ぼくのねこ ポー

ぼくのねこ ポー

1,200円 (税込)

6pt

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放課後クラブが終わった学校からの帰り道。白い家の近くでねこを見つけた。つれて帰りたいなと思ったけれど、お母さんは「だめ」っていうかもしれない。そのとき、ぽつっとぼくの首に雨があたった。雨がふりだしたら、ねこがびしょぬれになってしまうと思って、家につれて帰った。お母さんは「すてねこなら飼ってもいいけど」といって、ねこに心当たりがないか白い家の近くにたずねにいった。でも、誰もねこのことは知らなかった。ぼくは、ねこに「ポー」という名前をつけた。ぼくのクラスに森あつしくんという子が転校してきた。森くんと仲良くなって話していると、「家族は両親と妹と、それからねこ」といった。そして森くんは、「だけど、ねこがね、いなくなっちゃったんだよ」とつらそうな顔をした。ぼくはなんだかむねが急にドキドキしはじめた。「しんぱいだね」といったけど、どんなねこ? とは聞かなかった。どんなねこか、知りたくなかった……。少年の心の機微を丁寧な筆致で描いた幼年童話です。

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ぼくのねこ ポー のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すごくシンプルに話が進んでいきますが、自分の弱さをぐっとつかまれるような、思わず主人公と一緒に謝りたくなるような、ちゃんと大切な芯が通っている話だと思います。読みやすいけれど考えさせられる。素敵ですごい話だと思いました。

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    2025年読書感想文コンクールの課題図書。低学年向けの本に多い楽しいや面白いお話ではなく国語の教科書にありそうな主人公の心の動きや気持ちの変化が読み取れるお話。
    他の方も感想に書かれていましたが、自分中心の世界から家族や友達、先生など他への興味、他者との関わりを通して相手の気持ちを考えるようになる年

    0
    2025年10月27日

    Posted by ブクログ

    2025年度 読書感想文課題図書 低学年
    つうがくろのとちゅうにネコがいた。なんどもいた。あめがふってきたのにそこにいる。かえるところがないのかな。つれてかえって、おかあさんにはこにはいってすてられていたとうそをついた。かってもいいって!おなじころ、てんこうせいがきたんだよ。ひっこしのときにネコがに

    0
    2025年06月23日

    Posted by ブクログ

    2025年低学年課題図書。ねこをめぐって、友達の気持ちを想像することを考えさせるお話。どの子も共感しやすいと思う。

    0
    2025年04月16日

    Posted by ブクログ

    この本、とても良かったです。幼い頃に大切にできる動物に出会えること、その感性が生まれること、備わっていることは、他に代わりきかない幸せだと思います。
    見つけて自分の猫にしたポーは、転校してきたクラスメイトの猫のトムかもしれない。
    主人公の男の子の心の揺れ動きが伝わってきます。

    松成真理子さんのやわ

    0
    2025年08月17日

    Posted by ブクログ

    漢字 小学校低学年レベル
    フリガナ あり(全ての漢字に)
    文字の大きさ 大
    長さ 中くらい(79ページ)文字大きめ
    出版年 2024年
    内容 近所で拾って買い始めた猫が、転校生の森君の「いなくなった」飼い猫ではないかと気づいた主人公が、葛藤しつつも、猫を返すまでの物語。2025年読書感想文コンクール

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

    小学生低学年向け児童書
    教科書に載っていそうな物語
    小学生の正直な気持ちが表れていて切なくなる
    世の中の子どもたちには自分の気持ちではなく友達や猫の気持ちを考えられる人になってほしい

    0
    2025年06月06日

    Posted by ブクログ

    とおるが拾ったねこ。ポーと名付けたけど、もしかしたら転校生の森くんのねこかもしれない。でも返したくない…
    返さないといけないとわかっていても返したくない気持ちが、すごく伝わってきて、こっちも胸がキュッとなったよ。

    0
    2025年05月24日

    Posted by ブクログ

    「ぼくは どうして いままで、トムの 気もちを かんがえなかったんだろう。」
    自分の気持ち、お友だちの気持ち、猫の気持ち。
    自分の選択は正しいことなのか、そうじゃないことなのかわからなくなる時がある。
    どんな選択も100%良い、なんてことはないような気がする。
    でも迷った時は、「自分の大切な人にとっ

    0
    2025年04月13日

    Posted by ブクログ

    ぼくが猫を自分で飼いたい気持ちと友達の猫かもしれないという不安が描かれている作品。自分の経験にもあるような、経験と重ねて読みやすい。
    厚い本だが文字も少なく、大人なら5分ほどで読める。

    0
    2025年07月24日

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