無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
ベストセラー『ぼくらの七日間戦争』の著者が、本当の戦争体験を子どもたちに向けて語り、戦争の愚かさ、悲惨さを伝えます。終戦から来年で70年。戦争体験者のほとんどが、70代後半から80代以上となり、子どもたちの親や祖父母の多くが戦争を知りません。「ぼくらシリーズ」が子どもたちに人気の宗田先生は今年86歳。8歳のとき父が亡くなり、祖父に引き取られたため、中高時代を戦時下の愛知県三河ですごしました。学徒勤労動員で学校に行かず鉄工所で働いたこと、広島と長崎の原爆投下のはざまで起こった中高生450名以上が犠牲になった豊川海軍工廠付近への空襲、戦争末期で救助も来ず2000人以上が亡くなった三河の大地震、空腹とダニやノミ・シラミとの闘い、マンガのような「タコツボ特攻作戦」や「吹き矢作戦」を真面目に練習したこと、B29の機銃掃射……。当時、中高生だった宗田先生が語り継ぐ、戦時下の切ない青春と本当の戦争体験記です。
...続きを読むPosted by ブクログ 2017年04月25日
「ぼくらの」シリーズで有名な宗田理の戦争体験や取材したもの。昭和20年1月にあった三河の大地震や、2度の原爆投下の間にあった豊川の大空襲については、この本で初めて知った。
「ある復員学徒の恋」には、思わず涙が流れそうだった。「おわりに」の自殺する者はいなかった、どうやって生きるか真剣に考えた、必死に...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年02月12日
「ぼくらの」シリーズでおなじみの宗田理の著書。
豊橋工廠での太平洋戦争時の学徒動員の様子が描かれている。(著者の実体験とは異なる)
中学生向けに書かれているので読みやすい。想像力はたくましくない方がいい。
あのころは生きるのに懸命で、誰も自ら死のうなんて思わなかった。そんな旨の一文が印象的だった...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年08月26日
字が大きく、文書も読みやすいのであまり本を読まない中学生でも大丈夫。
書いてある内容は良いのだけど、ちょっと薄い。書いたというより、語ったことをまとめた本のように感じる。
豊川海軍工廠の話はやたら「~だそうだ」と伝聞形が多く不思議だったのだが、巻末に体験ではなく、「取材等から構成したもの」とあり納得...続きを読む
Posted by ブクログ 2017年09月29日
戦争ものの本を立て続けに読んでいるが、10代の若者に読んでもらうには好書。さすが物語のプロだけあって、きちんと伝えなければならないツボは押さえているし、語り口も一人称で呼びかけるなど、読みやすい。
戦時中、中学生が勤労動員される理不尽、実際に空襲・爆撃される恐怖、焼夷弾で焼け出される中を逃げ回る様子...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年10月16日
昭和3年、1928年生まれの筆者や筆者と同じ、太平洋戦争を体験した人達の実体験などが書かれている物語だった。
筆者はまだ太平洋戦争中は学生だった。その学生の間の出来事などがかかれている。
他の太平洋戦争体験記には載っていないことや、新たに知ったことなどもたくさんあり勉強になった。
本文から、知らな...続きを読む
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。