あらすじ
離脱と新加入。 ついに決着した秦魏戦。名将・廉頗が突きつけた「史上最強の大将軍」への条件に対して信は!? 羌カイの旅立ちを見送り、新体制となった新生飛信隊。今、さらなる武功へ突き進む刻──!!
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舞台は中国・春秋戦国時代。戦乱の世を終わらせ、中国を統一するという目的を掲げる政(後の始皇帝)と、低い身分でありながらも、大将軍になるという野望を胸に邁進する信の物語。
主人公が己の才覚のみを駆使し、底辺からのし上がっていくという、成長ドラマ的な面白さはもちろん、本作の一番の魅力は、個性的すぎる登場人物にあります。まず、どの人物もみんな「濃い」! 勧善懲悪などありえない戦乱の世だからこそ、誰もが己の信じる道を目指そうとします。熱い魂を秘めているという意味では、敵も味方もみな同じ。徹底して「人間」を描いているからこそ、彼らの生や死がリアルな実感を伴って胸に迫ります。
また、迫力ある戦闘シーンや、ピンチからの逆転劇など、単純にわくわくするシーンも盛りだくさん。テレビ番組「アメトーーク!」の「キングダム芸人」でも取り上げられ、ますます熱い盛り上がりを見せる。
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Posted by ブクログ
キングダムを勧めてくれた上司に「頂点に立つ人はこういう人なんだなぁ」という話をしたところ、
「実力をつけてステップアップしていくことで見えてくる景色が変わるし、これまで見えなかったものが見えてくる」という話をされました。
この巻であらためて、信は少しずつ見えてくる景色が変わってきたように見えてきました。作画もだんだん成長した感じがわかるように描かれていますね。
「中華統一には軍のチカラと王のチカラの両方が必要」なんてことが言えるのは信の成長の証ですね。
飛信隊の軍師についに貂ちゃんがデビュー♪貂ちゃん好きだから再登場はめっちゃウレシイ。
趙の李牧がついに動き出した。続きは?
Posted by ブクログ
対魏戦の論功行賞。信は輪虎を倒した褒美として、正式に千人将に任命される。戦が終わり、廉頗(れんぱ)が魏を追われることになる。かつての大将軍が表舞台から去っていくのは寂しい限り。
一方、羌瘣(きょうかい)が去った後の飛信隊は、戦術面が大幅に弱体化したことにより連戦連敗。そこへ蒙恬(もうてん)の協力により、軍師が差し向けられる。そして現れるのは……。
ごり押しの正面突破戦術ばかりでなく、軍師の登場で戦に幅が生まれ、深みが増す。
Posted by ブクログ
廉頗に中華統一と言われた時
既に政とその話をしている信は強いなと思う。
報告で信の名を聞いた政がどれほど嬉しかったか。
羌瘣をみんなで見送るシーンが短いながら泣ける。
羌瘣がいなくなって単純な戦力減だけでなく
参謀がいなくなってしまったのが厳しすぎるし
千人将だからこそ大人数で作戦も無しに動けない
というのは当然だと思う。
しかし千人将に任命するだけしてその辺りのことは
上の人はなにもしてくれないのだな。
蒙恬が気にかけてくれて良かった。
ここでの貂の登場は嬉しい。
少し予定より早いと言っていたしそうなのだろうが
良い機会だったとも思うし、全く知らない人より
貂であることは信にとっては信頼できる筈。
折角の軍師の登場なのに歓迎しないムードなのが
なんだかなぁと思ったが、しっかり力を見せたし
女で知らない軍師である彼女を受け入れてくれる隊のみんなの性格が好きだ。
王賁は冷たい態度ではあるものの
蒙恬と信と三人で揃っていると、未来を感じてワクワクする。
もたもたしてると俺らの代で終わらない、という台詞が良い。