cazumixさんのレビュー一覧
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こっこれは。。
何つ〜甘さでしょうか、個人史上確実に5位入りしそうです(笑)初読み作家さんでしたが文体が美しいですね、華族時代とゆーノスタルジックな背景なんかも手伝って作品自体とっても上品な印象。不憫な出自の稀とミチルですが事はまあまあ都合良く進んでオチは分かってましたよ、でもね〜読みたかった(笑)生まれ落ちた時より罪の子だと精神的に虐げられてきた稀のたった一つの希望のように無垢なミチル、どんだけ健気なんだよーこんにゃろうってツッコミもしましたが(笑)この「この世界に2人だけ」的な空気感も、ウン、たまにはイイなぁって思います。さて、実際はショタではないし私もその趣味ありませんが、ミチルのショタっぽさにイケナイ
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あれあれあれ〜?
「5人の王」が劇的な秀作!で恵庭さんラブになり本作にも過剰な期待をもって挑んでみたら、おや?と拍子抜けするほど超ドタバタなコメディ。こちらもある意味でファンタジックです。。いるか、こんな大学生(笑)天然超えの鈍さのピヨ(若干イラっとくる)とルックスはイケてるのに恋するヘタレな乙メンの荒瀬、個人の趣向と被らず萌えどころ探しましたが残念ながらピントが合わないまま終わってしまいました。何だろう、コメディじゃなく単にバカっぽい?(すいません!)「5人の王」みたいな壮大な世界観ではないので仕方ないにしてもハラハラ感がなく、あちらはあんなにキラッキラとした魅力的なメンズ揃いだったのに本作は人物像も個々に凡
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地味にやられました(笑)
「街の灯」より断然良かった!(あっちの小難しい名前がどーもねェ、、って感じだったけど本作のは馴染みある名前で良かった。笑)「発展性のない」蚕の飼育と体の「欠け」を修復する仕事の同性愛との対比みたいのが世知辛くも面白く、全く恋になんて発展しそーになかった築と新だったのにスルスルっと恋愛に落ちちゃう展開に、さすが一穂さんっと毎度同じ科白吐かされました(笑)無機質通り越して乾き物みたいな築ですが温度低いヤツだな〜と思ってたら中盤の新のための凄一大猿芝居(?)には胸が痛熱くなりました、恋しい誰かの本当の幸せのために出来る最善。。ほんと地味に泣かされますよ、本作。良い意味で新の気の抜けた大らかさと築の物
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キたな。
「誰にもヒミツ」の最終話の続編、強面純情男子が主人公ってゆー一風変わったオモシロ設定ですがこれは不意打ちで心を打たれましたね。千明はある意味孤独に育ったにも拘らずその心のピュアさに眩しさを感じつつ癒やされましたぁ。若月ちゃんも嫌味のない天然さんでも案外芯があって故に好感が持てるし木林ちゃんの物慣れてカワイ子ぶった仮面の下は実は不器用だったりサバけてるのが良い味出てる。この作家さんはキャラがそれぞれに確立してるのと行動発言の深層心理的なものがちゃんと練られてて違和感なく読み進められるからアッと言う間に引き込まれますね。2巻完結ですがもーちょい引き延ばしても良かったんじゃないかなぁ、いや絶対もっと
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あはははは
これはイイ、いやウケ狙いのコメディって訳ではなんだけど優雨の二面性が凄すぎて笑う。実際こんな小悪魔みたいな計算高い人(しかも腹黒くないってゆー)いたらドン引きですよ(笑)なんか登場人物が皆愛らしい、当て馬ですらね。そんななんだかんだ上手くいくかい!とツッコミ入れたら終わりなんですが、まあ少女女性コミで許せる範疇。幼馴染でイトコで一緒に育って恋をしてってゆー関係の一途さもベタなファンタジーですが微笑ましくてイイです。いちいち赤面し合いすぎでこそばゆいけどイラっとこない程度の微妙なさじ加減は、むむう、上手いです。ここまでこれほど強く真っ直ぐに想われる立場(無論イケメンから限定。笑)は全女子の大なり
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んーちょっとめんどくさい?
「うなじ〜」がまあまあ気に入ったのと高橋さんの扉絵効果で即購入、、も読破まで数日を要しました。読んでてのめり込めず惰性で何とか読み終えた感が強い。ナツ之さんの文体は結構好きです、思ったこと思いつくまま書き連ねた様が逆に詩的だったりして。んーでもね、誠二にしろ桑原にしろ今一つキラリンとした魅力がなかったおかげでこのCPがどーなるか興味が湧かなかった。だいたい社会的にとか実力的にとか「肩が並ぶ」ことが優先だとしても恋仲になったのに何も告げず修業に出ようとか意味がわからない、ただのプライドなのが単に浅慮なのか。再会もその後関係が修復されるまでも微妙で無感動だったし、もっとドラマあるんじゃない?と勿体
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「この夜〜」でゾクっとくる色っぽい表情を描く作家さんだな〜と思いつつ続作読むことなく本作でしたが、雰囲気がやっぱいいですね。幼馴染に焦がれられ自分の気持ちに気づくとゆーまあありがちな展開ではあったものの短いなかにも佑大の葛藤や凛太郎の悶々とした日々がうまく収められてて、Hも露骨に濃ゆいって訳じゃないのに描写が絶妙な塩梅。うん読み応えあって良かった。那智が不思議ちゃん?で今一つピントのズレてる感じが三角関係なのにコミカルに見せてくれてそこも良かったんじゃないかな。あと佑大の同僚くん、終わり間際に登場で波乱を予感させるだけに「えーここで終わりか!」と悲しくなった(笑)
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レビューチェックしたのになぁ。
仄暗い兄弟禁忌モノ〜、で割と評判良さそうってことで期待し過ぎましたかね。色々矛盾と言うか解せない点が多くてビミョーと言うか違和感が残っちゃいました。貴也、ただの節操なし?快楽に弱すぎる?意思が弱い自己中?(笑)な彼にただ引っ張り回された感じ。兄としてしっかりしなきゃ!でもぉあー大貴の体たまんない!みたいな(笑)散々イカンイカンと言いつつも結果恋人になっちゃったりあんまりにもブレブレで途中から冷めた。大貴も捨てられたときもぉちょい根性見せてくれればねぇ、あまりに普通に素直で無力。元サヤも貴也の血迷いがなければ実現しなかっただろーし、、ねぇ。他所でもレビュー高かったんだけどスイマセン若干期待外れ。
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ほのぼの〜。
いやぁ、律イイ子だぁ!不器用で傷つきやすいくせに恋愛体質、幼少期のトラウマでか父親からの無償の愛情に似たものをどこかで求めてて、なのに安易に手を出す(出される?)から散々な経験ばかり。そんな律が出会った佐々原は大切なものを失うのが怖い半分「あっちの世界」にいってるちょっと危ない浮世離れ人。過去に訳ありで臆病とも言える2人がきっかけは体からだったものの徐々に惹かれてしまいすかっりハマっちゃう。いつの間にか自然に恋しちゃってて、葛藤があって落ち込んだり取り乱したり嘘っぽい大事件(笑)はなく淡々と進むんですが丁重な心理描写と展開にグイグイ引っ張られ先が気になってあれよあれよと読むのが止められなかった
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微妙。。
結構好きです、成瀬さん。が異世界モフ系はたまに微妙。。本作も萌え切れず。冴えない清夏の家系への葛藤やコンプレックスの描写があまりなかったり成瀬さん作品にありがちですが異世界へ飛んだ際の受け入れがやたら呆気なかったりで全体的に薄い印象。リセイが清夏に惹かれる心情も読み取れなかったし、本編中ほぼ虎だったのでコミュが図れてなかったのもあんまり頂けないかな。作ったお話の流れだけ読んだような、キャラの心理が今ひとつ伝わってこなかったので移入もなく再読もなさそう。。成瀬さんくらいの作家さんならもうちょっと捻りあるお話で標準では?、、とゆーことで辛いですが☆2です。
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ゆっくりと穏やかに
タイトルズバリなお話です。杉原さんらしいと言っていいかな?華美な設定や奇抜なキャラ個性はないのですがお話の中で「ちゃんと生きてて」つい引き込まれますね。しかし12年てね、時間かかるにも程があるわ!と1人ツッコミ入りました。BLに多い設定な気がする、この無駄にロングランな片恋的な(笑)お話自体は優しく時に切なくもあり良かったかな。ただね水森がキツイと言われてるほどキツくい訳でなく割と単に色々無関心なんじゃない?とか、矢萩が見目良く受けがいい猥談好き(?)と謳うわりに印象は気の弱いヘタレだったりとキャラに若干違和感が残ったので総評は☆3で。
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ははははっ
やっすいません、しかしながら笑える設定。やり過ぎちゃった感がどうにも拭えなかった本作ですが、まあここまでくればファンタジーとして成り立ってるのかも?と逆に納得してみたり(笑)ハリウッドスターとカリスマホストて、、もお胡散臭過ぎですよね。でずっと敬遠してたのについうっかり読んじゃいまして。超絶良い男祭りとしては大変良かったんですけど、お話としては薄っぺらーでしたかね。ホモファビアぽかった京があっさり男に手篭めにされちゃうこととか過去の割と普通じゃない出来事(義弟とチュッチュとかね)をスッポリ忘れてたりとか、都合良くおかしいダロー的な、ね。あと蒼一がもっと傲岸不遜なドSってゆーテンプレキャラならも
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派手さはなくとも
ジワリと沁み入ってくるお話、さすが一穂さんという感じですかね。毎度世界観も地味そうでいてしかししっかり作り上げられてて「わあ〜」って思います。が、何でしょうね、最近ちょっと飽きてしまった(汗)やたら淡々としてたり巧妙だったりって部分に。「降ったら〜」が衝撃の初読みでしたが、以降数十冊やっぱり似てるとゆーかほぼ間違いなくキャラの存在感が薄い印象でしばらくすると忘れちゃうとゆーか。。本作の草も麦も名前はインパクト大でしたが色は限りなく半透明、、イマイチ移入出来ずでした。反して焦らされた上で結ばれる件は萌え、草が可愛いかった、こーゆーとこやっぱり上手いですよね。全体的に物凄く好きだったわけじゃないけ
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夢が詰まってる〜♪
も〜めちゃくちゃ少女マンガです、いい意味で!多くの女子の好むであろう「モテモテくんが普通ぽい女の子と恋仲になる」「冴えないちゃんが彼氏や友達の助力を得て成長してく」テンプレ的な作品とも言えますが場面の描き出しが上手で読んでてキュキュ〜ンときますね。モテキング大和が実はちょっとヘタレだったり、ハブられっ子だっためいが実は芯が強かったりってゆー「いそう」な設定も身近に感じられるし好感が持てる。めいの「ですます口調」で語り入られると若干薄ら寒いですが(笑)それ差っ引いても恋愛に友情に日々の生活に一生懸命でイイ作品だな〜と思います、うん好きです。めいもめっきり女の子らしくなってきてますます可愛い。残念
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きゅるん
としてますね、ニーナ(笑)年中メソメソして鈍臭い子なのに何でどーしてやたら可愛い!この上なく純真だからかな、嘘くさいレベルなのに不思議(笑)古閑くんはさ、Sなのか?ちょっと察しが良く好きな子はイジメ構いたいってゆー大人と子供が同居したよーな男の子って感じ。両想いになるまでが確かにヤマではあるんですが、このお話の素晴らしいところは2人の絆が深まってく様を丁寧に見せてくれるところ。ニーナの心理描写に説得力があってつい引きずられるからギュとかキスだけなのに私まで満ち足りた気分にしてもらえるよーな、ね。いや〜高校生っていーわぁ(笑)この世界観離れたくないな〜!。。と思ってたらアララついに完結しちゃいま
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読ませ、られます。
筆力ある作家さんによるミステリー、翻訳家さんの腕も良いんだと思いますがしっかり食い付かされました。フェアゲームよりスリリングさは低い気もしますが('アイツ'が黒いと早い段階で判明するので)、欧米人ならではと言っていいのか男としての矜恃を持ってる強めなキャラとか描写はさほどもないけど濃い甘さの気配がイイ。記憶喪失で始まるお話、独特の不透明さと未練たらしいピーターの乙女思考(笑)にもどかしくもあるんですが予想通りでも意外でも結果楽しめる展開でした。グリフィンの不遜なキレ者具合がいいな〜。確かに終わり方は、広げた荷物を慌てて片した感はありますが、構成がしっかりしてる分読み終えてし
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ん〜あれぇ?
ちょっと気になりつつ迷っていた一作、25%オフを機に購入も、、あ浅い。。ご都合主義云々は今更言及しませんが愛香が好きで大切で告れず終いだったってゆー過去部分が端折られてて簡単にくっついちゃって拍子抜け、くっつく前のヤキモキの描写あればもっと良かったんじゃないかな〜。ラブラブで波乱もなく、ってことでキュンもなし。絵は確かに可愛っぽいけど、これと言うセールスポイントなし(すいません)。聞くところによると続編は陽介の過去女が登場するとのこと、こんなに愛香ラブなのに(一途なイケメンがそれこそ売りでしょ?)そりゃないぜって感じかなので私はここまでで失礼します。。
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15年前。。
の作品の加筆修正らしーですが特に違和感もなく、茅島氏の独特な間合いと感性が「彼」じゃなくとも愛おしく感じられますね。社会的地位や富があり見目麗しくおよそ凡人が憧れる全てを持ち得てるのに天涯孤独で世慣れしていないせいで恋愛がままならない。単純に不器用と言うだけでなく恐ろしく純真なところが堪らなく可愛い氏。先にコミック読んでたんですが「彼」は結構なSですね〜コミックから受けた印象との間にギャップがありました。がこれはこれで悪くないです、特に意地悪に責め立てる褥シーンがね(笑)。結局「彼」は読者には名無しとゆー不思議な設定でしたが何故かすんなり受け入れえあれる。遠野さんの筆力は圧倒ですねぇ。
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噂の。。
大変今更ですがやっと読んでみました。皆さん絶賛されるのも納得の世界観、すごく不思議で面白くファンタジーとして秀逸。ただBL作品として、少年漫画的な絵柄と手書きの書き込みがねぇ〜すいません、ちょっとキツイ。雑とゆーか読み辛い。せっかく面白い内容なのに半減で残念。ただし乗りかけた船?続きは気になるので無論続編出れば追いますが。。と現在8巻まで追ってますが、絵さらに悪化してませんか?発売レベルなかと疑問を感じる、見分けもつけにくい(汗)。内容は今までの布石やら伏線の回収に入ってきたのかな、色んな繋がりやら思惑が交差してきて見えてくる部分もあったりで「なるほど」、益々盛り上がりそうです。が、如何せん絵