にも、ある秘密が隠されていた。役者たちの「業」を描いた著者渾身の傑作ミステリ。
  • 幕間のモノローグ
    3.4
    1巻1,400円 (税込)
    名演技に潜む「罪」と「罰」――ドラマや映画の撮影中、舞台の演技中に起こるさまざまな事件やトラブルを鮮やかに解決するベテラン俳優の南雲。――そこにはある秘密が隠されていた。『教場』の著者が、芸能界に生きるものたちの“業”を描いた連作短編ミステリー。「辞めたい」という俳優に、自信を取り戻させた不思議な練習方法。「斬られ役」の俳優が、なぜかカメラに背を向けて倒れた理由とは。俳優のマネージャーが「わざと」自動車事故に遭ったのはなぜか。脚本家に「下手だ」と思われていた俳優を、なぜ南雲は主役に抜擢したのか。南雲の狙いは何だったのか。彼にはなぜ真実が見えたのか――。
  • マグネシウム文明論
    4.2
    石油は、環境問題も起こすし、残っている埋蔵量も少ない。では、次のエネルギー資源は何か?太陽光発電が注目されているが、太陽電池で日本のエネルギーをまかなおうとすると、国土の60%を覆う必要がある。気体で、爆発する危険性の高い水素は扱いづらく、水素社会が実現すれば地下が水素貯蔵タンクだらけになる。現在の電気自動車の多くはリチウムイオン電池を積んでいるが、これが普及すると、リチウム資源が不足する。この状況を突破する解こそ「マグネシウム循環社会」である。海水から淡水を取り出して利用し、残ったものに太陽光からつくったレーザーを当てることでマグネシウムを取り出し、燃料として利用する。使った後は、またレーザーを当てることで完全にリサイクル。温室効果ガスも出ない。『タイム』誌で2009年Heroes of the Environmentに選ばれた矢部教授が、二酸化炭素25%削減も実現する新技術を公開する。

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  • マザー・テレサ 愛と祈りをこめて
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「すべてを捨てて、貧しい人のためにはたらきなさい」ある時、神様の声を聞き、生涯を神への信仰と、恵まれない人びとの救済に捧げたマザー・テレサ。その生涯を、代表的な場面とマザーのメッセージとともにわかりやすく紹介します。「あなたにもすばらしいことができます。あなたも望まれて生まれてきた大切な人なのです」世界中から今もなお敬愛され続けている偉人を知る感動の伝記絵本です。マザー・テレサ(1910~1997年)は、わが子の幸せをひたすら願う母親のように、苦しむ人のために、どこへでも出かけて行きました。目の前のひとりひとりを大切な人として、愛と祈りをこめて奉仕しました。そして、亡くなってもなお、世界中の人々から「マザー(お母さん)」としたわれ、尊敬されています。きっと、今も天国から、私たちを見守り勇気づけてくださっているでしょう。――中井俊已
  • マシカクショートショート 開けてはいけない
    3.4
    1巻999円 (税込)
    新感覚ホラー短編集! 「開けてはいけない」ものに出会った15人のこわ~いお話をたっぷり収録。 ●「開かずの金庫」を無理やり開けた強盗が見たものは……『すべてを失う夜』 ●恋人とケンカ別れをした青年の耳に届いた音の正体は……『コ、コ、コン』 ●小学校でかくれんぼをしていた少女が見つけたその部屋は……『おいでおいで』 など、全15話。1話5分程度で読めるので、朝読にも最適です。 【目次】宅配便の荷物/まちがい/コ、コ、コン/マシカクパワー/すべてを失う夜/夢の中の白い箱/おいでおいで/心の扉/アンティークの箱/ホームボックス/倉庫小屋の洋ダンス/マシカク村/愛情弁当/箱職人/自分で決めるべきこと ■イラスト:谷川千佳
  • マシカクショートショート 呼んではいけない
    3.0
    1巻1,100円 (税込)
    新感覚ホラー短編集第2弾! 「呼んではいけない」ものにまつわる15のお話をたっぷり収録。 ●「死者の名を呼ぶな」村に伝わる禁忌が意味していたものとは……『呼び戻し』 ●恋愛の女神様を呼ぼうとしたのに……『ハート様』 ●耳元で謎の数字が聞こえるようになった少年の運命は……『カウントダウン』 など、全15話。1話5分程度で読めるので、朝読にも最適です。 【目次】ハート様/あの子/廃墟の夜/カウントダウン/声優デビュー/誰かがいる/死神からの電話/女の子だけの授業/出来心/中の人/泣き女が来る家/異世界への扉/呼び戻し/無言の結菜/HALU ■イラスト:谷川千佳
  • 魔性
    3.4
    この男に魅せられたら、もう逃げられない……。生真面目な父を持つ志穂子は、その反動からか仕事に恋に奔放な日々を送っていた。ある日、以前バンドのボーカルをしていて、今は不動産業を営む晃と出会う。この男は危険だと周囲の忠告を受けながらも、晃に惹かれていくことを止められない志穂子。しかし、晃は徐々にその正体を表し始める……。一人の女性が「魔性」を持つ男に絡め取られ、転落していく心理を鮮烈に描き出す、戦慄のサスペンス。
  • 魔女のいじわるラムネ
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 学校の帰り道、トモヤは後ろの席のワタルくんにされたいじわるを思い出して、イヤな気分です。ワタルくんは、授業中にトモヤのことをつっついてきたり、小さくて幼稚園の子みたいと笑ったりするのです。トモヤが公園にやってくると、「ラムネ屋」と書かれた屋台を見つけました。すると、屋台の魔女は、「イヤなことがあったようだね」と言い当てました。トモヤがワタルくんの話をすると、「いじわるラムネ」をすすめてきました。それは、されたいじわるを言いながらつくるラムネで、食べるといじわるをされた時のように悲しくてくやしい気持ちになると言うのです。トモヤは、ワタルくんのいじわるを思い出しながらラムネを5こつくりました。ラムネをつくり終わると、ちょうど公園の近くを通るワタルくんを見つけました。トモヤがワタルくんの後をついていくと……。第65回青少年読書感想文コンクールの課題図書『魔女ののろいアメ』の続編。
  • 魔女のうらないグミ
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 タケルは、弟のリュウタに大切なキーホルダーを失くされて怒っていました。タケルは、体も頭も熱いので、冷たいアイスを買いに出かけました。すると、「うらなっていかないかい?」と、小さな屋台を出している魔女に声をかけられました。タケルは、「うらなっても今日は悪いことしか出ないよ」と、リュウタのことを魔女に話しました。魔女は、1週間分のうらないが入ったグミの箱を取り出しました。弟の嫌いなものを7つ言って作ると、こわいことばかりが書かれた最悪なグミになると言うのです。タケルは、リュウタの嫌いなものを思い出しながらグミを完成させました。タケルは家に帰ると、リュウタにうらないグミをあげました。リュウタがグミを1つ選ぶと、ふたには「病院にいくよ」と書かれていました。するとママが、「予防注射をしに病院にいかないと」と言って、いやがるリュウタを連れていきました。次の日も、リュウタがうらないグミを選ぶと……。
  • 魔女のなみだのクッキー
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ある日曜日のこと。道のはしっこに、小さな屋台がひとつ出ていました。屋根には「クッキー屋」と書かれています。屋台をやっていたのは、「この町の人間たちを、なみだのクッキーで不幸にしよう」とたくらんでる魔女でした。そこへ、文句を言いながら女の子がやってきました。女の子はリコという名前で、「おばあちゃんはおかし屋さんを始めてから忙しくなって、リコの話を聞いてくれなくなった」と怒っています。そこで魔女は、「なみだのクッキー」を作るよう、リコにすすめました。「なみだのクッキー」は、クッキーにカラフルな粒をまぶして、怒りや悲しみなどの不幸な気持ちをこめて振るとできるクッキーです。そして、そのなみだのクッキーを食べると不幸な気持ちになり、なみだが出るというのです。おばあちゃんのことが嫌いなわけではないリコは、少しためらいますが、なみだのクッキーを作り、おばあちゃんに渡すためおかし屋さんに向かいました。
  • 魔女ののろいアメ
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日曜日、サキはお姉ちゃんが借りてきた本も一緒に図書館に返しに行くことになりました。お姉ちゃんは、遊びに出かけてしまったのです。図書館に行く途中、いつもはない「アメ屋」と書かれた屋台を見つけました。すると、屋台のおばあさんが、実は自分は魔女なんだと言いだしました。そして、魔女はとっておきの「のろいアメ」をサキに売ってくれると言うのです。のろいアメは、だれかさんの悪口を10個言いながらまぜてつくるアメ。それは、苦くてからくてすっぱくて、食べた人はひっくり返るくらいまずいアメになるそうです。サキは、魔女からのろいアメを買うことにしました。サキは、早速お姉ちゃんの悪口を言いながらのろいアメをまぜていきました。おねえちゃんの悪口は、20個でも30個でも言えそうです。「おねえちゃんは、いばりんぼう。それに、くいしんぼうでうそつき……」と、言っていると、だんだんアメが固くなってきました。ところが……。
  • 魔女みならいのキク
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 魔女みならいのキクは、町はずれにある家で妹のスミレとユリと一緒に、お師匠さんから魔法をならっています。妹たちはどんどん魔法が上手になっていくのに、キクはちっとも魔法が使えません。キクは、お師匠さんに頼まれたおつかいの途中で、お花屋さんの子ども、アイちゃんに出会いました。アイちゃんは、一緒にクッキーを作ろうとキクを誘います。お師匠さんから、人間と仲良くしてはいけないと言われていましたが、大好きなクッキーを食べたいキクは、アイちゃんの家へ行くことにしました。キクは、アイちゃんとクッキーを作り始めましたが、人間が作るお菓子は、材料をしっかりはかったり、入れる順番があったりと面倒なことばかりです。そして、キクが卵を落としそうになった時、あわてて指を向けると卵がキクの手元に戻ってきました。ついに魔法を使えるようになったのですが……。『魔女ののろいアメ』などでお菓子を売る魔女の幼少期を描いた物語。

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