あらすじ
覚醒する飛信隊!! 黒羊戦の鍵と成る 一進一退の攻防を見せる黒羊の戦い。飛信隊の渾身の進撃で戦は激化し、桓騎の眼が怪しく光り出す…。一方、趙将・紀彗は奮迅の働きを見せるも、趙軍総大将・慶舎が予期せぬ行動に…!! 黒羊中を激熱が包む!!
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舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
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Posted by ブクログ
この巻は、村人に助けられた羌瘣のエピソードと離眼の哀しい歴史、慶舎vs桓騎軍、そして慶舎の首を狙う飛信隊・・・といった感じの話でした。
とりあえず羌瘣が飛信隊に無事合流できてよかった。
でも、離眼のエピソードを知ってしまうと敵方とはいえ、憎めないというか、離眼をまもろうとする紀彗や劉冬をつい応援したくなりそうです。
本編はこんな感じでしたが、この巻は巻末のマンガが面白い。温泉を見つけた飛信隊メンバー。ゲスキャラと化した信の顔が何とも言えん。そして女子2人、強い!
可能性
桓騎と信の可能性が出た話かなと思います。
桓騎は李牧と同じポテンシャルを秘めてる可能性がこの43巻で示唆されてるし、信は王騎のような大将軍になれる可能性を秘めてるのが示唆されてると思います。
Posted by ブクログ
なんというかインパクトある場面がいくつもある巻。
3日目を棒に振ったように見せる桓騎(確かにウケる)。それもあって慶舎を討ち取る寸前まで行くんですけど。
いい人すぎる紀彗さま助けに登場とか。
慶舎を討ち取るのは今しかないととんでもないことを言う信とか。
普通じゃない攻め方をする一方、普通行かないだろと思わせる行動をする慶舎を見てびっくりしましたね。1日ぐらいでじれの限界とかありえねえだろうと。
そして飛信隊をエサにする桓騎……相変わらずひどいですねー。でも全然怒る気がしないのはやっぱすごい奴だからか。
紀彗さまがいい人すぎて戦うのがアレな気がする。こんないい人倒していいんだろうかと。どう見ても秦軍のほうが悪者……。