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ボタンちゃんは、丸いお顔の女の子です。ボタンちゃんはアンナちゃんのブラウスの一番上にとまっています。ボタンちゃんの仲良しは、なんといってもボタンホールちゃんでしょう。ふたりはいつも一緒です。ところがある日、大変なことがおこりました。ボタンちゃんをとめていた糸が切れてしまい、ボタンちゃんは転がりおちてしまいました。ボタンちゃんは、子どもべやのゆかをすすんでいきます。やがてたどりついたのは、おもちゃ箱のうらがわです。するとどこからか小さな泣き声がきこえてきました。泣いていたのはガラガラです。「アンナちゃんはもう、ぼくのことなどわすれてしまったのでしょうか」というので、ボタンちゃんはガラガラをなぐさめてあげました。ふたたびボタンちゃんがころがっていくと、今度はよだれかけにあいました。『博士の愛した数式』などで人気の小川洋子初の絵本。ボタンちゃんと忘れられた「思い出たち」との心温まる物語。
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Posted by ブクログ
低学年の課題図書を見ていたら、小川洋子さんの絵本が!小川洋子さんの小説が好きだけど、知らなかった…初の絵本。
ということで、娘のためにというより自分のために即買いした絵本。
娘に読んで聞かせてたら、最後の方でウルウルきてしまい、あやうく泣きながら読むところだった。
小川洋子さんらしいストーリー。
忘れ去られたもの、見捨てられたもの、収集、なんだか物悲しい気持ち、そういうモチーフ。
うまーくまとめられている。
そして、ちょっとした正直さ、冷静なユーモア(“ほんの少し忘れていました” )
子供が読むのと、母親になって読むのと感想が変わってくるだろう。
子供が大きくなるまで保管しておきたい。親になった子供はまた多くの感想を得るはず。
岡田千晶さんの柔らかい絵が物語に合ってる。悲しそうな顔は胸にズキッとくるぐらいの表情をしている。
Posted by ブクログ
平積みの課題図書を見ていて見つけました。今年の小学1,2年生の課題図書です。
あの、小川洋子さんが絵本を?!
「妊娠カレンダー」しか読んだことありませんが、妊婦の姉に対する、妹の毒を隠し持った視点に驚愕したのを思い出しました。
そんな人が絵本・・・!
興味本位で開いてみると・・・。
引き込まれました。やはり、独特の視点。
忘れ去られた、幼いころの持ち物たち。でも、それらがあったからこそ、成長したその子がいる。そして、いつか今の持ち物もその子の成長とともに過去のものとなる。寂しさもあるけれど、でも、忘れ去られることこそ誇り。
記憶にすら残らない時代との訣別。忘れられたものたちが集い、人知れずその子の成長を祈り続ける。
ファンタジーの中に、人やこの世との関係性の移ろいの真理を感じました。
私の中では、「忘れ去られたもの=この世からいなくなった人たち」に読めちゃいました。
そして、話の雰囲気を高める、岡田千晶さんの絵が、また気に入りました。
大人の絵本でもあると思いました。
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